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Empty 「からっぽ」

からっぽ。それが、あたしが感じていること。比喩的にも、さっきのお客さんに対してなら、まさに文字通りに、あたしはからっぽ。

お客さんが来る。あたしは、次に何が起きるか知っている。すでに何百回も感じてきたことだから、ちゃんと知っている。それでも、彼に腰を掴まれた時、思わず尻込みしてしまいそうになる。それを何とか堪えると、次に、彼の手が動き始めるのを感じる。切羽詰まった荒々しい手つきで、あたしの膨らんだお尻を撫でまわし、揉み始める。振り返らなくても、彼がどんな顔をしているか想像できる。淫らに興奮した顔。そして、あたしも精いっぱい同じ表情を浮かべる。本当に興奮した感情から出る表情には似ていないかもしれない。そう恐れながらも、精いっぱい表情を取り繕う。でも、あたしには、それしかできないのだ。

ベッドがギシギシ鳴った。彼があたしの後ろににじり寄り、位置を確保したのが分かる。あたしは、次に起きる嫌なことを予感し、体が震えた。彼は、当たり前のように、あたしが震えたことを興奮の表れとみなす。それを改めるための言葉も発さない。他のお客さんと同じで、この人も、あたしがこれを求めていると思いたがっている。あたしがヤッテほしくて堪らなくなっていると。それは正しくない。あたしは一連の出来事があった結果、今の生活へと押しやられてきたのだ。路上生活をするか体を売るかのたった2つの選択肢しかない状態に。あたしは可愛く女性的で、男たちはあたしを求めていた。あたしは、こういう生活が気に入るようになるかもしれないと、少なくとも、耐えきれないことにはならないと思い、この生活に入ることに決めた。

でも、こういう生活が、あたしの精神状態に大きな影響を与えることになるとは、あたしには予想できなかった。これを受け入れ、耐えて生きることはできるようになっていた。でも、こういうことを繰り返すうちに、あたしは、最後のひとかけらに至るまで純粋無垢な気持ちを失ってしまった。男らしさも……文字通りの意味でも比喩的な意味でも失ってしまった。さらに、自分を大切にしようという感覚も。残ったのは、好色な客を相手にするたび与えられるわずかなおカネだけ。

自分がどんな人間になってしまったかとか、あたしの人生に関わったすべての人に見捨てられたこととかを考えるより、心を麻痺させ、からっぽになってしまう方が、ずっと気安い。お客さんを取るだけ。そしてお客さんに対して、ただのオモチャになるだけ。お客さんに対して、性欲を満たす、その場限りの道具になり切るだけ。それだけでいいのだから。お客さんも、そういうモノとしてあたしを扱ってくれるだけだから。

お客さんがあたしの中に押し入ってきた。あたしは楽に受け入れる。初めのころのような痛みはまったくない。あたしは悩ましい声を上げる。もっとヤッテと甘い声を出す。もっと早く、もっと強くと。お客さんにとっては、あたしは、この瞬間が嬉しくてたまらない貪欲な淫乱に見えている様子。感じまくっていると。あたし自身、そうなっていると思い込みそうになっている。

思い込み。完全には思っていない。だって、本当のことを知っているから。自分は、運命に自ら身を任せてしまったただの抜け殻、からっぽの存在だと知っているから。いつの日か、あたしはこの状態から逃れるかもしれない。繰り返し自分に言い聞かせる。いつの日か、あたしは現実の人間に戻るかもしれないと。でも、今日はまだ、と。でも、いつまでも、今日はまだと言い続けてきている。

お客さんが、ドレッサーの上におカネを置くのを見ながら、あたしは声をかける。「すごくよかったわ。これまでで一番良かった。あたしのお気に入りのお客さんよ。今度、お客さんが会いに来てくれる時が、今から待ち遠しくなってるわ」と。さらに、いくつも嘘を並べながら、彼が満足して嬉しそうに出て行くのを見送る。あたしは、ベッドに横たわったまま。彼の出したものが染み出てくるのを感じながら、あたしが何か感情を持てる世界のことを夢見る。苦痛であれ、興奮であれ、淫らな心であれ、自己嫌悪であれ、何でもいい。何か感情を。どんな感情でも。

でも、何も変わらない。いちども。

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Your decision 「自分で決めたこと」 

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Your decision 「自分で決めたこと」

「鏡の前でおめかしするの、もうやめたら? 遅刻しちゃうわよ」

「別におめかしなんかしてないよ。ただ、こういうことしてていいのかって、分からなくなってるだけだよ。いい? つまり……ほら。キミがボクにこれをやってみたらと言った時……」

「ためらってるの? また? 何回目かしら? 3回目? たぶん4回目?」

「100回でもためらうよ。本当にボクはこんなことをするの、イヤなんだよ、ケイリー」

「大したことじゃないわ。何回あたしは同じことを言ってきたことか。会社の他のご主人たちはみんな、この女性抜きの美人コンテストに参加するわ。カールすら出るのよ? あのカールがハイヒールで歩くのって、どんだけ滑稽か、分かるでしょ? 募金のための行事なの。それに出ないなんて、あなた、どれだけワガママなのよ、アレックス」

「ボクはワガママなんかじゃないよ」

「でも、あたしからすると、ワガママ言ってるようにしか見えないわ。あなたの姿、素晴らしいのよ。あなたが圧勝しなかったら、大ビックリしちゃうわ」

「そこが問題なんだよ! ボクは勝ちたくなんかないんだ!」

「何言ってるの? あなた、いつも、どんなことにも勝ちたいと思ってるじゃない。あなたが、あなたらしいと言ったら、その点でしかないんじゃない? 超がつく競争好き。あなたは、前から自分のことをそう言ってきたでしょ? なんで、今回だけ違うのよ?」

