先生の露わになっている腕に沿って、爪を立てながら、ゆっくりと指先でなぞり、降りた。先生は、また、ああぁんと悩ましい泣き声を上げた。 それから、先生の後ろにしゃがみこみ、ほぼ透明と言ってよいようなパンティを通して、あの美尻を堪能する。そして、指先を腰ゴムに引っ掛け、下着を降ろし始めた。先生は、パンティを脱がされるのを感じて、ぷるぷる震えていた。 下着の中から、つるりとした肌の見事な尻肉が姿を現す。下着は膝の辺りまで降ろすと、後は勝手に足首に落ちていった。足首に手をかけ、持ち上げて、パンティを足から外す。下着の股間のところがすっかり濡れているじゃないか。 俺は立ち上がって、「動くなよ」と囁きかけ、ゆっくりと、音が立たぬようにして、先生から離れた。そして、リモコン式の卵型バイブが入ってる黒ベルベットの箱を持って、リビングを出て、キッチンに向かった。 キッチンテーブルに先生のハンドバッグがあるのを見つけた。中を開け、携帯電話を見つけ、取り出す。電話の電源を入れ、起動するまでの間に、ハンドバッグの底にバイブの箱を入れた。素早く、先生の携帯にプログラムを仕込み、電源を落として、バッグの中、元の場所に戻した。 それから冷蔵庫のところに行き、フリーザのドアを開けた。氷を取る。グラフ先生にはお仕置きをしなければならない。どういうお仕置きにするかは、もう決めていた。キッチンの引き出しを音がたたないように注意して開け、探すものを見つけた。取り柄が長い木製のスプーンだ。 キッチンから戻り、リビングの入り口のところで立ち止まり、先生の裸体を改めて鑑賞した。あのおっぱい。重たげにぷっくりと垂れた柔らかな双乳。冷気に晒されているせいか、乳首が消しゴムのように突っ立ってる。腹は、平らで、その姿は完璧と言ってよい。まったく、見蕩れるぜと思いながら、視線を下の女陰に移した。ヘアはきれいにトリムされ、その下に陰唇が花開いている。すっかり濡れている様子で、明かりを反射して、きらきら輝いて見えた。さらに下へ視線を向け、ストッキングに包まれた美脚を見た。ハイヒールは、13センチほどの高さで、ストラップが足の甲を押さえている。 俺は、先生を見ながら、ゆっくりと暖炉のマントルピースの方へと進んだ。 そこにあるロウソクを1本取って、先生の所に音もなく戻った。スプーンとロウソク、そして氷をテーブルに置き、俺が脱ぎ捨てた服のところに行き、ビーズが数珠繋ぎになった道具を取り出した。それを手に、銅像のように突っ立ったままの先生のところに戻る。 まずは彼女の唇に軽く、唇を重ねた。それから首筋にちゅっちゅっと二回、キスをし、ゆっくりと唇を胸へと這い降ろした。乳首や乳輪には触れないようにしながら、柔らかい双乳の白肌にキスをする。先生の息づかいが荒くなってくるのが聞こえた。 さらに下に移動し、お腹にキスをし、その後、おへそに舌を突き入れた。そして、さらにへその下へと移動していく。女っぽい下腹部を這いながら、ブロンドの茂みへ口をつけた。ああぁ、と深い溜息を漏らしているのが聞こえた。 局部に来ても、濡れて口をぱっくり開けた割れ目には触らないようにする。そこに触れる代わりに、俺は、ビーズ数珠の最初の1個を、そこに押し付け、べとべとになってる入り口から中に入れた。 「うぐぅぅぅ・・・」 最初の球を入れると、先生は唸るような声をあげた。2階からは先生の旦那がいびきを立てているのが聞こえる。そのいびきを聞きながら2個目の球を押し付けた。ぐりぐりとこねるようにして押し込むと、ぬるりと中に入って行った。うああっ、と喘ぐ声も聞こえる。 顔を上げて先生の顔を見ると、先生は頭を少し後ろに倒し、口を半開きにしていた。引き続き、3つ目の球も押し込んだ。またも、ううっと声を上げている。4つ目を押し付けると、まるで、望んでいるかのように、自分から足を少し広げてきた。5つ目、6つ目と押し込んでいく。その度に、先生は悩ましい声を上げていた。最後の7つ目を押し込む。とうとう、先生の濡れたおまんこからは短いナイロンの紐が垂れ下がって見えるだけになった。 後ろを振り返ると、1メートルほど先にコーヒー・テーブルがある。俺は先生を導いて、そのマホガニーのテーブルの横に立たせ、俺自身は、そのテーブルの上に立ち上がった。「完璧だな」と思いながら、両手を先生の頭の左右にあてがった。先生の顔の真ん前に、俺の勃起が突き立っている。ひくひくしながら、先生の前にそそり立っている。 少しだけ腰を突き出し、ちんぽが先生の唇の直前に来るようにさせた。何をされるか自覚しているのか、目隠しをされたままじっとしている先生の顔を見下ろしながら、勃起を唇にあてがった。 口紅を塗ってやるように、プレカムを漏らしてる勃起で唇を優しくなぞると、先生は温かい息を吐きながら、自分から唇を開いた。 壁に嵌めてある鏡に目をやった。鏡の中の先生は、その美しい唇をゆっくりと開き、俺のちんぽを受け入れていく。その美しさに、射精してしまいそうになった。先生の唇の中へ、ゆっくりと俺の砲身が飲み込まれていく。
本当に、フェイスは美しかった。一緒にハネムーンを過ごしたハワイのビーチでのビキニ姿のフェイス。ホテルの部屋に戻り、日焼けの肌を露わに、全裸になったフェイス。旅行中、谷間を飛行機で飛んでいた時の、ショートパンツとホールター姿( 参考)のフェイス。そのような彼女の姿を毎日、目にできるなら、いつでも仕事を辞めて、ホノルルに引っ越しても良いとさえ思った。でも、旅行から帰ってきた後も、フェイスは同じく美しく、僕は、毎晩、仕事から帰って彼女に会う、その瞬間のために生きているように思っていた。 「そうよ。ここで、彼、初めてあなたのことを見たのよ」 僕とマーサは、フェイスと一緒にランチを食べようと、リードのお店に来ていた。フェイスは、僕が彼女を見た時の話しを、それまで聞いたことがなかった。興味を持ってる様子だった。 「見ず知らずの女に釘付けになったの? でも、マーサは、ブラインド・デートを考えたのはマーサ自身だって私に言ったのよ!」 「罠に嵌められたのさ。うーん、でも、バレた以上、僕たち離婚して、それぞれの人生を歩んだ方が良いかも」 「いいえ、あなたは私を押し付けられたのよ」とフェイスは言い、それからマーサに向かって、「でも、あなたは、絶対に許さないからね!」 