俺は呼吸が乱れ始めているのに気がついた。まるで、俺に支配されているときのグラフ先生のように乱れている。
ケイトは俺のベルトのバックルを外した。その間、ずっとケイトは色っぽい目で俺を見上げていた。
ケイトは前のめりになり、俺の腹にキスを始めた。手の指はズボンのボタンへと向かっている。再び下を向くと、やはりケイトと目が合った。ケイトは俺を見つめたまま、強くズボンを引っ張った。それに合わせてズボンのボタンがポンと外れた。
目を見詰め合ったまま、ケイトはゆっくりと下へ顔を向け、ズボンのチャックを歯で捕らえた。そのままゆっくりと顔を下げていく。ジリジリと音を立ててチャックを降ろしていった。
ケイトは膝立ちしたまま、ちょっと身体を後ろに倒し、俺のズボンに両手を掛けた。俺のカーキのズボンがじわじわと降ろされていく。足首まで降ろされると、俺にかかとを上げさせ、ズボンを抜き去った。さらには靴紐を解き、左右一つずつ、靴を脱がせた。ソックスは履いてなかったから、裸足で立っている格好だ。いまは下着1枚でケイトの前に立っている状態だ。
ケイトは再び前のめりになり、また俺の腹に顔を寄せた。軽くへそにキスをしながら、脚の裏側に両手を這わせ、徐々に上げてきた。脚の裏側が感じやすいところだとは知らなかった。ケイトの柔らかくセクシーな指に徐々に触られ、びんびんと感覚が痺れてくるのを感じた。小さく震えてしまう。
俺はこういうふうに女に支配されるのは好まない。だが、クラブに入るためには、言われた通りにする他ない。
ケイトの両手が俺の尻まで上がってきた。両手の指が下着の中に滑り込み、俺の尻肉を覆うのを感じた。相変わらず、舌は俺のへそをいたぶってる。
ケイトがいったん下着の中から手を抜き、その後、下着の上から俺の尻に手を当てるのを感じた。ケイトは、俺の盛り上がりに軽く噛み付きながら、両手の指を下着の腰ゴムに引っ掛けた。そして、ゆっくりと降ろし始める。
すでに俺のペニスは完全に勃起していた。冷たい外気が裸になった尻肉に触れるのを感じた。とうとうちんぽが下着から解放された。そいつは生地に引っ張られて下向きになっていたのだが、下着から解放されると一気に跳ね上がり、ケイトの髪の毛に触れた。
突っ立ったままの俺の足元に下着が落ちた。普通だったら自分から足を蹴って脱ぐところだが、俺は、動かず、堂々と立っていた。ケイトは前かがみになり俺の足を片足ずつ持ち上げ、プレカムで濡れた俺の下着を脱がせ、他の衣類のところに放り投げた。
ケイトはひざまずいたまま俺を見上げた。ケイトが俺の瞳とちんぽに交互に視線を向けるのが見えた。
「床に横になりなさい」 ケイトは厳しい口調で言った。
俺は文句を言える立場じゃない。素早く言われたとおりに床に座り、そして仰向けになった。
「両腕を大きく広げなさい」
指示された通りに腕を広げた。見ると、床に固定されている手錠があった。ケイトはそれを俺の手首に装着し、鍵を掛けた。それからいったん立ち上がり、もう一方の手首にも手錠を嵌めた。
「足も大きく広げなさい」 ケイトは、俺のちんぽに一瞥をくれながら命令した。俺のアレは、びくんびくん跳ね、プレカムをとろとろ流していた。
俺は、今までにないほど勃起していた。グラフ先生は、俺に命令されながら、こういう興奮を味わっていたのだろうかと思った。
頭を上げて足先を見ると、ケイトは俺の足首に拘束具をつけていた。もう一方の足首にも嵌められる。俺は床に拘束され、素っ裸で大の字になっていた。完全に逃れられない状態だ。