「淫乱ママ」 第11章 Slut Mommie Ch. 11 by fantasy69
「ママ? パパが帰ってくるのはいつごろ?」
クリスティがガレージに行く途中、あたしのそばに駆け寄って訊いた。
うわあ、クリスティは今日は忙しそうね。たくさん洗濯物を抱えて走り回ってる。あたしはリビングルームのテレビからほこりを払い続けていた。多分、あたしが返事しても聞こえないだろうからと、返事はせずに。
「ママったら! いつパパが帰ってくるの?」 ガレージから大きな声が聞こえる。
はいはい。今日のクリスティはあたしをイライラさせるつもりのようね! この前の週末、ジーナがうちに泊って行った時から、クリスティは、ちょっと変わったように見えた。前よりもエネルギッシュになったし、家のことを進んで手伝うようになっている。
ジーナとあんなふうになって、自分で制御できないほど燃えてしまったとき、階段の上の方から喘ぎ声がしたように思ったけど、あれは錯覚だったのかしら? それとも、あたしがああいうふうになっていた時、子供たちのどっちかが見ていたのかしら? そんなことを考えることが何度もあった。クリスティが見てたの? それともトミー? 多分、すべてはあたしの想像にすぎなくて、子供たちに見られていたと自分に言い聞かせようとしているだけなのかも。
あたしはガレージの方に行きかけたけど、途中、ハッとして立ち止ってしまった。あたしって、ジーナとのことを子供たちに見せたがっているの? ああ、あたしって何て母親になっているの?
ご近所にも聞こえるような大きな声で言い合うのって絶対に嫌だったので、あたしはガレージに行って、娘が何をしているのか見に行くことにした。
ガレージのドアを開けたら、いきなりクリスティのお尻が見えた。前のめりになって乾燥機から洗濯物を取り出し、洗濯物かごに入れてるところ。ビックリして、突っ立ったまま娘のお尻を見ていたけど、不安にもなった。だって、シルクの赤いパンティだけの格好でいたから。バランスを保つために脚を広げて立っていて、しかも腰を曲げているから、パンティが彼女の若いあそこをぴっちりと包んでいて、あそこの輪郭が浮き出てしまってる。
その時、何か言うべきだと思ったけど、あたしは何も言わなかった。ただ立って娘のお尻やあそこの輪郭の隅々まで見ていただけ。こんなことしててはダメと心の中で自分を叱りつつも、同時に、ものすごく興奮していた。
「ママったら! もう! パパはいつ帰ってくるのよ!」 とクリスティはまた大きな声をあげた。
「クリスティ? ママはここにいるわ。大きな声を上げる必要はないはずよ」 と落ち着いた声で答えた。本当に落ち着いた声になっていればいいけど。
クリスティは突然あたしが後ろにいたのでビックリして跳ね、あたしの方を向いた。彼女の若々しい張りのある乳房が目の前に。日光浴をした時につけてたビキニの日焼けのラインがセクシー。あたしは本能的にクリスティの胸に視線を向け、にっこり微笑んだ。
「今日は自由な気分を満喫しているようね?」
急にお口の中がカラカラになってくるのはどうして?
娘もにっこり笑った。でも胸を隠そうとしない。
「ママには前に胸を見られているもんね。大したことじゃないと思うの。でも、ママが私の胸を気にするなら……」
あたしは娘の前で興奮してることを隠そうとしながら、彼女の乳房に視線を向けた。この年にしてはとっても豊満に膨らんでる。小さな乳首とその周りの繊細そうな乳輪。
どういうわけか、あたしの視線はさらに下へ降りて、平らに引き締まったお腹を見た後、パンティの股間のところに集中。その後、視線をクリスティの顔へ戻したけど、心臓が急にドキドキしていた。
クリスティの顔に一瞬、笑みが浮かぶのが見えた。あたしをこういうふうにして苦しめるのを楽しんでるのか、単にあたしにからだを見られて喜んでいるのか、そのどっちとも取れるような笑み。
クリスティったら、あたしがときどき女性にも燃えてしまうことを知ってるのかしら? ジーナとしていたとき階段の上にいたのはクリスティだったのかしら? ああ、そうじゃなければいいんだけど。この子は大事な子なの! この前の週末のママのような姿を見てはいけない子なの!
