ブリイは流れるように僕のところに近づき、僕の体を押して、ベッドに座らせた。両ひざで僕の腰を挟むようにして僕の上にまたがる。 彼女が興奮しているのが、漂ってくる匂いで分かった。かすかな香りで、彼女がいつもつけているシャネルの香水でほとんど分からないかもしれないが、わずかにムッとする、焦らすような、そして誘惑するような香りだ。 彼女の知性を感じさせる細く長い指が、僕のシャツのボタンを外していき、裾をズボンの中から引っ張り出し、そして肩から脱がし背中へと押した。結果として、僕の両腕はシャツに縛られ、動けなくなった。 そのまま、彼女は僕をベッドに倒し、仰向けにした。そしてズボンのベルトを外し、ズボンを引きずり、降ろし始めた。僕は従順にお尻を上げ、それを受けて彼女はズボンを足首のあたりまで降ろしていく。ズボンは靴に引っかかったが、彼女は靴紐を解き、靴と靴下を一緒に脱がしたあと、ズボンも脱がし、床に放り投げた。 トランクスの前のところが恥ずかしいほどテントを張っていた。彼女がトランクスのボタンを外すと、途端に僕の勃起が跳ねるようにして中から飛び出した。これまでの人生で、こんなに固く勃起したことがあっただろうか。 ブリイを相手にしても、これは、まったく新しいレベルの官能性だった。彼女は前から、匂い立つようなセクシーさを漂わせた女性だったが、今の彼女は、ピンク色の文字で「ファック・ミー」と照らすネオンサインのような女性に変身していた。 ブリイは顔を僕の股間に寄せ、淫らな赤い唇を舌なめずりした後、僕の分身を口に含み始める。彼女の口の中はまるでマグマが充満した火山口のようで、飲み込まれた瞬間、その場で射精してしまいそうになった。彼女の唇は僕の分身の先端から根本へとみるみる移動していき、やがて、頭部が彼女の喉奥に突き当たるのを感じた。一瞬だけ顔を引く動きがあり、彼女が、飲み込みなおすのを感じた。実際、その動きにより、僕のペニスは彼女の喉門をすぎ、さらに奥まで入ったようだ。彼女の唇は大きく広がり、今はペニスの根元を捕らえている。可愛い鼻先が、僕の下腹部に埋まっている!
 Thanksgiving 「感謝祭」 誰にでも、感謝すべきもの……文字通り、どんなものであっても……感謝すべきものがありますように。 感謝祭、おめでとう If you like this kind of stories, please visit Nikki Jenkins' Feminization Station https://thefeminizationstation.com/home/
 Lesbian Sissies 「レズビアン・シシー」 「まあ、ふたりとも本当に可愛いわ。事情を知らなかったら、このふたりがしょっちゅう、互いに相手の喉を食いちぎらんばかりにいがみ合っていたなんて想像すらできなかったと思う。そんなふたりが、今は、どう? 本当に仲の良いお友達になってるなんて」 「友達どころか、肉体的にも愛し合ってるわよ。ふたりがベッドに入ってるところを、一度見てみるべきよ。もちろん、ふたりともアソコについてるモノは無視できるわ。あたしが貞操具をつけて拘束してなくても、ちっちゃすぎて全然気にならないから。でも、ふたりとも、いろんなオモチャを使って、それを補ってるの。まさに完璧なシシーのレズカップル。ある意味、まさにそれがあたしの狙いなんだけどね」 「でも、どうやったの? ていうか、話しを聞いても、あたしにあなたと同じ結果を出せるなんて思えないけど、あのふたりがこんなふうに相手を認めるようになるなんて、どんなふうにしてそうなったか気になってしまうのよ。まして、このふたり愛し合ってるんでしょ? ほんとにどうやって?」 「男なんて簡単に操れるものよ。あなたも分かってることでしょ? ポールは、ずっと前からあたしのひとつひとつの言葉に食いついていた。あたしが望めばどんなことでもしてたもの」 「覚えているわ。ポールはまるで捨てられた子犬のようにあなたにまとわりついてたわね。あなたが、なんでそんなポールなんかと付き合ってるのか、不思議に思っていたわよ、あたし」 「最初はね、彼と友だちの間柄でいることは価値があると本気で思っていたのよ。でも、何年かするうちに、彼の意図がすごく利己的だって気づいたの。ポールは単にあたしとエッチする機会をうかがっていただけだってね。多分、今もその機会をうかがってるんじゃないかと思う」 「え? 彼、まだチャンスがあると思ってるの? マジで?」 「自己暗示というか妄想でしょ? で、ジャックの方は、これもずっと前から、あたしとポールの関係をねたんでいた。もちろんジャックは、そのことについてほとんど何も言わなかったけれど。何か言われても、あたしはそんなの耐えられなかったでしょうけどね。ただのお友達以上はムリ。でも、ともかく、あたしにはジャックの気持ちは見えていたわ。