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罪の懺悔 (2) 


世間知らずであるのに加えて、気を取り乱していたからだろうか、若妻は見事に彼の罠に引っかかり、オーティスを嬉しがらせた。

「神父様! 急な申し出にも関わらず、懺悔をする時間を設けていただき、ありがとうございます。でも、どうしても今すぐ懺悔せずにはいられなくなっていて……。もうずっと前からこの罪の意識を引きずっていて、耐えきれなくなっていたのです。………今日、この日に神父様が話しを聞いていただけて、とても嬉しいのです。普通だと主人と子供たちも一緒ですので、懺悔をすることなどできなかったものですから。でも、今日は主人は子供たちをつれてプロのサッカーチームの公開試合を観に行ってるのです!……」

エレンは、その後、喉をつまらせながら懺悔を始めた。

「ほんとに、私、どう言っていいか……。神父様!………わ……わたし………。息子に10代の友だちがいて……その人が………その人が、私をレイプしたのです! 息子の友人が! ……しかも黒人の! わ……わたし、とても悔しいし、自分が情けなくて…。主人には言ってません……どうしても言えっこない……もちろん警察にも通報してません! 神父様………私は………私は罪を犯しました! ………わ、私は……私は、そんな恐ろしい目に会っている間に肉体的な快感を感じてしまったのです! しかも、それ以来……わたしは…ああ、私は、何度もあの快感を夢見るようになってしまったのです! もっと、もっと、あの快感に襲われたいと! 何度も味わいたいと!」

懺悔室の構造から、懺悔する人も、それを聞く神父についても、それが誰であるかは見えないようになっている。エレンはたったいま自分が告白したことに恥辱を感じていたし、気持ちも乱れていたことから、懺悔している相手がそもそも神父ではないという事実にまったく気づかなかった。

オーティスは神父に成りすましつつ、穏やかな口調でエレンを慰めた。

「すべて大丈夫です。そもそも、その出来事はあなたの過ちなどでは決してありませんから。あなたのことは神もお許しになっておられます。それに、あなたの身体は単に意思に反して反応しただけのこと。ですが、犯されたことから得た肉体的快楽を考え続けたり、夢に見続けたりすることはお止めになりなさい。後であなたのところを訪問しましょう。そのような夢想を癒す解決方法を私は知っていますので」

神父の慰めの言葉と解決方法があることを聞き、エレンは罪の意識から解放された気持ちになれた。

「神父様、本当にありがとうございます」

そして彼女は懺悔室を出て、家路についたのだった。

エレンが教会から出るとすぐに、オーティスは懺悔室からこっそりと出て、駐車場へと向かうエレンの後をつけた。そして自分の車に乗り込み、距離を保ちつつ、エレンの車の後をつけたのだった。エレンは懺悔をして心の罪をうち明けた解放感からか、後をつけている車に気づかなかった。

エレンは家につき、ガレージに車を入れ、ガレージとつながっているドアからキッチンに入った。その直後、玄関のチャイムが鳴った。

ドアの覗き穴から見たら、玄関先に嫌な感じの黒人男が立っていた。エレンは、普通ならそういう人が来たら、絶対にドアを開けるようなまねはしない。

「何かご用ですか?」 とエレンはドアを閉じたまま声をかけた。

エレンの愛らしい声を聞き、オーティスはここからが勝負どころだと意を固めた。

「ああ、ウィリアムズの奥さん! 俺ですy。オーティス・ブラウンです! 教会で働いてる。奥さん、懺悔室に忘れ物をしたんじゃないですか? 俺、見つけたんですよ。教会の秘書さんに言ったら、奥さんの住所を教えてくれて、すぐに届けるように頼まれたんです」

それを聞いてエレンは、確かに彼が教会で働いてるバイトの雑用係だと気づいた。そして、さっき、あんなふうにそっけなく対応したことに、ちょっと悪いことをしたかもと思い、ドアのロックを外し、チェーンも外した。だが、エレンは彼が教会で働いているからというだけで、不用意にも、何を懺悔室に忘れてきたか訊かなかったのだった。

「まあ、ありがとう! でも、私、何を忘れてきたのかしら?」 エレンは、かなり醜い人相の男と対面しながら、そう問いかけた。

だが男は急に黙りんだ。そしてエレンは、男の顔にみるみるイヤラしい表情が浮かんでくるのを見たのだった。エレンは急に不安になり、玄関ホールへと後ずさりした。男は黙ったまま玄関ドアを押しあけ入ってくる。