「いいえ、ママは全然平気よ…。ママは、あなたが半裸で歩き回っていても平気。だけど、お兄さんにはそんな姿を見せちゃダメよ。分かると思うけど、すごく恥ずかしいことになっちゃうから」
ふうー。危うく「あなたのおっぱいを見るのが大好き」って言いそうになっていた。危ないところだったわ。これからはクリスティにこんな状況に追い込められた時には、もっと注意深くならなくっちゃ。
「トミー? ありえない! トミーには勘違いさせたくないわ!」
え? どういう意味?
クリスティは洗濯物のかごを抱え、ガレージのドアへ向かった。あたしはドアが閉まらないようにドア板を押さえてあげた。狭いドアのところをからだを押しつけるようにして出て行こうとする。クリスティのからだから発する香りが漂ってきて、さらに興奮が高まった。
クリスティはあたしにからだを押しつけながら狭いドアを通る途中で、ちょっと立ち止まった。ドア枠の反対側に背中を預け、こっちに胸を向けて立ち止ってる。小さな乳首がツンと固くなっているのが見えた。
「あのね、ママ? ママも時々、こんな格好になってもいいと思うわよ。ママが言ってた、自由を満喫って気分になれるから。特にママと私だけの時にはね?」
そう言ってクリスティはあたしの胸に目を降ろした。
「うーん…。ママ? 私、ママを興奮させていないわよね?」
何のことか分からなくて、あたしはクリスティが見ていたところに視線を向けた。あ、恥ずかしい! あたしの乳首がシャツの中、固くなって突起となってるのがはっきり見えてる。びっくりしてクリスティを見たら、クリスティは本当に嬉しそうに満面、笑顔になっていた。
この子ったら、あたしの心をお見通しなのと恐ろしくなった。もし、クリスティが、あたしが彼女のせいで興奮していたと知ったら、何をするだろう……。あたしは何も言えなかった。否定できなかった。多分、この時、何を言っても、嘘にしか聞こえないもの。
クリスティは明るい笑顔を見せた後、向きを変えて家の中へと歩いていった。あたしの目はクリスティが歩くのに合わせて左右に揺れる丸いお尻の頬肉に釘付けのまま。パンティがその尻頬の間に食い込んで、ほとんど紐みたいに見えていた。娘の姿が見えなくなった後、何とか呼吸を元に戻し、頭から邪念を振り払おうと頭を左右に振った。でも、頭の中はやっぱりクリスティのことだけ。
「フットボール・スター」 Dr. Bell's Vengeance: Football Star by Nikki J
ブランドンはサイドラインを一気に駆け抜けた。敵の守備陣は彼のスピードに合わせるだけでも精一杯だった。ブランドンは、敵には勝ち目がないことを知っている。彼は、余裕綽々に、喘ぎながら追いつこうとしている敵の守備陣を振り返りすらした。そして脇にしっかりとボールを抱え、前方に目を向け、改めてすべきことに対する意思を固めた。彼は得点をあげなければならないのだ。
そして、彼はまさにそれを実現した。ブランドンがゴールラインをすぎると、観客がいっせいに歓声を上げた。ブライアンは電光掲示板を見上げ、試合時間が尽きたことを確認した。ホームチームが32点、ビジターが31点。ブランドンのチームは州のチャンピオンになったのだ。その感激に浸る間もなく、祝福するチームメイトたちがいっせいに彼に襲いかかり彼はみんなの下に押しつぶされた。
試合後は、あわただしくすぎ去った。ブランドンは様々な人々に祝福を受け続けた。地元の報道関係者からもインタビューを受けた。やっと両親にも会えた。彼の母親は、意気揚々と彼の背中を叩き、「よくやったね、我が息子!」と声をかけた。
何だかんだ言っても、この日の夜はブランドンの人生で最良の夜だった。彼は、在籍している高校のフットボール・チームでスター・プレーヤーなのであり、そして、そのチームが州のチャンピオンになったのである。それに加えて、彼は地元の大学でプレーするよう、全額奨学金も提供されていた。
