2ntブログ



ポルノ・クイーンの誕生 第7章 (4) 


午前3時になった頃、私はヘレンに言った。

「あなたはどうか分からないけど、私、もう帰ろうと思うの。眠たくなっちゃって」

「そうね。私も横になりたいわ。さあ、もう帰りましょう」

ヘレンはそう言って立ち上がり、ビルの手を取った。私も立ち上がって、ビルのもう一方の手を握った。

車は運転席と助手席が別々のシートになっているので、誰か一人は後ろに座らなければならなかった。ビルは、ヘレンがタイト・ドレスの姿なので、自分が後ろに乗り込む方が楽だと察して、自分から後部座席に乗り込んだ。

ヘレンの家に向かって車を走らせると、ビルが言った。

「僕をオフィスのところで降ろしてくれると嬉しいんだけど、いいかなあ? 車をそこに置いてあるんだ」

「ええ、いいわ。でも、最初にヘレンのところに行くわよ。行く途中にあるから」 正確には、これは事実ではなかったけれど、私は、そう思えるように道を選んで走った。

ヘレンの家に着くと、彼女は、「二人ともちょっと家に寄っていって? コーヒーを入れるから」と言った。

「オーケー。じゃあ、ヘレンとビルとで先に行ってて。私、トランクからちょっと荷物を取ってから、行くから」

車から降りながらそう言った。ヘレンは、私が家に戻らないときに備えて、いつも寝泊りの用意を車に置いているのを知っていた。

家に入ると、すでにヘレンとビルは、立ったまま熱っぽくディープ・キスをしていた。へレンがコーヒーを入れるふりをしようとしたり、ベッドに入って寝ようと思っていなかったのは、あきらか。

私は寝泊り用のバッグを玄関脇に置いて、ビルとヘレンのそばに寄った。ヘレンは、私が来たのに気づくと、ビルから唇を離して、私の方を向いた。今度は私とへレンがキスをする。私は口を大きく開いて、彼女と舌を絡めた。どちらかと言うと、見ているビルを楽しませるためのキス。

ひとしきりレスビアン風のキスをして見せた後、私は顔を離し、ヘレンに後ろを見せた。ヘレンは私のドレスのチャックを降ろしていく。チャックが最後まで降ろされたのを受けて、肩をすぼめた。ドレスがするすると体を滑り降りて、足元に落ちた。床に落ちたドレスから踏み出し、今度はヘレンの方を向いて彼女のドレスのチャックを降ろした。何秒か後に、彼女のドレスも床に落ちていた。その後、ヘレンと二人でビルに注意を向ける。

ヘレンは彼のシャツのボタンを外し、私は袖口のボタンを外した。あっという間に、シャツはビルから剥ぎ取られ、椅子に掛けられた。

ビルの上半身を裸にすると、ヘレンは早速、彼の前に立ってキスを始めた。最初は唇に、その後は徐々に体を下げながら胸板にキスをしていた。私は彼の後ろの周り、後ろから両手を伸ばしてズボンのベルトを外した。

ズボンを下げた後、床に跪いて靴を脱がせてあげた。ビルは、靴がなくなったおかげで、簡単にズボンから離れられた。私は、それを見届けた後、今度は白いコットンのブリーフを脱がせた。

ビルのお尻はうっすらと体毛で覆われていた。こういうお尻にはあまり慣れていなかったけれど、私は気にせず、左右の尻頬にキスを始めた。それから唇を這わせながら徐々に上へあがり、やがて私の唇は彼の肩にキスをしていた。ビルは私よりかなり背が高いので、私にはそこまでしか届かない。

彼の背中にチュッチュッとキスを繰り返した後、今度は前に回り、ヘレンの背中と首筋にキスを始めた。それと同時に彼女のブラジャーのホックを外し、床に落とした。するとヘレンも私の方を向いて、私の唇にキスをし、同時に私のブラも外して、床に放り投げた。私とヘレンはキスをしたまま、ゆっくりと体を沈めて、ビルの前、床に膝をついた。

ヘレンと私は、膝をついて半立ちの姿のまま、ビルの方を向いた。彼のペニスが真ん前に来ていて、ピンと立って私たちを向いていた。

前に想像したとおり、本当に素敵なペニスだった。長さは20センチ以上あるし、太さは6センチ以上。その亀頭は、とても美しい形をしていて、見たところ、今にも爆発しそうに膨張している。それにとても濃い体毛で、ごわごわの茶色の陰毛が股間から陰嚢にかけてを覆っていた。鈴口からはプレカムが溢れそうになっていて、ビルが興奮していることを仄めかしていた。

でも、彼が本当のところどれだけ興奮していたのかは、私には、ペニスに手を触れるまで分からなかった。勃起した美しいペニスに私が手を添えた瞬間、ビルは低いうなり声をあげ、射精を始めたのだった。湯気がのぼるほど熱い、白いロープが5本、連続して噴出してくる。大半はヘレンの顔に降り注いだけれど、私の乳房にも何滴か落ちた。

可哀想なビル。でも、その顔に浮かんだ表情はとても得がたいものだった。がっかりした表情と同時に、恥ずかしそうな表情も浮かんでいる。その顔はすぐに赤く染まった。

「二人とも、ごめん。自分でも何が起きたか分からないんだ」

「私には分かるわよ、ビル」

私はそう言いながら、彼のペニスをゆっくり擦り続けた。

「あなたは、私たち二人に、とても興奮していたので、出しちゃっただけ。でも、気にしないで。ヘレンも私も、これを使える状態に保つことにかけてはとても上手なの」

そう言って私は彼の亀頭を口に含んだ。


[2009/07/31] 本家掲載済み作品 | トラックバック(-) | CM(0)

コメントの投稿















管理者にだけ表示を許可する