「帰って………。帰ってください!」 とエレンは言ったものの、恐怖に捉われた状態で、声は蚊の鳴くような声にしかなっていなかった。

オーティスはうまくいきそうだと自信を持ち、家の中に入り込んだ。ドアの端を掴み、バタンと閉じた。恐怖に震える美しい人妻を見ながら、彼は股間を擦り、言った。

「ウィリアムズの奥さん、俺は奥さんが必要としてるものを持ってきたんだぜ! デカイ黒ちんぽだよ! 若い10代のちんぽじゃねえが、もっと年季が入ったちんぽだ! これからは、奥さんのエッチな割れ目を埋めてくれる黒ちんぽのことを夢に見ずともよくなるぜ!」

「なぜ…? ど、どうして……、どうして知ってるの? 私は………私は懺悔室で神父様にしか言っていないのに!」

すると男は笑いだした。

「神父様は急用ができたので、俺が懺悔を聞いてやったんだよ! 奥さん、そのセクシーな脚の間がムズムズしてるんだろ? そこを俺が癒してやろうと思って来たんだ!」

エレンは、今この家にはこの恐ろしい男とふたりっきりだと気づき、息を飲んだ。逃げないといけない! そう思い、急に向きを変え、寝室へと走り出した。寝室に入って中からカギをかけ、警察に電話しようと。

オーティスはゴム底の運動靴を履いていて、一方、エレンはハイヒールのままだった。動きやすさの違いは歴然としていた。彼女が走り出してすぐに、廊下に入ってすぐのところでオーティスはエレンを捕まえた。オーティスはエレンのピンクのドレスの背中を掴み、彼女を捉えた。その衝撃でドレスのフックは簡単に外れた。エレンが彼から逃れようともがくうちに、チャックの半分ほどが開いてしまった。

廊下の途中で、オーティスはエレンの腕を掴み、抗う美女を壁に押しつけた。そして顔を傾け、エレンの首筋の柔肌に顔を擦りつけ始めた。いい香りがする。啜り泣く声もゾクゾクさせる。

「お願いです……どうか、お願い……………こんなことやめて!」

オーティスは笑いながら、ピンクのドレスの胸元を掴み、強く引き下ろした。一気に腹部のところまで露わになった。片手で白いレース・ブラを覆い、親指で乳首をコリコリと擦った。エレンが恥辱を感じつつ喘ぐ声が聞こえた。

それでもエレンは抵抗を止めなかった。抵抗するエレンと攻撃をやめないオーティス。だが、形勢は明らかで、争いつつもふたりはじりじりと主寝室へと移動していた。途中でエレンのハイヒールが脱げていたし、ドレスは引き裂かれ、腰から下へと脱げ、そして床に落ちていた。

寝室に入った時までには、エレンはレースの下着とストッキングだけの姿にされていた。恐怖に啜り泣きを続けている。


[2014/05/30] 本家掲載済み作品 | トラックバック(-) | CM(0)

罪の懺悔 (1) 

「罪の懺悔」 (スター・プレーヤー1の続編) Confessing Her Sins by Black Demon

黒人のオーティス・テイラーは守衛、兼、用務員をしている。彼はこの数ヶ月、アルバイトでカソリック教会で働いてきた。何でも屋としてのスキルを武器に、教会で週に数時間働き収入を補っているのである。確かにそのバイト収入は悪くなかったが、オーティスがその職に目をつけたのは「収入外にそそられる点」があったからである。

その「そそられる点」とは、密かな楽しみがある点だった。オーティスはそれを何とか自制し、うまくひた隠しにしてきてはいたが、日曜の礼拝に来る綺麗な白人女性たちの身体をこっそり眺めるのが楽しみだったのである。これがあるおかげで、この仕事は彼にとって刺激があるものになっていた。

実際、オーティスは、バイトのスケジュールを若い白人女性たちが日曜の礼拝にぞろぞろとやってくる時間帯に合わせていた。日曜日の礼拝こそが、若い女たちが可愛い服とセクシーな靴を履き、最も清楚で、かつ、それゆえに最もそそられる姿で来るのを彼は知っていた。