そして、シンディもいた。彼女も試合後ブランドンを見つけると、飛ぶようにして、彼の両腕の中に飛び込み、熱々のキスをした。ブランドンに抱き上げられ、彼女のチアリーダーのミニスカートがひらひら舞った。ブランドンのチームメートたちは、シャワールームに行く途中、ふたりのそばを通り過ぎながら、くすくす笑った。
すべてが明るい未来に包まれていた。
シンディは抱擁を解き、小さな声で囁いた。「この週末、うちの親が旅行に出かけているの」
ブランドンは驚いて何も言えなかった。シンディは構わず続けた。「だから、シャワーを浴びたらすぐに家に来て。一緒に楽しみましょう」
そう言ってシンディは去って行った。ブランドンは時間を無駄にしなかった。ロッカールームに急ぎ、すぐにシャワーを浴びた。
コーチが手短に何かスピーチをしていたが、ブランドンはほとんど何も聞いていなかった。頭の中はシンディのことだけだった。シンディはからだは小さいが、引き締まっていた。胸はたぶんCカップだろうと思った。だが、何と言っても魅力はあのお尻である。ブロンド髪でピキピキとした性格。絵にかいたようなチアリーダー。ブランドンはそれで良かった。
可愛いガールフレンドが踊る姿を想いながら、彼はロッカールームを出て、車でシンディの家に向かった。
*
ブランドンは10時少し前にシンディの家についた。夜遅くではあったが、彼は眠気などなかった。彼は、この機会を1年近く待ち続けていたからである。
ブランドンが玄関をノックしようとすると、ノックする前にドアが開き、中からシンディが飛び出してきた。そして、いきなり彼の唇にピッタリと唇を重ねる。開けた玄関ドアが閉まってもいないのに。
ふたりは急速に熱を帯び、いつの間にかシンディはブランドンの前にひざまずき、彼のブルージーンズのボタンを外し、チャックを降ろしていた。
シンディは、嬉しそうに笑顔になって、大きな青い瞳で彼を見上げ、そしてズボンの中から彼のペニスを引っぱりだした。ブランドンはペニスが自慢だった。チームのたいていのメンバーのそれよりも大きかったからである。もちろん意識して見たわけではないが、毎日、同じ連中とシャワーを浴びていれば、自然と目に入るものである。
シンディは亀頭部分を何度か舐めた後、口の中に入れ始めた。ブランドンがそれまで経験してきた何人かの女性とは異なり、シンディはフェラがそれほど上手というわけではない。だが、シンディは可愛らしさの点では群を抜いていたし、気持ちもこもっている。ブランドンが射精に達するまで時間はかからなかった。
ブランドンがひと安心したところで、シンディは立ち上がり、チアのユニフォームのスカートのチャックをゆっくり降ろした。チャックが緩み、スカートが床に落ちていき、中のブルマーが露わになる。シンディはその姿で、くるりと回転してみせた。ブランドンは彼女の素晴らしいお尻について、褒めたたえた。そしてシンディは今度はトップを脱ぎ、中のスポーツブラを露わにした。
そして、焦らすようにして、つるつるのすらりと伸びた脚に沿ってブルマーを降ろし始め、白いコットンのソング・パンティを露わにした。そのパンティすらも脱ぎ降ろし、ブランドンはシンディの無毛の股間を見つめた。最後に、シンディはスポーツブラもからだから外し、乳房を外気に触れさせた。全裸になったシンディ。ブランドンにとって、これまで目にしてきた中で、最も美しいと感じた。
ブランドンも立ち上がり、シンディのそばにより、キスをした。その後、口を徐々に下に移動させ、彼女の乳房に吸いついた。舌先で乳首を優しく愛撫する。2分ほど軽い前戯をし、ブランドンはことを始める準備が整った。
引きちぎるようにしてシャツを脱ぎ、逞しいからだを露わにする。彼の185センチの筋肉隆々のからだは、155センチ足らずのシンディの前に並ぶとシンディの前に並ぶと、まさにそびえ立っているとしか見えない。そして彼はズボンも脱ぎ、全裸になった。
