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無垢の人質 第4章 (6:終) 

レオンは、細く丸い取っ手をゆっくりとイサベラの裏門へ押し込んだ。ゆっくりした動きで、少しだけ引いては、根元まで押し込む。イサベラは、か弱い泣き声を上げながら、それに耐えるほかなかった。

やがて、レオンの抜き差しのストロークは、より長くなっていき、その取っ手の押し込みにリズムを合わせて、女陰に埋め込んだ肉棒を出し入れし始めた。

イサベラは、股間に生まれる緊張感が切実なものになってくるのを感じ、やがて、自分から、レオンの極太に陰部を押し付けるまでになっていた。腰を押し付けるたびに、憎らしい皮の取っ手に、アヌスの奥を探られることになってしまう。濡れた陰部に出し入れされるにつれて、広げた太腿の付け根から、快感がいくつもの断片となって次々に撃ち出され、全身に広がった。

「ああ・・・すごい・・・」

イサベラは、意識が股間のことに占領され、目隠しされた中で両目を閉じ、頭を後ろに傾けた。口を半開きにし、声にはならぬが、叫び声を上げている。レオンの分身を咥え込まされた肉筒は、まるで意思を持っているかのように、それを力強く締め付け、同時に肉ひだが細かくざわめき立ち、動き出す。レオンは、イサベラがぎりぎりのところに差し掛かったのを察知し、取っ手をぐいっと捩ると同時に、肉棒を力強く突き入れた。

陰部の奥深くを極太で突き立てられ、指で快楽の肉豆をいじられ、さらには未開の裏門を取っ手で犯されて、許されぬ邪悪な快感を味わわされる。イサベラには、もはや堪えることができなかった。全身を強張らせたのち、暴れ馬のように激しく身体を跳ねらせた。懲らしめに打ちつけられる男根をしっかりと締め付けつつも、ぶるぶると身体を震わせ、痙攣する。その、あまりの動きの激しさに、レオンは取っ手を手放しそうになった。

はあはあと息を荒げ、よがり声を上げつつも、やがてイサベラは強烈な絶頂を超え、力尽きて、レオンの身体にもたれかかった。しかし、レオンはまだ容赦せず、取っ手をアヌスに突き入れたまま、彼女に深々と連打を続けた。

ああん、ああんと弱々しい声を上げながら、イサベラは、レオンの激しさを増す打ち込みを受け止め続けた。二人の体がぶつかり合う湿った音が、淫らに、部屋にこだました。打ち込まれるたびに、イサベラの乳房は不定形にぶるぶると揺れ、歪む。太腿は震え続けたまま、止まらない。

「くうッ!!」

レオンはかすれた声で唸った。イサベラの内壁が、まるでこぶしを握るように彼を締め付け、同時にうねうねと動き乳絞りをしてくる。その興奮に持ちこたえられなくなり、レオンは彼女の中に熱い樹液を放った。大砲を発射するように、ずん、ずんと強い突きを送り、その度に彼女の子宮に噴射する。

やがて、レオンの身体も動きを止めた。二人の乱れた息づかいだけが部屋を満たす。

レオンは優しく、なだめるようなキスをした。キスをしながら、アヌスから取っ手を引き出す。それを感じ、イサベラは、口を塞がれたまま、ううんと悩ましげな声を上げた。木べらが、からんと音を立てて床に落ちるのを聞きながら、イサベラは、レオンの腕の中、身体を小さく震わせた。

「お前は誰のものなのだ?」

レオンは、イサベラの耳に囁きかけながら、歯で耳たぶを噛んだ。

「ああ・・・あなたのもの・・・」 ゆっくりと腰を回すレオンに喘ぎ声をあげつつ、涙を流していた。「・・・あなただけのもの・・・」

レオンの口がイサベラの首筋へと滑り降りた。そこを吸われ、甘噛みされ、甘美な痺れが彼女の背筋を走る。

「わしから逃げようなどと、まだ思っているのか?」

「いいえ!」 イサベラは叫んだ。

レオンはイサベラの目隠しを解いた。そして、彼女の、情熱にもやがかかった瞳を覗きこんだ。

「イサベラ、約束するのだ。それ以外では、認めない」

イサベラは視線を落とした。ほんのりと火照った二つの乳房。その先にお腹が見え、そして、薄い茂みの足の付け根が見えた。そこから伸びる二本の脚は、レオンの胴体に巻きつき、しっかりと引き寄せていた。体の中に彼が入っているのを感じる。愛しい感覚。秘密の場所の中に収まった熱い彼の野獣。

イサベラは、レオンが自分を捕らえ、自分の無垢の肉体を意のままにむさぼり、体内に子種を注ぎ込んだ、この何日間かの内に、彼が、この自分の身体以上のものを捉えてしまったことを悟った。

