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報復 第9章 (2) 


スティーブはサウスパドレ島(参考)にいた。二人は新婚旅行中だった。バーバラと手をつないで、砂丘の陰、人の目につかぬところに来ていた。

バーバラはビーチ・シートにスティーブを押し倒し、水着を引き降ろし、彼の上にまたがって、自分から中へ導き入れていた。

自ら腰を落とし、彼の肉棒を奥深くへ導き入れる。バギナを貫かれる快感に、バーバラは喜びの溜息を漏らした。その声を聞き、スティーブは、これまでにないほど興奮を高めた。

バーバラは、ロデオをするカウガールのように彼の上で乗馬運動を始めた。腰を強く前後に動かすと同時に、腰を浮かせては、全体重ごとずしんと沈め、スティーブのペニスで自らを貫く。

スティーブは水着が足に絡まったままで、脱げずにいた。ずっと脱ぎ去ろうとしているのだが、足首に絡まり、抜けないのだった。それが気になって、目の前で美しく踊り狂う、愛しい乳房に愛撫をしたいと思うのに、それができない。

この水着さえ脱ぎ去ることができたら、もっと強く彼女の中に突き上げることができるのに・・・

スティーブは、覚めている状態と眠っている状態の中間状態を長く続けた後、ゆっくりと目を覚ました。だが、夢から覚めたくないと思っていた。それほど、素晴らしい夢だったのに。

「あっ、あっ、あっ、あっ・・・」

バーバラは股間をスティーブの勃起に打ち下ろしながら、低く喘ぎ続けていた。ナイトガウンは、裾は腰の回りにたくし上げ、上は肩から滑り落ちそうになっている。

彼女は、強く速いリズムで打ち下ろしをしていた。その動きには、しとやかさはひとかけらもなかった。オルガスムが近づいてくるのを感じ、彼女は、うめきながら唇を彼の肩のくぼみに押し付けた。何とか必死になって、バギナの筋肉を使い、夫のペニスを絞ろうとした。スティーブに中に出してもらいと思っていた。彼の熱い体液で中を満たして欲しいと。実際、スティーブが硬さを増してくるのを感じていた。彼が完全に目を覚まし、止められてしまう前に、済ましてしまいたい。

スティーブもバーバラと一緒になって動き始めた。力強いリズムで深々と突き上げる。最後に射精したのは、もうずいぶん前のことになっていた。彼は長くは持ちこたえることはできなかった。バーバラが膣肉を使って亀頭とシャフトを締め付けだすと、もうひとたまりもなかった。

唐突に、頂点に達した。腰を強く突き上げ、打ち下ろしてくるバーバラに合わせる。体全体を緊張させ、深々と突き上げた状態を保ったまま、彼は噴射を始めた。何発も次から次へと妻のバギナに噴射し、注ぎ込む。彼自身が想像したよりも、はるかに長く射精は続いた。

「うああぁぁぁ・・・」 とスティーブは声を上げていた。堪え切れなかった。そして、その声を聞いて、バーバラ自身もオルガスムへと突入した。

暗闇の中、スティーブは驚いた表情で目を見開いていた。どういう言葉を使ったらよいだろう?

「スティーブ?」 バーバラが優しく声をかけた。

「何だい?」

声をかけられ、スティーブは考えを遮られた。彼は、今日、伝えられたことをバーバラに話す方法を探しているところだった。

「抱きしめてくれる? とても怖くて」

スティーブはバーバラに近寄り、両腕で抱きしめた。横寝になったまま抱き合っているので、互いに体をまっすぐ伸ばしたままの抱き合いになっていた。

しばらくスティーブは何も言わなかった。言葉を注意深く選ぶ必要を感じていたからである。

「あのね・・・君は死なないんだよ・・・そして僕も。分かるかい?」

バーバラは彼の腕の中、震え続けていた。スティーブは一層強く抱いた。

「バーバラ、ちゃんと聞いてくれ・・・君は大丈夫なんだ」 優しく彼女の体を揺する。「それに僕も君の体を悪くさせることはないんだ。君が年老いて、歯が抜け、杖なしで歩くことができなくなるまで。分かるかい? 君は死なないし、僕も死なない」

彼の腕の中、バーバラの震えが止まった。

「でも、あなたはひどい病気で、それに・・・」


[2009/03/27] 本家掲載済み作品 | トラックバック(-) | CM(0)

誰とやったか知ってるぜ 第3章 (18) 


階段の上に目をやった。寝室のドアは閉じたままだ。だが突然、足音がするのが聞こえた。

「ちくしょう!」

そう吐き捨てながら、先生の両脚を肩から降ろし、立ち上がった。先生の手を取って、立ち上がらせる。

急いで、リビングへと戻ると、ちょうどその時、寝室のドアが開いた。俺と先生は、音を立てないようにして体を縮こまらせていた。

別の部屋のドアが開く音がし、明かりが灯った。しばらくすると、トイレの水を流す音が聞こえ、また旦那の足音が聞こえた。

だが、突然、足音が止まる。早く歩き出せと待っていたが、まるで永遠のように感じられた。

ようやく、また歩き出す音が聞こえ、寝室のドアが閉まる音が聞こえた。寝室の中、ベッドへ行き、横になる音を聞く。

この間、グラフ先生は俺の手を握り締めていた。柔らかい指を俺の指に絡ませて握っている。まるで、親に隠れて密会している高校生のような感じだ。

俺は先生の後ろに回り、耳元に顔を寄せて、囁いた。

「さっきは、イってしまったようだな。ご主人様としては、命令に従わなかったお前に罰を与えなければならないな」

「あぁぁぁ・・・」

切なげな溜息が先生の唇から漏れた。俺は、先生の手を引きながら、リビングルームを進み、家の前を向いている大きな窓のところへ行った。

床から天井まで続いている大きな一枚ガラスの窓だ。窓横に垂れている紐を、静かに、そしてゆっくりと引き、カーテンを開けた。完全に開け切る。

外からは家に向かってライティングがされているので、その気になって家の中を見ようと思ったら、誰でも中を見ることができるだろう。

その窓のそばへとグラフ先生を連れて行った。それから先生の後ろに立ち、もう一度、耳元に囁きかけた。

「これからご主人様がお前に罰を下してやろう」

そう言いながら、俺は先生の脚の間にちんぽをあてがった。自分の脚を使って、先生の脚を開かせる。先生のまんこは相変わらず、びちゃびちゃに濡れていた。

ぬるりと挿入すると、「あうぅぅぅ・・・」と、早速大声をあげる。俺は挿入を深めるために、先生の背中に覆いかぶさった。俺に押されて、先生は体をガラス窓に押し付ける形になった。

「ああっ!」 熱した肌が冷たいガラス窓に押し付けられ、驚いて悲鳴を上げる。

「ああ、ひどい・・・」 自分が窓に押し付けられ、外から丸見えになっていることに気づいたのだろう、力ない声で溜息を漏らす。

だが、ほとんどそのすぐ後に、急にハアハアと息づかいが荒くなった。またイキそうになっているのだろう。さらにピストン運動を激しくしていくと、叫び声を上げた。

「いやぁぁぁぁ・・・お願い・・・」

挿入したおまんこの中、ちんぽの上部がぐりぐりと擦られているのを感じる。アヌスに入れている数珠球が肉壁を隔てて、俺のちんぽを擦っているのだ。

突きまくっている間、車が何台か、通りを走っていくのが見えた。突き入れるたびに、じゅわじゅわと愛液が噴出して俺のタマまでびしょ濡れになる。

先生の背中を押して、さらに前のめりにさせ、振り返って鏡の方を見た。顔を横向きにさせ、片頬を窓に押し付け、尻を突き出している淫らな熟女。身につけているのは、ストッキングとハイヒールだけ。俺に突きまくられて、下の口から愛液を垂れ流しているばかりか、上の口からもよだれを垂らしている。先生の耳に囁きかけた。

「ご主人様は、まだ、いくなと言ってるんだぞ」

窓の外から見たら、どんな風に見えているんだろうと想像した。目隠しをされたまま、窓ガラスに淫らな裸身をへばりつかせ、ズブズブと突きまくられている美女。残念ながら、アヌスにおもちゃを咥えこんでることまでは、見えないだろう。

手を近づけ、指を一本、唇にあてがった。すると、何も言われずに、本能的に口を開け、俺の指をちゅうちゅう吸い始める。まるでフェラをしているように。びしょ濡れのおまんこに突きを受けながら、「むんん、むんん」と鼻を鳴らして悶え続ける。

やがて、先生が、またいきそうになっているのを感じた。先生を窓から引き戻し、前向きにさせ、素早く、先生の体ごと、床に座り込んだ。俺が仰向けに横になると、直感的に、どうすべきか分かったのだろう。俺の上にまたがり、そそり立つ勃起を握って、自分から腰を降ろしてきた。どろどろになったまんこに、自分から俺の分身を飲み込んでいく。

俺にまたがった先生を、下から見上げた。目隠しを外そうとしたら、止めるが、外そうとはしていない。挿入を完了すると、早速、上下にバウンドし始めた。役割を交換したようなもので、今度は先生の方が俺にピストン運動している。

でかいおっぱいがぶるんぶるん揺れていた。俺は両手を上げ、いきなり、左右の乳首をつまみあげた。先生は、電撃で打たれたように、頭を後ろに倒した。ぐりぐり強くつまみ続けると、乳首がどんどん勃起してくる。先生は、今度は、頭を左右に激しく振り始めた。髪の毛がばさばさと乱れ飛ぶ。

両手を先生の尻へと移した。汗か愛液か分からないが、皮膚全体が濡れていた。暗がりの中、白い肌の先生の裸体だけが汗で妖しく輝いて、動き続ける。ハアハアという苦しそうな息づかいだけが聞こえる。

「まだイクなよ」

そう伝えながら、片手は尻に置いたまま、もう片手をおっぱいへ上げた。両方の手を使って、尻肉と乳房を強く握った。突然、叫びだす。

「ああ、いいっ!・・・イキそう・・・お願い、もういかせて!」

「まだだ!」

「いや、いや、お願い、いかせて! ああ、・・・ご主人様!」

その言葉に俺も限界に近づいた。睾丸がキリキリ言い出し、全身がビリビリしてくるのを感じた。

「お願いです、ご主人様!」 

もはや上下に動くというより、俺の上でぶるぶる震えている感じになっていた。必死にオルガスムを堪えているのだろう。

「いいぞ、たっぷり、いけ!」

そう囁いて、それから尻の方へ手を回し、アヌスに仕込んだ数珠球の紐を握った。

その瞬間、先生の身体は制御を失ったようにがくがく震え始めた。それに合わせて、紐を引っ張り、最初のボールを引っ張り出す。

「ああぁぁぁぁ・・・神様・・・」

また旦那が起きてくるんじゃないかと心配になるほど、大きな声で叫んだ。さらにもう一回、紐を引っ張り2個目のボールをひねり出す。

「ああぁぁぁぁ・・・ご主人様・・・」

また叫んで、今度は俺の身体に覆いかぶさった。

汗に濡れたタプタプのおっぱいを俺の胸板に押し付け喘ぐ先生に、俺も、とうとう、限界を超えた。低い唸り声を上げ、一気に緊張が高まり、肉竿の中をスペルマが激流となって上がってくるのを感じた。

1発目が先生の子宮口に直撃するのを感じた。俺が射精を始めたのを感じたのか、直撃を受けて、先生も、再び頂点に達していた。

3個目のボールを引っ張り出す。先生は、ええん、ええんと歳に合わないような幼い声で泣きながら、俺の唇に唇を合わせキスをしてきた。まるで俺が自分の夫と思っているようだった。

4個目のボールも引き出す。「ああぁ、ご主人様ぁぁぁ」 俺の口の中に声を出し、悶え続ける。

その間も、俺は何発目かの射精を続けていた。先生は、すっかり呼吸を乱し、連続的に強烈なオルガスムを味わっているようだった。最後の射精にあわせて、俺は一気に紐を引っ張り、残っていた3個のボールを全部出した。

3個同時に出したことが、とどめとなったのだろうか。先生は俺に口をつけたまま、大きな声を上げ、その後、俺に覆いかぶさったまま、動かなくなってしまった。失神したようだ。

急に辺りが静まり返った感じがした。二階から旦那のいびき声が聞こえる。

俺はゆっくりと先生の体の下から這い出て、先生の体を仰向けにさせた。意識を失い、だらしない格好で熟れきった裸体を晒している先生。

俺は先生を抱き上げ、ソファまで運び、そこに寝かせた。夜の空気はまだ冷たいので、そばにあった敷き布を先生に被せてやった。そして、素早く服を着て、道具を集め、玄関から出たのだった。


[2009/03/27] 本家掲載済み作品 | トラックバック(-) | CM(0)

Fashion ファッション (7) 

「マーサ!」と僕はかすれた声で言った。「君は分かっていないんだ・・・」と途中まで言いかけ、後は、彼女の手を取って、僕の股間に押し付けた。僕が勃起していることが感じ取れるようにと。

「何なの? あっ、私、どうしてこんなこと言ってるんだろう? まるでバカみたい」

「これは、僕が君に対して友情の他に感じていることの証しだよ」

マーサの手はズボンの上から僕のペニスを覆ったままだった。彼女は、依然として僕を見つめていたが、何か迷っているような表情を顔に浮かべている。

「しても良い? ・・・あなたの服を私に脱がさせてくれる?」

彼女の手が僕の股間を軽く揉んでいるのを感じた。バージンにせよ、そうでないにせよ、マーサのことにどんどん惹きつけられていくのを感じた。僕が即座に返事をせずにいると、マーサは僕のシャツのボタンを外し始めた。

「本当に、初めてなんだね?」 しばし沈黙した後、僕は問いかけた。

マーサはくすくす笑い出した。

「うふふ。中古品じゃないかって心配しているの?」

彼女はシャツのボタンを外し終え、今度はズボンのホックも外した。手を蛇のようにさせて、僕の下着の中に滑り込ませ、ペニスを握った。

「どういうふうにするか、すっかり熟知しているようだよ。それに、いわゆる乙女の恥じらいってのがどこに行ってしまったのかって思って・・・」

「ねえ、私はせっかくのチャンスを逃したくないと思っているのよ」と、彼女は、また、例の自己卑下したようなことを言った。

マーサは僕のペニスを握るだけで、手を動かしたりはしなかった。でも、そのため一層、あまりに速く射精してしまうのではないかと僕は心配になり始めた。

僕は体を起こし、シャツを脱ぎ捨て、それからズボンと下着を一緒に脱ぎ捨てた。再び横になると、彼女はまた僕のペニスを握った。

「ふふ・・・私のベッドに裸の男がいる」

「それを使って何をするつもりなんだい?」

そう訊くと、マーサは急にジーンズのチャックを降ろし、脚を伸ばして、脱いだ。さらにはパンティも脱ぐ。彼女も全裸になるとすぐに、僕は彼女の頭を両手で押さえ、もう一度キスをした。キスをしながら、片足を上げて彼女の体を包み、自分に引き寄せた。裸の肌が触れ合うのを感じながら、キスを続ける。

ようやく、マーサは顔を引いてキスを解いた。だがまだ僕の腕の中に抱かれている。マーサは僕の耳元に顔を寄せ、囁いた。

「今すぐ、あれをしたいわ」

できるだけ優しくしようと努めながら、彼女の上に覆いかぶさった時のマーサの顔に浮かんだ表情を、僕は今でも覚えている。恐怖と期待が入り混じった表情。

彼女にとって一番の苦痛の時を越えた後、彼女の中に入ったまま、しばらくじっと動かずに、抱きあって横たわった状態でいた。マーサを傷つけることが一番の心配だった。あまり何度も「大丈夫?」と僕が訊くものだから、最後には、マーサは、そのしつこさに嫌気がさしたようなことを言っていた。

しばらく経ち、突然、僕もマーサも時間のことが心配になり、部屋の明かりをつけた。マーサはローブを羽織り、僕は素早くシャワーを浴びた。玄関先で、彼女にキスをして、僕は彼女の家を去った。マーサはローブ姿のまま玄関先に立っていて、僕が行くのを見ていた。

フェイスは映画のことについては何も訊かなかった。僕は、自分が進んで嘘をついたことに我ながら驚いた。罪悪感を感じるべきなのに、どうして感じなかったのだろう? 頭の中は、フェイスがマーサに対して取る態度のことだけだった。


[2009/03/26] 本家掲載済み作品 | トラックバック(-) | CM(0)

デス・バイ・ファッキング 第4章 (5) 

彼女は頭を上下に動かし、どんどん奥へと飲み込み、そして、一旦、口から出した。舌を使って魔法のような舌使いをする。僕は、喘ぐだけだった。腰が、自分の意思を持っているかのように、勝手に動いて、ディアドラが顔を突き出す動きにタイミングを合わせて、彼女の口を突き上げていた。

僕は午前中ずっと勃起したままだったのだ。どうしても解放されたかった。うっとりとして目を閉じてしまいそうになる。理性が失われていくのを感じた。いまや腰がうねるように回転していて、彼女の顔をぐいぐい押している。息づかいが荒くなっている。