僕は、マーサがフェイスの言いがかりを受け、同じような言いがかりで口答えするのを見ながら、初めてフェイスを見た後にマーサとした会話を思い出していた。僕が今こうしてフェイスの隣に座っているなんて、あの時には信じられなかっただろうなと思っていた。フェイスは、よく、僕をこんな気持ちにさせる。何か不思議な感覚で、しばらく、うわの空になってしまうのだ。 ようやく現実に戻った時には、二人の会話は映画の話になっていた。 「いえ、私、その映画、もう妹と一緒に見たのよ」 フェイスが喋っていた。 「どんな映画だった?」 とマーサ。 「最高だったわ。ぜひ、見なきゃダメ!」 「そうねえ、独りで見に行くことになっても、今夜、見に行こうと思うわ」 独りで映画に行く? 僕もよくそうしていた。でも、ここしばらくは、なかった。フェイスと出会ってからは一度もないのは確かだ。 僕はマーサの顔を見た。僕の知る限り、マーサはあまりデートをしていない。もっと言えば、彼女がデートの話しをするのを一度も聞いたことがなかった。 「ねえ、あなた。あなたがマーサと一緒に行ったら?」 フェイスはそう言い、その後、マーサに向かって、「彼、私がその映画をすでに見てしまったので、どうするか迷っていたのよ。彼と一緒に行って。いいでしょう?」 マーサは、僕がどんな反応をするのか知るのが嫌そうな顔で僕を見た。僕には、良いアイデアのように思えた。もっとも、それをフェイスが言い出したことに驚いてはいたが。フェイスは、独占欲が強いところがあるから。 ともかく、フェイスは喜んでいるようだし、マーサは、どう返事してよいか分からないようだったので、僕は、マーサに軽く微笑みかけ、頷いて見せた。 「私のこと本当に信じられるの?」 マーサがフェイスに言った。僕はマーサの顔にユーモアの印が浮かんでいるか、探したが、そんな表情が出てたかどうか、よく分からなかった。 フェイスは、くすくす笑い出した。「あら、私、彼のことは、充分、魅了していると思ってるわ」 そういうわけで、僕は8時半にマーサを迎えに行くことになった。
レオンは、大きな手のひらを這わせながら、イサベラの柔らかい腹部へと下った。へその下の女性っぽく膨れた下腹部を撫で、さらに、その先の、太腿の頂点部を覆う、ルビー色の縮れ毛の奥へと滑り込む。 「ここはわしのものなのだ。お前はわしのものなのだ。このことは決して疑問に思ってはならぬ」 レオンはイサベラの額にキスをし、その後、片手を伸ばして、皮製のブレスレットを手にした。イサベラの背後に少し回りこみ、彼女のか弱い手首に、その皮ブレスレットを巻きつけ、きゅっと引き締めた。そして、彼女のもう一方の手首も取り、同じく皮手錠を巻きつけた。短いが太い皮のストラップを使って両手の皮手錠を結びつける。 イサベラの頬を涙が流れ落ちた。とは言え、彼女は、太腿の間、くすぐるように何か温かいものが溢れてくるのも感じていた。どうして、この身体は、こんなによこしまなの! 一方、レオンは、イサベラが涙を流しているのもお構いなく、彼女の両手首を頭の上へと持ち上げた。両手をつないでいるストラップを、天井から降りている一種の鈎に通し、引き上げる。その結果、イサベラは、足の指の付け根の所だけで身体を支える姿に吊るされた。レオンは、次に、彼女の目をスカーフで覆い、イサベラをさらに怖がらせた。彼女は完全に視界を遮られたのだった。 「お願いです・・・」 イサベラは、弱々しい声で訴えた。両手を拘束するものから逃れようと、引っ張ってはみるものの、解けるはずもない。自分がどんな姿で見えているか、彼女にも自覚できていた。全裸のまま、なす術もなく、レオンの前に立たされている。両腕を一杯に高く吊らされているため、小ぶりの胸が突き出す形なっていることだろう。 「しーっ!」 そう言って、レオンは彼女の震える唇にキスをした。涙のせいで、塩辛い味がする。 「お前が反抗的態度を続けるのを、罰さずにおくわけにはいかぬのだ」 レオンが指先で、バラ色に染まる乳輪をなでるのを感じ、イサベラはぶるっと身体を震わせた。触れられ、そこが固くなるのをも感じ、悔しさに下唇を噛む。 「わしは、今日、これからお前に仕置きをしたいと望んでいるわけではないのだ。お前自身の行為によって、自ら招いてしまったことなのだよ」 そう言いながら、別の指で、もう一方の乳輪も撫で、固く突起するまで、からかい、いたぶる。 「だが、これだけは理解することだ。わしは、お前の頭から、わしから逃げようとする考えを消し去るつもりだということだ」 そう言って、レオンは彼女から離れた。イサベラは、聞き耳を立て、彼が自分の周りを歩いているのを感じた。 「あああっ!!」 突然、何かが爆発したように、鋭い痛みが彼女の尻から生じ、彼女は、全身を海老反らせた。 次に、イサベラは安心して、吊るされた両腕に体重を預けるように、ぐったりとなった。痛めつけられた肉肌を、優しく撫でられ、癒されるのを感じたからだ。 だが、その優しい手が再び離れていく。今度は、ひゅーっと木べらが空気を切る音が聞こえた。そして次の瞬間、先とは反対側の尻頬を打ち据えられる。 「いやあっ!!」 身体を捩らせ、痛みを堪えるイサベラ。すると、再び、あの温かな手のひらが戻ってきて、肌をなだめられた。 このパターンを何度も繰り返えされた。イサベラは、屈辱的に木ベラで尻を叩かれるたびに、否応なく、腰を前に突き出してしまう。だが、痛みを与えられるたびに、優しく温かな手が戻ってきて、肌の痛みを癒される。両手首を拘束され、吊り下げられているため、イサベラは、まるで爪先立ちで踊りを続けさせられているようなものだった。 数分間、これを繰り返されたあと、イサベラは、すすり泣きの声で言った。 「お願いです・・・もう、許してください・・・もう、逆らいませんから・・・」 「おお、イサベラ、可愛い娘よ・・・だが、わしは、まだ、始めたばかりなのだよ」
