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Everything すべて (4) 

それで、ある晩のことだった。ジムは、私の税金の書類の手伝いをしてくれることになっていた。車を走らせたジムの家に行くと、たまたまニナが家にいないのを知った。ジムとは、ちょっとおしゃべりをし、厄介な書類を片付け、それが終わった後、お酒を飲んで、またおしゃべりを始めた。

私は、ニナがあんな風にジムのことを裏切っているのが我慢できなかった。私は、自分があの出来事を知っているのに、ジムがニナのことについて楽しそうに語るのを落ち着いて聞くことができなかった。罪悪感を感じてしまって。

我慢しきれなくなった私は、とうとう、彼に「話したいことがあるの」と切り出してしまった。事は深刻なことと伝わるよう、真剣な顔で切り出した。言葉で伝えるのが難しかったけれども、私は堰を切ったように、ニナが何をしているか彼に伝えたのだった。

ジムは衝撃を受けていた。いや、「衝撃を受けた」という表現では、まだ足りない。

「本当なのか?」

ジムは私に顔を近づけ、本当か確かめているように私の顔を見た。とても悲しそうな顔をしていた。それから、彼は顔面を両手で覆って、がっくりとうなだれた。私は、カウチの上、彼の隣に座って、彼を慰めるために彼の肩に腕を回した。何か気が休まることを言ってあげたいと思ったけれど、言葉が出てこない。

しばらく経ち、ようやくジムは体を起こし、私を見た。彼の顔とは20センチも離れていなかったと思う。私も彼の瞳をまっすぐに見つめた。そして、その直後、私たち二人は、長い間離れ離れになっていた恋人同士のように、キスをし、抱擁しあっていた。私は両腕を彼の体に巻きつけ抱きしめていたし、彼も私を抱きしめていた。二人の唇が溶け合うように一体化していた。

それから間もなく、私は体の中に興奮が湧き上がってくるのを感じた。この行為の行き着く先は、してはいけないことになるとは知っていたが、私は気にしなかった。ジムは、とても良い人だし、男性的に逞しいし人。ニナからあんな仕打ちを受けるなんて、可哀想すぎる。

何が起きることになるか、私もジムも分かっていた。私のブラウスのボタンが外され、彼の手が中に入っていた。私がこのようなことをするとは、自分でも信じられなかった。男性に対して、こんなに積極的になったことはなかったから。トムに対しても、これほどではなかったから。

やがて私とジムは寝室に入っていて、私は素っ裸になっていた。ジムのことが欲しくて堪らなくなっている自分がいた。でも、ジムは、私を制するように、先に進むのをちょっと止めた。

「今の俺の気持ちの状態だと、何だか、君に対して荒々しくしてしまうかもしれないんだ」

私は裸の体を押し付け、彼に言った。

「・・・いいのよ。私でよかったら、好きにしてくれて良いのよ」


[2008/04/25] 本家掲載済み作品 | トラックバック(-) | CM(0)

ポルノ・クイーンの誕生 第5章 (6) 


「ヘレンに気まずい思いをさせるつもりじゃないですよね? ヘレンには、あなたが彼女に家に来るように誘ったのは、本気で言っていると話したので・・・」 私はトレーシーが誠実に誘ったと知っていつつも、念のために尋ねた。

「あなたがそんな質問をすることに、驚いているわ。ヘレンに来てもらいたくないのが本心なら、決して彼女を招待したりしません。それに、どんな理由があっても、ヘレンに気まずい思いをさせることもないから」

「ごめんなさい。本気で言っていないなんて思うべきじゃなかった」

「ま、それは気にしないで。許してあげるから。ともかく、急いで帰ってきて。あなたがいない間、すごく寂しかったんだから」

電話を切り、コーヒーを飲み終えた時、ヘレンが寝室から出てきた。女子高生の制服のようなプレイド(参考)のプリーツ・スカート(参考)を履いていた。トップは袖なしのタンク・トップで、裾が短く、彼女の平らなお腹がすっかり露出している。お化粧もしていたが、軽めのお化粧だった。ヘレンは、10代の娘のように、とても若々しく、とても魅力的に見えた。手にはビキニを持っている。

「準備ができた?」

ヘレンは深呼吸してから言った。「ええ、これでいいと思うけど。ホント、何かの冗談じゃないといいんだけど」

「誓ってもいいわ。冗談なんかじゃないから。行く時は、私の後について自分の車で行きたい? それとも、一緒に乗っていく?」 ヘレンは多分、自分の車で行きたいと思っているだろうと知りつつも、聞いてみた。

ヘレンはキーの束を取った。「自分の車でいくわ。そうすれば、何か困ったことが起きても、自分で帰れるから」

トレーシーの家までは、さほど時間が掛からなかった。ヘレンはずっと私の後について車を走らせた。ヘレンと二人で家に向かうと、トレーシーとマークが玄関のところに立っていて、私たちを待っていた。マークはスピード(参考)の水着を履き、上にローブを羽織っていた。私はマークが日光浴をするときに、そもそも何か衣類を身につけているところを見たことがなかったので、これには少し驚いた。トレーシーは黄色のストリング・ビキニ(参考)を着ていた。このビキニは何度も見たことがある。もっとも、一旦、日光浴を始めれば彼女はすぐにビキニも脱いでしまうのが普通だけど。

二人は私にハグとキスをして迎えてくれた後、注意をヘレンに向けた。

「ヘレン、来てくれてありがとう。私、前からマークに、私たち、あなたのことを何にも知らないから、もっと知り合う機会を持つべきだと言っていたのよ。あなたのおかげでマークの仕事がすごく助かっているのだし」

「招待してくれてありがとうございます。私、あまりご迷惑にならなければいいんですが」

「迷惑なんて、全然。私たち、プールで日光を浴びていたところなの。見たところ水着を持ってきたようね。着替える場所を教えるわ」

そう言って、トレーシーは、今度は私の方を見て言った。「ステフィー? あなたも水着を着て、プールサイドに出てきたらどうかしら? マリアとローレルもすでに出ているの」

私が自分の部屋に行く間に、マークもプールサイドへと歩いていった。トレーシーとヘレンはトレーシーの寝室へ向かった。

水着に着替えるために服を脱いだところでマリアがやってきた。私を両腕で抱きしめ、ねっとりとキスをしてくれた。

「昨日の夜は、ステフィーに会えなくて寂しかったわ。あなたも、そう思ってくれてたらいいんだけど」

実際、マリアがいなくて寂しいと思ったのは事実だった。彼女のクリトリスを入れてもらって、抱きしめられたいと。でも、ヘレンがその埋め合わせをしてくれたのも事実。マリアはヘレンのことに嫉妬を感じていると知っていたので、思ったことすべてを言うことはしなかった。

「私も寂しかったわ。特に、今朝、目を覚ましたときは」

マリアと一緒にシャワーを浴びるのは、いつしても、楽しい。

「知ってるわよ。あの可愛い淫乱娘が私の替わりになって埋め合わせてくれたんでしょう?」 マリアはしかめつらをして見せたが、すぐに優しい笑顔になった。「・・・なんて、ただの冗談。もうヘレンのことに焼餅を焼いていないわよ。ねえ、彼女、ベッドでは良かった?」

「私に言えることは、彼女と寝るチャンスがあったら、是非とも、してみるべきだということ。本当よ、絶対、後悔しないから」

「ああ、そんな・・・詳しいこと聞かせてよ。今すぐ聞かせて」 マリアはベッドに弾むようにして座りながら言った。

私は、少し顔が赤らんだと思う。「あの・・・彼女、上手に動きをコントロールすることができるの。だから、相手を簡単にいかせることなく、ずっとオルガスムの寸前の状態にさせ続けることができるの。すごい苦悶。でも、甘美な苦悶を味わえたわ。あの瞬間、頭が爆発したような感じになれたの」

私は、ビキニを着ながら、その後もヘレンと行ったすべてをマリアに話した。

「わーお、何だか彼女、すごいセックス・マシンのように聞こえるわ。もっと彼女に親切にならなくちゃいけないわね」

「ヘレンは、本当に良い人よ。ベッドの中のことだけじゃなくって」 

私とマリアは、おしゃべりをしながらプールへと歩いていった。

[2008/04/22] 本家掲載済み作品 | トラックバック(-) | CM(0)

報復 第6章 (7) 

その晩は、二人とも特に決まった話題もなくおしゃべりをして過ごした。バーバラの実家でキムと会った時のことについての思い出話しをして笑ったり、テレビでフットボールの試合を見て、そのアナウンサーをからかったり。キムは、スティーブが並みのアナウンサーよりフットボールに詳しいと言って褒めた。

テレビを見ながら、ある時点で、キンバリーはスティーブの方に手を伸ばし、彼の手を握った。スティーブは手を引っ込めることはしなかった。彼は純粋にこのひと時を楽しみ、同時に、あらゆる邪念を拭い去り、考えないことにしていた。彼には、このように何か楽しい時間を過ごすことは、ずいぶん長い間なかったことだったのである。

フットボールの試合が終わった後、スティーブは自分がしていたことを振り返り、この義理の妹が家に帰るよう、仕向け始めた。彼女は、高校を出たばかりで、まだ若い。自分は27歳で、彼女の姉と熾烈な離婚協議をしているところなのだ。