「だって……だって、ボクは女の子みたいに見えるからだよ!」

「そもそも、そういうものじゃないの?」

「違うよ! いや、そうだよ! 分からないよ。でも、キミが言ったように、他の人はみんな、これはジョークだといった感じで出席するんだ。でも、ボクの場合、鏡を見ると……」

「女装した男に全然見えない」

「そう! その通り。だったら、キミも分かってるんだね。嬉しいよ……」

「だから、出るのよね」

「ええ?」

「だから、出るんでしょって言ったの。それとも、先週撮ったテストの写真を、あなたのお友だちみんなに見てもらいたかったの? ランジェリー姿のあなたの写真。いろんなドレスを試着したあなたの写真。あの写真、全部、あなたのインスタグラムのアカウントに投稿してもいいのよ」

「そ、そんなことしたら、みんな勘違いして……」

「あなたは、こういうことが好きだったと思うでしょうね。それが嫌なら、この大したことないイベントに出て、優勝して、家に帰って、あなたの美しい妻とセックスする方が良いんじゃない? そうしたら、誰も、これって一回限りのことじゃないって思ったりしないんじゃない? イベントに出るか、出ないでインスタに写真を出すかのどっちかね」

「選択肢が狭すぎるようだよ」

「あなたがあたしと同じ気持ちになってくれてすごく嬉しいわ。じゃあ、ハンドバッグを持って。出かけましょう。職場のみんなに、あたしの可愛い夫を見てもらいたくて、あたし、待ちきれないの」

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White sissy Wednesday 「白人シシーの日曜日」 

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White sissy Sunday 「白人シシーの日曜日」

「白人シシーの日曜日」は私たちの間では長い歴史を持つ伝統であります。白人女性の水曜日(参考)とは混同なされぬよう。この集まりで行ってることはシンプルで、誰かひとりが、黒人ペニスに中毒となってる淫乱シシーを連れてきて、残りのメンバーが、その娘が求めていることをしてあげることだけであります。このような淫乱シシーたちは、興味深い身の上話をすることが多く、私たちもそんな話を聞くのを大きな楽しみとしています。彼女たちは、自分たちが、かつてはどれだけ大きく強い男だったかなど、私たちのペニスを舐めしゃぶりながら話すのであります。これは黒人による復讐とか白人による償いとか、そういうことではありません。一見すると、そういう行為に見えるかもしれませんが、それとは違います。本当に堕落した、そして中毒になったシシーというものは、素晴らしいスキルを発揮するものです。私たちはそれを良く知っており、そういうシシーたちの性質を喜んで利用させてもらおうと思っているのです。それだけのことです。

今日の淫乱シシーのティファニーを例に取りましょう。彼女はかつてはトロイという名前で知られていました。元は信託ファンド系の仕事をしていたクズで、ちょっと欲張ってしまったのか、インサイダー取引で刑務所に入れられた男でした。彼は刑務所に入るとすぐに、非ユダヤ系白人男性グループであるアーリアン兄弟会に保護を求めましたが、「アーリア系には見えない」との理由で拒否されたのでした。保護をしてくれそうな仲間は他になく、恐らく今後の刑務所生活で毎日のように殴られることを恐れたトロイは、同部屋のジェイワンに助けを求めたのであります。ジェイワンは、大変心優しい男でしたので、トロイに自分のオンナになるというわずかな代償を条件として、その求めに応じたのでした。

もちろん、他の多くの白人淫乱シシーたちと同じく、トロイも最初は断った。自分は男が好きなわけではない、別に夜を大きな黒ペニスを夢見てすごしてるわけではないと主張し、断ったのであります。トロイの拒絶は、初めての本格的なリンチを受けて退院するまで続いた。彼は、あるいさかいで、かつて自分が助けを求めた兄弟会のメンバーに殴られ、怪我をしたのでしたが、その後、彼はジェイワンの取引に応じたのであります。

ジェイワンは当然トロイに取引の行為をさせたわけですが、その最初の何回かの時、トロイはその行為を嫌悪しているように振る舞いました。泣きわめいたり、止めて欲しいと懇願したり、看守に独房へ移してほしいと訴えたり。しかし最後にはトロイは、自分の中にシシーの部分が潜んでいることに気づき、刑期が終わる前に、その部分に完全に屈服したのでした。刑務所から出る頃には、ティファニーと名乗るようになっていたのですが、出所するとすぐに、世間の男性が求めると思う容姿に変われるよう、できる限りのことをしたのでした。ホルモン摂取や整形手術などです。自分の欲求を満たすため、あらゆることを行ったのです。

もちろん、変身の過程で、彼女の保守的で人種差別主義的な両親は、彼女とのつながりを断絶し、勘当しました。でありますが、ティファニーは気にしませんでした。家族との関係維持など、黒ペニスへの欲求に比べれば、ほとんど意味がなかったのです。ジェイワンが出所するとすぐに、ティファニーは彼の元に走り、一緒に住まわせてくれるよう懇願しました。そして、ジェイワンも、彼女が自分の立場をわきまえるとの条件で、それを認めたのであります。その結果、ティファニーは首輪をかけられ、鎖でつながれたスレイブとなったのでありました。

そんなティファニーのことを、哀れとは決して思わないように。彼女はとても行儀よく、そのおかげで、黒ペニスを欲しいだけ、思う存分、得ることができるようになっているのですから。そして、ここだけの話し、彼女が頬張ってるペニスの数はかなりの数になると言ってよいでしょう。

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Just a job 「ただの仕事」 

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Just a job 「ただの仕事」

「頼むよ、カレン。これはただの仕事だよ。キミが、この件について、どうしてそんなにアバズレっぽくなるのか分からないよ」

「アバズレっぽくなるって言ったら、あなたの方じゃない? そんな姿になって」

「マジで言ってるの? 大人になれよ。ボクは仕事が必要だった。そしたら彼らが雇ってくれた。そして今ボクはかなりおカネを稼いでいる。どうしてそんなに大問題なのか分からないよ」