ディアドラは、依然として、僕の目を見つめ続けていた。睾丸のあたりがキリキリと緊張してくる。ペニスが膨張するのを感じる。

ディアドラは、何が起きようとしているか察知できていたみたいだった。突然、彼女の瞳がきらりと輝いた。彼女が、このスイッチを入れると、僕は彼女の瞳から発せられる光線に目を眩ませられる。そこまでが我慢の限界だった。

射精が始まった。次々と彼女の口の中に発射される。両手が勝手に彼女の頭を捉え、がっちりと押さえて動かしていた。一滴も漏らすまいと、すごい吸引力で吸われ、僕は白目を剥いて失神しそうになった。射精が終わり、力尽きた僕は、がっくりと椅子にもたれかかった。その間もディアドラは、柔らかくなっていく僕のペニスを優しく舐め続けていた。

彼女の口の中に射精してしまったのだが、前もって彼女とこのようにするとこを話し合ったわけではないことを言っておくべきだろう。本当は、訊いておくべきだったと思う。いや、本当は、真の紳士なら、その瞬間は外に引き抜くはずだ。

でも僕は紳士であるが、同時にシステム・アナリストでもある。あの瞬間、外に出したとしたら、あたり一面にザーメンを振りまいてしまったかもしれない。さらに、ディアドラが着ている高級なビジネス服にも掛けてしまったかもしれない。だから、関係者全員にとって最も良い選択肢は、彼女の口の中に出してしまうことだったのである。これは僕個人の考えで、それを言ってるだけに過ぎないけれど。

ようやく回復し、目を開け、ディアドラを見ると、彼女はまだ、柔らかくなった僕のペニスを口に含んでいた。彼女は、依然として、僕の目を見つめていた。それから、ゆっくりと、ほとんど、名残惜しそうな様子で、顔を後ろに引き、僕のペニスを出した。

彼女は、僕が見ているのを確かめると、口をぱっくり開いて見せた。中は真っ白で、淵まで一杯になっているのが見えた。その後、彼女は口を閉じ、ごくりと飲み込んだ。

ああ、何てことを! これは、僕の人生で目にしてきた中で、最もセクシーなものの一つと言える。

僕は彼女を抱え上げ、両腕で抱きしめ、キスをした。ほとんど動物的と言ってよいような情熱に任せたキスをした。彼女の口の中、僕自身の味がした。

ディアドラはキスを解いて言った。

「こう言っても信じてくれないと思うけど、私、まだ、お腹がすいているの。ランチに行かない?」

こういう言葉に、何と返事したらよいのだろう。僕たちは、もう一度、ゆったりと長いキスをし、その後、サンドイッチを食べに角の店へと飛び出した。


[2009/03/26] 本家掲載済み作品 | トラックバック(-) | CM(0)

無垢の人質 第5章 (1) 

「無垢の人質」 第5章 Innocent Pawn Ch. 05 by wishfulthinking

レオンに地下牢でお仕置きをされてから、丸一日、経った。一日中、彼女は、あの時、口にした約束を頭の中で反芻し続けた。とてつもない快楽と甘美な苦痛にいたぶられた肉体が、心を裏切り、口にしてしまった約束。

いまだにイサベラは、自分が、あの瞬間、レオンが行うあらゆることを喜んで受け入れると約束してしまったことを信じられずにいた。隠れ家から拉致され、無垢だった体を汚され、自由を奪われているというのに。さらに、これからはレオンの元から逃げようとしたりはしないとも約束してしまった。・・・イサベラは、恥辱のあまり、がっくりとうなだれた。いとも容易く、あのような約束をしてしまった自分が憎い。だが、そのような約束をしなかったとしたら、もっと自分を憎んでいただろうとも思うイサベラだった。

物思いに沈みつつ、イサベラは、窓の外、小さな庭に目を落とした。予期せぬ来客が歩いてくるのを見て、陰鬱とした気持ちから、つかの間の気紛れを与えられ、喜んだ。

背が高く、肉感的な、目もくらむような女性。濃い睫毛に縁取られた氷のような青色の瞳。ハチミツ色の房毛が両肩に垂れ掛かり、陽の光を浴びて金色に輝いている。ローズ色のシルクでできた、ゆったりとした外衣ガウンは高級で、胸元が大きく割れ、陽を浴びて白く光る豊かな肉丘を盛り上げている。その二つの肉球の重みを支えるように、胸下の帯がきゅっと締め付け、そこから下は柔らかくガウンの裾が地面へと広がっている。裾の下からは、ビーズをあしらった上靴が顔を覗かせていた。

「それで、お前が、レオンが塔に連れ込んだ可愛い娼婦というわけね」

その女は、ずかずかとした足取りで小部屋に入りながら、冷たく言い放った。冷たい青色の目を細め、猟犬が獲物を追うように、イサベラの愛らしい顔、乳白色の肩、小さくつんと盛り上がった乳房、そして、太腿の頂点を飾る赤い巻き毛に覆われた肉丘に視線を走らせた。

「まあ、可愛いと言って、かろうじて通るでしょう」

イサベラは、顔を真っ赤にさせ、ベッドに駆け寄り、体を覆うためにシーツをかき集めた。彼女は、これまで他の女性に、軽蔑と魅了の入り混じった視線で、こんなにもじろじろと見られたことがなかった。

「お前が、イサベラ・・・」

イサベラは、ただ頷くだけだった。この女性の傲慢さに身が縮み、息すらできない。

「私はマリー・ド・アンジェ。この岩だらけの城の女主人よ」

女はイサベラの前に立ち、高圧的にシーツの端に指を引っ掛けながら、彼女の緑の瞳を見下ろした。

「若いわねえ。聞かされていたよりずっと若い」

そう言いながら、イサベラの驚いた顔を見て、彼女は笑い出した。

「レオンがお前をかついで厨房を歩いて行った話しは、猛火の勢いで広まってるのさ」

マリーの指がイサベラの胸の谷間に入り、シーツを引き下げた。ピンク色の頂を持つ片乳が露出する。イサベラは顔を真っ赤にし、うなだれた。

「あら?」 と女は呟いた。この若い娘の恥ずかしそうな反応に、何かに気づいたような言い方だった。

「お言い、イサベラ・・・」 冷淡な口調だった。指でイサベラのあごを捉え、上を向かせ、強引に視線を合わせた。「・・・お前の美味しそうなサクランボ(参考)を奪ったのはレオンだったんだね?」

イサベラは、女が言った意味を理解するのに、しばらく時間が掛かった。ようやく意味が分かり、一層、顔を赤らめた。女は微笑んだが、目は笑っていなかった。

「初めて、あの大きな一物で、お前の飢えたおまんこを満たされた時、お前は気持ちよかったんじゃないの?・・・」 マリーは顔を傾け、秘密を共有しあうかのように囁きかけた。マリーの身体から漂う甘い濃厚な香りがイサベラの鼻孔を満たした。「・・・なかなかの男だろう? 違う?」

ひょっとしてこの女性はレオンの奥方なの? イサベラは、それを思って、恐れおののいた。自分は、他の女性の夫と親密な関係になってしまったのだろうか? レオンは、復讐するという理由で、この女性を裏切ったのだろうか?

「い、いいえ・・・」 イサベラは躊躇いがちに小声で答えた。

突然、マリーが無造作にシーツを引っ張り始めたのを感じ、イサベラはモス・グリーンの瞳を大きく見開いた。

「いいえ?」 驚いたかのように、ブロンド色の眉毛を吊り上げながら、マリーは、イサベラからシーツを乱暴に奪い取り、後ろに放り投げた。 「お前は、自分が出した汁気でベトベトに濡れたレオンの極太を咥えこみ、自分から動いて、悶え乱れ、声を上げていたんじゃないのかい? お前の可愛いまんこの奥に滑り込んでくる快感に喜び狂って?」

イサベラは、答えることができず、固唾を呑んだ。そのイサベラのローズ色の乳輪をいたぶるように、マリーは爪で円を描いた。乳首が、ふしだらにもつんと尖ってしまっていた。

イサベラは、このように女性に触られることに恥辱を感じた。結婚前に男と親密な関係になってしまうことは罪悪であるのは分かっていた。だけど、女性となんて・・・

イサベラは息を飲んだ。マリーの長い爪が線を描きながら下腹部へ降りて行き、あろうことか、足の間の繊毛に覆われた丘のふもとへと沈み込んだのを感じたのだった。

「嘘をついてるようね。調べてみるべきかしら? どう?」


[2009/03/26] 本家掲載済み作品 | トラックバック(-) | CM(0)

バースデイ・プレゼント 最終章 (3) 


ゲイルと一緒にオフィスに戻ったが、彼女は微笑んでいた。「いい感じ?」 と訊いてくる。

僕は、パンティを身につける感触の素晴らしさを言うのに、まさに、女性が使うような、その言葉を使おうと思っていたところだったので、顔が赤くなるのを感じた。

適切な言葉遣いをしなければと自制しながら、ゲイルに笑みを返した。

「ああ、実に、いい感じ」 と苦笑いしながら答える。

「良かったわ。言いつけを守らなくてお尻をスパンキングるのは、嫌ですものね? そうでしょう?」

僕はまた顔を赤らめた。どんどん事態が常軌を外れていく。家で女性化を受けるばかりでなく、今や、秘書もゲームに加わり、職場でも女性化を受けているのだから。ゲイルがとてもセクシーな女性であること、それに、僕やドナに優しく接している人であることのおかげで、僕は、彼女の言葉を訂正するといったバカな真似をせずにいられた。

今週は普通の状態に戻り、この女性的な物事は、一時、お休みになると思っていた僕だったが、しかし、今は、またもパンティを履いて、喜んでいるのである。ペニスがまた反応を始めているのを感じ、何とかして、このことを頭から消し去らなければと思った。

オフィスに戻り、デスクに座った。中央の引き出しを開け、目を落とすと、そこには黒いレース・ブラが入っていた。メモが添えられてある。

「良い娘ね。今度は、私のために、これを身につけて。お願い。愛を込めて。ドナより」 とある。

メモを改めて確かめると、どうやら、ファックスから切り抜いたものであるのが分かった。このブラジャーは見たことがなかったので、多分、これもゲイルのものだろうと思った。

僕はジレンマに陥った。このブラジャーを着たら、シャツの上から透けて見えてしまうのは確かだった。だが、ドナに言った約束のことも思い出す。仕方なく、僕はシャツを脱ぎ、ブラを逆向きにしてホックを留め、前向きに戻してから、ストラップに両腕を通した。ストラップの長さを調節して、胸にうまくフィットするようにする。その上にシャツを着ているところで、ゲイルがやって来た。

「とてもよい子ね、ミス・ビッキー。ドナも私も、あなたが従順なのを知って喜んでるわ。でも、そのブラだと、本当にシャツから透けて見えるのよね。そこでだけど、これをブラの上に着て、その上からシャツを着てみて」

ゲイルは僕に美しいシルクのキャミソールを渡した。肌色のキャミソールだった。その繊細な肌触りのランジェリーを手にし、頭から被った。するすると顔から胸へと流れるように滑り下る。整えると、さらさらした感じに収まり、黒いブラジャーを覆ってくれた。シャツを取り、その上に着て、ボタンを閉めた。鏡を見てみると、シャツの下、胸のところがかすかに盛り上がっている点を除けば、まったくブラは見えなかった。外からは見えないけれど、中で僕の胸をぴっちりと包み、すでに固くなっている乳首を擦っているのを感じる。

「まあ、ずっと良くなったわね」 ゲイルはそう言って、軽やかな足取りでオフィスを出て、ドアを閉めた。


[2009/03/25] 本家掲載済み作品 | トラックバック(-) | CM(0)

ポルノ・クイーンの誕生 第6章 (14) 

言われるまでもなく、マリアの固いクリトリスを口に吸いいれ、喉の奥まで深く飲み込んだ。それと同時に、マークが私のあそこの入り口にペニスを添えるのを感じた。

彼が挿入を始める前に、私はマリアのクリトリスを口から抜いて、後ろを振り返りながら言った。

「お願い、マーク。すごく欲しいの。入れてちょうだい。私のあそこを犯して! お願い!」

マークは唸り声を上げながら、ペニスを一気に私に突き入れてきた。思わず、悲鳴を上げてしまう。

「あぁぁぁ! いい! すごくいい! マーク、あなたの男棒でずんずんやって!」

マークは、鼻息を荒くして、本格的に突きを繰り出し始めた。それう受けながら、私はマリアのクリトリスをもう一度、口の中に飲み込んだ。唇に力を入れて、ぎゅうと締め付ける。一方で、括約筋を使って、マークが打ち込むときは緩め、抜け出る時にはきつく絞るようにした。

マークが私の尻頬を左右に広げているのを感じた。だから、多分、トレーシーは、私の肛門がマークのペニスを咥えこんで、いっぱいに広がっているところをしっかり写しているはずと思った。その様子を振り返って見ても良かったけれど、どうしてもマリアのクリトリスを口から出したくなかったから、しなかった。

3人で、この状態でしばらく続けていたら、マリアが唸るような声で、いきそうと言い、私の口から引き抜いて、射精を始めた。私の顔をめがけて撃ち出してくる。私は必死になって口で受け止めようとしたけど、大半は、顔面と髪の毛に降りかかった。

マリアが射精を終えると、マークも私から抜け出て、素早く私を抱きかかえ、私の体を反転させた。私が仰向けになると、すぐに私の両脚を肩に抱え上げ、再び、私に挿入してきた。入れ直されるときの感覚に、嬉しい悲鳴を上げる。

「ああぁぁ! いいぃぃ! もっと、強くやって! もっと、もっと!」

マークは、サカリのついた雄牛のように変わり、続く10分間、激しく私に打ちこみを続けた。やがて、私を見る彼の目に特徴的な表情が浮かび、彼が頂点に近づいていることが分かった。私は自分でクリトリスを握り、しごき始めた。マークは、自分がいく前に私にいって欲しがっているのは分かっていた。私がしていることを見たマークは、打ち込みながらも笑顔を見せ、ちゃんと状況を読んでるんだねと言った。

私がいってしまうまで、時間はかからなかった。いくぅーと叫び、その直後に噴射を始めていた。クリトリスから何発も白い愛液が打ちあがり、黒のコルセットの上に降りかかった。そのすぐ後にマークも私に続いて、アヌスからペニスを引き抜き、私の顔をめがけて、びゅっびゅっと射精を始めた。この時も口で受けようとしたけれど、全部、顔面や乳房に振りかけられた。

最後は、私はスペルマまみれになっていた。髪の毛にも顔面にも、そして胸にも。可愛らしい黒のレース・コルセットには、何本も白い線がついていて、両手にも太腿にも、べっとりついていた。

射精を終えたマークが転がるようにして私から離れた後、私はシャワーを浴びるため起き上がろうとした。顔や体に射精されるのは気にならなかったけれど、それが乾いた時に、嫌な感じになるのを経験で知っていたから。トレーシーとマリアは、私の気持ちを察し、素早く私を立たせてくれて、コルセットを脱がし、シャワーを浴びるのを手伝ってくれた。

シャワーを浴び終え、ベッドに戻った後、私とトレーシーとマリアの3人は、互いに抱き合って横になった。トレーシーは優しく私に話しかけた。

「ステフィー? 今夜のあなた、すごく燃えていたわね。セックスしている時、カメラで写されてるのが好きなんじゃない?」

顔が熱くなるのを感じたので、きっと真っ赤な顔をしていたと思う。トレーシーは、そんな私を見て、くすくす笑った。

「何も恥ずかしいことじゃないわよ。私もマリアもマークも、みんな、カメラの前でするのが大好きなんだから」

何を言って良いか分からなかったので、私は何も言わなかった。実際、カメラが回り始めたら、すごく興奮したのは本当だった。もっと言えば、誰か知らない人が、私たちがしているのを見てると思うと、体の底から興奮してくるのを感じたのだった。そういう感覚は、どこか自分では認めることができない感覚だったのだけど。


[2009/03/24] 本家掲載済み作品 | トラックバック(-) | CM(0)

報復 第9章 (1) 

「報復」 第9章 

1月下旬

年が明けてからずっと、彼は体調不良が続いていた。最初は、悪性のインフルエンザだった。エネルギーが吸い取られ、4日間も寝込んでしまった。本当は、もっと休んでいなければならなかったのだが、彼は、そんなに休むわけにはいかないと拒んだ。次は、ウイルス性の腹痛で、周りのだれもが、いま「流行している」と言っていた。スティーブは、これで仕事を休むことはなかったが、苦しそうにしているのは誰の目にも明らかで、この間、彼は一人も仕事関係で新しい知り合いを作ることがなかった。今の彼は、すっかりエネルギーを失った状態に見える。いつも、全身が疲労感で覆われ、毎日、衰弱しきって職場から帰る日々だった。それでも、不思議なことに、夜に眠れないことも多かったのである。