キンバリーは帰りたくなかった。スティーブは、キムの瞳の表情から、彼女がここに留まり、一夜をかけて、自分が成熟した女性であることを証明したがっていると感じていた。だが、彼は、キムにそれを許したいという衝動と戦った。そういうことは正しいことではないのだ。

スティーブは、キムに家に着いたら電話するよう約束させた。この豪雨の中、彼女を一人で帰らせることが気がかりだったからだ。

キムから電話が来たとき、スティーブは会話を短めに切り上げようとし続けた。もし、スティーブが開放的に彼女を受け入れて話しをしたら、キムは恐らく一晩中、電話で話しを続けたことだろう。

その夜、スティーブは久しぶりに熟睡し、翌朝、空腹を感じて目を覚ました。それまで、彼は、空腹感を感じることなど永遠にないだろうと思っていたのである。

********

「こんにちは。調子はいかが?」

「ええ、まあまあです。そちらの方は、エレーン?」

「私もまあまあ」

彼女は優しげな微笑を浮かべて答えた。ほっそりと背の高いブロンドの女性は、スティーブの頬に軽くキスをし、慎ましやかにハグをし、テーブルの反対側に腰を降ろした。

「で・・・道を踏み外した配偶者との戦争は、その後どんな感じに?」 スティーブは躊躇いがちに切り出した。

スティーブと、バーバラが不倫を行った男性の妻は、しばらく前から、情報を交換するために頻繁に会う習慣になっていた。スティーブは、もはや、レイフがバーバラと依然として接触してようが気にしなくなっていたが、エレーンの方は、そうではなかった。エレーンは、主に幼い娘のためを思い、夫婦関係を修復したいと思っていた。

スティーブは、エレーンとの友情関係がこれほど親密になったことに内心驚いていた。二人とも、あらゆる面でプラトニックな関係を維持するよう、細心の注意を払っていた。もし、何か道を踏み外すようなことがあったら、何よりエレーンには失うものが多い。

「きわめて順調ね」

エレーンは、あまり期待せずにメニューを見ながら答えた。彼女は、興味を捉えるような、何か新しくて、ワクワクさせるようなメニューが加わっていたらいいのにと思っていた。

彼女は何気なく言った。

「ドゥーファスは、もう丸二ヶ月間、バービー人形ちゃんに電話をしていないわ・・・それに彼女の方も電話もメールも一切しようとしてきてないわね」

「本当?」 スティーブは、半信半疑で問い返した。

「ええ、きっぱり、そう言えるわ。家のEメールに関しては、すべてのアカウントに関して、夫のパスワードを確保しているし、夫は毎晩、家に帰ると私に携帯電話を見せているから。それに、私もオンラインで電話の使用履歴をチェックして、変な番号から電話が来ていないか確かめているの。それに、帰宅は私の方が早いから、彼が帰る前に郵便物をチェックして何も来ていないことを確かめているわ。さらに、ドゥーファスの職場にいる情報管理の人にも、同意の上で、すべてのメールの送受信を見せてもらっているのよ」

エレーンは、自慢げに瞳を輝かせてスティーブを見上げた。

「毎月1日に差出人が書かれていない封筒に100ドル札が入れられて、送られて来るんだから、女の子はいろんなことをしちゃうものよ。分かるでしょう?」

スティーブは声に出さず笑った。「あらゆる回路をカバーしてるわけだ」

「もう、完全に! 私は、もう、夫のことを信用していないし、夫も償いのためにたくさんしなければならないことを抱えているわ。彼がどこにいるか、誰と一緒か、そこで何をしているか、私が正確につかめないような事態が生じたら、即刻、彼は、バーバラが受けたような書類の束を受け取ることになっているの。彼は、そういうことになったら、私がすぐに家を出て行ってしまうんじゃないかと、ビクビクしているわ。今のところ、そういう状態で私は大満足」

スティーブは笑顔を見せていたが、気持ちは入っていなかった。エレーンの言葉を聞いていると、彼女の場合は、夫婦関係が続くチャンスがありそうに思えた。だが、自分の場合は、そのチャンスは一切ない。


[2008/04/21] 本家掲載済み作品 | トラックバック(-) | CM(0)

誰とやったか知ってるぜ 第2章 (7) 


母親が夕食を作っている間、俺はテレビを見て時間を潰した。「夕食よ!」と母親が言うのを聞いて、俺も父親もキッチンへ向かった。

俺は今夜に備えて充分エネルギーを蓄えておくため、がっちり食べた。食事をしながら、親たちと軽く雑談をする。食事の後、どういうわけか、父親が食器洗いをすると言ってくれた。こいつはありがたかった。というのも、出かける時間が迫ってきていたから。

俺は自分の部屋に入り、その後、バスルームに行った。少しリラックスするため、割と長い時間、熱いシャワーを浴びた。今夜を台無しにしないためにも、冷静になる必要があった。シャワーの後、部屋に戻り、ラフな服装に着替える。そしてベッドに横になった。時計を見ると、まだ少し時間がある。だが、俺は急に眠たくなってしまった。ステレオをつけて、またベッドにごろりとなる。そして、俺は気づかぬうちに、眠り込んでしまっていたのだった。

寝返りを打ち、ふと、目を開けた。すでに8時45分になっているのを知り、飛び起きた。素早く着替えの続きをし、好みのコロンを少し体にかけ、歯を磨いた。顔を洗い、部屋に戻って靴を履く。こっそり家をでてガレージに向かった。両親は、俺が通り過ぎたことすら知らずにいた。

自転車に飛び乗り、グラフ先生の家へとペダルをこいだ。先生の旦那がいないのは分かっているが、先生が警察を呼んでいないかどうかは分からない。一旦、先生の家の前を通り過ぎ、1ブロックほど先に行くことにした。

辺りが真っ暗なので、俺は自転車を降り、それを押しながら、グラフ先生の家の裏庭に隣している家の玄関先を歩いた。そのちょっと先にある茂みに自転車を隠す。

裏庭から先生の家の窓を覗き込んだ。先生の姿は見えなかったが、電灯が2つほど灯っているのが見えた。俺は、その隣家の裏庭を茂みごとに休みながら、走り進み、先生の庭に入った。

家の裏手に着く。心臓がドカドカ鳴っていた。正面玄関に行くのはヤバイと思っていたので、ガレージの裏にある網戸のドアが開いているかチェックした。幸運にも、鍵が掛かっていなかった。それを開け、今度はメインのドアのノブを回した。最初、鍵が掛かっていると思ったが、ぐっと力を入れて引いたら、ノブがちゃんと回るのに気づいた。ゆっくりとドアを押して開ける。

中を覗き確かめてから、ゆっくりガレージの中に入った。ガレージの正面ドアの方に進み、ドアのカーテンをそっと横に引いて外を見た。案の定、家の外には車が一台止まっていて、誰か中に座っていた。裏から入って良かったぜ、と思う。

だが、まだ乗り越えなければならないハードルがもう一つあった。ガレージから家へ通じているドアには鍵が掛かっているかもしれないのだ。

そのドアのところに行き、カーテン越しに中を見た。俺のいるところからは、リビングルームに薄明かりが点いているのが見えた。俺は手を震わせながらドアノブに手を掛けた。冷たい真鍮のドアノブを握り、ゆっくり回してみる。ドアがかすかに開くのを知った。

心臓が狂ったように鼓動しているのを感じながら、俺はそっとドアを開け、中に入った。キッチンに入る角のところで一旦止まり、そこから顔を出して確かめる。誰もいない。

グラフ先生の家のキッチンへと音も立てずに入って行った。グラフ先生は家の中もきちんとしているようだ。すべてがちゃんと整理されている。注意しながらリビングルームを覗き込んだ。ちゃんとカーテンが掛かっているのを確かめる。巡回中の警官に、俺が家の中にいるのを見つかるのだけは避けたかった。カーテンが掛かっているので、その心配はなさそうだ。

コーヒーテーブルの上に名刺の束が置いてあるのに気づいた。それぞれの束から一枚ずつ取った。一つはグラフ先生の名刺で、もう一つは先生の旦那の名刺だった。それをポケットに入れ、俺は階段の方へ向かった。寝室に続く階段だ。

ゆっくり音を立てずに一段ずつ上がる。この先に何が俺を待ち構えているのだろう? 俺の指示通りにウエディング・ドレスを着て目隠しをしているグラフ先生だろうか? それとも警官たちだろうか? 最後の一段を登る時、体が震えているのに気づいた。主寝室から薄暗い明かりが漏れている。俺はゆっくりとその部屋へと向かった。

この日、ずっと夢に見てきた寝室のドアの前に俺は来ている。俺は、これ以上ないほど慎重に、ドアの角のところから中を覗きこんだ。そこに見たものに、俺の心臓は鼓動を数回飛ばしたと思う。

俺の指示した通りの格好で、そこにグラフ先生が立っていたからだ。


[2008/04/21] 本家掲載済み作品 | トラックバック(-) | CM(0)

デス・バイ・ファッキング 第2章 (2) 

