あそこの唇のヒリヒリ感は残っていたが、ほとんど気にならない程度になっていた。それでも、ジェフが挿入してきた時にモニカが感じたのは、自分がいかに長時間、そして激しくリチャードにカラダをむさぼられていたかということだった。 モニカは、リチャードの大きな亀頭が出入りするときに感じたゾクゾクした気持ちは感じなかったものの、ジェフのペニスは充分に大きいと思った。ジェフがもっと上手だったらいいのにと思わざるを得なかった。 そして、それまでと同様、この日の夜もジェフは長くは持たなかったし、女を喜ばせる動きもしなかった。ジェフに愛されている間ずっと、モニカはジェフとリチャードを比べていた。リチャードのことを思い浮かべながら抱かれていたら、ジェフとのセックスでもオーガズムを得られるのではないか。彼女はそんなことを期待して、ジェフに抱かれながらずっとリチャードのことを思い出していたのだった。 モニカは罪悪感を感じていた。あんなにリチャードとのセックスに夢中になってしまったことに罪悪感を感じていたし、いつかまた機会があれば、リチャードを体を重ねるつもりでいることにも罪悪を感じていた。夫の上司と交わした約束通り、彼女は、ある種の性行為も、体のある部分も夫には許さなかった。それはリチャードが相手の時だけ許される行為であり、カラダだった。 「ねえ、モニカ?」と、早すぎる射精を終えて満足げに仰向けになったジェフは、モニカに言葉をかけた。「いつか僕がシカゴに出張に出たとき、僕の部屋からこっちに電話をしようと思ってるんだ。電話越しにセックスできるんじゃないかって……」 「電話でセックス?」 「うん。多分、すごく楽しめるんじゃないかって思うんだけど」 「そんなことしたら、すごくおカネが掛かっちゃうわ」とモニカが心配そうに言った。だが、すぐに彼女はクスクス笑った。「だけど、そもそも、うちは電話を引いてないわよ。ウフフ」 「電話会社は、初めての客には前払いをさせてるんだけど、でも、次の給料日の後なら、電話を引き込むことができるんじゃないかな。今度、確かめてみるよ」 モニカは、2回ほど公衆電話で実家の母に電話していた。だから、電話料金のことはよく知っていたし、長距離電話のことも知っていた。「でも、コレクトコールって言うの? それをするためにはオペレーターさんを通さなくちゃいけないし、おカネもかかるんでしょ? 料金はいくらくらい? 最初の3分に1ドルくらいなのは知ってるけど、それを超えたら、もっとかかるんでしょ?」 ジェフは笑って、モニカの胸に手を伸ばした。「その場合は、僕たち早く済ませなくちゃいけないね」 そう言って、優しく彼女の乳房を揉んだ。「早く済ませられる?」 「そうしなくちゃいけないわね」とモニカは笑みを浮かべた。だが、彼女は心の中でつぶやいていた。……ジェフはあたしがイッたかどうか気になったことがないの?……とはいえ、すべてのことにかすかに罪悪感を感じていたことも事実だった。 その2日後の昼、モニカは夫の職場である駐車場を訪れた。ジェフと一緒に昼食を取ろうと思ったからだった。リチャードの顔を見たモニカは、明るい笑顔で挨拶をした。その頃には罪悪感はほとんど消えていた。彼女の目は「問題はないわよ」と伝えていた。 ジェフは、モニカがリチャードに挨拶するのを見ていたが、ひとかけらも疑っている様子はなかった。モニカとリチャードは、ジェフの目の前で無言でメッセージを交し合っていたにも関わらず、彼にはまったく気づかないのだった。 モニカはまだ10代で、高校も卒業していなかったので、夏の間、仕事をすることはアルバイトとですら、ほとんど不可能だった。加えて、仕事に行くための車もなかった。モニカたちが住んでいる地域では、たいていの仕事は、街の中心部のオフィスかデパートが職場であり、そこに通うには車が必須だった。 そこで、モニカはたいていの日は、ラジオを聞きながら掃除したり、映画スターのゴシップや若者の恋愛事情についての記事が載ってる雑誌を読んで過ごしていた。そういう毎日は、すぐに退屈になるだろうとは分かっていたけれど、さしあたり今は、次にリチャードが来るときのことを想像して暇をつぶすのだった。 その翌日、ジェフが仕事に出た後、モニカがカウチに座って、ラジオを聞きながら雑誌を読んでいた時、誰かが階段を上がってくるのが聞こえた。……まさか、リチャードが来たの? だけど、ジェフがこの町にいる時に来るなんて、あり得ないはずなんだけど…… ドアをノックする音が聞こえた。彼女はサマードレスを着ていたが、ブラジャーは着けていなかった。でも、ドアの向こうにいる人が夫かリチャードなら、気にすることではない。……リチャードに違いないわ! モニカはワクワクした気持ちでドアを開けた。 「こんにちは」 ドアの向こうにいたのは、作業服を着た男だった。電話機を抱えつつ、帽子を脱いで挨拶してる。「下にいる婦人から、あなたのお部屋がこちらだと伺ったもので。ご注文の電話の設置をしにまいりました」 男は、一度モニカの胸元へ視線を落とした後、ゆっくりと彼女の顔へ視線を戻した。それを見てモニカは顔を赤らめた。リチャードが来たと期待し、乳首が硬くなっていたのに気づいたからだった。 「……でも、あたしたち電話なんか注文してませんよ。そんな余裕は……」 「もう支払い済みになってます。こちらが支払った方の住所です」 モニカは、多分ジェフが払ったのだろうと、男が出した書類を見た。だが、支払人は彼女の両親だった。注文書には伝言が添えてあった。「電話をつけてもらったら、電話してきてちょうだい。交換を通してコレクトコールでいいわよ。それに、連絡を取り合えるように、そちらの番号も教えて。いつかけてきてもいいから……」 「どちらに取りつけましょうか?」 「その色のしかないの? 黒だけ?」 「車に戻れば、赤と青の電話もありますよ。ご注文は黒電話だったもので。ですが、月々50セント追加料金をお支払いいただければ、他の色のに変えられます」 「あら、おかねがかかるの? だったら黒電話のままでいいわ」 「分かりました。それで、どこに設置しましょうか?」 「ベッドわきの、あのドレッサーの上にお願い」とモニカは答え、またも顔を赤らめた。ベッドのことを言った時だった。知らない男の人に自分たちのベッドを指さすのは、恥ずかしかった。このアパートの問題のひとつが、これだった。誰を招いても、自分たちのベッドを見せることになってしまう点。 この部屋には、実際、前に電話が引かれていたらしい。前まで住んでいた人たちが引いていたのだろう。その人たちは、電話をキッチンのカウンターに引いていた。 「だとすると、電話線をこっちまで伸ばす必要がありますね。でも、数分で済みますからご安心を。将来的にひとつの家に2台設置するのをお考えなら、月々たった2ドルで可能ですが?」 モニカは思わず笑ってしまった。「このアパートで電話を2台なんて考えられないわ。1メートルも離れていないところに、もう1台なんて、うふふ……」 彼女が笑った時に、胸が上下に揺れるのを、電話の男は見逃さなかった。 「分かりませんよ。友だちや親せきと会話するときのために2台欲しいというお客様も、割といるんです」 「なるほどね。でも、さしあたり、あたしたちは1台で十分だわ」 回線がすでにできており、壁の穴開け工事も不要だったので、電話機の設置自体はすぐに終わった。男が作業をしている間、モニカは、魅力的と言えるその男のところを見続けていた。彼の体を見ていた。 