オーティスは子供のころからずっと、魅力的な白人女性に性的に惹かれてきた。特に綺麗な人妻の白人女性にそそられるのであった。だが彼は黒人であるが故に、そのような女性が彼に最高の時間をもたらしてくれるチャンスなどあり得ないのは知っていた。基本的に、その方面では得点ゼロなのであった。

オーティスは、そういった美しい女性たちの夫を妬んだ。毎週、日曜の朝、美しい妻と腕を組み、偉そうな顔をしてやってくる夫たち。だた運がいいだけじゃないか。

オーティスは何度も夢想した。あのような若く美しい人妻とヤッタらどんな感じなんだろう? 俺の肉棒を叩きこむと、キーキー悲鳴を上げながら、長くセクシーな白い脚で俺の身体を包み、背中で絡め、抱きついて離さないんじゃないのだろうか。

オーティスは毎晩、特に日曜の夜、真っ暗な寝室でベッドに横たわりながら、その日みたセクシーな白人女性たちを思い浮かべ、淫らな空想にふけった。彼は記憶力には自信があった。教会を訪れた女たちの名前をしっかり忘れずにいたし、どんな服を着ていたかも忘れずにいた。淫らな空想の中で彼は彼女たちのきれいな服を一枚一枚脱がしていくのである。

そんなオーティスに、ある日、幸運が舞い降りた。そんな日が来たらと、彼はそれまで何度となく夢見てきたし空想してきた、そういう日である。

彼はエレーン・ウィリアムズが日曜礼拝に来るのを見かけた。今日はピンクのドレスと白いハイヒールの姿で、いつになく魅力的だった。ミセス・ウィリアムズは、オーティスが毎晩、夢想する数多くのネタの内のひとりだった。自分だけのためにストリップをさせ、その後、おそらく小さくキツイ肉穴をしてるのだろう、そこに自分の黒棒を突っ込み、歓喜の悲鳴をあげさせるのを夢想していた。

白いストッキングに包まれたセクシーな細脚をじろじろ眺めた。それだけで、ゆるい作業着の中、肉棒が頭をもたげてくるのを感じた。

「あれ? 今日の俺は特にエロい気分なのかな?」

ヤリたい衝動が高まるのを感じ、オーティスは心の中で呟いた。すーっと息を吸いながら、彼はまた夢想を始めた。あのセクシーな若妻が自ら脚を広げて彼を迎え入れ、彼の腰を両脚で包み込むのを。

オーティスは、ミセス・ウィリアムズが今日はひとりで来てることに気づいた。いつもは連れ添っている旦那がいない。

ミセス・ウィリアムズが教会に入るのを見届け、オーティスは作業していた壊れた水道管の修理に戻った。そうしつつも、相変わらず、教会にやってくる女たちをチェックし続けるのは止めていない。彼はミセス・ウィリアムズについては、今夜はあの姿をオカズにして思い浮かべて自慰をしようと思っただけで、それ以上、思うことはなかった。

皆が教会に入り、礼拝が始まった。オーティスは、この1時間ほどのうちにできるだけ作業を終えておこうと仕事に精を出した。今のうち片づけておけば、あの女たちが教会から帰るときには、大したことのない仕事をしながら、彼女たちの姿を堪能し、また目を楽しませることができると思ったからである。

礼拝が終わり、皆が教会から帰っていった。オーティスは教会の中、ミセス・ウィリアムズが神父と何か話しているのを見たのだった。ミセス・ウィリアムズはどこかしら困ったような顔をしていて、神父は彼女をなだめるような感じで優しく方を叩き、懺悔室へと案内するのが見えた。

オーティスは、あの若妻が懺悔室に行くのを見て、好奇心が募り、ズボンの中、ペニスがひくひく言うのを感じた。

すると、突然、教会の秘書が神父に駆け寄り、何か緊急のメモを手渡すのを見た。オーティスはいったい何が起きたのだろうと思わずにいられなかった。いっそう好奇心が募り、何が起きてるのか知りたくなったオーティスは、神父のところに近寄った。

「神父、何かあったのですか?」

神父は険しい顔でメモを読み、そして懺悔室の方に目をやり、それからオーティスの方を向いた。

「うーむ。急に緊急事態が起きたのだよ。ある教区民が病院で危篤になったそうだ。すぐにお見舞いに行かねばならなくなった。……オーティス、ちょっとすまないが、ミセス・ウィリアムズに伝えてくれないか。急ぎの用ができて、今回は懺悔を聞くことができなくなったと。懺悔に関しては、秘書に相談してくれれば、今日のうちに時間が取れるはずだと」