AWC側で私と主に接触するのは、あるシステム・アナリストで、AWCで最も若い部長と聞いていた。彼は有望な若手で、AWCの問題点を知るためばかりでなく、AWC内でも進歩的な考え方の持ち主たちが将来構想としてどのようなことを考えているかを知るにも理想的な人物であると聞いていた。このアンドリュー・アドキンズと、私は電話で打ち合わせをし、電話での会議やEメールやファックスのやり取りを続けた。すべて、アクロンにおけるAWC社に私が滞在する時に備えての打ち合わせであった。

アクロンに赴き、管理制御部の会議室に座っていたとき、彼が入ってきた。彼は、約束の時間に少し遅れて着たので、何か交通のことについて、ぶつぶつ言っていたが、私は、そのことには全然注意を払っていなかった。彼の言葉が聞こえていなかったように思える。それほど素敵な人だったから。

彼は若くて背が高かった。とは言え、背が高すぎというわけでもない。多分、178から180センチくらい。すらりと引き締まった体格。きわめて健康的な体つきをしていると思った。後で知ったことだが、彼は大学でテニス部に属していて、現在でも現役と張り合えるほどプレーできるらしい。顔は、柔和であると同時に厳しい印象があった。ただ、彼の顔を見ただけで、何度も笑顔になってきたことによって形成された顔だと分かるはず。愛嬌がある顔とも言えた。

こげ茶色の瞳。見るものを射抜くような鋭い視線をしていた。私は、彼に会って、微笑んだが、その後、あの瞳に視線を移したときのことを忘れられない。いきなり私の魂に突き刺してくるような印象があった。

手を差し伸べ、挨拶の握手をした。彼の手に触れたとき、何か電気ショックのようなものを感じた。体じゅうがビリビリと感じたのだった。私は立っていられなくなって、椅子に腰を降ろそうとしたけれど、彼はなかなか私の手を離したくなさそうだった。私も手を引っ込められなかった。でも、やがて、私は膝から力が抜けてしまい、椅子にへたり込んだ。それに合わせて手を彼の手から離すことができた。ちゃんとしなければいけない、と思った。

そして、その時、私はあれを見たのだった。「雄々しい反応」だった。この言葉は、高校にいた時、私たち女子高生たちの間で、男の子や教師のズボンが突然テントを張った時に、使った言葉で、彼らがそういう反応をしたとき、「雄々しい反応」をしたと言っていた。

このアンドリューが私に対して雄々しい反応を見せたのだ! 私は、まったく理解できなかった。何と言っても、私は彼よりずっと年上である。正直言って、10歳年上なのである。私は、ひょっとして、この人は、何か若いロサリオ(参考)のような人物で、接した女性なら、年齢や容姿に関係なく、どんな女性にでも惹かれてしまう人なのではないかと思った。この人なら、間違いなく、ダンスへのお誘いの招待状をいっぱい持っているだろうと思った。このルックスだし、振る舞いもこの通りだし、こんな雄々しい反応もできるのだから。女性なら、ぞっこんになるはずと。

彼の見せた雄々しい反応も、私のせいのはずがないと思った。いや、彼はどの女性に対しても、こういう反応をするのだろうと思った。絶対そうよ。

私は少し落ち着き、すぐに仕事に取り掛かった。何と言っても、この仕事のためにここに来ているのだから。私は、この若い素敵な男性について、馬鹿げた妄想をするためにここに来たのではないのだから。


[2008/04/21] 本家掲載済み作品 | トラックバック(-) | CM(0)

無垢の人質 第1章 (7) 


「いやだと?」 レオンは、かすれた声で問い直した。沈黙が続く中、彼の荒れた息使いだけが聞こえる。

やにわにレオンは、娘の胸の頂にある固くなった突起に口を寄せ、強く吸いたてた。

「んん・・・」

訴え、泣く娘の声を尻目に、陰部から抜いた指を娘の下腹部にあてがい、濡れた入り口の周囲に軽く円を描き続けた。

その指が再び肉の割れ目の中に滑り込んでくるのを受け、娘は腰を反らせ上げると共に、叫び声を上げた。

「いやあぁぁぁ!」

湿った肉襞の中、指の先端が細かく動くのを、下唇を噛んで耐える。両脚がぶるぶると震えていた。

「言うのだよ」

「・・・ほ、欲しいのです・・・あなたの手が・・・」

「どこに欲しいのだ?」 冷酷にも先を言わせようとする。

「私の・・・私の・・・」

「陰部にだろう?」 レオンの吐息が、唾液で濡れた乳房に吹きかけられた。「言うのだ」

「・・・陰部に」 

娘は、弱々しく泣きながら答えた。美しいまつ毛に、涙の粒々が光り、一層、美しく見せる。

「あ、ああぁぁぁぁ・・・」

秘密の肉筒を、再び、レオンの指に深々とえぐられ、娘は喘ぎ悶えた。

「わしの指で踊るがいい」

娘は命ぜられた通りに行った。クリーム色の尻肉を机から持ち上げては、また机に打ち降ろす。尻を降ろすたびに、机の表面と尻肉がピタピタと音を立て、辱めを感じつつも、快感に我を忘れ、腰の動きをやめることができない。

「そうだ、それでいい」

レオンは、そう呟き、娘の両手首を離した。それから、娘の脚の間に位置取りながら、床に膝をついた。

娘は、湿った股間にレオンの生暖かい息が吹きかけられるのを感じた。突然、尖った舌先が、陰核に触れるのを感じ、娘は驚き、反射的に机から尻を持ち上げ、のけぞった。そこに舌で触れられた瞬間、さざめき立つ肉筒の奥深くで、強烈な快感が火花となって飛び散るのを感じたのだった。気づくと、両手の指が光沢のある波のような黒髪の中へ滑り込み、レオンを自分へと引き寄せていた。娘は、体内に徐々に高まっている、未知のうねりに抗うことができなくなっていた。自分の腰が勝手に動いていた。レオンの指を求めて下へ沈み、尻肉が木製の机の表面を叩く。だが、そのすぐ後に、今度は、湿った割れ目を擦り磨く舌を求めて、持ち上がるのだった。

[2008/04/21] 本家掲載済み作品 | トラックバック(-) | CM(0)

Everything すべて (3) 

ニナは、3人の男たち全員にフェラをし、完全に淫乱そのものに振舞っていた。私もジョーにもう少しおしゃぶりをした。こんなことをするのは、今夜限りの冒険と考えながら、そして、自分が、男たちが夢に思うような淫乱女になれるということに、自分でも驚きながら、フェラを続けた。

ニナはもう一人の男もいかせたが、私も、ようやくジョーをいかせることができた。彼が射精を始めた時、ニナは私の耳元に口を寄せ、「飲み下すのよ」と囁いた。私は、言われた通りに、出されたものを飲み込んだ。自分が、男を狂わせることができるセクシーな女になったような気がした。

その後、ニナは私に黒人の男性にも、もう一回おしゃぶりをさせた。彼はすぐに勃起を取り戻していた。ニナは、ますます狂ったようになっていって、チャンスを見つけては3人全員のペニスをしゃぶっていたし、見るからに、もっと男がいれば良いのにと感じているようだった。

それに何と言っても、彼女の言葉使いが驚きだった。男たちや私に発した言葉の数々! 私は、いまだにニナがあんなイヤラシイ言葉を言ったことが信じられない。

私は、休み休み、黒人の男の人におしゃぶりをしていたけれど、その間、ニナは他の二人にもう一度フェラをして、再び、射精させ、飲み下していたし、私が休んでいる間に黒人の男にもフェラをして、出させ、飲みくだしてしまった。

それが済むと、彼女は立ち上がって、私も立たせ、それから男の人たち一人一人の唇にねっとりとキスをした。私にも3人にキスをさせ、その後、私を引っ張るようにして裏ドアから外に出て、車に乗った。

彼女に家まで送られる間、車の中、私は何も言えずにいた。ニナは、何も変わったことがなかったように、ぺちゃくちゃおしゃべりをしていた。その夜、私は、経験したことを考えながら、ほとんど眠れなかった。あんな経験は、それまで夢見た最も淫らな空想でも、ありえないことだった・・・

その出来事の後、私は、ニナとジムに、どういう顔をして会ったらよいか、私は困るようになった。二人に会うといつも、ニナは、のぼせ上がった娘のように、ジムにいちゃついた。愛を込めてキスをし、体を押し付けながら、たった2、3時間でも離れ離れになると、あなたに会いたくてすごく寂しくなるのと甘い声で言う。二人は、以前から私の前でそういう風にいちゃついていたけれど、でも、今は、ニナの正体を知っているだけに、私はどうしてよいか悩んでしまった。一度など、ニナは、ジムに、私にはあなたしかいないの、と甘えながら抱きつき、同時に私に向かってウインクをして見せたのである。ジムに見えないようにして、そうしたのだった。その時の不愉快さに、私は、はっきりと気分が悪くなるのを感じた。ニナは、あの家に行ったのが初めてという様子じゃなかった。ということは、彼女はそれまで何度か行っていたのだと思うし、ひょっとすると、あの夜の後も、再び行っていたのかも知れない。不潔すぎる。耐えられない。


[2008/04/18] 本家掲載済み作品 | トラックバック(-) | CM(0)

ポルノ・クイーンの誕生 第5章 (5) 