男性ふたりと経験を持ったばかりのモニカにとって、すべての男性が興味の対象になっていた。もちろん、セックスのためではないが、とにかく好奇心をそそられるようになっていた。 男はベッドに腰掛けるようにして作業していた。彼が座っている位置は、モニカが寝る時に、ちょうどお尻がくる位置だった。ジェフと一緒に寝る時、彼が右手を使えるよう、モニカは右側に寝る習慣になっていた。 今は夏の昼下がり。気温がどんどん上がっていた。電話の男は作業着を脱ぎ、シャツ姿になっていた。別に肥満体ではないが、彼はベッドに座ったまま、床に配線を固定するため前かがみになっていたので、ズボンの中から尻が少しはみ出ていて、尻の割れ目が見えていた。 それを見ただけで、モニカの心は、リチャードが敷いたレールに乗ってしまった。あのいち夜、カラダを重ね続けた結果、彼女の心にはしっかりと軌道ができていたのである。男性とふたりだけでベッドの近くにいることも相まって、彼女の心は、ほとんど自動的にセックスのことを思い始めていた。モニカはしばらく男の尻の割れ目を見続けた後、ベッドの反対側に回り、男の正面にくる位置に腰を降ろした。 電話の設置自体はすぐに終わったものの、電話会社から新しい番号の割り振りを待たなくてはならず、それは予想以上に時間がかかった。その間、モニカは彼に対面するようにカウチに座っていたが、ドレスの裾が膝上までめくり上がっていた。男はちらちら彼女のことを見ては、すまなそうな微妙な笑みを繰り返し浮かべていた。 ずいぶん待たされるのねと思いつつ、モニカは、男が目を離すのを待って、左側に体を伸ばし、サイドテーブルにあった雑誌を取った。その時、自然に脚を広げたのだが、それを受けて、スカートの裾がさらにめくれ上がった。 モニカは何気なく、その動きをしたのだが、そうしつつ、脚を広げた瞬間に男が視線を戻したことも充分知っていた。 彼は低い姿勢をしていたので、多分、脚の付け根まで見えていただろう。モニカは、それに気づきながら、少なくとも5秒くらいは、そんな脚を広げた姿勢のままでいた。その後、わざと雑誌の表紙を確かめ、興味がないようなフリをして、別の雑誌を取ろうと、また同じ格好になった。今度は前よりも脚を広げる形になった。 もちろんモニカは、この行為を意識してやっていたし、楽しんでもいた。初めての体験ということもあって楽しかった。自分は主婦で、立派な大人となって、自由に行動できている。そして、今は男性とふたりきりで部屋にいる。その男性は、自分に対して性的な想像をしてると知りつつ、そうしてる。 背伸びするようにして、別の雑誌を選ぶフリをした。わざと脚をさらに広げて。今度は、パンティがちらりと見えたばかりか、白いパンティだというのも見えていたはずだし、かすかに陰毛の影も見えていたはず。どのくらい見えているのか分からなかったので、モニカは、しばらくその姿勢のままで、何か特定の雑誌を選んでるフリを装った。これだけ時間をやったら、ちゃんと見えてるはず……そう思えるまで。 チラッと男に顔を向けたら、男は素早く視線を外した。「あら、いやっ!」と言いながら、スカートがめくり上がってることに初めて気がついたフリをし、つつましやかに、裾を元に戻した。もちろん、男は見てないフリをしつつ、ずっと見ていた。 テストの通話をした後、彼は紙にメモし、モニカに手渡した。「はい、これが新しい番号です」 「それに運がいいですよ、奥さん。今のところ、共同回線ではなく個人回線として電話を使えます。隣のブロックの人はできないんですがね。その状態がいつまで続くかは保証できません。誰かが後で回線に加われば変わります。ですが、今のところ、共通回線をお客様だけで独占してる状態ですよ」 「ということは、共同回線の安い料金のままということ?」 「そうです。今のところは。誰かが新たに加入するまで、この状態です」 「良いわね。ありがとう」とモニカは立ち上がり、彼から書類を受け取った。「電話をつけるなんて思っていなかったわ。これで、うちの親と話せるばかりか、夫が出張しでも、話せるようになる」 モニカの頭の中では、すでに、ジェフが出張したときに電話越しのセックスをすることも考えていた。誰に聞かれることもないと分かれば、気になることは、時間と料金だけとなる。 「ご主人は出張中なんですか? あなたのような美人の奥さんをひとりにしておくなんて、残念だなあ」 男はそう言いながら、またも、視線をモニカの全身に走らせた。そして、モニカも、脚の間が疼くのを感じた。いまや、お馴染みの感覚になっていた。 モニカは、自分がいかに危険な状態にいるかに気づき、顔を赤らめた。今だけではない、いつも危険な状態にいる。「あ、でも、そんなに長く家を空けてるわけじゃないんです・時々、半日程度、町を離れる感じ」 モニカは嘘をついた。こう言っておけば、多少は安全だと思ったから。半日程度と言えば、夜は独りではないと分かるはず。 男は何かうまいことを言おうと頭を巡らせた。この会話を何か性的なものに変えることはできないだろうか、と。「それは淋しいですよね。でも、ご主人が泊りがけの出張に出たときには、これからは電話があるので、ご主人とお話ししながら、ベッドですごく気持ちよくすごすこともできますよ」 モニカは顔を赤らめ、今の言葉の性的な面に気づいたことを示す言葉を言った。「ええ、そういうことがあったら、楽しいわね」 電話男は思った。電話の取り付け作業で奥さんしかいない場合が割と多いのだが、そんな場合、普通、電話をベッドサイドに置くということはない。これは稀有なチャンスかも。しかも、この奥さん、若いし、可愛いし、こんなに良いカラダしてるのは見たことがない。 他の主婦たちと会話してきた経験から、男はさらに性的な会話につながりそうな言葉使いをした。「ええ、料金がすごく高くなるのは残念なんですがね。話しの内容によっては、長距離電話でするには長くかかりすぎることもあるし……」 それはモニカも言いかけたことだった。彼女が思ったことは、夫婦の一方にとっては長くかかりすぎるかも、ということだった。 そういう返事をしていたら、この男が会話をリードする可能性が無限に広がったことだろう。だが、モニカが実際に発した言葉は違った。「でも、主人は泊りがけの出張はしないから、長距離電話の料金についてはあんまり心配しなくてもよいかもしれないわ」 心の赴くままに話しを進めたら、どこまで行ってしまうか、不安になったのだった。……いけないわ。あたし、知らない男性に何かエッチなことを告白してしまいそうになっていたかも。 カウチに座り、彼が働く姿を見ながら、モニカは夢想していた。男が情熱的にキスをした後、ドレスを脱がすのを。そして、乳房が露わになると、男は前かがみになって覆いかぶさり、乳首を口に含むのだ。 さらに、男のペニスについても思いを巡らしていた。あの作業着のズボンの中に、どんなものを隠しているのだろう? リチャードとセックスした間、彼はしきりに自分のペニスとジェフのペニスを比較していた。それに慣らされたモニカは、当然のように、他の男性を見ても、彼らのペニスについて想像してしまうのだった。 そして彼女はあることを思いついた。リチャードに教わった、口で男性を愛してあげる行為である。アレをするとしたら、そんなに時間はかからない。それに、ジェフとリチャード以外の男性のアレがどんなふうになってるのかも知りたい。リチャードには、夫にはフェラをしないと約束したけど、夫以外の男性に対しては、何も約束してないもの。 もし、モニカが彼のペニスを見ることができていたら、彼女は、リチャードばかりでなくジェフのよりも短いものの、ふたりよりも太いペニスがあることを知ったことだろう。驚くほど太いわけではないが、根元から先端にわたって全体的に太いペニスだ。それを中に入れられたら、恐らくモニカは目を丸くして驚いたことだろう。 モニカは、危うくフェラのことを言いそうになっていた。それを思っただけで、彼女の顔は真っ赤になっていた。男はモニカが顔を赤らめたのを見て、どうして赤くなってるんだと、いぶかしく思った。
