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Summer Fun 「夏の楽しみ」 

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Summer fun 「夏の楽しみ」


「そこにいるのは分かってるわよ、アダム」 そう言ったとたん、隣の家の茂みがゴソゴソなる音がはっきりと聞こえた。そして、その後、何秒か静まり返る。あたしはさらに続けた。「フェンスの後ろから出てきてもいいのよ?」


ちょっとした後、若者が、即席に作った隠れ場所から姿を現した。もちろん、あたしは彼を知っている。もう何年もお隣同士なわけだから。以前は、年齢差にもかかわらず、あたしたちは友達だった。あたしが大学に行って2年ぶりに実家に戻ってからは話しをしていなかったが、彼の姿は目にしていた。そして、自白してしまうと、あたしは、彼の姿形が気に入っていた。


背が高く、肩幅が広く、男らしい顎。どこから見ても、アメフトのクオータバック選手でプロムキングそのもの。実際そうだったけど。運が良いことに……というか、少なくともあたしが期待したことだけど……彼は今は18歳になっていた。しかも、茂みで股間を隠してる様子から判断するに、彼はあたしにとても興味を持っている様子。


「あたしのことスパイしなくてもいいのよ。分かってると思うけど。好きな時いつでも、見たいだけ見ていいわ。しろと言ってくれたら、あなたにちょっと踊って見せてもいいのよ」


言ったことを強調するために、ちょっとだけ腰を振って見せた。そのご褒美なのか、彼は顔を真っ赤にさせた。「な、何があったの……君に……?」と彼は口ごもりながら言った。


「転換したの……ようやくね。こうなりたいなって何年も思っていたんだけど、大学に進んで地元を離れるまでは、踏み出す勇気がなくって。でも、この2年間で、何も恥ずかしがることはないんだって悟ったのよ。あたしは女。もうそれを隠すつもりはないわ。だから、実家に戻って、両親にすべてを話したの。今は、自分の人生を最善にすることだけに意識を集中してる」


「ほ、本当?」 彼は訊いた、ちょっと当惑気味な感じだったけど、決して独善的に人を決めつけるような感じではなかった。


「本当よ」と請け合った。「それで、あなたがここにいることだし……ちょっと手伝ってもらえると助かるんだけど……?」


「どんなこと?」


あたしはにっこり笑い、彼の勃起を隠してると思われる茂みに視線を向けた。「あたしが何を求めてるか、あなたも分かってると思うけど。誰にもバレないわ。ふたりだけの秘密にできるはず」


彼は返事をする必要すらなかった。何も言わずとも、彼をゲットできたと分かった。あたしはゆっくりと彼の方へ進み、彼の手を握った。そしてあたしの家の中へと導きながら進んだ。この夏ずっと、彼とふたりでいろんな楽しいことをできるといいなと思いながら。


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[2022/05/03] 本家掲載済み作品 | トラックバック(-) | CM(0)

The First Day of your New Life 「新しい人生の最初の日」 

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The First Day of your New Life 「新しい人生の最初の日」

「本当に準備はいいの? もう二日くらい先に延ばしても恥ずかしいことじゃないのよ?」


「もちろん、準備なんかできてないよ。どうしたってムリ。でも、たった二日で今の状態が変わるわけない。だから、先延ばしする理由がないんだ。むしろ早く片付けてしまった方がいいよ」


「あなた、今度のことを全部、間違って見てるわよ」


「そう? どんなふうに?」


「ジェス、今日は、あなたの新しい人生の最初の日なの。これからは、あなたに会う人は誰でも、あなたのことを美しい女性として見ることになるの。あなたはワクワクして喜ぶべきだわ。ナーバスになるのは確か。不安になるのも確実。でも、『片付けてしまう』ような状況ではないのよ」


「もし、僕が本当にトランスジェンダーだったら、そういうのももっともだし、良いことなんだろうけど、でも、君も僕も、僕がトランスジェンダーじゃないのは分かってるだろ?」


「あなたのカルテにはそうは書いてないわ」


「だって、君が僕の体を……」


「それは済んだことよ、ジェス。そして、変えることができないことでもあるの。だから、それを受け入れて、前を見て、新しい人生に漕ぎ出すべきだわ。そうじゃなきゃ、取り戻せない昔の生活にいつまでもしがみついて、気がくるってしまうことになるわよ」


