ジムは、私にベッドの方を向かせ、後ろから私の体をベッドへと押した。そして、私を押さえつけながら、指で、あそことお尻の穴をいじり始めた。
彼は、怒りの一部を私にぶつけているのだと思ったが、どういうわけか、かえって、そのことが私を一層興奮させていた。
ジムは私の両手を背中に引っ張り、ハンカチで両手首を結びつけた。こんなことをされたのは初めてだった。それから彼は、私の体をベッドの端へと引き寄せ、お尻のところがヘリに来て、両膝が床に着くような格好にさせた。その姿勢のまま、何かロープのようなもので体を縛られ、固定された。口には布が詰められ、それを吐き出さないようにと何かで口の回りを縛られた。
何か分からなかったけれど、ジムは私のアヌスを奪うつもりだという予感があった。KYゼリーを指につけ、その指を私のお尻の中に入れ始めるのを感じた。このようなことも、初めてのことだった。
自分の体が、ジムの好き勝手にできる状態になっている感じがした。・・・いや、実際、その通りだった。私をこのようにすることで、気分が安らぐのだろう。
「リラックスするんだ」
もっと中に入ってくるのを感じた。2本目? 私は必死になってリラックスしようと努めた。彼のために、好きに体を使ってもらいたいと思った。
そして、とうとう、彼のペニスが私の中に押し入って来るのを感じた。後ろのところが、すごく一杯に詰め込まれている感じがした。でもジムは充分に準備を整えてくれていたので、問題なくつながることができていた。
ジムは私の股間に手を伸ばし、あそこに指を出し入れしてくれた。私は、再び、興奮しだし、体全体がオルガスムを求めるようになっていた。もっと強く、思い切り強くアヌスを犯して欲しいと感じていた。
ちょうどその時、ニナが入ってきたのだった。
私は、ハッと息を飲み、ニナが怒りを爆発させるのに備えた。だが、そうはならなかったのだった。
「成功ね!」
彼女は平然とした口調でそう言った。ジムは私の中から抜け出た。私は混乱していて、何が起きたのか分からなかった。
ニナは私の横に歩いてきて、顔を降ろし、私の顔に近づけた。恐ろしい、邪悪に満ちた笑みを浮かべていた。
「この時を待っていたのよ」
お尻に痛みが走った。次の瞬間、ニナが私のお尻を平手打ちしたのだと分かった。
「ジム? 彼女にやるところを見せて」
ジムは再び私の中に入ってきた。ニナは私の横にひざまずき、また私の顔を見ていた。再び、あそこに指が入ってくるのを感じた。ニナの指のようだった。でも、その指はたくみに動き続け、私は、すぐに喘ぎ声を出し始めていた。そして、やがて、ジムは私の中に発射し、私も一緒に達していたのだった。
行為が終わった後も、二人は私の拘束を解かなかった。私を見下ろすように、ただ立って、私を犯したことについておしゃべりをしていたのだった。まるで、お菓子屋さんに来た子供のように楽しそうにおしゃべりをしていた。二人は、やがて、誰を呼んでこようかという話しになっていた。
私は体を捩じらせて拘束を解こうとしたが、あまりに固い拘束で、無理だった。ニナは、もがく私を見ながら笑っていた。
二人は結局トムを呼ぶことに決めたのだった。私は必死になって逃れようとしたけれど、依然、だめだった。猿轡のまま悲鳴を上げようとしたけど、出せた声の大きさは微々たるものだった。
ニナは電話をかけていた。ビッキーを連れてくるようにと言ってるのが聞こえた。こんなことが起きるなんて、信じられない。
その後、ニナは一旦寝室から出て、ピンポンのラケットを持って戻ってきた。そのラケットで、私のお尻を何度も叩いた。
「あんた、ほんと、叩きがいのあるお尻をしてるわね」
この時も、私は、ニナがこんな話し方をするとはと驚いていた。
「じきにトムが、あんたのお尻にちんぽを突っ込みに来るのよねぇ。楽しみだわ」
そして、とうとうトムとビッキーが現れた。ビッキーは私を見ると、クククと嫌らしい笑い声をたてた。もっと言えば、ビッキーは笑いが止まらなくなったようで、この夜は最後まで、何度も彼女の笑い声を聞くことになった。