だから、それを利用してやろうと決めたの。あなた、驚くかもね。気持ちが不安定になっている男なんて、ちょっとふたことみこと、気まぐれに言葉をかけるだけで、すっかり容姿を変えてしまえるものなの。ジャックはすぐに髪を長くして、体毛を全部剃っちゃって、中性っぽい服を着るようになったわ」 「それはポールも同じだったと。ポールは、そういう姿になることが、あなたが男性に求めてることだと思い込んでいたから」 「ビンゴ! 1年もしないうちに、ふたりとも女の服装をするようにさせた。その半年後には、あたしたち初めて3人プレーをしたわ。もちろん、あたしは、ほとんどふたりが絡み合うのを見ているだけだったけど。で、ポーラが……ポールのことを今はそう呼んでるの……ともかくポーラがあたしのところに引っ越してきた時、ジャッキーはそれも完全に自然なことだと思っていた。今は、ポーラとジャッキーはひとつの部屋を共有してるわ。服も共有してる。正直言って、これって完璧に近いんじゃないかしら」 「あなた、今も、ふたりと……何と言うか、アレをしているの?」 「ああ、そのこと? 時々、ふたりには舌を使わせてはいるわよ。でもね、本当のこと言って、あたし少し飽きてきているところ。本物の男が欲しくなっているの。あたしが本物の男に抱かれているのを見たら、あのふたりがそれをどう受け入れるかが分からなくて、迷ってるんだけど」 「なんとなくだけど、あなたならうまくする方法を考え出しそうな気がするわ」 If you like this kind of stories, please visit Nikki Jenkins' Feminization Station https://thefeminizationstation.com/home/
 Free Drinks 「ただ飲み」 「こういうことどうなのかなあ」と、ジュリアンは友人たちの非常にリアルに見える胸とちらちら見ながら言った。彼は、自身の経験から、その胸がすべて偽物のシリコン製であることを知っていたが、だからと言って、見てくれの点でリアルさに欠けるというわけでは決してない。「って言うか、本当にこんなことするつもりでいる?」 「その件については、もう話し合っただろ?」とカイルが言った。もちろん彼は、この夜の間だけはカイラと呼ぶように言い張っている。この日のために、彼はブロンドの長い髪のウィッグを被り、ゼブラ模様のプリント柄のドレスを着ていた。「俺たち、遊びに出るカネがないんだ。こうする他にただ酒を飲む方法がないんだよ」 ジュリアンは頭を左右に振りながら、別の友人たちふたりにも目をやった。ふたりとも、ジュリアン自身と同様、同じように女装している。この夜はポーラと言う名前で通しているポールは、偽の胸を強調するデザインの黒単色のドレス。そして彼の右にいるアレックス。彼はアリスと言う名になっているが、あまり居心地が良くなさそうにしつつも、息をのむほど美しい変身だ。どちらも、クラブ通いをする女、そのものと言った完璧な装いだった。彼らの変装は、様々な演劇クラブで活動してきた間に培ってきた能力であり、衣類のいくつかは、彼らの演劇グループの直近の活動の後、残されたものを拝借してきたのである。4人とも、容姿は良く、将来有望な俳優でもあった。であるから、女性に変身することは、何の問題もなくこなせた。4人とも、変装にはまったく欠点がない。だが、ジュリアン……彼は今夜はジュリアという名になっているのだが……彼ジュリアンにとっては、彼らの変装が完璧であることこそが、彼を滑稽なほど居心地が悪い気持ちにさせることだった。 ポールは、脱色したブロンドの房毛を前後に揺らしながら、頭を振った。「演技の練習と考えればいいんだよ。エッチしたがりの酔っぱらった男どもが、お前のことを女だと、ひょっとするとお持ち帰りできる女かもと思い込ませることができたら、ただで酒が飲めるってこと」 「で、もし、思い込ませることができなかったら?」とジュリアンが訊いた。 「おい、頼むよ」とアリスが口を挟んだ。「お前、綺麗だぜ。何と言うか、この4人の中で一番可愛いと思う。賭けてもいいが、百万人の男どもがお前のパンティの中に忍び込みたいって思うはずだ」 「まさに、そのことを心配してるんだけど」とジュリアンはつぶやいた。 「話し合いは、もう充分」とカイルが制した。「今この瞬間から、俺たちは女になる。ごく普通の女子学生ってことでいいな? 4人のうちひとりでも、違ったふうに話し始めたら、そこで俺たちおしまいになる。そんなの誰も望んでないだろ? だから、今夜は、その役柄を演じる。そうすれば、飲みたい酒が思う存分飲めるってこと」 4人とも頷いた。だが、それでもジュリアンは気になって仕方がなかった。もし、誰かが……あるいはみんなが……単にただ酒を飲むためとは全く違ったことのためにここに来てるとしたら、どうなるんだろう、と。