「分かりました、神父。ちゃんと伝えます。後は全部、任せてください。さあ、急いでその教区民のところへ行ってください」

オーティスはそう請け合い、神父を急がせ、伝言を伝えるために懺悔室に向かった。だが歩きながら、急に邪悪な考えが浮かび、ズボンの中、ムクムクとペニスが盛り上がるのを感じた。

……これはイチかバチかの賭けだがやってみる価値があるのは確かだ。

オーティスは自ら懺悔室に入り、神父の役をすることにしたのだった。あの美しい若妻がアレだけ必死に懺悔したいこととは、いったい何なのだろう? どんな奥深く暗い秘密と罪を抱えているのだろうか?

オーティスは、ミセス・ウィリアムズからそんな話しを首尾よく引きだせるかどうか、自信がなかった。だが、やってみる価値はあると踏んだ。できるだけ声を神父の声に似せ、同時にできるだけ言葉を発さないように努め、彼は低い声で、ただ「さあ、どうぞ」とだけ言った。


[2014/05/29] 本家掲載済み作品 | トラックバック(-) | CM(0)

普通の男 (1) 

オマール・ベル博士の世界シリーズ 「普通の男」 Dr. Bell's Vengeance, Part One: An Average Joe by Nikki J

オマール・ベル博士は怒れる男だ。人生のすべてを通して、彼は過去の陰の中で生きてきた。決して過去の過ちを真の意味で赦すことができなかったのである。自分の同胞たちは、生れた土地から拉致され、何世紀にもわたって奴隷状態になることを強いられてきた。なるほど、連中は自分たちの過ちを改め奴隷を解放したが、それは問題をすり替えたにすぎない。同胞たちは依然として二流市民としての生活を強いられている。そんな現状を思うたび、ベル博士は気分が悪くなるのだった。

ああ、だが、それは過去の話しで、今はすべて良い方向になってるではないか。連中はみんなそう言う。白人どもが罪悪感を感じたのだろう、それに促された公民権運動や差別撤廃措置やその他の法的制度は、確かに不平等と人種差別を過去のものに変えた。だが、ベル博士は知っていた。これは単に問題を隠したにすぎないと。臭いものにはフタというわけだ。白人の男どもは、犯した罪の償いをする必要がある。それは、いくつかの法案を正当に可決し、ほんのわずかのアフリカ系アメリカ人を助けることによってではない。そうではなく、その罪にふさわしい罰を受けることによってでなければならない。

ああ、確かに。ベル博士は怒れる男だ。

だが、ベル博士はめざましい才能の男でもあった。科学において、複数の分野を征服し、自分は世界で最先端を走る科学者であり、おそらく史上もっとも卓越した頭脳の持ち主であるだろうという自覚があった。怒りが彼を駆り立てたのである。怒りこそが彼を、ありふれた精神のレベルを突きぬけさせ、新しい未知の領域へと進ませたのである。彼は白人たちに罰を下すだろう。ひとり残らず。

この話はベル博士の成功談から始まる。

*

ビリーはカッと目を見開いて目を覚ました。汗をかいていたし、息も荒かった。目覚めた瞬間、自分がどんな状態なのか分からなかったしパニックになったけれど、すぐに落ち着きを取り戻した。

「あなた、大丈夫?」 優しい声が聞こえた。

ビリーは声の方を向き、妻の顔を見た。メアリの美しい茶色の瞳が眠たげに彼を見つめていた。ビルは優しく微笑み、答えた。

「ああ、ちょっと悪い夢を見ただけだよ」

そして手を伸ばし、メアリの滑らかな頬を優しく撫でた。そして何気なく、顔を寄せ、彼女にキスをした。

メアリはそれ以上の促しの行為を必要としなかった。素早くシーツの中へと潜り込んだ。ビリーは妻の湿った口に勃起が包まれるのを感じた。股間の辺り、シーツが上下に動いているのが見える。ビリーは目を閉じ、頭を後ろに倒し、妻の奉仕を堪能した。