バーバラも、夫の状態に、自分自身が病気になるほど心配していた。二人の関係において希望の光が現れてきた、ちょうどその時に、彼はどんどん体調を落としていっている。どうしてスティーブがそうなっていくのか、彼女は、その理由が分かっていると思っていた。

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その夜、スティーブが帰宅したとき、家にはバーバラがいなかった。それはスティーブも知っていたことだった。この日の朝、バーバラは、夜は祖母のところに行く予定だと彼に伝えていたのである。帰宅は夜の10時頃になると。

この日もバーバラは、最近、彼女がいつもそうするように、自分が祖母のところにいる間に、スティーブに電話をすると申し出た。電話をすることで、本当に自分が祖母のところにいることを確認してもらうためだ。そして、この日もスティーブは、いつものように、それを断った。君を言いつけを守らない子供のように扱うつもりはないからと、スティーブはバーバラに言った。

この夜、彼は帰宅途中に、ちょっとお酒を飲んでいた。こういうことは、バーバラとの長期にわたる別居期間中には、ほとんどやめていたことだった。だが、兄のジョンが電話をしてきて、どこかで会えないかと誘われたのであった。しばらく会っていなかったからとジョンは言っていたが、本当は、スティーブとバーバラの関係について新しい情報を知りたがっているのであり、それはスティーブも分かっていた。それはそれで構わない。何か月にもわたるカウンセリングのおかげで、スティーブは、以前よりずっとオープンな心持になれるようになっていた。特に、兄になら、別に話すことにためらう理由はない。

ようやく家に着いたとき、疲れ切っていたし、アルコールの影響でふらふらした気分になっていたし、さらに空腹感も感じていた。ブリーフケースをカウチに放り投げたものの、それが弾んで床に落ちないかと眼で追った。ブリーフケースの中にはバーバラと目を通さなければならない書類が入っていた。だが、彼女とそれを見るのは、後になっても構わない。

キッチンに入り、サンドイッチを作り、それと一緒にポテトチップスを一握りプレートに乗せて、軽食を用意した。それを何とか全部食べ終えようとした時だった。座っている椅子の横壁にある電話が鳴ったのだった。電話が来るとは思っていなかったスティーブは、ふいに咳きこんだ。ポテトチップスがふたかけらほど、変な方に入ってしまったのである。電話に出た時、彼の声はしわがれて、咳まじりだった。

「あー、もしもし?」

「あなた? どうかしたの?」 

バーバラは心配そうに尋ねた。電話の向こう、スティーブがぜいぜいと咳きこんでいる声が聞こえる。スティーブは受話器に手を当てて、音を塞いだが、それでもバーバラは、くぐもった音ながら、咳をする音を聞いていた。

「ちょ、ちょっとチップスとサンドイッチを食べていたことろ」 まだ、苦しそうな声だった。スティーブは、一度、喉を鳴らし、大きく咳をした。そして、それをもう一度繰り返す。

「あ、あー」 声を長めに出して、試してみる。「ああ、大丈夫・・・もう、大丈夫みたいだ」 前より力強い声になっていたが、まだ、少しがさがさしている。

「本当に大丈夫なの?」

「ああ・・・突然電話が鳴ったもので、びっくりしてね・・・ポテトチップスが気管の方に入ってしまって」

二人はしばらく話しをした後、バーバラはリディアに電話を渡した。スティーブは一度も要求したことがなかったが、バーバラは、、自分がどこにいるかを彼に確認してもらった方が気持ちが落ち着く気がしていた。リディアが電話を切った後、スティーブは残りのサンドイッチを食べ終え、シャワーを浴び、そしてベッドにもぐった。

バーバラは、家に戻った時も、まだ心配したままだった。だが、すでに彼はベッドで眠っていた。酒の影響のためか、バーバラが彼の横に滑り込んでも、彼は眼を覚まさなかった。

バーバラはスティーブの肩に触れ、彼の寝息を聞きながら、優しくさすった。少し苦しそうな寝息をしているわ、と彼女は思った。ぜいぜいという音も聞こえる、とも。

バーバラは彼の身体を見た。今年になった時から6キロ以上も痩せてしまった。何か深刻なことなのに違いなかった。だが、スティーブはバーバラに心配するなと言い続けていたのだった。

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[2009/03/24] 本家掲載済み作品 | トラックバック(-) | CM(0)

誰とやったか知ってるぜ 第3章 (17) 

ちんぽの先端が行き止まりに着いたのを感じた。ずっぷり奥まで埋め込んでいる。先生に覆いかぶさりながら、熟れた白肌の感触を堪能する。うっすら汗をかいている。ゆっくり前後に腰を動かし始めると、先生は何かに取り憑かれたように俺の口を吸い始めた。

その口を振り払って、先生の首筋にキスをしていく。舌を尖らせ、首筋をなぞりながら、出し入れを続けた。熟れきった肉筒に包まれる快感がたまらない。

口が耳のところに来た時、舌で耳たぶを弾いた後、耳穴に舌先を滑り込ませた。その穴を舌で繰り返しほじる。それから、小さな声で囁いた。

「俺が、イってよいと言うまで、イクなよ。さもないと、後でお仕置きするからな」

先生は、低く唸るような声をあげ、俺の首に唇を当てた。首のところに強く吸い付いたり、歯を立てて、軽く噛み付いているのを感じた。

俺は出し入れのテンポを速めた。先生の柔肉の上、俺の腰が上下に跳ねる。俺の首に噛み付いていた先生の口が、また、俺の口に戻ってきた。舌を口の中に差しこんでくる。口をつなげ合わせた状態になったので、先生が上げるヨガリ声が俺の胸の中で響いているような感じになった。

呼吸がどんどん荒くなり、俺の腰使いに合わせて、先生自身が腰をぐるぐる回し始めていた。

「まだ、イクんじゃねえぞ」

もう一度、言うと、今度は泣き声に近い声を上げ始めた。オルガスムに近づいているのだろう。いきそうになるのを必死で堪えているのが分かる。

俺は、先生の両脚を肩に担いだまま、片腕を階段について、体を支えていた。上半身を丸めるようにして、顔を先生のおっぱいへと下げていく。舌と唇を使って、片方のおっぱいの乳輪をなぞりながら、さらにピストン運動のテンポを速めた。固く勃起した乳首を舌でこね回し、弾く。

先生は声を出すまいと、必死に堪え、ハアハアと短い息づかいになっていた。開いている片手で、柔乳をむんずと握り潰した。それを受けて、またも腹の底から唸り声を上げる先生。

突然、グラフ先生は、喘ぎながら声を出し始めた。

「ああ、もうダメ、ダメ、ダメ、ダメ・・・いや、いや、いや、いや・・・」 何度も繰り返す。

「・・・ああ! お願い、いかせて!」 夫を起こさないようにとできるだけ小さい声にしようとはしているのだろうが、とうとう、先生は叫び声を上げて訴えた。

「まだダメだ!・・・俺をご主人様と呼ぶまでは・・・」

「お、お願いぃぃぃぃ!!」

腰を俺に向かってぐいぐい突き上げてくる。

「ああぁぁぁぁ!!」

そう叫んだかと思ったら、自制できなくなったように、体をぶるぶる震わせ、うねうねと捩り始めた。両腕できつく俺にしがみつき、またも俺の口で自分の口を塞ごうとする。合わさった口の中、快楽に咽ぶよがり泣きと叫び声が轟き、俺の体の中に響き渡った。絶頂に達しているのだろう。それでも打ち込みを続けていると、女陰の肉壁がきゅうきゅう収縮し、俺のちんぽをつたのように締め付けてきた。

何十秒かした後、どうやら先生はまた落ち着き始めたようだった。顔を離すと、二人の唾液が互いの唇をつないでいるのが見えた。

だが、その時、俺はあることに気がついた。旦那のいびき声が聞こえなくなっていることだった。


[2009/03/23] 本家掲載済み作品 | トラックバック(-) | CM(0)

Fashion ファッション (6) 

それにしても、どうして僕はこんなふうに反応しているのだろう? 背徳的なことだから? こんなに冷静にフェイスを裏切って浮気をするのを考えられるなんて、誰が思っただろう? でも、僕が興奮してしまう、何か他の要因があった。マーサを利用しようとしていることか? 彼女の弱みにつけ込もうとしていることか? いや、違う。でも、それに近い何かがあった。それに近すぎて危険なほどの何かが。多分、僕は、完全には石器時代の男のような野蛮性を振り払うことができていないからだろう。

ふと、マーサが微笑んだのを思い出し、もう一度、考えてみた。ひょっとすると、彼女こそ僕を利用しようとしているのかもしれない。僕の弱みにつけ込もうとしているのかも。でも、僕はそれは構わない・・・マーサは、自尊心を持って当然だし、それに値する女性なのだから。僕自身、マーサにとって最も良いことになるのを望んでいたから。

明かりを消して、二人で彼女の寝室に入った。マーサは恥ずかしがっているようだった。二人でベッドに腰を降ろし、僕は彼女にキスをした。マーサは嬉しそうにしていた。かなり長い時間、キスを続けた。

暗闇に目が慣れてきて、マーサの顔が良く見えるようになった。

僕は、彼女のブラウスを脱がし始めた。マーサが緊張するのを感じた。だが、その後、彼女は急に自分からボタンを外し始めた。

今は上半身、ブラジャーだけになって座っている。僕は彼女の背中に手を回し、ブラのホックを外すことにした。

「準備はいい?」と訊くと、「ええ」とマーサは答えた。僕の目を見つめている。

彼女の声の調子から、大丈夫だと判断し、僕はブラのホックを外した。僕がホックを外す動きをしてる間、マーサはずっと僕の視線を追っていた。ずっと僕の目を見つめている。僕は彼女の胸に目を落とした。

「うふふ、男の子みたいでしょ!」

片腕を彼女の背中に回し、抱き寄せて、もう一方の手を彼女のお腹に当てた。ゆっくりと手を這わせて、胸へと上げていく。薄暗い明かりの中でも、彼女の裸の肌がはっきりと意識できていた。

マーサは、身動きせず、座ったままでいた。依然として、顔を上げて、僕の目を追っていた。不思議と言って良いほど落ち着いた表情をしていた。雰囲気がどんどん真剣さを増していくのを感じた。

僕の手が彼女の右の乳首にたどり着いた。愛撫を始めた。擦ったり、円を描くように撫でたり、つまんだり・・・。マーサを見ると、深く呼吸をしていて、大きく息を吸っては、吐きだしていた。

「感じる?」 そう訊いて、沈黙を破った。

「ええ!」 小さな声で、喘いでいるような息づかいも混じっていた。

僕は、乳首への愛撫をやめることなく、もう一方の乳首に素早く移った。それから、依然として、指で愛撫を続けながら、頭を下げて、唇を重ね、キスを再開した。間もなく、マーサは、キスされながらも、うめき声のような声を上げ始めた。キスを解くと、はあはあと息を荒げて呼吸している。

僕は、優しく彼女の背中を傾け、ベッドに仰向けにさせた。そして、彼女に覆いかぶさり、乳首にキスを始めた。

マーサは、僕の唇がそこに触れ、舌で弾いたり、吸ったりすると途端に喘ぎ声を漏らし始めた。マーサは興奮を高めている。それでも、僕は愛撫を続けた。・・・そして、それほど時間が経っていなかったが、マーサがいきそうになっているのが分かった。急に息づかいが速くなり、激しくなる。そして、突然、彼女は息を止め、ちょっと小さく泣くような声を上げたのだった。

僕は、それでも愛撫をやめず、マーサがまた普通の息づかいを取り戻すまで続けた。彼女が落ち着いたのを見計らって、指で優しく乳首を擦りながら、僕も彼女の横に並んで横たわった。その時になって、マーサが、さっき達した時、ジーンズの上から自分で股間に触っていたことに気がついた。僕は彼女の耳に、「きれいだよ」と囁きかけた。

言ってすぐに、間違ったことを言ってしまったかもしれないと思った。マーサは、僕が単に誘惑のために、こんなことを言ったのだと思ったんじゃないだろうか? あるいは、単に、気を使って言っただけと思ったのでは? 正直、このときの僕は、一般社会の基準で言うと女性的美しさには当てはまらない人と一緒にいるという事実を忘れてしまっていた。僕は、マーサと愛し合うという経験に、単純に反応していただけだったのである。

でも、マーサは、何も言わず、横たわっていた。普通の呼吸状態に戻ろうと休んでいる様子だった。しばらく経ち、ようやく彼女は僕の方を向いた。薄暗い中ではあったが、マーサが微笑んでいるのが見えた。

「ありがとう。たとえ、あなたにとっては、何の意味もない言葉だとしても嬉しいわ」


[2009/03/23] 本家掲載済み作品 | トラックバック(-) | CM(0)

デス・バイ・ファッキング 第4章 (4) 

ディアドラは僕の方に歩いてきた。僕はまだ椅子に座ったままだったが、会議テーブルから椅子を引いて、体を回し、彼女の方を向いた。ディアドラは僕の足の間に立ち、両手で僕の頬を挟んで、顔を近づけ、唇を重ねてきた。挨拶の気持ちと信頼の気持ちが混じったキスをする。彼女の、あの素晴らしい唇に魔法をかけられるのを感じた。再び、彼女の虜にさせられる。

しばらくキスをした後、ようやく彼女は唇を離した。「ありがとう。これをしたくて仕方がなかったの」

そう言って、ディアドラはゆっくりと腰を落とし、僕の前にひざまずいて、僕を愕然とさせた。彼女の両手が僕のベルトに行き、次にチャックに触れている。それから、両手でズボンの上のところを握り、顔を上げて僕の瞳を覗きこんだ。期待している目の表情。

僕は彼女の意図を察し、腰を上げた。ディアドラは、ズボンとトランクスを一緒に掴み、一気に引き降ろした。僕の分身は反動で跳ね上がり、彼女の右頬を叩いた。

「アハハ」 彼女は明るく笑って、その繊細な手で僕のペニスを握った。

ディアドラは、僕の前、片手に分身を握っている。顔から10センチも離れていない。愛らしい瞳は、僕の瞳を見上げ、見つめている。笑顔を浮かべながら。

「私、これ、初めてなの。今まで、考えたこともなかったのよ、アンドリュー。でも、月曜の午前からは別。これ以外、ほとんど何も考えていなかったと言っても良いかもしれないわ。それに、あなたも、可愛そうに・・・今日の午前中にずいぶん緊張感が高まってしまったみたいね。それを解きほぐす必要があるわ。私も、そのお手伝いができると思うから」

ディアドラは、僕のペニスを上に向かせ、頭のところに優しくキスをした。途端に、ペニスがピンと直立する。その勢いがあまりに強いので、彼女の目を突いてしまうのではないかと思った。ディアドラは、下の側面を舐め上げた。

「ああ、すごい!」 僕は唸り声を上げた。

頭の中がクラクラしてくる。彼女は亀頭を口に吸い込んだ。口の中、舌で頭部をこね回されるのを感じた。鈴口の周辺を撫でまわっている。彼女は両手で睾丸を包み、優しく揉み、擦った。

すでに10センチ以上、彼女の口の中に入っていた。僕の前にひざまずき、頭を僕の太腿に当てている。でも、決して僕の目から視線を外さない。これだけは言わせて欲しいのだが、これが、フェラチオでは一番良い方法だ。馬鹿ばかしいことを言ってるのは分かる。どんな方法でも、口で奉仕してもらうのは最高に決まっている。でも、視線を合わせたままでしてもらうことで、この行為に、親密さによる興奮が加わるのだ。単なる機械的な行為ではなくなる。

ディアドラは僕を喜ばせていて、しかも、それを楽しんでいた。彼女が、この行為自体を興奮されるものと感じていたかどうかは分からない。でも、彼女がしてくれることに僕が反応することで、彼女はもっとしてあげたいという気持ちが高まっているのは、見て取れた。まるで、愛するものに特別の贈り物を授けているようだ。

[2009/03/23] 本家掲載済み作品 | トラックバック(-) | CM(0)

バースデイ・プレゼント 最終章 (2) 

ゲイルはそう言いながら、僕の股間を擦っていて、僕はたちまち勃起してしまった。良識的判断力は、瞬時にして僕の頭から消え、気づいた時には、ゲイルに促されてトイレに向かっていた。トイレに押し込まれ、ドアが閉まる。

渡された愛らしいパンティをかざして見た。それから顔面に当てて、かすかな香水の香りを嗅いだ。もはや自分を抑えきれなくなってしまったようだ。直ちに、靴を脱ぎ、スラックスのベルトを緩め、下着と一緒に脱いだ。それから、興奮に震えながら、シルクの肌触りのレース・パンティに脚を通した。脚にはまた毛が生えてきている。パンティの中にペニスを睾丸を押し込め、心地よく収まるように位置を調節した。ただ、ペニスの先端がパンティの上から顔を出してしまい、さらに、その亀頭をきつく押さえつけているので、これはどうしようもなかった。こんな状態で、どうやって仕事を続けられるか、分からなかった。

