私は、家の前の通りに出て、辺りを見回した。まったくひと気がない。どうしたらよいか考え始めた。電話を探し、助けてもらえると思われる人に電話しなければならないと考えた。両腕を前に組んで乳房を隠した。そうしても、寒いことに変わりがなかった。ほとんど全裸といってよい姿だったのだから。裸足のまま、ゆっくりと歩道を歩き続けた。
ともかく公衆電話を探さねばと思った。1、2ブロック先にガソリン・スタンドがあったのを思い出した。誰もいないようにと願った。多分、コレクトコールができると思うし、あるいは、途中で25セント硬貨を拾うかもしれない。たった一日で、これだけ狂ってるとしか言いようのない出来事が自分に起きたのだ・・・せめて、公衆電話が壊れていない位のことはあってもよさそうだと思った。
とぼとぼと歩き続けたが、何の問題もなく通りの突き当りまで来ることができた。だが、そこまでだった。ピンク色のオープン・カーが1台、向こうから走ってきて私の横を通り過ぎたのだった。中には、大学生風の男たちが3人乗っていた。もちろん3人とも18歳の私より年上だった。年上に見積もっても、せいぜい23歳くらいだろう。言ってみれば、私も含めて全員18歳以上なわけで、ある意味、成人と言える。
キーッ!!!!
その車が急ブレーキをかけた。私は、歩き続けた。少し早足になりながら。
ギュルルルル!!
車がバックしてきて、私の横に戻ってきた。私は車に乗っている人に目を合わさないようにしながら歩き続けた。
「ねえ、可愛い娘ちゃん!・・・そんな格好じゃ、寒いだろう?」
男の一人が、歩き続ける私に叫びかけた。車はバックで逆行しながら、私の横にくっついている。別の男が口を挟んだ。
「きれいなブロンド髪だね。君、ポーカーかなんかで身包み剥がれたの? なんなら、そいつにちょっとフェラしてやったら、いいんじゃね? 俺にしてくれてもいいんだぜ?・・・」
私は目を丸くした。・・・この男たち、なんていきなりなんだろう・・・本当に最低。
3人目の男も私の気を惹くために声をかけてきた。
「なあ、でかパイちゃん! それとも、ジェニファー・ロペスちゃんって呼んだ方が良いか?・・・なあ、巨乳で、でか尻の、素っ裸同然の彼女? 俺たちの方を見てくれよ!」
とうとう私も歩みを止めた。すると車も同時に止まった。
私は、腕で胸を隠したまま、車の方に向き直った。そして3人全員を見た。皆、冷たい夜風で少し震えている私の体を見ながら、ニヤニヤ笑っていた。
「いいわよ、これが見たいんでしょ?」
そう言って、腕を広げ、偽乳房を見せた。男たちは大騒ぎになった。
「おお! すげえ巨乳じゃんか!」
私はまた向きを変え、歩き始めた。改めて家からロックアウトされたことに少し腹を立てていた。車はまたバックしてきて、私の横につけてくる。
「なあ、可愛い娘ちゅあん・・・俺たちの車に乗らね? ちょっとパーティしようぜ。あんたを暖めてあげるぜ。すごくあっためてやるからさ」 赤毛の男がくすくす笑いながら言った。
このときの私は、自分の秘密をおどおどと隠し続けるような気分ではなかった。カッとなった私は、衝動的に歩みを止め、連中に向き直った。
「あなたたち・・・」
ちょっと焦らすような声で呼びながら、オープン・カーに近寄った。
「・・・パーティしたいの? ふ~ん・・・じゃあ、私もびっくりプレゼントをあげるわね・・・」
そう言って微笑みながら、赤いソング・パンティに手をかけ、少し降ろして、今は萎びているペニスを顕わにした。ちょっと可愛い姿になっているペニス。
男たちはぎょっとしたのだろう。突然、車が急発進し、あっという間に向こうに走り去ったのだった。
「何よ! あんたたちとやっても良いって気持ちになってきたところなのに・・・今はパーティの気分じゃないってことなのね」
走り去っていく車を見ながら私は独り言を言った。再び、腕で乳房を隠し、通りを歩き始めた。
「おまんこかあ・・・」
