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窮地に落ちたブリイ (8) 

ビリーがジョーンズに訊いた。

「妻のこと、傷つけたりしないよう注意してくれるか?」

「俺は、自分の持ち物は大事にする主義だ」

「いつ、彼女を帰してくれる?」

「あんたの奥さんを返すなんて、一度も言ってねえぜ」

ビリーは怒りを爆発させ、ジョーンズに突進した。しかし、ジョーンズに掴みかかる前に、この店の者が二人出てきて、その巨体の腕でビリーを捉え、押さえつけた。ビリーは激しくもがいたが、体の大きさが違いすぎる。

ジョーンズが続けた。

「まあ、俺もリーズナブルな男だ。お前の奥さんが、俺の指示にためらうことなく従って、俺を喜ばせてくれたら、月曜の朝には返してやってもいいぞ。それに、お前もおとなしくしているなら、今夜、俺がお祝いに開くパーティに出るのも許可してやろう」

ビリーは暴れるのをやめた。だが、巨体の二人の男は、彼の両隣に立ったままだった。何かしようとしたら、即座に押さえつけられるのだろうとビリーは悟った。

「それでいいんだよ。それじゃあ、ちょっとお楽しみの時間にするか」

ジョーンズはそう言って、ブリイの方を向いた。「名前は何て言うんだ?」

ブリイはかすれた声で応えた。「ブリイ」

ジョーンズは笑顔で続けた。「良い名前だな。さて、ブリイ。あんたは、俺が言うことを何でもしなくちゃいけねえのは分かっているよな?」

ブリイは頷いた。

「よろしい。じゃあ、まずは、その金を俺によこしてもらおうか」

ブリイは言われた通りに、金を渡した。

「次に、あんたの身体をじっくり見せてもらうことにするか。立ち上がって、ゆっくり、回って見せてくれるか」

ブリイは、ゆっくりとスツールから降りた。どんなことが自分を待ち構えているのか、不安でならない。ジョーンズは、くるりと回るよう、手で指示して見せた。ブリイは、かなりぎこちない動きで、その指示に応じた。ジョーンズは、途中で、遮った。

「そんなんじゃダメだな」 

ジョーンズは店の者に音楽を鳴らすように言い、それから、またブリイに顔を向けた。

「俺たちにダンスを踊って見せてくれるか?」

部屋に音楽が流れると、ジョーンズはダンスを踊るよう、身振りで示した。

「セクシーに踊ってくれよ、ブリイ」

ブリイは、恥ずかしそうな顔をして、ためらった。

「おい、ブリイ。俺を怒らせたいとは思わないだろう? えぇ?」

ブリイは頭を縦に振り、ゆっくりと身体を揺らし始めた。

「踊りながら、両腕を上に持ち上げてくれるか?」

指示の通りにして踊ると、結果として、胸を前に押し出す姿勢になっていた。ジョーンズはブリイの後ろへと歩るいた。次の瞬間、ブリイが気づくよりも前に、ジョーンズは彼女のトップを捲り上げ、頭から脱がしたのだった。

男たちがいっせいに口笛を吹き、歓声を上げた。ブリイの可愛い赤のレース・ブラが姿を見せたからである。

ジョーンズは両手をブリイの腰にあて。それから、その手を上へと滑らせた。手のひらをお椀の形にして、ブリイの乳房を持ち上げる。わざとタプタプと揺すり、男たちに、ブリイの胸がどれだけ大きいか、どれだけ重量感があるかを見せ付けた。

ジョーンズは、顔をブリイの美しい髪の毛に埋もれさせ、細く女性的な首筋にキスを始めた。ブリイは、この男にまとわりつかれるのを嫌悪していたものの、男の愛撫を受け、乳首が勃起してくるのを感じた。

[2008/10/01] 本家掲載済み作品 | トラックバック(-) | CM(0)

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