ノボルは、アンジェラが鏡を見ているのを見て、一度、彼女から抜け、ベッドの端に座った。鏡に対面する位置である。
そしてアンジェラの身体を背後から持ち上げ、狙いを定めて、ゆっくりと彼女の身体を降ろした。巨大な男根がアンジェラの陰部に突き刺さっていく。その様子を彼女に見せつける。
アンジェラは、鏡の中、ノボルの大きな分身が、後ろから抱えられた自分の膨らんだ陰唇の間に侵入していくのを見ていた。その光景にゾクゾクと身体を震わせた。
アンジェラの身体から出る女の香りが強さを増し、ノボルは彼女の耳元で唸り声をあげた。アンジェラは、彼の唸り声を聞き、身体をひねり背を反らせ、ノボルの毛をぎゅっと握った。その間もノボルは軽々と彼女の身体を上下に動かし、抜き差しを繰り返した。
ひとしきり抜き差しを楽しんだ後、ノボルはアンジェラからいったん抜け、彼女の身体をベッドに放り投げた。
ノボルはアンジェラをうつ伏せにさせて、ヒクヒクうごめく女陰に再び肉棒を突き入れた。彼女の左右の脇腹に獣のような爪を食い込ませながら、ノボルは言った。
「お前を俺のものにする。それがお前が求めていることだろ?」
アンジェラの脳機能のうち、快楽中枢だけが過剰に機能し、進化の結果である理性部分はすでに機能していなかった。
「ええ! それでいいわ! だから、……だから、このまま続けて!」
アンジェラの小柄な身体は、半人半獣状態になったノボルの身体に合うようにはできていない。ノボルは苦しそうにあごを上げて首を後ろに倒し、一声、唸り声をあげた後、アンジェラの後ろ首に噛みついた。
ノボルの牙がアンジェラの肩の筋肉に食い込む。だが、その痛みは、アンジェラにとって、かえって快感を高めるものだった。
「ああ、ノボル!…ノボル!……」
熱い精液が力強く体内に噴射されるのを感じながら、アンジェラは何度も彼の名前を叫び続けた。
やがてアンジェラは背後のノボルが急速に縮んでいくのを感じた。振り返ると、そこには、見慣れた姿に戻ったノボルがいた。とても心配そうな顔でこちらを覗いている。
自分の身体に目を向けると、腰の左右には何かを刺されたような傷跡が点々とあり、股間から漏れ出てきた精液にはわずかながら血が混じっていた。さらに肩を見て、思わず小さな悲鳴を上げた。そこには噛みつかれた跡があり、血が出ていたからである。
ボキボキと骨が軋むような音がし、アンジェラは振り返った。そしてノボルが再びあの獣化した姿になっているのを見た。
「そのまま動かないで」 と、ノボルはアンジェラの隣に横になり、低い声で唸った。
獣化した彼の牙の間から、生温かい舌が伸びてきて、アンジェラの傷口を優しく舐めはじめた。彼女はうっとりと溜息をもらした。ノボルの舌が驚くほどソフトで、肌がみるみる癒されていく感じがしたからである。傷口を舐め清めるときの湿った音ですら心地よく、アンジェラは無意識的に彼の身体にすり寄った。
ノボルは片手を彼女の腰に回し、ぐっと抱き寄せ、自分が残した傷跡を執拗に舐め続けた。やがて傷跡はすべて消え、かすかに白い跡が残るだけになった。ノボルはそれを見て、満足げに微笑み、ベッドから降りて床に立ち、その後、アンジェラの足元へと移動した。
アンジェラは彼の奉仕にすっかりリラックスし、ぼんやりと彼を見ていた。そして彼の青い瞳の視線が下方へ降り、自分の脚の間の割れ目へと向かうのを見る。そこは激しいセックスのせいで、かなり腫れあがっていた。アンジェラは、ノボルが彼女に微笑みかけたように感じた。顔をその部分に沈める前にふと微笑んだように思った。
あれだけ荒々しく扱われ、ヒリヒリしていた陰唇とクリトリスである。そこに優しく舌を当てられ、その快感に、アンジェラは思わずのけぞった。だが、彼の両手の指で下半身が押さえられ、固定されているのも感じた。もっとも、先ほどとは違って、今の彼は獣のようなカギ爪は立てていない。