力強く、素早い動きでブランドンはシンディのからだを抱きあげた。シンディも両脚を彼の腰に絡ませ、それに反応した。そしてブランドンは彼女のからだをゆっくりと自分の股間へと降ろし、挿入した。シンディは彼の挿入を受け、小さな可愛らしい喘ぎ声を漏らした。
ブランドンはシンディのからだを壁に押しつけ、激しい出し入れを行った。一突きごとに、うん、うんと男性的な野太い唸り声を上げ、突きを繰り返す。
2分ほどそれが続いた時だったろうか、不思議なことが起きたのだった。ブランドンの男性的な唸り声が、急に、明らかに女性的な声へと変わったのである。声の高さが2段階は上がったようだった。シンディはちょっと可笑しいといった顔で彼を見たが、何も言わなかった。
ブランドン自身、自分が変な声をあげていることに気づいていた。女の子のような甲高い声でああん、ああんと喘いでいるのだから。しかし、そのまま続けるほかなかった。シンディはこんなにもセクシーなのだし、自分もこんなに燃えているのだから。彼はそのまま行為を続け、その2分後、非常に女性的な絶頂の叫び声とともに、オーガズムに達した。もしブランドンが自分の声に注意を払っていたら、自分の絶頂の声が、シンディの声よりも甲高いものだったことに気づいたかもしれない。
情熱に燃えた時がすぎるとすぐに、ブランドンはちょっと恥ずかしくなり、気がついたら、もう帰らなければと帰る口実を口にしていた。シンディは少しがっかりしたが、文句は言わずにいた。
帰り道、ブランドンは先の自分の変調のことしか考えられなかった。
*
ブランドンは、これはちょっとした風邪でも引いたせいかなと思ったが、その推測が間違いだったことを翌日の朝に知る。
彼は実にすがすがしい気分で目が覚めた。昨日、チームが州を征服したこと、それにシンディを性的に征服したことの両方の喜びの余韻がまだ残っていた。だが、朝食を取りに階下に降りた時、現実に引き戻されたのだった。
「おはよう、ママ」
そう声をかけた途端、声の変調のことを思い出したのだった。まるで思春期前の少年のような声。いや、それよりもっと悪い。まるで女の子のような声だ。
「おはよう、ブランドン」 彼の母親が返事した。「ちょっとお話しがあるの」
「どんなこと?」
「あなたに起きてることよ。2週間くらい前にニュースで取り上げられていた男のこと、覚えている? 空気中に化学兵器を拡散したといったあの黒人のこと?」
ブランドンは頷いた。
「それでね、何かがあなたに起きると言ってるわけじゃないんだけど、今朝、世界中のほとんどすべての白人男性が、目が覚めたら、声が甲高くなっているらしいの。どのニュースでも取り上げているわ」
ブランドンはしばらく無口でいた。「……どういうこと?」
「まだ何も。たいていのニュースでは、あの男ができたことは、多分ここまでだろうと言ってるわ。それに政府の科学者たちが治療法の開発に取り組んでいるって。1週間か2週間のうちに、何か治療法が見つかるって」
「……ただ、ママはね、あなたがパニックを起こしたりしないように、このことを話しておきたかっただけ」
ブランドンは肩をすくめた。「声がちょっと変わっただけだろ? 他は何も変わらないって」
「それを聞いて安心したわ」 と彼の母は答えた。
「ウブな若妻」 Naive Newlywed - I by Black Demon
http://www.blackdemonstories.com/naivenewlywed1x.html
ブッバ・グライムズは、本社勤務に昇進し、権力を得て満悦だった。200名近くのスタッフを指揮する立場になったのである。ブッバは少数人種の黒人であるという立場を利用して出世してきたのであるが、彼の極悪非道な性格も出世に無関係であったとは言い難い。いまやブッバは部下の白人男たちをみな見下せる立場にいる。