「本気で? 何も見えてないの? んもう! あんたって、時々、ものすごく世間知らずになるわよね。ていうか、鏡を見て、それでも自分は本物の男だって気になれるか言ってみてよ。さあ、さっさと見てみなさいよ。待ってるから」

「そんなこと言って、頭が悪そうに見えるよ、カレン。本当に。ボクは仕事のためにこういう姿にならなくちゃいけないだけじゃないか」

「まさにそこが問題なのよ、トレント。それともあの人たち何て呼んでいたっけ? ジャスミン? バカみたい。あなた、女のような服装しなくちゃいけなくなっているのに、まるで他の普通の仕事と同じだと言わんばかりの態度をしてる」

「だって他の普通の仕事と同じだもん。演技をしてるようなものだよ」

「って言うか、今あなたが言った言葉だけでも、たくさん間違いが含まれてるわ。もし演技なら、あなたが毎晩男たちにお酒を給仕してるのに、あたしがちょっとエッチな気分になると、ムキになって拒否したりしないんじゃないの? もしただの演技なら、今のあなたのヒップがあたしのヒップより大きくなってるわけがないじゃないの。それに、トレント、あなたおっぱいが膨らんできてるわ。こんなことになっててもあたしは構わないとでも思ってるの? あたしに何もかも普通だとみなしてほしいと本気で思ってるの?」

「第一に、お触りは禁止されてるんだよ。お客さんは全員それを知ってるよ。第二に、キミがボクの体について辱めるようなことを言ってるのが信じられないよ。そういうこと言うのって、人としてどうなのかな? 胸のことは、ちょっと太ってきてるんだ。そのせいなんだよ。ボクにはどうしようもできないよ。ボクは……」

「ちょっと太って? あなた、体重減ってきてるわよ! その部分だけ太るなんてあり得ないわよ。っていうか……」

「ボクは変わった体形なんだよ。ずっと前からそうだったんだ。だから、そのこと毎日いちいち指摘しないでいてくれるとありがたいな」

「でも、トレント。どうしても気づいてほしいのよ……」

「ちょっといい? もう、この件についての言い合いはお終いにするよ。時々、キミとの関係から何か得るものがあるのかなって疑問に思ってるんだ。だって、キミはしょっちゅうボクをけなすんだもん。ボクの欠点を指摘してばっかり。それに、キミは、ベッドでも、ボクが提案する楽しいことを一緒にしてみようって気すらないでしょ? キミは、ボクとの関係を育てることについて、自分から進んでサボってるような感じだよ」

「ベッドでの楽しいこと? あのストラップオンのこと? それとも、あなたがやってみたいって言ってた3Pのこと? あたし、そういうこと……そういうタイプのライフスタイルはちょっと嫌だなって思ってるだけよ。あたしは、ただ、昔のようにあなたと付き合いたいだけ。お願い、トレント。あたしはただ……」

「もう事態は変わったの。受け入れられるかどうか考えてみて。もしダメなら、ダメでもいいの。その時はあたしたち別々の道を進みましょう。あたしは望んではいないけど。あなたも、そんなことを望んでいないといいけど。でも、ともかく今は、もう仕事に行かなくちゃいけないのよ。仕事から戻ったら、もう一度話し合いましょう。あなたがどうしたいか、あたしに聞かせて」

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Real life 「現実の生活」 

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Real life 「現実の生活」

間違っていると分かっている。ずっとずっと前から分かっていた。もっと言えば、最初から。でも、彼の腕に包まれるたび、彼に、本当の女のような気持ちにさせられるたび、そういった思いは、粉々になって風に散り、その代わりにはっきりとして混じり気のない切ない欲求がとって代わって心の中を占めてしまう。そして、そういう自分が憎らしい。

そんな切ない気持ちが一番はっきりするのが、彼の大きな男性自身に完全に満たされる時、そして絶頂に達してしまう時。彼はあたしの両脚をしっかりと抱え、あたしの体を持ち上げ、出し入れを繰り返し、やがて、あたしの喜びの叫び声に、彼自身の切羽詰まった絶頂の唸り声を加える。そして、あたしが、比喩的な意味でも文字通りの意味でも、彼という男性に、そしてあたしの欲望の対象物である彼のモノに満たされると、あたしの自己嫌悪感は一時的に後ろの席に引っ込み、欲望に前の席を譲ってしまう。

しかし、その情熱がやがて完全に消え去り、彼があたしの体を床に降ろすと、自己嫌悪感が一気にあたしに襲い掛かってくる。激しく動いた後で息を切らしながら、彼の樹液が早くも漏れ始めてるのを感じながら、あたしはすすり泣きを始める。

「こういうこと、もう続けられない」とあたしは呼吸を乱しながらつぶやく。「あなたも知ってるはず」

「どうして?」 と彼は何でもないことのように訊く。彼はすでになん百回もとは言えないものの、何十回もこの質問を繰り返してきた。そしてあたしはこの時も同じ返事をする。

「彼女が知ったらどうするの? みんなにバレたら? あたしはすでに変身を進めているの。彼女はすでにあたしの胸を見ているわ」

「彼女と別れるんだ」 これが彼の返事の典型。「キミは彼女を愛していない。僕には分かる。僕たちは一緒になる運命にあるんだよ」

「あ、あたしにはできない……」と恥ずかしさにうなだれた。どれが悪いのか分からない。彼女と別れたい、どんなことよりそれを望んでいる。でも、どうしてもそうすることができない。自分にはどっちが良くないことなのか分からなかった。「彼女と別れられないのはあなたも分かってるのに。あたしには彼女との生活があるの。だから……」

