「故障」 STALLED (A fictional story) yw1129 By Dartman
車が故障してしまった。僕と妻のジェニーは、このまま車にいて州のパトロール隊が通るのを待つか、それとも運を頼りに近くの町まで歩いていくか、どちらかに決めなければならなかった。陽はすでに沈み、この1時間ほど車一台通っていない。僕たちは、歩くことに決めた。
その日、僕たちは友人のパーティから帰る途中だった。そのパーティは、家から130キロほど離れた牧場で開かれた。さらに運が悪いことに、その牧場自体、近くの町からかなり離れたところにあるのである。一番近い町でも40キロは離れているだろう。僕は小さな懐中電灯を持ち、ジェニーと一緒に歩き始めた。
ジェニーは、ミニ・ドレスと平底靴の姿。ドレスは丈が短く、体に密着する赤ドレスで、スパンデックスとアセテートの素材でできていた。靴は柔らかい革の黒靴。パーティは日中に開かれたので、僕も彼女も上着を着ていなかった。それに、確かに曇り空ではあったが、気温は暖かといってよい。もっとも、ジェニーの姿は、「暖か」どころではなく、「ホット」と言うべき姿なのではあるが。
彼女の姿を見ると、どうしても勃起しまう。ジェニーの背丈は158センチ。92センチCカップの胸、茶色の大きな乳首、そして形の良い大きなお尻がミニ・ドレスを印象的に中から盛り上げている。僕は、彼女と一緒に歩くと、こんなに素晴らしい女性を与えてくださったことについて神に感謝したくなる。
その時、少しずつだが雨が降り出した。やがて本降りになり、とうとう土砂降りになってしまったのである。僕たちはすでに車から離れてだいぶ歩いてきてしまっていたし、身を覆うものもほとんどなかったので、2人寄り添って、ひたすら歩き続けるほかなかった。すでに、ジェニーの肩先ほどの長さの、まっすぐな黒髪はびっしょり濡れて、愛らしい顔に張りついていた。
彼女は、あの表情豊かな茶色の瞳で僕を見あげて、この雨のもたらした結果をく見せてすくすと笑っていた。・・・寒さのためか、乳首がすっかり固くなっていて、体に密着する素材のドレスの中、はっきりと形が分かるほどに見えていたのである。濡れたドレスが彼女の肌をびったりと包んでいた。
僕たちはさらにもう少し雨の中を歩き続けた。
「あ、あれ! 地平線の向こうに車のヘッドライトが見えるよ!」
その車が近づくと、バンだと分かり、僕たちは大喜びした。僕は懐中電灯を振って、車に合図を送った。車が道脇に停止する。僕とジェニーは、開いたドアに駆け寄り、濡れた体のまま、すぐに乗り込みバックシートに座った。すぐにドアを閉め、運転手にありがとうと言った。
運転していた男は、僕より少し大きめの178センチくらいの男。おおよそ35歳ほどの男手、どこといって特徴のないヒスパニック系の男だった。隣の助手席に座っていたのは、28歳くらいの女性。多分、彼の奥さんだろう。背丈はジェニーと同じくらいで、プロポーションの点では、ジェニーより若干、胸が小さいかもしれない。2人は、この天候のため、元に引き返そうと思っていた時に、僕たちがライトを振るのを見かけたらしいのだ。僕たちは、2人に、次の町まで送ってあげようと言われ、心から感謝した。それに加え、後ろのシートにある旅行バッグにタオルが入っているから、それを使って体を拭くと良いと言ってくれたこともありがたかった。
僕たちは互いに自己紹介をした。2人はジュアンとローザという。
「ちょうど良く、私たちが通りかかって、あなたたち本当に運がよかったわね」
2人と話しをしながら、僕もジェニーも、借りたタオルで体を拭いた。その間、ローザもジュアンも、ジェニーの姿を見て、何か目くばせをしあってから、近くの町に向けて車を走らせた。僕はその時、あまりそのことを気に留めなかった。
車が動き出した後、ローザは飲んでいた飲み物を僕たちに分けてくれた。これを飲んで落ち着くようにと。ジェニーは時間をかけていくらか飲み、その後、僕に手渡し、僕もごくりと飲んだ。
「これ、ダイエットコーラなのかな?」と聞くと、ローザは、「まあ、そのようなもの。気がねなくリラックスしてて。次の町には、たいした時間もかからずに着くと思うから」と答えた。
思うに、あの飲み物には何か入っていたに違いない。というのも、その町に着く前に、僕は気を失ってしまったからだ。
しばらく経ち、意識を取り戻した。頭がふらふらする感じだったが、それでも、自分が裸にされ、椅子に縛りつけられていることだけは分かった。目の前にはベッドがあって、そこにジェニーが横になっていた。ジェニーは服を着たままで、縛られてもいない。ただのうたた寝をしているように見えた。