2分ほど経った。私は歩き続けていたが、後ろから車がエンジン音を鳴らしながらついてくるのに気が付いた。振り返って見ると、あのピンクのオープン・カーだった。
最初に考えたことは、走って逃げることだった・・・そして、実際、走り始めた。裸足だったので、足が痛い。後ろを振り返ることはせず、ただ走り続けた。風で髪の毛が振り乱れ、乳房が上下に激しく揺れた。
走り続けていると、車が止まり、中から男の一人が飛び出て、私の後ろを走ってきた。私よりずっと大きく強そうだった。だが結局、追いつかれてしまい、体を押さえられた。私の片腕をつかみ、あっという間に抱き上げられ、肩の上に担がれてしまった。私は足をバタバタさせながら、悪態をついた。
「降ろしてよ、この山猿! すぐに私を降ろして!」
男は私の叫びを無視して、車へ運んでいった。そして、車のバックシートに私を放り投げ、私に続いて、男も飛び乗ってきた。同時に車が轟音を立てて発進した。車が速く走るのにあわせて、冷たい夜風が私のブロンドの髪を流した。
バックシートの上に横たわったまま、私を覗き込んでいる茶色い瞳を見上げていた。私を担ぎこんだ男だ。にっこり笑っている。横に目を向けると、助手席に座る男も私を見ていた。「こいつにハメまくってやる」と言わんばかりの表情を目に浮かべている。
私と一緒にバックシートにいる男が言った。私の頭を膝の上に乗せて、私を見下ろしている。
「お前もパーティをしたいだろう?・・・一緒に楽しもうぜ」
男はそう言うと、ズボンのチャックを降ろし、中からペニスを取り出した。
「私は・・・」 そう言いかけたが、さえぎられた。
男は私の頭を押さえ、口にペニスを突き入れたのだった。ペニスで喉を塞がれ、私は目を閉じて耐えた。ぜんぜん呼吸ができない。男は、呼吸ができなくなっている私を見て笑っていた。私は彼のお尻をつかみ、離そうともがいた。それでも、男はペニスで私の喉を塞ぎ続けた。私は、咽て、咳をしつつも、窒息しそうになっていった。目が赤くなり、顔色も赤くなっていく。男の尻肉に爪を立てて、必死にこらえていると、ようやく男はペニスを引き抜いた。
ゲホ、ゲホ、ゲホ!!
咳をしながら男を突き放し、這うようにして体を起こした。風が顔に当たる。男はすでにプレカムを出していたらしく、咳と一緒に口からプレカムが出てきた。
男は、ズボンを脱いだ。すごく大きなペニスが姿を現した。男が私に這い寄ってくる。明らかに、あの男根を使って私に打ち込むつもりでいる。
心の中、再び私は自分に問いかけた。
「エリカ? あなたはいったい何をしているの?」
自分でも驚いたが、私は自分のことをエリカと呼び始めていることに気が付いた。まるで、本来の自分が消えていき、自分自身で作り上げた新しい人格に置き換わっていくような気持ちだった。まだ24時間も経っていないというのに、すでに私は元の自分をすっかり忘れてしまっていた。こんな短時間に、驚くほど多くの人たちとセックスを繰り返してきた新しい自分。私は、セックス狂いの、ちんぽ中毒の淫乱娘になったのだ。
元の自分は失っていた。だが、それは素晴らしい感覚だった。何か完全に違うもの・・・違う人間になること。誰とでも・・・どんなことでもできる、そんな人間。
私の上にのしかかってきた男の茶色い瞳を見つめていた。
私は、疾走するオープン・カーのバックシートで、男たちに犯され続けることになるのだろう。ひょっとすると、男たち2人に同時に打ち込まれることになるかもしれない・・・今日は、これまでも、十分、クレージーな一日だった。そして、これから、私の人生で、最もクレージーな夜が続くのだろう。
おわり
ちょうど母に猿轡を縛りつけ終えたときだった。階下に、人が来た音が聞こえた。
「すぐに戻ってくるよ。そうしたらショーの始まりだ」
階下のキッチンに行くと、そこにはサンディが立っていた。こんなに美しいサンディは見たことがなかった。どこをとっても完璧だった。着ているイブニング・ドレスを見たら、どんな女性も、羨ましがることだろう。僕はサンディに近づき、抱いてキスをした。
