ちんぽの先端が行き止まりに着いたのを感じた。ずっぷり奥まで埋め込んでいる。先生に覆いかぶさりながら、熟れた白肌の感触を堪能する。うっすら汗をかいている。ゆっくり前後に腰を動かし始めると、先生は何かに取り憑かれたように俺の口を吸い始めた。
その口を振り払って、先生の首筋にキスをしていく。舌を尖らせ、首筋をなぞりながら、出し入れを続けた。熟れきった肉筒に包まれる快感がたまらない。
口が耳のところに来た時、舌で耳たぶを弾いた後、耳穴に舌先を滑り込ませた。その穴を舌で繰り返しほじる。それから、小さな声で囁いた。
「俺が、イってよいと言うまで、イクなよ。さもないと、後でお仕置きするからな」
先生は、低く唸るような声をあげ、俺の首に唇を当てた。首のところに強く吸い付いたり、歯を立てて、軽く噛み付いているのを感じた。
俺は出し入れのテンポを速めた。先生の柔肉の上、俺の腰が上下に跳ねる。俺の首に噛み付いていた先生の口が、また、俺の口に戻ってきた。舌を口の中に差しこんでくる。口をつなげ合わせた状態になったので、先生が上げるヨガリ声が俺の胸の中で響いているような感じになった。
呼吸がどんどん荒くなり、俺の腰使いに合わせて、先生自身が腰をぐるぐる回し始めていた。
「まだ、イクんじゃねえぞ」
もう一度、言うと、今度は泣き声に近い声を上げ始めた。オルガスムに近づいているのだろう。いきそうになるのを必死で堪えているのが分かる。
俺は、先生の両脚を肩に担いだまま、片腕を階段について、体を支えていた。上半身を丸めるようにして、顔を先生のおっぱいへと下げていく。舌と唇を使って、片方のおっぱいの乳輪をなぞりながら、さらにピストン運動のテンポを速めた。固く勃起した乳首を舌でこね回し、弾く。
先生は声を出すまいと、必死に堪え、ハアハアと短い息づかいになっていた。開いている片手で、柔乳をむんずと握り潰した。それを受けて、またも腹の底から唸り声を上げる先生。
突然、グラフ先生は、喘ぎながら声を出し始めた。
「ああ、もうダメ、ダメ、ダメ、ダメ・・・いや、いや、いや、いや・・・」 何度も繰り返す。
「・・・ああ! お願い、いかせて!」 夫を起こさないようにとできるだけ小さい声にしようとはしているのだろうが、とうとう、先生は叫び声を上げて訴えた。
「まだダメだ!・・・俺をご主人様と呼ぶまでは・・・」
「お、お願いぃぃぃぃ!!」
腰を俺に向かってぐいぐい突き上げてくる。
「ああぁぁぁぁ!!」
そう叫んだかと思ったら、自制できなくなったように、体をぶるぶる震わせ、うねうねと捩り始めた。両腕できつく俺にしがみつき、またも俺の口で自分の口を塞ごうとする。合わさった口の中、快楽に咽ぶよがり泣きと叫び声が轟き、俺の体の中に響き渡った。絶頂に達しているのだろう。それでも打ち込みを続けていると、女陰の肉壁がきゅうきゅう収縮し、俺のちんぽをつたのように締め付けてきた。
何十秒かした後、どうやら先生はまた落ち着き始めたようだった。顔を離すと、二人の唾液が互いの唇をつないでいるのが見えた。
だが、その時、俺はあることに気がついた。旦那のいびき声が聞こえなくなっていることだった。