ヘレンが私のバッグを持って戻ってきた。

「あなたが泊まる支度をしておこうと思いついたこと自体、信じられないわ。男の人で、そういうことを考える人、いないと思うし、私の知ってる女の子でも、多分、ほとんど思いつかないんじゃないかしら。でも、真面目に言って、そうするのが正解だわよね。日中着ている服のまま寝るなんてできないわけだし。そんなことしたら、次の日、絶対、人に変な目で見られちゃうもの」

「でも、私も、女の子の服を着始める前は、そういうこと考えもしなかったと思うの」 私はバッグを受け取りながら返事した。

日課のアヌス洗浄を終えた後、私はヘレンと一緒にシャワーを浴びた。ヘレンは、どうしてエネマをするのかと、私にしきりに質問した。私は、誰か私とセックスしたがる人が現れたときのために念のためにしていると答えた。思うに、その時の私の答えがヒントとなって、その夜、彼女は私のアヌスにディルドを使ったのだと思う。あそこを洗浄しておく必要性は彼女も理解したようだった。そしてヘレンは私のあそこをディルドで犯すのも楽しいと思ったようだった。

その日、夜明け近くまで、数回、私とヘレンは愛し合った。互いに抱き合いながら、午前10時ごろまで眠っていた。眠る前にもう一度二人でシャワーを浴び、起きてからも、シャワーを浴びた。

朝、私が荷物をバッグに詰めている間、ヘレンは朝食を用意してくれた。食事の席に着きながら、私は彼女に言った。

「トレーシーが、今日、あなたを家に招いてくるようにと言ってたわ」

ヘレンは怪訝そうな顔をした。「あまり、良いことと思えないわ、それ・・・」

「どうして、そう思うの?」

ヘレンは、少し考えてから答えた。「本当のところ、トレーシーは本気で言ったのではないんじゃないかと思ってるの。ただの儀礼で、そう言っただけじゃないかと」

「いや、そうじゃないと思う。事実として、トレーシーは決して嘘をつかない人なの。だから、本当にヘレンに来て欲しくなかったら、招待しなさいって私に言わないはず」 私はヘレンにトレーシーのことを誤解して欲しくなかった。

「本当に?」 私は、本当にそう、と答えようとしたけれど、その前に彼女は話しを続けた。「何と言うか、マークとトレーシーは私の世界とは違うように思うの。マークは本当に素敵な仕事仲間だし、トレーシーも、いつも私に優しくしてくれているわ。だけど、私は、あの二人のサークルには属していないと思うのよ」

「どうしてそう言えるのか分からないわ。マークたちのサークルに属していない人がいるとすれば、私が一番、そういう人物だもの。・・・ともかく、トレーシーは、本当にあなたに来て欲しくないなら、決して私に頼んだりしないのは確か。マークもトレーシーも本当に良い人よ。来ても絶対、後悔しないのは確かだから」

ヘレンはしばらく考え込んでいた。

「オーケー。分かったわ。行くわ。でも、何か嫌なことになったら、あなたのせいにするから良いわね。・・・だけど、私、どんな服を着ていくべきかしら?」

「日曜日は普通、私たちプールサイドでくつろいで、日光浴をしているの。多分、水着は必要ね。裸で日光浴をするのが良いなら別だけど」

ヘレンは、ふーんと鼻をならした。「私をかつごうとしているでしょ? 私は、あなたが着ているようなミニスカートを着ていくことにするわ。それにテニス・シューズで。万が一に備えてビキニも持っていくけど」

ヘレンが着替えている間、私はトレーシーに電話をし、ヘレンを連れて行くことを伝えた。トレーシーは、この知らせに、とても喜んでいるようで、待ち切れないので、急いで帰ってくるようにと言っていた。トレーシーは、何よりヘレンに会いたがっているという感触があった。


[2008/04/17] 本家掲載済み作品 | トラックバック(-) | CM(0)

報復 第6章 (6) 

キンバリーはスティーブに微笑みかけ、落ち着いた声で訊いた。

「覚えている? あのバーベキューの時のこと? あなたに、バーバラよりも私の方を好きにさせるつもりよと言った時のこと?」

スティーブは覚えていた。彼とバーバラが結婚する直前の頃だった。キンバリーは、当時、まだ、おしゃべりな12歳の少女で、スティーブが到着するとすぐに、彼にぴったりくっついて離れなかったのだった。あの時、バーバラはキムのこの振る舞いに腹を立てていた。彼女の反応に驚いたスティーブは、フィアンセであるバーバラに、未来の義理の妹に対して優しく接すること以外何も考えていないと説明しなければならなかったのだった。バーバラを和らげるのにかなり時間が掛かったのを覚えている。

あの時のキムが、今は、魅力的で、快活な若い女性に変わっている。改めて彼女を見ながら、スティーブは、またも、先に感じたのと同じく、股間が反応し始めるのを感じた。バーバラは背が高いのに対して、妹のキムは155センチほどしかない。バーバラがほっそりと洗練され、しなやかな印象なのに対して、キムは野性的で、がっちりした体格の印象があった。バーバラはBカップだが、キムの胸はCカップでも窮屈そうなのは確かだった。

キムは、バーバラよりも、しっかりした体つきをしていた。大きな胸を支えるためにも、そういう体つきになるのが当然なのだろう。太もももふくらはぎも、バーバラの足よりも、肉付きがよかった。曲線美の優劣は変わらない。単にキムの体つきの方が、しっかりしているという印象だった。

キムが16歳になったときだった。太ももの太さを気にするキムに対して、スティーブは、なだめるつもりで、薄着になるほど、素敵に見えるよと言ったのだった。実際、ショートパンツやビキニの格好になると、キンバリーは、ハッと息を飲むような魅力的な若い娘に見えた。頭からつま先まで、すっぽり衣類に包まれていると、実際の姿よりも、ずっと太って見える印象があった。

あの、キムが16歳になった時のようなことは、繰り返さないようにしようとスティーブは思っていた。その日の午後、キムは体の内側から発せられる熱で輝き、火照っている様子で、その日が暮れるまでずっとスティーブのそばにくっついていた。その次にスティーブがバーバラの家を訪れた時も、キムは同じことをした。スティーブは、キムの気持ちに水をさそうと試みた。バーバラたちに間違った意味に取られたくなかったからだ。不安定な10代の若者を元気付かせ、安心させることしか思っていなかった。

「ああ、覚えているよ」 しばらく間を置いて、ようやくスティーブは返事した。緊張してきているのを隠すために、微笑を見せて話した。「君は、元気な幼い12歳の女の子で、辺りにいる大人には、あたり構わず生意気な口を叩いていたし、年頃の男の子には、あたり構わず色目を使っていたね」

キムは、顔をしかめ、スティーブに舌を突き出して見せ、スティーブは、それを見て嬉しそうに笑った。ふと、スティーブは、こんなに声に出して笑うことは、ずいぶんなかったなあと思った。キムが、カウチの上、自分の隣のところを軽く叩いてみせた時、スティーブは、自分がそれまでずっと立ったまま、キムのことを見ていたのに気が付いた。スティーブはゆっくりカウチに近づき、キムに引き寄せられるのに任せて、彼女の隣に腰を降ろした。


[2008/04/17] 本家掲載済み作品 | トラックバック(-) | CM(0)

誰とやったか知ってるぜ 第2章 (6) 

翌朝、俺は遅めに起きた。朝の一通りのことを終え、自転車に飛び乗ってブラッドの家に行った。あいつのカマロを見るためだ。だが、ブラッドの母親を見るためでもあった。ブラッドの母親は、今日は仕事がない日のはずだ。

自転車を漕ぎながら、俺はグラフ先生のことを考えていた。先週と同じように、先生のあの温かい肉穴に俺のちんぽを突っ込むのを想像する。待ち切れない。

ブラッドの家の前についたら、ブラッドばかりでなくブラッドの母親も、そこにいた。

「やあ、ブラッド!」 と言うと、ブラッドの母親も振り向いた。俺は何も考えずに、「ハイ、ステファニー」と声をかけた。

「おはよう」 

彼女は、冷蔵庫から何かを出しながら、優しく返事してくれた。前屈みになっているので、ショートパンツがずり上がって、脚がよく見える。薄地のショートパンツなのか、その生地がお尻の割れ目に食い込んでいる。低いハイヒールのようなサンダルを履いているので、ふくらはぎの肉が実に美味しそうに見えた。ブラッドの母親は、ようやく冷蔵庫から何かを取り出し、向きを変えて家の中に戻っていった。

ブラッドがワックスかけの仕上げをしている間、俺はあいつの車の中に座り、ステレオを聞いていた。

「お前、本当に、明日の夜、女の子を引っ掛けに行きたくねえのか?」 ワックスをかけながらブラッドが訊いた。

「ああ。自転車じゃないので出かけるのは最高なんだが、ダメなんだ。親父に一緒に行くって約束してしまったからな」

「後になってから、俺が誘わなかったなんて言うなよな」

その日はずっとブラッドの新車の周りでぶらぶらして過ごした。やがて5時過ぎになり、家に戻らなければならない時間になった。もうじき両親が帰ってくる。残念ながら、ブラッドの母親は、あの後、全然ガレージには姿を見せなかった。俺は自転車にまたがった。

