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シルクの囁き、ラベンダーの香り 第2章 (5:終) 

ジャネットは素早く髪を整え、化粧を直した。ハイヒールのサンダルに足を入れ、最後の確認として、もう一度、鏡の中を見た。おばさんにしてはそんなに悪くないわ。そう思いながら階段へ急いだ。階段を降り始める前に、ジャネットは立ち止まって、呼吸を整えなければならなかった。ぴちぴちのショートパンツの縫い目が、あそこの唇に食い込み、クリトリスを擦り付けていたからだった。もう一度、寝室に戻って、別のパンツに履き替えようかと一瞬思った。だが、ちょっとしたスリルにワクワクする気持ちを感じ、彼女はそのまま階段を降り始めた。

クリスはリビングで待っていた。広いリビング・ルームで、ゆっくりと歩きながら、飾ってある写真を見ていた。写真は大半、ジャネットと彼女の娘のものだった。ジャネットが階段を降りてきた時、彼は馬に乗ったジャネットの写真を手にしていた。クリスはその写真が気に入っていた。乗馬しながらハードルを飛び越えているところを後ろから撮った写真だった。乗馬用のズボンがパンパンに伸び、彼女の臀部をきつく包んでいる。

「馬は好きなの?」

ジャネットの声にクリスは驚いた。

「あ・・・いえ、実は僕はまだ馬に乗ったことがないんです」

クリスは素早く振り向き、写真を元に戻した。彼はジャネットの変身を見て、危うく息を詰まらせそうになった。どうしても眼がジャネットの大きな乳房に引き寄せられた。ブラジャーの薄い生地と体をぴったり包むセーター越しに、乳首がつんと突き出ているのがはっきり見える。彼の両目は、次にジャネットの下腹部へと動いた。ショートパンツが彼女の股間に食い込んでいるのを見たとき、クリスは溜息を堪えるのがやっとだった。

眼を丸くさせているクリスに微笑みながらジャネットが言った。

「準備はいい?」

「え・・・ええ!」

クリスはどもりながらジャネットの後について家から出た。クリスの前を歩くジャネットのぴっちりしたお尻が左右に動くのを見たとき、彼の中の小さな悪魔が再び目を覚ました。パンティ・ラインを探したが見当たらない。クリスは、彼女はソング・パンティを履いているのか、そもそもパンティを履いていないのかのどちらかではないかと判断した。彼は、ジーンズの中、すでに痛いほど固くなっているペニスが、ひくひくと蠢くのを感じた。

ジャネットは車の前に来ると、BMWのキーをクリスに手渡した。「はい、どうぞ。運転しても良いわよ」

「ありがとう」 そう言ってクリスは、急いでジャネットのために車のドアを開けてあげた。

クリスは、運転しつつも、隣に座っているジャネットの存在に気になって仕方がなかった。適度に日焼けした滑らかな肌の脚が見える。それに彼女の香水も。そのどちらも、クリスの興奮を鎮めることに役立たなかったのは言うまでもない。

走る車の中、ジャネットはクリスに仕事の内容を説明した。基本的に「何でも屋」の仕事であり、病院内の様々な雑用の手伝いだった。ジャネットの病院には、多数の装置があり、簡単な修理や、技術力が要らない調節が必要なものが多い。クリスが働くことになる医務室にはジャネット以外に数名、他の医者がおり、その医者たちの手伝いも行うことになる。だが、大半の時間はジャネットと一緒にいることになるだろう。他に、客の予約受付や、治療費の会計を行う女性のアシスタントが2人いる。

クリスは、喜んでその仕事を引き受けることにした。

つづく


[2007/06/11] 本家掲載済み作品 | トラックバック(-) | CM(0)