「さあ、奴隷ちゃん、お前を使ってやるわね」 ドナは、そう言って僕の口の上に股間を降ろし、僕は、全力を使って、彼女に奉仕し始めた。ゲイルの姿は見えなかったが、音からすると、ゲイルもジェニーに同じことをしているようだった。 僕は、最大の愛情を込めて、ドナの陰唇とクリトリスを舐め、吸いまくった。僕たちの隣、ジェニーとゲイルが、強烈なクライマックスに達するのが聞こえた。二人とも身体をくねらせて、ぶるぶる震えている。ドナは股間を僕の口に押し付け、ぐりぐりと擦りつけていたため、時々息をするために頭を上げなければならなかった。 どのくらいこうしていたか、時間が分からなくなっていたが、突然、お尻から尻栓が抜かれ、代わりにディルドを差し込まれるのを感じた。急に、アヌスが息を吹き返したように、そこに意識が集中していく。さらには、ジェニーが僕の勃起にまたがり、自分からバギナに飲み込んでいくのを感じた。 僕は、使える部分すべてを、いっぱいに使われている状態になっていた。お尻の穴にはバイブを突っ込まれ、容赦ない震動が続いている。ペニスを飲み込んだジェニーは僕の上で激しく乗馬運動をしている。さらにドナは、僕の舌を蜜壺の奥へと招くため、激しく陰部を顔面に擦りつけていた。 ドナがクライマックスに達して、叫び声を上げるのが聞こえた。それと同時に。ジェニーの膣肉がきゅうっとすぼまり、ペニスを絞り込むのを感じた。ジェニーが再び絶頂に達したようだ。 ジェニーの肉筒の締め付けがきっかけで、僕は、ぐっと背を反らせ、深い唸り声をあげて、達した。ペニスからジェニーの中に噴水のようにスペル間が吹きあがってるのが感じる。アヌスは振動するバイブをきゅっと締め付けている。自分を取り巻く世界全体が爆発して、快楽のピンク色に染まり、頭脳からすべての思考を洗い流し、頭の中が空っぽになる。 僕が達したのを見届けて、ドナとジェニーが身体を浮かせ、僕の上から降りた。そして、身体を拘束されたまま、ぐったりと横たわる僕とゲイルの横に、それぞれ横たわった。 ドナは僕のブラジャーの中に手を入れ、乳首挟みを外してくれた。その途端、それまで堰き止められていた血液が一気に乳首に流れ込み、まるで火をつけられたかのように熱く、じんじんと痺れた。それから、僕の顔に被せていたパンティも取ってくれた。ゲイルのほうを見ると、ジェニーも同じようにしてゲイルから乳首挟みを外していた。ゲイルは外された後の、甘美な痛みでうめき声をあげていた。ゲイルの顔から下着を外したジェニーは、ゲイルのうめき声を封殺するかのように、ゲイルにキスをし、口を塞いだ。そして、ドナも僕にディープ・キスをしてきた。多分、ドナは、僕の口の中が彼女自身の愛液の味がするのを感じていると思う。 ジェニーがうつぶせになり、両肘をついて身体をあげ、僕とゲイルを見下ろして、尋ねた。 「で、二人とも、どうだった?」 ゲイルは、ただ、悩ましい声でうめくだけ。僕は微笑んで、乳首が燃えるように痛かったことを除けば、とても満足したと伝えた。 「ちょっとした痛みは、重要な要素なのよ、ビクトリア。痛みがあると、快感がずっと増して、とても良くなるの」 ジェニーはそう言って立ち上がり、ドナに微笑みかけた。「二人を立たせてあげましょうか?」 ドナも立ち上がり、ベッドの足先で、ジェニーと並んで立った。 「そうねえ、どうしようかしら? 立たせてあげる必要がないんじゃない? だって、私たち、この二人、今は必要なくなったわけでしょう?」 ドナはそう言って、ジェニーを両腕で抱擁し、キスをした。 それから、ドナは僕たちの方を振り返り、途方に暮れている僕たちを見て笑った。 「うふふ・・・ただ、からかっただけよ。大丈夫」
ブリイは、体から、乾いてごわごわになったスペルマを洗い落とし、ホテルに備わってるわずかな化粧品を使ってできる限り、身だしなみを整えた。与えられたアンダーシャツを着て、できるだけ肌を隠そうとした。だが、そのシャツでは、たいしたことはできなかった。かろうじてお尻は隠すことができただけ。張りのある大きな乳房は、着古したシャツの首元のラインから、盛り上がっていたし、両腕の脇の下からもはみ出ていた。出来上がった姿を鏡で見て、ブリイ自身も、かなりセクシーに見えてるかもしれないと思った。 「時間だ! 出て来い!」 ストーンに、そう声をかけられ、ブリイは、どうか、あまり手荒く扱わないで欲しいと願いながら浴室から出た。 網目のストッキングと靴だけは、もともと、自分が履いていたものが落ちていて、それを履いた。ストーンたちも、ブリイの変身に目を見張った。 早速、ストーンら4人の男は、ブリイを連れてニューオリンズに向かった。ストーンは、途中、ガルフポート( 参考)に立ち寄って、ちょっとギャンブルをすることに決め、彼の友達であるブルーノが雇われているカジノに車を止めた。 ストーンはブリイをブルーノに預け、カジノのテーブルへと向かった。ブルーノは、早速、ブリイを、たいていの客には立ち入り禁止となっている部屋へ連れて行き、仕事をさせた。 「ここで待ってろ。誰が入ってきても、気持ちよくもてなしてやるんだぞ」 ブリイは、説明されずとも、それがセックスすることを意味しているのだと分かった。 ブリイは、その部屋に6時間いた。加えて、1時間、売春をした。客を取る合間に体を洗うのは許された。ブリイ自身、驚いたことだが、彼女は、体を売らされているにもかかわらず、セックス自体は楽しいと感じた。それでも、心のどこかにはビリーがいつも引っかかっていた。もはや、相手をビリーと思い込んでセックスすることはなくなっていたが、いつの日か、ビリーが自分を見つけ出し、故郷へ連れ戻してくれると期待していた。逃げ出すことも考えたが、ポン引きの元から逃げようとして、ひどく殴られた女の子たちの話しを聞かされていて、怖くてできなかった。 ブルーノはブリイの働きぶりに非常に満足し、ストーンに対し、3000ドルでブリイを譲り受ける取引をした。 続く1週間、ブリイはブルーノの元で売春をし、また様々なパーティに貸し出された。ブルーノはブリイに優しく接したが、彼女を独りにすることは決してなかった。常に誰かがブリイに付き添い、ブリイがちゃんと仕事をしているか、確かめていた。そして、実際、ブリイの仕事振りは見事なものだったのである。ブルーノは、たった3日ほどで、投資した額を容易く回収していた。 