「じゃあ、俺はもう帰るわ。明日の夜は、せいぜい楽しんでくれ。楽しいことがあったら、日曜日に詳しい話しをしてくれよ」

ブラッドは笑いながら、自転車で去る俺に手を振っていた。

家に着くとすでに両親は帰宅していた。父親は俺にバーガーキングの袋を放り、「お父さんとお母さんは、今夜、外出するんだ」と言った。俺は冷蔵庫からコーラを出して、キッチンテーブルで夕食を取った。食べている時、母親が部屋から出てきたが、それを見たとき、思わずむせ返りそうになった。ミニのサン・ドレス(参考)とハイヒール姿だったから。

「今夜はお父さんとディナーを食べて、それからダンスをしてくるわ。だから帰りを待っていなくていいわよ」

そう言い残して、二人で出て行った。

食事を終え、しばらくテレビを見ていた。時計を見たが、時間が進むのがやたら遅いと思った。気分を落ち着かせようと、自分の部屋に行ってベッドに横になった。仰向けになりながら、考える。グラフ先生は俺が指示した服を全部揃えているだろうか。先生は心の中でどんなことを思っているのだろうか。興奮しているのだろうか。警察に連絡したかもしれないと思った。俺が行ったとき、俺を捕まえるために張り込んでるかもしれない。だが、俺は確信していた。俺は決して捕まらない。

明日の夜のことについて、妄想を続けた。グラフ先生は、明日の夜を楽しみに待っているのじゃないか。目を閉じ、先生の姿を想像した。ベッドに仰向けになって、柔肉の脚を広げている。ウェディングドレスの中、あのキュートなおまんこを自分でいじっている。背中を反らし、下唇を噛んで耐え、セクシーなヒールを履いた足をキューっと反り曲げる姿。

気がつくとズボンの中、激しく勃起していた。俺は明日の夜のためにエネルギーを温存しておきたかったので、今夜は、ちんぽに触りたくなかった。必死に我慢してベッドから起き、シャワーを浴びた。そして部屋に戻り、眠ってしまおうとベッドにもぐった。

だが、明日のことを考えて興奮しきってしまい、全然、眠れなかった。そう言えば、先生は旦那に対してどんな反応をしているんだろう。完全に普通に振舞っているのか、それとも、おどおどしてるのか。

俺は、居心地の良い姿勢になるため寝返りを打った。ふと、俺はいつまでこれをやれるだろうかと思った。繰り返し、何度も脅迫し続けることができるだろうか? 先生を俺個人のセックス奴隷にすることができるだろうか? 俺をやめさせることなんかあるのか? いろんなことを考え、ますます眠られなくなってしまった。

さらに突然、別のことも頭に浮かんだ。それがひらめいた瞬間、思わず歓声を上げそうになってしまった。つまり、何かブラッドの母親の弱点を見つけて、彼女も脅迫したらということだった。そのひらめきに、俺は寝返りを繰り返して興奮したが、単なる夢に過ぎないとも分かっていた。だが、もし、何かの方法でステファニーも隷従させられたら、どうだろう? 俺は勃起を押さえ込むのに必死だった。

電気スタンドのラジオ付き時計を見たら、すっかり遅くなっているのに気づいた。何度も寝返りをしたが、寝付けない。ウェディングドレスのグラフ先生! 思うだけで気が狂いそうになる。時計を見たら午前1時。そして2時、そして3時だ。だが、やっと俺は眠りに落ちたようだ。

次の日、目が覚めたの時にはすでに午後になっていた。起きてから、グラフ先生のことを考えながら、いろいろしているうちに、両親が帰ってくる時刻になっていた。ぼんやりテレビを見ていると親たちの車がガレージに入ってきた。二人で笑ったりふざけあったりしながら家に入ってくる。


[2008/04/16] 本家掲載済み作品 | トラックバック(-) | CM(0)

デス・バイ・ファッキング 第2章 (1) 

「デス・バイ・ファッキング」 第2章 Death By Fucking Ch. 02 by thebullet

最近という言葉で3年間を意味するとしても構わないならばの話しだけど、私の生活は、最近、少しありきたりになっていた。移動し、仕事をし、食べて、そして寝る。これらが、私の生活を構成している4つの基本的構成要素だ。この4つ以外にもあってしかるべきだとは分かっていても、言わば、自分で整えたベッドなら、自分がそこに寝るべきなのだ。つまり、こういう生活を送ってるのも、自己責任ということ。

私の名前はディアドラ・マーティン。経営コンサルタントをしている。様々な会社に派遣され、その会社をより効率的で、利益が上がるようにするにはどうしたらよいかを決定する仕事をしている。このような仕事の性格上、私は、クライアントに、業務を改善するために、様々な機能を整理統合する方法を教えなければならないことが時々ある(実際は、「時々」どころじゃないけれど)。でも、これは婉曲的な言い方であって、はっきり言えば、誰を解雇するかを指示するということだ。この点は、私の仕事の楽しくないところであるし、私が派遣された会社の人々に、あまり友好的に付き合ってもらえない理由でもある。しかし、その人々も、私が業務を終えた時点で縮小の対象になるかもしれない人たちであるわけだから、彼らを責めることなどできないだろう。

コンサルタントの業界では、コンサルタントの社員こそが商品である。在庫品である。これは、悪い意味で言っている。コンサルタント会社が、その社員を完全に取引先との業務に就かせたら、もはや売るものは何もなくなるのだ。そういう業界で、コンサルタント会社がビジネスを広げるには2つの方法がある。(A)より多くのコンサルタントを雇うこと(しかしコストは膨れる)。それか、(B)既存のコンサルタントに、より長時間、働かせること。私の知っているどのコンサルタント会社も、まず(B)の方法を選ぶ。

私は不平を言っているわけではない。こういう風な流れなのだとは分かっていた。仕事に長時間費やし、味気ないモーテルの部屋で退屈な時を過ごしながら休息を取る。そういうことしか予想できないのは分かっていた。先にあるのは孤独だけというのも分かっていたし、男性と付き合う時間もないだろうとは分かっていた。実際、過去に何度か男女関係で失敗してきていたので、もはや、この関係のことに対処しなくても済むと知って、少し喜んだりもしていたのだ。

私はジョージア州で育った。サバンナ(参考)の近くで育ったので、人に聞かれたときには、サバンナの出身ですと答えることにしていた。だが、実際に私が育った町は、アーバン・スプロール(参考)が始まるまでは「郊外」とすら言えないような小さな町だった。私がそこに住んでいた時は、私にとって、サバンナは月に一度遊びに行く大都会だった。だから、私はサバンナ出身と言うことにしている。

アクロン・ワイヤー・アンド・ケーブル(AWC)社は、私たちのようなコンサルタントによる救済を必要としている小企業だった。よくあるクライアントである。うちの会社BRMCは、この古臭い小企業を21世紀に相応しい企業へ変える仕事を受け持ったのだった。これは、大変な仕事になりそうだった。たくさん首が飛ぶだろう。それは間違いない。BRMCからは私も含めて何人かコンサルタントが派遣され、かなりの時間と労力を費やして、この小企業に生き延びる方法を教え込むことになっていた。私の個人的な印象では、現状を見るに、この会社が生き残れるかどうか確信がもてなかった。だが、ともかくやってみなければならなかった。


[2008/04/15] 本家掲載済み作品 | トラックバック(-) | CM(0)

無垢の人質 第1章 (7) 

侵入してくる指に中を押し広げられるのを感じ、娘は、キスで口を塞がれつつも、か弱い泣き声を上げた。引き千切るようにして、レオンの口から逃れ、「いや!」 と、荒い息づかいで喘いだ。両手に小さなこぶしを作り、レオンの胸板を叩く。

厚かましい指から逃れようと腰を引こうとするものの、レオンの指がさらに奥深くへ滑り込んでくるのを感じ、ああっと力のない喘ぎ声を漏らした。

レオンは、大きな手のひらで、娘の両手首を掴み、容易く彼女の頭の上に持ち上げ、娘の体を釘付けにした。娘は体を捩り、抵抗を続けながらも、強靭な体躯が彼女の脚の間に割り入り、頑として動かぬため、脚を閉じてレオンの侵入を防ぐこともできない。狭き肉筒の内壁を憎き指に愛撫されるままになってしまう。

さらに指がもう一本加わり、内部に滑り込んだ。生娘の狭い肉道の内部で、新参者の指は仲間の指と出会い、一緒になって肉壁を広げる仕事に取り掛かり、娘をさらに苦しめ、愛らしい顔を歪めさせた。そして、その2本の指が激しいリズムで彼女の中を掻き乱し始めた。

「ああーん! ああーん! ・・・」

娘は、か弱いうめき声を上げた。若々しい肉体は、レオンの責めに対し、本能的に緊張と弛緩を繰り返す。娘は、自分の肉体の中で、未知の感覚が徐々に高まり、彼女のすべてを飲み込もうと狙ってくるのに気づきつつも、それに抗うことができない。下腹部に何か得体の知れない渦巻状の緊張が生まれ、それがうねりとなって、きつく巻き上がるのを感じた。やがて、その感覚がもたらす緊張状態のために、体全体が弾け飛んでしまいそうに感じた。レオンの執務室は、娘の、ハアハアという荒い息づかいと、切なそうな溜息や泣き声で満たされた。

