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ポルノ・クイーンの誕生2 (3) 

ムースを使って、髪の毛を後ろにまとめ、カールしていないように見せた。そうやって、髪を男の子風に変えても、依然として僕は女の子のように見えていた。特に、耳にピアスを2つもつけていたし、明るい赤色の爪も、隠しようがなかった。実際、僕がこのように明らかに女性的なスタイリングをしているにもかかわらず、マークがそのことに触れないことの方が驚きだった。

男性使用人のユニフォームを着た後、キッチンに入った。マリアは朝食準備の作業をしていた。ベーコン・ソーセージと卵を何個か炒めていた。すでに、僕とトレーシーのためのフルーツ盛り合わせはできていて、テーブルに置いてあった。

「急いで食べて。マークさんはすでに起きていて、朝食を持ってくるようおっしゃってるの」

僕はできるだけ早く食べた。その3分後には僕は朝食の料理をいっぱいに載せたトレーを持って、メインの寝室のドアの外に立っていた。軽くノックをすると、中から、入りなさいと声が聞こえた。

中では、トレーシーは、素晴らしい全裸の姿態を披露しながらベッドに横たわっていた。そのベッド脇の床にはマークがいて、腕立て伏せをしていた。マークも全裸で、腕立て伏せの回数を数えていた。

ちょうど100まで数えると、マークはジャンプするようにして立ち上がった。

「腕立て伏せを100回やってからの、男らしいたっぷりの朝食! これに勝るものはないな!」

そう言ってトレーシーの横に座り、まるで何週間も食事していなかったかのようにがつがつと食べ始めた。

2人が食べている間、僕は床に散らかっている衣類を拾い上げ、その後、着替え室に入った。そこでも、落ちている衣類を拾い、片付け、次に浴室に入った。浴槽にお湯を入れ、エネマの袋に洗浄液を詰める。それから寝室に戻って、トレーシーを呼んだ。

トレーシーを呼び出し、彼女のあとに続いてバスルームに入った。トレーシーは、バスルームに入るとすぐに、僕を両腕で抱きしめ、ディープキスをしてきた。僕は恐ろしかった。今この時、もしマークがバスルームに入ってきたら、どうなるだろう。だが、幸いなことに、彼は入ってこなかった。トレーシーは、僕の恐怖感を感じて、僕を離してくれたのだった。

僕の体に巻きつけた両腕を解きながらトレーシーが言った。

「あなたの部屋に置いてきたエネマ用具、見つけた? 使ってくれたと思うけど」

それを見つけて、使ったと答えると、彼女はもう一度、僕にキスをした。

トレーシー自身がエネマを行い、浴槽に入った後、僕は寝室に戻った。掃除とベッドメイキングのためである。マークは椅子に座って、新聞を読んでいた。まだ、全裸のままだった。僕は、見ないように目を背け、ベッドのシーツを剥がし始めた。

マークは、僕がベッドのシーツを剥がしているのを見ると、立ち上がって、僕に声を掛けた。

「昨日の夜は、そのシーツ、ずいぶん汚してしまったなあ。気にしないでくれると助かるよ。ま、それはそうと、俺もシャワーを浴びてこようかな」

マークはそう言って立ち上がり、背伸びをした。彼の実に逞しい筋肉隆々の全身がはっきりと見えた。マークはその後、バスルームに入った。

ベッドを作り直し、寝室全体を掃除した後、僕はバスルームに戻った。マークとトレーシーの2人が入っているので、バスルームに戻るべきかどうか、分からなかったが、戻って掃除などをするのが普通のルーティーンとなっていたし、トレーシーも入ってきてはいけないとは言っていなかった。加えて、マークは、僕がトレーシーが裸でいるところを見ているのを知っているはずだから、問題ないと思った。

