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デス・バイ・ファッキング 第4章 (13) 

ディアドラのアンビバレントな様子について不思議に思いはしたが、それについて考えたのは服を脱ぎ去るまでの短い時間だけだった。裸になるとすぐにベッドに飛び込み、彼女と一緒になった。

ディアドラは体をよけたがっているように見えたが、動くことはできなかった。どうして彼女は拒否するような雰囲気を放っているのか。だが、僕は、それを考えている余裕はなかった。ディアドラが欲しい。初めての時も、その衝動は激しいものだったが、今は、それに比べても遥かに激しく、強力だった。

ペニスを彼女の割れ目に擦りつけ、潤滑を得た後、一気に貫いた。

ディアドラは、大きな悲鳴を上げた。

そして突然、両手で僕の尻を掴み、自分の股間へと引き寄せた。両手の爪がお尻の肉に食い込んだ。

彼女は、どこか前と違っているように感じられた。僕は興奮で狂ったようになっていた。いったいどうやって、この女性はこんな効果を僕に与えられるのだろう? まるで、以前に行った激しいセックスは、その「興奮が薄れた」ものになってしまい、もう一度、彼女の身体を奪わなければいけなくなったと、そんな気持ちになっていた。

二人とも、2匹の動物のように交わっていた。ペニスに、抗しがたい力が伴ったように感じた。ハンマーで叩きつけるように彼女に打ち込み続けた。だが、彼女の方も僕と同じくらい強く腰を打ち返していた。

ディアドラは悲鳴を上げ続け、再びオーガズムに達していた。だが、それでも僕はやめなかった。動きを緩めたりはしなかった。

どんなことがあっても、彼女の中に僕の種子液を注ぎ込まなければならない。いっぱいに満たさなければいけない。彼女を奪い、僕のものとしなければならない。気がつくと、けだもののように吼えていた。僕の欲望を、僕の愛を、彼女を我が物としたい気持ちを吼え続けていた。

僕も頂点に近づいているのを感じた。強く唇を彼女の唇に押し付けた。ディアドラからの気持ちがこもった反応を求め、そして受け取る。同時に、ペニスが拡大し、睾丸に精液が充満するのを感じた。

次の瞬間、僕は精を放っていた。そしてディアドラも再びオーガズムの叫び声をあげた。僕は思った。二人の情熱的なオーガズムはこのまま永遠に続くと。

だが、それは、そう思った瞬間、終わりを迎えた。

高まった興奮を解放すると同時に二人はがっくりと身体を崩した。僕はディアドラをきつく抱きしめた。

彼女が頭を前後に動かしているのを感じた。そして、囁くのを聞いた。

「デス・バイ・ファッキングって言ってた」

突然、ディアドラは泣き出した。昨日と同じように。僕に背を向け、枕に顔を押し付けて泣いている。号泣と言ってよいような泣き方だった。何か呟きながら泣きじゃくっている。最初は聞き取れなかったが、声がだんだん大きくなり、ようやく何を言っているのか聞き取れるようになった。

「ごめんなさい。こんなつもりじゃ。こんなことになるとは思っていなかった。私はひどい人間だわ。こんな、こんな・・・」

泣くことと話すことを同時にするので、彼女の呼吸は次第に苦しそうになっていった。

僕は、改めて両腕で彼女を包むように抱きしめた。

「大丈夫だよ。僕は君を愛しているんだ」

ディアドラは、いっそう大きな声で泣き出した。「私のことを知らないのに、どうして私を愛せるわけ?」

彼女のまぶたにキスをして、涙を吸い取った。「最初から、君のことは知っているよ。その時から今まで、そしてこれからもずっと愛している」

ディアドラは目を開け、愛しいものを見るように僕の瞳を覗き込んだ。

「あなたが素敵な人だって言っていたわ」 依然として、すすり泣いている。

誰の言ったことだろう? 秘書のキャロル? キャロルは僕のことを傲慢で鼻持ちならぬ人間と思っているとばかり思っていたが。実際、僕は傲慢で鼻持ちならない人間だし。

この世の男は、貪欲さの点で、すべて豚だ。特に僕は豚だ。このとき僕は、泣き濡れる女というものは、確実に男を興奮させるものだということを学んだ。ペニスが早速、回復しつつあった。何の刺激も与えられていないのに、ただ、そばに、美しくセクシーで全裸の泣き濡れる女がいるだけで、僕の分身は息を吹き返していた。

ディアドラを慰めながらも、もう一度、どうしても彼女の中に入りたいという気持ちになっていた。どうしても抵抗できない欲求だった。僕は、分身を握り、彼女の下の唇を探り当て、再び滑り込んだ。

ディアドラは、かっと目を開いた。

「何てことを! ダメ、もうダメよ! ああ・・・止めるべきなの・・・多分、こんなことしちゃいけないの・・・ああぁぁ!」

ディアドラは目を閉じ、再び彼女は両手で僕のお尻を掴み、自分へ引き付けた。

突然、僕たちの後ろから声が聞こえた。

「二人とも、少なくとも、私が紹介するまで待てたはずじゃないの!」

後ろを振り向いた。バスルームのドア先にはディアドラが立っていた。濡れた髪に巻きつけたタオル以外、何も身に着けていない身体で。

僕は、知覚上の過負担の状況に陥った。

「もう、ひどい! 二人ともヤッテたのね! 分かるんだから!!」


[2009/08/20] 本家掲載済み作品 | トラックバック(-) | CM(0)

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