みんな、信じがたいほど、この機会に乗り気になっている。まったくためらうことがなかった。そして、みんながこの「役柄」に、これほどすんなりと入り込んでる。それから察するに、みんなは、実際に、こういうことを過去にしたことがあるんじゃないかと、簡単に想像できた。だけど、ジュリアンは仲間外れにされたくはなかった。みんな友だちだし、高校時代のように、周りから、変人じみた演劇オタクと独りぼっちにされることだけは避けたかった。そして、ジュリアンは、一度、大きく深呼吸し、女性的な声になって言ったのだった。「そうよ、さあ行きましょう、みんな!」 If you like this kind of stories, please visit Nikki Jenkins' Feminization Station https://thefeminizationstation.com/home/
 Star 「スター」 「頼むよ。ちゃんとおカネは出したよ? だからあの写真を返して、ボクを解放して……」 「写真を返す? 一体全体、何が楽しくてそんなことしなきゃいけないんだ? 俺はお前を追い詰めたんだよ、ダニー。俺はお前を解放する気はない。あんなことがあった後なんだぜ……」 「そんな呼び方止めてくれ。ボクはダニエルだよ」 「俺の妹のパンティを履いて突っ立ってるくせに、お前をどう呼ぶかについて気を揉んでるって? マジで言ってるのか? お前、もっと他のことを心配した方がいいんじゃねえのか?」 「例えば……例えばどんな?」 「例えば、お前が俺の未成年の妹と寝たと知ったら、お前の友人や家族がどんな反応するかとかだな」 「彼女は18歳だって言ったんだ!」 「でも、事実は違った。そうだろ? 15歳の小娘だぞ? 本気で言ってるのかよ。そんな違いも分からなかったのかよ?」 「ぼ、ボクは……そんなつもりは……わかるだろ?……ボクは別に子供とかを相手にするの好きじゃないし。彼女はずっと年上に見えたんだよ。てっきりボクは……」 「いいよ。みんな、ヤッタ後でそう言うのさ。でも、俺の立ち位置からすれば、お前は子供の性虐待者とほとんど変わらなく見えるぜ。たった1段だけ階段を上がっただけ。多分、1段もないかもな。お前が妹とセックスしただけだったら、許せたかもしれない。だが、お前はそれだけじゃなかったんだよな? どうしてもあの写真を撮りたかったと。どうしても、その写真をネットに乗せたかったと。あの写真を人々に見られて、妹がどう思ったか知ってるのか? うちの両親がどんな反応したか知ってるのか? いいや、お前は、そんなことを気にしないんだよな。お前は、あの汚らわしいウェブサイトに画像を出して、自分が征服した「獲物」だって、寮の仲間たちに見せびらかしたかったんだよな? まあ、今度は、お前があのサイトのお世話になろうとしてるわけだが」 「で、でも……ボクは……」 「しかし、お前が、あのダブダブのジーンズの下に、こんな女っぽい尻を隠していたとはなあ。あのサイトの男たち、お前にシャワーのごとくいろんなこと言ってくるだろうぜ。賭けてもいい。メールボックスの中が、ちんぽの写真で溢れかえるだろうから、心の準備しておいた方がいいだろうな」 「いや、だから……もっと、払ってもいいんだから。何でもするよ。だから、ぼ、ボクにこんなことさせないで……」 「あ、でも、もう遅いんだ。お前がまだ知らないだけだよ。さあ、ベッドに上がれ。お前、インターネットのスーパースターになるぜ。言うことを聞かないと、写真の中、何枚か、お前の顔にモザイクかけるのを忘れてしまうかもしれないぞ」 If you like this kind of stories, please visit Nikki Jenkins' Feminization Station https://thefeminizationstation.com/home/
 A Misunderstanding 「誤解」 「よう、ちょっと借りてもいいかなあ? あっ……ああっ……やばっ!」 「おい! こっち向けよ! お前、何やってるんだ?」 「くそっ。ドアが開いてたから。俺はただ……くそっ。ただちょっと……。お、俺は何も見てねえぞ。誰にも言わないって約束する」 「何か、勘違いしてないか?」 「ああ。そうだな。勘違いだ。すまなかったな。俺は……、ああ、もう行くよ……それに……」 「まだ、勘違いしたままだろ。ほら、もうタオルを巻いたから。こっちを向いてもいいぜ」 「そうだな。ああ。ていうか、どうであれ、変なことじゃないはずだよな? 男がふたりでいただけだ。俺は何度もロッカールームに入ったことがあったし」 「だけど、お前が何がどうなってるのか理解してないと、変なことになってしまうんだよ」 「ああ。そうだな。言うとおりだ。俺は理解してねえ。で、お前が……その……まだカムアウトする気になっていないとしたら、それもカッコいいと思うよ。