イサベラは顔を上げ、緑色の瞳で彼の瞳を見た。「約束します」 厳粛な響きがこもった声だった。

レオンは、瞳をきらりと輝かせ、彼女にキスをした。両手で彼女の顔を挟み、力強いキスをする。

イサベラはキスを甘受した後、口を振りほどきながら言った。

「お願いがあるの、レオン。・・・代わりに約束して欲しいことがあるのです」

レオンは、片眉を上げ、親指で彼女の下唇をなぞった。

「あなたのお父様のことを教えてほしいの」

レオンは目を閉じ、イサベラは息を飲みつつ返事を待った。ようやく、レオンが目を開く。深みがある、ミステリアスな黄金色の瞳。レオンは、小さく頷いた。

レオンがイサベラの拘束を外した時には、イサベラの以前の抵抗は、跡形もなく融け去っていた。彼女は、ピンク色に火照った顔を彼の肩に埋めて、抱きついたままだった。レオンはイサベラを両腕で抱きつつ、唇で彼女の頭を撫で付けた。手では、象牙のように滑らかな彼女の背中を、優しく上下に擦り続けた。

イサベラは、レオンに抱かれながら耳にした優しい呟き声が、本当に聞こえたことなのか、あるいは、自分が想像した声なのか分からなかった。

「わしたちの子供が生まれるまで待った方がよいだろう・・・」

ただ、その時、彼の心に浮かんでいだ気持ちを知ったら、イサベラはショックを受けたことだろう。

もし、他の男にイサベラを奪われたら・・・。それを考えるだけでレオンは全身に嫉妬の怒りが満ちるのを感じていたのだった。もし、イサベラが逃げ出したなら、この美しさ、このあどけなさだ、逃げ道を行く彼女の姿を見たどんな男も、彼女を奪わずにはいられなくなるだろう。レオンは、そう思った。

つづく


[2009/03/12] 本家掲載済み作品 | トラックバック(-) | CM(0)

バースデイ・プレゼント 最終章 (1) 

「バースデイ・プレゼント」 最終章 

日曜日は、リラックスしながらゆっくり休んだ。その日は最後まで、ドナは、僕に女性化の要求は一切行わなかった。これは、ありがたかった。と言うのも、仮にセックスをしたいと思っても、できなかったと思うから。

二人とも、遅くまで寝ていて、遅い朝食を取り、テレビを少し見て、それから友人と落ちあい、ハンドボールをして遊んだ。僕は、一日中、下着のBDVも含めて、普段の男性用の衣類を着ていた。ヒゲも剃らなかったし、汗をかいて汗臭かったままでいた。大方、以前の僕自身でいた一日だった。実際、2回ほどおならをして、ドナを嫌な顔にさせたりもしたのである。

ああ、確かに、ハンドボール仲間の友人に、誕生日に何をプレゼントされたかを訊かれたときは、ちょっと曖昧な返事をしなければならなかったのは事実だ。僕は、ドナが特別に優しくしてくれたよとだけ答えたが、友人は、言ってる意味が分かるよと言っていた。そして、その話題はそれだけでやめた。

月曜日になり、ベッドから降りて、引き出しから新しいBVDを出して、それを持ってシャワーを浴びに行った。だが、シャワーから出てくると、持ってきたはずのBVDがなくなっていて、代わりに、ピンクのパンティがカウンターの上に置いてあった。僕は、そのパンティを持って寝室に戻り、他の女性物の下着が入れてある引き出しに戻し、自分のBVDを出した。

「今日は、たくさん仕事があるんだよ。一日中、勃起したままでは仕事に集中できないよ」

「いつもそれを履いていたら、勃起はしなくなるんじゃない?」 

「ああ、でも、悪いけど、今日はそれをすることはできないんだ」 と答えて、僕はバスルームに戻った。ブリーフを履き、ヒゲを剃る。胸にも脚にも、ちくちくと毛が生えているのに気づいたが、気に留めている時間はなかった。服を着て、ドナに行ってきますのキスをし、コーヒーを入れたカップを手にして家を出た。

幸い、僕の車はバッテリーを交換するだけで直り、修理工場にはすでに車に乗れるようになっていた。その車でオフィスの前に乗り付ける。外から見ると、ゲイルが来ていて、僕に午前中の仕事をたくさん用意しているのが見えた。

彼女の姿を見ながら、ふと、週末の出来事を思い出した。ゲイルが、ベッドの上、僕の隣でその美しい体を縛られて、乳首はクリップで挟まれて、喘いでいる・・・。いやダメだ。仕事に集中しなければいけないのだ。

ドアを開け、オフィスの中に入ると、普段以上に強いゲイルの香水が僕の鼻についた。思わず、鼻孔を広げて、彼女の官能的な香りを吸い込んでしまう。

ドアを閉めた途端、ゲイルは僕を迎え、いきなり口にディープキスをしてきた。しかもキスをしながら、何か柔らかいものを僕の手に持たせてくる。僕はキスを解いて、握らされたものを見た。綺麗な、レースのビキニ・パンティだった。ゲイルがにっこり微笑んでいる。

「会社に来ようと家を出るとき、ドナから電話があったの。あなたが忘れ物をしたって。代わりに私のを貸してあげてって。それだと、あなたの素敵なお尻に良く似合うと思うわ。トイレに行って、それに履き替えてくださいね。醜い男性用のブリーフは私が預かります。夕方、お帰りになるときまで、私がずっと」


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