それから程なくしてビリーは射精した。そしてメアリは一滴残らず飲み下した。この点でメアリは普通じゃないなとビリーは思っている。彼女は精液を飲み下すことを嫌がらないのだ。

ビリーは両手を頭の後ろで組んで、くつろぎながら、笑みを浮かべた。いい人生だと思った。

*

「あなた、起きて。仕事に遅れるわよ」

うたた寝をしていたビリーをメアリが起こした。フェラチオをしてもらった後、二度寝をしてしまったらしい。

時計を見やった。7時25分になっていた。ビリーは心の中で唸りながら、両脚を振るようにしてベッドから出て、立ち上がった。素早くシャワーを浴び、そして仕事に向かうための身支度を整えた。

身長180センチ、体重82キロ。その身体を青いスーツに包み、赤いネクタイをした。着替えた後、キッチンに行き、コーヒーを入れ、ニュースを見るためテレビをつけた。

何か事件が起きてることに気づくまで時間はかからなかった。彼はテレビの音量を上げた。美しいアナウンサーが言っている。

「ベル博士に何が起きたのか誰も知りません。ですが、彼が大気に何らかの化学物質を放出したことは明らかです」

ビリーはチャンネルを変えたが、どの局も同じ事件を報道していた。男性のニュースキャスタが言った。

「先ほどお伝えしました手紙については当局のウェブサイトに掲載しました。ベル博士の声明をお読みになりたいときは、そちらにアクセスしてください。あの著名な科学者が精神に異常をきたしたことだけは明らかだと言えます」

ビリーは興味を持ち、素早く部屋に行きノートパソコンを立ち上げた。そしてウェブサイトにアクセスし、声明文を読んだ。

親愛なる世界の皆さん:

あまりにも長い間、我々アフリカ系アメリカ人は忍耐をし続け、世界が我々を差別することを許し続けてきた。我々はずっと忍耐を続けてきた。だが、とうとう、もはや我慢できなくなった。そこで私は我々を差別してきた皆さんを降格させることを行うことにした。初めは、皆さんは私の言うことを信じないことだろう。それは確かだ。だが、時間が経つにつれ、これが作り話ではないことを理解するはずだ。

私は、私たち人類の間の階層関係に小さな変更を加えることにした。今週初め、私は大気にある生物的作用物質を放出した。検査の結果、この作用物質はすでに世界中の大気に広がっていることが分かっている。

パニックにならないように。私は誰も殺すつもりはない。もっとも、中には殺された方がましだと思う者もいるだろうが。

この作用物質はあるひとつのことだけを行うように設計されている。それは、黒人人種が優位であることを再認識させるということだ。この化学物質は白人男性にしか影響を与えない。

それにしても、この物質はそういう抑圧者どもにどんなことをするのかとお思いだろう。この物質はいくつかのことをもたらす。その変化が起きる時間は、人によって変わるが、恒久的な変化であり、元に戻ることはできない。また純粋に身体的な変化に留まる。

1.白人男性は身体が縮小する。白人女性の身長・体重とほぼ同じ程度になるだろう。この点に関しては個々人にどのような変化が起きるかを予測する方法はほとんどないが、私が発見したところによれば、一般的な傾向として、女性として生れていたらそうなったであろう身体のサイズの範囲に収まることになるだろう(その範囲内でも、小さい方に属することになる可能性が高いが)。

2.白人男性はもともとペニスも睾丸も小さいが、身体の縮小に応じて、それらもより小さくなるだろう。

3.白人男性のアヌスはより柔軟になり、また敏感にもなる。事実上、新しい性器に変わるだろ。

4.声質はより高くなるだろう。

5.腰が膨らみ、一般に、女性の腰と同じ形に変わっていく。

6.乳首がふくらみを持ち、敏感にもなる。

7.最後に、筋肉組織が大きく減少し、皮膚と基本的な顔の形が柔らかみを帯びるようになるだろう。

基本的に、白人男性は、いわゆる男性と女性の間に位置する存在に変わる(どちらかと言えば、かなり女性に近づいた存在ではあるが)。すでに言ったように、こういう変化は恒久的で、元に戻ることはできない。(現在も未来も含め)すべての白人男性は、以上のような性質を示すことになる。

これもすでに述べたことだが、大半の人は、私が言ったことを信じないだろう。少なくとも、実際に変化が始まるまではそうだろう。もっとも変化はかなり近い時期に始まるはずだ。ともあれ、1年後か2年後には、世界はすでに変わっていることだろうし、私に言わせれば、良い方向に変わっているはずである。

親愛を込めて、

オマール・ベル博士

ビリーはその文書を3回も読み返した。何か、できの悪いSF映画の話しのように思えた。こんなこと誰にもできっこないじゃないか。違うか?

