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心が望むものをすべて 6 (4) 

こういったクラブのVIPルームに入って楽しんだことがある人なら、そこでのルールが一般客に対するルールとは少し異なっていることを知っているだろう。そのレベルの「プレーヤー」たちには、自由が許され、また、いろいろ大目に見てもらえるのである。・・・その部屋が、人数が限られた特定のVIPと、そのVIPたちが招いた特別の客に限定され、一般にはオープンになっていない場合、特に、自由が許される。今夜の私たちがまさにそうで、あの男性たちはVIPメンバーで私とレキシは彼らに招かれた客だった。

服を脱ぐなど必要なかった。自分で進んで認めたいと思っているかどうかは別として、レキシも私も、まさに「アレをするためにふさわしい服装」をしていたからである。2人とも、できる行為をすべて行った。

当初は、乗り気ではなかったけれども、セックスをするのはやはり気持ち良い。たとえ、私の相手となった魅力的な逞しい男性が、私が求めているパートナーの代役に過ぎないと分かっていても、それは同じだ。それに、この男性のペニスも目を見張るものだった。彼に与えられる快感と同じく、私も彼に快感を与えた。彫りの深い美しい顔、ギリシャの神のような肉体、滑らかなマホガニーの肌、そして大きくそり返った道具に、私は何度も繰り返し頂点に達した。レキシを見ると、彼女も、私に負けず劣らず強烈な経験をしていたようだった。私たちが織り成す2組の男女の組み合わせは、やがて、一種の4人プレーに変わり、そして再び元の組み合わせに戻った。

少し経ち、3組目のカップルが私たちに加わっているのに気がついた。彼らはもともと3人組だったのだが、その3番目の男性が女性を連れてやってきていたのだった。その女性も、多分、ダンスフロアにいた群れから選ばれた女性なのだろう。薄暗い明かりのなか、その3番目の男性を見てみた。彼も、私やレキシの相手の男性に勝るとは言えないものの、同じくらい逞しく素敵な男性だった。今は連れてきた女性の上に覆いかぶさっている。特に意識して彼の方を見たわけではなく、たまたま、レキシの視線を追って、新しいカップルの方に目を向けただけだった。レキシは、2人の方を見て、ウインクし、軽く肩をすくめて見せた。まるで、「まあ、いいんじゃない? 数が多い方が、もっと楽しくなるわ」と言っているような仕草だった。

そのとき、その3番目のカップルが体位を変え、彼女の方が上になった。後姿の彼女を見たが、砂時計を思わせる完璧と言えるプロポーションと、ストッキングを履いたままの、すらりと伸びた脚は見事な美しさだった。その足の先には、黒エナメルのプラットフォーム・スティレット・ハイヒール。上は裸になっていて、黒エナメルのスカートは、女性的な蜂腰の回り、ハート型の官能的なお尻の上に丸まっていた。

よく見ると、彼は、その彼女のアナルに入っていた。かなりの大きさのペニスにもかかわらず、彼女は根元まで受け入れている。彼女のカールした長い髪が揺れて、裸の背中をさわさわと撫でていた。後ろからなので、彼女の乳房は外側の輪郭しか分からなかったが、見事に豊かな乳房で、今は動きにあわせ乱れ動いているに違いない。彼女が頭を動かすたびに、天井からのビーム状の光線が、そのシルクのような髪を照らし、明るく磨いた銅のようにキラキラと輝くのが見えた。

心臓が止まり、もう二度と鼓動を始めないのではないかと思った。そんなはずがない! 意識せずに、突然、私のあそこが収縮し、中に入っていたペニスをきつく絞った。それを受けて、私の相手はピストン運動の途中で急ブレーキをかけた。私は、自分が先導して、素早く体位を変えた。私のアドニス(参考)には後ろから突いてもらうようにさせ、私自身は両膝をつき、上半身を上げ、あの赤毛の魅惑的な彼女の背中に体をもたれ掛けた。間違いなかった。彼女のオブセッション(参考)の香りさえ、変わっていない。何ヶ月も前と同じ。

でも、驚くべき変化もいくつかあった。頬骨が高くなっているし、唇もぷっくりとなっている。踊り跳ねる大きな乳房は、私の想像だけの姿ではなかった。彼女、豊胸手術を受けたのだ。 彼女は、こんなにも根本的なところで、こんな恒久的な形で、自分から責任を持って新しい存在へと生まれ変わったのだ。・・・それを思った瞬間、私はオルガスムに達した。

[2007/02/15] 本家掲載済み作品 | トラックバック(-) | CM(0)