2ntブログ



無垢の人質 第5章 (7) 


「いやあぁぁっ、お願い!」 

イサベラは、レオンが挿入したまま動かずにいるのを感じた。挿入されたままの長大な一物は、中でびくんびくんと脈動を繰り返し、それにより、彼女の狭い肉壁がめりめりと引き裂かれるのではないかと感じる。巨大な睾丸が、クリトリスから恥丘にかけて、重たく押し当てられている。

「いや、『いい』だ、イサベラ。わしはお前がそう言うのを聞きたいのだよ。まあ、すぐにわしに請い求めるようにはなるだろうが・・・」

レオンは出し入れの動きを始めた。分身の先端から根元までの全長を使って、深々と、ストロークを行う。イサベラは、突き入れられるたびに、体をわなわなと震わせ、息を喘がせ、声をあげた。

「お願い・・・」 

乱れた息遣いに混じって、やっとの思いでつぶやく。しかし、心は抵抗しつつも、裏切り者の肉体はレオンの動きに反応を始め、彼女の肉筒には潤滑の湿り気が間断なく集まってくるのだった。

左右の腰をがっちりと捕らえられた。固定された彼女の蜂腰に力強い抜き差しが繰り返される。それはまるで、繰り返し打ち据えながら、彼女の体を徐々に二つに引き裂こうとしているように感じられた。下半身を打ちつけながら、割り込み、左右に引き裂いていこうとしているかのように。

片方の手が体の前方に滑り込み、彼女の小ぶりの乳房を握った。柔乳を握りつぶさんばかりの荒々しさに、イサベラは悲痛な声を上げた。だが、それにより、イサベラの乳首は、まるでその乱暴な扱いを奨励しているかのように、硬く勃起していく。

「お前のような分際で、この淫乱な体を誰に遊んでもらうか、気にしていたのだな? わしでなくて嬉しかったと?」 レオンは乳首を転がしながら問いかけた。

「こんなこと、やめて、レオン」 突かれるたびに体をわななかせながらイサベラは切なそうに懇願した。

「お前は、女の指で優しく蜜壷の奥を擦られ、悶え喜んだのだな?」

レオンの手は乳首を離れ、腹部を下り、太ももの間を擦り始めた。その部分は、イサベラ自身が欲情していることの証しである汁気で、ぬるぬると滑りやすくなっていた。

レオンの指は、硬い豆粒のような突起を探り当てると、とたんに狂ったように、その突起を中心に円を描いて動き出し、イサベラをさらに苦しめた。

「あの女がお前の味を味わう前にわしが現れ、邪魔されたことを恨んでおるのだな? わしに邪魔されなければ、あの女にお前の甘い蜜を舐めさせ、その代わりに自分は快楽の頂点に達せたはずなのにと」

レオンの出し入れのテンポは速度を増し、やがて、彼の下半身がイサベラの臀部を打ち据えていた。二人の肉肌がぶつかり合う音が部屋に響く。

イサベラは、背後からレオンに覆いかぶさられ、その巨体の下で悶え泣き、身を捩じらせていた。声を上げ、体を捩ることで、レオンの分身を繰り返し突き入れられる甘美な痛みを少しでも意識から遠ざけようとするのだった。だが、彼女の肉体は、レオンだけがもたらすことができる極上の性的解放を渇望しているのである。

「わしが欲しいと言うのだ」

レオンの怒声が轟いた。今や、彼の打ち込みは、イサベラの股間を破壊しそうなほど勢いを増し、彼の指は執拗に彼女に拷問を続けていた。

イサベラは、下腹部の奥に、じんじんと痺れるような感覚が蛇のごとく忍び込み、それが渦巻状に広がっていくのを感じた。同時に、自分の弱さを呪った。こんな目に合わされているのに、体の奥から、レオンが欲しい、彼のすべてが欲しいと叫ぶ声が聞こえてくるから。

「いやです!」

体は、レオンに残虐に犯されることを歓迎しているにも関わらず、イサベラは必死の思いで叫んだ。快楽の頂上が近づくのを感じ、体を小刻みに振わし、やがて、股間をいじるレオンの指に、全身が針金のようにピンと突っ張らせた。

イサベラが絶頂を告げる叫び声をあげそうになった時だった。突然、レオンが動きを止めた。ひくひく痙攣を始めているイサベラの肉鞘に先端だけを入れ、まったく動かなくなった。

「わしに請い願うのだよ」 レオンは小声で囁きかけた。

イサベラは、レオンに対する欲情に、熱病にかかったように喘いだ。

「・・・ああ、何てこと・・・あなたを恨むわ」

「そうなのか?・・・ならば、やめろと言うがいい。そうすれば、やめてやろう」

彼女は、肩の肉肌にレオンが甘く噛み付くのを感じ、欲望のために肌がピリピリとするのを感じた。

イサベラは、両手にこぶしを握り、両腕を顔の前に交差させ、そこに顔を埋めた。負けが見えてる戦いであれ、最後まで自分を保とうと戦う。

「わしだけがお前に与えられるのだ。それを欲しいと言えばいいのだよ」

イサベラは、腰を彼の方へ突き出した。無言のままではあったが、レオンへの懇願を示す行為だった。だが、レオンは、それには応じず、完全に彼女から抜けてしまった。

「あぁぁ、いやっ・・・」 声にならない声をあげる。

空虚な穴だけにされ、イサベラの女陰は、無駄にぱくぱくと収縮を繰り返した。すでに慣らされてしまった、あの充実感を求めて、必死に収縮を繰り返す。イサベラは、その求めるものの先端が、入るべきところに入らず、代わりに割れ目に沿って動き、クリトリスを擦るのを感じ、低いうめき声を上げた。

イサベラはもはや自分の欲望を否定することができなかった。突然、叫び声をあげた。

「ああぁぁ、もう・・・。あなたが欲しいの。お願い・・・」

レオンは勝ち誇ったうなり声をあげ、一気に根元まで突き入れた。そして、直ちに、恐ろしいほどのテンポでイサベラに打ち込み始めた。その勢いに、イサベラは、ただ喘ぎ声を出して応えることしかできなかった。

[2009/08/04] 本家掲載済み作品 | トラックバック(-) | CM(0)

コメントの投稿















管理者にだけ表示を許可する