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シルクの囁き、ラベンダーの香り 第1章 (7) 

クリスは、そのまま立ち去ろうとしたが、ふと、レドモンド先生が片足の靴を脱ぎ、脱いだ足をベッドの上に乗せるのを見て、立ち止まった。彼女がスカートの裾を滑らすように捲り、ストッキングの付け根をあらわにするのを見て、眼を大きくした。シルクの暗めの色のストッキングのバンドの先、つるつると滑らかな白肌が露出しているのを目にし、クリスは股間が反応するのを感じた。彼女はバンドを伸ばし、光沢のあるストッキングを引き上げ、しわを伸ばしていた。そして、その脚のストッキングの調節に満足すると、次に反対側の脚に変え、ベッドに乗せた。

今度は、クリスの目には、彼女のスカートの中がよりはっきり見えていた。青いシルクの下着まで見えていた。そちらの脚のストッキングを調節する姿を見ながら、クリスのペニスは跳ね起きるように最大に勃起していた。突然、彼女は顔を上げ、クリスの方向に顔を向けた。クリスは、まるで銃で撃たれたかのように、ハッと引き下がって、身を隠した。そして慌てて階段へと向かった。覗き屋のように見ていたところを見つかってしまった恥ずかしさに、顔が真っ赤になっていた。

確かに、ジャネットはクリスの姿を見ていた。あのハンサムな若者が自分の姿を覗いていたのを知って、彼女は、クリスのことをキュートだと感じたし、おだてられた気持ちにもなっていた。

「落ち着くのよ、ジャネット! あの子は、大事なビジネス相手の息子さんなのよ」

そう自分に言い聞かせたジャネットだったが、ふと気づくと、下着が足の間を愛撫しているように感じたし、パンティの三角布が愛液で湿ってきているのも感じていた。

もっとも、ジャネットには、あの若者を惑わすことを心から楽しみ、簡単にやめられることではなくなっていた。このように気持ちが高ぶることがいつからなくなったか、思い出せなかった。すこしアルコールを飲みすぎていなかったら、ジャネットは、クリスにモーションをかけることはせず、自分を守る姿勢に入っていたことだろう。それでも、若い男性を惹きつけ、自分の周りを子犬のようにハアハアとまとわりつかせることは、気持ちを若返らせ、自尊心を高ぶらせることではあった。たとえアルコールが入っているとはいえ、2人の間の状況は自分がコントロールできるとジャネットは思った。

[2006/11/20] 本家掲載済み作品 | トラックバック(-) | CM(0)