ていうか、俺たち友だちだと思っていたけど……多分、理解できたと思う」 「カムアウト? お前、何を……ああ?……マジかよ……なんてこったよ! お前、俺のことを、ゲイか何かと思ってるんだろう? 違うか?」 「何も思ってねえよ。まっさらだよ。完全に。つか、お前のことを言うのに別の代名詞を使ってほしいなら……」 「ああ、頼むぜ、やめてくれ、ジョン! 俺はゲイじゃない! ジェンダーフルイッド( 参考)でもねえ。トランスジェンダーでもねえよ」 「だよな。分かってる。ラベルなんか馬鹿げてるものな? お前がなりたい存在であれば何でもいいよな」 「違うって! そんなことを言いたいんじゃねえよ! ったく! これは飛んでもねえ間違いだってことだよ。いいか? 今日の午後、撮影の仕事があるんだ。撮影するやつが言うには、中性っぽさがテーマだと。だから、俺と一緒に出る女は、短髪のかつらを被ったりするわけで、俺もこういう格好になってるというわけなんだよ」 「え? なるほど……」 「まだ、信じてないだろ? 目を見ればわかるぜ」 「いや、信じてるよ。本当だって。ただ何て言うか……まあ、その……お前、全然、中性っぽく見えねえぜ。どう見ても、その……何つうか髪は長いし、化粧をしてるし……それに、その……そのカラダ……」 「分かってるよ。今の時代、男性モデルはこういう体つきなんだ」 「まあな。確かに。分かったよ。俺はただ……ああ、この状況、居心地悪いなあ。ていうか、お前、すごく綺麗だし、それに……いや、何でもねえよ。何でもねえ。突然入ってきて悪かったな。撮影が本当にうまくいくといいな」 「ジョン……おい、ジョン、ちょっと待てよ! それじゃあ、この状況が変なことになってしまうだろ!」 「いや、いいんだ。俺はただ……ただ、他の場所に行かなくちゃと思ってるだけだ。し、仕事、頑張れよ。ああ。幸運を祈るぜ」 If you like this kind of stories, please visit Nikki Jenkins' Feminization Station https://thefeminizationstation.com/home/
 An Affair 「情事」 「こんなこと、もう続けられないわ」と、後ろにいる愛人を振り返りながら言った。ああ、彼のことを愛人だなんて思うこと自体、良くないことと感じる。でも、本当のことだったし、ほぼ1年間、そういう関係が続いていた。「もう止めなくちゃいけないわ、ジェームズ」 「そうかな?」とベルトを外しながら彼は言った。「君は、このささやかな密会のために生きているんだよ。僕には分かる」 「そうじゃないと知ってるくせに」とあたしは顔を背け、前を向いた。「他のいろんなことよ」 何秒も経たぬうちに彼があたしの後ろに来た。わざわざ見なくても、彼が素裸になっているのが分かる。それに、すっかり固くなっていることも。彼はあたしの腰に手を添え、つぶやいた。「他のいろんなこと……」 長くため息をついた後、彼はあたしから離れ、言った。「僕にしてみれば、他のいろんなことなんて、どうとでもなれと思うけど」 あたしは手を頭に掲げ、リアルっぽいウィッグの黒髪を掻いた。「あなたには、そう言うのは簡単でしょうね。妻もいなければ、家族もない。あなたを頼りにしている何千人もの人々もいない……」 「君は市議会議員だろう?」と彼は遮った。「大統領じゃないんだ。それに君の妻も子供たちも君のことを嫌っている。ブリタニーはもう何年も前から浮気を続けている。彼女は君を愛していないし、これまでも一度も君を愛したことなどなかったのだよ。少しでも君に関心があったら、とっくの昔に君の変化に気づいていたはず。だけど、彼女は自己中心的な女なので、全然、気づかなかった」 「それが彼女なの」 怒った声で言ったつもりだった。そういう声を出そうとした。けれど、実際には、泣き声に近い声になっていた。ジェームズが言ったことは正しい。そこまで言われることを認めたくはなくても、自分でも事実だと思っていた。「それに、愛情とかそういうことよりも、複雑なの。あたしにはもう……」 「君がオフィスですっかりドレス姿になっているのを見た瞬間、僕は何が欲しいか分かったんだ。君も覚えているだろ? 僕も君も、ふたりとも、それぞれのオフィスで夜遅くまで働いていた。君はオフィスには誰もいないと思ったのか、ちょっと羽目を外してみようと思った。でも、僕も残っていたんだよね。そして、僕は君の本当の姿を見たんだ」 「あなたったら、その場であたしをデスクに押し倒して、あたしを犯したのよ?」と、あたしは懐かしむように思い出した。 最初は、ちょっとは抵抗した。男性だけの美人コンテストに参加するため、試しに女装したのだと嘘をついた。でも、彼にはすべてお見通しだった。彼は、ひと目あたしの姿を見ただけで、すべてを理解したのだった。