「そんなこと隠す必要はないんだよ」と彼はあたしに手を差し伸べた。「彼女と別れれば、僕たちは大っぴらに一緒でいられるんだよ。こそこそ隠れて付き合うこともなくなる。キミも無理して男の言葉使いをしなくてよくなる。恥じ入ることもなくなる。僕はキミを愛しているんだ」

「あ、あたしもよ……で、でも……でも、ダメなの。できないの」

こういう会話はお馴染みで、ふたりで密会を始めてからの2年間、何度も繰り返してきた会話だった。でも、何度話し合っても事実は変わらなかった。あたしは妻を持つ男。女性になり切る能力があっても、体も女性化してきていても、女性でないことに変わりはない。そして妻と別れるのは問題外だった。本当に。

だから、あたしは、無言のまま、立ち上がった。そしてウイッグを引きちぎるようにして脱ぎ、バスルームへと引っ込んだ。そうやって、ボクは、ボクの現実の生活に戻る準備をするのだ。あるいは、本当は、架空の生活に戻る準備なのかもしれないが。

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Embrace it 「受け入れなさい」 

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Embrace it 「受け入れなさい」

自分の新しい役割を受け入れること、それがあたしにとって最も良かったこと。マッチョのふりして作業靴を履いて働いていた日々があったなんて、ほとんど忘れてる。今の方がいい。ずっとずっといい。そして、それはあなたにとっても同じだと思う。屈服するだけでいいの。負ければいいの。自分の中のシシーの部分を受け入れるの。後悔しないはずよ。誓ってもいい。

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But 「でも」 

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But 「でも」

「シャワー浴びてこい。1時間もしないうちに、別の客が来る」

「もうひとり? 今日はお終いだと思ってたのに」

「俺がお終いと言うまで、お終いにならねえんだよ。それとも、ここを誰が仕切ってるのか忘れたとでも言うのか?」

「わ、忘れてない……忘れようとしてもできない」

「だよな。多分、これってお前にとっていい機会になるんじゃねえか? 俺が大人になるまでの間、お前がどんだけとんでもねえ親父だったか考えるいい機会になるぜ」

「ずいぶん考えたよ、ハリー。他のことなんか考えていられない。お前のそばにいてやるべきだったと思ってる、でも……」

「まさに、そこがお前の問題だぜ、くそオヤジ! お前をオヤジと呼ぶこと自体、胸糞が悪くなる。吐き気がしてくるぜ。お前は、俺を置いていったことに、いっつも言い訳をする。そこが問題なんだよ。俺たちを見捨てて出て行った。俺もくそガキだったが……そんなこと言っても、謝罪にならねえって、誰かに教わらなかったのかよ、お前は!」

「す、すまなかった……」

「その言葉、おふくろに言うんだな。お前が養育費を払わなかったせいで、おふくろは、テーブルに食い物を用意するために、売春婦をしなくちゃいけなかったんだぜ? 癌になっちまったおふくろに言ってやるんだな。貧乏ってことで俺をイジメやがった奴ら全員に言ってやれ」

「し、知らなかったの……そんなことになってるなんて、知らなかった。知ってたら、そんなことには……」

「そもそも、知ろうとしなかっただろ、お前は。お前は、平気で出て行っただけ。だが、俺も、そんな環境でも精いっぱい頑張ったぜ。おふくろの犠牲も無駄にしなかった。貧乏のどん底から俺は這い上がってきた。そして、お前がギャンブルでたんまり借金をしてるのを知ったと。そん時ほど、自分の運の良さが嬉しかったことはねえな。お前からこっちに出てきたと。支払のためなら何でもすると。今となっては後悔してるんじゃねえのか?」

「お前がどう言ってもらいたがってるのか、分からないよ。ごめんなさい。本当に申し訳ないわ。で、でも……」

「まただよ。でも、でもって。よっぽどその単語が好きなんだな。でもって言うと、慰めになると思ってるんじゃねえか? 自分は精いっぱいやった、本当は自分は悪くないんだ、自分は本当は良いヤツなんだが、マズいことをしてしまっただけで、誤解されてるんだって、そう思ってるんじゃねえのか? まあ、いつまでも好きにそう思ってればいいぜ。お前の次の客がお前のケツに突っ込んでる間も、客に『こんな気持ちいいセックス、初めて!』とか叫びながら、そんなことを考えてればいい。そして、カネを受け取り、自分が今は薄汚い娼婦に成り下がったと思い知るときも、そう考えることだな。さあ、さっさとシャワーを浴びてこい。時間が無くなるぞ」

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A very good girl 「実に良い娘」 

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A very good girl 「実にいい娘」

「服を脱げって言わなかったか? ミーティングまであと5分だ。お前には一番いい格好でいてほしいんだよ」

「ゼーン、いつまでボクにこんなことをさせるつもりなんだ?」

「それって、そもそも質問としてアリか?」

「お前のルールなんか知るか! もうボクには十分だろ? ボクは何もかも失ったんだ!」

「そうかな? 俺はお前の奥さんを手中に収めているのは忘れてないよな? 奥さんと言うか、元奥さんかな? 彼女、お前が今どこにいるか知ったら、そうなるだろうが」

「だから? お前はもう何年もボクの妻を犯してきてるだろ。お前がボクをこんな……こんな姿に変えるずっと前から」

「やってきたっけ? そうかもな。だが、お前の態度次第では、彼女にもっとひどいことが起きるかもしれないぞ。今は、お前の奥さんは俺のガールフレンドってことになっているし、そのことによるいろんな利益も得ているが、違った状況になることもあり得るんだぜ? スレイブとして売り飛ばすこともできる。あるいは、俺の会社のあっちこっちの支社に、贈り物としてたらいまわしすることもできる。まあ、そういう状況になったら、あの女は喜んで従うだろう。お前なら分かるよな。お前の奥さんはな、今は、俺を喜ばすためなら、喜んで崖から飛び降りるオンナになってるんだよ」