ちょうどその時、ドアが開いて、ゲイルが覗きこんだ。目を落として、僕の困った状況を見る。ゲイルは、にっこり微笑んだ。

「ちょっと困っているみたいですね。でも、これは対処できますよ」

ゲイルは、一旦、向こうに行って、オフィスの入り口ドアに鍵をかけ、またトイレに戻ってきた。そのまま、素敵なストッキングを履いた脚を曲げ、床に膝をつき、パンティの上から、硬直しきったペニスに唇を這わせ始めた。唇が上下に動き肉竿をしごき、時折、パンティの上から飛び出ている亀頭を咥え、吸い上げる。

フェラチオによる刺激に加え、パンティの滑らかな生地に睾丸と尻を優しく愛撫され、その感覚に、僕はたちまち射精に追い込まれた。ゲイルは、その瞬間を逃さず、ぱっくりと亀頭を咥えこみ、口で受け止めた。

ゲイルは、僕からすっかり吸い取った後、立ち上がって、微笑みながら僕を見た。僕は、次に何をされるか分かり、身構えたが、予想通り、彼女は僕にキスをし、次から次へと、口に溜め込んでいた精液を僕の口に押し込んできたのだった。僕の口の中に舌を突き入れ、中をかき回し、強引に僕に飲み込ませる。

以前は女性にこれをされたら吐き気を感じただろうが、今は、あまり嫌悪感を感じないようになり始めていた。それに、女性が男性にいつも期待されていることを僕にして見せているのだとも理解するようになっていた。ともかく、セックス自体は非常に気持ち良いので、これについてもあまり気にしないようになっていた。

「さあ、服を着たほうが良いわよ、ミス・ビッキー? それに、お客様たちに私たちの息の匂いを感ずかれないように、歯を磨いた方が良さそうね」

ゲイルはそう言って、オフィスのトイレに置いておいて日常的に使っている歯ブラシと歯磨きを僕に渡した。

彼女は隣のトイレに入った。彼女が歯を磨いている音が聞こえた。僕はパンティを履いたままスラックスを履き、チャックを上げ、ベルトを締め、それから靴も履いた。立ち上がると、ゲイルから借りたパンティが股間をきつく締め付けるのを感じる。それにスラックスの中、滑るような下着の生地の感触も。歯を磨きながら、今日は仕事に集中するのが大変になりそうだと思った。


[2009/03/19] 本家掲載済み作品 | トラックバック(-) | CM(0)

ポルノ・クイーンの誕生 第6章 (13) 

それからトレーシーは私の顔の上にまたがった。私にあそこを舐めさせるため。そこは、すっかり濡れて、びちゃびちゃになっていて、トレーシーがどれほど興奮しているのか分かった。口を開けたままでいると、文字通り、ぽたぽたと滴が口に落ちてくる。でも、それは私には全然、困ったことではなかった。というのも、私は、彼女の美味しいジュースをすぐに全部舐め取ってしまったから。

舐め取るとすぐにトレーシーは私の顔にあそこを押し付けて、腰を動かして擦りつけ始めた。顔は見えなかったけれど、声からすると、今にも頂点に達しかかっているのが分かる。彼女がお腹に力を入れて、いきむのを感じた。すると、そのすぐ後に、クリームのように濃厚な蜜が穴の中から注ぎ出て、私の顔に勢いよく降りかかった。

ここでトレーシーは、私を少し休ませてくれるのじゃないかと思ったけれど、それは私の間違い。トレーシーが私の顔から降りるとすぐに、マリアが来て、私をうつぶせにさせた。パンティが引っ張られて、膝のところまで降ろされるのを感じた。少し怖くなるような、乱暴な脱がされ方だった。そして、そのすぐ後に、マリアの指がアヌスに侵入してくるのも感じた。

マリアは前もって指に潤滑剤を塗っていたようで、あっという間に、3本指でドリルで穴を開けるように私のアヌスをほじっていた。その荒々しい扱いに、私は、ただ、ああん、ああんと弱々しい泣き声を上げることしかできない。でも、これは、次に始まることの序奏にすぎなかった。

振り向くと、トレーシーがストラップオン(参考)のダブルエンダ型ディルド(参考)を取り付けているのが見えた。マークが手伝って彼女の腰にしっかりと装着させ、トレーシー自身は、ダブルエンダの小さい方のディルドを自分で陰部に押し込んでいた。装着し終えるとトレーシーは私の顔のところにやってきて、ディルドを私の口に向けて突き出した。

何も言われなかったけれど、私はすぐにディルドを咥え込み、舐め吸いを始めた。頭を上下に動かしてしゃぶる。だけど、それではトレーシーは満足しないようで、私の頭を掴み、腰を前後に動かし始めた。やがて、その動きは激しくなり、私の口をぐいぐい犯すような雰囲気になっていった。

これが、だいだい5分くらい続いたと思う。その後、トレーシーはようやく口からディルドを引き出し、彼女自身もベッドの上にあがり、私の背後に回った。私の足の間に位置取ると、ぴしゃりと私のお尻を叩いて、言った。

「四つんばいになって、エッチなお尻を突き出しな。淫乱なお前にふさわしく、お前をめちゃくちゃに犯してやるから」

私は、肩越しに振り返って返事をした。

「はい、トレーシー様。やってください。お願いです、私を犯してください!」

マークが、私の顔をカメラに収めているのが見えた。

マークは、ディルドの先端が私のアヌスを突き刺すところに間に合うよう、素早く後ろに回った。強い挿入を、ああーんと甘くよがり泣きしながら、受け止め、それから、自分からお尻を突き返し、ディルドを根元まで受け入れた。

トレーシーは、一定したリズムの力強い突きでピストン運動を始めた。私も彼女の突きに合わせて押し返す。すでに、私はお尻を犯される感覚に圧倒されていて、私は目を閉じ、その感覚に浸った。

目を閉じると、自分が本当に魅力的な娘になって、欲望に取りつかれた男に襲われてしまい、激しく犯されているような気分になった。突き入れに合わせて、重みのある乳房が揺れ、そこからこれまで知らなかった快感が沸いてくるのも新鮮だった。

その快感に没頭しかかった時、何か濡れたものが唇に触れるのを感じた。すぐに目を開けると、目の前には、マークの素敵なペニスがそそり立っていて、私の顔を狙っていた。頭のところはプレカムで濡れててきらきら輝いていたし、まるでダイヤですら叩き壊せるほど固くなっている。

また、トレーシーにぴしゃりとお尻を叩かれた。

「私の男に口で奉仕してさしあげるんだ。その淫らで可愛い唇で優しく包んで、ちゅうちゅう吸うんだよ」

指示を与えられるまでもなく、私はすぐに彼の亀頭を舐め、ぬめりをすべて舐め取った後、口に咥えた。唇で肉竿を包みこむ。マークはまだカメラを持っていたが、そのレンズをまっすぐに見つめて、ウインクをした後、肉棒の根元へ向けて、するすると飲み込んでいった。

私の口が小さく上下に動きながら、どんどん肉棒を口に入れていくところを、マークはカメラで追っていた。私は飲み込み続けつつも、何度も顔を上げてカメラに視線を向けていた。そうすることで、誰がこのビデオを見るにしても、その人とも私は視線が会うようになる。

どのくらい、これが続いたか、私は分からないし、正直、時間は気にしていなかった。でも、あまりしないうちに、二人とも中止してしまった。トレーシーは私のお尻からディルドを引き抜き、同時に、マークも口から抜け出た。

何が始まるかと振り返ると、マリアも手持ちカメラを持っているのが見えた。トレーシーはマークからカメラを取り、ベッド・サイドに降りた。代わりにマークがベッドに上がり、私の後ろにつく。マリアはカメラを持ったまま、私の顔のそば、マークがいた位置についた。


[2009/03/18] 本家掲載済み作品 | トラックバック(-) | CM(0)

誰とやったか知ってるぜ 第3章 (16) 

旦那がいびきを立てているのを確認しながら、俺はスプーンを思い切り先生の尻に打ち降ろし、同時に紐を引っ張り、5個目のボールを出した。先生の白いむっちりした尻頬は、いまや、ピンク色に染まっている。

先生は、まるでセックスしている時のように、腰をくねくねとうねらせていた。紐を握る手に何か変な感触がした。見ると、先生のまんこから溢れた白濁の本気汁が、紐を伝って俺の手に流れていたのだった。よっぽど感じているのか。俺は、またも思い切りスプーンで叩き付け、6個目のボールを引き出した。

「あ、ああぁぁぁぁぁ・・・」

かなり大きな声で叫ぶ。先生が、ようやく俺をご主人様と認める段階に近づきあるのを知って、俺の心臓は高鳴った。

7回目にあたる尻叩きをし、最後のボールを引き出した。最後のは、他のより、少し大きいボールだ。

「ああぁぁぁ! ごしゅ・・・」

先生は、そう途中まで叫んで、またイッてしまったようだ。それでも、相変わらず腰をうねらせ、真後ろにいる俺に突き上げ続けている。

俺は、愛液でとろとろにぬめったボールを先生の尻の上へかざし、最初の少し大きめのボールを、美しい薔薇の蕾のようにすぼまっているアヌスに押し付けた。ボールを当てながら、指でその穴をこねり、緩ませる。俺がそこをいじり始めるとすぐに、先生はまたもイキ始めた。その後は、ああん、あん、あんと、うるさいほど声を上げっぱなしだ。旦那が起きてしまわないかと心配になってくる。

俺にその穴をほじられ、悩ましい声を上げながら腰をくねらす先生。よく見ると、尻穴の筋肉が次第に緊張を解き、ほぐれてくるのが分かった。ちょうど良くほぐれた瞬間を見計らって、一個目のボールを押し込んだ。

「うぅぅぅぅぅぅ!!!」

声を上げつつも、まだ、俺の方に尻を突き上げてくる。俺は、引き続き2個目のボールをアヌスに押し付け、中に突っ込んだ。ボールが入る瞬間、アヌスのしわが綺麗に伸び、飲み込むと、またきゅうっとすぼまる。

俺はゆっくりと残りのボールも入れていった。先生の声は、甲高い声から、次第に腹の底から搾り出すような、唸り声に変わっていた。おまんこの方からは、相変わらず愛液が流れっぱなしで、床のカーペットにぽたぽたと落ちている。そして、とうとう、7個すべて中に入れ終えた。

次に、俺はグラフ先生の上半身を起こし、直立する姿勢にさせた。先生の後ろから顔を傾け、首筋に優しくキスをした。先生は、色っぽく口を半開きにさせ、ハアハアと荒い呼吸をしていた。かなり燃えているのか、肉肌がかっかと熱くなっているのが分かる。

俺は、先生の手を取り、今度は先生の前に回った。口に唇を寄せると、何も強制していないのに、口を開いて俺を迎え入れた。本能的に反応しているのか。舌で先生の舌をつつくと、自分から舌を突き出し、俺の口の中に入れてくる。

キスを楽しんだ後、俺は先生を階段の方へ連れて行った。目隠しをしているので、ゆっくりと連れて行く。階段のところに来ると、先生に前を向かせた。それから注意深く導いて、上から3段目のところに腰を降ろさせた。旦那が眠りこけている寝室のドアから2メートルも離れていない。

まだ、いびきが聞こえているから、旦那が寝ているのは分かるが、いつ起きてくるとも限らないのは分かっていた。先生は、カーペットを敷いた段に腰を降ろすと、身体を震わせ始めた。自分が寝室のドアのすぐそばに来ているのを知ったからだろう。

先生の脚の下に両腕を差し入れ、持ち上げて、肩に乗せた。俺の前でM字に脚を開く先生。肛門には7つもボールを咥え込み、陰唇はぷっくり膨らみ、口を開けている。俺の首や肩にストッキングを履いた滑らか両脚が当たり、気持ち良い。

俺はゆっくりと先生に覆いかぶさり、硬直の先端を熟れた女陰の入り口に添えた。先生は、はあっと息を飲み、上半身を上げ、俺に口を押し付けた。自分から、自分の口を俺の口で塞ぐつもりなのだろう。俺がゆっくりと、煮えたぎった蜜壷に分身を埋め込み始めると、先生は舌を尖らせ、俺の口の中、喉奥に届きそうになるまで伸ばし、突いてきた。口が密着しているので、先生の叫び声が、外に響かずに済む。


[2009/03/18] 本家掲載済み作品 | トラックバック(-) | CM(0)

Fashion ファッション (5) 

僕はマーサを見た。まだ憤慨している。自分の扱われ方に、これまでの人生、ずっと不満を持ち、内面で傷ついてきたのだ。

「フェイスが間違ってると証明することもできるよ」

僕は小さな声で言った。酔いがまわってきていたのだろう。そうとしか考えられない。

マーサは僕を見つめた。彼女の目に涙があふれてきているのに気づいた。しばらく沈黙していた後、同じように小さな声で、彼女は答えた。

「あなたが、この話しを冗談にしてしまうとは思わなかったわ」 

「冗談なんかじゃない!」

「私のこと我慢できるの? フェイスに隠れて浮気できるの?」

「さっき言ったように、男たちは君のことを知る必要があるんだ。それに君が指摘したように、フェイスは確かに君に対して無礼な態度をしていた」

「あなたに分かってもらえたらいいのに・・・あなたが私の奥底の本能をどんなに強く誘惑しているかを・・・」 マーサはちょっとぐらついているように見えた。

「本気だよ」 僕が心から本気になっていることを彼女に分かってもらおうとした。

「こういうのって、何て言うのかしら? ・・・お情けのエッチ?」

僕はぐっと怒りをこらえた。「なんて言葉を!」 マーサはちょっとにやりと笑った。

「いいかい? 僕たちは、僕がフェイスと会う前からずっと友達だったんだ。それに僕たちお互いのためなら何かできるはずだ。君は、その年配の人よりは僕の方が魅力的に思っているんだろう?」

「あなたは私のこと魅力的だと思ってるの?」

「ああ!」 本当にそうなのか? と自分を疑っていたが。

マーサは、何か考えているようだった。

「もうやめて」 

小さな声だが、きっぱりと彼女は言った。マーサは僕の言ったことを信じていない。

「じゃあ、僕に証明させてくれよ」

マーサのアパートへ車を走らせながら、ちらりと彼女の方を見た。結局、僕はマーサを説得したのだった。自分でも信じられない。そして、僕自身、内心、これを待ち望んでいることにも気がついた。本当に、心から待ち望んでいる。もっと言えば、僕はすでに興奮していた。

マーサは何を思っているのだろう? ちらりと彼女の顔を見た・・・ちょっと微笑んでいるような気がした。満足感からの笑みなのだろう。そう思いたかった。僕も、これがマーサにとって良い結果になって欲しいと思っていた。

[2009/03/14] 本家掲載済み作品 | トラックバック(-) | CM(0)

デス・バイ・ファッキング 第4章 (3) 

仕事に集中して1時間ほどたった時だった。僕は、ディアドラのノートパソコンに表示されている数字を彼女と見ながら仕事をしていたので、会議テーブルで、彼女の左側に座っていた。その時、本当に突然、股間を触られたのである。触れられた途端、それまでの75%勃起から、一気に100%勃起状態になった。あまりに速い勃起だったので、ズボンを破って飛び出すのじゃないかと思った。実際、僕自身、びっくりして60センチほど跳ね飛んだと思う。

「ディアドラ! 何をしてるんだ?」

彼女は手を引っ込め、にっこりと笑った。

「ちょっとチェックしただけ」

と、それだけ言って、何事もなかったように、すぐに仕事に戻った。この類のことをされると、気が狂いそうになるものだ。

1時間後、彼女は、また同じことをした。突然、あそこをに手を置くのである。まるで、好きな犬の頭を軽く叩くような感じで。ディアドラは、悲しそうな顔を装って頭を振り、「可哀想ね。そんなふうに感じてる状態って大変なことだと思うわ」と言うのだった。

「でも、ある意味、その代わりの状態よりは良いとも言えるよ」

「代わりの状態って?」 ディアドラは不思議そうな顔をした。

「全然何も感じない状態」

「まあ」

彼女はそれだけ言って、後は仕事に戻ってしまった。そして、ひたすら仕事に集中している。でも、午前中のこの彼女の振る舞いが、あまりに誘惑的だったため、僕は昼食時には、事実上、息をはあはあさせてる状態になっていた。

12時15分、彼女は時計を見て、言った。「ランチに行く?」

食べ物のことなど、その時の僕の頭の中では一番存在が薄いものだったが、一応、「食べてもいいですが」と答えた。

彼女は頷き、「私も食べられるわ」と言った。

ディアドラは立ち上がり、会議室のドアのところに言った。多分、身だしなみを直しにトイレに行くのだろうと思っていた。ところが、彼女は、ドアの鈎をかけ、僕の方を向いたのだった。

「今は休憩に入ったわけで、勤務時間外になったのよね。だから、朝からずっとしたいと思っていたことができるわ」

[2009/03/13] 本家掲載済み作品 | トラックバック(-) | CM(0)

