彼女は頭を上下に動かし、どんどん奥へと飲み込み、そして、一旦、口から出した。舌を使って魔法のような舌使いをする。僕は、喘ぐだけだった。腰が、自分の意思を持っているかのように、勝手に動いて、ディアドラが顔を突き出す動きにタイミングを合わせて、彼女の口を突き上げていた。
僕は午前中ずっと勃起したままだったのだ。どうしても解放されたかった。うっとりとして目を閉じてしまいそうになる。理性が失われていくのを感じた。いまや腰がうねるように回転していて、彼女の顔をぐいぐい押している。息づかいが荒くなっている。
ディアドラは、依然として、僕の目を見つめ続けていた。睾丸のあたりがキリキリと緊張してくる。ペニスが膨張するのを感じる。
ディアドラは、何が起きようとしているか察知できていたみたいだった。突然、彼女の瞳がきらりと輝いた。彼女が、このスイッチを入れると、僕は彼女の瞳から発せられる光線に目を眩ませられる。そこまでが我慢の限界だった。
射精が始まった。次々と彼女の口の中に発射される。両手が勝手に彼女の頭を捉え、がっちりと押さえて動かしていた。一滴も漏らすまいと、すごい吸引力で吸われ、僕は白目を剥いて失神しそうになった。射精が終わり、力尽きた僕は、がっくりと椅子にもたれかかった。その間もディアドラは、柔らかくなっていく僕のペニスを優しく舐め続けていた。
彼女の口の中に射精してしまったのだが、前もって彼女とこのようにするとこを話し合ったわけではないことを言っておくべきだろう。本当は、訊いておくべきだったと思う。いや、本当は、真の紳士なら、その瞬間は外に引き抜くはずだ。
でも僕は紳士であるが、同時にシステム・アナリストでもある。あの瞬間、外に出したとしたら、あたり一面にザーメンを振りまいてしまったかもしれない。さらに、ディアドラが着ている高級なビジネス服にも掛けてしまったかもしれない。だから、関係者全員にとって最も良い選択肢は、彼女の口の中に出してしまうことだったのである。これは僕個人の考えで、それを言ってるだけに過ぎないけれど。
ようやく回復し、目を開け、ディアドラを見ると、彼女はまだ、柔らかくなった僕のペニスを口に含んでいた。彼女は、依然として、僕の目を見つめていた。それから、ゆっくりと、ほとんど、名残惜しそうな様子で、顔を後ろに引き、僕のペニスを出した。
彼女は、僕が見ているのを確かめると、口をぱっくり開いて見せた。中は真っ白で、淵まで一杯になっているのが見えた。その後、彼女は口を閉じ、ごくりと飲み込んだ。
ああ、何てことを! これは、僕の人生で目にしてきた中で、最もセクシーなものの一つと言える。
僕は彼女を抱え上げ、両腕で抱きしめ、キスをした。ほとんど動物的と言ってよいような情熱に任せたキスをした。彼女の口の中、僕自身の味がした。
ディアドラはキスを解いて言った。
「こう言っても信じてくれないと思うけど、私、まだ、お腹がすいているの。ランチに行かない?」
こういう言葉に、何と返事したらよいのだろう。僕たちは、もう一度、ゆったりと長いキスをし、その後、サンドイッチを食べに角の店へと飛び出した。