「君のせいでね」


「議論しようとすればできるわよ。あたしがこういうことをしたのはあなたの行動の結果だって。なんだかんだ言っても、あなたが浮気したんだから」


「してないって! 千回は言ったはずだよ。あの女性とは何もなかったって! 彼女はただ……」


「はい、はい……全部、壮大な陰謀のせいなのよね。でも、だからといって、今の時点で何か変わるの? あなたは自分の過ちを認めたわけでしょ? それに、あたしが見るところ、あなたもあの道をもう一度たどりたいとは思っていないようだし。そうじゃない?」


「あ、ああ、そうだけど……」


「じゃあ、話し合う意味がないじゃない。さあ、早く服を着て。さもないと、職場に復帰する初日から遅刻することになってしまうわよ」

 
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[2022/05/03] 本家掲載済み作品 | トラックバック(-) | CM(0)

Out in the Open 「明るみに」 


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Out in the Open 「明るみに」 

 「分かってたわ!」 予想してなかった、姉の声がした。顔を上げると、バスルームのドアのところに姉が立っていた。両腕を組んで、嫌な笑みを浮かべてる。「分かってたんだから!」 


 何とかこらえたけど、思わずうめき声が出そうになった。姉がいきなりバスルームに来て、全裸のあたしを見たからではない。あたしはもともとちょっと露出好きなところがあるので、裸を見られても、そんなに気にはならない。裸を見られて、ちょっと嫌な感じはするけど、それでイライラしたりする(参考)ことはないだろう。でも、姉があたしのことを他の人にバラすかもしれないと、ちょっととは言えないほど不安になった。ああ、あたしが姉の元カレと一緒にシャワーを浴びてたことを考えれば、たぶん、その不安感は当たり前すぎる不安だったと思う。


 自己弁護させてもらえれば、この事態は、あたしが計画したこととかではない。そんなことはするはずもない。単に、姉とジェームズが別れたすぐ前に、彼があたしの部屋に不意に入ってきて、あたしの秘密の女装趣味を発見したことがきっかけだった。ジェームズは、あたしのことを変な目で見るかと思いきや、むしろすっかり夢中になってしまい、その時を境にして、時々、彼はあたしとベッドを共にするようになったのだった。姉が彼を捨てた後は、一層、そうすることが増えていた。 


 「ちょ、ちょっと勘違いしないでくれよ」とジェームズはあたしを指さして、「これは全部、彼女のせいなんだ」 


 「彼女ですって?」と姉は金切り声を上げた。「アレックスは男よ!」 


 「もはや違うわ……というか、今や、あたしのおっぱいの方が姉さんのより大きいことに気づいてないの?」 


 それは本当のことだ。あたしは正確には豊満な胸をしてるわけじゃないけど、姉は昔から平らな胸を気にし続けてきていた。1年近くホルモンを摂取してきたこともあり、今はあたしの方がずっと大きくなっていた。もっと言えば、最大限に謙虚に言っても、あたしの方があらゆる点で姉より可愛いと言えると思う。多分そういうわけで、ジェームズは姉よりも、はるかにずっとあたしのことを大好きになったのだろうと思う。 


 「な、なによ!……このアバズレ!」 姉は叫んだ。「パパとママに言うから待ってなさい! あんたは終わりよ。パパもママもあんたとは縁を切るでしょうよ……そして……そして……うわん!」 姉は、不満の持って行き場をなくしたように両腕を掲げながら飛び出していった。数秒後、玄関ドアがバタンと閉まる音が聞こえた。その音は、姉がアパートから出て行ったことを告げていた。 


 「ドアのカギを交換しなくちゃ」あたしはそうつぶやき、その後、ジェームズに視線を向けた。「で、本当なの? あなたは、本気で、あの時、屈してしまっただけだったの? 全部、あたしのせいだと?」 


 ジェームズはおどおどとした笑みを浮かべた。「ああ言うほか思いつかなかったんだよ」 


 あたしは呆れたと言わんばかりに目を剥いて見せた。「まあどうでもいいわ。で、あたしたちどこまでいってたっけ?」


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[2022/05/03] feminization April 2022 | トラックバック(-) | CM(0)