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A necessary change 「必要な変化」
かつては、ちゃんとした男になることについて悩んでいた。何時間も、自分の小さなペニスや、細い体や、男っぽいところがない点に苦悩していた。みんなが男とはかくあるべきだと言う型に自分が当てはまらないことを知っていた。そしてそのころ、あたしは、みんながあんなに必死にあたしに求めていた姿になんかなる必要はないのだと悟った。あたしはシシーでいても構わないのだと。それを悟って以来、あたしは、以前よりずっと、ずっと幸せになってきた。多分、それこそ、あなたたちも必要としてる変化なのかもしれないわね。
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No more secrets 「もう隠し事はナシ」
トランクスだけの姿でベッドに横たわる彼を見た。そして、あたしは、彼のことが、これまでの人生であたしが愛してきた人たちと同じく、愛してると悟る。ケビンは、優しくて面白くて、少なくともあたしの目には、これまで会ったどんな男よりもハンサムだ。一度ならず、あたしは不思議に思ってきた。あたしのような人間が、どうして彼のような男とつながることができたのだろう? そして、その疑問は、彼があたしの秘密を知らなかったからだということを認めることにつながってしまうのも避けられない。
でも、それも今日まで、あたしは誓う、今日からはすべてが変わると。彼を失っても構わない。もしそうなっても構わないと心の準備ができている。もっと言えば、そうなるんじゃないかと思っている。だけど、このまま嘘をつきとおすことはできない。彼には本当のことを知って当然だから。だから、あたしは、タオル1枚で体を包んだ格好でベッドの脇に立って、彼に話しかけた。「する前に、あなたに言わなくちゃいけないことがあるの」と。
「何?」 と彼は笑顔で何も知らずに聞き返した。彼のこの笑顔、どれだけ速く消え去ってしまうだろうと思った。あたしの脚の間に何がぶら下がってるか彼が知ったら、あたしが彼が女性と思ってるのと違ってると知ったら、少なくとも、あたしが、最初から女性でないと知ったら、彼は……。
「このことをこれまで千回はあなたに言おうと思ってきたのを分かって欲しいの」と、あたしはタオルの端を握った。「ただ……何も変わって欲しくないと思っただけだったの。あたしは、あなたが望むような人間になりたかった。願うのはただ……あたしたちがこれからも……分かって……ただ、何も変わらないでと願ってるだけなの……」
「な、何なんだよ?」と彼は、この状況の深刻さにようやく気づいたようだった。体を起こして言った。「それが何であれ、僕たちは大丈夫だよ。乗り越えられるさ」
「今はそう言ってくれてるけど……でも……ええ、すぐに分かるわ」 そう言って、あたしは目を閉じた。長い間、目を閉じ続けた後、深呼吸し、ようやく目を開いて言った。「ケビン、これがあたしなの。あたしの本当の姿を知った後も、あたしを愛してくれたらと願ってる」
あたしはタオルを開き、こわばった笑顔を繕って、「ジャジャーン!」と声を上げた。
どんなふうになると思っていたのか、自分でも分からない。怒り? 確かに。驚き? それは確実。でも、あれはあたしが予想していたことじゃないのは確かだった。震えながら立つあたしを前に、彼はくすくす笑っていた。
そして片手を上げて、「ごめん。君にとって大変な瞬間だったのは分かるよ。別に軽くあしらうつもりはないんだよ。でも、君がどんな人だったか、もう何か月も前から知っていたんだ。君もそれを知ってたとばかり思っていたよ」
「え? なんて?」 タオルが床に落ちるのもそのままに聞き返した。「し、知ってたの?」
「休暇中に君のお母さんに会ったとき、お母さんは口を滑らせてバラしてしまったんだ。それが、僕たちがまだセックスしていない理由?」
あたしはうなづいた。「あたしを……あたしを嫌いになると思って」
彼は立ち上がって、両腕であたしの体を包んだ。きつく抱きしめながら、「愛してる」と言った。そして、あたしのふにゃふにゃのおちんちんを握って「これすらもね」と続けた。
それこそあたしが聞きたかった言葉。
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夫は疑ってる顔つきをした。「君が上になってヤッた後、今度はあいつが上になってヤッたんだよね? 君たちふたりの会話を聞いていたよ、僕は」
妻はうなづいた。「ええ、そうよ。多分、何て言うか……多分、あたしは、あたしが上になっていた時に、あの人をすっかり……いわば、出し切らせたと思ったの。だけど、彼はまたやりたがって。彼が上になった時には、あたしはすでに疲れきっていたわ。それに、あの人が乱暴になるかもと恐れていたし」
「じゃあ、君は、やったけど、全然感じなかったと、ただ感じたふりをしていただけだと言ってるんだね? でも、僕には君は楽しんでいたように聞こえたんだよ。寝室でのことは大半、こっちにも聞こえていたんだ。あいつが上になった時も、君は感じていたんじゃないか?」