トムは、ニナたちに私のアヌスを味見してみないと誘われ、その気満々だったし、ビッキーは、こんな面白いもの見たことないと言わんばかりに笑い続けていた。私は、恥ずかしくて堪らなかった。
そして、すぐに、トムは私のアヌスにペニスを入れてきた。ニナとジムは、再び、次に誰を呼び出すか話し始めていた。
結局、ニナは、私の妹のエイミに電話をしたのだった。そしてエイミは、私の職場のロバートに電話を入れたのである。
ニナが寝室にロバートを招きいれたとき、まだトムは私のアヌスを犯している途中だった。ニナがロバートに何て言ったのかちゃんとは聞き取れなかったけれど、「すごい淫乱でしょう?」とか、「乱暴にやられるのが好きみたい」と言うのが聞こえた。
ニナは、ロバートにも、私のアヌスを犯すよう、説得しようとしていた。彼は、興味深そうに見てはいたけれど、自分が参加したいとは思っていないようだった。ともかく、私を見る彼の顔に浮かぶ表情に、私は本当に死んでしまいたいと思った。
そして、エイミも姿を現した。エイミは私のところに駆け寄り、どうして、こんなことができるの? と取り乱していた。猿轡をされているので、私には、ただうめくことしかできない。エイミが猿轡を外してくれたら、と願うだけだった。
ニナは、部屋にいる全員に飲み物を用意して渡していた。全員、椅子などに座って私を見ていた。
ビッキーがロバートに色目を使ってるのが見えた。彼女は、いつも、すべての中心にいなければ気がすまない女だった・・・すべての男たちの関心を引き寄せないと気がすまない女だ。
トムがようやく私の中に射精した。ニナは、この時も、ロバートにやらせようとした。でも彼が拒むので、代わりにニナはディルドを私に使い始めた。
その頃にはロバートとビッキーは互いに親密になっているようだった。でも、ビッキーは、依然として、私の方に視線を向けると、必ず、あの下品な笑い声を立てていた。
トムは、知らぬ間にエイミとおしゃべりをしていた。そして、トムはすぐに妹の胸を触り始めたのだった。しかもエイミはそれを許している!
ビッキーとロバートは部屋から姿を消していた。二人は、二人っきりになれる場所を探しに出て行ったのだと分かった。
ニナは私のアヌスからディルドを引き抜き、今度はベルトでスパンキングを始めた。
トムがエイミを裸にするのが見えた。彼が、アナルファックをしたいと言うのが聞こえた。そしてエイミがそれに同意するのも!
エイミが床のカーペットに顔を押し付けて、お尻を上げているのが見えた。トムがエイミの上にのしかかっている。
ドアからロバートとビッキーが顔を出し、何が起きてるか覗き込んでるのが見えた。二人とも体にタオルを巻いている。ビッキーは、私を見て、またクククと笑った。その彼女にロバートがキスをした。二人とも口を開き、舌を絡ませあうのが見えた。
私のアヌスに、ジムがまた押し入ってきた。ニナも裸になって、ベッドの上にあがった。私の前に来て、両脚を広げ、あそこを私の顔に押し付けてくる。
「猿轡を外してやるから、ちゃんと舐めるのよ!」
私はニナの女陰を見つめた。多分、私は言われた通りにすると思う。
おわり
プールサイドに行くと、ヘレンはすでにそこにいて、寝椅子に横になっているのが見えた。トレーシーも、ヘレンの隣の寝椅子に横たわっている。ヘレンの反対側の椅子には誰も座っていなかった。
トレーシーは私が出てくるのを見て言った。
「ステフィ、ヘレンの隣の寝椅子に横になるといいわ。あなたの背中にローションを塗ってあげるから」
横になるとすぐに、トレーシーは、私の背中に、彼女の特別製のローションを塗り始めた。どうしてか分からないけど、トレーシーは、私のためにローションを塗っていたというより、むしろヘレンのために塗って見せているような気がした。その感じは正解だったようで、トレーシーは私の背中を塗り終わると、ヘレンの方に目を向けた。
「ヘレン? あなたの背中にローションを塗ってもいい? これ、私の特別製のローションなの。肌が、とても良く、金色がかった茶色に焼けるのよ」
「ええ、ご迷惑じゃなかったら、そうしていただけますか?」
