「寝取られサークル」 パート1 by CuckHubby http://www.darkwanderer.net/stories/2422/The-Cuckolds-Circle-part-1.html
閑静な郊外の住宅地にある大きな家。その家のパティオで、ブルースと彼の妻のリンダはくつろいでお酒を飲んでいた。
ブルースは42歳の会計士。仕事も順調で、近々、会社の重役に昇進することになっている。この素晴らしい邸宅を見ても、彼が経済的に成功を収めていることが分かる。
リンダは36歳。ブルネットの髪の魅力的な女性で、とても30半ばとは見えない。毎日きちんとエクササイズをし、ダイエットを心がけてきたおかげで、10歳は若く見える。何といっても目を惹かれるのは、大きな胸と長い美脚だ。リンダは小学校の教師をしている。
二人は、子供をもうけようとはしてきたのだが、あいにく子供がいなかった。ブルースの担当医によると、問題は、ブルースの精子数が普通に比べて少ないことにあるらしい。二人に子供が授かるためには、適切なタイミングがすべてらしい。
二人の性生活は、ブルースにとっては非常に充実したものであった。だが、リンダは、それほどには思っていなかった。もっとも、リンダはブルースの傷つきやすい男性としての誇りに気を使って、そのことを口にしたことは一度もなかったが。
そんなリンダの心境が少し変わり始めたのは、昨年のこと。昨年、二人は思い切って地域のスウィング・サークルの世界に飛び込んだのである。
確かに、リンダの感想では、そのサークルに入っている男たちは取り立てて述べるほどの人はいないのは事実だが、セックス面に関しては、少なくともブルースよりはましではあった。しかし、その集まりも、最近、徐々に頻度が落ちてきていたのだった。この日の二人の話題は、このことについてであった。
「どうしてなんだろうなあ。最初にサラとビルが抜けちゃって、その次にマリーとジムだろ? 今は集まりもほとんど開かれなくなってきている」
「そうね。あなたの気持ちも分かるわ。何だか、欲求不満がたまってくる感じ。でも、私、その理由を知ってると思うの」
「え? 知ってるのか?」
「ええ、なんとなく」
「それは?」
「うーん、何と言うか・・・」 リンダは見るからに言うのをためらっているようだった。「・・・この前、コーヒーを飲みながらマリーとおしゃべりしたのね。そのときの感触だけど、どうやら、活動はまだ続いているようなのよ。ただ、みんなは別のところに移ったみたいなの」
「どういうこと? 別のところって?」
「そうね・・・どう言っていいか分からないんだけど、でも、基本的には、女性の参加者の中に、ああいう集まりがワクワクしないと感じ始めた人が出てきたということらしいのよ」
「冗談だろう!」
「いいえ、ホントよ。あなたたち男性は、本当に楽しんでいるのは分かるわ。だって、そうでしょ? 実際、あなた自身も、一緒にプレーできて嬉しいと思っている素敵な奥様たちがいるはずよ。私の言ってること間違いじゃないわよね?」
「ああ、確かに。その通りだよ。・・・でも、じゃあ、問題は?」
「そうねえ、たとえば、サラよ。彼女の脚の間に割り入りたいって思わない男なんていないはずよね? つまり、サラなら、欲しいと思ったらどんな男でも自由になるはず。そうでしょ?」
「ああ、まったくその通り!」 そう返事したものの、ブルースは、ちょっと不適切に熱を込めて同意してしまったと感じた。「いや、それは君にも、もちろん当てはまることだけどね」
「ありがとう。ともかく、この新しいことを始めたのは、ほかならぬサラなの」
「新しいことって?」
「何と言うか・・・サラは黒に染まったの」
リンダの発言にブルースは唖然とした。彼は「黒に染まる」という表現は聞いたことがなかったが、それでも、その意味は明瞭に理解できた。もっと言えば、あの美しい若妻のサラの上に逞しい黒人男がのしかかっているイメージが頭に浮かび、自分でもわけが分からずゾクゾクとした興奮を感じたのだった。
「・・・黒に?」 彼には、それしか言う言葉が思いつかなかった。
「ええ、黒に。・・・どうやら、これって、サラにとってはずいぶん前からの夢だったらしいの。彼女、異人種間のセックスを扱ってるウェブサイトに載っていた黒人からの投稿を見たらしく、ビルを説得して、それに返事を書いたらしいのよ」
「信じられない」
「でも、そうなの。サラとビルはその男と会ったそうよ。そして、その男は、ビルの目の前で、しかも自分たちの夫婦のベッドで、サラにセックスをしたらしいの。それからよ、サラが私たちの集まりに興味がなくなったのは。ビルすら、二人の行為を見て圧倒されてしまったらしいの。その夜以来、ビルは信者になってしまったらしいわ」