その1週間、ブリイは、たいていの女性が一生の間に行うセックスよりも多く、ブルーノの客たちとセックスをした。毎晩、彼女は、身も心も疲れ果てて眠りにつくのだった。 その週の最後の日、ブルーノがブリイに、大金持ちの客が街に来て、望みの女を捜していると言った。その客は、マジックミラーを通してブリイの姿をチェックできたらしい。そして、ブリイで良いだろうと言い、5000ドルで買い取るとブルーノに言ったそうだ。だがブルーノはその申し出を断った。それくらいの金なら、ブリイなら簡単に稼げるからだ。 「いくらなら良いんだ?」 とその客は言った。 この業界に長いブルーノは、確かにブリイなら大金を稼げるが、こういう仕事をしていると女の質は長持ちしないことも知っていた。 「2万ドルだな」 「1万ドルだ」 「いや、2万だ」 客は、ブルーノは一度言ったら曲げようとしない男だと悟り、2万ドル支払った。 「俺は店の前の車にいる。すぐに、その女を連れて来い」 ブルーノは頷いた。そして客が出て行った後、早速、ブリイを呼びつけたのだった。 「たった今、お前を2万ドルで売り飛ばしたところだ。とっとと、そいつのところに行くことだな」 それを聞かされ、ブリイはがっくりとうなだれた。絶望的な気持ちになっていた。これからの人生、こういうことばかり続くのだろうか? ようやく回りの環境に慣れたと思うと、すぐに売り飛ばされてしまう。そんな人生。
翌、土曜日の朝、私たちは10時ごろベッドから這い出て、朝食を食べた。お昼すぎからパーティの準備に取りかかった。料理はすべて配達されてくる予定だった。2時ごろ花が届けられた。結果、あまりすぐことがなかったので、みんな、午後は大半、日光浴をして過ごしていた。 マリアと二人でシャワーを浴び、パーティのための服に着替えていると、トレーシーとマークが私の部屋に、ギフト用に包まれた箱を持ってやってきた。トレーシーは、その箱を私に差し出しながら言った。 「お客さんたちが来る前に、マークと二人で、これをあなたにあげたいと思ったの。みんながプレゼントを持ってくるか分からなかったから、もし、持ってこない人がいても気まずい思いをして欲しくないので、今のうちに渡しておくわ」 「こんなことをしていただかなくても良かったのに。お二人には、この3ヶ月、とてもよくしていただいたから」 私はそう言って感謝し、プレゼントを開いた。 箱の中には、何か水のようなものが詰まった、2つの半球上のものがあった。直径が13センチくらいで、高さは5センチくらいのものだった。これが何で、何のために使われるのか、私にはさっぱり分からなかった。 トレーシーが笑っていたところを見ると、私は本当に困った顔をしていたに違いない。 「おばかさんね。これは豊胸用のインプラントよ。マークと二人で、あなたの豊胸手術のお金を払うことに決めたの。そのためにあなたの口座を空っぽにして欲しくないと思ったから」 「とても高いのを知っているんですか?」 多分、二人とも知ってて買ってくれたのだと知りつつ、そう尋ねた。 「もちろん、知ってるさ。それに、俺たちも、君の胸を楽しませてもらうわけだしね」 とマークは微笑みながら言った。 私はどう言って感謝してよいか分からなかった。ただ、ありがとうと言い、二人それぞれに心を込めてキスをした。 パーティは7時開始だったけれど、8時近くなるまで、ほとんど人は来ていなかった。集まった人の大半は、ポルノ産業の業界人だった。男性が多かったけれど、セットで私と一緒に働いた女の子たちやシーメールたちも何人か来ていた。 驚いたことに、エイカー先生も来てくれた。先生は、私が父に私がトランスジェンダーであることを話したばかりでなく、二人の関係についていろいろ話し合ったというのを聞いて、とても喜んでくれていた。 9時ごろ、父もやってきた。父は来ないだろうと思っていたので、この時は本当に驚いてしまった。父は私にラッピングされた大きな箱を渡して、言った。 「お前がこれを開ける時には、私もその場にいたいと思っているんだ。この贈り物の背後にある意味をちゃんと理解してくれるか確かめたいのでね」 私は、父と二人になって、話し合いができるときまで開けないと約束した。 私の部屋に、そのプレゼントを置きに行った後、父をエイカー先生のところに連れて行った。二人が仲良く談笑を始めたのを確かめた後、私は父たちのところから離れ、パーティの他のところを巡回し始めた。一通りみんなのところを回った後、戻ってみると、すでにエイカー先生は姿を消していて、父はマリアと話しをしていた。 10時になる頃には、服を脱ぎ始める人が出てきた。最初は、トップだけだったけれど、11時を回る頃には、かなりの人が素っ裸で家の中を走り回っていた。12時ごろになると、2人組や3人組でセックスをしている人を見かけても普通になっていた。1時には、乱交パーティ真っ盛りの状態になっていた。 ヘレンもすっかり開放的になっていて、彼女の才能を試したいと思う人なら、誰にでも存分に才能を発揮していて、引っ込み思案になる様子はなかった。トレーシーも、次から次へと、彼女の穴を埋めようと集まった裸の男たちに覆いかぶされていた。 午前2時になる頃、いつの間にかマリアの姿が見えなくなっていた。それに父もいなくなっていた。多分、父は帰ったのだろうと思ったが、挨拶もせずに帰ってしまったのが悲しかった。でも、いつまでも悲しんでいたわけではない。そんな暇もなく、私は裸の男女の集団に引きずり込まれ、あっという間に、お尻に埋め込まれていたし、口にも入れられていたから。口を犯すペニスがないときは、とてもクリーミーな女陰が現れて、私の口を楽しんでいた。 夜明けになり、私はヘレンと二人でなんとか寝室に入った。この頃までには、ほとんどすべての人が、満足して帰って行ったか、失神して床やソファに寝ころがっていた。ヘレンも私もベッドに入ると、ただおやすみのキスをするだけで、すぐに疲れきって眠ってしまった。 目を覚ました時には、すでに午後2時近くになっていた。まるで二日酔いのような頭痛がしたけれど、昨夜は、こんなになるまで飲んだわけではなかったのは覚えている。熱いシャワーを浴び、体じゅうをしっかり洗いきると、少し気分が爽快になってきた。
