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ポルノ・クイーンの誕生 最終章 (16) 

マリアとヘレンと一緒に1時間半もベッドにいて、2回は素敵なオーガズムを味わっていたけど、それでも、まだ私の身体の中に火がくすぶっていた。だから6人で車に乗り込んだあと、どうしてもビルを焦らしたい気持ちになっていた。レストランへ車で移動する間、私はずっとビルの太ももの内側を擦り続けていた。それと同時に、彼の手を持って私の太ももの内側を擦らせてもいた。

レストランに入っても、彼の太ももを触り続け、足先を使って彼にあんよ遊び(参考)もした。表向きはとても上品に振舞っていたつもりだったけど、トレーシーには何をしてたかばれていたみたい。ある時点で、彼女は私に顔を寄せて、「もう少し落ち着きなさいよ」と忠告した。その後は、私は本当にレディらしく振舞った。

ディナーの間、みんなで私の芸名について話し合った。いろんな候補が出された。とても滑稽なのやら、あからさまで下品なものまで。もちろん、他のお客さんに聞かれないよう、囁き声での会話で。でも、結局、何も決められなかった。

レストランを出て、ホテルに戻った。マリアとヘレンはトレーシーの部屋に呼ばれて行った。そのおかげで私は独りになった。トレーシーが私にビルのところに行くチャンスをくれたのだろう。とても嬉しく感謝している。

この日、いち日のビルの行動を見て、ビルが私と恋人同士であることを誰に知られても気にしないことを知った。もっと言えば、彼は、他の人がそばにいるときはいつも、あえて愛情たっぷりに私にキスをしていたと思う。彼がそれほど切実に辛抱強く私を認める行動を取ってくれたからか、私はこの上なく彼と一緒に夜を過ごしたいという気持ちになっていた。

マークたちがマリアやヘレンを連れて部屋に行った後、ビルは私に問いかけた。

「僕とダンスしてくれない? まだ、今夜はこれでおしまいって言う気分になれないんだ」

そう言ってビルは両腕で私を包み、抱き寄せた。私は彼の唇に軽くキスをした。

「私も同じ気持。でも、私がしたいのは、あなたの部屋に行くこと。ダンスなら、そこでもできるはずよ」

ビルはにっこりと微笑んだ。

「それは嬉しいけど、ほんとにそう思ってるの? 僕は、君には、君をベッドに連れ込むことにだけ興味を持ってると思われたくないんだ」

私は、誘惑的な笑顔をして見せた。

「うふふ… 私はあなたをベッドに連れ込むことに興味を持ってるの…。そんなことを言って、下品だと思われなければ良いんだけど…」

ビルは私に情熱的なキスをし、その後、私を連れてエレベータに向かった。

部屋があるフロアに着いた後、すぐにでも彼の部屋に入りたかったけれど、気になることがあってできなかった。彼の部屋に入る前にしておかなければならないことや、用意しておきたい物があったから。私は、ちょっと待っててと言い、自分の部屋に駆け戻った。

自分の部屋に戻り、急いでお化粧を直し、新しい下着に着替えた。それに眠るときのナイティと、明日の朝に着る服も用意した。もちろん、エネマのセットも持っていかなければいけない。あれをしないと、清潔になってるという気がしないから。

外泊用の大きなかばんを持って戻ったけれど、ビルは部屋のドアの前で私を待ってくれていた。彼は、こんな大掛かりな荷物を持って出てきた私を笑ったりしなかった。ただ優しく抱いて、キスをしてくれた。部屋の中に入ると、彼はすぐに私を抱き上げ、寝室へと運んだ。



[2010/01/27] 本家掲載済み作品 | トラックバック(-) | CM(0)

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