「ご迷惑だなんて言わないで」 トレーシーはそう言いながら、ヘレンの方へ体の向きを変えた。
トレーシーはヘレンの背中、そして脚にローションを塗っていた。はっきりとは分からないけれど、トレーシーの手が微妙に震えていたと思う。トレーシーはヘレンの肌にローションを塗るだけでなく、指を使って、肌に擦りこんでいるようだった。それを続けるトレーシーの乳首が固くなっていたことは、はっきりと見て取れた。
トレーシーは背中と脚にローションを塗り終えると、ヘレンに声を掛けた。
「ねえ、ヘレン? ちょっと訊いてもいい?」
ヘレンは、首をひねって、肩越しにトレーシーへ顔を向けた。 「ええ・・・」
トレーシーはヘレンの背中の真ん中に手のひらを当てながら言った。
「あのね、マークと私は、ヌードで日光浴をするのが好きなの。今、そういう格好になったら、あなた、気分を害するかしら? 私、あなたを嫌な気持ちにさせたくないのよ」
ヘレンは笑い出した。「うふふ。ステフィーから話しは聞いていたんですが、私、彼女の言うことを信じなかったんですよ。いいえ、気分を害するなんて、全然。だって、私は、セットでは、毎日、裸の人を見ているわけだし」
ヘレンが最後の言葉を言い終わらないうちに、トレーシーは立ち上がり、ビキニを脱ぎ始めていた。ヘレンは、トレーシーの姿から目が離せないようで、トレーシーが全裸になり、長椅子に戻るのを、じっと目で追っていた。トレーシーは、ヘレンに体を向けたまま自分で体に日焼けローションを垂らし、首、胸、そしてお腹へとローションを塗りこみ、それから横になって、日光浴を始めた。そこまでヘレンはずっと彼女を見ていた。
ヘレンは、マーク、マリア、そしてローレルが裸になるところも見ていた。マリアとローレルは一緒になって、まるでショーをして見せるように、マークの体にローションを塗り、その後、二人は互いの体に塗りあった。マリアもローレルも、全然、興奮した様子を見せていなかったのが、私には理解できなかった。二人とも、全然、勃起していなかった。
「で、あなたの方は、その後、どうなの?」
エレーンは、そう訊いた後、そばにいたウェイトレスに向かって、「ニューヨーク・カット(
参考)を、ミディアム・ウェル(
参考)で。それから、ベイクト・ポテトも。サワークリームはなしで」と言って、メニューを閉じ、若い娘のウェイトレスに返した。ウェイトレスは、問いたげそうな顔でスティーブを見た。
「えーっと、・・・僕にも同じものを。ただ、ステーキはミディアム・レアで頼むよ」
ウェイトレスはにっこり笑顔を見せ、素早く注文書にメモをし、立ち去った。
「何も変わっていない」 スティーブは、先のエレーンの質問に答えて言った。「バーブの弁護士は、次々と障害物を投げかけ続けている。僕の収入についての情報を求めてきたり、夫婦所有の財産の分与に関して調停を求めてきたりとか・・・そんなところだ。離婚を留まらせるために思いつくことなら、すべて、どんなことでも言って来る・・・もう、うんざり・・・だが、僕にできることはあまりないし。何だか、僕は、僕の雇っている女性弁護士をお金持ちにしているのだけは確かだな、って」
スティーブは皮肉っぽく言った。エレーンは、彼の言い回しに、くすくす笑った。
「ええ、そうね。気持ち、分かるわ・・・ところで、カウンセリングの方はどうなってるの?」
「なにも」 スティーブはそっけなく返事した。「バーブは、ようやく、カウンセラーに、性的な交際をしていたことを認めた・・・それは、エレーンさんもすでに知っているよね。それで、今、バーバラは、ある心療医師のところに行って診察してもらっているんだが、僕には、その医師はバーバラの頭にくだらないことばかり詰め込んでいるとしか思えない(
参考)。これまでのところ・・・バーバラが、そもそもどうして、感情的にも肉体的にも浮気を繰り返すのかを、ちゃんと説明してくれそうなことは、何一つ、でてきていない・・・」
スティーブは、アイス・ティーを口に含み、氷をひとかけら飲み込んだ。
