「テレサとべバリーの分かち合い」 Theresa and Beverly Share The Warthog
昨夜の出来事をいまだに信じられない。もう日曜の朝で、太陽が出てから2時間ほど経っている。僕と妻のべバリーは、僕たちの新しい友達、テレサとクレイグと別れの挨拶をした。昨夜、僕たち4人は人生で最高のひと時を過ごした。この経験、僕たち4人の誰も、すぐに忘れることなどないと思う。僕は、思い出すときの手助けとするため、昨夜の出来事を書き留めることにした。その物語がこれである。
ベブと僕は、友達から、近接する都市に、古いがナイスなバーがあると聞いていた。確かに古い店だったが、小ぎれいに維持されているところだった。僕たちは前もって電話をして、バーの上の階にある1室を借りる予約を入れていた。そうすれば、家に運転して帰る面倒を気にせずに、思う存分、飲んで楽しみ、酔ったら、そのまま寝てしまえるからである。僕たちは土曜の午後、早い時間に到着し、借りた部屋に入った。リッツホテルでないのは確かだが、悪くはない。この部屋の目的に十分かなった部屋だった。
着替えを済まし、僕たちは階下のバーへ向かった。ベブは、下はジーンズ、トップは体を程よくぴっちり包むブラウスとデニムのベストを着ていた。かなりセクシーで、バーに入るなり、早速、何人かに振り返られていた。この店はカントリー音楽を出し物にしている。すでにパーティは始まっていた。僕たちは席に着き、飲み物をオーダーした。ダンスをしたい気持になった僕は、ベブを引っ張るようにして席から立たせた。彼女はダンス好きというわけではないが、とにかく僕の求めに応じてくれた。速いテンポの曲を2曲ほど踊った後、僕たちは席に戻って休み、ドリンクを飲み干した。
僕がテレサのことに気がついたのは、2杯目のドリンクが運ばれてきた後である。その時、ベブが別の方向を見ていたのは、幸いだった。僕は、誰かセクシーな女性がいて、その人をチェックしているところをベブに見咎められるのが嫌いだ。そして、テレサは確かにセクシーな女性だったのである。彼女とクレイグは僕たちの隣の席に座っていた。その時点では、僕にはクレイグについて語ることは何もない。というのも、僕の関心はもっぱらテレサに向けられていたから。彼女はタイトなジーンズを着て、セクシーな皮ブーツを履いていた。トップの赤いブラウスも同じくセクシーで、ボタンを外した黒皮ジャケットの中から、胸のところがせり出ていた。
テレサの体型はベブの体型に良く似ていた。ベブは、96C-73-94である。2人とも背が高い方で、バストもなかなかだ。だが、お尻の部分ではテレサがベブより僅差で上回っていると言えた。確かにベブは素晴らしいヒップをしているが、テレサのは、あのタイトなジーンズに包まれていると、まるで磁石そのもので、触って欲しいとおねだりしているように見えた。僕は彼女の愛らしい顔も見続けていた。ハッと息を呑むような青い瞳とダークな茶髪が素晴らしい。彼女と対照的に、僕の自慢の美人妻は茶色の瞳とブロンドの髪である。
「彼女、可愛いわね」 ベブが囁いた。
ちぇっ! またチェックされた! 僕はそう思った。かすかに顔を赤らめながら、ベブの方に向き直り、返事した。
「うん、そうだね」 気持を立て直しながら続ける。「君と同じくらい可愛いと言えるかな」
ベブは、僕が少し大げさに褒めたてているのを知りつつ、微笑んだ。「あなた、きっと、あのジーンズの中に何が隠れているかチェックしたいって思ってるんでしょ?」
僕はショックを受けた顔をしてベブを見て、おどけた身振りをして見せた。 「え、誰? 僕が?」
「ふん! それはそれでいいわよ。あなたが彼女といちゃついてる間、私は私で、彼女の彼氏の脚の間にどんなのが隠れているか探ってるだろうから」
僕は、僕の素敵なレディに笑い顔を見せた。彼女は、僕を笑わせるためにどんなことを言うべきか、しっかり心得ている。テレサを見ていたのを見咎められたことには気分を害していたが、彼女はそれをちょっとした遊びに変えてくれた。ベブがこういう遊びをするのは、この時が初めてではない。僕は、ベブが非常に積極的な女性で、気に入った男なら誰でも、その魅力で魔法のようにズボンを脱ぎたくさせる力があるというのを知っている。それに、どうやら、彼女はクレイグの外見を気に入っているようだった。僕は僕のライバル男にちらりと視線を移し、彼の姿をチェックしてみた。僕より少し背が高いという点を除くと、体型はほとんど同じだったし、口ひげとあごひげを生やしている点でも同じだった。