僕がベッド・トレーをトレーシーの膝の上に置くと、彼女は僕の股間に手をあてた。
「とても良い気分。昨日の夜は素敵な時間を過せたわ。あれが私たちにとって最後でなければ良いと思ってるの。あなたも楽しんだでしょう?」
彼女はそう言って僕のペニスと睾丸をぎゅっと握った。僕は飛び上がりそうになってしまった。
「え、ええ。僕もすごく楽しみました。僕も昨夜のが最後でなければと思っています」
「あなたが私の言うことをきいてる限り、これからも素晴らしい時間を一緒に過ごせると思うわ」 トレーシーは、そう言って、また僕のあそこを握った。
トレーシーはナプキンを広げながら話しを続けた。
「私に朝食を給仕した後、浴室に行って、私のために素敵なバブル・バスを用意して頂戴。浴室は、そこのドアの向こうよ」 彼女はベッドの左側にあるドアを指差した。
「バスタブの上に、白いクリスタルのビンがあるから、お湯が半分くらい溜まったら、それの中のを手のひら一杯くらいバスタブに入れて」
僕は、コーヒーを用意した後、トレーシーが指差したドアの先に歩いていった。ドアの先は着替え部屋になっていた。むしろ非常に大きなクローゼットと言ってよい部屋だった。大半の空間は、服を吊るしておくために使われていたが、たんす類もたくさんあった。そのクローゼットはきちんと整理されていたと言っても良かったが、床に落ちたままになってる衣類もわずかにあった。
さらに先に進むと別のドアがあって、その先に浴室があった。僕の寝室の、少なくとも1.5倍はありそうな大きなバスルームだった。大きな気泡風呂(
参考)があった。少なくとも幅1メートル20センチ、横2メートル10センチはある。シャワーも大きく、スプレー・ノズルは全部で7つあった。洗面台には洗面槽が3つあり、その表面はみかげ石(
参考)で、床面は大理石だった。横には別部屋の小部屋があって、トイレとビデ(
参考)が設置されていた。僕は、ビデを見たのは、それが初めてだった。
浴槽にお湯を入れ始めた後、浴室の周りを掃除し始めた。それほど散らかってはいなかったが、それでも多少、整頓する必要があった。浴槽の半分ほどまでお湯が溜まった時、トレーシーが言っていた通り、クリスタルのビンから中のものを出して入れた。途端に、浴室全体が、繊細な花の香りで包まれた。トレーシーの体からする匂いと同じだと分かった。浴槽の方は、山のように盛り上がったバブルで一杯になっていた。お湯が溜まったのを見届けて、寝室に戻り、トレーシーに準備ができたことを伝えた。僕が入って行ったとき、彼女はちょうど朝食を食べ終えようとしていたところだった。
トレーシーは、朝食のトレーを脇にどけ、立ち上がって言った。
「よろしい。これから、毎朝、あなたが私にしなければならないことのもうひとつを教えるわ」