ロイドもダイアンもスティーブを見るだけで、テレビの方には目もくれなかった。しかし、聞き間違いようがないよがり声、うめき声、そして湿っぽい啜るような音がスピーカーから聞こえてくると同時に、二人の顔に驚愕の表情が浮かび始めた。二人ともテレビ画面に目をやると同時に、ショックのあまり、口をあんぐりと開けた。
「一服つける? キム?」
画面に映っていない人物が問いかけた。明らかに若い女の子の声だ。テレビ画面の中、ロイドとダイアンの18歳になる娘が勃起したペニスを口から出して、返事した。カメラがズームアウトし、キムの隣に立っている娘の姿を映した。キムは嬉しそうにその娘を見上げ、うんと頷いた。
「でも、その前に私のあそこにキスをして」
娘はそう言い、キンバリーは従順にその命令に従った。裸の娘の股間を熱心に舐め始める。長時間、それは続いた。名も知らない娘は、キムが充分に従順さを示したと満足すると、彼女の前に手鏡を差し出した。その鏡には、すでに白い粉が3本、きれいに並べられていた。キンバリーはストローをもらい、1列の半分まで、片方の鼻に吸い込んだ。それから素早く鼻を変え、列の残りを吸い取った。そして、仰向けに横たわり、陶酔感に浸った。
だが次に、キムの前に男が現れ、立ったまま、勃起で横たわるキムの頬をぴたんぴたんと叩いた。キムは反射的にその勃起の根元を握り、自分の口に向けた。そして、一気にひと飲みでほぼ全長を口の中に入れ、すぐさま頭を振り始め、男を喜ばせる。
しばらくして、巨体の黒人がゆっくりと彼女の後ろについた。その男は、最初の男にキムが奉仕する様子を見ながら自分でペニスをしごいており、すでに勃起していた。キムは後ろに男が来たのに気づき、身体を起こして膝立ちの姿勢になり、尻を振って男を誘った。黒人は、早速、膝をつき、2、3回姿勢を調節した後、挿入を始めた。キムはしゃぶっていたペニスを吐き出し、頭を後ろにひねって、しかめつらをして黒人を睨んだ。
「バカ! TJ。そこをやるんだったたら、充分、潤滑をつけてくれなきゃダメって知ってるでしょ!! 私の場合、お尻の穴がきついから、最初から乾いたちんぽはムリなのよ・・・ほら!・・・そこにKYのチューブがあるはずよ・・・最初にそれを使って・・・じゃなきゃ、もう2度とお尻はさせないから!」
キムは黒人に荒々しい声で文句を言い、黒人は従順にそれに従った。彼は、隣のテーブルから潤滑ゼリーを取り、それをキムの肛門に注意深く念入りに塗りこんだ。カメラマンはぐるりと回りながら位置を変え、アナルセックスの様子が捉えられるよう、キムの後ろ側に回りこんだ。
黒人のペニスは際立って大きいと言うわけではなかったが、キムのアヌスは小さいのは事実だった。亀頭が入り口のリング状の筋肉の門をくぐるにはかなり時間が掛かった。だが、そこを過ぎると、スムースに出し入れができるようになっていた。アヌスへのピストン運動が始まると、キムは中断していたフェラチオを再開した。
スティーブの向かい側のカウチから聞こえてくる泣き声が、ビデオから流れてくるセックスやフェラチオの音を上回るほど大きくなってきた。スティーブはリモコンをテレビとビデオに向け、その両方のスイッチを切った。急に静かになる。聞こえるのはダイアンのすすり泣く声だけになった。