夜は音がよく通る。硬い舗装道路で、車が通っていないときは、特にそうだ。スティーブが呟いた言葉は、暗い車の中、静かに座っていた老女の耳にも届いていた。 「あたしゃ、別に神様の役を演じているわけじゃないんだよ」 リディアは、スティーブたちのピックアップトラックがスピードをあげ、通りを進んでいくの見ながら、静かな声で言った。 「おバカだねぇ。あたしゃ、キューピッドの役になってるのさ。お前さんは、今まで通りの人のままでいればいいのさ・・・そうすれば、あたしたちみんな、もうこれ以上、互いを傷つけあわずに、これを乗り越えることになるから」 リディアの視線の先、ピックアップトラックが角を曲がり、見えなくなった。 リディアと、彼女のパートタイムの運転手であり、雑用係であり、庭師であり、時には料理人でもある男は、もうすでに、この車の中、何時間も座って待っていた。リディアのお気に入りである夫婦がカウンセラーと面会し、その後、二人が煌々と明かりがついたレストランの中、大きな窓の向こうで会話を行うのを、車の中から見ていたのだった。二人は一緒に車に乗って去っていった。リディアは、そうなることまで期待していなかったが、彼女とバーバラがそれを計画していたのは事実であった。 「フィル? もう車を出してもいいわよ」 リディアが言った。 「オーキー、ドーキー! ・・・ ところで、リディア様、今夜の仕事については、2倍払うとおっしゃいましたよねぇ?」 「はっ! お前は泥棒かい? あたしゃ、半倍増しと言ったんだよ。そんだけもらえて、ラッキーだろうさ」 「へいへい、わかりましたよ、奥様」 とは言え、フィルはこの夜、2倍の報酬を得ることになるだろうし、そのことは、彼自身、分かっていた。確かに、リディアは、半倍増しの報酬しか約束していなかったものの、結局は、2倍の報酬を彼に払った。リディアは、その夜、自宅に戻るまで、フィルをこんなに遅くまで働かせ、家族のもとに帰さなかったことについて、罪悪感を感じたのだった。ともあれ、フィルは、笑みを浮かべながら、リディアを家に送った。 ******** 家に着くと、スティーブはバーバラの荷物を中に運び入れた。スティーブは玄関を入ったところで、ちょっとためらいを見せたが、バーバラは、そのような素振りは見せなかった。すたすたと廊下を進み、主寝室へと入って行った。スティーブはバーバラの後ろについて行き、寝室のドアの前に立ち、部屋の中を見回すバーバラを見ていた。 バーバラは、以前と比べて特に変わったところはないと感じた。カーペットは、最近、掃除機をかけられた様子だし、変な匂いもない。ベッドもきちんとメークされている。室内にかすかにシナモン・スティックの香りが漂っていた。スティーブの好きな、芳香剤の匂いだった。バーバラは、ベッドを詳しく調べ始めた。 「いや、一度も」 とスティーブは廊下から声をかけた。そしてバーバラも納得して頷いた。彼女は、キムから、いつもリビングでしていたと、普通は床のカーペットの上でと聞かされていた。 「もし、カウチで寝たいと思うなら、僕がベッドに変えてやるよ」 「カウチなんかで寝ないわ!」 バーバラは強い口調で言い返した。くるりと向きを変え、両手にこぶしを握り、腰に当てて、スティーブと対面した。 「あなた、前に言ったわよね。カウチで寝なきゃいけないようなことなんか、これっぽっちもしていない、って。いいこと? あなたと同じく、私もそういうことをこれっぽっちもしてないわ・・・だから、今夜は自分のベッドで寝ますから。それでいいわね?」 好戦的な口調だった。 「それも、ノニーに言えって言われたのかい?」 「いいえ。私が考えてることよ」 「分かったよ」 スティーブはかすかに笑みを浮かべ、感情を抑えた口調で言った。「好きなようにすればいいさ・・・ただ・・・あれはしないから・・・」 バーバラは、聞こえるように、ふん、と鼻を鳴らした 「その点は安心していいわよ」 スティーブは頷いた。「ということは、ようやく意見が一致したところができたということだな」 落ち着いた声だった。 スティーブは寝室の入り口から離れ、キッチンへ向かった。コーラを取りに行ったのだった。彼は、喉がからからになっていたし、バーバラが着替えをする間、その場を離れて、何か他のことをする必要があったのである。 ********
俺は過呼吸状態になりそうだった。そこで、静かに立ち上がり、屈伸運動をした。先生には、自分で目隠しをする時間を与えなくてはいけない。 あたりに誰もいないことを確かめて、ゆっくりと玄関へと向かった。こんなに興奮したことはなかったかもしれない。旦那が寝ているすぐそばで、美人の先生にぶちこむ。そいつを考えただけでぞくぞくしてくる。 玄関前に立ち、ドアノブに手をかけた。確かに開いている。少しだけ開けて、中を覗きこんだ。そこには、指示したとおりの姿で俺を待っていた先生がいた。 ゆっくりとドアを押して開けた。グラフ先生は、両手を脇につけながら、ぷるぷる震えて立っていた。目隠しはしっかりとつけられているし、服装も俺が指定したとおりだ。 玄関ドアを閉め、俺は落ち着いて服を脱ぎ始めた。暖炉のマントルのところにろうそくが2本、ともっていた。ゆっくりと先生の後ろへと回り、その熟れた美しい女体を鑑賞する。黒いハイヒールが、ストッキングを履いた脚を見事に引き立てている。 先生の真後ろに立ち、両手を震える先生の肩に乗せ、首筋へと顔を降ろした。肩にかかる綺麗なブロンドの髪を脇にのけ、露わになった首筋の素肌に唇を寄せた。顔を肉肌に近づけただけで、先生の体から熱が放射してくるのが分かる。俺が生暖かい息を吹きかけると、先生はぶるっと体を震わせた。 先生のサテンのローブを着た腕に沿って両手を滑り降ろし、同時に唇を首の肌につけた。何度も首にキスをしながら、時々、舌を出して肌を舐め、手では先生の手を握り、指を絡ませた。 「あッ!・・・」 熱を帯びた首筋に口を這わせると、小さく悩ましい声を上げ始めた。徐々に上へと唇を這わせる。耳へ近づくと、俺の手を握る先生の指に力が入ってきた。耳に熱い息を吹きかけると、尚いっそう強く握ってくるし、呼吸も乱れてきた。 俺は体を密着させ、激しく勃起した股間を、サテンのローブの上から、先生のお尻の割れ目に押し付けた。 