女性事務職にとって最も給与が良いポジションは、本社のマネージャーの管理アシスタントの職位である。その中でも最高の職位は、トップ・マネジャーのアシスタントである。トップ・マネジャーのアシスタントになれば、下級マネジャーの2倍の給与がもらえるのであった。
現在トップ・マネジャーの地位についているのは邪悪なブッバ・グライムズである。そのアシスタントの職を得るための必要条件のひとつに、トップ・マネジャーと面接することがあり、個人的なアシスタントとして誰を選ぶかは、おおむね、トップ・マネジャーの一存に委ねられるのが通例である。
もちろん会社は、アシスタントとして、メモを取るとかタイピングができるとかの必要最小限の条件を課していた。だが、ブッバ・グライムズは、アシスタントの選択について個人的な条件を加えていた。若く、美人で白人女性であること、そして最も重要なこことして人妻であることが彼の条件だった。
ブッバは月に一度、会社の首脳がトップ・マネジャーたちを集める会合に出席しなければならなかった。その会合は、毎月、違った支店で開かれる。当然、会合が開かれる時は泊りがけの出張になったし、個人的アシスタントも彼に同行し、ホテルに宿泊することを意味していた。
社内ですぐに皆が知り、噂になっていることがある。それは、このブッバ・グライムズというトップ・マネジャーは、出張にいつもアシスタントを連れていくということだ。彼は、秘書たちの中からひとりを選んで会合に連れていく。噂によると、この黒人マネジャーは、会社が求めるあらゆる領域で有能な人物であることに加えて、若く、美しく、既婚の女性を選ぶらしい。大半が白人女性だとのことだ。
もうひとつ、秘書たちの中でもエリートに属する者たちの間で、常識となっていたことがあった。それは、グライムズが出張に同行する秘書として選んだ女性は、ホテルで彼とベッドを共にするよう求められているということである。これまでのところ、グライムズが出張に出たのは5回である。毎回、異なった秘書が選ばれていた。そのうち3人は出張後、昇進を受け、かなりの昇給を得ているが、他の2人は予定より前に出張から戻り、帰った後はトップ・マネジャーの元で働くことはなくなったのだった。だが、ふたりとも職を失うことを恐れてか、何も言わない。ブッバ・グライムズが「個人」アシスタントに何を求めているかを推定することは容易だった。
邪悪なマネジャーは、今度の会合を楽しみにしていた。そんな彼の注意を、ひとりの美しい秘書が惹きつけた。次の出張に同行させるアシスタントはこの女だとブッバは決めていた。その名はローラ・ウェイランド。まだ23歳の実に愛らしい女性で、半年前に入社したばかり。だが、ブッバ・グライムズの淫欲に満ちた心に最もアピールしたことは、彼女がつい2週間前に新婚旅行から戻って来たばかりという点だった。
ローラは、ブッバにオフィスに呼びだされ、次のシカゴでの会合に同行するアシスタントに選んだと告げられた時、すぐに、同行できないといくつか言い訳を述べた。彼女は、同僚からこの種類の出張に同行するとどんな仕事をさせられるか、すでに聞かされていたのである。
だが、ブッバの方も、ローラが結婚したばかりだろうから山ほど口実を並べるだろうと予想していた。そういうことでは、この会社にいられるのはあまり長くはないだろうなとほのめかし、加えて、ローラの夫の会社が新婚旅行中に倒産したことも指摘した。
それを受けてローラは嫌々ながらも個人秘書としてシカゴに同行することに同意した。彼女は、どうして自分が選ばれたのかを知っていたが、いま仕事を失ったらどうなるか、特に夫が無職で職探しをしている状態にあるとき、そうなったらどうなるかを考え、どうしても断ることはできないと思ったのだった。夫はそれでなくともストレスを抱えている。さらにストレスを加えることなど、どうしてもできなかったのだった。