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誰とやったか知ってるぜ 第4章 (19:終) 


ケイトは俺の手を握り、二人一緒にステージから降りた。二人とも素っ裸のままだ。ケイトに連れられて、螺旋階段に戻り、そこを上がって彼女のオフィスに戻った。

ケイトはドアを閉め、俺の方に振り返り、キスをした。実に優しいキスだった。それからデスクに戻り、腰を降ろして言った。

「あなた、合格よ」

それからデスクの一番下の引き出しを開けながら言った。「もう服を着ていいわ」

俺は服を着て、デスクの前に座った。ケイトは封筒をひとつと他のものを2、3、俺に渡した。

「これは、あなたのIDバッジ。クラブに入るときは、これをつけてくること。もし、このクラブに連れてきたいと思ったゲストがいるなら、その人には、このゲスト・カードを渡すこと」 ケイトはタバコに火をつけながら言った。

ケイトはまだ全裸のままだった。タバコをふかす彼女の肌、俺のスペルマが乾き始めてるのが見えた。

俺は膝に金色の封筒を乗せ、ケイトを見上げた。それにしても、俺はずいぶん多量に出したようだ。彼女の全身に降りかかっている。片方の乳首リングは完全に白濁で覆われていた。そこの滴がたらりと伸びて、今にも彼女の膝に落ちそうになっている。

ケイトは、タバコを深々と吸い、口の脇からふーっと吐き出した。そしてちょっと動きを止め、俺の目をじっと見つめた。

「入り口はレストランの裏手にあるわ。IDカードを使えば最初のドアが自動的に開いて中に入れる。2番目のドアの前には警備係の男がいるから、その人にIDを見せること。そうすれば中に入れる」

ケイトはまたタバコに手を伸ばし、もう一服した。「何か質問は?」

俺は頭を振って、ケイトに渡された封筒に眼を落とした。

「指示や規則の類はすべて封筒の中にあるわ」 ケイトはそう言って、最後の一服を吸い、灰皿に押し付けて消した。

「ありがとう、ケイト」  俺はそう言って立ち上がり、握手をするため手を差し出した。

ケイトも柔らかでセクシーな手を差し出し、二人、握手をした。握手のときの振動で、彼女の乳房がぶるぶると揺れ、乳首から落ちそうになっていたスペルマが彼女の下腹部に落ちた。

ケイトは自分の下腹部に目を落とし、その滴を指ですくい取った。それから誘惑的なまなざしで俺を見ながら、その指を口元に近づけ、舌を出した。クリーム色のねっとりしたスペルマを指からぺろりと舐めとった。

「それじゃあ、また」 

ケイトの別れの言葉に促されて、俺は彼女のオフィスから出た。レストランの中を歩き、外に出て、自転車のところに戻る。

ペダルをこぎ、家路に着いたが、自分がひどく疲労していることに気がついた。脚はがくがくしていたし、頭もぼんやりしている感じだった。

だが、家に向かって走りながら、またも素晴らしい計画を思いついた。この計画がうまく行けば、グラフ先生をクラブに誘い込み、一緒にステージに上がることができる。いまや俺はクラブの会員になったわけだし、必要な道具は全部そろっている。計画実現までは時間の問題だ。

それと同時に、あのレストランの向かいにあったコーヒーショップのウェイトレスのことが気になっていた。トリスタという名前だった。キュートな娘だった。明日の朝、またあのコーヒーショップに行ったら、彼女、俺のことを覚えていてくれるだろうか? デートに誘ったら、応じてくれるだろうか?

家に着き、音を立てないようにして中に入り、自分の部屋に戻った。俺は、崩れるようにしてベッドにもぐりこみ、あっという間に眠っていた。

つづく


[2010/01/06] 本家掲載済み作品 | トラックバック(-) | CM(0)

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