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Obsession 「強迫観念」 

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Obsession 「強迫観念」

「彼の奥さんに、無理やり、ああさせられたって聞いてるよ」 とあたしの旧友のひとりが言った。

「いや、僕の場合は違うよ。彼は、なんかの事故にあったって聞いたんだけど」と別の友人が言った。

「あれは、邪悪な精神医が彼に催眠術を掛けたんだよ」と、また別の旧友が言った。「あいつが、あんまりたくさんの人妻と浮気を繰り返すものだから、って」

あたしは、みんなの推測を立ち聞きしながら、微笑んだ。もちろん、みんな、あたしが聞いてるとは思っていない。それに、たとえ聞かれているのが分かっても、みんな、気にするとは思えない。彼らにとっては、あたしは、ただの女体化された裸の淫乱にすぎないから。そして、あたしの外面いについては、その特徴づけは完全に正しい。でも、あたしの心の奥底には、それとは別の存在も生息している。昔のあたし、すなわち、ボクは、まだ表面下に潜んでいるのだ。ただ、何もできず、自分自身の行動をどうすることもできずにいるのだけれども。

もし、みんなが本当のことを知ったら何と言うだろう。そのことを考えずにはいられない。みんな、心配するだろうか? そもそも、そんなこと信じてくれるだろうか? あたし自身ですら、ようやく信じることができたというのに。実際に、身をもって経験してきたあたし自身ですら、やっとの思いで信じることができたというのに。

分かって欲しいのだけど、あたしもかつては普通の男だった。というか、少なくとも、男と言えそうな存在だった。割とイケメンで、腕力もあり、もちろん女が好きだった。典型的なプレーボーイ。だけど、突然、何の前触れもなく、あたしの人生が急変してしまったのだった。そうなってしまった理由はひとつだけ。でもとても重要な理由だった。

それは、突然、あたしはおちんちんが欲しくてたまらない状態になってしまったということ。

みんなの気持ちは分かる。あたしが気ちがいじみたことを言ってる、と。ストレートの男だったのに突然、男性器に憑りつかれるなんてあり得ない、と。そんなの、訳が分からない、と。人間の性的志向は、そんな変化はしないものだ、と。

まあ、でも、あたしの場合、本当にそうなったとしか言えない。それに、それ以前まで、女性のことが気になって仕方なかった頃の気持ちよりも、男性のことが気になって仕方ない気持ちの方が強くなっていたのだった。というか、男のカラダことしか考えられない状態になっていた。憑りつかれていた。夜も眠れない。食事も満足に取れない。自分の世界が、すべて、他の男性の性器を崇拝することを中心に回り始めたのだった。

そうなってからゲイサイトのGrindrに登録するまでは、すぐだった。それはちょっとは助けになった。でも、逞しい男性の肉体をちょっとだけ味わうたびに、もっともっと欲しくなっていった。欲しくてたまらない状態になっていった。そして、やがてあたしは、他のことはどうでも良いと思うところにまで達してしまった。アレを唇で包んでいなければ、それとも、アレをお尻の穴に入れてもらっていなければ、ちっとも幸せを感じないような状態になっていた。

多分、あたしは気が変になったのだろうと思う。どこか狂ったところがあるのだと思う。でも、あたしはそんなことは気にしない。必要なモノを得られてる限り。そして、実際に、その必要なモノは得た。数えきれないくらい何回も。でも、それ以上に、あたしは、欲しいモノを手に入れるチャンスを得られる立場になれるよう、自分の外見も変え始めた。そして、すぐに、当たり前と言えば当り前だけど、あたしにとっては恐ろしい事実に気がついたのだった。……女性の方がゲイの男性より、たくさんおちんちんのご褒美をもらってるという事実。だから、自分も女性に変わろうと思うのは、理にかなった判断だった。

そして、実際、あたしは女体化した。ホルモン。手術。それがどれだけ犠牲を要しようとも、あたしは躊躇わずにそれを行った。そして、それは功を奏した。女性っぽくなればなるほど、あたしは男性にとって好ましい存在になっていった。そして、今は? まあ、ほぼ完ぺきと言える。好きなだけ、男を頬張ることができるようになっている。それができさえすれば、あたしには他に何もいらない。

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[2019/07/14] 本家掲載済み作品 | トラックバック(-) | CM(0)

弱みにつけ込む上司 (14) 


リチャードは、モニカにしばらくしゃぶらせ続け、再び勃起を取り戻した。この日すでに、モニカにセックスによるオーガズムを味わわせたばかりか、口を使った愛撫も、69も、ミルク飲みも教え込んだリチャードだったが、さらに進んで、もうひとつのことを教え込んだのだった。自分好みのオンナにするためには、アナルでもつながれるような女でなくてはならない。

彼の意図に気づいたとき、さすがにモニカもあわてたが、リチャードはすかさず、どのカップルもやってる普通の行為だと嘘を言い、うぶな彼女を説得した。リチャードはモニカの処女を奪った初めての男になることはできなかったが、それ以外の行為については、すべて最初の男になりたがったのだった。