だが、モニカが驚いたのは、アヌスではなくバギナの方だった。リチャードのせいでモニカのあそこは若干、ヒリヒリした痛みを感じるようになっていた。彼のペニスがジェフのよりも長いからというよりは、むしろ恐らく、リチャードの亀頭がジェルのよりも太いせいによるのだろう。さらに、彼が、挿入をするたびにモニカが見せる反応を見るのを楽しんでいたせいでもある。 リチャードは、亀頭部分だけを使って出し入れをする動きを繰り返していた。入れるたびに、彼女の陰唇が広がり、亀頭部分に愛しそうにまとわりつき、包み込む感触がたまらない。彼女のその部分は、入れる時は、キツク閉じているのに、押し込むと、抵抗を諦めたかのように屈服して唇を開く。それなのに、抜くときは抜くときで、今度は名残惜しそうに抜き切るときまで離そうとしない。極上の感触だった。そして、モニカもその動きを喜んでいた。とは言え、かなり擦られ痛みが生じていたことは否めない。 リチャードは、内実、意図的に彼女に痛みを残すよう動いていた。明日になり、自分と別れた後も、モニカは、陰唇のヒリヒリした痛みを感じ、自分との行為を何度も反芻することになるだろう。それを狙っていた。さらに、多分、明日の夜になるだろうが、ジェフが戻り、モニカとセックスするときにも、この痛みを感じるとしたら、なおさら面白い。 リチャードは、モニカの中に入った回数でも、時間の長さでも、ジェフを超えたいと思い、盛んに抜き差しを繰り返したし、モニカの方も自ら腰を突きあげ続けた。ほとんど、つながりっぱなしでいたと言ってよい。 ふたりは、実際、結合したまま、うたた寝した。ふたつある枕のうち、ひとつは仰向けになってるモニカが使った。もうひとつの枕は、いつの間にか床に落ちていたが、リチャードは、それを拾うのもおっくうと感じ、モニカに覆いかぶさったまま、彼女の肩を枕がわりにして眠った。仮眠をとる間も、リチャードは、ほぼ勃起をしてる状態で、モニカの中に埋め込んだままだった。 もちろん、リチャードは目標を軽々と達成した。結婚してから3週間、その期間で通算してジェフがモニカの中にいた時間が計測できるとして、リチャードは、それよりも多くの時間をモニカとつながってすごしたのだった。しかも、たった一夜で。単に時間だけの話しではない。彼は、ジェフのよりも長く、亀頭も大きいペニスを使って、考えられるあらゆる方法でモニカの体を堪能した。 だが、モニカが一番楽しんだのは、彼のペニスではなく、むしろキスであった。実際、リチャードはジェフよりもキスが上手だったし、ふたりは、唇を重ねることができる体位でいるときは、ほぼいつも、キスをしていたと言える。 若く、未熟だったモニカは、キスを愛の行為であるとみなしていた。実際、初めてオーガズムを感じたのも、セックスをしながら、キスされたことが大きな理由だった。 オーガズムについて言えば、リチャードとの最初のセックスの後、モニカが彼に生まれて初めてのオーガズムだったと言ったことは、リチャードを大いに喜ばせ、彼の自尊心をとてつもなくそそり立てた。モニカは、最初は、自慰でオーガズムを味わったことを秘密にしておくつもりだったが、セックスの情熱に任せて言葉のやり取りをしているうちに、どうしても、それを秘密にしておくことができなくなってしまったのだった。 モニカは、あの「廊下での出来事」のことを再び話題にし、ひょっとしてリチャードが部屋から出てきてくれるかもしれないと、少し待っていたと言った。それを聞いてリチャードは「もったいないことをしたなあ」と笑った。「だけど、俺が知らなかったのは多分良かったかもな。知ってたら、お前にとって生まれて初めての本物の男とのセックスが、廊下で立ったままのセックスだったってことになってしまったかもしれないからな」 それを聞いてモニカは嬉しそうな顔でリチャードにしがみついた。夢中になって彼にキスを繰り返しながら、「いろいろ教えてくれてありがとう」と言った。本当は「愛してる」と言いそうだったが、それは口には出せなかった。 もし、その言葉を言っていたら、リチャードにとっては、その前の会話よりも嬉しいことだっただろう。実際、リチャードはその言葉をモニカに言わせようとしていたのだが、彼女は直接的には言わなかった。その言葉を言ったら、ふたりの関係は確定的になっていたと言える。 だが、言葉は別として、モニカの振る舞いの変化は、非常に明らかだった。嫌々してるようなそぶりは消え、もっと多くを自ら求める態度に変わっていた。リチャードの頭を抱きかかえキスしながら、しきりと彼の分身に向かって自分から腰を突きあげてくるようになっていた。たった一夜で、しかも、夫から車で4時間しか離れていない場所で、モニカは貞淑な新妻から、体を使われるのを喜んで求めるオンナへと変わっていた。 リチャードは、モニカをこれほどまで変えたことに有頂天だった。そして、この支配力を使って彼女を新しいレベルに押し上げようとした。 「モニカ? お前は、ジェフのアレを口に入れたこともなければ、アナルセックスもしたことがなかった。だが俺とはしたわけだ。だから、これは俺たちだけのことにしたいんだが、どうだ? 口でするのもアナルセックスも俺と一緒の時だけにするんだ。そうすると、俺とお前の間の特別なコトと感じられると思うぞ」 そう言った後で、今度は、自分がどれだけモニカを支配しているか、確かめる質問だ。「お前もそうしたいと思わないか? ジェフには口でやるのも、アヌスですることも許さないんだよ。どうだ?」 もちろんリチャードには、このようなことを求める権利などなく、どうするかはモニカの勝手だったが、彼女は一瞬もためらう素振りは見せなかった。「いいわ。ジェフには、これまでしたこと以外はさせないことにする!」 それほど彼女はリチャードに、いや、リチャードのとのセックスで得られる肉体的、心理的な快感に魅了されてしまっていたのだろう。 「約束するか?」 「約束する」 その返事を聞いた瞬間、リチャードは部下の若妻を完全に支配したと確信した。自分だけがモニカを相手にできる行為が確定した瞬間だった。と同時に、ジェフが、知らないうちに、「夫の権利」のいくつかを喪失した瞬間でもあった。 それから、しばらくしてリチャードは帰っていった。すでに、夜は明け、陽も高くなっていた。アパートの階段を降り車を出すとき、特段、音をたてないようにと注意する必要もない時間になっていた。 モニカは裸でカウチに横たわったままの姿でリチャードを見送った。疲労感はあったけれども、充実した疲労感だった。何もかも初めてのことだったので、自分の体がどうなったのか分からなかった。リチャードが帰った後、ぐったりとしたまま、手鏡を取り、自分の股間を見てみた。その部分は、リチャードのせいで赤く腫れあがっていたが、むしろ、そのような状態にされたことが嬉しい気もした。念のためにアヌスの方も確かめた。そちらは普通の状態だったのを見て、安心した。 モニカが罪悪感を感じたのは、ずっと後で、その日の夜、ジェフがシカゴから戻ってきて、彼女にカラダを求めてきた時だった。