「・・・その点を除けば、すべて順調かな」 彼は冷笑し、唇を歪ませた。エレーンは手を伸ばし、スティーブの手を優しく叩いた。
「気持ち、分かるわ。私も、こんなこと起きていなかったらといつも思っているもの」
スティーブは肩をすくめて見せた。「しょうがないよ」(
参考)
二人はウェイトレスが運んできたサラダを食べながら、しばらくの間、無口になった。
「そう言えば、月曜の夜に変なことがあった」
サラダの皿が片付けられた後、スティーブが話し出した。
「どんなこと?」
「義理の妹が僕のところに立ち寄ったんだが、・・・何と言うか、彼女、家に入るなり、すぐにくつろいだ感じになって・・・」
スティーブは注意深く言葉を選んだ。エレーンはくすくす笑った。
「妹さんが、権利を主張しだしたということ?」
スティーブは居心地が悪そうに、座りなおした。
「正直、彼女が何をしようとしたのか分からない。彼女は、子供の頃は、僕にのぼせあがっていたんだけど、僕は、そんなことはもう終わっていたと考えていたんだよ」
「その妹さん、おいくつなの?」 エレーンは興味を引かれたようだった。
「ああ、確か、もうすぐ19歳だと思う。誕生日が感謝祭の翌週だから」
「なるほど」 エレーンは頷きながら答えた。「まあ、充分なお年頃ね。それに、私には、その妹さん、まだ、あなたに夢中だった気持ちのこと、忘れていないように聞こえるわ」
二人は、それからもう10分ほど会話を続けた。やがて、二人の前のテーブルクロスに、メイン・ディッシュが置かれた。その後は、腹をすかせた二人は、肉汁滴るステーキを胃袋に取り込むことに忙しくなった。
しばらくしてエレーンが会話を再開した。
「私、少しは焼餅を抱くべきかしら?」 フォークを掲げ、宙に線を描くように振って話す。
「え? ごめん。何て?」 スティーブは、噛んでいたステーキの一片を飲み込んだ後、返事した。
「何と言うか・・・もし、あなたがバーバラへの復讐セックスをするつもりなら、そのお相手は私にすべきじゃないかしら、ということ」
エレーンは、スティーブに向けて、わざと色っぽくまばたきして見せた。スティーブは、エレーンが嫉妬している振りをするのを見て、笑った。
「女よ、我は、それを行うことは愚かしいことだと決めた日のことを、いまだに後悔しているのだよ」 スティーブは、尊大な口調で言い始めた。「汝、何ヶ月もの長きに渡って女なしで生きてきた男に、その話しを持ち出すことは、如何に残酷なことか、ご存知か?」
エレーンは、誘惑する振りをしながら、笑顔でまばたきをして見せていたが、すぐ後に、ふざけた表情が彼女の目から消えた。
「ああそう・・・あなたの心がどこにあるか分かったわ」 エレーンは落ち着いた声で言った。
スティーブは、問いたげな顔でエレーンを見た。そして彼女が向かっている方向を理解したのだった。
エレーンは、夫と新しい絆を作り出そうとしている。本質的に、夫と新たに結婚しなおすことを目指していると言ってよい。だが、スティーブの方は、自分の行った結婚の誓いは、修復不可能な形で破られてしまったとみなしていた。まだ、法廷で、夫婦関係を破棄する宣言をまとめる儀式は行っていないのは確かだが、それは、ただの形式的な儀式に過ぎない。
スティーブは、居心地の悪さを感じながら、しかし同時に、興味をそそられながら、レストランを後にした。エレーンは、友として、支援してくれたと言ってよかった。彼女は、長い間、封印され続けた性欲を解放することに罪悪が伴うとは言っていなかった。・・・たとえ、その相手が、じきに元義理の妹になる若い娘であるとしても、それは問題だとは言っていなかった。
エレーンはバーバラの味方でもなんでもない。彼女は、スティーブがバーバラの妹と関係を持ったなら、それによって、バーバラは、浮気されることがどのような感情をもたらすのかを、はっきり認識できるようになるだろうと言った。1度だけでも、確実に、そして明瞭に、浮気された者の気持ちを彼女に教えることになると。「確実よ」 と彼女は言った。
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