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ポルノ・クイーンの誕生 最終章 (9) 

セックスが始まってから何時間も続いていたような感じだった。リチャードが次の指示を出した。

「オーケー、クリス! 今度は、一度、引き抜いて、二人で正常位の体位になってくれるかな? ステフィは、クリスが再び挿入したら、自分でクリトリスをしごいてくれないか? 君がクリスに犯されながら、イクところの写真が撮りたいんだ。その後は、クリスが君の顔に射精するようにしてくれ」

指示が出た後、すぐに、クリスはペニスを引き抜き、私は仰向けになった。私は、すぐにでも私の中に戻ってきて欲しいと感じていた。クリスの方も、同じ気持だったのか、すぐに私に埋め込んできた。

股間に手を伸ばし、クリトリスをしごき始めると、再び、カメラのシャッター音が鳴り始めた。でも、私は実際にはカメラのことはあまり気にしていなかったと思う。ただ、私を犯すクリスの顔を見つめていただけだった。後から出来上がった写真を見たけれど、私はクリスのことを愛してるような表情で見つめてるように写っていた。

5分ほど続けていると、オーガズムが近づいている予感がしてきた。リチャードの指示で、前もって言われていた通り、私は「いくうぅ・・・」と思い切り叫んだ。

リチャードは、姿勢を下げて、私たちの横に位置取り、クリスと私の間にカメラの焦点を合わせた。私のクリトリスから濃密な白濁が幾すじものロープになって飛び出し、お腹の上に降りかかった。その間、パシャパシャと何度もシャッターが切られていた。

私がいったすぐ後、クリスが引き抜き、私の顔の横にひざまずいた。顔を向けると目の前で、彼は激しくペニスをしごいていた。射精までほとんど時間はかからなかったとは思うけれど、感覚的にはずいぶん長くかかっていたように感じられた。ようやくクリスがうめき声を上げ、それと同時にペニスからスペルマが飛んできた。

私は、口で受け止めようと本能的に唇を開いた。大半は顔面や髪の毛に降りかかった。乳房に落ちたのもあった。口の中に落ちたのは数滴だけだった。

クリスはすべてを出し切ると、ベッドの上に戻ってきて、ヘッドボードに背中を預けて横になった。リチャードはカメラを降ろして言った。

「素晴らしかったよ! 君たち二人とも最高だ!」

クリスは少し休んだ後、ベッドから降りてバスルームへ入った。何分かして、また出てきて、ズボンを履きながら私に言った。

「ステフ、本当に良かったよ、ありがとう。君は最高だね。後でバーに行かないか? お酒をおごってあげるよ」

「警察に捕まりたくなかったら、それはやめることね」 部屋の隅からトレーシーが彼に言った。「彼女はまだ公の場所で飲める年齢になっていないのよ」

私はまだベッドの上でぐったりとなっていたのだけど、そこにトレーシーが近づいてきて話しかけてくれた。

「ステフィ? リチャードが今日中にあの写真をマークに見せるはずよ。・・・それから、クリス? 急な呼び出しに応じてくれてありがとう」

クリスはにっこり笑いながら返事した。「トレーシー、ありがとうなんて言わなくていいよ。これが仕事なんだから。それにしても、彼女、本当に最高だよ」

彼はそう言って、「それじゃまた」と挨拶し、リチャードと一緒に部屋を出て行った。

トレーシーはベッドの端に腰を降ろした。

「それで? どうだった? 撮影、楽しめたかしら? 見たところ、ずいぶん楽しんでいたと思うんだけど?」

私は身体を起こした。「正直、どんなふうに写っていたか、分からないわ。でも、楽しんだのは本当。どの瞬間も楽しかったわ。特に、あなたとリチャードが私のことを見ているのが、かえって良かった感じなの」

トレーシーはくすくす笑った。「どうやら、あなたも私と同じ、根っからの露出好きらしいわね。そうでなければ、半分も楽しめなかったはずよ。・・・さあ、シャワーを浴びて、スペルマを落として、ビキニに着替えてくるといいわ。もう6時よ。私、お腹がぺこぺこになってるの」

そんな時間になっているとは、まったく気づかなかった。この日の午後は、本当にあっという間に過ぎた感じだった。シャワーを浴びた後、自分の部屋に戻り、明るいサマードレスに着替えた。それからトレーシーと一緒にロビーに行き、マーク、マリア、それにヘレンと会った。ディナーはホテルの食堂に行くのはやめて、地元のレストランで取ることにした。


[2009/12/25] 本家掲載済み作品 | トラックバック(-) | CM(0)

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