 Obsession 「強迫観念」 「彼の奥さんに、無理やり、ああさせられたって聞いてるよ」 とあたしの旧友のひとりが言った。 「いや、僕の場合は違うよ。彼は、なんかの事故にあったって聞いたんだけど」と別の友人が言った。 「あれは、邪悪な精神医が彼に催眠術を掛けたんだよ」と、また別の旧友が言った。「あいつが、あんまりたくさんの人妻と浮気を繰り返すものだから、って」 あたしは、みんなの推測を立ち聞きしながら、微笑んだ。もちろん、みんな、あたしが聞いてるとは思っていない。それに、たとえ聞かれているのが分かっても、みんな、気にするとは思えない。彼らにとっては、あたしは、ただの女体化された裸の淫乱にすぎないから。そして、あたしの外面いについては、その特徴づけは完全に正しい。でも、あたしの心の奥底には、それとは別の存在も生息している。昔のあたし、すなわち、ボクは、まだ表面下に潜んでいるのだ。ただ、何もできず、自分自身の行動をどうすることもできずにいるのだけれども。 もし、みんなが本当のことを知ったら何と言うだろう。そのことを考えずにはいられない。みんな、心配するだろうか? そもそも、そんなこと信じてくれるだろうか? あたし自身ですら、ようやく信じることができたというのに。実際に、身をもって経験してきたあたし自身ですら、やっとの思いで信じることができたというのに。 分かって欲しいのだけど、あたしもかつては普通の男だった。というか、少なくとも、男と言えそうな存在だった。割とイケメンで、腕力もあり、もちろん女が好きだった。典型的なプレーボーイ。だけど、突然、何の前触れもなく、あたしの人生が急変してしまったのだった。そうなってしまった理由はひとつだけ。でもとても重要な理由だった。 それは、突然、あたしはおちんちんが欲しくてたまらない状態になってしまったということ。 みんなの気持ちは分かる。あたしが気ちがいじみたことを言ってる、と。ストレートの男だったのに突然、男性器に憑りつかれるなんてあり得ない、と。そんなの、訳が分からない、と。人間の性的志向は、そんな変化はしないものだ、と。 まあ、でも、あたしの場合、本当にそうなったとしか言えない。それに、それ以前まで、女性のことが気になって仕方なかった頃の気持ちよりも、男性のことが気になって仕方ない気持ちの方が強くなっていたのだった。というか、男のカラダことしか考えられない状態になっていた。憑りつかれていた。夜も眠れない。食事も満足に取れない。自分の世界が、すべて、他の男性の性器を崇拝することを中心に回り始めたのだった。 そうなってからゲイサイトのGrindrに登録するまでは、すぐだった。それはちょっとは助けになった。でも、逞しい男性の肉体をちょっとだけ味わうたびに、もっともっと欲しくなっていった。欲しくてたまらない状態になっていった。そして、やがてあたしは、他のことはどうでも良いと思うところにまで達してしまった。アレを唇で包んでいなければ、それとも、アレをお尻の穴に入れてもらっていなければ、ちっとも幸せを感じないような状態になっていた。 多分、あたしは気が変になったのだろうと思う。どこか狂ったところがあるのだと思う。でも、あたしはそんなことは気にしない。必要なモノを得られてる限り。そして、実際に、その必要なモノは得た。数えきれないくらい何回も。でも、それ以上に、あたしは、欲しいモノを手に入れるチャンスを得られる立場になれるよう、自分の外見も変え始めた。そして、すぐに、当たり前と言えば当り前だけど、あたしにとっては恐ろしい事実に気がついたのだった。……女性の方がゲイの男性より、たくさんおちんちんのご褒美をもらってるという事実。だから、自分も女性に変わろうと思うのは、理にかなった判断だった。 そして、実際、あたしは女体化した。ホルモン。手術。それがどれだけ犠牲を要しようとも、あたしは躊躇わずにそれを行った。そして、それは功を奏した。女性っぽくなればなるほど、あたしは男性にとって好ましい存在になっていった。そして、今は? まあ、ほぼ完ぺきと言える。好きなだけ、男を頬張ることができるようになっている。それができさえすれば、あたしには他に何もいらない。 If you like this kind of stories, please visit Nikki Jenkins' Feminization Station https://thefeminizationstation.com/home/
リチャードは、モニカにしばらくしゃぶらせ続け、再び勃起を取り戻した。この日すでに、モニカにセックスによるオーガズムを味わわせたばかりか、口を使った愛撫も、69も、ミルク飲みも教え込んだリチャードだったが、さらに進んで、もうひとつのことを教え込んだのだった。自分好みのオンナにするためには、アナルでもつながれるような女でなくてはならない。 彼の意図に気づいたとき、さすがにモニカもあわてたが、リチャードはすかさず、どのカップルもやってる普通の行為だと嘘を言い、うぶな彼女を説得した。リチャードはモニカの処女を奪った初めての男になることはできなかったが、それ以外の行為については、すべて最初の男になりたがったのだった。 リチャードは、モニカをうつ伏せにし、下腹の下に枕を置き、尻を浮かせた姿勢にした。そしてワセリンを使う。彼がその部分に挿入を始めたとき、モニカは痛みを感じたが、それは最初だけで、予想外にわずかな痛みだけだった。リチャードは、亀頭部分が彼女のアナル入口の筋肉を通過するとき、できるだけ痛みを伴わないよう、力を込めて素早く通過したからだった。彼は、いったん、頭部を挿入できれば、肉茎自体はさほど太くないので苦痛はなくなると知っていた。 モニカの体を慣らすよう、リチャードは、しばらくの間、優しい動きを続けた。その後、彼はモニカの体を抱えたまま、左側を下にして横寝になり、右腕を彼女の胴体に、左腕を彼女の首に巻き付ける姿勢になった。背後から回した両手で、左右の乳房を揉みながら、ゆっくりとした動きでアナルに出し入れを続ける。 そもそもアナルセックスをロマンティックな行為にできるかどうか分からないが、リチャードは、この行為をモニカにとってロマンティックなことに感じてほしいと思い、顔を彼女の首筋や耳にすり寄せ、情熱的にキスを繰り返した。 モニカは、男女がつながるべきところではないところを突かれているのに違和感を感じつつも、乳房を愛撫され、熱っぽく首筋にキスをされ続ける間に、次第に官能が高まってくるのを感じ、徐々に、悩ましい声を上げ始めた。このつながり方でも感じることができると思い始めていた。 一方のリチャードは、モニカのアヌスを犯しながら昔のことを思い出していた。リチャードがアナルセックスがリードできたのには、訳があったのである。実のところ、彼は10代の頃に、このような形で年上の男に愛されたことがあったのだった。その男は、その行為の後、お返しとして逆にリチャードにも同じことをさせた。もちろん今のリチャードはホモセクシュアルではない。だが、彼が当時その行為を楽しんだのは事実である。快楽があったのも確かだが、他にも、10代の若者であった彼のペニスの大きさが、相手の大人のソレと同じ大きさだと知り、自尊心が高まったことも関係していた。 