そして、その後はと言うと、1年以上にわたる愛人関係。毎週、週末になると、他人目につかないところにふたりでしけこみ、一緒にすごす。ホルモン摂取も始めた。上半身はあまり成長しなかったけれど、どんな男性よりも体が柔らかな丸みを帯びているのは間違いない。その体を大きめのスーツを着て隠してきたが、今や、もはやこれ以上、変化を隠し続けることができないほどにまでなってきていた。 でも、身体的変化は氷山の一角にすぎない。長年、女装を続けてきた人間として明確に言えることだが、このジェームズほどあたしを肯定的に励ましてくれた人は、誰一人いなかったのだった。ましてや、男性でこれほどまでに言ってくれた人はいなかった。そんな彼の励ましを受けた結果、あたしは自信を持った女性へと変わっていた。現実の生活から離れた場合だけに限るけれども。 「そ、そうね、あなたが正しいわ、ジェームズ。みんなに言うべき。すぐにそうしなければいけない。でも今は……一緒にここにいましょう。この瞬間だけは一緒に。あれ、あたしにしてくれる?」 彼は微笑んだ。「君のためならどんなことでもできるよ。愛しているから」 If you like this kind of stories, please visit Nikki Jenkins' Feminization Station https://thefeminizationstation.com/home/
 Gullible 「騙されやすい人」 「マリッサ、いったい何の話をしてるの?」 「なんてこと! どうしてこれが見えてないのよ? 気が変になる薬を飲んだみたいな気持ちだわ」 「錯乱してるような口ぶりだよ。自分でも分かっているよね? ボクが女みたいに見えるって? そんなのあり得ないよ。ボクを知っている人なら、誰でもボクだって分かるはずだよ」 「錯乱なんかしてないわよ。マジであなたを助けようとしているの。あなたは本当に……本気で言ってるのよ。……自分の姿を見てみてよ、アレックス。真面目に自分の姿を見てみて。誰にでも見えているのに、どうしてあなたにだけは見えないの?」 「誰にでも? キミの悪ふざけの話しをしてるの? ボクが頭がおかしくなってると思い込ませようと、ボクの友だちをみんな集めたことだよ( 参考)。本当に頼むよ。ボクは騙されやすいタイプじゃないんだ。ボクが女になっているなんて嘘より、もうちょっと、信ぴょう性がありそうなことを狙うべきだったんじゃないか?」 「んもう! 本気で言ってるの? アレックス、あなたの胸を見て! おっぱいがあるのよ、おっぱいが!」 「確かに、ボクは、またジム通いを始めなくちゃいけないよ。たいへん、たいへん。みんな、太り出す時期を経験するものだよ…… 「それに、あなたはお化粧までしてる! 髪も長くして! あなたが買ってきた服は、あなたが思ってるほど中性的なモノなんかじゃないわ!」 「そのことを言いたいわけだね? キミはボクの新しいスタイルが気に入らないんだ。分かったよ。本当に。でも、ボクはずっと前からファッションには気を使ってきてたし、それに……」 「いいえ、そんなことないわ! あなたは外見なんか気にしてこなかった! あなたもあたしも、知ってることじゃないの!」 「ちょっと気がふれたような口調になってる」 「あたしが? あたしが気がふれてる? ああ、なんてこと。あのねえ、ちょっと聞いて。あたしは、もう、何も気にしない。どんなことでも。もし、あなたが女になりたいなら、そうしていいの。あたしは、最善を尽くして、あなたを愛するし、支援するから……」 「ああ、そういうことか。ボクは前から考えていたんだ。あれについてだよ。ボクたちの関係をオープンにすることについて。というか、キミはずっと前から、3人プレーをすることについて話してきたよね? 自分でも知ってるだろ?」 「え、ええ……でも、あなたはいつも却下してきた。あたしが他の男と一緒にいるのを見るなんて吐き気がするからって……」 「でも、ボクはキミの夢を否定するなんて悪かったと悟ったんだ。ボクたち、そういう場をセットアップすべきだと思う。実際、すでに男性をひとり選んであるんだよ。君の職場にいるクエンティンのこと、覚えているよね?」 「いつも、あたしに言い寄り続けていた男のこと? あたし、あの人、大嫌い」 「まあ、これからは嫌じゃなくなるよ。2ヶ月ほど前に、偶然、彼と出くわして、それ以来ボクたちは友だちになったんだ。彼なら、ボクたちにとって完璧なんじゃないかと思うよ。何と言うか、ボクたちが地平線を広げるための相手として。どう思う? 彼ってキュートだよね? それに、賭けてもいいけど、彼のはすごく大きいはず」 「ど……どうしよう。分からないわ。本当に分からない。っていうか、もし、それがあなたがしたいことなら、多分、いいかも……」 「すごい! じゃあ、決まりだね。ボクが彼に電話して、家に招待するね? そして3人で最高の時を過ごすんだ! やる前から最高になるって分かるよ!」 If you like this kind of stories, please visit Nikki Jenkins' Feminization Station https://thefeminizationstation.com/home/