バスルームに戻ったとき、マークはシャワーを浴びていた。シャワールームの壁もドアも、透明なガラスなので、マークが全身に泡をつけているところがはっきりと見えた。だが、マークの体をいつまでも見ていたわけではない。トレーシーが浴槽から出る助けを求めて、僕に手を伸ばしたため、僕の視線はすぐにマークから離れた。

トレーシーの体をタオルで拭き、水気を拭き取った後、モイスチャライザーを塗り始めた。だが、同時に、僕は、どうしてもシャワールームの中のマークの体を盗み見していたのだった。なぜ、マークのことがそんなに気になったのか自分でも分からない。僕はそれまで、男の体が気になったことは、一度もなかったから。ただ、自分でも分かることは、彼の肉体があまりに均整が整っていて美しかったため、どうしても目を向けてしまいたくなるということだった。

トレーシーは、僕が彼女の方がおろそかになっていることに気づいたに違いない。モイスチャライザーをトレーシーの乳房に塗りこんでいる時、彼女は僕の頭を強く引きつけ、僕に彼女の顔を見るようにさせた。

「彼、ハンサムでしょ? 違う? でも、私にモイスチャライザーをつけている時は、私の方にもっと注意を向けてくれるとありがたいわ」

顔が熱くなるのを感じた。多分、顔が赤くなっていたと思う。トレーシーはくすくす笑ったが、他には何も言わなかった。

トレーシーの体にモイスチャライザーを塗り終えると、マークはシャワーを止めた。

「スティービー、タオルを取ってくれ!」

トレーシーは僕にタオルを渡して言った。

「スティービー? 私にしたように、マークの体も拭いてあげなさい」

トレーシーは僕の背中を押した。マークはシャワールームから出ると、僕に背中を向けた。本当に、他の男の体をタオルで拭かせられるとは、信じられない思いだった。何と言ってよいか、均整の取れた逞しい男性の肉体を見ることと、これは別であって、トレーシーの体を拭く時のように、他の男の体に触れることなど、予想外のことだった。

僕に体を拭かれるのをマークは気にするだろうか? 見たところ、まったくそのような気配はなかった。わずかに脚を広げて立っている。僕はマークの固い背中にゆっくりとタオルを当てた。信じられないほど固い筋肉で、大理石を拭いているような感じだった。マークはわざと筋肉を固くしているのかと言うと、そうではないようだ。だがまったく弛みがない。ほとんど、大理石の彫像に触れているような感じだった。それにもう1つ、マークは全身の体毛をすべて剃っていた。

背中を拭き終えると、トレーシーは僕の肩を押し下げ、ひざまずかせた。

「お尻の間のところもちゃんと拭いて。かぶれができると困るから」

マークのお尻まで拭かなくてはならないなんて、信じられない気持ちだった。そこを拭くなんて、親密すぎる。自分はマークとトレーシーの召使いであるのは分かっているが、これは、普通の召使いがすることではない。だが、この仕事から逃れる方法はなかった。トレーシーが後ろに立って僕を見下ろしているし、マークも背を向けたまま、僕が拭くのを待って立っているのだから。多分、僕が拭き始めたら、マークは断るはずだ。きっとそうだと思った。

でも、タオルをマークのお尻の間の谷間に押し付けても、マークは僕を止めたりしなかった。もっと言えば、マークは、拭きやすいようにと、さらに脚を少し広げたのだった。仕方なく、僕は、親指を使ってマークのアヌスにタオルを押し付け、そこの水気を確実に拭き取った。

お尻の後は、両足を素早く拭いた。これで仕事は終わったと思ったが、マークは後ろが終わると、今度は前を向いた。トレーシーは僕を引っ張りあげるようにして、僕を立たせ、マークの胸を拭くようにさせた。

背中の時もそうだったが、マークは胸板も非常に固いことに僕は驚かされた。胸の筋肉は非常に均整が取れた形に発達していたし、腹筋も引き締まって横筋が入っている(参考)。脇腹の贅肉(参考)も、その気配すらなかった。