「そ、そんなこと……」

「まだ信じられないのか? これだけお前にやってきても、お前をこんな姿に変えてやった後でも、まあだ分からねえのかよ。そんじゃあ、お前の可愛い息子のことも忘れるなよな」

「む、息子に……な、何をするつもりだ? まだ子供なんだぞ……」

「いや、傷つけたりなんかしねえよ。ふつかみっつ、正しい方向につっついてやれば、お前と同じ道を進むようにできるだろうな。お前の息子なら、可愛い子になるだろうな。父親と同じく。そうして、2、3年たったら……どうなるかな。公開市場に出したら、かなりのカネで売れるのは確かじゃねえかな」

「お、お前は……そんな邪悪だとは……」

「善良とか邪悪とか、お子様向けのお話のことだよ。俺は欲しいものを手に入れるために必要なら、どんなことでもする。それ以上でも、それ以下でもない。で、さしあたり今は、お前に、その邪魔な服を脱いで、俺の客たちをもてなすのにふさわしい格好になれと言ってるんだ。言うことを聞かねえっていうなら、俺は必要なことをやるぜ? まあだ信じねえって言うなら、ちょっとひと押しするだけだ。そうすればお前も納得するだろう。絶対にな」

「お、オーケー……分かったよ。するよ。だから、息子や妻は……」

「いい娘だ。服を脱げ。そう、そして、デスクの上に上がれ。ちゃんと見てもらうんだ。脅かされるか、ご褒美をもらうか。多分、両方だろう。そう、それでいい。完璧だ。じゃあ、誰かに質問されるまでは、口を閉じているんだぞ。何か訊かれたら、本当のことを言え。分かったな?」

「分かった」

「いい娘だ。お前は本当にいい娘だよ」

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A promise 「約束」 

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A promise 「約束」

「彼女、誰だか分かる、デビッド? 分かるはずよね」

「お前のことを憎んでる。俺は絶対に……」

「じゃあ、分かるのね。良かった。じゃあ、あなたの可愛いお坊ちゃまの面影があんまり残ってないのも知ったと。でも、こうなることを知ってたんじゃない? 可哀想なシーン。コラテラルダメージ(参考)よね」

「俺を殺せばいいだろ、パトリシア。今すぐこの場で。もし、ここで俺を殺さなかったら、その時は……その時は、お前に思い知らせてやる。この先長くない一生を死んだほうがましだったと思ってすごさせてやる」

「まあ、御大層な脅かしだこと。がっかりしたわ、デビッド。息子を解放してくれと土下座してお願いすると期待していたのに。彼を変えるのに1年しかかからなかったの知ってる? ついこの前まではまともな大学生だったのに、次に会ったら彼は……いや、彼女はって言うべき?」

「元に戻すんだ。何でもする、パトリシア。カネをやってもいいし、でなければ……」

「おカネなんかいらないわ。もう、これからはいらないわよ。もう、その段階は通り過ぎちゃったの、デビッド。知りたいなら言うけど、そんな段階、とっくの昔に通り過ぎてるの。この2年間、他のことを望んできたのよ。あなたの犯罪にふさわしい復讐を」

「俺はお前には何もしなかっただろ! 俺は、単に、選挙でお前に勝っただけだ! 俺は他には……」

「あなたは、あたしについて卑猥な噂をまき散らしたじゃない? あれがなければ、あたしが勝っていたわ。ダメよ、今さら否定しようとしても無駄。あなたの陣営がやったって知ってるんだから。選挙に負けてからずっと、この復讐について計画してきたのよ」

「何でもやればいい、このアバズレ!」

「ええ、そうするわ。あんたたちがあたしについて言ったことって、何だっけ? 大学時代ストリッパーをしていた、だっけ? 海外でアダルト映画に出ていた、だっけ? それがあなたとあなたの息子さんの運命になるとしたらどう思う?」

「俺は絶対に……」

「あなたは、あたしが望むことをするようになるの。あたしが望むような人間に変わるの。そんなことできるかって? あそこにいるあなたの息子さんが証明してくれるんじゃない? まずは、あなたはあたしのことをエロ女と言ってたけど、あなたには、まさにそんな女になってもらいたいわね。デビッド、それがあんたの運命よ。2年以内に、あんた、かなり派手に名をはせることになるんじゃないかしら。計画実行開始が待ち遠しいわねえ」

「お、俺は……」

「そうなるわよ。しかも、そうなって嬉しいと思うようになる。あんたの息子と同じようにね。母と娘の相姦物のビデオがあるけど、父と息子の相姦レズも受けるわよ。そういうシーンを用意してあげる。最近は近親相姦物って大人気だし。あら、それでいいのよ、デビッド。泣きなさい。めそめそしなさい。お願いしなさい。懇願するの。そうしても何も変わらないけど。絶対に逃げられないし、変化を止めることもできない。しかも、最後には、逃げたくもなくなるし、女になることを望むようになるの。それがあなたへのあたしからの約束。それがあたしの復讐。さあ、そろそろ、始めましょうね」

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Lesbian bimbo 「エッチしか頭にないレズ相手」 

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Lesbian Bimbo 「エッチしか頭にないレズ相手」

かつてボクはすごく支配的だった。何でも仕切った。男だった。いや違う、男の中の男だった。それに、その状態がずっと続くと思うほど間抜けな男だった。多分、彼女に会わなかったら、フェリシアに夢中にならなかったら、本当にずっと続いていたかもしれない。

最初、彼女のことを、よくいる、男のことしか考えていない頭の軽いエロ女にすぎないと思った。金持ちの男にくっつくことが最大の夢と思っているタイプの女。ルックスもまさにそのタイプだった。整形で作った大きな胸、全身無毛、ブリーチしたブロンド髪。本性を隠す外面。ああ、彼女は目も眩むほどのゴージャスな女だった。ボクは、当然、彼女に夢中になった。夢中になりすぎた。いくら抱いても、飽きることがなかったし、それは彼女も知っていた。多分、彼女がその魅力を使って、ボクを利用し始めるのは時間の問題にすぎなかったと思う。