 Fetish Come True 「現実化したフェチ」 「ええ、そうよ。彼のちょっとしたフェチのことを知った瞬間、懲らしめてやることにしたの」 「でもどうして? どのみち、ホルモン投与でインポにしていたんでしょ?」 「もちろん、それはそうだけど。でも、あたしにとってこれは一種、権力の移動だと言わなかったら嘘をついてることになるかも。いろいろあるけど、かつての彼がどんなだったか覚えているでしょ? 大声で怒鳴るは、傲慢に振る舞うは。実際、彼、あたしのことを殴ったこともあるのよ。一回ね。あたしも彼も酔っていたし、あたしが最初に彼をひっぱたいたわ。実際、3回くらい殴った。でも、男が女を殴るのとそれとは違うでしょ? ともかく、彼のコンピュータの中にいっぱいあったファイルやら何やらを見た時、あたしが支配権を握るのに絶好の機会だと思ったわけ。彼、泣きそうになって懇願してた。強制女性化関係のファイルとかは全部、ただの趣味にすぎないんだって言ってた。でも、あたしには本当のことがお見通しだったわよ」 「それにしても、彼を娼婦にしちゃうの? ちょっとやりすぎじゃない?」 「最初はあたしもそう思ったわ。でも、彼があれほど好んで読んでいたストーリーの多くで、これこそが中心的なテーマだったのよ。自分の彼氏がそんなにも切望している種類の性生活をさせてあげるのが、付き合っている女性のしてあげることだと思わない? 少なくとも、そうしてあげようと思わないガールフレンドがいたら、そっちの方がおかしいわよ。そうじゃない?」 「でも、やっぱりやりすぎだと思うわ」 「やりすぎ? ねえ、頼むから、もっと分かってよ。まだ充分やってないの。彼の両親が、こんなふうになってる彼を見るまで待ってよ。そうなったら、どんなことになるか分かるわよね? 念のため言っとくけど、あの親たちトランプ支持者。彼がこんなふうになってるのを受け入れるわけがないでしょうね。しかも、今までのお忍びデートから進んで、こういうことをやっておおっぴらに生計を立てるようにさせたら、どうなるかしら? ああ、素晴らしいことになりそう。彼の友人たちにカムアウトしたり、ドレス姿で仕事に行かせたり。すごく面白いことになりそうだわ」 「なんだか、あなた自身、これをするのが一種のフェチになっているような口ぶりね」 「そうかもね。ある意味、これにハマってるのは白状するわ。人を支配するって、すごく中毒性があるのよ。家に帰ったら、彼の腰を掴んで、お尻の小さな穴に杭打機のようにガンガン叩きこんでみる? それより気分がいいことなんてないわよ。本当に」 「もう……もう、何て言ったらいいか分からないわ」 「他には何も言うことなんかないわね。全然。ただ、あなたなら、このちょっとしたショーを気に入るだろうなと思っただけ」 If you like this kind of stories, please visit Nikki Jenkins' Feminization Station https://thefeminizationstation.com/home/
 New best friends 「新しい親友」 「な、何だ……これって……ここはどこだ? な、何が起きたんだ? それに……くそっ……何なんだ、これは?」 「ボクのと同じだよ。何でもないよ。彼女は、こういうふうにしたがってるから」 「いや、こいつのことだよ……分かるだろ……この器具……」 「ああ。コックケージのことね。おとなしくさせておくためのモノだよ。彼女は、男が拘束具なしで自由に行動させるべきかどうかについては、とても固い信念を持っているんだ。でも、それについては、すぐにしっかり教えてもらえると思うよ」 「彼女? それに、そもそもあんたは誰なんだ……あ、ああ、そうか……」 「ようやく思い出してきた? あんだけアルコールを飲んだら、記憶がぼんやりするのは当然だよね? ずいぶん混乱しているような顔をしてるけど、大丈夫? そんな気持ちの悪そうな顔をしてなきゃ、カワイイって言えるのに。残念だなあ」 「き、気持ちの悪そうな顔? 何言ってるんだよ……お、俺はただ、何が起きてるのか知りたいだけだ」 「そのうち分かるよ。もちろん、ちゃんと分かるさ。ボクには分かる。ボクもキミと同じ立場にいたしね。だから、どんだけ頭が混乱するか分かるんだ。目を覚ましたら、知らないところにいて、素っ裸にされてて、指導役の先輩が目の前にいる……ああ、記憶が……」 「いいから、何が起きてるかだけでいいんだ、教えてくれ」 「ああ、いいけど。