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無垢の人質 第3章 (6) 

だが、イサベラは、レオンがもたらす肉体の刺激に、あまりにも無力だった。自分の意思に反して、身体が勝手に動く。繰り返し、繰り返し、腰を上下に揺らし続け、レオンの太棹へと腰を落としては、また次の打ち降ろしをするために腰を浮かせる。

「い、いやぁぁ・・・」

レオンに、非規則に揺れ歪む乳房をいじられ、彼女は弱々しい泣き声をあげた。彼の両手は執拗で、困惑するイサベラをよそに、柔らかな肉丘を自在に揉み続け、こねくり続けた。

身体を上下させるイサベラを見ながら、レオンが呟いた。片手を彼女の乳房から腹部へと降ろし、へそのまわりを撫でる。

「じきに、お前の腹は、わしの一物のおかげで、ぷっくり膨らむことになるだろう。そして、それにより、わしの計画がすべて順調に進むことになるのだ」

その言葉に、イサベラは恐れおののき、レオンのペニスを根元まで咥え込んだまま、凍りついたように動きを止めた。

「計画って?」

恐怖が彼女の全身を襲う。

レオンは、我が物を愛でるように手のひらでイサベラの腹部を触れながら、射抜くような鋭い目で彼女を見上げた。

「わしの赤子でお前の腹を膨らませ、その知らせをお前の父親の耳に知らせるつもりなのだよ。お前の父親に、名誉を重んずる心がどれだけあるかは知らぬが、名前を汚されたくないと思うなら、あいつはお前を探し出そうとするだろう。そして、お前の父親が、この半年間、隠れ続けてきた岩穴から這い出たとき、わしは、あいつを殺すのだ。じっくり、時間をかけてな」

イサベラは、レオンがからかって言っているのか判断がつかなかった。レオンは、自分の下、悠然と構えながら、口元を邪悪そうな笑みで歪めながら、ゆったりと腰を動かし、結合を楽しんでいる。その目は、イサベラの瞳を見据えていた。イサベラが、彼の言葉に集中しようとしつつも、脳内を淫欲に支配され、瞳が妖しく輝きだすのを観察しているようだった。イサベラ自身は動きを止めていたが、レオンは巧みに腰を使い、彼女の内部をかき回し続けた。

「一体、父が何をしたと?!・・・こんな・・・こんな邪悪なことを私にする気になるとは! 私のことすら、よく知らぬくせに!」

イサベラは声を荒げて、叫び、レオンから逃れようとした。だが、深ぶかとくさびを打ち込まれたまま、その上でもがき、脱がれようと、身をくねらせることで、皮肉にも、結合の快感が強度を増してしまい、イサベラの状況を悪くすることにしかならなかった。

やがて、イサベラの声音に色がつき始め、理性を失いそうになっていく・・・

「きゃッ!」

突然、くさびを引き抜かれ、身体をひっくり返され、イサベラは鋭い悲鳴をあげた。レオンの身体も素早く反転する。そして、巨体の身体を丸ごと彼女の体の上に落とすようにして、レオンはイサベラに覆いかぶさった。大きな圧迫感に、イサベラの肺から空気が押し出される。何が起きたのか、イサベラが理解した時には、すでにレオンは彼女の脚を大きく割り広げ、強烈な力で剛棒を突き刺していた。

「いや・・・ッ!」

レオンは、早速、激しく、力がこもった抜き差しを行った。ズシリ、ズシリと重量感のある打ち込みを行う。毎回、イサベラの最深部までえぐり、反動で睾丸が彼女の尻肉をビタビタと叩いた。一突きごとに、イサベラの身体は後ろへと押されていく。

イサベラの両手は後ろに拘束されたままで、レオンと彼女自身の体重で押しつぶされていたが、レオンがその痛みを思いやることはなかった。イサベラは、苦痛とも快楽ともつかぬうめき声を上げ、顔を歪ませ、身をよじるほかできない。

レオンがイサベラの耳に顔を寄せ、低い声で唸った。

「お前の父親は、わしの父を殺したのだ・・・それに、お前は間違っている。わしは、お前自身より、お前のことを分かっているのだよ。・・・お前が、わしに、その幼いが敏感な乳房を触られ快感を感じていたことを。それに、お前の小さな身体は、なかなか、わしの剛棒を受け入れられなかったものの、一旦、わしが、お前に出し入れを始めたら、お前は身を捩り、悶え、快楽に打ち震えていたではないか。処女の女陰であったにもかかわらず・・・お前は男を喜ばす情婦になるようにできているのだよ。生まれつきの淫婦なのだ」

レオンは、重なり合う二人の体の間に手を割りいれ、結合部分へと滑らせた。そして、濡れきった陰唇の中、女に悦びをもたらす小さな突起を見つけた。レオンは抜き差しを続けながら、その突起を指で擦りたてた。

「いや! 違うわ!」

打ち込まれながらも、必死でレオンの言葉を否定する。だが、イサベラの肉体は、もはや、彼女の精神の手助けをすることを拒んでいた。絶頂に差し掛かり、ぷるぷると震え始めている。レオンに説明しなければと、頭では思っているのに・・・

「いや、違わない。お前にはわしを拒めないのだ。拒みたくても、できないのだ、身体がな。さあ、お前のご主人様のために、絶頂に達した姿を見せるがよい」

「・・・んーッ! う、うっ、うっ・・・・」

声にならない絶頂の声をあげ、イサベラは達した。その強烈な快感の荒波に、彼女の思考は洗い流されてしまっていた。

それでもレオンは、彼女の身体をがっちりと押さえたまま、依然として、ズンズンと高圧的な打ち込みを続けていた。イサベラの快感をさらに強烈なレベルへと、ほとんど耐えられないほどのレベルへと、強引に引き上げていく。

[2008/10/21] 本家掲載済み作品 | トラックバック(-) | CM(0)

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