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デス・バイ・ファッキング 第4章 (8) 

口であそこを愛し続けながら、指を1本挿入し、抜き差しの動きを始めた。ディアドラは、僕の顔に向かって腰を突き上げ始めた。喘ぎ声も連続して出し続け、またも、新しく理性が麻痺するようなオーガズムに向かってロケットのように高く舞い上がり始めているのだろう。

でも、僕は別のことを考えていた。分かってくれているとは思うが、僕は別に残酷な性格の人間ではない。だが、僕には、どうしても知りたいことがあった。ディアドラが僕について、どう感じているのか、それがどうしても知りたい。彼女は、僕にたいする感情をなかなか話そうとしてくれない。だから、ちょっとだけ、誘引となる刺激を与えたら、彼女から返事を引き出せるかも知れないと思ったのだ。

ディアドラがオーガズムに近づいているのを見極め、僕はちょっとだけ攻撃の手を緩めた。オーガズムのふちには保ちつつも、そこを超えることはできない程度に、彼女の興奮を静める。それを何度か繰り返した。毎回、ディアドラをクライマックスのギリギリまで追い詰めつつも、毎回、最後まで達することは許さなかった。彼女は次第に狂乱状態になっていった。

あそこに情熱的にキスをし、クリトリスを舌でねぶった後、頭を上げた。指は相変わらず出し入れを続けていた。

「ディ・ディ? ディ・ディ? どうしても、訊きたいことがあるんだ」

ディアドラはかっと目を見開いた。困惑してるようだった。「何? 何? 何を知りたいの?」

「ディ・ディ? 君が僕をどう思っているか、どうしても知りたい。僕は、何だか、いつも一人っきりでいるような感じがしているんだ。どうして、僕についてどう感じているか教えてくれないの?」

ディアドラは頭を振った。「ダメ。それは訊かないで、お願い。ごめんなさい。でも、訊いて欲しくないの」

もう2、3回、クリトリスを舐めて、彼女の興奮を高めた。それから2本目の指も中に滑り込ませた。もう一方の手をお尻の方に回し、1本の指で、彼女の別の穴を優しく撫でた。

「いいだろう? ディ・ディ。僕に話してくれるだけで良いんだよ。そうしたら、いかせてあげるから」

「ああ、アンドリュー、どうして、そんなひどいことができるの? ああ、ひどい。ああ、お願い。本当に! アンドリュー、お願い!」

僕は、少し後ろめたい気持ちになっていた。しかし、僕にとって、こんなことができる女性は初めてでもあったのだ。つまり、オーガズムを求めておねだりさせること。そんなことができた相手はディアドラが初めてだ。女性にいかせて下さいとねだられること。これは、嬉しいことだと知った。

「ディ・ディ。ディ・ディ。僕のことをどう感じているの?」

もう一度、舌を使い、クリトリスをこねるようにして舐めた。気が狂いそうな状態にまでは舞い上がらせるが、決して、絶頂にまでは行かないような程度の刺激。

ディアドラは、もう耐え切れなくなったらしい。

「いいわ、分かったわ、ひどい人! 認めるわ。あなたのこと愛してるの。私自身を愛するより、あなたのことを愛してる。今も、これからも愛してる。愛してるのよ!」

口を使っていかせる気には、どうしてもなれなかった。代わりに、彼女の体を両腕で抱きしめ、彼女の中に入った。どうしても入らなければいられない気持ちだった。僕たちは互いに愛し合っているのだ。どうしてもセックスをしなければいられない。

ペニスを挿入すると、ディアドラはオーガズムに達したことを告げる叫び声を上げた。僕は激しく抜き差しの動きを続けた。僕自身のクライマックスも驚くほど急速に近づいているのを感じた。そして、再び、僕は彼女の中に溢れんばかりに精を放ち、再び、彼女は僕のものだと明確に主張を伝えた。誰のものでもない、僕のものなのだ。それまでの僕の人生で最も幸せな瞬間だった。


[2009/04/28] 本家掲載済み作品 | トラックバック(-) | CM(0)

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