無垢の人質 第4章 (6:終) 

レオンは、細く丸い取っ手をゆっくりとイサベラの裏門へ押し込んだ。ゆっくりした動きで、少しだけ引いては、根元まで押し込む。イサベラは、か弱い泣き声を上げながら、それに耐えるほかなかった。

やがて、レオンの抜き差しのストロークは、より長くなっていき、その取っ手の押し込みにリズムを合わせて、女陰に埋め込んだ肉棒を出し入れし始めた。

イサベラは、股間に生まれる緊張感が切実なものになってくるのを感じ、やがて、自分から、レオンの極太に陰部を押し付けるまでになっていた。腰を押し付けるたびに、憎らしい皮の取っ手に、アヌスの奥を探られることになってしまう。濡れた陰部に出し入れされるにつれて、広げた太腿の付け根から、快感がいくつもの断片となって次々に撃ち出され、全身に広がった。

「ああ・・・すごい・・・」

イサベラは、意識が股間のことに占領され、目隠しされた中で両目を閉じ、頭を後ろに傾けた。口を半開きにし、声にはならぬが、叫び声を上げている。レオンの分身を咥え込まされた肉筒は、まるで意思を持っているかのように、それを力強く締め付け、同時に肉ひだが細かくざわめき立ち、動き出す。レオンは、イサベラがぎりぎりのところに差し掛かったのを察知し、取っ手をぐいっと捩ると同時に、肉棒を力強く突き入れた。

陰部の奥深くを極太で突き立てられ、指で快楽の肉豆をいじられ、さらには未開の裏門を取っ手で犯されて、許されぬ邪悪な快感を味わわされる。イサベラには、もはや堪えることができなかった。全身を強張らせたのち、暴れ馬のように激しく身体を跳ねらせた。懲らしめに打ちつけられる男根をしっかりと締め付けつつも、ぶるぶると身体を震わせ、痙攣する。その、あまりの動きの激しさに、レオンは取っ手を手放しそうになった。

はあはあと息を荒げ、よがり声を上げつつも、やがてイサベラは強烈な絶頂を超え、力尽きて、レオンの身体にもたれかかった。しかし、レオンはまだ容赦せず、取っ手をアヌスに突き入れたまま、彼女に深々と連打を続けた。

ああん、ああんと弱々しい声を上げながら、イサベラは、レオンの激しさを増す打ち込みを受け止め続けた。二人の体がぶつかり合う湿った音が、淫らに、部屋にこだました。打ち込まれるたびに、イサベラの乳房は不定形にぶるぶると揺れ、歪む。太腿は震え続けたまま、止まらない。

「くうッ!!」

レオンはかすれた声で唸った。イサベラの内壁が、まるでこぶしを握るように彼を締め付け、同時にうねうねと動き乳絞りをしてくる。その興奮に持ちこたえられなくなり、レオンは彼女の中に熱い樹液を放った。大砲を発射するように、ずん、ずんと強い突きを送り、その度に彼女の子宮に噴射する。

やがて、レオンの身体も動きを止めた。二人の乱れた息づかいだけが部屋を満たす。

レオンは優しく、なだめるようなキスをした。キスをしながら、アヌスから取っ手を引き出す。それを感じ、イサベラは、口を塞がれたまま、ううんと悩ましげな声を上げた。木べらが、からんと音を立てて床に落ちるのを聞きながら、イサベラは、レオンの腕の中、身体を小さく震わせた。

「お前は誰のものなのだ?」

レオンは、イサベラの耳に囁きかけながら、歯で耳たぶを噛んだ。

「ああ・・・あなたのもの・・・」 ゆっくりと腰を回すレオンに喘ぎ声をあげつつ、涙を流していた。「・・・あなただけのもの・・・」

レオンの口がイサベラの首筋へと滑り降りた。そこを吸われ、甘噛みされ、甘美な痺れが彼女の背筋を走る。

「わしから逃げようなどと、まだ思っているのか?」

「いいえ!」 イサベラは叫んだ。

レオンはイサベラの目隠しを解いた。そして、彼女の、情熱にもやがかかった瞳を覗きこんだ。

「イサベラ、約束するのだ。それ以外では、認めない」

イサベラは視線を落とした。ほんのりと火照った二つの乳房。その先にお腹が見え、そして、薄い茂みの足の付け根が見えた。そこから伸びる二本の脚は、レオンの胴体に巻きつき、しっかりと引き寄せていた。体の中に彼が入っているのを感じる。愛しい感覚。秘密の場所の中に収まった熱い彼の野獣。

イサベラは、レオンが自分を捕らえ、自分の無垢の肉体を意のままにむさぼり、体内に子種を注ぎ込んだ、この何日間かの内に、彼が、この自分の身体以上のものを捉えてしまったことを悟った。

イサベラは顔を上げ、緑色の瞳で彼の瞳を見た。「約束します」 厳粛な響きがこもった声だった。

レオンは、瞳をきらりと輝かせ、彼女にキスをした。両手で彼女の顔を挟み、力強いキスをする。

イサベラはキスを甘受した後、口を振りほどきながら言った。

「お願いがあるの、レオン。・・・代わりに約束して欲しいことがあるのです」

レオンは、片眉を上げ、親指で彼女の下唇をなぞった。

「あなたのお父様のことを教えてほしいの」

レオンは目を閉じ、イサベラは息を飲みつつ返事を待った。ようやく、レオンが目を開く。深みがある、ミステリアスな黄金色の瞳。レオンは、小さく頷いた。

レオンがイサベラの拘束を外した時には、イサベラの以前の抵抗は、跡形もなく融け去っていた。彼女は、ピンク色に火照った顔を彼の肩に埋めて、抱きついたままだった。レオンはイサベラを両腕で抱きつつ、唇で彼女の頭を撫で付けた。手では、象牙のように滑らかな彼女の背中を、優しく上下に擦り続けた。

イサベラは、レオンに抱かれながら耳にした優しい呟き声が、本当に聞こえたことなのか、あるいは、自分が想像した声なのか分からなかった。

「わしたちの子供が生まれるまで待った方がよいだろう・・・」

ただ、その時、彼の心に浮かんでいだ気持ちを知ったら、イサベラはショックを受けたことだろう。

もし、他の男にイサベラを奪われたら・・・。それを考えるだけでレオンは全身に嫉妬の怒りが満ちるのを感じていたのだった。もし、イサベラが逃げ出したなら、この美しさ、このあどけなさだ、逃げ道を行く彼女の姿を見たどんな男も、彼女を奪わずにはいられなくなるだろう。レオンは、そう思った。

つづく


[2009/03/12] 本家掲載済み作品 | トラックバック(-) | CM(0)

バースデイ・プレゼント 最終章 (1) 

「バースデイ・プレゼント」 最終章 

日曜日は、リラックスしながらゆっくり休んだ。その日は最後まで、ドナは、僕に女性化の要求は一切行わなかった。これは、ありがたかった。と言うのも、仮にセックスをしたいと思っても、できなかったと思うから。

二人とも、遅くまで寝ていて、遅い朝食を取り、テレビを少し見て、それから友人と落ちあい、ハンドボールをして遊んだ。僕は、一日中、下着のBDVも含めて、普段の男性用の衣類を着ていた。ヒゲも剃らなかったし、汗をかいて汗臭かったままでいた。大方、以前の僕自身でいた一日だった。実際、2回ほどおならをして、ドナを嫌な顔にさせたりもしたのである。

ああ、確かに、ハンドボール仲間の友人に、誕生日に何をプレゼントされたかを訊かれたときは、ちょっと曖昧な返事をしなければならなかったのは事実だ。僕は、ドナが特別に優しくしてくれたよとだけ答えたが、友人は、言ってる意味が分かるよと言っていた。そして、その話題はそれだけでやめた。

月曜日になり、ベッドから降りて、引き出しから新しいBVDを出して、それを持ってシャワーを浴びに行った。だが、シャワーから出てくると、持ってきたはずのBVDがなくなっていて、代わりに、ピンクのパンティがカウンターの上に置いてあった。僕は、そのパンティを持って寝室に戻り、他の女性物の下着が入れてある引き出しに戻し、自分のBVDを出した。

「今日は、たくさん仕事があるんだよ。一日中、勃起したままでは仕事に集中できないよ」

「いつもそれを履いていたら、勃起はしなくなるんじゃない?」 

「ああ、でも、悪いけど、今日はそれをすることはできないんだ」 と答えて、僕はバスルームに戻った。ブリーフを履き、ヒゲを剃る。胸にも脚にも、ちくちくと毛が生えているのに気づいたが、気に留めている時間はなかった。服を着て、ドナに行ってきますのキスをし、コーヒーを入れたカップを手にして家を出た。

幸い、僕の車はバッテリーを交換するだけで直り、修理工場にはすでに車に乗れるようになっていた。その車でオフィスの前に乗り付ける。外から見ると、ゲイルが来ていて、僕に午前中の仕事をたくさん用意しているのが見えた。

彼女の姿を見ながら、ふと、週末の出来事を思い出した。ゲイルが、ベッドの上、僕の隣でその美しい体を縛られて、乳首はクリップで挟まれて、喘いでいる・・・。いやダメだ。仕事に集中しなければいけないのだ。

ドアを開け、オフィスの中に入ると、普段以上に強いゲイルの香水が僕の鼻についた。思わず、鼻孔を広げて、彼女の官能的な香りを吸い込んでしまう。

ドアを閉めた途端、ゲイルは僕を迎え、いきなり口にディープキスをしてきた。しかもキスをしながら、何か柔らかいものを僕の手に持たせてくる。僕はキスを解いて、握らされたものを見た。綺麗な、レースのビキニ・パンティだった。ゲイルがにっこり微笑んでいる。

「会社に来ようと家を出るとき、ドナから電話があったの。あなたが忘れ物をしたって。代わりに私のを貸してあげてって。それだと、あなたの素敵なお尻に良く似合うと思うわ。トイレに行って、それに履き替えてくださいね。醜い男性用のブリーフは私が預かります。夕方、お帰りになるときまで、私がずっと」


[2009/03/12] 本家掲載済み作品 | トラックバック(-) | CM(0)

ポルノ・クイーンの誕生 第6章 (12) 


手術を受けてから、セラピーのグループ・ミーティングを2回欠席した。術後、初めて出席した日は、まったく痛みを感じなかった初めての日でもあった。ミーティングに行くのに着ていく服装を慎重に選んだ。

下着には、ブラジャー機能も備えたコルセットを選んだ。そのコルセットのおかげで、私のCカップの胸がきゅっと引き寄せられ、押し上げられる形になる。実際、少しカップから盛り上がって見えた。脚には、濃い目の色のストッキングを履いた。ストッキングの生地には花が刺繍縫いされている。ハイヒールには、持っているうちで一番ヒールが高いものを選んだ。13センチのスティレット・ヒールのサンダルで、ドレスに完璧にマッチするもの。

ドレスは、前に買っておいたものだったけど、胸ができるまでは着ないつもりでいたものだった。ラベンダー色のドレスで、首のラインが深々と切れ込んでいる。コルセットが私の新しい胸を盛り上げているので、このドレスを着ると、胸元に胸の盛り上がりが強調されて見えることになる。

ジュエリーには、ダイヤのネックレスを選んだ。首からかけると、ちょうどダイアモンドが胸の谷間に落ち着く。それに、ネックレスに完璧にマッチしたダイアのイヤリングもつけた。

ミーティングの部屋に入ると、他の女の子たち全員が、即座に、新しく変身した私に気づいた。むしろ、自分から見せびらかす服装をしてきたのだから、私の新しい胸に気づかぬはずはないと言った方が良いかもしれない。今はどんな気持ちかとか、手術はどうだったかと、みんなが、山ほど質問をしてきた。どういうわけか、その時点では、手術後に味わった苦痛は、そんなにひどいものだったとは感じなくなっていた。もっと言えば、痛みのことはほとんど忘れていた。ミーティングを終え、ホルモンを注射してもらった後、家に戻った。

家に帰ると、トレーシーもマリアも、そしてマークも、ミーティングではどうだったかと知りたがった。私は、みんなから注目を浴びたことを、嬉しさに夢中になって喋った。そして、それから、あまり時間も経たずに、私たち4人は一緒にベッドに入っていた。

最初は、トレーシーとマリアと私がベッドに上がった。私のドレスは床に脱ぎ捨てられたまま。コルセットは着ていたけれど、中から乳房を引き出されていた。マリアとトレーシーが左右から私の胸にしゃぶりついている。クリトリスもパンティの中から出されていて、二人に代わる代わる擦られていた。

マークはムービー・カメラを持っていた。それを見て、一瞬、身体が強張った。もしかすると、私の知らない誰かが、私のセックスを見ることになるかも知れないと思ったから。でも、その緊張感はすぐに消えた。むしろ、知らない誰かが私の姿を見て興奮してくれるかも知れないと思い、そのことで私自身が興奮してくるのを感じた。

カメラに撮られていたから興奮したのか、誰か知らない人が私たちのしていることを見るかもしれないと思ったから興奮したのか、どちらなのか分からなかったけれど、どういうわけか、私はものすごく興奮していた。マリアが私のクリトリスを吸おうと体の向きを変えたとき、私も、すぐに向きを変え、彼女のクリトリスにむしゃぶりついていた。

マークがカメラを寄せてきたのに気づくと、私は、いっそう激しくマリアのクリトリスを舐めしゃぶった。マリアは、低い唸り声を上げ始め、腰をうねらせていた。そして、それから1分も経たずに、私の口に射精し始めたのだった。

そのまま、飲み下してしまうこともできたけれど、それは何かもったいない気がして、マリアのクリトリスを口から出して、手でしごき、私の乳房に降りかかるようにさせた。トレーシーも、カメラが回っているときには仲間はずれになるわけにはいかない。素早く、私の乳房にかけられたマリアの精液を舐め取り始め、その後、口を私の口の上に持ってきて、口の中に溜め込んだ体液を、たらりたらりと流し、私に飲ませた。


[2009/03/11] 本家掲載済み作品 | トラックバック(-) | CM(0)

報復 第8章 (10:終) 

「彼は、愛情について何て言ったんだい?」

翌日の午後、リディアは孫娘に訊いた。

「誰? 誰が愛情について何て言ったか?」 バーバラは混乱して、聞き返した。

「カウンセラーが、男女間の信頼と愛情は、二人がしばらく一緒に暮らした後に出てくると言ったんだろ? そして、スティーブが、お前としばらく一緒にいたら、お前を信頼できるようになるかもしれないと答えたんだよね。違うかい? それで・・・スティーブは、お前への愛情について、何て言ったんだい?」

バーバラは鼻を鳴らし、祖母を見た。

「まあ、それに近いことだったと思うけど。でも、スティーブは、それについては何も言わなかったわ。・・・彼、ヒューストンさんの話しを聞いていなかったのかもしれない」 とバーバラはためらいがちに答えた。

「おバカだねえ、ほんとに! いいかい? お前の旦那さんは、人に過小評価される方が好きなんだよ。賢いなあと思われるのは好まないタイプなのさ。だから聞いてなかったような態度をしてたんじゃないかい? でもね、スティーブは、こういうことを聞き逃すようなことは決してない。お前も分かってるんじゃないのかい?」

リディアはそう言って、爪で自分の上歯をこつこつ叩いた。

「だけど・・・」 リディアは、何か考えている様子で話しを続けた。「だけど、否定もしなかったわけだ。そうだね?・・・」

そう言って、しばらくの間、考え込む。

「・・・そう・・・バーバラ、これは良い兆候だと思うがね。お前の旦那なら、ヒューストンさんが言ったことに賛成しない場合は、お前とヒューストンさんの二人に、そう言ったはずなんだから。それも、かなり強い調子できっぱりと。私の知ってるスティーブなら、きっとそうしたはずさ」

リディアは笑顔になっていた。

「それで・・・スティーブは反論しなかったと・・・ということは・・・グラスが半分空になってしまったと言う代わりに、半分残ってると言うことにしようかね・・・」

「・・・オーケー! それじゃ、残りの半分を一杯に満たすには、どうしようかね?」

バーバラは、わけが分からないといった面持ちで聞いていた。

リディアはバーバラの頬を優しく叩いた。

「お前さんたちは、一つ、巨大なハードルは越えたんだよ。お前はスティーブとの家に戻ったんだ。それは、ヒューストンさんが言うように、とても、とても重要なことだったんだよ。そこで、これからしなきゃいけないことは、もうちょっとだけ頑張ることなのさ。そうすれば、あの男は、あっという間に、元のようにお前に惚れこむだろうさ。そこで・・・そんなふうにするためには、どんなことを準備したらいいんだろうね?」

********

「もしもし?」 バーバラは携帯電話を握っていた。

「ああ、バーバラ。何だい?」 スティーブは答えた。事務所の中、椅子の背もたれに背中を預けて、虚空を見る。意に反して笑顔になっている。スティーブは、最近、毎日、1回か2回、妻からかかってくる電話を楽しみに待つようになっていた。