突然、レオンの指が、娘の体内に留まったまま、動きを止めた。と同時に、娘は不満そうな泣き声を上げた。

「お願い!」

娘は切羽詰った声で叫んだ。その声音からは、もはや、娘がこの責めを止めて欲しいと頼んでいるのかどうかを定かに判断することはできない。

「いかせて欲しいとわしにお願いするんだな」

レオンは娘の耳に息を吹きかけた。娘の首筋に鳥肌が立った。

娘が返事をしようとしない、あるいは、返事をできずにいるのを見て、レオンは、玩具をいじるように娘の小節を親指でこねり回した。反射的に娘が叫び声を上げる。

「うううぅぅぅっ!!」

「わしに言うのだ。他の男が触れたことがないところを触れて欲しいと。わしの指で、果てたいと!」

「お願いです・・・」

娘は小声で囁いた。レオンの動きを止めた手に、自ら腰を押し上げ、この邪悪な責めを続けて欲しいと無言で訴える。

「言葉で言うのだ。そうすれば、お前への懲らしめも終わりにしよう」 

レオンは、舌を伸ばし、ピンク色に染まる敏感そうな娘の耳を舐め、荒らしまわった。大きな手のひらで娘の乳房を覆い、親指で固く突起した乳首を気ままにもてあそぶ。娘は、レオンの言葉が、意識を覆い隠す濃い霧の中を貫いて侵入してくるのを感じた。「懲らしめ」? この男は、このようなことを、懲らしめという言葉で意味しているの?

「い、いや!」 

娘は、曇った意識のまま、そして結果がどうなるかも不確かのまま、答えた。焼けるような体から、レオンの指が素早く抜け出て行くのを感じ、頭を左右に振った。


[2008/04/15] 本家掲載済み作品 | トラックバック(-) | CM(0)

Everything すべて 

ニナが運転する車は、ある郊外の家に止まった。素敵な家だった。私は、前よりワクワクし始めていた。何があるのか。

「私についてきて」

ニナはそう言って、私はついて行った。玄関前に来ると、ニナはベルを鳴らした。出迎えた人は、とても大きな男の人だった。身長は2メートル近い。太ってる感じじゃなかったけれど、体重は90キロ以上。ひょっとすると、115キロくらいあるかも知れない。筋肉隆々の体をしていた。確かに、完全に引き締まった体つきとまでは言えないが、決して侮ることなどできい人なのは確かだった。

ニナは、ジョーという名前だと、私にその男性ことを紹介し、私を家の中へ引き入れた。リビング・ルームへと入っていくと、ニナは勝手にお酒が置いてあるキャビネットのところに行って、飲み物を作った。私はだんだん不安になり、この家のことをうさんくさく感じ始めていた。

ニナは、作った強いお酒を私に押し付け、自分でも飲み干しながら、私にも飲ませた。そして私の耳元に囁いた。

「彼って、逞しそうなカラダしてると思わない?」

その後も、彼女は、信じられないようなイヤラシイ言葉を囁きかけてきた。彼女が彼にしたいことかとか、私も彼にしたいことがあるんじゃないとか。彼は、ドアの枠に体を持たれかけたまま、飲み物を飲みながら立っているだけだった。

やがて、ニナは私を彼のところに引っ張って行った。私に、ちゃんと見ていて、と言いながら、なんと、右手を彼のチャックに掛けたのだった。チャックを降ろしていく! それから、私も道連れにするようにして、彼の前にしゃがみこみ、手を彼のズボンの中に入れ、中から彼のペニスを引っ張り出したのだった。とても大きい。

私はこの状況が信じられなかった。フットボールの選手のような巨体の男の前で、私はニナと一緒にひざまずいて、彼のペニスを見ているのだ。ニナは、今からおしゃぶりするつもり、などと言っている。そして、唖然としている私を尻目に、彼女は本当に口に入れてしまった。

私は立ち上がろうとしたけれど、ニナは私を引っ張って、また、ひざまずかせる。

「あなたもキスしてみたら?

「そ、そんなのできっこないじゃない」 私は小さく悲鳴を上げることしかできなかった。

でも、ニナはなかなか許してくれなかった。彼女自身、彼のペニスにチュッとキスをして見せた。

「たいしたことじゃないわよ」

そう言って、私の頭をそれに押し付ける。ニナは、ちょっとキスするだけと、しつこく私に囁き続けた。そして、結局、私は言われた通りにしたのだった。

するとニナは、舌を出して、ぺろぺろ舐めたり、口に入れて出し入れしたりをして見せた。

「頭のところに唇を寄せてみて!」

自分でも信じられなかったけれど、私は頭を近づけ、唇を寄せていた。

「そう! そう! 上手!」 ニナが叫んでいた。

彼女は次に、口の中に入れ、2、3回、出し入れして見せた。そして、今度は私の番よと手で合図をして見せた。私も、彼女の指示に従って、同じことをした。

これをニナと二人で交互に何回か繰り返した。ニナは、まるでチョコレートの乗ったチーズケーキか何かを食べているように、「んーん、むーん」という声を出してしていた。

私の番が回ってきて、同じようにしていると、ニナが、隣で別のペニスを吸っているのに気がついたのだった! 男の人が他にもいたのだ! ジョーと同じく大きな体格の人で、黒人。ペニスはジョーのよりも大きかった。

驚いて動きをやめると、ニナはすぐに手を私の頭にあてがって、ジョーへのおしゃぶりを続けるよう導いた。

そして、さらに3本目のペニスも出てきたのである。同じく大きな男の人で、ニナは二人の男性を相手に、交互にしゃぶっていた。ニナは、フェラをされている男性たちよりも、フェラをして喜んでいるように見えた。

しばらく続けていると、ニナは私を引き寄せて、黒人のペニスをしゃぶらせたりもした。私は、こんなことをしている自分が信じられなかった。トムとは一度もオーラル・セックスをしたことがなかったのだ。それにそれ以前に2回ほど経験があっただけだし、そのどっちの時も、嫌な結果に終わったのである。

やがて、黒人の男性は射精を迎え、ニナはそれを嬉しそうに口で受け止め、出されたものをすべて飲み下していた。

私は、心のどこかに引っかかるものを感じ、行為をやめ、引き下がった。するとニナは私の耳元に口を近づけ、囁いたのだった。

「どうしたの? しようよ! 淫乱になるのって楽しいはずよ・・・ちょっと、そういう女になった気持ちになるだけだから・・・今夜だけ、ちょっと淫乱な女になったと、そう思うだけでいいんだから!」

確かに、この5年間、私が生きてきた小さな世界のことを思うと、このようなことをして、気持ちが少し晴れるような気がした。


[2008/04/14] 本家掲載済み作品 | トラックバック(-) | CM(0)

ポルノ・クイーンの誕生 第5章 (4) 

私はヘレンを舐め始めたけれど、私が出した体液の大半が、すでに彼女の体から流れ出てしまった後だと、すぐに気づいた。だからと言って、私は舐めるのをやめることにはならない。私は彼女を格別にきれいにしようと念入りに舐め続けたし、このチャンスを使って、彼女にもう一度オルガスムを感じさせてあげた。

予想していなかったことは、ヘレンも私をきれいにし始めたことだった。私が舐め始めるとすぐに、上に乗ってるヘレンは上半身を傾け、私のクリトリスの周辺を舐め始めた。最初は、躊躇いがちに、味見をするように、2、3回、ぺろりぺろりと舐める感じだったけれど、1分もしないうちに、美味しそうに舌鼓を打ち始めた。

ヘレンのあそこがすっかりきれいになり、私の方も、多分、同じくきれいになったと思う。するとヘレンは、体の向きを元に直し、私にキスをしてくれた。彼女は顔中に私の体液をつけていたし、彼女の口の中も同じで、キスをしながら私自身の体液の味を味わった。二人とも、競うようにして互いの顔面をぺろぺろと舐めあい、きれいにしあった。それが終わると、ヘレンは、はあーっと溜息をついて私の上に覆いかぶさった。

少し経って、ヘレンが私に言った。

「思ったとおりだったわ。あなたのスペルマ、これまで私が経験したどの男性のとも違う味がするの。月曜日にもそう思ったんだけど、今日、はっきり確かめたら、やっぱりそう。あなたのって、全然、苦くないのよ。甘くて美味しいの」

「多分、私が食べているものと関係があるのかもしれない。以前と違って、最近はずっとお肉を食べていないから」

「じゃあ、その食生活を変えないでね。今の味、大好きよ」

ヘレンはちょっと間を置いて、話しを続けた。「今夜は泊まっていけるの? それとも、帰らなきゃダメ?」

「それはヘレン次第だわ。私に泊まっていって欲しい?」 私は答えを知っていたけれど、あえて訊いた。

ヘレンは私にキスをして言った。「ぜひ泊まっていって。寝るときの服、あなたに合うのを持っているか、調べてみるから。・・・あなたの、そのコルセット、とても似合っているし、きれいだけど、あなたがそれをつけたまま寝るなんて想像できないもの」