「ああん・・・」 体をくねらせながら、俺の方に倒れ掛かってくる。俺は耳たぶを歯で軽く噛み、引っ張った。 「うッ! ああぁ・・・」 握った手を離し、ゆっくりと両手を柔らかい腕に這わせながら、上へと登らせ、再び肩の上に置いた。耳には、わざと音を立ててちゅっちゅっとキスを繰り返した。と同時に、肩から両手を前へ降ろして行き、胸へと進んだ。ますます声が艶を帯びてくる。 「ああ、いやッ・・・ああん・・・」 舌を尖らせ、耳穴を突きながら、胸元、ローブの下に手を指し入れ、生肌の乳肉を触り、楽しむ。 一旦、乳房から手を離し、ゆったりと結んだローブの帯に手をかけ、解いた。そして、ローブの前身ごろを左右に開いた。あの豊満な生の乳房が姿を現す。 俺の目は、ソファーの向こうにある大きな鏡に釘付けになっていた。こんなふうにおっぱいを露わにされている先生を見るだけで、背筋がぞくぞくするような興奮を覚える。 さらにローブを開き、両肩まで剥き、そのまま落ちるに任せた。一歩引き下がり、赤サテンのローブがはらはらと床に落ちていくのに任せた。だが、次の瞬間、俺は失望して顔を曇らせた。先生は命令に従っていなかったことに気づいたからだ。下着を履いているではないか。 俺は、もう一度、先生の背後に近寄り、耳元に顔を近づけた。今度は、キスはせず、その代わり、俺が誰だか分からないように気を使って、先生の耳に囁きかけた。 「ご主人様の指示に従わなかったんだな。お仕置きをしなければいけないようだ!」
【私は、トランスジェンダーのお話を集めたアーカイブからニューズグループに投稿された、あるストーリーを読んで、この話を書くインスピレーションを得ました。そのストーリーは、確か「ビッキー」というタイトルだったと思いますが、実際にはトランスジェンダーの話ではありません。正直、美人とはいえない、とある女性と一緒に働いている男性の話でした。その女性が美しい女性に変身した後、二人は関係を持つのでした。このストーリーには、トランスジェンダーのアーカイブにのるに値する、ちょっとしたフェチがありましたが、それでも私はこのストーリーが気に入りました。そして、実際に(身体的に)女性を美人に変えて、話しを作為的にしてしまうのを避けつつ、話しを進めることができないか、と考え始めたのです。 deirdreより】 「Fashion ファッション」 by deirdre 「あれ、誰だったの?」 「誰のこと?」 マーサは、ちょっとだけ無邪気すぎる口調で問い返した。彼女は僕が誰のことを言ったのか知っていた。 「ランチの時、リードの店で一緒にいた女の人だよ」 「ああ、フェイスのことね」 マーサが笑い顔を隠すのを見た。「彼女のこと、魅力的だと思った?」 このフェイスって娘は、それはもうびっくりの女の人だった。モデルか、映画スターなんかになれるに違いない。彼女自身がなりたいと思えばの話だが。 「彼女とデートしたいと思っているなら、私に優しくしなきゃダメよ」 マーサは、にやりと笑った。 「例えば、彼女が僕とデートするように仕向けられるということ? 君が?」 「あら、どうして私にできないと思うのよ?」 僕はマーサの顔に浮かぶ表情を見ながら、しばし沈黙してしまった。マーサが、こういう難題に取り組むのが好きなのは確かだ。僕は、また、ちょっと黙って考え、そして言った。 「彼女、この僕と一緒にデートに出ると、君はそう思っているんだね?」 「もちろん、だってあなたは私の友達だもの・・・デートの手はずが整ったら、教えるわ」 マーサのために僕は、その夜を台無しにしてしまった。彼女がうまく行くか考えて、何もできなかったからである。 ともかく、そういうわけで僕はフェイスと会うようになった。 「じゃ、あなたはマーサと同じ職場なのね?」 僕はいまだ、何か興奮状態になったままだった。目の前にフェイスがいる。レストランの中、テーブルを挟んで真正面に座っているのだ。マーサは約束したことをすべて行ってくれて、この「ブラインド・デート」を設定してくれたのだった。 「ああ、そうだよ。マーサは3年前に、うちの会社に就職したんだ」 「彼女、あなたのこと、良い人だと言ってたわ」 フェイスのことをまじまじと見つめた。・・・僕は良い人でいるべきなのか?・・・「多分、マーサは、僕について、すべてを知ってるわけじゃないんだとおもうけど」 フェイスは、くすくす笑った。「いいわ。でも、どんな秘密をマーサに隠し続けてるのかしら?」 「僕の邪悪な側面だけ」 「私にも、それを隠し続けるつもり?」 「僕の邪悪な側面には注意したほうがいいよ。僕も、そいつをうまく押さえ込んでおくことができなくなるかもしれないし」 僕は、僕のきわどい言葉を上手にかわすフェイスを見つめていた。本当に美人だ。こういう雰囲気がとても気に入った。 みなさんは、こんなのはうまく行くはずがないと思うかもしれない。あるいは、2回目のデートが終わる頃には、僕には彼女は持ちこたえられないと気づくだろうと思うかもしれない。また、あるいは、フェイスは、次のデートのチャンスすら与えないんじゃないかと思うかもしれない。 だけど、実際は、3週間のうちに僕たちは同棲を始めていて、その2ヵ月後には結婚したのである。
もし、「舌使い」がオリンピック種目になったら、アンドリューは、長さの点でも、強さの点でも、金メダルを取るだろうと思った。それに舌マラソンもあったら、楽勝確実だとも思った。彼は、完璧といえる性器官を二つとも備えた恵まれた人。こんな人と出会えて、こんな幸運なことはない。 ああ、アンドリューは本格的に私を攻めてきた。私の体をバイオリンのように奏でている。絶頂のぎりぎりにまで高められたかと思うと、少しだけ鎮めて興奮のふちから戻され、またも再びクライマックスへと高められていく。何度も何度も繰り返される。信じられない。彼は私の気持ちを知ってるみたい。私がどう感じているかお見通しのようだった。 何度も繰り返されているうちに、次第に興奮の度合いが高められていた。腰がひとりでに動いて、あそこを彼の口に押し上げていた。両足に力が入って、彼の頭を挟みつけている。可哀想に、彼、窒息してしまうかもしれない。でも、我慢ができないの。