ごめんね。時々、ちょっと頭がクラクラしてしまうんだ。彼女の処置の影響だと思うんだけどね。でも、そんなの取るに足らないこと。ボクが言おうとしたのは、キミは囚人になったということだよ。キミはここから逃げられない。そして、時が経つと、彼女は君を彼女の完璧な奴隷に変えるだろうということ。ボクがされたみたいにね」 「分かった。それは……興味深い話だね。ともかく、俺はここから出ていくよ。いいね。君と会えて良かったよ」 「ああ、すごくカワイイ! 彼女がどうしてキミを選んだか分かるよ。その愛らしい顔……適切に処置を受けたら、キミを見て、心臓が止まってしまう人が出てくるかもよ。でもね、ここから逃げ出すことはできないよ。彼女が許すはずないから」 「なに、ワケの分かんねえ話しをしてるんだ? 俺が素っ裸だから逃げるはずがないと思ってるのか? まあ、驚くかもしれないが、俺は昔はしょっちゅうストリーキングをしてたん……うっ、ああ! あああっ! や、やめてくれ!」 「ほらね。そのことを言ってたんだよ。落ち着いて。ゆっくり呼吸して。体から力を抜いて」 「か、体じゅうに火がついたみたいだ!」 「そうだよね。分かるよ。しかも、それの設定、最低レベルだからね。上には、もう4レベルあるんだ。ボクは上の3レベルまでしか経験ないけど……まあ、キミもそんなの味わいたくないだろうってことだけ言っておくよ。そろそろ消え始めてるんじゃないかな? うん、そのようだね。時々、もっと長く続くこともあるんだ」 「な、何だったんだ?」 「正直に言ってほしい? ボクもよく分からないけど、多分、脳に何かインプラントされたものかも。知らないよ。でも、最低限言えることは、1歩でも一線を越えると……それには、彼女の許可なしで出て行こうとすることも含まれるんだけど、そうすると、体の全神経に大変なことをするってことかな。彼女が望まないことは一切できないということ。それでも、行儀が悪いと……まあ……その時は、もっと上のレベルがやってくる。ボクの忠告が欲しい? 決まりに合わせよってことかな。いずれ、いつかは、彼女はキミにも飽きてしまうよ。そうなれば、彼女はキミを解放する。もちろん、その時点までには、キミはこれまでのようなオトコの姿には似ても似つかなくなっているし、物腰も変わっているだろうけどね。もう、そこまでの処置は済んでしまってるんだ。覆水盆に返らずって言うだろ?」 「じゃ、俺は逃げられないと? 俺もいずれあんたみたいになってしまうと?」 「うーん……ボクとまったく同じじゃないかも。多分、彼女はキミにはおっぱいをつけてくれるんじゃないかな? ボクはずっとおねだりしてきてるんだけど、ボクにはつけてくれないんだ。でも、まあ、そうだね、イエスだろうな。それがキミの質問への答えとしていいと思う。ここに来た他の男の子たちと同じく、キミも結局はこういうふうになると思うよ。でも、これって、そんなにひどいことでもないよ。分かると思うけど、女性的なこととかあるだろ? いったん、そういうのを全部クリアしたら、むしろ、ちょっと楽しいことになるかも。それに彼女の方も、ボクたちに気持ちいいことを味わわせるのに消極的なわけじゃ決してないからね」 「ああ、吐き気がしてきた」 「そんな気持ち、いずれ消えるよ。その後は、ボクとキミは、親友になれるんじゃないかな。ボクには分かるんだ!」 If you like this kind of stories, please visit Nikki Jenkins' Feminization Station https://thefeminizationstation.com/home/
 Chubby 「私はデブ」 昔のあたしは不安感をこじらせにこじらせた人間だった。成長期は、まさに例の子供そのもの。どういう子供か、みんな分かるよね? 太った子供。引っ込み思案の子供。教室で窓から外を見ているだけの子。皆に自分のことは無視して、忘れてほしいと思ってるだけ。もちろん、決して望み通りにはならない。他人の目から隠れようと頑張れば頑張るほど、目立ってしまう。いちばん目ざといのが同年齢の子供たち。 何人かいるけど、他のデブの子供のように、何か人から認めてもらえるような才能があったら、そんなにひどくはなかったと思う。でも、あたしは別に面白い人じゃなかったし、フットボールに人生を見つける運命にもなかったし、頭が良くもなかった。みんなが憐れむ、ただの肉の塊。当然、嘲笑のターゲットになっておかしくなかったし、実際、そうなった。めちゃくちゃイジメられた。 「イジメ」という言葉は、あたしがされたことを表すのに適切な言葉のようには思えない。「拷問」が近いかもしれない。けど、それも、しっくりこない。ともかく、毎日が地獄だった。でも、何のため? みんな、あたしをいけにえにして、ちょっとした気晴らしをしていたってこと? 