「そのクレージーな科学者の主張を聞いた?」 メアリが声をかけ、ビリーは物思いから現実に戻された。

彼は顔をあげ、答えた。

「ああ。こいつのマニフェストをネットで読んだところだよ。そもそも、こんなバカ話を放送局が報道するなんて、ちょっと変だと思うけどね」

「そうよね。でも、この人、2年くらい前にノーベル賞を取ったのは本当よ。彼はある意味、スーパー天才だと、さっきテレビで言ってたわ。…だとしても、この人、常軌を逸してるわよね」

「プレッシャーのせいでああなってしまったんじゃないか?」 とビリーは肩をすくめた。「とにかく、もう仕事に行かなくちゃ」

ビリーはリビングへと行き、メアリの頬に軽くキスをした。

「6時ごろ帰るよ」

そう言って、彼は家を出た。

職場では何もかも比較的平常通りだった。ただ、誰もがベル博士のことと彼の異常な発言を話題にしていた。でも、すぐに、誰もがベル博士のことを忘れ去り、日常的な状態に戻った。

何事もなく何日か過ぎ去り、大半の人々は、このバカ話自体、すっかり忘れてしまった。気がふれたベル博士は、確かに一瞬、有名になったが、誰も彼を見つけることができなかった。


[2014/05/29] 本家掲載済み作品 | トラックバック(-) | CM(0)

田園で拉致されて (11:終) 

熱いシャワーを浴びながらジルはとめどなく啜り泣いた。事実上、ビルとの夫婦関係は終わったのだと思ってであった。そもそも、自分にはあの股間の疼きを抑えこむことなどできないのだと悟った。あの用務員に犯された時もそうだったし、アモスとトビーに無理強いされた時でもそうだったのだ。少なくとも愛する夫が見ているところだったら、淫らな欲情を抑えきれると思っていたのに。それすらできず、夫にはしたない姿を見せてしまった。

シャワールームに閉じこもってから45分後、ジルはようやく浴室のドアを開ける勇気を振り絞り、ビルが待つ部屋へと向かった。そして、そこにいたビルを見てショックを受けたのだった。ビルは素っ裸でベッドの端に座り、硬く勃起した男根をしごいていたのである。さらに追い打ちをかけるように、ビルの言葉が彼女を襲った。

「こっちに来て、俺のちんぽをしゃぶれ! エロ女!」

ジルは何を考えてよいか分からなかった。ただ、少しいたずらな気持が起きた。……そう、もう彼との結婚は終わったのだから……だったら、少なくとも、おしゃぶりはしてあげたい! と。

身体を包んでいたタオルを床に落とし、ジルは素裸になってベッドへと駆けより、夫の脚の間、床に座り、彼の股間に顔を寄せた。そして彼の手の代わりに自分の手で肉茎を握り、口を寄せ、涎れの音を立てながら、しゃぶり始めた。

夫のペニスを吸うのはこれが初めてだった。ジルは結婚してからのうちで最高の行為をしてあげたいと思った。夫に最高の気持ちをさせてあげたい。

……ビル彼を思い切り喜ばせてあげたい! 彼に追い出される前に、少なくとも一度だけでも…。だって、私はそんな扱いをされて当然の女なのだから! ええ、ビル………あなたは、淫乱娼婦を妻に持つような人じゃないわ。もっと立派な人!」

ジルはビルが髪の毛を鷲づかみにするのを感じた。そして、ビルの声を聞いた。

「お前は、本当にイヤラシイ女だ! これからは、お前は俺専用のエロ女になるんだぞ。俺はお前を娼婦として扱うからな! 毎週、金曜の夜にはベビーシッターに来てもらって、子供たちを見てもらう。俺はお前を町一番の薄汚れたモーテルに連れて行き、お前の身体を男たちに売る! しかも男たちの中でも、一番身体がでかくて、醜悪な顔をした黒人の男たちを選んで、お前を犯させることにする。たんまりカネを稼いでもらうから、そのつもりでいろよ!」