彼のせいで、私はこんなになっているんだから! あ、彼の指が私の中に来ている。口は、クリトリスを頬張っているみたい。そこを優しく舐めながら、指で通路の中を撫で始めている。 突然、私は声を上げていた。爆発的なオルガスム。体が弓なりにのけぞって、彼をベッドから落としそうになっていた。だけど、彼はどうにかしてか、私のあそこに口を密着させたままでいてくれた。引き続き、あの舌で私はどんどん高められていく。 私は、すでに連続オルガスムの状態になっていた。でも、酸素の吸入が間に合わない。私はがっくりとベッドの上、横たわっていた。ただただ呼吸を続けようとして。それでも彼の口はあそこを食べ続けている。私のあそこを美味しそうに味わい、優しく撫で、崇拝してくれている。 この人と一緒にいるんだわ。この完璧なまでに素敵でハンサムな若い男性と。しかも彼は私のあそこを崇拝し、奉仕してくれている。ある程度、呼吸ができるようになった後、私は彼に両腕を伸ばした。どうしても彼を抱きしめたい。彼に抱きしめて欲しい。彼は体を上げてきて、二人の唇が重なった。優しく官能的なキス。 そして、突然、彼の固くなったものが再び私の中に滑り込んできた。とても気持ち良い。私の中を隅々まで満たしてくれる。その太さに合うように私の中を押し広げ、その先は子宮口に触れている。 アンドリューは、決して急いでいる様子はなかった。ゆっくりと出し入れを始めている。二人とも互いの瞳を見つめあっていた。二人がしっかりと結ばれているのを感じた。こんなに他の人と結ばれている感じになったことは、妹を除いて他にない。でも、この人は、この素敵な愛しい人は、どうしてなのか、私を感情で一杯の気持ちにさせ、その感情が私の目に表れてしまうのではないかと怖くなってしまう。涙が出そうになるのを堪えた。自分を強いて、涙を隠した。 再び唇を重ねた。とても気持ちがこもった、愛しいキス。私のすべてを彼に委ねていた。どうしても、あの言葉を口に出すことはできなかった。だけど彼は分かっているに違いない。その言葉は私は言わないつもりだった。ドニーが言っても良いと言うまで、言うことはできない。そんなことを言うと変人のように聞こえるのは知っている。私は変人なのだ。でも、ボディ・ランゲージが何がしかの意味を伝えるのだとすれば、アンドリューには伝わっていると思う。今の時点では、それ以上、彼との関わりを深め、約束をすることはできない。そんなことをすれば、彼にもフェアじゃないし、ドニーにもフェアじゃないだろう。でも、私はこの人を愛している。そして、多分、彼も。 この、口に出されずとも二人お互いに認め合っている愛の感情によって、アンドリューの愛し方が別のレベルへと変わった。彼は永遠と思えるほど長く私の中に入っていた。実際、どのくらい? 1時間に近かったに違いない。しかも、少なくとも1時間以上、私のあそこにキスを続けた後なのだ。私の人生で、最高の2時間。 ほとんど突然と言ってよいほど急に、アンドリューは、最初に私の部屋に入ってきたときと同じ、あの狂ったように情熱的な乱暴坊やに変わった。突然、ずんずんと私に叩き込み始めたのである。打ち込まれるたびに、その強さが増してくる。そして、それによって私も発火し、興奮の波に揉まれていた。情熱の波、愛の波、快楽の波。 彼を抱きしめて、いつまでもキスを続けていたかったのに。私を飲み込んでいる感情の大海の、ほんの一滴でいいから、彼にも感じて欲しいと思っていたのに。だけど。 彼は、私の上にのしかかり、激しく動いていた。私も、自分自身の欲求から、体をくねらせていた。彼のために体を預けた。私のすべてを許し、完全に彼の自由になるようにしていた。何もかも、彼になされるがままにする。足を広げ、もっと深く、もっと私の存在そのものに近づいてもらえるよう、両脚で彼の腰を包み、引き寄せた。このままでいたら、情熱のあまり、私のすべてが爆発してしまうだろうと思ったし、それを望んでいた。 そして、突然、その大波が砕けた。彼の固いものが、私の中で膨らむのを感じた。熱いものものが幾つもの波となって溢れ出てきて、私のあそこを満たすのを感じた。私も、自分の中で堰き止められていたものが放たれた喜びに、体を震わせていた。叫び声をあげていた。それに、言葉にならない言葉をしゃべっている。体がきゅうっと収縮し、彼にしがみついていた。私の中にいる彼の素敵なペニスのことしか感じられなくなっていた。私の中、痙攣を繰り返し、最後の噴射を行う彼のペニス。 このときの気持ちを表わすことなどできない。私に、このような瞬間が来るなんて、一度も想像したことがなかった。彼は私を愛している。彼は、その言葉を言った。でも、もっと重要なことは、彼が、目で、口で、そして心で、そのことを私に伝えたこと。私は、彼を信じた。 彼を愛している。言葉では言わなかったけれど、彼は分かったはず。私は目で彼に伝えた。私の両腕で彼に伝えた。そして心で彼に伝えた。彼は分かったに違いない。 あの情熱、あの感情の頂上に、真に愛する人と一緒に到達する瞬間。それは、出産を別とすれば、私たち人類がこの地上で与えられた、最も完璧と言える瞬間だと思う。このような感情がありえるなんて、私は思ってもみなかった。思えるようなことがなかったのだから。 性的な充足感で、全身が洗われた感じだった。本当に愛する人と行った、ロマンティックで、情熱に満ちた愛の営みによってもたらされた、本当の充足感。こんなに完璧な気持ちになったことはなかった。こんなに人に愛されたと感じたことも、こんなに愛を感じたことも。感情の洪水に、私はめまいを感じるほどだった。 人生は、とてつもなく素晴らしいものになりえるが、同時に、とてつもなく恐ろしいものにも変わりえる。これから先の私の人生をどうするか、それを決めるまで、2週間しか残っていなかった。 つづく
