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無垢の人質 第4章 (3) 


レオンは、大きな手のひらを這わせながら、イサベラの柔らかい腹部へと下った。へその下の女性っぽく膨れた下腹部を撫で、さらに、その先の、太腿の頂点部を覆う、ルビー色の縮れ毛の奥へと滑り込む。

「ここはわしのものなのだ。お前はわしのものなのだ。このことは決して疑問に思ってはならぬ」

レオンはイサベラの額にキスをし、その後、片手を伸ばして、皮製のブレスレットを手にした。イサベラの背後に少し回りこみ、彼女のか弱い手首に、その皮ブレスレットを巻きつけ、きゅっと引き締めた。そして、彼女のもう一方の手首も取り、同じく皮手錠を巻きつけた。短いが太い皮のストラップを使って両手の皮手錠を結びつける。

イサベラの頬を涙が流れ落ちた。とは言え、彼女は、太腿の間、くすぐるように何か温かいものが溢れてくるのも感じていた。どうして、この身体は、こんなによこしまなの!

一方、レオンは、イサベラが涙を流しているのもお構いなく、彼女の両手首を頭の上へと持ち上げた。両手をつないでいるストラップを、天井から降りている一種の鈎に通し、引き上げる。その結果、イサベラは、足の指の付け根の所だけで身体を支える姿に吊るされた。レオンは、次に、彼女の目をスカーフで覆い、イサベラをさらに怖がらせた。彼女は完全に視界を遮られたのだった。

「お願いです・・・」

イサベラは、弱々しい声で訴えた。両手を拘束するものから逃れようと、引っ張ってはみるものの、解けるはずもない。自分がどんな姿で見えているか、彼女にも自覚できていた。全裸のまま、なす術もなく、レオンの前に立たされている。両腕を一杯に高く吊らされているため、小ぶりの胸が突き出す形なっていることだろう。

「しーっ!」

そう言って、レオンは彼女の震える唇にキスをした。涙のせいで、塩辛い味がする。

「お前が反抗的態度を続けるのを、罰さずにおくわけにはいかぬのだ」

レオンが指先で、バラ色に染まる乳輪をなでるのを感じ、イサベラはぶるっと身体を震わせた。触れられ、そこが固くなるのをも感じ、悔しさに下唇を噛む。

「わしは、今日、これからお前に仕置きをしたいと望んでいるわけではないのだ。お前自身の行為によって、自ら招いてしまったことなのだよ」

そう言いながら、別の指で、もう一方の乳輪も撫で、固く突起するまで、からかい、いたぶる。

「だが、これだけは理解することだ。わしは、お前の頭から、わしから逃げようとする考えを消し去るつもりだということだ」

そう言って、レオンは彼女から離れた。イサベラは、聞き耳を立て、彼が自分の周りを歩いているのを感じた。

「あああっ!!」

突然、何かが爆発したように、鋭い痛みが彼女の尻から生じ、彼女は、全身を海老反らせた。

次に、イサベラは安心して、吊るされた両腕に体重を預けるように、ぐったりとなった。痛めつけられた肉肌を、優しく撫でられ、癒されるのを感じたからだ。

だが、その優しい手が再び離れていく。今度は、ひゅーっと木べらが空気を切る音が聞こえた。そして次の瞬間、先とは反対側の尻頬を打ち据えられる。

「いやあっ!!」

身体を捩らせ、痛みを堪えるイサベラ。すると、再び、あの温かな手のひらが戻ってきて、肌をなだめられた。

このパターンを何度も繰り返えされた。イサベラは、屈辱的に木ベラで尻を叩かれるたびに、否応なく、腰を前に突き出してしまう。だが、痛みを与えられるたびに、優しく温かな手が戻ってきて、肌の痛みを癒される。両手首を拘束され、吊り下げられているため、イサベラは、まるで爪先立ちで踊りを続けさせられているようなものだった。

数分間、これを繰り返されたあと、イサベラは、すすり泣きの声で言った。

「お願いです・・・もう、許してください・・・もう、逆らいませんから・・・」

「おお、イサベラ、可愛い娘よ・・・だが、わしは、まだ、始めたばかりなのだよ」


[2009/02/16] 本家掲載済み作品 | トラックバック(-) | CM(0)