ブリイは興奮してぴょんぴょん飛び跳ねた。彼女の胸が勝手放題に揺れまくる。ビリーは、やれやれと頭を振るだけ。ブリイはとても無邪気に振舞っていたが、ビリーは、ひょっとして彼女は、男たちの視線を感じて自分がしていることを知っているのではないかと思った。
ブリイは早速、球を並べる木枠を手にし、一方のビリーはカウンターに行って、テーブル使用料を払い、ビリヤードの球を受け取った。すぐさま球を木枠にセットするブリイ。
ブリイはビリーほど上手ではないが、ビリーに教えられて、そこそこの腕前は持っている。ビリーは、ブリイとエイト・ボールをするときには、ハンデとして2回、打ち球をポケットに入れてしまうことにしていた。それに加えて、ブレイクショットは彼が打ち、その際にボールがポケットに落ちたら、それはブリイの得点になることにしていた。ブレイクショットの後の最初のショットは、常にブリイが行う。このようなルールで行うおかげで、ブリイの勝つ回数と負ける回数がトントンになるようになっていた。
プレーを始めてすぐに、ビリーは、ブリイが「それに見合ったことをしてあげる」と言った意味を理解した。彼女は、ショットのたびに、身体を見せびらかすように颯爽とテーブルの周りを歩き、ショットのたびに、ビリヤード台の端から身体を伸ばして、そのセクシーな肢体を見せ付けたのだった。前屈みになった時の、丸みを帯びたキュートなお尻に目をやるべきか、はたまた、たわわに揺れる胸に目をやるべきか、ビリーは目のやり場に迷うほど。
だが、どこを見るべきか困っていた男はビリーだけではなかった。数名の常連客たちも、ブリイの行動に目を向けていたのである。もしブリイが、他の男立ちも見ているのに気づいていたら、きっと彼女は恥ずかしさに身を縮ませていたことだろう。
案の定、ブリイに焦らされ、ビリーはゲームに負けてしまった。ブリイの打った球が8番ボールをポケットに落としたのを見て、ブリイは喜び、またもや、ぴょんぴょんと飛び跳ね、胸を揺らした。