トミーの視線が、ようやく、露わになってるわたしのあそこから離れて、わたしの顔に戻ってきた。
「もうちょっとだけ撮らせて、ママ… 最高だよ… それに撮り終わったらすぐに、まずいのは削除するって約束するから」
ああ、もう、どうしよう……
目を閉じて、これをやめさせ、わたしをバイクから降ろさせる方法を考えようとした。でも、わたし、本当にこれをやめたいの? わたしって淫乱… 淫乱に振舞ってる… 自分の息子の淫乱女?
そんなことを考えていたら、あそこがきゅきゅっと痙攣した。思わず、悩ましい声を出していた。息子に聞かれたら大変っと思って目を開けた。大丈夫だったかもしれない。まだ、夢中でわたしのあそこを撮っている。
でも、ずいぶん近寄ってきている。それに、腰の結び目に手を伸ばしてきた。
え、何?! 息子がわたしのビキニを脱がそうとしているの?! ダメよ。そんなことは許しちゃいけない。トミーは息子なの。完全に間違ってる!
「トミー…… ダメ……」
つぶやくような声しか出なかった。どうして大きな声を出さなかったの? どうしてバイクから飛び降りなかったの? 頭が混乱して、ワインのせいでくらくらしていた。一方、身体の方はもっと刺激を欲しがっているみたい。
息子の目を見つめていた。息子もわたしの目を見つめながら、両手でビキニの腰紐を引っ張っていく。
どうしてわたしは止めなかったの? わたしは両足をバイクのペダルに乗せ、大股を開いた淫らな格好。紐を解いた息子は、ビキニの布地の中に指を挿し込んだ。
トミーの指がわたしの陰唇に触れ、わたしはゾクゾクッと震えた。ちょっと触れただけだったけど。
息子がビキニを引っ張った。わたしは、自分でも意識せずお尻を軽く上げていた。ビキニを脱がされていく。
息子はわたしから奪ったビキニを手に、一歩引き下がってわたしをまじまじと見た。目がわたしのあそこに釘付けになってる。わたしは呼吸が乱れていたし、脚もぶるぶる震えていた。あそこからジュースが流れてるのを感じる。バイクのシートを濡らしてる。
「ママ…… すごく濡れてるよ……」
トミーは初めて見るのかしら? そんなふうにまじまじと見ている。
「トミー…? ママはもう降りなきゃ…」
カシャッ、カシャッ、カシャッ!
トミーは、まるでわたしの言うことを聞かず、シャッターを押し続けていた。
「ママ? 僕のために脚を持ち上げてみて」 お願いをするような顔をしてわたしを見ている。
「ダメよ、トミー! できないわ… お願い… 降りるのを手伝って」
「お願いだよ、ママ」
もう、何が何だか分からない。わたしは自分の息子に女の大事なところを見せている。濡れた女の部分。成人向け雑誌に載ってもおかしくないような淫らな写真を撮らせている。母親の淫乱な写真…
ああ、また、あの「淫乱」って言葉を使ってしまった! どうしてこの言葉を使うと、わたしはこんなに狂ってしまうの?
「約束して! すぐにその写真を削除するって!」 わたしは同じ姿勢のまま、息を乱して言った。
「約束するよ」 トミーは、美味しいお菓子を目の前にした幼い少年のような顔をして立っていた。
突然、身体の中、強烈なオーガズムが高まってきた。抑えられない。息子の前なのにイッテしまいそう。
両足を上げて、膝を曲げた。ぱっくり広げながら、両膝を胸に近づけた。
「ああっ、すごいよ……」 カシャッ、カシャッ、カシャッ!
息子がわたしの後ろの穴を見てる気がする。ああ… あそこの穴を…
耐えられなくなって目をつぶった。身体がぶるぶる震えている。すごく強い波が襲ってきて、何も考えられなくなった。
「いや~んっ!」
誰かが悩ましいよがり声を上げてるのが聞こえた。…ああ、その声を上げていたのはわたしだったのね…
両足を抱え、広げたまま、信じられないほど強烈なオーガズムに全身を洗われていた。いつもより長い。絶頂に達してから、ようやく目を開けて呼吸ができるまで、何分も経ってたような気がする。
目を開けたら、トミーがカメラを手にわたしを見下ろしていた。トミーはわたしが目を開けたのを見るや、またシャッターを切り始めた。
両足が空中でぶるぶる揺れているのが見える。あそこからお汁が溢れ、アヌスへ伝って、その下のシートにぽたぽた垂れているのを感じた。もういや、あそこがぐちゃぐちゃになってる感じ。
片手でバイクにつかみながら、もう片手をあそこに持っていって、指で触ってみた。クリトリスが大きくなってて、陰唇も腫れぼったくなっていた。
カシャッ、カシャッ、カシャッ
息子はあきらめてくれない。もう、これ以上、ダメ、絶対に。
「トミー、降りるのを手伝って…」
息子はわたしが本気になってるのが分かったらしい。静かにカメラを置いて、わたしの手を取った。息子にしがみつくようにして片足を回し、バイクから滑り降りた。
しっかり立とうとしたけど、さっきの絶頂のためふらふらになっていて、息子に抱きかかえられる格好になっていた。息子がわたしのお尻に手をあててるのを感じた。
「トミー… ママを放して……」 弱々しい声になっていた。
トミーはもう一方の手も添えて、両手でわたしのお尻の頬をつかんだ。指がお尻の割れ目に食い込んでくるのを感じた。ぎゅっと握ってる。
わたしは息子を突っぱねた。
「トミー、もう充分… お願いよ… それに写真も全部、削除して… 今すぐに」
息子は親指でカメラの設定ボタンをいじった。そして、しばらくして言った。「オーケー。これで、大丈夫」
「トミー? ママはもう寝るわ… それから、さっきも言ったけど… このことは誰にも言わないように」
わたしはガレージを出て、二階の寝室に上がった。頭の中がごちゃごちゃになっていた。自分がしてしまったことや、息子との関係が前とはずいぶん変わってしまったことが頭の中で渦巻いている。罪悪感でくじけそうだった。だけど、さっき感じた陶酔的なオーガズムは、罪悪感をはるかに凌駕するものだった。ベッドの中、丸くなって眠った。