10代の彼がそのようなことをされていたことは、誰にも怪しまれることはなかった。事は、リチャードの一家が家族全員で、彼の父親の旧友の家に遊びに来ていた時に起きた。その旧友宅に泊まっていた深夜、来客用の寝室のひとつで眠っていたリチャードのところに、その父親の旧友がやって来たのだった。 ある意味、変な話しと言えば言えなくもなかった。リチャードの父親は、その旧友のことをしょっちゅう自慢していたのである。「あの男は、今は別の町でスポーツのコーチをしているんだが、男の子たちを指導して、本物の男にならせ、ひいては勝利者にさせているんだ」と。 確かに、その人は、見るからに男の中の男のように見えた。しかも結婚もしていた。だが、その陰で、彼は少年たちを犯すのを趣味にしていたのだった。 「ううぅぅ……ああ、リチャード……すごく感じてきたわ……」 リチャードは、モニカがそういうのを聞いた。その言葉は、あの時、自分のアナルを犯していた男に言いたかったが、あまりに恥ずかしくて、言えなかった言葉だった。その自分が今は、他の男の妻であるモニカに同じ形でつながっている。しかも、いま挿入し、突いているのは、自分の方なのだ。 「リチャード、感じるの。こんな感じになるなんて、思ってもみなかった」 「そうか。じゃあ、もっと気持よくしてやろう」と、リチャードはモニカの右脚を抱え上げ、自分の脚の後ろに回した。そして、右手を彼女の股間へと移動した。 アナルを突くリズムに合わせて、クリトリスを愛撫する。彼を犯した男が、このやり方を教えてくれた。ぐいっと突かれるのと同時にペニスをしごかれると、快感が高まることを、彼は経験上知っていた。 首筋にキスをされ、乳房を揉まれ、クリトリスを愛撫され、同時にアナルを犯される。モニカは、これらを同時に続けられ、バギナにまったく触れられていないにもかかわらず、実際にオーガズムに達した。この夜、彼女が都合5回味わうことになるオーガズムのうちの、3回目のオーガズムだった。 やがて、モニカはリチャードがアナルに射精を始めたのを感じた。そして、彼女は、相手がゆっくりとした動きをする場合に限られるのだろうけれど、相手となってる男性の射精の勢いが、前の穴の時よりも、後ろの穴の時の方が、より明瞭に感じるものなのかもしれないと思った。 もちろんリチャードは最初からモニカのアナルに射精するつもりだった。何と言っても、もし、女にとって一番の男になるつもりなら、何事についても、最初の男になる必要があると思っていたからである。
 Guessing Game 「人当てゲーム」 「ああ、君とどこかで会ったと思うんだけどなあ。僕たち、前に会ったことがあるよね?」 「多分ね」 「去年だった? あの、学生寮のパーティの時? 君はあそこにいた女の子で……」 「ぶぶーっ! もう一度、トライしてみて」 「同じ高校だったとか?」 「近くなってきたわ」 「あっ、ちょっと待って! もし、僕があの当時のまんまに見えたとしたら、今は違うからね。昔の僕は……」 「……チアリーダーを見かけたら、誰でも見境なしに、その娘とエッチすることにしか関心がなかった最低男? まあ、そんな感じだったわよね。でも、それは構わないの。人は誰でも変わるものだから」 「ということは、僕たち同じ高校だったんだ。でも、君はあのチアリーダーたちの中にはいなかったよね? ああ、確かに彼女たちの中にはいなかった。降参しなくちゃいけないかも。マジで、まるっきり分からないんだ。ヒントはアリなのかな?」 「ヒント? それで、どこに楽しいことがあるの?」 「でも、それが望みなんだろ? ちょっと楽しいことしたいって。それには、名前を付ける必要なんかないよ」 「ああ、それでこそ、あたしが覚えているトレントだわ。じゃあ、こういうのはどう? あなたにちょっと特別なモノを見せてあげる。その後で、あたしが誰かあなたに当てられるかどうか確かめるというのは?」 「特別なモノ? その言葉の響き、僕は好きだよ。いいよ、乗った」 「オーケー、じゃあ、よく見てね。はい、この通り!」 「えぇ? き、君にはアレが……君って……」 「前は男だったわ。今は違うけど。で、誰だか考えられる? もうひとつヒントをあげることにするわね? あなたのおかげで、あたしの高校時代は毎日が地獄だった。漠然とし過ぎてる? どうやらそのようね。あなた、何人もイジメていたものね、仕方ないかも。 じゃあ、ベン・ゲイって名前はどう? 思い出した?」 「ベン……ベン・ロビンソン?」 「前まではね。今はマッカイヤ。今でも、ちょっと楽しいこととやらをしてみたい?」 「お、俺は……いや……ああ……してみたい。本当に、してみたいよ」 「よろしい。じゃあ、あたしについて来て。高校の時、あのチアリーダーたちをあんなに夢中にさせたモノを見せてちょうだい」 If you like this kind of stories, please visit Nikki Jenkins' Feminization Station https://thefeminizationstation.com/home/
 Meant to be 「なるべくしてなったこと」 「一体何なの? 言っておくけど、あたしをなだめるために、『別に』なんて言わないでよね。あなたが何か思ってるなんて、あたしにははっきり分かるんだから」 「レイチェル、私に何を言わせたいんだ。何を話させたいんだ?」 「本当のことよ」 「よかろう。本当のことを知りたいんだね? 話すよ。私はドン引きしてるんだ。これでいいかい?」 「あたしがおちんちんを持ってるから?」 「私が結婚してるからだよ! キミの脚の間にあるモノなんて、全然、気にしてない。そんなの私には何の意味もないことは、キミも知ってるじゃないか。私が気にしてるのは、この3ヶ月、私がモニカに隠れて浮気してるという事実なんだ。彼女はそんな目にあうべき人じゃない」 「じゃあ、あたしたちは、どんな目にあうべきだというの?」 「私は彼女に責任があるんだ。神の前で『死がふたりを別つまで』と誓ったのだよ、私は」 「でも、あなたは私にも責任を誓ったわよね? ずいぶん前のことだけど。あたしたち、高校生だった頃。覚えているでしょ? あなたは、あたしを愛していると言った。あたしと一緒になりたいと言った。でも、誰にも理解してもらえないだろうからと、あなたは諦めた」 「そして、同窓会で君に再会した。ちゃんと覚えているよ。その後、私と君どうなったかも覚えているよ」 「あなたは、まだ、あたしを愛していた。あなたの目の輝きですぐ分かったわ。そして、あたしは、あの頃の、女の子のフリをするやせぽっちの男の子ではなくなっていた。あたしはちゃんとした女になっていた。そして、あなたは男。当然、あたしたちは愛し合った。愛し合うことだけが必要なことだったから。それだけの話しじゃないの?」 「でも、モニカはどうなるんだ?」 「離婚って制度は何のためにあるの? 聞きたくない話かもしれないけど、あなたはモニカを愛したことなど一度もなかったはず。あなたは、あたしとで感じた感情を、モニカとでは感じたことがなかった。あなたも知ってるはず。モニカも知ってるわ。大変なことは分かってるの、ロバート。大変なコト。だけど、放っておいても、簡単になるわけじゃないの。だから、やらなくちゃいけないことを、やるべきだと思うのよ」 「私にできるか、自分でも分からないんだ」 「あなたならできる。あなたがあたしのことを愛してるのが分かるから。あなたがあたしをどれだけ愛してくれているか、分かるの。ふたりの間に立ちふさがるものは、何もないわ。もう、そんなのなくなったの。あなたも、そう思ってるでしょう? 愛はすべてに勝るのよ。違う?」 「いや、……そ、その通りだと思う」 「そうでしょ? じゃあ、この話は、これでおしまい。役に立てばいいけど、いいことを教えてあげる。これを何かの終わりと考えるかわりに、何か完璧なことの始まりと考えるのよ。だって、その通りなんですもの」 If you like this kind of stories, please visit Nikki Jenkins' Feminization Station https://thefeminizationstation.com/home/