私はベッドから降りようとしながら答えた。「万が一のために、泊まる用意をしてきたの。・・・一度、服を着させて。外の車のところに行って、バッグを取ってくるから」

「私がローブを羽織って外に出た方が、簡単じゃないかしら。車のキーを貸してくれる?」

ヘレンはそう言って、ベッドから出て、ローブを手にした。

私は手提げバッグを取り、ヘレンにキーを渡した。彼女が車のところに行っている間、私はトレーシーに電話をして、今夜はヘレンのところに泊まるので、心配しないよう伝えた。トレーシーは、連絡してくれてありがとうと言い、明日、ヘレンを家に招待するようにと念を押した。


[2008/04/14] 本家掲載済み作品 | トラックバック(-) | CM(0)

報復 第6章 (5) 

スティーブは、彼女に追いついてリビングに入った。彼女は窓の外を見ていた。つい先ほどまでは、それほどでもなかったが、今は雨が激しくなり、雨粒が窓ガラスを叩いていた。キンバリーのことをスティーブはキムと呼んでいる。キムは、スティーブが見ているのに気づくと、振り返り、にっこりと微笑んだ。

彼女は、何気なさを装いながらスティーブに歩み寄り、両腕を広げて、彼の首に絡ませた。スティーブは、キムが突然、迫ってたのを見て、たじろぎ、2、3歩後ずさりした。だが、彼女はなおも彼の後をつけ、追い詰めた。そして、つま先立ちになり、スティーブの頭を自分に引き寄せ、キスをした。淫らさが混じったキスで、舌を差し入れ、スティーブの舌をちろちろと弾いた。体でも、腹部をスティーブの腹部にぐりぐりと押しつける。

再びたじろいだスティーブは、キムの大胆な行動に対して素早く反応し、体を離そうと押し返したが、決してそれに成功したとは言い難かった。

だが、彼女は、突然、スティーブを離し、ゆっくりと後退した。そして優雅な立ち振る舞いでソファに腰を降ろした。

「うちのアバズレの姉と離婚するのは、いつになるの?」

彼女は、唐突に問いかけた。スティーブは、大胆な質問に、しばらく、ただ彼女を見つめることしかできなかった。

「・・・ああ・・・それは、さらにもう何か月かかかりそうだよ」 スティーブは、ようやく言葉を発した。「バーバラの弁護士が、先週、審議継続を求めて新しく措置を取るよう、書類を提出したんだ」

スティーブはいやいやそうに話した。彼は、この件をバーバラの妹であるキムと話しあうのがいやだった。それに加えて、キムが自分の姉であるバーバラを呼ぶのに使った言葉も、彼には居心地の悪さを感じさせるものだった。適切な言葉じゃないように感じられた。そもそも、キムのキャラクターから逸脱した言葉使いだった。

[2008/04/13] 本家掲載済み作品 | トラックバック(-) | CM(0)

誰とやったか知ってるぜ 第2章 (5) 

その日はずっとブラッドの家で遊んでいた。夕方になりブラッドの母親が帰ってきた。車から降りるブラッドの母親を見て、俺は言葉が出なくなった。

服はビジネス服なんだが、それでも、そそられる姿だった。スカートは膝の上のところまでの丈。あのハイヒールを履いた足を見たら、どんな大人の男たちも涎れを流すんじゃないか。トップは胸の谷間が少し覗き見える感じだ。家に歩いてくるが、歩くたびに胸がたぷんたぷんと揺れている。ブラッドの母親のことはきれいな人だなあとは思っていたが、こんなにセクシーな雰囲気がある人だったとは知らなかった。俺たちにちょっと声をかけて、家の中に入っていった。

「おい、お前のお母さん、今日はすごく美人に見えたなあ」

「何、バカ言ってんだよ、俺のお袋だぜ?」

ブラッドは怒った顔でそう言ったが、すぐにクスクス笑い出した。「お前も年上の女が好きなヤツだなあ。・・・あれか? 年上の女にセックスの仕方とかを教え込まれるとか、そういうの考えてるのか?」

ガレージの時計を見て、そろそろ俺の両親も家に帰ってると気づいた。自転車に乗りながら、「そろそろ、俺は帰るわ」と言った。

ペダルを漕ぎ出す俺の背中にブラッドが「じゃあな」と叫びかけるのを聞いた。

家まではたいした掛からないが、自転車に乗りながら、俺はグラフ先生に対してやろうとしていることを、ブラッドの母親にもできないかと考えていた。ブラッドの母親は、ステファニーという名前だった。あの服装で車から降りてくるところを見て、すごく興奮した。俺がこんな淫らなことを考えているのをブラッドが知ったら、俺を殺そうとするだろうなと思った。

家に着き、自転車をガレージに入れ、家の中に入った。母親はテーブルをセットし、食事を並べていた。父親も混ざり、3人で食事をし、その日の出来事を話し、その後、後片付けをした。片付けた後は、3人それぞればらばらの行動だ。俺は部屋に入り、ネットにつなげ、ブラッドがいるか確かめた。ブラッドはオンラインになっていなかったので、俺はウェブを見て回り、そのうち良さそうに見えるポルノ・サイトに入った。

その中では、いろんな人がいろんな部屋で様々なフェチについてチャットしていた。俺は、ただ眺めるだけで、書き込んだりはしない。やがて、そこには飽きて、俺は画像サイトの方へ移った。

画像サイトの中でも、ボンデージ専門のサイトをチェックした。セクシーな服を着た女たちが、いろんな形で縛られている画像を見て回る。画像を見ながら、こういう牢獄のようなところで、グラフ先生が縛られ、屈服するのを想像し、俺はだんだん興奮してきた。何千枚も画像があるが、どれを見ても、画像の中の女がグラフ先生だったらと想像して見た。先生に目隠しをさせ、両手首を拘束して、吊り下げる。そう考えただけで、ちんぽがヒクヒク疼いた。女がテーブルに縛り付けられ、男たち3人に犯されている画像もあって、それも想像のネタになった。

やがて俺は我慢ができなくなって、ズボンのチャックを降ろし、次々に画像を見ながら、ひくつくちんぽをゆっくり擦り始めた。

そして、あの忘れられない一枚の画像に出くわした。女が二人背中合わせに立っていて、ロープで縛られている。俺は、この女たちが、グラフ先生とブラッドの母親と想像した。手が勝手に激しく動いて、ちんぽをしごいていた。次の画像を見ると、男が二人出てきて、この女たちのおっぱいにろうそくのろうを垂らしているところだった。それを見た瞬間、俺は玉がきゅーっと収縮するのを感じ、唸り声を上げていた。全身に電気ショックを与えられたような感じになり、次の瞬間、キーボードにスペルマが降りかかっていた。

俺はあわてて、ティッシュを取り、残りのスペルマを捕らえようとしたが、2発目には間に合わず、そいつはパソコンのディスプレーにびっちゃりと当たってしまった。俺は、さらにひどいことにならないように、急いでティッシュでちんぽを包んだ。

汚れを始末した後、パソコンを切り、ベッドに潜り込んだ。土曜の夜のことが待ち遠しい。明日は金曜日だ。グラフ先生は俺の手紙を手にするはずだ。そう思いながら、俺は眠りに落ちていた。


[2008/04/11] 本家掲載済み作品 | トラックバック(-) | CM(0)

無垢の人質 第1章 (6) 

「お前のここに触れた男はおらぬのか?」

レオンは柔らかく問いかけながら、大柄の体を娘に傾け、覆いかぶさった。指で娘の秘密の場所を守る巻き毛を優しく撫でる。

無言のまま頭を左右に振る娘の瞳を、金色の瞳が射抜くように見つめた。娘の目は、この未知の苦しめを止めるようにと必死に懇願していた。

「お前のここに口を寄せた男はおらぬのか?」

レオンの冷酷な口が、娘の胸の震える肉肌に近づき、その先端を吸い、甘噛みした。その終わりなき責めに、娘の体は自然に反り返った。

「い、いいえ」

娘は、責めに耐え切れず、切羽詰った声で答えた。意思に反して体が勝手にレオンの口を押し返すように反り返るのに気づき、娘の目に涙が溢れた。

レオンは頭を引き、改めて、困惑した顔の娘を見下ろした。親指で、娘の足の間に潜む桃色の小塊を撫で回しながら。娘は、その禁じられた場所に、熱を持った感覚がちろちろと湧き上がってくるのを感じ、恥ずかしさのあまり溜息を漏らした。

「お前は自分でここに触れたことがないのか?」

「やめて!」

娘は息を喘ぎながら言った。レオンにあの敏感な部分をこね回されながら、両手で固く机の端を掴み、必死に耐える。

「どうなのだ?」 レオンは、なおも答えを求めた。固さを増した突起を指で弾き、いたぶる。

「いいえ! それは罪深きこと!」

娘は切羽詰って叫んだ。体が、心を裏切り、レオンの指がもたらす感覚に勝手に掻き乱されている。

「快楽に罪深きことなどないのだよ」 

レオンは、そう囁きかけ、娘に覆いかぶさり、優しく娘の唇を唇で擦った。レオンの口が娘の口に被さり、優しくも力の篭ったキスを始めるとともに、娘の抵抗は途絶えてしまった。レオンの舌は、ゆっくりと、しかし容赦なく娘の口の中を動き回り、やがて娘は、レオンの舌がもたらす、未知の愛撫に親しみを感じるように変わっていた。

娘は、優しく教えるように動き回るレオンの温かな舌に圧倒され、意識がそれに集中していく。だが、突然、娘は身を凍てつかせた。繊細な愛撫を繰り返す指が、彼女の中を探り始めるのに気づいたからだった。指が、潤いを湛えた娘の入り口に円を描きつつ、ゆっくりとその中へ滑り込んでくるのを感じる。


[2008/04/10] 本家掲載済み作品 | トラックバック(-) | CM(0)

バースデイ・プレゼント 第9章 (3:終) 

私は夫の手を取り、ランジェリーショップに引っ張り込んだ。すぐに、可愛い顔の売り子さんが近づいてきた。

「何かお探し物でしょうか?」

「ええ。あのウィンドウにあるピーチ色のセットはどこにあるのかしら?」

彼女はにっこり微笑み、私も素敵なセットだと思っているんですよと言いながら、私たちを商品を展示してるところに連れて行った。ランジェリーセットのところに来ると、ビックは手を伸ばし、レースのブラを取り上げた。売り子の女の子が、ビックのピンクのマニキュアを塗った爪を見て驚くのが見えた。彼女は何を思っただろう?

