僕はすでに彼女の脚の間に身体を割り入れていた。両腕を脚の下に入れ、肩の上に乗せた。顔を上げて、この状況下、できる限り、何気ない顔をしてディアドラを見る。
「どこに行くべきじゃないって?」
「どこだか知ってるくせに。さっき愛し合ったばかりでしょ!」
「それで? 何か問題でも?」
僕は、その気になれば、本当に何食わぬ顔になれることができる。その間にも、彼女の太腿の内側に指を優しく這わせていた。彼女のあそこの部分に触れないようにして、その周囲を優しく撫で回す。ディーディは腰を動かしているようだった。まるで、あそこが僕の指を捜し求めているような動き。
ディアドラは、感じてきているのか、目をつむった。まるで苦痛を感じているような、苦しそうな顔をしている。そして、再び、目を開いた。
「アンドリュー! そこには、誰も来たことがないの!」 険しい顔をして僕を見ている。
僕は、堪えようにも、どうしてもにんまりと笑みを浮かべてしまった。
「ということは、ある意味、バージンだということなんだね。少なくとも、それに関しては」
「ええ、他にも、バージンのままでいようと決めていたことが、たくさんあるわ」
ディアドラは、今は微笑んでいた。僕の口が向かっている方向に関して、もはや、彼女は咎めていないと分かった。ディアドラは、ベッドでは、遊び心がある女性だった。情欲は豊かである。でも、そういう情欲の極みの最中でも、彼女は楽しむ気持ちを忘れない。
僕は、彼女の太腿にキスをした。舌が、あの驚くほど柔らかい肌に触れた瞬間、ディアドラは身体を震わせた。舌をゆっくりと彼女の中心部に向けて進めていく。
あそこの唇に優しく息を吹きかけた。赤く濡れて、ぷっくりと膨れている。舌を伸ばして、陰唇に沿って舌先を這わせた。
ふと、ディアドラが僕のことを見ているのに気がついた。陰唇を舐める僕のことを、じっと見つめている。
僕は肩を上げて、彼女の腰を少しだけ持ち上げた。この形になれば、彼女のあそこに口で愛撫すると同時に、彼女の顔を見続けることができる。唇で陰唇の一方を捉え、舐めたり、吸い込んだり、優しく噛んだりした。そうしながら、彼女の瞳を見つめた。二人とも、瞳に淫らな表情を浮かべながら、見つめあう。
「う、ううぅーん・・・」
ディアドラは、うめき声を上げ始めた。腰が前後に動き、円を描くようにくねりだしている。彼女自身が、局部を僕の口に当たるよう動かしているようだった。
僕は舌を彼女の中、奥へと滑り込ませた。すると、「ああーッ」と悲鳴が彼女の唇から漏れる。
僕は舌を指に置き換えた。ディアドラの肉筒の内壁を指で探る。唇では陰唇を咥え、吸った。そして、さらにクリトリスへと向かった。彼女の興奮を高めたかった。そして、高まった興奮状態のままでいて欲しいと思った。