「ちょっと、他に予定がなかったらだけど、今夜、一緒にラモンのお店にディナーをしに行けないかなと思っていたの」 陽気そうな声だった。

スティーブはちょっと沈黙した。

「それは誘ってるのかな・・・デートに?」

「ええ、その通りよ」 バーバラは、嬉しそうな声で、素早く返事し、スティーブの反応を待った。

「ラモンは良さそうだなあ・・・僕の車で行こうか? それとも、君が車で僕を拾ってくれる?」

バーバラは、スティーブが楽しそうな声で返事したのを察知した。

「うふふ、あなたが運転して・・・私、あの店の巨大マルガリータを飲んでみる夢を持っていたから」

スティーブもバーバラにつられて笑っていた。

「楽しそうだ。じゃあ、6時に家に戻るよ。いいかな?」

「ええ。最高! 私は7時半からの予約を入れておくわね」

バーバラは、返事をしながら胸が躍るのを感じた。

「じゃあ、また後で」

「じゃあね。愛してるわ」

バーバラは、電話を切る前、ちょっとやりすぎたかしらと思った。電話の向こう、スティーブが受話器を降ろす、カチャというよそよそしい音だけが聞こえ、バーバラは、少しがっかりした。だが、勇気付けられた面もあった。スティーブは、自分が言ったような愛の呼びかけでは返事してくれなかったが、そのような呼びかけを使ったことを拒むこともしなかった。二人は近づいてきていると感じることができた。もう一度、最初から、夫を私に恋させるのだ。今夜のデートは、その道を進む第一歩になる。

今夜は、とても素敵な夜になるはず。ノニーも、そう保証してくれたのだから。

つづく


[2009/03/11] 本家掲載済み作品 | トラックバック(-) | CM(0)

誰とやったか知ってるぜ 第3章 (15) 

俺は先生をソファの方に向かせた。

「前屈みになれ」

そう耳元に囁いて、両手をクッションにつかせた。それから、両脚も広げさせ、尻を俺の方に突き出す姿勢にさせた。

次に、コーヒーテーブルの上から、さっきキッチンから持ってきた、長い取っ手がついた木製のスプーンを取った。俺は、先生の後ろにしゃがみこみ、スプーンの裏側の丸いところを、広げた足の間へと持っていった。丸いところで、とろとろに濡れた局部をなぞり上げる。

「ああぁぁぁぁん・・・」

突然、局部を触られてびっくりしたのか、跳ね上がりそうになりながら悲鳴を上げた。

しばらく、スプーンを前後に動かして撫で続けると、やがて、スプーンの裏面全体がねっとりとしたネクターで覆われるまでになった。

それから、一旦、スプーンを離し、俺は少し横にずれた。こうすると、向こうにある鏡に映る俺と先生の姿が見られる。俺の目の前で、脚を広げ、尻を突き出している、美しい先生の姿。

それを見ながら、片手を先生の腹の方へ伸ばし、おまんこから垂れている紐を握った。そして、もう一方の手にはスプーンを握り、それを局部へ近づける。尻の割れ目に沿って、つつつっとスプーンを近づけながら、握った紐を強めに引っ張った。すると、まるで卵を産むように、最初のボールがぷるりとおまんこから飛び出した。

「あうぅぅぅぅ・・・」

声を上げるグラフ先生。そんな声を上げた先生を懲らしめるように、俺はスプーンの裏側で、ぴしゃりと先生の尻を叩いた。ピンク色の跡が残るくらいに、強めに叩く。あんっとまた声を上げる先生。

さらに、もう一度、紐を引っ張った。二個目のボールがぷるりと飛び出す。先生は急に腰をくねらせ始めた。ボールが出されるのが気持ち良いのか、まるでオルガスムに達しそうな動きになっている。

「・・・もうやめて、お願い・・・」

弱々しい声で、そう囁いていた。ハアハアと淫らに喘ぎながらなので、言葉が最後まで言えない様子だ。

俺は返事をせず、もう一度、強くスプーンでひっぱたき、同時にもう一個、ボールを引き出した。

先生は膝をがくがくさせ、結局、両膝を床についてしまった。俺は腕を先生の腹の下に入れ、押し上げた。

「ご主人様は、立っていろって命令してるんだ。ひざまずけとは言ってない」

俺の命令に従って、先生は、再び立ち上がったものの、膝をがくがくさせて、今にも崩れそうになっている。見ると女陰のところがひくひくと動いていた。いきそうになっているのか。

命令に従わなかった場合どうなるか、それをもっと強く躾け、教え込むため、俺はスプーンを振り上げ、さらに強く打ちつけた。ピシャリと大きな音が轟く。同時に、4つ目のボールを引き出した。

「ああっ! いくうぅぅぅ!!」

ボールが出ると同時に、先生は大きな叫び声を上げた。高く突き上げた腰が前後に揺れている。陰唇は、残ってるボールを咥えこんだまま、ひくついて、ぱくぱく口を開けたり閉じたりをしているようだった。その先生にさらに囁きかける。

「それも間違いだ。正しい言葉は、『ああ、ご主人様、いきます』だろ」


[2009/03/10] 本家掲載済み作品 | トラックバック(-) | CM(0)

Fashion ファッション (3) 

「君が思ってるほど、不幸であるわけでもないよ。セックスなんて、言われているほどのことじゃないんだから」

「じゃあ、あなたは本当は楽しんでいないということ?」

「いや、僕は男だから」

マーサの顔に、ある表情が浮かんだ。そして僕は、今の返事で、彼女のフェミニスト的な細かな感覚を踏みにじってしまったと分かった。

「それ、どういう意味?」

「男は、セックス狂になるから」

「じゃあ、女は?」

「セックスが好きな女・・・女性もいるけど、セックスなしでも幸せな女性もいるよ」

「でも、そういう人たちは、チャンスがなかっただけかもしれない・・・」 マーサは少し弱い声になり、遠くの方へ視線を向けた。 「本当は、男の人と同じように、それをしたくてジリジリしているのかもしれないわ」

僕は、話しが少し個人的なことに立ち入りすぎているように感じたが、同時に、マーサは僕に対して率直に、誠実に語ってくれているのだということにも気づいた。こういう関係になれることは、めったにあることではない。

マーサのことは、彼女が入社してからずっと良い人だと思っていたので、彼女が、こんなに親密な友情関係を示してくれて、僕の中の何かが喜んでいるのを感じた。確かに、僕とマーサは、以前、僕の個人的な問題について話し合ったことがあったし、一度、マーサが怒っていた時があって、マーサが自分の母親について長々と語るのを聞いてあげたことがあった。けれど、これほど個人的なことを話し合える関係ではなかったと思う。

実際、僕には、世間で言う親密な友達関係という友人はいない。僕は、フェイスとすら、こういう話し合いはしたことがない。

僕がじっと彼女の顔を見ていたからだろう、マーサはふと我に返ったらしく、僕の方を見て、恥ずかしそうに微笑んだ。

「一番、腹立たしいのは、どうして、フェイスのような人たちは、私のことが危険でないとあんなに自信がもてるのかっていうことなの」

「おい、よせよ。僕たちみんな友達じゃないか」

「私がフェイスに、私のこと信用できると訊いたとき、彼女がどんな笑い方をしたか聞いてなかったの?」

「フェイスは、君がジョークを言ったんだと思ったんだよ。君とは友達なんだから」

僕は、この件についてマーサは少しひねくれて考えているんじゃないかと思った。

「あら、そうかしら? 私じゃなくって、誰か、彼女よりも魅力的な女のお友達だったらどうかしら? フェイスは、軽々しくあなたにその人と一緒に行かせるかしら?」

僕は返事しようと口を開けた。だが、急に返事に詰まってしまった。マーサは続けた。

「フェイスがあなたに私と一緒に行ったらと言った時、あなたも全然驚かなかったんじゃない?」

マーサの瞳に浮かぶ表情。マーサは今や憤慨しているようだ。僕は、まだ、返事ができずにいた。

「世の中のフェイスたちは、みんな私のことを、こう思っているのよ。どんな男も私と一緒なら危険はないと」


[2009/03/10] 本家掲載済み作品 | トラックバック(-) | CM(0)

デス・バイ・ファッキング 第4章 (2) 


ディアドラは、会社に来る時、いくつか別の振舞い方もできたはずだった。ナーバスそうに、恥ずかしそうにして来て、すべて、ひどく間違ったことだったというふうに振舞うこともできたはずだ。あるいは、恋に夢中になったティーンエイジャーのように、僕たちが互いに惹かれあってることを中心に考え、しなければならない仕事をなおざりにしてしまうような振る舞いもできたはずだ。

だが、彼女は、この、ちょっとした、リラックスした雰囲気の楽しいセックス・ジョークだけでわだかまりを吹き消し、後は、すべてビジネスライクに振舞った。彼女は、隅から隅まで、完璧に、有能なビジネス人になりきっていた。昨夜は、最初のセックスでは完膚なきまで激しく犯され、次のセックスでは快楽の波に全身を洗われ、そして、その後、余韻に浸りながらうっとりとしていたにもかかわらず。

この美しい女性は、どのように振舞っても、喜ばしいものになってしまうように思われた。彼女の人格の、明かされたすべての側面から、彼女がセクシーで、心温かく、しかも自分自身に完全に満足している女性が浮き彫りにされる。

その日の午前中、僕たちは仕事を続け、大きな進捗を見せた。前にも言ったかどうか忘れたが、ディアドラは、素晴らしい頭脳を持っている。僕が賛成できないアイデアを彼女が言ったとしても、彼女からちょっとだけ補足説明があれば、それだけで、僕は直ちに彼女の見解を賛成する立場に変わった。僕は論理的なタイプの人間で、非の打ち所のない論理には簡単に屈服する。

ああ、確かに、皆さんが考えるとおり。僕には、ディアドラの瞳を見つめながら、同時に客観的であり続けるのは難しい。それは認めよう。一般的に、彼女がこれこれであって欲しいと言ったら、僕はすぐにそれに賛成するだろう。

その点を、もう一度、言わせて欲しい。ディアドラが求めるものなら、僕は何でもするというところは肝心かなめのところなのだ。彼女が求めるなら、僕は行う。彼女は、要求するだけでよい。僕が求められたものを彼女にあげる。どんなものでも。どんなことでも、僕は行う。

このため、交渉の場では、僕は若干、弱い立場になった。

僕は理論に嵌まっている。世界の出来事や僕の人生に起きた出来事を、論理的な全体像へと組み直し、事実の背後にある意味を理解するのが好きだ。何があって、それが起きた理由は何かと考える。そう考えることで、洞察が得られることがよくある。閃光のようにインスピレーションが沸いて、奇妙な世界の仕組みが明らかになることがしばしばあるのだ。

まあ、確かに、そういう洞察が得られるのは、僕がハイな気分になっているときが多い。翌朝、どんな洞察だったか思い出せないことがあるからだ。だけど、洞察に溢れた考えだったというのは確信している。

男はペニスで思考する、ということだ。

分かっているよ、皆さんも、これはどこかで前に聞いたことがあると言うだろうし、正確に言って、僕のオリジナルな考えではない。でも、ちなみに聞くけど、その証明はあるのかな? 

僕は、「男はペニスで思考する」という単純な陳述に、補足事項を付け加えている。つまり、この「ペニス思考」・・・そう呼びたかったら呼んでくれていいんだけれども・・・は、僕の「化学誘引子」理論とぴったり調和するということだ。この理論について考えながら、僕は自分が一種の「統一理論」へ近づいているのを悟った。様々な理論を、単一の、妥当な全体像へと昇華させつつあると。

僕の「化学誘引子」理論によると、非常に希なことだが、二人の人間の身体的化学物質が、あまりに適合してるため、その二人は、互いに相手に対して、ほとんど麻薬のような存在になるということだった。それは、そういう人間の中のレセプターに関係しているもので、そのレセプターが、もう一方の人間のフェロモンか化学的分泌物か肌か何かと完璧に適合することによる。あ、いや、理論のここの部分は、もうちょっと検討が必要だというのは認めよう。

ともかく、そういうわけで、僕の「化学誘引子」理論を、僕のもう一つの「男はペニスで思考する」理論を駆動するメカニズムとして使って構わない。実際に、このような適合する化学誘引子を持つ二人の人間が出会う確率は、非常に少ないので、実際には、めったにこの現象は起きない。

だが、仮に、そういうことが起きた場合、それにより、もう一つの普遍的な疑問に解答が与えられることになる。歴史を振り返ってもいい。時には、皆さんご自身の人生でもそういう人を見かけることがあると思うし、皆さんの家族の中にそうなった人がいるかもしれないし、ひょっとすると、皆さん自身がそういう人であるかもしれない。つまり、人が、何か狂ったとしか思えないようなことをすることがあるということ。みんなは、それを見て「あいつ一体、何を考えていたんだ?」と思う。

僕の理論では、これに対して答えを出せる。その人は、ペニスで思考していたのである。自分の化学誘引子による激情に揉まれてしまったという、致命的な結果なのである。

これは素晴らしい理論だ。ノーベル賞とかは期待していないが、ピューリツア賞はありえるかもしれない。

以上が、僕がディアドラが望むことは何でも、喜んで行うという事実の説明だ。僕は、僕自身の「男はペニスで思考する」理論の生きた証明なのだ。


[2009/03/09] 本家掲載済み作品 | トラックバック(-) | CM(0)

無垢の人質 第4章 (5) 

レオンは、一旦、イサベラの身体から離れた。身体を離された反動で、イサベラは、爪先立ちのまま、軽く舞うように身体をぐらつかせた。両手を拘束する皮のストラップが、ぎしぎしと音を立てる。

イサベラの耳に衣擦れの音が聞こえ、次に、肉肌と肉肌が当たる音が聞こえた。イサベラは、沈黙したまま、期待と恐怖の両方を感じながら震えた。自分の女陰の入り口が、収縮を繰り返すのを感じた。まるで、薄い空気の中、酸素を求めて、口をぱくぱくさせるように。

「いやぁ・・・!」

突然、両脚の膝裏に手をかけられ、両脚共、持ち上げられるのを感じ、イサベラは泣き声を上げた。左右の前腕の上に左右の太腿が乗せられ、持ち上げられていく。それに合わせて、足が大きく広げられていく。間もなく、ピンク色の谷間に何かが触れるのを感じた。とろとろに溶けた割れ目を探って、焦らしている。

「これが欲しいと言うのだ」

肉棒のこぶのように膨らんだ先端に、湿った入り口を探り当てられ、イサベラははっと息を飲んだ。

「お願い・・・」 もはや拒否を意味する懇願ではなかった。熱く燃えた部分を征服されるのを望む声だった。

だが、レオンは許さなかった。「はっきりと言うのだ」

「・・・欲しいの! これが! これをください! 私の中に!」

その言葉を受けて、レオンは、男根を突き上げ、一気にイサベラを奪った。両手で抱えているイサベラの臀部が、木べらで打ち据えたことにより、繊細な柔肌が痛んでいることも意に介さない。

「ああぁぁぁッ!」

イサベラは、レオンのいきなりの押し込みに、声を上げた。レオンの太い肉棒が、濡れた狭い肉鞘を割り入ってくる。その荒々しい侵入に、内部がめりめりと広げられていくのを感じる。だが、それは、彼女にとって甘美な痛みだった。

力強い突き入れが始まった。イサベラは、それを喜んで迎え入れた。動きが始まるのを受けて、両脚でレオンの身体を包み込み、離すまいと引き寄せる。荒々しく、繰り返し突き立てられる。それにもかかわらず、いや、むしろ、それを求めてレオンの身体にしがみついた。膣肉はひくひくと痙攣を続けた。

やがて、イサベラの甘い溜息、よがり声に、レオンの荒い息づかいも混じるようになった。何時間にもわたるとすら思えるような長い時間、レオンはイサベラに身体をぶつけ続けた。容赦ない、執拗な打ち込み。

「決して・・・」 荒い息を吐きながらレオンが言った。「決して、忘れるではないぞ。お前はわしのものだ。わしは、お前を決して手放さない」

ふと、イサベラは、何かが濡れた陰部の回りを擦りまわっているのを感じた。結合している部分を取り巻く膨らんだ陰唇のあたりを優しく這い回り、快楽をもたらす肉芽をいたぶり、そうしながら、彼女が分泌する愛液を集めているような感覚だった。

その何かが、イサベラの乳白色の尻頬の間に潜む、すぼまった入り口に当てられ、彼女は、はっと息を飲んだ。

「だ、だめ!」 

イサベラは、椅子の上でレオンに犯されたとき、指でその部分を触れられたことを思い出したのだった。

「そこは、いやぁ!」 その何かが、その部分を突き始め、抵抗する肉穴に侵入しようとするのを感じ、イサベラは叫んだ。

「しーっ! そこは、わしのに比べると、まだまだ狭く、小さいのだ。だが、お前もすぐにそこでわしのを受け入れられるようになるだろう」

レオンは木べらの握りを捩るように回しながら押し込んだ。先端部分がイサベラの裏門に入る。イサベラの悲鳴が轟いた。

「やがて、お前は、ここも好きになるはずだ。約束しよう」

鉄棒のように硬いレオンのペニスは、依然としてイサベラの女陰に埋め込まれたままだった。彼の指は肉芽を擦り、刺激を送り続けている。イサベラ自身が、新たな快楽を求めて、自ら身体を上下に揺さぶり、愛液に濡れた彼の肉棒を出し入れした時に限って、レオンは木べらの握りを押し込む作業を行った。