始まりは髪の毛からだった。いつ、ブロンドに染めることに同意したかも覚えていない。でも、そんなボクを責められる人がいるだろうか? 彼女はあのセクシーな唇でボクのペニスを包み、一滴残らず吸い尽くす。そんな時にお願いされたら、どんなことでも同意してしまうだろう。彼女が体毛を剃ってと頼んできた時も、同じようにされ、もちろん、求めに従い、ボクは、ペニスの上のところちょっとだけを残して体毛はすべて剃りつくした。拒むことなんて、考えもしなかった。

それとは対照的に、「ビタミン剤」を飲み始めるように頼まれた時は、そんな情熱的な頼まれ方はしなかった。髪を伸ばすときも、同じような感じだった。それにエクササイズプログラムの時も。心肺機能向上とスクワットは強めのエクササイズで、体重コントロールについては軽めのエクササイズをするようにと求められたけど、その時はただ強く勧められただけ。口唇奉仕のサービスはなかった。鏡で自分を見て、体が変化してるのに気づき、何かおかしいなと思ったのは、何ヶ月も経ってからだった。でも、おかしいよと彼女に言っても、彼女はボクの心配を無視した。実際、「バカげた心配」とすら言っていた。だけど、日に日に、ボクの体は変化し続けた。それに、彼女との関係も変化し続けた。

ボクが初めてまともにセックスできなかった時、彼女は、何でもないことのように振る舞って。そういうことがあった2回目の時は、彼女はがっかりした顔をしていた。3回目の時からは、嫌味っぽいことを言うようになった。それから時間を経ずして、彼女は、ボクが彼女を喜ばすことができないことをあからさまにバカにするようになった。ボクは、そんなことはないと彼女に証明しようと必死になった。だから、ふたりの性生活が、ボクが一方的に彼女を舐めてオーガズムに導く行為だけに変わり、彼女の方はお返しをしてくれない状態になっても、ボクは文句を言わなくなっていた。今は、こういう行為が普通になっている。

ボクの友だちや同僚たちが陰であざ笑っていることは知っている。フィットしないスーツでこの体を隠そうとはしているけれど、そんなに隠しきれるものではない。でも、フェリシアは、そんなのは問題じゃないと言い張っている。この体のボクが好きだと。そして、最近、彼女は自分と同じように、ボクの胸にもインプラントをしてみたらと言うようになった。ボクは、それも拒否できないだろうなと思っている。自分でも、豊胸したくないのかしたいのか、よく分かっていない。

彼女は、いつもボクのことを、「あたしの可愛い、エッチしか頭にないレズ相手」と呼んでいる。そしてボクも、その通りだなあと思っている。

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Ecstasy 「エクスタシー」 

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Ecstasy 「エクスタシー」

「お願い」 脚を広げて言う。「こ、こんなことやめて、デビッド。あたしを……あたしを離して」

「別に僕はキミをここに閉じ込めていないけど?」 彼があたしの後ろについた。「いつでも好きな時に出て行っていいんだよ。出て行きたかったら、別に止めないから」

その通りだと分かっている。あたしは、囚われのプリンセスじゃない。彼は以前から、いつでも出て行っていいとはっきり言っていた。さらに、あたしがまた自立できるようになるまで経済的にサポートしてくれるとさえ言ってくれた。でも、あたしは出て行きたかった。ここから逃げて、自分の人生のカケラを拾い集めたいと思っていた。

でも、できなかった。どうしてもできなかった。信じてほしいけど、実際に逃げようと頑張ったのだった。何十回と、実際にこの家の外へと出たことがあったのだった。多くはないけど、バス停のところまで行けたときもあった。でも、毎回、あたしは這うようにして戻ってきたのだった。毎回、あたしをここにおいてと、あたしが死にそうなほど求めていることを与えてくださいと、彼に懇願してきたのだった。本当に嫌だった。だけどとても気持ちが満たされた。自分は、息をするのを止められないのと同じで、どうしてもそれを止められなかったのだった。今は、それが分かる。

でも、どうして、そんなふうになってしまうのだろう? デビッドは言うまでもなく、どんな男にであれ、脚を開いて迎え入れるというのを想像しては、嫌悪感に襲われた時があったのを思い出す。それはそんなに前のことではないし、確かに普段はそういう感情を無視しようと努めてはいるけれど、今でも、心の奥の片隅に小さく残っていて時々顔を出してくる。そうはいっても、あたしは、これまであれだけたくさんの時間と労力を払って、ホルモン摂取から食事制限や運動やその他のいろんなことをして、自分を女へと……ああ、こんな自分を思うことが嫌で嫌でたまらないけど、自分を彼が望む女へと変えてきたのだった。舌にピアスまでしたし、髪を伸ばし、乳房もつけて腰も膨らませた。あたしを見たら誰でも、あたしのことを10代の女の子と思うと思う。

あたしはそういうこと全部嫌悪している。なのに、あたしはどうして出て行けないのだろう? どうして、あたしは、かろうじて残した男性であることの印を大事にして、あたしから男らしさを奪ってしまった状況から逃げようとしないのだろう?