 The future 「未来」 あたしが未来の姿。この姿を受け入れなさい。この姿を愛しなさい。この姿で生きなさい。 If you like this kind of stories, please visit Nikki Jenkins' Feminization Station https://thefeminizationstation.com/home/
 Paying the rent 「家賃」 「ダレン、本当にこれでいいのかなあ?」 「マジで言ってんの? これはお前が考えたことだぜ?」 「分かってるよ。でも、これって、ちょっとゲイっぽくない? インターネットで、ものすごい数の男たちがボクのお尻を見て、シコシコするんだろ?」 「だが、そうすれば、カネを払えるんだよ。そこが肝心な点だよ、レイ。ていうか、家賃を払いたくないのか? こうするか、さもなければ、ホームレスになるかのどっちかなんだぜ? どっちつかずはありえないんだ。滞納も許されない。退去通知、見たよな? 俺も見たぜ」 「でも、誰かに顔がバレたら?」 「それは大丈夫だ。そもそも、顔は出ないようにするから。俺を信頼しろよ。簡単だから。リスク・ゼロでカネが入るんだぜ?」 「口で言うのは簡単だよ。こんなバカみたいなカツラを被ってお化粧してるのは、キミじゃないからね。でも、そもそも、誰もボクの顔を見ないとしたら、かつらも化粧も、何で必要なの?」 「それは、このパンティも同じさ。こいつもいらないんだが、お前をちゃんとその気にさせるために必要なことなんだよ。ちょっとの間だけ、お前は本物のオンナになった気になる必要がある。さあ、いいから、パンティを脱いでベッドに上がれよ。あっという間に終わるから」 「そ……そうかもしれないけど。いいよ。でも、何かあったら……」 「何もねえよ。ほら、始めるぞ! 顔をベッドに埋めるんだ。そう、そんな感じで」 「待って……今の音、なに? 何それ、何でアレをしごいてるの?」 「黙ってろって……すぐに終わるから……」 「ちょっと、ヤメテよ。何やってるの? なんで、ボクにぶっかけてるの?」 「顔を伏せてろ。録画中だ!」 「これが終わったら、お前、ぶっ殺すからね!」 If you like this kind of stories, please visit Nikki Jenkins' Feminization Station https://thefeminizationstation.com/home/
 Inexplicable 「説明できない」 何と言っていいか分からない。あたしが普通の男だったのは、そんなに昔のことじゃない。仕事があって、妻もいて、フットボールが好きで、綺麗な女の人が好きで、車も好き。普通のアメリカ人の男が好きなことなら、何でも、同じく好きだった。それに、そういう自分でハッピーだと思っていた。でも、ある日、すべてが変わってしまった。 もう2年前になるけど、まるで昨日のことのように覚えている。あたしは妻とベッドに入っていて、ふざけあい始めたら、突然、興味をなくしてしまったのだった。妻は素敵だったし、普通なら、これからセックスをすると思っただけで、充分、その気になっていたのに。あたしは、ペニスがしおれるのを感じると同時に、妻と何か性的なことをすることが、急に、ほとんど吐き気を感じることのように感じたのだった。自分でも説明できない変化だった。 でも、それは始まりにすぎなかった。 もちろん、あたしは、言い訳をした。疲れていると、その気になっていないのだと、気分がすぐれないのだと。時が進むにつれて、言い訳は積み重なり、結局、妻はあたしにセックスを求めることをやめてしまった。それと同時に、あたしは、日に日に、とても困ったことが起きてることに気づくようになっていた。男性を見ると、必ず、その人のペニスはどれだけ大きいのだろうと思うようになっていたのだった。どの男性と話していても、この人とセックスしたらどうなるだろうと想像していた。そして、夜はというと、毎夜のように、ハンサムで逞しい体の男性とセックスしている夢。毎晩のように、そういう男性に、それまで考えたことすらないやり方で、好き放題にカラダを使われる夢を見た。 そういうことが続いて2ヶ月ほどした後、とうとう、あたしは抵抗を止めた。スマホに Grindrのアプリをダウンロードして、男性との出会いを設定した。2回、挑戦をためらった後、ようやく勇気を振り絞って、とある男性と会った。ふたりで安いホテルに入った瞬間、あたしは、まるで別人になったような気がした。あたしは、一刻も待ちきれないと言わんばかりに、その男性のズボンを脱がせ、ペニスを咥え、気がついた時には男性相手の初体験にカラダを震わせていた。 これが最後ではないとすぐに思った。 同性愛のスイッチがオンに入ったのと同時に、女装のスイッチもオンになった。それから間もなく、あたしは妻の下着を盗み、履くようになっていた。パンティだけではなく、スカートも、ブラも。そして、自分の持ってる紳士用の衣類が、自分には完全に間違った衣類だと思うようになった。着ると、気持ち悪いとすら思うようになっていた。 妻は、あたしが男たちに送っていた写真を見つけ、あたしの元から去っていった。あたしは、それを悲しんだかというとそうではない。むしろ、ほっとした。ようやく、妻のことを気にせずに自分のしたいことをすることができると。そして、その通り、あたしは、やりたいことをやった。離婚して1週間もしないうちに、女性ホルモンを摂取し始めた。その1ヶ月後、友人や家族に、自分はトランスジェンダーだと打ち明けた。そして離婚の1年後、完全に女性として生活するようになっていた。 それが今から半年前までの話し。今は毎日、違った男と寝ている。ゲイの男もいれば、ストレートの男もいる。あたしのことを、夢が具現化した存在だと見てくれる人も何人かいる。でも、あたしとしては、欲しいモノがたっぷり得られるなら、誰が相手でも幸せ。欲しいモノ、それは、大きくて固いおちんちん。 いまだに、あたしがこうなったのはなぜだったのか、分からないでいる。それに、日増しに、そんなことはどうでもいいと思うようになっている。今のあたしはこの通りのあたしだし、そうなっていることを自分も望んでいるのだと。あたし自身にとっては、それで充分だと。 If you like this kind of stories, please visit Nikki Jenkins' Feminization Station https://thefeminizationstation.com/home/
