バーバラはひざまずいたままスティーブを見あげ、ズボンのチャックを降ろした。そして、ボクサーパンツの中に手をいれ、固くなりつつあるペニスを素早く外に出した。前に顔を突き出し、先端に優しくキスをする。右手に肉茎を握りながら、左手では睾丸をやさしく包んだ。
2、3回ストロークするだけでスティーブは完全に勃起していた。バーバラはもう一度、頭部にキスをし、マッシュルームの形をした先端部全体を舌でねぶった。唾液を使って濡らしながら。
スティーブは、妻の口があの部分に触れることにより生み出される快感を楽しみながら、口を尖らせ、息を深く吸っては、吐いていた。この快感は、バーバラの行為を見ることができることで何倍にも膨れ上がっていた。普段なら、暗いところでしかバーバラはしなかったから・・・
バーバラは顔を上げ、スティーブと視線を合わせた。スティーブは彼女の嬉しそうな瞳を見たとたん、ペニスが彼女の唇の間でピクンと跳ねるのを感じた。自分のペニスに奉仕するところを見てもらいたがっている妻の姿。それを見ることがこれほどエロティックなことだとは、スティーブには信じられないほどだった。
「ど、どうして・・・ああっ・・・いったい、なぜ・・・うううっ」
「新婚旅行の時にはしたでしょう?」
バーバラは、いったん口から出してスティーブに思い出させた。
「だけど・・・」
「それに、また、これをし始めても遅すぎるわけじゃないわ・・・そうでしょう?」 情感にあふれた優しい言い方だった。
「ああ、確かに」
バーバラはにやりと笑い、再び彼を口に含んだ。今度は、少し腰を浮かせ頭の角度を調節した。うまい角度を見つけると、スティーブの分身をできるだけ奥まで飲み込み始めた。途中、少し休んだが、その時は舌で亀頭の下側を擦り続けた。
喉の筋肉が慣れ始めると、一度、鼻で深呼吸して、ゆっくりと顔を彼の股間に沈めていった。今度は、一度も休まなかった。鼻が彼の陰毛に強く押し付けられるまで、一気に顔を埋めた。そして、再び深く息を吸い、夫の体臭を嗅いだ。それから、少しずつ顔を引き、普通に呼吸できる状態にまで戻った。
バーバラは頭を上下に振り始めた。時に、喉の奥まで飲み込んだり、時に、口に軽く含んだまま、舌で亀頭を舐め回したりした。手でしごきたてることは控えていた。握ってはいたが、それは角度を安定させるため。もう一方の手では優しく睾丸を撫でていた。バーバラは、この状態を長続きさせたいと思っていた。
バーバラは思い出していた。スティーブはこれが好きだったわ。私はしょっちゅうこれをしていた。それに私も彼のためにこれをするのが大好きだった。
一瞬、彼女の心に後悔の気持が走った。どうして、私はこの喜びを人生から取りこぼしてしまっていたのかしら。
バーバラは顔を引き、口から出して、夫の持ち物をよく見てみた。固くなってるし、こんなに長くなっている。もう準備ができている。
にっこり微笑みながら彼女は手を差し伸べた。スティーブはバーバラの手を握り、引っ張り上げて、彼女を立たせた。バーバラは、握る手の向きを変え、ゆっくりと擦りながら、スティーブの唇に唇を寄せた。