彼があたしの中に彼自身を押しこんできた瞬間、それらの疑問への答えを与えられた。エクスタシーが噴火し、あたしの全神経系に行きわたる。デビッドのおちんちんが愛しくてたまらなくなる。荒々しく体をむさぼられるのが嬉しくてたまらなくなる。そして、あたしが求めるものが、今後も与え続けてもらえるなら、どんなことでもしようという気持ちになっていく。

それ以外のことは一切関係なくなる……この多幸感を突きつけられたら、他のことは何でもない。そして、こういう状態にあたしができることは何もないと思い知らされる。

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[2020/02/03] 本家掲載済み作品 | トラックバック(-) | CM(0)

Temporary 「一時的」 

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Temporary 「一時的」

「分かったよ、ペニー。キミの勝ちだ」

「ん? あたしが何に勝ったって?」

「知らないよ。自慢する権利を勝ち取ったってことかな。賭けをやったとかじゃないし、競争したわけでもない。だけど、キミは正しかったよ」

「何について? はっきり言ってほしいわ」

「ボクが女の子として通るということ」

「通るどころじゃないわよ。それに、女の子でもない。お色気むんむんのセクシーおんなよ。あたしは、あなたならそうなれるって言ったけど、先週は、まさしく、あたしが正しかったことを証明した一週間だったわね」

「だから、そう言っただろ。他にボクに何をさせたいと思ってるんだ?」

「それは面白い質問ね。家に帰りがてら、そのことについて話し合いましょう。さあ、ちゃんと身支度をして。あなたには、最高のルックスで家に帰って欲しいから」

「も、もう、帰る? その前に、まずは元通りにするんじゃないのか?」

「元通りにする? なんでそんなことしなくちゃいけないの? あたし、今のあなたが好きなのに」

「だって、一時的だって言ったじゃないか!」

「ええ、一時的よ。1年間なら一時的でしょ?」

「い、一年……? そ、そんなの……こ、こんな姿で戻るなんてできないよ。あのクリニックに行って、これを全部元通りにしてもらわなきゃ。元に戻せるって言ったよね?」

「まず第一に、そもそも、あたしはそんなこと言った覚えはないわ。あたしたち、テスト走行をしてみてもいいかもとは言ったけど。他のことは全部、あなたが勝手に推論しただけでしょ? 第二に、それを全部元通りにするなんて、すごい無駄遣いにならない? 少なくとも、あたしのエッチな奥様としてしばらく過ごすという経験をした後でもいいんじゃない? そして最後に、それ不可能なの。いま、あなたを元通りにしようとすると、あなたのDNAはバラバラになってしまうの。最後にはドロドロの気持ち悪い塊になって床に溜まってしまうことになるのよ。だから、選択の余地はないの。だから、男らしく覚悟を決めて……女らしくと言った方が正しいかな……諦めて、変えられないことを受け入れること。ついでに言うけど、今のあなたなら、家に戻ってもあなたのお友達にすごくちやほやしてもらえるんじゃないかしら?」

「な、何て言ったらいいんだ……」

「何も言うことないわよ。だから、そのセクシーなお尻を椅子から上げて、身支度して。1時間したら出かけるわよ」


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[2020/01/29] 本家掲載済み作品 | トラックバック(-) | CM(0)

I made you 「あたしがあなたを作った」 

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I made you 「あたしがあなたを作った」

「サマンサ、あのピルには正確に何が入っているんだ?」

「その名で呼ぶの止めて。それに、あたしは知らないわ。成分のリストを欲しいの?」

「分かった。じゃあ、サムと呼ぶよ。ボクが何を訊いてるか分かってるよね。それ、ボクの肌をソフトにするだけじゃないよ。それ以上のものが入ってるよ」

「どうしてそんなことを言うの?」

「真面目に訊き返してるの?」

「もちろん、真面目に訊いてるわよ。最近、どうして、そんなにキツく当たってくるの? あなたが女なら、月経のせいでイライラしてる女みたいだって思うわ」

「本当に、サム、そこが問題なんだよ!」

「あなたの気分が不安定になっているということ? そりゃ、大問題ね。でも、あたしはあなたを愛しているわよ。それにカメラもあなたを愛しているわ。思い出して……これは、あなた自身が望んだことなの。あなたは、もっとモデルの仕事を増やすのを助けてほしいと、あたしに泣きついたんじゃない。だから、あたしも助けてあげたのよ。なのに、今になって文句を言うの?」

「ピルには何が入ってるんだ?」

「それが何か関係ある?」

「ボクの胸が膨らんできているので、問題があるんだ! 振り返るたびに、胸が揺れて叫び声が出そうになっているので、問題があるんだ! それに、1ヶ月以上も勃起してない。そんなわけで問題があるんだ!」

「ロリイ、何て言ってほしいの? あなたはエストロゲンを摂取してるわよって? ええ、その通りよ。ご満足?」

「なんてことだ……」

「もう、そんな態度はヤメテよ。あなたが今ほど可愛くなかったら、仕事は今の半分もなかったはずよ。そして、あのピルを飲まなかったら、あなたはこんなに可愛くなっていなかったの。あなた、みんなが、図体がデカくて、筋肉ムキムキの筋肉バカを雇いたいと思ってるの? 違うでしょ。みんなは、両性具有っぽい人を求めているの。女らしい男性を求めているの。それが今のあなたなの。だからこそ、あなたはいろんな雑誌の表紙を飾っているのよ。だからこそ、あなたは、ファッション週間中、一番大きなファッションショーを開いているの。あたしとあのピルのおかげなのよ。少しは感謝の気持ちを示してくれるべきじゃない? ロリイ、あなたはあたしが作ったの。その気になれば、同じくらい簡単に、あなたを元に戻せるのよ。そうなってもいいの? それがイヤなら、拗ねるのはやめて、脚の間にぶら下がってるその間抜けなモノをしまって、ワードローブを羽織って。ちゃんと分かった?」

「ぼ、ボクは……ああ、いいよ。分かったよ」


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[2020/01/29] 本家掲載済み作品 | トラックバック(-) | CM(0)