 What you wanted 「キミが望んだから」 「え? いったい何? あなた誰? それに……まさか? チャドなの? 本当にあなたなの?」 「今はキャンディ。でも、そう。ボクだよ」 「いっ、いったい、どうしたの? それに、ちょっと待って、どうして服を脱いでるの? こんなところで、そんなことしちゃダメ。ちょっと、ヤメテ……えぇ?……ま、まさか、その胸、本物? ただのニセモノかと思ってたのに」 「気に入った? これ、キミのためにしたの」 「何ですって? あたしのため? なんのことを言ってるの?」 「覚えてる? キミは、ボクと別れる間際、ボクと本気でデートしたかったと言ったわよね? だけど、男には惹かれないので、できないと。だから、ボクの方から変えることにしたの」 「あ、あたし……なんて言っていいか、分からない」 「何も言う必要はないよ、ジーナ。キミはボクの一番の友だち。ボクはキミを愛している。キミと一緒になりたいと思ってる。そして、今は、そうなれるようになったわけ。これって素敵だと思わない?」 「ああ、何てこと。気分が悪くなりそう」 「それって、このおちんちんのこと? それなら、来週、切除する予定だから。それが終われば、ボクは完全に女。そして、ボクたち、一緒になれない理由がなくなるわ」 「チャド、というかキャンディ? あたし、本当に、本当にあなたがこんなことをしなかったらよかったのにって思ってるの。あたし……あなたと一緒にはなれないわ」 「何で? どうして? だってキミは……」 「いい? あれはウソだったの。あたしはレズビアンじゃないわ。女性には惹かれない。あんなことを言った理由は、あなたがあたしと別れようとしなかったから。あたし、あなたに気がなかった。あなたも気づいていたでしょ? それに、あなたがこんなことまでしてくれたからと言って、あたしの気は変わらないわ。本当にごめんなさい。でも、これって……気持ち悪すぎる。こんなこと、受け入れられる自信がないわ」 「でも、ジーナ、ボクはキミのことを……」 「イヤ、ヤメて! ……多分、あたしたち、お友達でいることはできると思う……いずれは、ね。でも、これってめちゃくちゃすぎるわ。あたし……あたし、もう行かなくちゃ。電話はかけてこないでね、お願いだから。あたしのこと、放っといてほしいの。これについて、考える時間が必要だから。 If you like this kind of stories, please visit Nikki Jenkins' Feminization Station https://thefeminizationstation.com/home/
 Friendship's end 「友情の終わり」 「この時間までどこにいたのよ? もう朝の5時よ? 何時間も前に帰ってくるはずじゃなかったの? 死ぬほど心配してたのよ、シーン! もう少しで病院と警察に電話しようかってところだった」 「まず最初に、帰る時間とかスケジュールは決まってなかったよね? 何時まで帰れなんて言わなかったよね? 第二に、これは全部、君が考えたことだよね? ボクは君のことを思って、やってあげたことだよね? それ、覚えているよね、メリッサ?」 「分かってるわよ。それについては感謝してる。本当に。こういうことを頼める友達がいなかったの。てか、女の子の格好をしてくれる人なんて……」 「ああそうだよね。で、それについてだけど、ちょっと告白しなきゃいけないことがあるんだ」 「あなたの女装のことでしょ? あなたが前にもしたことがあるのは知ってるわ。だから、秘密とかそういうことじゃないの。少なくともあたしは知ってたことだから」 「それじゃないんだ。他のこと。ピートのことなんだ」 「彼があたしに隠れて浮気したってこと? それも知ってるの。そもそも、それがあったから、あなたに今度のことを頼んだのよ。ピートがあのクラブでどこかのイケイケ女を見つけたらしいって知ったもんだから……」 「ちょっと聞いてくれる? 君がいちいち口をはさんでくると厄介なんだけど、それがなくても、話しずらいことになりそうなことだから。ボクは、あのクラブに行った。そして、君に言われた通りのことをし始めた……」 「それで? ピートが近寄ってきた?」 「ああ。確かに。ボク自身は、そうなったときの心の準備はできていたと思っていたんだよ、メリッサ。それは本当。でも、それまでに2杯くらいお酒を飲んでいたし、ああいうことには慣れてなかったということもあったんだ。つか、ボクのそれまでって、ほとんど透明人間だったから。誰もボクのことを気にしなかったから。でも、それは当然だと思っていた。ほんとに。ボクは体が小さいし、退屈な人間だし、誰も、ボクみたいなオタクっぽい男に注目しないと分かってた。でも、今夜、あのクラブの店内に入った途端、そこにいたすべての人がボクに目を向けたんだ。しかも、温かい視線をね。ちょっと引きそうになったよ。でも、君の役に立ちたいと思っていたんだ。だから、勇気を振り絞ったんだよ」 「それは分かったけど、それとあたしのフィアンセとどんな関係があるの?」 「本当に、その話を聞きたい?」 「いいから、何があったか話してよ!」 「ピートはボクを彼の家に連れて行った。そして、そこで……分かると思うけど……やってしまったんだ。それ、本当にすまない、申し訳ないと思ってるんだけど……」 「え? あんた、あたしの彼氏とエッチしたって言ってるの?」 「だから……ピートはすでに浮気してたと思っていたんだろ? それが、はっきりしたってことなのかなって……」 「あんた、彼とやったのね! 本当にやったのね! いろんな知り合いがいるけど、あんただけはあたしの友達だと思っていたのに!」 「間違いだったんだよ! 自分でも何をしてるのか分からなかったんだ。彼も相当酔っていて、ボクが男だってことすら分からなかったみたいで……」 「いいから、出て行って」 「え、なんて?」 「あたしのアパートから出ていってって言ったのよ! あんたの顔なんか二度と見たくない!」 「でもボクは……」 「あんた、したいことは何でもできると思っていたんでしょ? それでも、あたしは気にしないと思っていたんでしょ? あんたはキモイ負け犬。だから、あたしがあんたのことを可哀想に思うと思ってたんでしょ? まあ、あたしも昨日まではそう思ってたかもしれないわ。でも、今は違う。今は、とっとと、あたしのアパートから出て行ってもらいたいわね。今すぐ。ほら、早く出て行きなさいよ。出て行って!」 「あんなことをするつもりじゃなかったんだよ」 「いいえ、あんたはそのつもりだったのよ。する気満々だったのよ。あたしも気づくべきだったわ。その点はあたしにも責任がある。だからこそ言ってるの。もう、あたしの前から消えて。出て行って。さもないと警察を呼ぶわよ」 「ボクたち友達だと思っていたのに」 「ええ、あたしもそう思っていたわよ」 If you like this kind of stories, please visit Nikki Jenkins' Feminization Station https://thefeminizationstation.com/home/
