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Guessing game 「人当てゲーム」 

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Guessing Game 「人当てゲーム」

「ああ、君とどこかで会ったと思うんだけどなあ。僕たち、前に会ったことがあるよね?」

「多分ね」

「去年だった? あの、学生寮のパーティの時? 君はあそこにいた女の子で……」

「ぶぶーっ! もう一度、トライしてみて」

「同じ高校だったとか?」

「近くなってきたわ」

「あっ、ちょっと待って! もし、僕があの当時のまんまに見えたとしたら、今は違うからね。昔の僕は……」

「……チアリーダーを見かけたら、誰でも見境なしに、その娘とエッチすることにしか関心がなかった最低男? まあ、そんな感じだったわよね。でも、それは構わないの。人は誰でも変わるものだから」

「ということは、僕たち同じ高校だったんだ。でも、君はあのチアリーダーたちの中にはいなかったよね? ああ、確かに彼女たちの中にはいなかった。降参しなくちゃいけないかも。マジで、まるっきり分からないんだ。ヒントはアリなのかな?」

「ヒント? それで、どこに楽しいことがあるの?」

「でも、それが望みなんだろ? ちょっと楽しいことしたいって。それには、名前を付ける必要なんかないよ」

「ああ、それでこそ、あたしが覚えているトレントだわ。じゃあ、こういうのはどう? あなたにちょっと特別なモノを見せてあげる。その後で、あたしが誰かあなたに当てられるかどうか確かめるというのは?」

「特別なモノ? その言葉の響き、僕は好きだよ。いいよ、乗った」

「オーケー、じゃあ、よく見てね。はい、この通り!」

「えぇ? き、君にはアレが……君って……」

「前は男だったわ。今は違うけど。で、誰だか考えられる? もうひとつヒントをあげることにするわね? あなたのおかげで、あたしの高校時代は毎日が地獄だった。漠然とし過ぎてる? どうやらそのようね。あなた、何人もイジメていたものね、仕方ないかも。 じゃあ、ベン・ゲイって名前はどう? 思い出した?」

「ベン……ベン・ロビンソン?」

「前まではね。今はマッカイヤ。今でも、ちょっと楽しいこととやらをしてみたい?」

「お、俺は……いや……ああ……してみたい。本当に、してみたいよ」

「よろしい。じゃあ、あたしについて来て。高校の時、あのチアリーダーたちをあんなに夢中にさせたモノを見せてちょうだい」

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[2019/07/13] 本家掲載済み作品 | トラックバック(-) | CM(0)

Meant to be 「なるべくしてなったこと」 

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Meant to be 「なるべくしてなったこと」

「一体何なの? 言っておくけど、あたしをなだめるために、『別に』なんて言わないでよね。あなたが何か思ってるなんて、あたしにははっきり分かるんだから」

「レイチェル、私に何を言わせたいんだ。何を話させたいんだ?」

「本当のことよ」

「よかろう。本当のことを知りたいんだね? 話すよ。私はドン引きしてるんだ。これでいいかい?」

「あたしがおちんちんを持ってるから?」

「私が結婚してるからだよ! キミの脚の間にあるモノなんて、全然、気にしてない。そんなの私には何の意味もないことは、キミも知ってるじゃないか。私が気にしてるのは、この3ヶ月、私がモニカに隠れて浮気してるという事実なんだ。彼女はそんな目にあうべき人じゃない」

「じゃあ、あたしたちは、どんな目にあうべきだというの?」

「私は彼女に責任があるんだ。神の前で『死がふたりを別つまで』と誓ったのだよ、私は」

「でも、あなたは私にも責任を誓ったわよね? ずいぶん前のことだけど。あたしたち、高校生だった頃。覚えているでしょ? あなたは、あたしを愛していると言った。あたしと一緒になりたいと言った。でも、誰にも理解してもらえないだろうからと、あなたは諦めた」

「そして、同窓会で君に再会した。ちゃんと覚えているよ。その後、私と君どうなったかも覚えているよ」

「あなたは、まだ、あたしを愛していた。あなたの目の輝きですぐ分かったわ。そして、あたしは、あの頃の、女の子のフリをするやせぽっちの男の子ではなくなっていた。あたしはちゃんとした女になっていた。そして、あなたは男。当然、あたしたちは愛し合った。愛し合うことだけが必要なことだったから。それだけの話しじゃないの?」

「でも、モニカはどうなるんだ?」

「離婚って制度は何のためにあるの? 聞きたくない話かもしれないけど、あなたはモニカを愛したことなど一度もなかったはず。あなたは、あたしとで感じた感情を、モニカとでは感じたことがなかった。あなたも知ってるはず。モニカも知ってるわ。大変なことは分かってるの、ロバート。大変なコト。だけど、放っておいても、簡単になるわけじゃないの。だから、やらなくちゃいけないことを、やるべきだと思うのよ」

「私にできるか、自分でも分からないんだ」

「あなたならできる。あなたがあたしのことを愛してるのが分かるから。あなたがあたしをどれだけ愛してくれているか、分かるの。ふたりの間に立ちふさがるものは、何もないわ。もう、そんなのなくなったの。あなたも、そう思ってるでしょう? 愛はすべてに勝るのよ。違う?」

「いや、……そ、その通りだと思う」

「そうでしょ? じゃあ、この話は、これでおしまい。役に立てばいいけど、いいことを教えてあげる。これを何かの終わりと考えるかわりに、何か完璧なことの始まりと考えるのよ。だって、その通りなんですもの」

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