やがてビルは射精をし、ベッドに仰向けに倒れた。ジルは最後まで吸い続け、一滴残らず飲み、丁寧に仕上げの舐め清めをした。

その後、ジルもベッドに這いあがり、そして夫の顔にまたがった。

「その大きな身体をした黒人の乱暴者たちに私を売った後、あなた、私のあそこを舐めるつもりなのよね? 今から練習してみない? アモスとトビーに注ぎ込まれたのが、まだたくさん残ってるの!」

ビルはためらうことなく、彼女のぬかるんだ陰唇をぴちゃぴちゃ音を立てて舐めはじめた。それを受けて、ジルは、まだ夫婦関係が崩壊していないことを知り、この上なく安心したのだった。

数時間が経った。ジルとビルは、互いが満足するまで何度も口唇奉仕とセックスを繰り返した。その後、ジルは学校であの黒人用務員に犯されたこと、そして、その味が忘れられず、家でもセックスをしたことをビルに告白した。

翌日、ビルとジルは車からスーツケースを出し、新しい服に着替え、リゾート地へ向けて出発することにした。モーテルをチェックアウトするとき、ふたりは互いに腕を相手の身体に絡め、熱っぽいキスをしてホテルの従業員を赤面させた。

「リゾートに着いたら、すぐにお前を売りに出すからな! 滞在費を賄えるくらいは稼いでもらうぞ!」

有給休暇の日数はまだまだ残っていた。言いかえれば、夫婦関係を修復し、さらにふたりの関係にスパイスを加える時間がたくさん残っているということである。

リゾート・ホテルの正面玄関に車を寄せると、駐車係の男が車に近づいてきた。ジルはその駐車係をまじまじと見つめた。身体の大きい逞しそうな黒人男だった。

「ねえ、ビル? ………こっちに近づいてくるあの人、見て! 今夜あたり、彼が出したアレを私のあそこから吸ってみたいと思わない?」

おわり


[2014/05/16] 本家掲載済み作品 | トラックバック(-) | CM(0)

田園で拉致されて (10) 


それを聞いた瞬間、ジルはすべての希望を失った。ギラギラした目で迫るトビーに対して抵抗する気力が、もはや消えていた。

自分がアモスとトビーに行った行為のせいで、「本当の自分」の姿を夫に見られてしまったのは間違いない。ビルとの幸せな夫婦生活は、すぐに離婚という形で終わりを迎えるだろう。諦めの気持ちが彼女の心を支配した。

もうどうなってもいい……。将来に対して絶望したジルは、心の中で叫んだ。

「やって! やってよ、トビー! それを突っ込んで………! 私の身体を、それで引き裂いて…………! あなたの大きなおちんちんで私を殺して! もう、私なんか、殺してくれていいの………………。そういう悲惨な死に方をして当然なのよ!」

トビーはそんなジルの心境など我関せず、その膨らんだ亀頭を押し込み始めた。その亀頭は、明らかにジルの小さな割れ目には不釣り合いな大きさなのは誰の目にも明らかだった。ジルは両手でしわくちゃのシーツを握った。恐怖感が彼女を襲う。

「ううぅぅぅぅぅ………い、痛いッ…………い、痛いわぁぁぁ! ああぁぁぁぁ、お、大きすぎるぅぅぅぅ…………む、無理よ、大きすぎるのッ! あ、だ、ダメッ………ダメぇぇぇッ! あああぁぁぁぁぁあぁっ……アアっ! アアうううぅぅぅぅぅぅ!」

強烈な痛みが彼女を襲い、ジルは絶叫した。

「いや、イヤっ、だ、ダメぇぇ…………ああっ…あっ……あぁぁぁぁ………うぅぅぅぅ!!」

強烈な苦痛に身悶えするジルの身体にトビーは極太のペニスをさらに突き入れた。ジルは必死に逃れようとした。

「あいぃぃぃぃぃぃぃッ! ……………………イヤぁぁぁぁッ! や、やめてぇぇぇぇぇぇぇッ!」

トビーはさらに彼女の小さな身体に人間のモノとは思えぬ巨大なペニスを押し込んだ。そして、最後の一突きとばかりに強く腰をせり出し、とうとう根元まで埋め込んだ。

「あいぃぃぃぃぃ………………………!」

ジルの絶叫が小屋中に響き渡った。

ビルもアモスも、トビーがその男根をジルの身体にすべて埋め込んだのを見て、驚愕した。外からはもちろん見えないが、ふたりとも、トビーの男根がジルの腹部の中央まで侵入している光景を想像していた。だが、その後、ふたりはさらに驚くことになった。ジルが両腕・両脚をトビーの身体に巻きつけ、彼を抱きしめたからである。先にアモスに見せた反応と同じく、全身でトビーの肉体にしがみつき、彼の棍棒に向かって腰を上下に動かし始めたのだった。

