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誰とやったか知ってるぜ 第3章 (11) 

家に着き、自転車を家の横に置いた。これなら、後でグラフ先生の家に行くとき、音を立てずに済む。

両親はすでに帰宅していた。お父さんはテレビでニュースを見ていて、お母さんはテーブルについていた。俺は手を洗って、食卓に着いた。夕食を食べながら、その日にあったことをおしゃべりし、食事後、俺は自分の部屋に引き下がった。

早速、パソコンをつけて、メールをチェックした。案の定、先生からのメールが来ていた。

「本当にお願いなのよ。家に来るのはやめて。夫がいるのよ。危険すぎるの。夫にばれたら、何をするか分からないわ。二人とも大変なことになるのよ。分かってるの? お願いだから、今回はやめにして」

俺は素早く返事を書いた。

「残念だが、グラフ先生、今夜も、お前は俺の指示を守らなければならないのだよ。先生には選択の余地はないのだよ。守らなかったら、先生が去年の夏、誰とやったか、今年の夏もどんなことをしたか、みんなに知れ渡ることになるんだ。リビングの明かりをつけて待っていることだな。これが最後だ。命令を守るんだぞ。ご主人様より」

メールを送信した後、シャワーを浴びにいった。ゆっくり時間をかけてシャワーを浴びたが、今夜のことを想像してしまい、なかなか勃起が収まらない。シャワーを終え、部屋に戻って、着替えをし、そのままちょっとベッドに横になった。

ふと顔を上げて時計を見たら、かなり時間が過ぎているのに気がついた。途中、アダルト・ストアに立ち寄る予定だったので、素早く起き上がり、こっそりと家から外に出た。自転車に乗り、アダルトショップに向かう。

ショップの前につき、あたりを見回し、誰も見ていないことを確かめ、素早く店内に入った。中には、男が数名と女が二人ほどいて、品物を見ていた。いろんな商品があってびっくりしたが、ともかく目的のものを捜すことにする。

最初のアイテムは、ビーズが数珠繋ぎになっているヤツだ。ビーズは一番大きなサイズのを選んだ。直径2センチ半はあるやつで、その銀色の球が7つほどナイロンの紐で数珠繋ぎになっている。

次の商品棚では、いろんなスタイルのがあって迷ってしまったが、ようやく望んでいたものを見つけた。電動式の道具で、「遠距離恋愛の彼氏」と名付けてある。リモコン式の卵型バイブだ。箱の裏には「どんなケータイにも合うよう容易にプログラム可能」とか「世界中のどこにいても彼女をイカせられる」と書いてある。俺はにんまり笑いながらレジに行き、支払いを済ませて、外に出た。

自転車に乗り、グラフ先生の家に向かった。この日も、先生の家の隣の通りに行き、ステファニーの相手の男の家の横に止めた。今日は、家じゅう真っ暗で静かだったので、誰もいないんだろう。グラフ先生の家には明かりが煌々とついていた。

早速、買ったばかりのリモコン・バイブを開け、指示に従って操作した。確かに箱に書いてあった通り、簡単にケータイにコードを入力できた。やっておかなくてはいけないことで残っているのは、後でグラフ先生のケータイを見つけ、そいつに同じコードを入力することだけだ。リモコン部分を取り出し、俺のケータイの充電口に差し込んでみた。こうやって発信するわけだ。パッケージの中には、黒ベルベッドの箱があった。そいつの中に銀色の卵型バイブを入れ、他のものもしまった。後は、ひたすら時間が来るのを待つだけだ。

時間が止まっているように長く感じられた。やがて近所の家々の明かりがひとつひとつ消え始めた。かなり夜も更けてきている。すっかり明かりが消えた家々も多くなってきた。俺は、家の間の茂みにずっと身を潜め続けた。

じっとしながら、あのクラブのことを考えていた。あのクラブの会員になって、グラフ先生をあそこに連れ込むことができないだろうか? だがどうやって金を作ったらよいんだ?

俺は、グラフ先生が、あのクラブのステージの上、椅子に拘束されているのを想像していた。両脚をぱっくり広げて縛り付けられ、両手首は頭の上に吊るされている。そんな姿のグラフ先生。そんなことを想像していたら、ズボンの中、勃起が猛り狂っていた。痛いほどだ。

グラフ先生の家に注意を戻した。いつの間にか、1階部分の明かりが消えていた。今は、一階のところは真っ暗になっている。もうすぐ、グラフ先生の、あの熟れた体を味わえると思い、心臓がどきどきし始めた。

2階の方をじっと見続ける。やがて、一つ明かりが消えた。そしてまた一つ。最後の一箇所だけ、まだ明かりがついている。そこだけを睨みつけながら、ひたすら待った。だが、なかなか消えない。辛抱強く待ち続けた。体中の血管が狂ったように脈打つのを感じた。「早く消えろ! 早く消えろ! 早く消えろ!」と小声で呟いていた。

ふと、後ろの方から車が一台走ってきた。振り向くと、パトカーだった。ちくしょう、警察に通報したのか、と思った。もう一度、家の方を見た。そして、最後の明かりが、ぷつんと音を立てるように消えるのを見た。

もう一度、振り返ったが、さっきのパトカーはただ巡視をしていただけで、あれが走り去った後は、何も来ない。他の車も通行人もいない。自転車のところに戻り、それを引っ張って、家の間の陰へと向かった。それから、もう一度、辺りに誰もいないことを確かめ、その後、自転車に乗り。ゆっくりとペダルを漕ぎ始めた。