「本当に、手伝ってくれる気でいる? 心積もりは大丈夫かな?」
サンディは僕の顔を両手で挟み、返事した。
「もちろんよ。でも、始める前に、2つほど知っていてほしいことがあるの。1つ目は、私はあなたをリードしないということ。これまで覚えたことを、ちゃんと思い出すことね。もし、私を満足させられなかったら、私は、大きな声で、私から離れてって言って、あなたを恥ずかしい目にあわせるつもり。もう一つは、私は演技をしないということ。もし、私が、何か言ったり、叫んだり、絶頂の声を上げたりしたとしたら、それは本当にそう感じたからとみなして。商売柄、本当の自分になって楽しむことはあまりなかった私だけど、今夜は違うわ。今夜の私は、自分の男との愛を楽しむただの女になるつもり。そして、その私の男には、ちゃんと立派にやって欲しいと思っている。彼ならできると私には分かるから」
サンディが話を終えたとき、僕はすっかり不安になっていたに違いない。サンディは、僕を勇気付けるように、キスをして、あなたなら大丈夫と言い、2階へと導いてくれた。
寝室に入った後、僕は母とシンディに言った。
「紹介するよ、こちらはサンディという人だ。サンディ? ここにいるのが僕の元妻と母親。・・・さて、シンディ、お母さん、あなたたち2人とも、僕がここへ連れてきたのは、セックスをするためだと思っていたのじゃないのかな。だが、僕が要求したのは、僕に奉仕しろということだけだ。今夜は、2人には、ただの傍観者になってもらう」
そう言った後、僕は振り向き、サンディの手を取って、一緒にベッドの上に座った。まずはキスから始める。ゆっくりと顔、そして首筋へと、唇で軽く愛撫しながらキスしていく。ゆっくりと下がり、肩まで唇を這わせたとき、歯を使って、ドレスの肩のストラップを解いた。そのまま肩からドレスを剥いていく。完璧といえる美しい乳房が姿を見せた。少し前の僕だったら、すぐに乳房を握り、荒々しく揉み始めていたことだろう。だが、僕はあわてず、ゆっくりと乳房へと降りていった。愛撫とキスを繰り返しながら、じわじわと降りていく。ようやく、乳房にたどり着くと、心をこめて愛撫を始めた。
この時点まで、サンディは何も言わないし、何もしていない。ひょっとして、僕はすべてを台無しにしているのかも知れないと思った。そもそも、こんな計画がダメだったのだと知るべきだったのだし、今もサンディが望むやり方をしていないに違いない。もうちょっとだけ、愛撫を続け、その後、別の方へ移ることにした。
ちょうど、別のところへ移動しようとしたときだった。サンディが、小さな喘ぎ声を漏らし、僕の後頭部を押さえ、引き付けた。僕の顔を自分の体に擦りつけようとしている。
やがて僕はドレスをすべて脱がせ、彼女を全裸にした。体中を愛撫し続けていると、サンディは次第に興奮を高め、激しく体を動かすようになっていったし、声も高くなっていった。彼女のあそこに指を入れ、ゆっくりと中をさすり続けていると、サンディはまさにロケットのようになった。ゆっくりとではあるが、どんどん火力が強くなっていく。ペニスをゆっくりと挿入した頃には、彼女はいつ打ち上がってもおかしくない状態になっていた。体を揺らしあい、出し入れを始めると、サンディは僕の背中に爪を立て、もっと強くやってと叫んでいた。やがて、彼女は背中を反らし、できる限りの力で股間を僕に押し付けるようになった。僕も、もう長くは持たないと感じたとき、彼女はオルガスムに突入し、こう言ったのだった。
「ああ、あなたが最高の男よ!」
どうやら、ウインプ男の僕ではあるが、うまい具合に事態が進んでいくようだ。
追記:
テッドは、ロスアンジェルスでとうとう当然の報いにあったらしい。ある、既婚の女性とセックスしている現場をその女性の夫に押さえられたのだ。夫は海兵隊の仲間数人を連れてきていた。皆、酒を飲んでいたらしい。テッドは力ずくでその場から逃れようとしたが、かなうわけがなく、男たちに打ちのめされ、さらには去勢されてしまったらしい。ポケットナイフで睾丸を切り取られるというのは、死ぬほど痛かったことだろう。ともかく笑えるのは、救急車を待っているとき、どこからか野良犬が現れて、地面に転がっていたテッドの睾丸を食べてしまったという話だ。ま、世の中にはユーモアのセンスがある人がいるものだ、ということだけのことかもしれないが。
おわり
一方、ローザの方は、ジュアンの顔面にまたがったまま、オルガスムに到達しようとしていた。
「もっと、もっと、舌で犯して!」
甲高い悲鳴でそう叫び、オルガスムを告げる。顔の上にまたがられているジュアンは、舌でローザのクリトリスを吸いつつ、片方の手の指はバギナに忙しそうに出入りを繰り返し、もう片方の手の指はアヌスの中を探っていた。
ローザがクライマックスを終え、ジュアンの上から降りると、ジェニーは、本格的に上下の動きを始めた。お尻をジュアンの恥丘部に叩きつけるように上下させる。その動きに合わせて、乳房も、僕の目の前、狂ったように跳ね回っていた。ジェニーの表情を見ると、彼女が今にも達しそうになっていることが見て取れた。動きはますますスピードが上がり、それにつれて呼吸も細かく途切れ、眉にしわを寄せた苦悶の表情を見せている。そしてとうとう、強烈なオルガスムに達したようだ。
肉棒を最奥に入れたままグリグリと股間をこねつけ、同時に自分で両乳首をつねり、精一杯、前に引っ張っている。オルガスムの荒波は30秒も続いていたと思う。ようやく、それが終わり、ジェニーはジュアンの道具に座ったまま、すっかり消耗して動きを止めた。
オルガスムから回復した妻は、ゆっくりと腰を上げ、ジュアンから離れた。そして、反対向きになって、再び彼のペニスを口に含んだ。飢えたように肉棒を口に頬張り、彼女自身が分泌した愛液を舐めとる。一通り舐めとった後は、再びディープ・スロートを始めた。一番やりやすい態勢になるため、床にひざまずき、お尻を後ろにいる僕に突き出していた。ジュアンの男根に荒らされた妻の女陰が僕の目の前に来ていた・・・熱く濡れて、そして、美しい・・・。
ふと、自分がすっかり勃起していることに気がついた。多分、しばらく前から勃起していたのだろう。
ジェニーは頭を上下させ、深飲みしながら、ジュアンの両脚を肩に担ぎあげた。それから、指を1本、自分のバギナに入れて潤滑を得た後、その指を彼のアヌスへと差し込んだ。ジュアンが深い唸り声をあげるのが聞こえた。ジュアンがオルガスムに達しているのが分かった。
ジェニーは頭の動きの速度を落とした。完全に止めたわけではない。ゆっくり上下させながら、ジュアンが放出した精液を一滴残らず、舐め、飲み込んでいる。ぴちゃぴちゃと舌鼓を打つ音や、ごくりごくりと喉の奥へと飲み下す音が聞こえた。
ジュアンのスペルマをすべて搾り取り、飲み下し終えた後、ジェニーは立ち上がって、僕の方に向き直った。僕のペニスを見てにっこりと微笑んでいる。射精を済ましたジュアンも、ローザも、いまは何も言わずに、平然と服を着始めている。
「これから何が起こるんだ?」
僕は声をかけたが、2人とも何も言わずにドアへと向かって行った。ジェニーは僕へ体を傾け、僕の後ろへ手を伸ばし、何かを掴んで、ジュアンへ放り投げた。ジュアンとローザはジェニーに頷いて見せ、ドアを開けて、出て行ってしまった。僕はまったくわけが分からず混乱していた。
僕の心には、混乱、怒り、疑問など様々な気持ちが入り乱れていた。その感情を目に浮かべてジェニーを見つた。
「ジェニー、いったい、何が起きてるんだ?」
妻は、僕の太ももにまたがり、ゆっくりと僕のペニスを熱いバギナへと導き入れた。乳房を僕の胸板に押しつける。そして、体を前に倒し、僕の耳元に囁いたのだった。
「結婚1周年。おめでとう」
おわり