それを見てアモスが歓声をあげた。「トビー、思う存分やってやれ!」

そしてビルも付け加えた。「そのアバズレ女に孕ませてやれ!」

その日、夜が明けるまで、ビルはエロティックな見世物でもてなしを受け続けた。彼の美しい妻が全身を使って黒人親子を喜ばすのを見続けた。

最初は、アモスがいわゆるワンワン・スタイルでジルとつながり、その体位を息子に実演して教えた。次に、ジルは四つん這いのまま、片方にフェラをし、もう片方に後ろからヤッテもらっていた。まるでサカリのついたメス犬のように!

肉の交わりは延々と続いた。夜じゅう、ジルの柔らかでセクシーな女体は、親にもその息子にも、究極と言える快楽をもたらし続けた。そして、そのいずれの行為も、ジルを愛していると思われる夫の応援を伴って行われたのだった。

小屋の窓の外、次第に明るくなり始めた。ジルはまばたきをし目を覚ました。そして、夜の出来事がすべて意識に戻ってきた。辺りを見回し、アモスとトビーがぐったりとして眠っているのを見た。アモスはベッドにトビーは床に寝転がっている。

そしてビルの姿も見た。依然として椅子に縛り付けられたまま、頭をうなだれている。彼もいつのまにか眠ってしまっていたのだろう。

ジルは、横に寝るアモスを起こさぬように、静かにベッドから這い降り、小屋の古い板張りの床が軋み音を立てるのではないかと心配しつつも、夫の元へと行こうと決めた。

夜の行為の間に、いつの間にかハイヒールは脱げていた。裸足で板張りの床を注意深く進み、眠っている夫の元へと近づく。ビルが縛り付けられている椅子に来ると、その後ろ側に回り込み、椅子ごと引っぱって、少しずつ移動し始めた。

ビルを起こしたくはなかった。起こせば、身体を動かし、音を立て、眠っているアモスたちを起こしてしまうかもしれないと思ったからだ。

丸々10分近くかかり、ようやくジルはビルの椅子を寝室の入り口まで引っぱった。

ようやく、寝室から抜け、小屋の居間へと来たジルは、夫を拘束しているロープを切った。そして、彼を起こすと同時に、人差し指を唇にあて「静かにしてて」と合図を送った。そして床に落ちてたドレスを拾い上げ、裸の胴体に巻きつけた。そうして、ふたりは静かに小屋の外に出たのだった。

ビルは早速BMWから牽引棒を外し、ふたりは素早く、一夜を過ごしたこの地獄の巣窟から抜けだした。車の中、ジルは胴体に巻きつけたドレスを解き、身体をくねらせて頭を通して身につけた。

ふたりとも、それぞれに考えに沈みこみ、一言も会話はなかった。ふたりとも自分の行った行為に苦悩していたし、ふたりとも、この夫婦関係はすでに終わったものだとみなしていた。この時点では決して修復不可能だと。

主要道路に戻り、ビルとジルは無言のまま互いを見つめあった。どちらもビルの実家にすぐに戻りたいとは思っていなかった。こんな状態でいるところを子供たちにもビルの両親にも見られたくなかったし、ましてや、起きた出来事を知られたくはなかった。

結局、ふたりは当初、予定していた目的地に向かうことにし、ビルは主要ハイウェイへと車を向けた。その途中、最初に現れたモーテルを見つけ、ビルはそこに車を乗り入れ、ジルを車に乗せたまま、フロントに行き、部屋を取った。

取った部屋はモーテル1階だった。その前に車を寄せ、ビルはドアを開けた。ジルはそれを受けて、素早く車から出て、裸足のまま、ドレスがはだけないように押さえながら、モーテルの部屋に飛び込んだ。


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