トレーシーは僕の左の乳首をつねった。
「バカね、大丈夫。マークは出張で、金曜まで帰らないわ。さあ、私にキスして。夫のことは気にしないで」
トレーシーは再び僕にキスを始めた。長くキスを続けた後、彼女は再び僕の上にまたがった。今回のトレーシーは、先の時のように、あそこの筋肉を使って僕のペニスを締め付けることはしなかった。おかげで僕は前より長く持続することができた。それに今回は、僕がいきそうになると、彼女は動きを止めてくれた。腰の動きを止め、その代わりに胸を差し出し、僕に乳首を吸わせた。
トレーシーは何回かオルガスムに達した後、僕に再び彼女の中に射精させた。その後、また前と同じく、彼女は、僕が彼女のあそこをきれいにするよう、僕の顔の上に腰を降ろした。トレーシーは、この行為を本当に楽しんでいるようだった。僕の口で、さらにもう2回、絶頂に達していた。そしてようやく体を離す。僕の唇にキスをし、「良い夢を」と言って部屋から出て行ったのだった。
トレーシーが出て行った後、僕は一度、起きてシャワーを浴び、新しいサテンのブリーフに履き変え、ベッドに戻った。滑らかなサテンの寝具に包まれながら、僕はさっきの出来事のことを振り返った。それから何分もせずに僕は眠りに落ちたが、夢はすべてトレーシーのことと、彼女との素晴らしいセックスのことだけだった。
翌朝、6時半、目覚まし時計に起こされた。目覚ましがなかったら、寝過ごしていたかもしれない。前の夜は、結局、5時間くらいしか寝られなかった。眠気が覚めない僕は、もう一度、シャワーを浴びた方が良いと思った。
シャワーを浴び、体を拭き、髪にブラシをかけた後、シルクのシャツを着た。これは僕の制服の一部になっている。次にズボンを履いた。ズボンが、トレーシーが買ったときと異なっていることに気がついた。素材がカーキではなく、ポリエステルが配合されたものに変わっていた。履くと、シャツと同じくシルクのような肌触りがしていた。靴も変わっていた。前より、細くなっており、わずかに踵が高くなっていた。それを履くと、自分の身長が伸びたような感覚になった。
着替えを済ました後、僕はキッチンに入った。料理担当のマリアがいて、僕たちは互いに自己紹介をし合った。マリアは僕にフルーツの盛り合わせを乗せたトレーを手渡し、テーブルについて食べるようにと言った。
正直、僕は、朝食にはフルーツ以上の何か他のものも欲しかったが、マリアによると、ミス・トレーシーは毎朝、それを食べているし、ミス・トレーシーは僕にも同じものを食べるように求めているとこのことだった。これが、トレーシーがあれだけ細身でい続けているわけかと僕は思った。朝食を食べた後、僕はマリアからトレーを受け取り、それを持ってトレーシーの寝室に向かった。
彼女の寝室は僕の部屋より3倍は広かった。壁面がガラスなので、いっそう広く見える。ベッドも普通のキングサイズより大きかった。もっと言えば、キングサイズ・ベッドの2倍はあるベッドだった。壁際には、巨大な液晶テレビとステレオ装置があった。ドレッサーの類の衣装入れはどこにもなかったし、衣類を入れておく場所も見当たらなかった。
トレーシーはベッドの中、体を起こしていた。ローブの前がはだけていて、彼女の素晴らしい裸体が見えていた。僕が彼女の裸の部分に目を奪われているのを見たトレーシーは、優しい笑みを浮かべた。
「おはよう、スティーブン」
「おはようございます、ミス・トレーシー。今朝のご気分はいかがですか?」 僕も彼女と同じような優しい笑みを浮かべ、返した。