イサベラは、女陰とクリトリスにもたらされる快楽に加えて、裏門の奥へと侵入してくる何物かがもたらす、身を焼かれるような痛みと、言い知れぬ未知の感覚に、ああぁん、ああぁんと切なそうな泣き声を上げた。

「そうだ、いいぞ、ベラ。お前の身体をわしに委ねるのだ。逆らおうとするではないぞ」 レオンは唸り声で言った。


[2009/03/09] 本家掲載済み作品 | トラックバック(-) | CM(0)

ポルノ・クイーンの誕生 第6章 (11) 


ジュエリーについて話しをしてもらい、その後、マリアとヘレンがテーブルを離れた後で、私は父に訊いてみた。

「お母さんが、こんな私でも構わないと思うかしら?」

「いいかい、お前のお母さんは、心からお前のことを愛していたんだよ。お父さんは、お母さんがどれだけお前のことを愛していたか知ってるから、大丈夫、お前が何をしようとしても、100%賛成して守ってくれたはずだと、お父さんは思っているよ。もっと言えば、男の子だったときよりも女の子として、もっと愛したことだろうと思ってるんだ」

「もう一つ訊いてもいい?」

「ああ」

「この前、レストランで私が立ちあがったとき、お父さんは、すぐに私のことを分かったと思うんだけど。顔の表情から、そう思ったの。でも、お父さんのテーブルの前に行ったら、お父さんは、私が誰だか分からないような顔をしていたわ。どうして、あの時、お父さんは、あんなに何か怖がっているような顔をしたのか、気になっていて」

父は笑い出した。「ああ、あの時は、幽霊でも見たのかと思ったんだよ。お前は、お母さんの顔を忘れてしまったのかい?」

正直、母の顔ははっきりと覚えていなかった。思い出そうとしても、いつも、曖昧なイメージしか頭に浮かんでこなかった。何かもやがかかったようなイメージだけだった。

そのことを父に言うと、父は財布から写真を取り出した。

「そうだろうと思ってね。その写真を見れば、お前がとてもお母さんに似ていることが分かると思うよ。レストランで、向こうから歩いてくるお前を見て、お母さんが歩いてきたと思ったんだよ」

写真を見て、すぐに、とてもよく似てることが分かった。同じ鼻の形、同じ目をしている。耳とあごは、少しだけ私の方が大きかったけれど、それを除くと、私と母はまるで姉妹のように見えた。

4時ごろになり、父はボルチモアに戻る飛行機に乗るため、もう行かなければならないと言った。父は、着替えをするため、マリアと一緒に、マリアの寝室に行った。ただの着替えをするのに、30分以上もかかることはないのは分かっていたけど、もちろん、そのことには触れずに置いた。

玄関先で、私は父にお別れのキスをし、これからも連絡を取り合っていこうと約束しあった。父と私が別れの挨拶を済ませるとすぐに、マリアが父の首に両腕を絡めて抱きつき、2人は熱のこもったディープキスをした。マリアは、父に、次にこちらに来る時は、必ず電話をし、デートにでかけるように約束させた。それから2年間、父はロサンジェルスに来るたびにマリアとデートをしている。

20歳の誕生日を迎えた10日後、私は豊胸手術を受けた。どれだけ痛みを味わうことになるのか、前もって知っていたり、誰かに教わっていたら、多分、手術は受けなかったと思う。

鎮痛剤と麻酔をかなり与えられていて、意識を失っていたので、手術中は何も感じなかった。手術室に入っていくところと、外科医を見たところまでは覚えていたけれど、その後は、あまり覚えていない。

目を覚ますと、胸の上に大きな重石を乗せられているような気がした。胸が、予定より5倍近く大きすぎるように思った。実際は、その大半は私を包んでいた包帯やガーゼだった。

当日、家に戻り、それから3日間は、何をすることも許されなかった。お医者さんは、すぐに仕事に戻っても構わないと言っていたけれども、トレーシーは、それを許さなかった。胸がいつも痛んでいたことは、ある意味では、嬉しいことだった。というのも、その痛みが、まるで誰に胸を強く揉まれたり、乳首をつねられていて、それがずっと続けられているような感覚だったから。

マリアとトレーシーから受けた世話には、決して、苦情を言えない。2人は交替で、私の身体をスポンジで洗ってくれたり、一緒にいて、映画を見るのに付き合ったり、おしゃべりをしてくれた。2人の心のこもったお世話と鎮痛剤のおかげで、私は何とか最悪の時期を乗り越えた。

次の月曜日、包帯を外す時が来た。そして私は初めて自分の乳房を見たのだった。固く、こんもりと高く盛り上がった胸だった。誰かに2つの丸いボールを皮膚の下に入れられたように見えた。お医者さんは、1ヶ月ほどで、新しい乳房の周りの皮膚が馴染んできて、ずっと自然な形に見えるようになると仰ってた。


[2009/03/06] 本家掲載済み作品 | トラックバック(-) | CM(0)

報復 第8章 (9) 


木曜日:夫婦合同カウンセリング

ヒューストン氏は、本当のところ、この二人がここまで来れるとは思っていなかった。実際、これまでのカウンセリングの中には、二人が口論を繰り返し、結局は、相互に同意して、関係終結になるだろうと思った時もあったのだ。だが、まさに、そうなる危険があったカウンセリングの夜に、バーバラは家に戻ってスティーブと同居を始めたのだった。・・・しかも、スティーブもそれに同意して。

人間という動物は、ほとんどどんなことでもできるものだ、とヒューストン氏は改めて教えられた気分だった。彼は、心理学という「科学」では、人間の心がどのように働くのかはまったく説明できないと判断していた。カウンセラーが期待できることは、人々に目標を指摘し、彼らをその目標達成に集中させることだけだと考えていた。

「ご主人。奥さんに対する怒りを取り除くことについて、たいそう進捗を見せましたね。大変な努力を払われたことでしょう。理解できます。奥さんも感謝していることと存じますよ・・・」

ヒューストン氏は、次にバーバラの方を向いて、話しを続けた。

「・・・奥さんにも、以前の、もやがかかった不確かな態度をやめて、そこから抜け出すことにつて、驚くほどの進捗を見せていただきました。奥さんがまとっていた霧のような曖昧さこそが、ご主人を遠ざけていた第一の要因であったことを、お認めになられた。それも、大変な努力を要することです。そして、ご主人も、この変化に気づいたことだと私は確信していますよ」

ここまでは、決まったと、ヒューストン氏は思った。プロのカウンセラー向けの指導書にある通りの段階に来た。指導書によれば、次は、カウンセリングを受ける両者にとって何かポジティブなことを新しく話し合うよう、調子を整えることが仕事になる。そのようなポジティブなことを見つけるのが難しい場合もある。特に、ここにいる二人の場合は、難しいだろう。この1ヶ月ほどは、今に比べれば容易だったのだが。

「それでは、『許し』について話し合いましょう」

ヒューストン氏は、静かな口調で言った。途端に、スティーブが、この話題を断る身振りの反応をしたのを、ヒューストン氏は見逃さなかった。

「バーバラさん? 奥さんにとって、許しとはどのような意味を表わしますか?」

「受容することです」 バーバラは、直ちに返事した。そして、隣のスティーブが座っている椅子と自分の椅子との間にある、隙間に目をやった。

「それについては、ずいぶん考えてきたんです・・・私にとっては、許しとは・・・その、何と言うか・・・ある人が、誰か他の人が間違ったことをしたのに気づいたとして、その気づいた人が、相手が心から公開しているという事実を受容して、それから・・・その間違ったことが二度と起こらないよう手段を講ずることだと思うのです」

「ご主人は?」 ヒューストン氏はスティーブに目を向けた。

スティーブは、ゆっくりと答えた。「うーん・・・そうですねえ・・・僕は、『許し』についても、その意味についても、あまり考えてはこなかったですね・・・バーバラが言ったことは、言葉どおりでは、それはそれで構わないんですが、ただ・・・ただ、僕は、彼女の言う『ある人』が、『誰か他の人』が行ったことを、どうやったら無視することができて、それを受容するようになれるか、そこのところがまったく理解できませんね」

「違うわ!」 突然、バーバラが力を込めて否定した。ヒューストン氏が口を挟む間もなかった。

「間違ったこと自体を受容するとは言っていないの。・・・間違ったことを大目に見てやることも、間違ったことになるから・・・」

「・・・私が言ったことは、ある人が、誰かが何か間違ったことをしたことを受け止めつつ、その誰かという人は、基本的には善良な人間で、ただ、悪いことをしてしまっただけだと認めてあげるべきだということなの。つまり、その人は、そのことを考慮に入れてあげるべきだし、その問題の誰かが、間違いをしてしまったことについて、どれだけ苦しい思いをしているかを考慮してあげるべきだし、過ちを犯した誰かが、どうやったら、その間違いが二度と起こらないようにできるかを考慮すべきだと・・・」

「ご主人、理解できましたか?」 ヒューストン氏が尋ねた。スティーブは、困ったような顔を彼に向けた。

「ええ、『ある人』とか『誰か』とか『何か』とかを理解できたらですが・・・」

スティーブはしばらく無言のままヒューストン氏を見つめていた。何か遠くを見るような目つきをしていた。彼の意識が、カウンセリングの場に戻るのにしばらくかかった。

「ああ、すみません。・・・ええ、理解できました。でも、その『二度と起らないように』というところはどうなのかな? どうやったら、その・・・ある人が・・・その、誰かが二度と・・・ああ、ダメだ」

スティーブはバーバラの方を睨み、素早く、ヒューストン氏に顔を戻した。

「その誰かとかじゃなくって、僕たちのこととして話しをしても、良いですか?」

「もちろん」 バーバラとヒューストン氏が声を合わせて返事した。

「ありがとう」 とスティーブは平坦な声で言った。それから、少し、時間を取って、言葉を考えた。

「僕の場合・・・そうですねえ・・・どうやったら、バーバラがこういうことを二度と行わないと確信できるだろうか。そこが分からないのです。どうやったら、彼女をもう一度、信頼できるのかが分からない」

「信頼、ですか?」 とヒューストン氏が口を挟んだ。「信頼は、許しに必要なことですか? ご主人」

スティーブは、意味が分からないといった面持ちで、カウンセラーを見た。

「ええ、そう思いますが」 ためらいがちに返事をする。「でも、別に、そうじゃないと言われても、構いませんが」

「奥さんは?」

「いいえ・・・2つは別のことだと思います」 バーバラは慎重にゆっくりと語った。言葉はヒューストン氏に対して発したが、彼女は、発した後、ちらりとスティーブの方を窺った。

「スティーブは私を許してくれるかもしれません・・・さっき言ったように、私がたまたま間違ったことをしてしまったけれど、根は善良な人間だと認めてくれるかもしれない。そして、私が一生、あのことを済まなく感じていると分かってくれるかもしれない。でも・・・ああ・・・でも、私のことを二度と信頼してくれないかもしれない」

最後のところは小さな呟き声になっていた。心配そうな表情を目に湛え、両手をしっかりと握って、スティーブが何か言うのを待った。

スティーブは、困惑した顔で振り返り、バーバラを見た。

「いや、僕は・・・」 自分の気持ちを表わす適切な言葉を捜し、スティーブは言いかけたまま、しばらく沈黙した。

「・・・言えることは、結婚した時の彼女を取り戻すことが、僕の望みですね」

小さな部屋の中を、少しの間、沈黙が支配した。バーバラは、落ち着かない様子で身体を動かし、何度も椅子に座りなしていた。下唇を噛みしめ、どう対処してよいか分からない何かと戦っているようだった。

「奥さん?」 

ようやく、ヒューストン氏が問いかけると、それを待っていたかのように、バーバラは、激しい口調で言った。

「そんな望み、一番バカバカしいわ」

今回は、明らかにスティーブに向かって言った言葉だった。

スティーブは、驚き、座りなおして、バーバラと直接対面する姿勢になった。

「考えてもみて、スティーブ。もし、この1年間に起きたことをすべて消し去って、結婚した時の私たちに戻ったとしたら、これから先、これまでの一切の不幸があなたを待ち構えていることになるのよ。私が自分に抱えている様々な問題やら未熟さやら何やらが、全部、残っていることになるんですもの。私は、ただの、これまで起きた出来事を繰り返すだけになってしまうわ。何もかも。それが分からないの?・・・」

「・・・私が自分のことをずっと良く理解できてる方が良くない? どうなると自分が弱くなってしまうか、男が私の感情や人生にどういうふうに取り入って来るかを、知ってる私の方が良いんじゃないの? 自分の行ったことを完全に軽蔑し、もう二度としないと思ってる私の方が良いんじゃないの? あなたが結婚した時のバカな女に戻るより、その方がずっと良いんじゃないの?」

バーバラはスティーブを見つめた。理解してくれるよう懇願する目で。スティーブは、長い間、納得できていない様子だった。姿勢を戻して、ソファの背もたれに背中を預け、目を閉じた。

しばらく経ち、ようやくスティーブは返事を始めた。

「だから・・・」彼は目を閉じたままだった。「話しをするときに、ずっと論理的でいてくれたら、ヒューストンさんとしているこの話し合いは、ものすごく、短くて済むんだよ」

疲れたような声だったが、どこか、安心した雰囲気も含まれていた。スティーブは、目を開き、天井に微笑みかけ、それから、姿勢を正した。

「オーケー、君が正しい・・・」 落ち着いた口調だった。「君が男たちと何もしなかったのなら、すべて、ずっと良かっただろうが、ともかく、してしまったわけだし、その事実を変えることはできない。だから、同意するよ・・・どちらの妻が良いかといえば、自分が行ったことがいかに大変なことか理解している妻の方が良い、と・・・」

「・・・でも、君が二度としないと、どうしたら分かるんだ・・・どうしたら、もう一度、君を信頼できるようになるんだ?・・・僕は・・・何と言うか、信頼というのは、君の処女性と同じように感じているよ。一度、失ったら、失ったまま・・・永久に。そうじゃないかな?」

「必ずしも、そうはなりませんよ」 とヒューストン氏が割り入った。

「お話しを遮ってごめんなさい。ですが、ちょっと、多くの研究で調べられてきていることをお話ししても良いでしょうか?」

スティーブとバーバラは、正面を向いて座りなおし、カウンセラーの話しを待った。

「いや、簡単にまとめると、信頼・・・そして、愛情もですが・・・これらは、二人が一緒にいる時間・・・時には、長い時間にもなりますが・・・その時間によって生まれてくるものだ、ということです」

ヒューストン氏は、そこまで話して、目の前の二人の顔を見た。二人とも、話しの続きを待っている様子だった。

「それだけ!」 ヒューストン氏は明るい調子で、そう言った。「お話しは、それだけです!」

ヒューストン氏は、笑みを浮かべながら二人を見た。二人とも、今の話しについて考えている。スティーブが深く息をし、ヒューストン氏の注意を引いた。

「分かりました。仰りたいことは、もう一度、妻を信頼できるようになるためには、彼女と一緒にいて、その・・・さっきバーバラが言ったことを借りれば・・・いま現在の彼女を信頼するようにするしかないということなんですね?」

ヒューストン氏は、にっこり微笑んでスティーブを見た。その笑顔は、黒板に書いた難問をうまく解いた、とりわけ物分りの良い生徒に対して教師が見せる笑顔と同じだった。

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[2009/03/05] 本家掲載済み作品 | トラックバック(-) | CM(0)

誰とやったか知ってるぜ 第3章 (14) 

ちんぽの付け根まで飲み込むと、ぬるぬると吐き出し、亀頭だけを咥えるだけになったかと思うと、また深飲みを始め、睾丸に届くまで飲み込む。それを何度も繰り返す。

腕は脇にそろえて立ったまま、最高のフェラを続けている。時々、口から吐き出して、舌をちろちろさせながら、横咥えになって、砲身の先から根元までを舐めまくる。

俺は、先生の手を取って、ちんぽに添えさせた。それから頭をちんぽの根元に引きつけて、何をすべきか教えた。

「ご主人様に、精一杯、奉仕するんだ」

小声でそう囁くと、先生は、早速、ちんぽの根元を優しく握り、ゆっくりとしごき始めた。同時に、頭部を咥え込み、ちゅうちゅう吸い始める。口唇奉仕を続けながら、ああーん、ああーんと悩ましい溜息を漏らしていた。

今度は、もう一方の手を取って、俺の尻に添えさせた。どうすべきか分かっているのか、早速、指を広げて俺の尻頬をきゅっきゅっと絞りながら、それに合わせて、ちんぽをしごき、同時にちゅうちゅう吸い始める。俺のミルクを搾り出そうとしてるようだ。