通りに出て、グラフ先生の家の前を通り過ぎ、3軒ほど先まで走った。やはりグラフ先生の家は真っ暗になっている。先生の隣の家の庭に何本か樹が立っていて、陰ができてるのを見た。そこへと自転車を押して行き、静かに自転車を倒し、俺も地面に腰を降ろした。後は、リビングの明かりが灯るのを待つだけだ。

かなり遅い時間になっていた。いつ点くとも知れない明かりが点くのを待つのは苦痛以外の何物でもなかった。「さっさと点けよ。もう、旦那は寝たんだろ?」 そう独り言を言いながら待ち続けた。気分をリラックスさせようと目を閉じて、じっと黙想してみた。また、あのクラブのことが頭に浮かんでくる。

何分経っただろう。おもむろに目を開けた。そして、リビングの明かりが点くのが見えたのだった。

[2008/12/22] 本家掲載済み作品 | トラックバック(-) | CM(0)

デス・バイ・ファッキング 第3章 (11) 

そして、突然、アンドリューは、充分、おしゃべりはしたと感じたようで、私にキスをしてきた。顔中にキスの雨を降らせてくる。それから私の首筋にキスを始めた。男の人に首筋の肌を吸われることには、何か、とてもセクシーなところがある。高校生時代のことを思い出させるからかもしれない。高校生の時は、女の子たちは、首筋に残されたキスマークを隠さなければならないから。胸にキスマークを残されたこともあったけれど、ドニー以外には誰にも見せなかった。

アンドリューは、そういった高校生っぽいキスを丹念に首筋にしてくれていた。そのキスに、背筋に沿ってぞくぞくと興奮が走る。

その後、彼は首筋を離れ、胸へと向かった。ああ、アンドリューは、まるで、私の公式乳房検査官のよう。しかも、その検査をすべて唇で行っている。こんなにもすみずみまで胸を他の人に調べてもらったことは一度もない。彼の舌はじれったい感じだった。いや、私の言いたいことが分かってもらえるとすれば、この状況なら、多分、くすぐったくじわじわ興奮させる動きだったと言うべきかも知れない。

この愛撫の間ずっと、私は完全に受身のままでいた。ただ横たわって、彼に愛されるがままになっていた。アンドリューは私を愛することにかけてはエキスパートと言える。いや、彼こそ、私を愛することにかけての唯一のエキスパートのように思える。

ようやく彼の口は私の乳房から離れて、おへそへと降りていった。舌先でおへそを突かれいじめられる。とても官能的な感覚。どんどん興奮が高められてきていたし、その頂点へと近づいていた。

私は、自分がどうしてこんなにもうぶなのか、自分でも分からない。その時まで私はアンドリューがどこに向かっているか気づかなかったのだ。ああ、何てことを! 彼は私のあそこに口をつけようとしている。私にそれをしてくれた人は、誰もいなかったのに。しかも、さっき愛し合ったばかりのあの部分なのに! まだ、私が出した愛液でびちゃびちゃだったし、彼の出した体液も残っているのに。多分、私のあそこはとんでもない状態になっているに違いない。

ええ、そう。正直に言って、私は、誰かが私にそれをしてくれることを前から夢見ていた。でも、アンドリューはそれをしたいのだったら、前もって言ってくれたらよかったのに。そうしたら、ちゃんとその準備をしたのに。シャワーを浴びて、あそこをきれいにしたり、香水をつけたりできたのに。あそこにリボンを結んでおくこともできたのに。なのに、愛し合ったすぐ後というのだけは、困る!

でもアンドリューがすべてを仕切っていた。私は、全責任を放棄してしまっていたのだから、もし彼がそれをしたいのなら、私にはそれに反対することはできなかった。そういうふうに自分に言い聞かせた。これはもう私の手を離れたこと。だから、どうしようもできない。私の手を離れたことであって、ほんとに良かった。

彼の指があそこをいじっている。どんどん私を狂わせて行く。

そして突然、彼の唇があそこに触れた! 彼の舌が、陰唇の中心部の小道を這い、舐め始めている。これは、私の人生で最も驚くべき官能的な感覚だったかもしれない。彼の舌が私に素晴らしいことをしてくれている。彼は、歴史を専攻したと言っていたけど、学位はクンニリングスで取得したのではと思う。どうしても彼の顔を見てみたい。

顔をあげ、彼の方に目をやると、彼も私の顔を見ていた。このときのアンドリューほど、自分がしている行為を楽しんでいる人を見たことがなかった。彼の瞳を見れば、それが分かる。あの美しい濃茶色の瞳。二人の視線がぴったりと合い、見つめあっていた。そして私ははっきりと分かった。彼は私を愛してくれている。彼は私の体を崇拝してくれている。私に悦びを与えることを喜んでくれている。男性が女性のあそこを舐める行為なのに、それが、どうしてこんなにもロマンティックになれるのだろう? アンドリューは、口でも、手でも、そして瞳でも、私のことを愛してくれている。

確かに、さっき私たちは性交を行った。だが、それはただのセックスで、原初的で動物的な交尾に過ぎなかった。でも今は愛し合っている。とても官能的で、とても優しい気持ち。私は両手を降ろし、彼の頭を包んだ。どうしても彼に触れたくなったから。アンドリューは、とてもくつろいでいて、まったく先を急ぐ様子ではなかった。彼は、まさにしていたいと思ってることをしている様子で、私が許せば、いつまでもその場から離れずにいる様子だった。

[2008/12/22] 本家掲載済み作品 | トラックバック(-) | CM(0)