リチャードは、モニカをうつ伏せにし、下腹の下に枕を置き、尻を浮かせた姿勢にした。そしてワセリンを使う。彼がその部分に挿入を始めたとき、モニカは痛みを感じたが、それは最初だけで、予想外にわずかな痛みだけだった。リチャードは、亀頭部分が彼女のアナル入口の筋肉を通過するとき、できるだけ痛みを伴わないよう、力を込めて素早く通過したからだった。彼は、いったん、頭部を挿入できれば、肉茎自体はさほど太くないので苦痛はなくなると知っていた。

モニカの体を慣らすよう、リチャードは、しばらくの間、優しい動きを続けた。その後、彼はモニカの体を抱えたまま、左側を下にして横寝になり、右腕を彼女の胴体に、左腕を彼女の首に巻き付ける姿勢になった。背後から回した両手で、左右の乳房を揉みながら、ゆっくりとした動きでアナルに出し入れを続ける。

そもそもアナルセックスをロマンティックな行為にできるかどうか分からないが、リチャードは、この行為をモニカにとってロマンティックなことに感じてほしいと思い、顔を彼女の首筋や耳にすり寄せ、情熱的にキスを繰り返した。

モニカは、男女がつながるべきところではないところを突かれているのに違和感を感じつつも、乳房を愛撫され、熱っぽく首筋にキスをされ続ける間に、次第に官能が高まってくるのを感じ、徐々に、悩ましい声を上げ始めた。このつながり方でも感じることができると思い始めていた。

一方のリチャードは、モニカのアヌスを犯しながら昔のことを思い出していた。リチャードがアナルセックスがリードできたのには、訳があったのである。実のところ、彼は10代の頃に、このような形で年上の男に愛されたことがあったのだった。その男は、その行為の後、お返しとして逆にリチャードにも同じことをさせた。もちろん今のリチャードはホモセクシュアルではない。だが、彼が当時その行為を楽しんだのは事実である。快楽があったのも確かだが、他にも、10代の若者であった彼のペニスの大きさが、相手の大人のソレと同じ大きさだと知り、自尊心が高まったことも関係していた。

10代の彼がそのようなことをされていたことは、誰にも怪しまれることはなかった。事は、リチャードの一家が家族全員で、彼の父親の旧友の家に遊びに来ていた時に起きた。その旧友宅に泊まっていた深夜、来客用の寝室のひとつで眠っていたリチャードのところに、その父親の旧友がやって来たのだった。

ある意味、変な話しと言えば言えなくもなかった。リチャードの父親は、その旧友のことをしょっちゅう自慢していたのである。「あの男は、今は別の町でスポーツのコーチをしているんだが、男の子たちを指導して、本物の男にならせ、ひいては勝利者にさせているんだ」と。

確かに、その人は、見るからに男の中の男のように見えた。しかも結婚もしていた。だが、その陰で、彼は少年たちを犯すのを趣味にしていたのだった。

「ううぅぅ……ああ、リチャード……すごく感じてきたわ……」

リチャードは、モニカがそういうのを聞いた。その言葉は、あの時、自分のアナルを犯していた男に言いたかったが、あまりに恥ずかしくて、言えなかった言葉だった。その自分が今は、他の男の妻であるモニカに同じ形でつながっている。しかも、いま挿入し、突いているのは、自分の方なのだ。

「リチャード、感じるの。こんな感じになるなんて、思ってもみなかった」

「そうか。じゃあ、もっと気持よくしてやろう」と、リチャードはモニカの右脚を抱え上げ、自分の脚の後ろに回した。そして、右手を彼女の股間へと移動した。

アナルを突くリズムに合わせて、クリトリスを愛撫する。彼を犯した男が、このやり方を教えてくれた。ぐいっと突かれるのと同時にペニスをしごかれると、快感が高まることを、彼は経験上知っていた。

首筋にキスをされ、乳房を揉まれ、クリトリスを愛撫され、同時にアナルを犯される。モニカは、これらを同時に続けられ、バギナにまったく触れられていないにもかかわらず、実際にオーガズムに達した。この夜、彼女が都合5回味わうことになるオーガズムのうちの、3回目のオーガズムだった。

やがて、モニカはリチャードがアナルに射精を始めたのを感じた。そして、彼女は、相手がゆっくりとした動きをする場合に限られるのだろうけれど、相手となってる男性の射精の勢いが、前の穴の時よりも、後ろの穴の時の方が、より明瞭に感じるものなのかもしれないと思った。

もちろんリチャードは最初からモニカのアナルに射精するつもりだった。何と言っても、もし、女にとって一番の男になるつもりなら、何事についても、最初の男になる必要があると思っていたからである。



[2019/07/14] 本家掲載済み作品 | トラックバック(-) | CM(0)