暗闇の中、イサベラは、自分の周りの空気が動くのを感じ、レオンが動き回り、その巨体によって空気が動いているのだと察した。そして、次に、彼が石段を上がっていく足音を耳にした。レオンは自分を置き去りにしようとしている! イサベラは泣き声になって言った。 「いや、お願い! 置いていかないで!」 「静かにするんだ」 扉が開き、そして閉まる音が聞こえた。完全な暗闇の中、扉が閉まった重々しい音が部屋に響き渡った。 ここは地下牢なのだろうか? あの男は私を死ぬまでここに閉じ込めようとしているのだろうか? イサベラは自分の運命について考えながら、恐ろしい予感に心を乱した。あの人でなし! けだもののような人間! 少し経ち、レオンが戻ってくる音を耳にしたイサベラは、安堵のあまり声を上げそうになった。たいまつを手にして入り口に現れた彼を見て、頬を濡らす涙を拭う。この場所は小さな個室になっているようだった。レオンが部屋の中へと歩みを進めるに連れて、たいまつによるほのかな明かりが暗闇を押し退け、部屋の中が照らされていく。そして、それに連れて、イサベラは再び強烈な恐怖感に襲われたのだった。 彼女は、それまでの人生で、この時ほど恐怖を感じたことはなかった。緑色の目を大きく見開いて、窓のない石壁の室内の様子を見つめる。磨きあげられた責め具、鞭、そして拘束具の数々が、奥の壁に沿って並べられている。低い天井や壁からは、幾つもの吊り鈎が降りていた。イサベラは息を詰まらせ、恐怖におののいた目でレオンの顔を見やった。 「い、いや!」 全裸の体を守るようにイサベラは石台の上、身を縮まらせた。この石台は長い幅広のテーブルとなっており、その四隅には金属製の手錠が鎖と共に装着されていた。彼女は、その手錠から、できるだけ距離を取ろう、台の中央、体を丸めたのである。 「お願い・・・」 レオンはイサベラの様子を無視したまま、手にしていたたいまつを、壁にある金属製のたいまつ受けに差込み、奥の壁へと歩み、その道具類の前に立った。堂々と足を開き、腰に両手を当てて見ている。イサベラは、レオンが熟考しつつ、皮の腕輪と、細長い取っ手のついた小さなへら、それに羊毛でできている黒いスカーフのようなものを手にするのを見た。レオンは、それらを手に振り返って、彼女と対面した。イサベラは、レオンの表情に息を飲んだ。 「こちらに来るのだ」 レオンの命令に、イサベラは、何か恐怖の混じった感情に、ぞっとするような冷たいものが背筋を走るのを感じた。 イサベラが恐怖のあまり体を凍りつかせ動かないのを見ると、レオンは彼女の方へと進み、持っていたアイテムを石台に放り投げた。そして怖気づいて逃れようとするイサベラの両上腕をがっちりと押さえた。イサベラは、あっと声を上げる間もなく、その姿勢のまま、石台から体を持ち上げられ、逞しい胸板へと強く抱き寄せられた。 「わしに逆らえば逆らうほど、これは厳しいことになるのだぞ」 レオンはイサベラの耳元に囁いた。
ドナは僕を後ろ向きにさせ、ドレスの背中の留め具を外した。ドレスが滑るようにして腰を降り、床に落ちた。一方、ジェニーもゲイルのランジェリーを脱がした。 僕とゲイルは、ベッドの上に、横並びになる形で寝かされた。ドナとジェニーは、さらに僕たちの手首に手錠を嵌め、ベッドの前板につないだ。ジェニーは、クッションと枕を手にし、それを僕たちのお尻の下に置いた。そのため、僕もゲイルも、股間の部分を高く上げた姿勢になっていた。それから、ドナたちは、僕たちの両足首にも拘束具が嵌め、装着している鎖をベッドの後板へと縛り付けた。 僕は、ハイヒールを履いたまま、ブラジャーとパンティ、それにガーターとストッキングだけの姿で、下腹部だけを高々と上げたままの姿勢で横になっていた。両手、両脚とも拘束され、鎖でベッドに縛り付けられていて、どんなことをされても逃れられない姿勢になっていた。そして、隣に横たわるゲイルも同じ姿勢だ。 ドナはベッドの横に戻ってくると、パンティを脱いで、それを僕の頭に被せた。股間の部分を鼻先に強く当てられる。ドナの女の匂いがしたし、パンティの薄い生地を通してかすかに彼女の姿も見えていた。 ジェニーもドナの真似をして、下着を脱ぎ、ゲイルの頭に被せるのが見えた。ゲイルは、これから起きることを期待してか、かすかにうめき声を上げていた。僕自身、鼻息が荒くなっているのに気づいた。妻の女の匂いを吸い込みながら、またもすっかり興奮してきているのを感じる。新しいパンティの中、ペニスが勃起し、テントを張っているのを感じた。 ドナがバッグの中に手を入れ、それから僕のブラジャーの中に手を入れるのを見た。まずは、片方の乳首を何かで挟まれるのを感じ、次に、もう一方の乳首も挟まれるのを感じた。つねられているように、強く挟まれている。さらに、左右の乳首を挟む道具が鎖で結ばれているのにも気づいた。 ドナはブラを整え、挟み具を隠れるようにした。乳首が焼けるように痛い。僕は少しだけ不安になってきていた。かすかにもがいてみたが、両手、両足に取り付けられている拘束具は、しっかりとしてて、身動きできない。 僕は、乳首挟みを外してもらおうともがいていたため、ドナが何をしているか、見失ってしまっていた。そうしていたら、突然、ドナが僕のパンティを引き降ろし、何かを肛門に押し付けてくるのを感じた。反射的にアヌスに力が入り、すぼめたのだが、ドナは執拗に僕の裏門をこじ開け続けた。そして、とうとう、何かが僕の中に滑り込んでくるのを感じた。何かディルドのようなものに感じたが、それほど大きくはない。バット・プラグ( 参考)というのを聞いたことがあるが、いま、自分に侵入してきているのは、それだと思った。 頭を上げて、パンティを通してジェニーの様子を見たが、彼女もゲイルに同じものを挿入しているようだった。ジェニーは、ゲイルのアヌスをバット・プラグで塞いだあと、ドナのディルドのように見えるものを手にし、その頭部をバギナにも挿入した。ジェニーがリモコンを持つのが見えた。次の瞬間、ゲイルの股間からブーン、ブーンと唸る音が聞こえてきた。ゲイルは、快感に身もだえを始め、声高によがり声を出し始めた。 ジェニーとドナは、二人ともベッドの上にあがってきて、僕たちの顔の上にまたがった。僕もゲイルも、動くことも抵抗することもできない。ドナは僕に被せたパンティの生地を、口のところだけ横にずらして、僕にささやき掛けた。 「さあ、奴隷ちゃん、お前を使わせてもらうわよ」
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