妻は悲しそうな顔になり、頷いた。涙が目にあふれてくるのが見えた。「どうしようもなかったのよ。いったん中に入れられた後は、だんだん気持ちよくなってきたの。2回とも。あたしが、その気になるとどうなるか、あなたが一番知ってるはずよ。どうか怒らないで。あの人が乱暴せずに帰ってくれるために、あの人をいい気持ちにさせなくちゃいけなかったの。多分、演技の点でちょっとやりすぎたとは思うけど」
夫は怒ったフリをしていたが、実際は、彼は、妻と男とのセックスがどんなふうに行われたのか、詳細を漁っていたのだった。彼も悲しい顔つきになり妻を見つめた。この事態についての追及をこれでお終いにすることだけはできなかったのだった。なんだかんだ言っても、あの時、寝室から聞こえてきた音や声からすると、もっと詳しく聞き出さないことには気が収まらなかったのである。
「あいつのアレだけど……黒いペニスだが……いったんそれに慣れた後は、僕のよりも気持ちよかったのか?」
ああ、何てこと? と妻は思った。これに関してはうそをついた方がいいと思った。男性が抱く恐怖については良く知っていた。あの男のほうが大きかったか? 気持ちよかったか? それに加えて、黒人の男性器というのも加味されている。黒人男性についての、あの噂も……
「いいえ、あなた。あなたのほど感じなかったわ。あれって、体に合わないっていうか、気持ちよかった時も、少し痛かったのよ。それに、奥深く突かれるたびに、怖かったの。激しく出し入れしてきて、あそこの中を傷つけられるんじゃないかって。でも、そうはならなかったので、その点は運が良かったけど」
夫は、「出し入れ」のところではうそをついてると思った。「奥深く突かれるたびに、激しく出し入れするんじゃないかと怖かったって言ったよね? 多分、あいつが上になっていた時のことを言ってるんだよね? 君が上になっていた時はどうだったのかな? 最後には感じまくってしまい動けなかったんじゃないのか? 君はイッたんだよね、その時は?」
妻は夫と目を合わすことができず、うつむいた。「ええ、イッたわ。抑えられなかったの。彼は知らない人で、彼のアレは……違っていたから。何もかも、あたしにはコントロールできなかったのよ」 彼女は正直に言うことに決め、この尋問から逃れるために、すべてを夫の前に並べ立てることにしたのだった。
「2回ともイッたわよ。あたしが上の時も、彼が上の時も。抑えきれなかった。むしろ、素直にオーガズムに達することで、あの人も早く射精して、家から出ていってもらえると思ったの。そして、そのことこそ、あたしがずっと考えていたことなのよ。彼をイカせて、ここから出てイカせること」
彼女は意図せずダジャレを言ったが、自分ではそれに気づかなかった。
夫はそのダジャレのことは言わないことにした。今は笑いを引き出すような時ではない。「じゃあ、気持ちよかった時でも、心の奥では、それを楽しんでいなかったと誓えるんだね?…… あの男が、君のお尻の下に枕を置く時の話しを聞いてるんだよ。中国に届くまで(
参考)奥に入れるとかの話し。そして、その話しの後に、君は長々とうめき声を漏らしたんだ。あれを聞いて、君は本当に気持ちよくなっているんだなと思ったよ」
奥に入れる? あの枕の時の話しをする夫の言葉を聞いて、妻は、面白い言葉の使い方だなと思った。「ええ、そうよ。その通り。彼は実際、本当に奥まで入れてきたわ。でも、思ったようには痛くなかったの」
「あいつがピストン運動をしてる時も音が聞こえていたんだ。多分、あの音は、あいつの睾丸が君のお尻を叩いていた音じゃないのか? 君は2回ともイッたって言ったよね? 君が上になっていた時と、あいつが上になっていた時。だけど、あの声からすると、実際、君は何度もイッたんじゃないのか?」
夫は正直な答えを求めて、妻を見つめた。
妻はだんだん嫌気を感じてきていた。自分はやるべきことをしただけだし、話すべきことを話した。なのに、夫は、自分があのセックスで感じまくった事実にいつまでもこだわるだろう。あのセックスの記憶は、大切に残しておきたいと思った。
「ええ、彼の上に乗った時に、1回イッたわ。それから彼が上になった時は、数回イッたのも本当。でも、どうしようもなかったのよ。いったん絶頂に達したら、ずっとイキ続けてしまって。あの人のアレ、あたしの中、今まで触れられていなかったところを突いていて……
……すごく興奮したし、あたしも燃えてしまって、後戻りできなくなったの。あたしには、あなたにごめんなさいと、分かって欲しいのと言うことしかできないわ! 純粋にカラダのことだったわ。心は関係しなかった。それに、もう、このことについて話し合いたくないわ……少なくとも、今は」
夫は妻の声の調子に気づき、もう尋問は止めようと思った。
「分かったよ。さしあたり、そのことについては忘れることにしよう」
妻は安心した。夫は縛られていた手首をこすった後、両腕で彼女を抱きしめた。夫に抱きしめられながら、妻はこっそりと笑みを浮かべた。彼女は心の奥底でも、体の奥底でも、あの男とのセックスを楽しんだし、長年にわたる夫とのどの行為よりもはるかに素晴らしいセックスであったのは事実なのだった。
それでも、彼女はそのことを夫に言うことは決してないだろう。今夜の経験はすごい経験だったわ。テレビと食器を奪われても、それに充分見合う経験だったの。ええ、そうよ。本当に。
妻はうつむき夫が前を膨らましているのを見た。勃起してるわ! 今夜は、まだ、しなくちゃいけない仕事が残っているみたいね、と彼女は思った。
おわり