Hobby 「趣味」 

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Hobby 「趣味」

「くそッ」 ドアが開く音にボクは小さな声で悪態をついた。ボクの彼女は出張に出ているはず。だれど、振り返らずとも、その人が彼女だと分かった。他に考えられない。でも、振り返ると、予想していた怒りの顔は見えなかった。確かに、入ってきたのは彼女だったが、彼女の顔は怒りではなく、笑みを浮かばせていたのだった。訳知りの笑み。

「知っていたのよ。前からね」

「え、なんて?」 ボクは体を隠そうとしながら答えた。彼女の服を着ていることを、女性のように見えていることを隠そうとしながら。無駄なことだったけれど。

「あなた、隠しおおせている自分がすごく賢いって思っていたでしょ?」 彼女はますます嬉しそうな笑顔になりながら、部屋に入ってきた。「でも、分かっていたのよ。最初、あたし、気が狂ったのかと思ったわ。だって、あたしの服、ちゃんとどこにしまったか確認したのに、違うところにしまってあるんだもの。それが何回も続いてて。だから、分かったの。あなたが着てたんだって。でも、あなたが着てる現場を押さえたいとは思ってたわ」

「なぜ?」 体を隠したい気持ちを押さえて、無理やり両腕を降ろした。否定しても無駄だと思った。彼女は全部知っている。ボクのディープでダークな秘密を全部知ってるんだ。そうなったら、ダメージをどれだけ減らせるかへ方針を変えるべき。「これからどうするつもり?」

「その格好になっている時、自分のことを何て呼んでるの?」

ボクは混乱して目を細くした。それを見て彼女は笑った。「だって、女の子の名前もあるはずでしょ? 何ていう名前なの?」

「し、シモーヌ……」 ボクは白状した。

「シモーヌ……」と彼女は繰り返した。「何て可愛いの! これからどうするって訊いたわよね? いま、すごくナーバスになってるんじゃない? あなたをこのまま針のムシロ状態に置いておくのも楽しいけど、これからどうするかを教えないっていうのも、残酷かもしれないなって思ったわ。だから言っちゃうけど、あたしは、あなたにあなたが本当にしたいことをさせてあげるつもり。あなたをシモーヌにさせてあげることにするわ」

「え? ぼ、僕がドレスを着てもいいということ?」 ボクはまだ混乱していた。

「いいというか、それ以上よ。あたしもワクワクしてるの。これから、ものすごく楽しいことができるんじゃない? 一緒にショッピングに行ったり、ダンスに行ったり。ふたりで、男たち相手にちゃらちゃらしたりできるし……」

「お、男たち? ボクは……知っての通り、ボクはゲイじゃないよ」

「あなたは女の子なの。他の人を欺くために男のフリをするのには付き合うけど、あなたとあたしのふたりだけの時は、あなたはシモーヌ。と言うことは、あなたはあたしが言うとおりにしなきゃいけないということ。それがイヤなら……そうねえ……あなたのお友達やご家族も、あなたの秘密の趣味について何か知りたいと思ってるんじゃないかしら? じゃあ、そこにあるハンドバッグを持って。一緒にモールに行きましょ」

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[2020/01/27] 本家掲載済み作品 | トラックバック(-) | CM(0)

The proper reunion 「正しいクラス会」 

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The proper reunion 「正しいクラス会」

「あら、お寝坊さん! やっと起きてきたわね?」

「き、昨日の夜、何が起きた? まさか俺たち……」

「あら、やったわよ。うふふ。あなた、ずっと興奮しっぱなしで楽しんでたじゃない? あたしのおちんちんまで、ちゅうちゅう吸っちゃって。俺の顔にぶっ掛けてくれって、あたしにおねだりしたの忘れた?」

「な、何だって? そんな。まさか、そんな……き、キミを相手に……」

「あら、でも本当よ。ザック・デイビスが……あのザック・デイビスがあたしのことを口説き始めたとき、あたしがどんだけ驚いたか、想像できる? あなた、あたしのこと分からなかったみたいね。でも、そもそもクラス会って、そういうことが楽しみってところもあるもんね? ふたりで一緒に何杯かお酒を飲んで、ふたりで、あたしのアパートに来たのよ。あなた、あたしが、あなたが思っていた女の子とは違っていたと分かっても、全然、平気でいたわよね?」

「お前、俺を騙したんだな」

「お願いよ、よしてよ。あなたも、こうなることを欲してたのよ。あたしと同じくらいね。それに、あなたの可愛いお口の使い方から察すると、あなたがおちんちんをしゃぶるのは、これが初めてじゃなかったんじゃない? それって何だっけ? 大学の学生クラブの儀式とかなんとかで? それとも、高校時代のアメフト部で、チームメイトに仕込まれたとか?」

「そんなこと、俺はしたことはない!」

「だって、そう考えると、説明できることがたくさんあるんだもの……特に、当時、あなたがあたしにすごく酷いことをしたのを思うと、なおさら。散々、あたしを罵倒したり悪口言ったり……あたし、ほとんど毎日、泣きながら眠ていたのよ?」

「じゃあ、これは復讐なんだな? 俺の妻や友達に告げ口すると言って脅迫するつもりなんだな?」

「何言ってるの? そんなことしないわよ。あたしは、ただ、あなたと一夜を経験したかっただけ。あなたの生活なんかどうでもいいわ。でも、あたし告白しちゃうと、ずっとこういうことをするのを夢見てきていたの。それに、正直に言って、あなた、あたしの夢の通りの人だった。実際、夢の中のあなたより素敵だったわ」

「じゃあ、俺をこのまま帰してくれるのか? 何を企んでる?」

「何も企んでなんかないわよ。それに、あたしもあなたにはすぐに帰って行って欲しいし。あたしは仕事に行かなくちゃいけないし、あなたにも帰るべき家族がいるでしょ? でも、ひとつ、友だちとしての忠告をしておくけど、家に帰る前にシャワーを浴びた方が良いわよ。あなたのカラダからセックスの匂いがぷんぷんするもの」
 
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