「モニカ? 俺のことをどう思ってる?」 リチャードは、一定のリズムで出し入れを続けながら、問いかけた。動きは続けているが、彼女をオーガズムに導こうとする動きではない。「気持ちの上で俺をどう思ってるんだってことだが? お前はジェフと一緒になった。なら、自分の夫を愛すべきなわけだろ? だが、ジェフとのセックスでは、お前は一度もイッたことがないのに、俺とでは、簡単にイッてしまった。だとすると、俺はお前にとって何なんだってことになるんだが?」 モニカはその問いがどんな答えにつながるか、分かっていた。答えは避けられなかったが、できるだけ先延ばししたかった。「どういうこと?……気持ちの上でどう思ってるのかって、何を訊きたいの?」 「俺を愛してるのかって訊いてるんだよ。お前がジェフを愛してるのは分かってる。だが、女が同時にふたりの男を愛することもあり得るのだよ。だから、訊いてるんだ。お前はどう思ってるのかって」 モニカは本心を打ち明けるのが怖かった。自分は若く、経験も豊かじゃない。そんな自分なのに、結婚してたった3週間で、夫以外の男に誘惑され、体を重ねてしまった。彼女は混乱していたし、今の自分の感情が本当の自分の気持ちなのか、自信が持てなかった。 「あたし……あなたを愛してるかも。よく分からないわ。あなたと一緒にいることに慣れてきてるのは本当。ベッドの中でも外でも。だから、ええ、そうかも。あなたを愛してるのかも……」 モニカはためらっていた。「……あなたは? あなたはあたしを愛してるの?」 おおっと、そう来たか!とリチャードは思った。彼はその問いにイエスとは言いたくはなかった。ある意味、モニカを愛してるのは事実だとしても、自分自身以外の人間で喜ばせてあげたいと思ったのが、ここにいるモニカが初めてだったとしても、それを口に出して認めるのは避けたかった。いまは、この女を支配することが目的なんだ。愛してるどうのこうのっていうのは、それを達成するための方法のひとつにすぎないのだ。 「俺もそうかも。お前のことが好きになってる。こういうふうにいつもお前と一緒になれるんならな。俺はお前と一緒に、こうしてるのが好きなんだよ。こういう気持ちになれるのは、お前だけだ。だからこういうこと、これからも続けような?」 モニカが返事をするまで、ほとんど間がなかった。「いいわ、そうしましょう! あたし、夫の上司とエッチするの大好き!」 それを聞いてリチャードは笑みをこぼした。同時に、前より力を込めて出し入れをし始めた。任務完了だな、と彼は心の中で思った。 さらにもうひとつ、枕がベッドから取られ、モニカの頭の下に置かれた。 何もはっきりしないが、リチャードがこの夜を最大限に利用しようとしてることは確かだった。彼は、この夜がふたりにとって最後の夜となるかもしれないと、そのつもりでモニカの肉体を堪能したし、彼女にも男との肉体的なつながりの喜びを教え込んだ。ふたりとも、身体的に疲れ切るまで、その行為は続いた。 リチャードは思った。モニカの反応からすると、本当に俺のことを愛してるのかもしれない。少なくとも、俺を愛してると思い込んでるのかも。リチャード自身は、モニカを愛してるとはっきりと言うことは一度もなかったが、そうかもしれないとほのめかしたり暗示したりする言葉は何度も言った。ひとえに、また、こういうふうにモニカと体を重ねる機会をもてるようにと思ってであった。 もちろん、リチャードは、この後もモニカの体を求めてやってくるのは、ほぼ間違いなかった。彼はモニカの住処を知ってるわけだし、リチャードは、ジェフを出張に送り出せば、いつでもモニカをひとりにすることができたからである。 彼はモニカを愛したのか? 確かに彼女と愛の行為をした。だが、それは本当の愛か? 彼の行った計略は、とても愛のなせることとは言えない。先のことを見据えての計略に満ちた行いだし、その一時、彼にとってモニカがいかに愛らしく見えたにせよ、本当に彼女ひとりに向けた情熱だったのかと言えば、そうとは言えない。リチャードの行為は、たったひとりの女性にむけての行為なら愛と呼べるかもしれないが、実際は、決してそうとは言えなかった。それに、そもそもモニカが妊娠していなかったら、リチャードはこういう行為をしていたかどうかすら、あやしかった。 ともあれ、その夜、ふたりはほとんど明け方までセックスを続けた。リチャードのせいで、モニカは、あそこがヒリヒリするようになってしまったが、でも、それと同時に、性的な意味での満足感を存分に味わうことができていた。生まれて初めてのオーガズムを彼によって味わうことができていた。3回はセックスで、あとの1回は、クンニリングスで。そのクンニの時のこと。 リチャードはというと、まだ、射精を我慢し続けていた。こんないいオンナ相手にして、すぐに出してしまうのはバカな男のすることだ。射精するときは、モニカを驚かし、彼女の記憶に残るような形を取りたかった。うぶなモニカを驚かすにはどうしたらいいだろうか? 考えたリチャードは69を教えてやろうと思った。 リチャードは仰向けになり、モニカを上に乗せた。 モニカにとって上になったのは、幸いだったと言える。リチャードのペニスを口に含むことにようやく慣れたと思ったら、突然、爆発的に射精が始まったのだった。モニカは、むせ返り、大半を吐き出してしまった。リチャードは、いざ出すときになったら、どれだけため込んでいたかをモニカに教えたいと、意識して精を溜め続けていたのだった。 たくさん出た。同じく溜め込んでいたジェフと同じくらい、多量に出てた。その多さにモニカがイヤな顔をすると、リチャードは高笑いした。 「まったく、お前は可愛いな。これからいっぱい学ぶことがあるぞ。とりあえず、俺の腹の上に吐き出してしまったのを、舌を使ってきれいに舐めとるんだ」 モニカは言われたとおりにした。それには、とりもなおさず、舌でかき集めたのを飲み下すことも含まれていた。リチャードは、モニカに、半萎えになったペニスから、ミルク絞りして、最後まで吸い取ることも教えた。もちろん、その時もモニカは出てきたのを飲み込まなければならなかった。 ようやく、モニカは最後まできれいにし、リチャードは、彼女の努力を存分に褒めちぎり、ベッドのシーツを使って陰毛にこびりついていた残りをぬぐい取った。 「バスルームに行ってタオルを持ってきたのに」とモニカは、リチャードがシーツを汚したのに少し苛立って言った。 「この方が、ずっと色っぽいんだよ。シーツを汚すのがな。お前、俺とイヤラシいことをして、燃えただろ? 本当に、イヤらしく下品になるともっと気持よくなれるもんだ。なんなら、俺がシーツに出したのを、そのまんまにすればいいんだよ。そのうち乾いてゴワゴワになる。ジェフが帰ってきたら、あいつは俺のスペルマの上で寝るだ。それ、どう思う?」 もちろん、モニカは、そんなことはできないと思っていたが、その場ではリチャードに合わせて、くすくす笑った。「それもそうね。でも、それなら、まずはこのカウチからシーツを取って、あっちのベッドに被せなきゃ」 リチャードはモニカが指さした方向に目を向けた。「ああ、そうだよ。あのベッドのことを忘れるところだった。それで? いつ、あの夫婦のベッドでお前を抱かせてくれるんだ?」 「ダメです。これからもあなたとするかどうかなんて分からないけど、もしするとしても、このカウチがあなたとのベッド」 とりあえず、今は、それでいいか、とリチャードは思った。すでに、これからも体を重ねることをモニカに同意させている。しかも、特にこっちから催促したわけでもないのにモニカは同意した。今回の主な目的は、そこにあったはずだ。多くを望めば、多くを失うものだ。 リチャードは、再び、モニカの口にペニスを寄せた。 「ほら、近くに来たら、口に入れるもんだぞ。どの女もそうするもんなんだ」
| HOME |
|