振り返ってみると、単なる気晴らしにしては残酷すぎることばっかりだった。繰り返すけど、子供は残酷だ。本当に。 多分、あたしが典型的な男らしさに欠けていたことも原因だったと思う。シングルマザーに育てられ、遊び相手は姉や妹だけだったので、あたしは少なからず女性的な振る舞いをするようになっていた。そして、人はそういうところに目ざとく反応する。それに加えて、シャワールームで、他の男子にあたしのあれが小さいのを見られたもんだから、確実に、悲惨な生活の開始になった。あっという間に、学校全体に知れ渡った。もちろん、連中はあたしのアソコが哀れな存在であることをことあるごとに口に出した。 多分そういうこともあって、あたしは女性的な方向に引っ張られていったのだと思う。姉や妹たちは、あたしとは違って、心配の種はなかったようだった。少なくとも、心の奥ではそう思っていた。姉妹たちは、みんなあたしと同じ体形だったのに、だからと言って誰にもイジメられてはいなかった。もちろん、脚の間にぶら下がる親指ほどの存在について、つまり、自分は何者かを考えさせる存在について、思い悩むことなどなかった。そんな環境だから、女装は一種、自然な成り行きだったと思う。そしてあたしはいつの間にかクラスのクイーンになっていた。 あざけりは気にしなかった。あおりもいじりも。クラスメートによるからかいなんて、すでにどっぷり味わっていたから。だから、連中の中傷に同性愛ヘイトが加わってきた時も、「別にぃ?」と思った。連中があたしをシシーと呼んでも、「別にぃ」と思った。フットボールチームのキャプテンがあたしのことを「チビちんぽのデブ尻野郎」って言ったけど、そんな程度でしょ。気にするまでもない。 15歳の誕生日の2日前に、あたしはトランスジェンダーだとカミングアウトした。控えめに言っても、ママはすごくあたしの味方になってくれた。ずっと前から知ってたって。最初からだって言ってた。でも、少しだけだけど、心の中、そんなふうには感じなかったよって言いたい自分がいた。自分がトランスジェンダーだってカムアウトしたのは、あたしに与えられた選択肢からすれば、そうするのが最善で、いちばん困難なことが少ない道だと思えたからだって、はっきりさせたい自分がいた。でも、あたしはママに反論しなかった。ママには、あたしが内面的には女の子なのでトランスジェンダーだって告白したと、そう思わせておくことにした。ひょっとすると、本当にそうなのかもしれないし。よく分からないけど。 その頃から、ホルモン剤が効果を見せ始めた。思春期に入ったばかりだったので、実際には、男性的な特徴と言えるものは何も始まっていなかった。そして実際、17歳になるころまでに、あたしは本当に女性的になっていて、クラスメイトの中には、あたしが元は女でなかったなんて忘れてしまっているような人もいたほど。それも理解できないわけじゃなかった。だって、あたしの乳房は姉妹たちのよりもずっと大きくなっていたから。あたしのことを、女性へと変身した男と思うより、元々、女性だったと思う方がずっと簡単だったから。 そして、高校3年になるまでに、すでにあたしはデートを始めていた。このあたしが? デートを? そんなのあり得ないって、頭がぶっ飛ぶような感じだったけど、なぜか男の子たちが、しょっちゅうあたしをデートに誘ってくる。その子たちは、あたしがデブなのを気にしていないようだった。少なくとも、気にする人ばっかりじゃなかった。あたしは、そのことに乗ることにした。大きく。そして、とうとう、正真正銘のフットボール選手を相手にバージンを卒業した時、あたしは過去を振り返るのをやめた。自分は女なんだ。それだけなんだって。 大学時代になるまでには、その気持ちの上での態度は確固としたものになってきて、学位を取って2年たった今は、あたしのことを愛してくれる男性を見つけている。彼は完璧じゃないけど、それを言ったら、あたしも同じ。あたしも彼を愛している。たいていは。確かに、時々、あんなに無慈悲にイジメを受けていなかったら自分の人生はどうなっていただろうって思うことはある。その場合でも自分は女になっていただろうか? 多分なっていたかもしれない。そうでないかもしれない。でも、今のあたしは後悔をしていない。あたしは、自分が幸せになるためにしなければならなかったことをしてきたんだ。そして、なんだかんだ言っても、結局、誰でも、それしかできないことなんだから、と。 If you like this kind of stories, please visit Nikki Jenkins' Feminization Station https://thefeminizationstation.com/home/
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