実際、そんなセクシーな先生の姿を鏡で見続けているうちに、俺も我慢ができなくなってきていた。先生の旦那が2階の寝室でいびきを立てるのが聞こえる。旦那がいるというのに、鼻を鳴らして俺のちんぽをしゃぶっている先生の姿。

突然、睾丸がきゅうっと縮んでくるのを感じた。いくぞ、と小声で先生に伝えた。俺の腰が勝手にぐいぐい先生の口を突き始めた。

先生の頭を両手で押さえ、後ろに傾かせた。先生は、本能的に、口を大きく開け、舌を突き出し、ちんぽの下に添えた。軽く舌で、ちんぽの一番敏感なところを叩いて、俺が出すのを待っている。

睾丸がきゅっと収縮したのを感じ、俺は、ううっ! と呻いた。先生を見下ろす。1発目の噴射が先端から飛び出し、先生の額に命中していた。上唇、鼻の上、両目の間、そして額へと、ねっとりとした白い線が引かれた。

2発目も発射し、目隠しの上、右目のところと鼻に着地した。その後も、何発か射精し、先生にぶっかける。ようやく全部出し終わり、コーヒー・テーブルの上に立ったまま、俺の白濁汁をたっぷりかけられた先生の顔を、あらためて見下ろし、少し休んだ。

次に、俺は、テーブルから降り、先生を後ろ向きにさせた。それから、テーブルに置いておいた、ロウソクと、融けかかった角氷を取った。

グラフ先生を見ると、はっきりと興奮しているのが見て取れる。乳首はぷっくりとんがり、まんこの方もびしょ濡れだ。

俺はロウソクを、先生のおっぱいの上へと、非常にゆっくりとかざした。ロウソクの炎の熱を感じたのか、先生は、はっと息を飲んだ。ロウソクとは別の手には氷を持ち、それもおっぱいへと近づけた。

先生の唇を見ながら、ゆっくりとロウソクを傾けた。融けたろうが、たわわに熟れた乳房の白肌にぽつぽつと滴った。

「ああっ!!」 艶かしく口を半開きにして、小さく悲鳴を上げる。

ろうが乳首へととろとろ流れるのに合わせて、今度は乳輪の近くに角氷をあてた。

「きゃッ!!」

ああっ! とか きゃあっ! とか、いまや先生は声を上げて喘ぎ続け、旦那を起こしてしまいそうな勢いだった。

乳輪の近くに当てた氷をゆっくり動かし、ぐるりぐるりと乳輪の回りに円を描いて、徐々に乳首に近づけていく。

ロウソクの熱や氷の冷たさでのショックによる悲鳴は収まり、代わりに、はあはあと荒い息づかいが始まった。あそこに埋め込んだ数珠球が深いところで効果を発揮しているのだろう。左右の太ももの両方に、愛液が流れているのが見える。

もう一方のおっぱいにもロウソクを掲げ、傾けた。垂れたろうが白肌につくのに合わせて、今度は、いきなり氷を乳首に押し付けた。

「ああぁっぁぁぁぁ・・・」

かなり大きな悲鳴を上げた。押し付けた乳首を見ると、乳首がつんと突っ張り、押し付けた氷を押し返してくる。信じられないほど勃起しているのだろう。

さらに2、3滴、ろうを振りかけたが、先生は、旦那がいるのも忘れて、ああん、ああんと大きな声で喘ぎ続けていた。

それでも、上からはいびきの声が聞こえてくる。それを確認しながら、ろうそくと氷の残りをテーブルに置いた。


[2009/03/04] 本家掲載済み作品 | トラックバック(-) | CM(0)

Fashion ファッション (3) 


マーサを車に乗せて、街へ向かい、連れて劇場についたとき、困った状態になっていることに気がついた。

「どうやら、もっと早く来るべきだったようね」 

「大ヒットしてるようだね。これだと、待たないといけないようだ」

僕たちはシネコンの前を車で通り過ぎながら、様子を見ていた。歩道に行列ができていて、通りの角まで続いている。

「あのね? 私、本当にこの映画に乗り気かって感じでもないのよ」 とマーサは言った。僕が思っていたことと同じことを言っている。「確かに、今夜、ぜひ見たいと思っていたけど、行列に並んで待った後でも、劇場は混んでると思うわ。たとえ、中に入っても・・・」

「僕も同じことを考えていたところだよ。他にも見る機会はあると思うんだ」と提案してみた。

結局、その提案に従って、車を戻し始めた。そして、どこか帰る途中で、何か飲み物でも飲もうということになった。

「がっかりした?」 と僕は訊いてみた。

「私、デートを経験しそこなったわ」

「いや、今日のことは、なしで済ませても構わないんじゃ?」

「そこが間違ってるところなのよ」

おっと! 僕は危険な領域に足を踏み入れ始めてるようだ・・・ひょっとして、彼女は、あまりデートをしたことがなかったのかもしれない! 僕は適切な言葉を捜していた。その間、どうやら僕はマーサのことをじっと見ていたようだった。

マーサは、ちょっと背が高い。すらりとしているというわけではないが、太ってるとは言えない体形なのは確かだ。上半身は基本的に平坦で、腰から太腿にかけては、少し幅広な印象。だから、上半分の体形と下半分の体形が、マッチしていない感じだ。

あごは引っ込んだ感じで、鼻はほんの少しだけ長すぎる。髪には何かすべきじゃないかと思った。ただ肩に垂らしているだけ。カールも何もないストレートで、色もありきたりな茶色だった。

「何も返事がないわけ?」 とマーサは苦笑いした。

僕は言葉が出せず苦境に立っていた。でもマーサは、こういう点には割りと良い性格をしている。

「私にとって、初めてのデートだったの」 依然、苦笑いしながら彼女は宣言した。

「まさか!」

自分を抑える間もなく、口から出ていた。だが、考えてみれば、このような宣言に対して適切な返事など存在しないものだ。

「からかわないでくれ」 これでリカバーできただろうか?

「ねえ、フランクになってよ。私は、事実を受け止められるから。そうしなくちゃいけないから。私、デートに誘われないの」

僕たちはずいぶん前から友達だったし、マーサはいつも僕に優しくしてくれていた。心から、何か適切な言葉をかけてあげたいと思った。

「男たちは、バカばっかりなんだよ。君のことを知らないんだ」

「いい? 私は、こういう状態に慣れているの。男の人たちは、そもそも、私を誘おうという気持ちすら抱かないのよ。たとえ、私のことを知っても、そうなの」

「まあ、連中が本当の君を見ることができないなら、そういう連中なんだ。そいつらにデートに誘われなくても、あまり気に病むこともないじゃないかな」

「セックスね」

「え、何?」

「セックスをしてないのよ」

「バージンなの?」

「そうなの」

ああっ! 禁句警報発令だ! 驚きすぎているように聞こえたかもしれない。彼女を落伍者だと言ったように聞かれたかもしれない。

「自分を大事にして、だよね」

「バカな! まあ、同じ部屋にいても気にならない人から自分を守って、ってこと」

「本当に誘われたことはないの?」 言葉使いに気を使うべきなのだが、そう言っていた。

「2回ほど。最初の人は、もう何年か前に退職しちゃったけど・・・」

「でも、本気で言うんだけど、やっぱり、男たちは君のことを知らないと思うんだよ。もし、男が、僕のように君のことをよく分かったら・・・」

「そうしたら、フェイスと結婚するでしょうね」

僕はマーサを見つめていた。言葉が出なかった。彼女が言おうとしていることが、すとんと胸に落ちた気がした。そして、ふと、もしかしてマーサは僕のことに興味があったのかと思った。

マーサは陰気に笑っていた。「ごめんなさい。フェアじゃなかったわ」

「いや、多分、フェアなことだよ」

僕は身の縮む思いだった(参考)。自分でも認めざるを得ないが、マーサをデートに誘うことを一瞬でも考えたことがなかったのだ。彼女が、僕の知ってる女性の中で、一番、楽しくて、性格の良い女性だと知ってるのに、そうだったのだ。

しばらく沈黙が続いた後、マーサが言った。「もう、この話はやめましょう。私、もう諦めて、一生、純潔な人生を送ることにしたから」


[2009/03/04] 本家掲載済み作品 | トラックバック(-) | CM(0)

デス・バイ・ファッキング 第4章 (1) 

「デス・バイ・ファッキング」 第4章 Death By Fucking Ch. 04 by thebullet

アンドリューの話:

僕たちは愛とセックスの一夜を過ごした。ディ・ディと僕。もう行かなければならない時間だ。二人とも、朝から仕事がある。ああ、職場では、どんな風になるんだろう?

彼女は、体を部分的に毛布で覆ったまま、横たわっていた。片腕を無造作に頭の上に放り投げ、目は閉じている。顔には、セクシーで、気だるそうな笑み。セミヌードの彼女の姿態。とても暖かそうで、誘惑的だ。見ているだけで、またも自分が興奮してきているのを感じる。

着替えを終え、ベッドの彼女のところに近づいた。ベッドサイドにひざまずき、両腕で彼女の体を包んだ。優しく抱きしめ、心を込めてキスをした。

「ディ・ディ、素敵な夜をありがとう。もし何か僕にして欲しいことがあったら、いつでも、言って欲しい」

ディアドラは目を閉じたままだった。まるで眠りに落ちかかってる猫のよう。

「ありがとう、アンドリュー。素敵だったわ」

そして、まさにそんな猫のように、彼女は、そう言うなり眠ってしまった。僕は、気をきかせて、もう一度、彼女の頬にキスをし、その後、ホテルを出て、家に帰った。

このことで、僕と彼女の関係での力学が変わらなかったら、変えられるものなど、どこにもないだろうと思った。この、木曜日の朝、会議室に入るときの僕は、少し不安を持っていた、などというレベルではなかった。入ってみると、僕が最初に来たと分かった。いや、実際、僕とディアドラの二人だけなわけだから、最初か最後かのどちらかにしかなれないのではあるが。

前の3日間での、愛しいミズ・マーティンとのミーティングは、彼女の言葉を借りれば、緊張に満ちたものだった。彼女がそばにいるといつでも、僕は常時興奮している状態にいたのだから。僕は、自分の時間を、セクハラの訴訟を心配することか、どうやったら彼女とベッドインできるかと悩むことの、どちらかに割いていたのだった。

だけど、もう、心配する必要も、悩む必要もなくなった。でも、僕も、ディアドラのことは充分に理解しているつもりだ。彼女は、ビジネスオンリーの態度を貫くだろう。あるいは、彼女は、すでに、昨夜のことについて何度も後悔しているかもしれない。ディアドラは、不適切だと見られることに心配をしていた。昨夜、僕は、最初に、無我夢中で彼女を犯してしまったし、彼女に、もう許してと言わせてしまったのだ。そんなことがあったのに、今朝になって、僕がディアドラにビジネス仲間として敬意を見せても、彼女は困惑するだけかもしれない。

確かに、今日は、興味深いことになりそうだ。

ディアドラは、カジュアルなビジネス服に身を包み、颯爽とした様子で会議室に入ってきた。

「あら、おはよう、アンドリュー。すでに出勤してくれていて良かったわ。片付けなくちゃいけない仕事がたくさんあるから。例の緊張感が、何と言うか、・・・解消されたわけだし。言ってる意味が分かるわね」

と、そう言って彼女は笑い出した。

僕もつられて笑っていた。この女性は、一種、キュートで、あけすけな感じで、可笑しさを感じさせる人だ。問題を避けることはしない。むしろ、問題に直接対峙する。だけど、軽く、さりげないジョークで対峙するため、直接的であっても、問題が深刻にならない。そんな感じだ。

実際は、このジョークでは、僕の問題が解消したわけではない。確かに、昨夜のことについての彼女の反応を見て、僕は嬉しかった。だけど、彼女は、昨夜のことについて冷静になるだろうと思っていた。彼女はいつも冷静だ。

だが、仮に、昨夜のちょっとした緊張緩和の行為によって、彼女の存在に対する、僕の自然な身体的反応が軽減されるだろうと思っていたとしたら、僕は、悲しくも(あるいは、状況によっては、嬉しくもと言うべきかもしれないが)間違っていたということになる。早速、僕の下腹部辺りがざわざわと興奮しだし、突然、ズボンの前の所がディアドラに向かって、つんとテントを張ったからである。

ディアドラは、僕の反応に気づいても、笑みをちょっと大きくして見せるだけで、気づいたことを示してくれていた。彼女の存在全体から、何か、充足感が発せられているような感じだった。何か、ぬくぬくと居心地が良さそうにしている、餌を充分に食べた猫のような雰囲気。


[2009/03/03] 本家掲載済み作品 | トラックバック(-) | CM(0)

無垢の人質 第4章 (4) 

再び木べらが打ち下され、イサベラの太腿の付け根と尻頬を叩きつけた。痛みが波となって尻全体に広がった。

イサベラは、これは、痛みを与えることより、むしろ屈辱感を与えることに近いことが分かっていたが、それでも、自分を制しきれず、啜り泣き、叫び声を上げ、拘束されたままの身体をくねらせ、跳ねさせるのだった。しかし同時に、太腿の間、温かい滴が溢れてきてるのも感じていた。

ぶるぶると震える太腿の付け根の部分、無防備の巻き毛を掻きわけて手が滑り込み、融けつつある肉ひだを探るのを感じ、イサベラは、あぁっと、うめき声を上げた。さらに太い指が2本、濡れた女陰の中に差し込まれるのを感じ、ううっと息を詰まらせた。

イサベラは、自分の意思とは関係なく、両太腿が力をゆるめ、脚を広げていることに気づいた。この男は、私に何か分からないことをしたに違いない。仕置きをされているにもかかわらず、身体が彼を求め、疼き始めている!

背後から、レオンの男性的な低音の笑い声がするのが聞こえ、イサベラは、火がついたように顔を赤らめた。

「ベラ、ベラ・・・。お前の身体は、犯されたいと、征服されたいと、願っているようだな。お前が思っているより、お前はわしの虜になっているのではないのか?」

イサベラは、レオンが動き、前に立つのを感じた。突然、レオンは、彼女の片方の膝を掴み、床から持ち上げた。きゃあと大きな声を出すイサベラ。持ち上げられた片足で、彼の腰に巻きつけるようにさせられる。床についているもう一方の足だけで、吊るされた体のバランスを保とうと必死になる。

「やめて・・・」

次にどんな新たな懲らしめが待っているのか、不安になりながらイサベラは啜り泣いた。イサベラの中、心と身体がせめぎあっていた。この陰悪な責めをやめて欲しいと願う心と、荒々しい陵辱を乞い求める女の身体。

木べらが邪険に濡れた陰毛を掻きわけ、そこを擦るのを感じ、イサベラは、いやぁっと泣き声をあげ、身体をくねらせた。だが、次の瞬間、イサベラの予想を裏切って、木べらが股間めがけて強く打ち上げられ、膨れた陰唇を叩いた。

「あうっ!」

さらに、もう一度、そこを叩きつけられた。ぴちゃりと水を弾くような音がして、イサベラの屈辱感をいっそう煽る。同時に、甘美とも言える痛みが放射状に股間に広がり、悦びをもたらす豆突起を刺激していた。

「ああッ、いやッ!」

ぴちゃり、ぴちゃりと何度となく叩かれた。ひりひりと痛む部分を、容赦なく叩かれ、同時に女肉を融かしていく。そのたびに、イサベラは拘束された身体を捩り、泣き声をあげた。

彼女は、自分の身体がえびぞっているのを感じていた。こちらもかまって欲しいと左右の乳首がじんじんと疼いている。湿ったものがあそこから垂れ流れている。彼女は、こんなよこしまな気持ちになったことはなかった。まさに淫らになってる自分。そんな自分を恐れ、同時に、欲望に身体を熱くしている自分。

「イサベラ? まだ、わしに反抗するつもりでおるのか?」

ぴちゃり!

「いいえ! いいえ!」

ぴちゃり!

「わしのものになるのを拒むつもりでおるのか?」

ぴちゃり!

いまやイサベラは、はあはあと息を継ぐだけで、答えられずにいた。邪悪な快楽に浸り、鋭く叩かれるたびに肉筒が喜ぶのを感じていた。

ぴちゃり!

「答えるのだ!!」 レオンの怒鳴り声が響いた。

「お望みのことを、な、何でもします。何でも・・・だから、お願い・・・」

レオンの勝ち誇った笑い声が部屋に轟いた。彼の太い指が、イサベラの濡れた肉鞘にずぶりと刺さる。それを受けてイサベラは、身体を震わせた。ピンク色に染まった、二つの乳房が揺れ動く。

「お前には、他に道はないというのを、まだ悟っていなかったのか? お前の身体の方は、とっくに主人が誰であるかを認めておるぞ。いくら、お前が抗いつづけてもな!」


[2009/03/03] 本家掲載済み作品 | トラックバック(-) | CM(0)