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バースデイ・プレゼント 2 (2) 


「できないよ。理由は2つ。第一に、一日中、勃起させたままじゃ、仕事にならない。第二に、誰かに見つかってしまったら、厄介なことになってしまう」

「勃起の方は2、3分で収まるんじゃない? それに誰もパンティ・ラインには気づかないわ。ビキニのブリーフを履いている男性もたくさんいるし。それに・・・」 妻は、パンティに包まれた僕の勃起をセクシーに擦り始めた。 「それに、そのまま履いていってくれたら、あなたが家に帰ってきたとき、それに見合ったことをしてあげるから」

「本当に、僕に女の子の服装をさせることにハマッてるんだね? 違うかい?」

「うふふ。分からないわ。半分くらい、かな。・・・さあ、もう仕事に行ったほうがいいわね」

職場では一日中、勃起が続いていた。股間に擦れるシルク・パンティの肌触りのせいだった。それに、一度、ファイルを取り出すために屈みこんだとき、僕の秘書が小さく咳払いするのを聞いた。元に立ち上がって彼女を見たら、彼女は僕のお尻のところを見ていた。彼女はとても美人である。その時も、僕はペニスが固くなり始めるのを感じたし、彼女がかすかに笑みを浮かべたのを見て、顔に血が登ってくるのを感じた。僕はぶつぶつ何事か呟いて、ファイルの引き出しを蹴っ飛ばして閉め、自分のオフィスに戻った。彼女が僕のオフィスに入ってきたときには、僕は狼狽しながらただ座っているだけだった。

「そろそろ、退社しようと思うのですが、帰る前に、何か仕事がありますでしょうか?」 また彼女がかすかに微笑んだような気がした。

「いや。僕ももうすぐ帰ろうと思っていたところだ」できるだけ普通に振舞おうと必死だった。もっとも彼女がこのようなことを訊くこと自体、普通はなかったことだった。

「本当ですか?」 また、笑みをほのめかす。

「ああ。大丈夫だ。良い夕べを!」

「ええ、ビックさんも、面白い夕べを!」 彼女はそう言ってオフィスから出て行った。

彼女が出て行った後になって、初めて、彼女が「良い夕べ」と言わずに「面白い夕べ」と言ったことに気がついた。そのほのめかしにまたも顔が赤くなった。彼女は僕が着ている下着に気がついた可能性が高いのだ、そんな僕のことをダシにして少し面白がって見ていたに違いないと思った。まあいいさ。ただのジョークだと言えばいいのだから。それに、あれだけの美人の彼女だから、多少からかわれても僕には気にならなかった。彼女がああいった笑みを僕に見せるのは、今日が初めてだったわけでもないし、おそらく、これからも何回かあるだろう。家に向けて車を走らせながら、僕は胸騒ぎがやまなかった。妻は、一体どんなことを考えているんだろう。「見合ったことをしてあげるから」と言っていた妻の言葉を思い返していた。

彼女の側から

シャワーを浴びながら、私は、昨夜の私たちのプレーについて思い返していた。2人の性生活をもっと豊かなものに変えることができるかもしれない。その可能性に思いを馳せていた。これまで、私たち夫婦は、それぞれの役割に関してかなり伝統的な考え方に則って振舞ってきたし、それでいつも2人とも互いに楽しんできた。セックスは、とても素晴らしいときもあれば、かなりありきたりで習慣的なもので終わるときもあった。だが、昨夜のセックスは、これまでのとは違うものだったのは確かだった。私たち夫婦が、あのように、普通のことから外れたことを試してみたのは、昨夜が初めてだったのである。それに、私はとても刺激的だと感じたし、彼もそう感じたのは間違いないと思う。

シャワーから出て体の濡れを拭き取った。脚をタオルで拭きながら、あそこが疼くのを感じた。それからピンクのパンティを履いた。朝、夫に履かせたのとよく似たパンティ。夫には、あのパンティは、かなりきついと分かっている。だから、かなりの可能性で、日中、かなり頻繁に夫はパンティを履いていることを自覚せずにはいられないはず。日中、夫にパンティを履かせるという考えは、昨日の夜、私たちの愛の営みのことを熟考して思いついたことだった。良いアイデアだと思った。あの下着は、一日中、夫を性的に興奮させ続けるし、彼は私のことを思い続けることになるはずだから。

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