胸板を拭いた後、トレーシーに促されることなく、自分からひざまずいた。いずれ、どのみち、トレーシーに脚を拭かされることになると分かっていたからだ。マークの脚や太ももの筋肉も、他の部分の筋肉同様、逞しく固く盛り上がっていた。

脚を拭き終わり、僕は立ち上がろうとした。だが、トレーシーは僕を押さえつけたのだった。

「もうすぐ終わりよ。最後の一箇所が残ってるわ」

僕は彼女がどこの部分のことを言っているのか分からなかった。

「まだ、マークの素敵なペニスと睾丸を拭いていないじゃない? そこを濡らしたままじゃ、私の愛する夫は歩き回れないわ。そうじゃない?」

それまでも、使用人として、マークの体を拭くのは適切じゃないと思っていたが、これは、その度合いをはるかに超えることだと思った。今度こそ、マークは他の男にあそこを触られたら拒否するだろうと思った。確かに、マークと比べたら僕は、どこを取っても、男らしさの点では劣るのは確かだ。だけど、僕が男であるのには変わりがない。いくらなんでも、そんな僕にあそこを触られるのは嫌がるはずだ。

だが、マークはトレーシーに文句を言う様子はまったくなかった。僕はひざまずいたまま、これを止めさせてくれるのではと期待して、マークを見上げた。だが、マークはただ笑って見下ろしているだけだった。「そのまま続ければいいのだよ」と言わんばかりの顔だった。僕は後ろのトレーシーを見上げたが、彼女も微笑んで見下ろしている。

これをしないための方法が何も思いつかなかった。そもそもトレーシーをがっかりさせたくなかったし、マークを怒らせたいとも思っていなかった。この仕事が僕には必要だし、住む場所も必要だった。これは避けられないと観念し、僕はタオルを手に取り、マークのペニスをタオルで包んだ。

タオルの上からマークのペニスを拭いたが、どうしても手が震えてしまった。マークのペニスがどれだけ大きなものか実感したのは、まさにこの時だった。圧倒的な重量感を手に感じた。しかも、全然、固くなっていない状態で、その重量感なのである。睾丸も巨大に感じられた。陰嚢の中、2つのゴルフボールがあるように感じられた。そして何より、この大変な仕事で最悪だったことは、マークのペニスを拭きながら、僕自身のペニスが勃起を始めているのが感じられた事実だった。

僕は、本当に苦しい悩みを感じていた。どうして僕は、他の男の陰部を触りながら興奮し始めているのか、まったく分からなかった。僕はゲイではない。にもかかわらず、どうして、興奮しているのだろう。同時に、マークのペニスも僕の手の中で固くなり始めるのを感じた。これにも驚いた。マークも、僕のこの行為を喜んでいるのだろうか?

マークは勃起を始めていたとしても、自分からはっきりと見せることはしなかった。一通り拭き終わったと判断すると、僕から離れ、シンクへ行きひげを剃り始めたからである。トレーシーは僕を立たせた。僕は彼女の前に立ったが、彼女は何気なく僕の股間を軽く触ったような気がした。僕が勃起していたのをトレーシーは知ったと思うが、彼女は何も言わなかった。ただ、にっこりと微笑み、そのまま、バスルームを出て行った。

マークがひげを剃っている間、僕はバスルームの清掃をした。マークは髭剃りを終えると僕に言った。

「シャワーの後、俺の体を拭いてもらったが、あれはすごく気に入ったよ。これからは、毎回してもらえると嬉しいな」

僕が返事をする前に、マークは僕のあごを軽く拳骨で叩き、バスルームを出て行った。

浴室の清掃後、寝室に戻った。マークもトレーシーもいなくなっていた。2人がどこに行ったのか知らなかったが、2人が寝室にいないと知って、僕はほっと安心した気持ちだった。汚れたシーツ類を抱え、洗濯室へ持って行き、その後、朝食の汚れた食器類を持ってキッチンに戻った。

[2006/11/17] 本家掲載済み作品 | トラックバック(-) | CM(0)