「これ、素敵ね。ねえ、ビック? これを着けたところ見てみたいと思わない?」

そう言うと、愛らしい顔の店員さんが済まなそうに口を挟んだ。

「申し訳ございません。店の方針で、下着類に関しては試着できないのです」

「ああ、でも、私たち、絶対これを買うつもりだから。このタグを全部外して、レジに持って行ってもいいのよ」

「あ、承知しました。でしたら、お客様のサイズに合うものを探しますね。試着室は、あちらになります」 彼女は指差しながら答えた。

「サイズに合うものは自分でできるわ。ありがとう。・・・あちらのお客さんが何か困っている様子よ」 私はそう言って、向こうの方にいた女性客を指差した。

売り子の女の子がその女性客の方へ行った後、私は素早く、ビクトリアに合うと思われるサイズのアンサンブルを集めた。でも、彼には私がしていることについては知られないようにした。

「ビック、一緒に来て。似合うかどうか一緒に見ましょう」

「君に似合うのは分かっているよ。君一人で試着してもいいんじゃないかな。僕はモールをぶらついて待ってることにするよ」

「お願い、一緒に来て」 私は夫の手を取った。「あなたの意見が聞きたいから」

彼は、しぶしぶ私に同行して、狭い試着室に入った。ドアを閉め、掛け金式の鍵をかける。

私は振り返って彼と対面し、セクシーに体を摺り寄せた。

「ここ、居心地が良いと思わない?」 彼の股間に手を這わせる。

「ん、ああ・・・すごく」 そう言って、彼も股間を私の手に押し付けてきた。

私は手を上下に動かして、彼のペニスを擦りながら、セクシーにディープキスをした。彼が固くなってくるのを感じた。それから両手を彼の胸に這わせ、彼の乳首をきつくつねった。

「痛っ! そんなに強くしないでくれ」

彼は私を強く抱き寄せ、ねっとりとしたキスを返してきた。手を私の腰にあてがい、私の下腹部をぐっと引き付ける。

私は優しく彼の抱擁から逃れて言った。

「わあっ、すごい・・・興奮しすぎて自制が効かなくなってしまう前に、このランジェリーを試着してみましょう」

そう言って、私は彼のTシャツを掴み、裾から捲り上げ始めた。

「え、何をしてるんだい?」 私をやめさせようとしながら彼が言った。

「Tシャツを着たままじゃ、ブラジャーを試着できないわ。さあ、両腕を上げて」

彼は、私が意図してることを悟り、顔を赤らめた。いやいやながら、両腕を上げる。私は、Tシャツを引っ張って、彼の頭から脱がせ、ベンチの上に放り投げた。そして、可愛いピーチ色のレース・ブラを取り上げ、タグを外した。

「両腕を前に出したままにしててね」

私は彼の上に繊細な出来のブラジャーのストラップを掛け、するすると滑らせながら彼の胸に着けた。そして彼を後ろ向きにさせ、ホックを留めた。それから、もう一度、前向きにさせて、彼の胸肉を手繰り寄せてカップの中に押し込んだ。大きくはないが、ちゃんと乳房らしく見えるし、胸の谷間も出来上がった。私は、彼にも鏡に映る自分の姿が見えるように、すこし脇に避けた。彼が、可愛いブラジャーを着けた姿を目にし、目が少し輝くのが見えた。また、ビクトリアが戻ってきたと分かる。今日は最後までビクトリアでいてもらうつもり。このショッピング巡りも楽しいことになりそうに感じた。

つづく

[2008/04/10] 本家掲載済み作品 | トラックバック(-) | CM(0)

Everything すべて (1) 

「Everything すべて」 Everything by deirdre

私は、本当に長すぎると言える時間、トムとの結婚のことから立ち直れないでいた。長い間、私は、二人が結ばれる運命にあると信じ続けていた。トムが、ビッキーという23歳のブロンド小娘を選んだ後ですら、私は、まだ、そう信じていたのだった。

でも、トムはトムで、私から離れる理由はあったのだろうと思った。実際、私は、5年間、トムのことで悩み続けると共に、彼にチクチク文句を言うことしかしていなかったから。

妹のエイミィは、心の底ではいつも私のことを超人だと思っていたけれど、私の行動に腹を立て、ずいぶん取り乱していた。友達のニナとジムは、私が辛い期間ずっと私のそばに寄り添ってくれていて、正直、二人がいなかったら、私はあの状態から立ち直れなかったと思う。

でも、ともかく、私はようやくトムのことを最低の男だと思うようになった。そして、ニナは、私が、心を惹かれた職場の男性のことを彼女に話したとき、もうすっかり傷も癒えたわねと言ってくれた。

彼の名前はロバート。彼は一度も私をデートに誘ったりとかしていない。でも、私はすでに、彼にだけ意図的にちょっと多めに気を使うようにし始めていた。その私の気遣いから、どんな結果が出てくるか確かめているところ。彼のことを想い、どんなことが起きるか楽しみに待って、過ごしていた。

ニナとジムは、私の古くからの友達だ。実際、二人を結びつけたのは私だと感じている。ジムは、小学校のときからずっと、私の家の2軒先のところに住んでいて、私たちはいつも一緒にいて、互いに助け合ってきた間柄だ。もっとも、互いにロマンティックな興味を抱いたことはなかった。

ニナの方は、高校の時の親友。彼女は、こげ茶色の髪の毛をしてて、細身で小柄な美人で、それは昔も今も変わらない。いつも男性たちに振り返られている。ジムは、私に、ニナのことに惹かれていると告白し、ニナはどう思っていだろうるかと訊いたことがあった。私は、ニナがジムのことについて何か言うのを聞いたことがなかったけれども、ジムには、ぜひ彼女にアタックすべきよと返事した。その後、どうなったかと言うと、ご覧の通り、二人は結ばれた。それ以来、二人ともずっと私の真の友人でいてくれている。

ともかく、ニナは、私に、心の傷が癒えたわねと言った後、さらに付け加えて、こう言ったのだった。

「あなたが『完全に離婚』した状態になって、私、ものすごくワクワクしてるわ。これから、いろいろ冒険ができるわけだから」

その時、私は、ニナの使った言葉に興味を引かれたけど、何も返事をしなかった。

それから少し経ったある夜、私とニナは二人で映画を見に行って、その後、バーに寄って、お酒を飲みながら噂話をした。バーを出た後、気がつくと、ニナは車を私の家の方へは走らせていないことに気がついた。家に送ってくれているとばかり思っていたのに。それに、ニナの家の方角とも違う。

「ニナ、どこに向かっているの?」

ニナは少し笑って、すぐに分かるわと答えるだけで、その後は、それまでしていたおしゃべりの話題に戻ってしまった。私は少し気が散ってしまい、会話を上手く続けることができなかったけれど、ニナは全然気にしていないようだった。


[2008/04/10] 本家掲載済み作品 | トラックバック(-) | CM(0)

ポルノ・クイーンの誕生 第5章 (3) 

私が返事をする前に、ヘレンは腰を上げ、私のクリトリスをあそこに咥え込んでいた。彼女は、月曜日の時と同じくらい熱く燃えていた。ヘレンがゆっくりと腰を沈めてくるのを受けて、私は、ただ、喘ぐことしかできなかった。

月曜日の時にはヘレンは激しく、速い行為を求めていたが、今日は、それとは違って、ゆっくり、落ち着いたセックスをした。上下に体を動かしながら、腰をゆっくり回転させるように動く。私に与えている濃密な快感をできるだけ長く持続させようとしていた。私は、あまり長くは持たないと思っていても、ヘレンは、長続きさせる方法を知っているようだった。

どのくらいセックスをしていたか、私には分からない。ヘレンは数回オルガスムに達していたが、それでも、私のことを限界ギリギリの状態に保ち続け、決して、限界を超えるところまでは行かせてくれなかった。だけど、どんな良いことにも必ず終わる時が来るもので、それは私たちが行っていたことにも当てはまる。永遠とも思えるような長い時間の後、とうとう私は、もう持ちこたえられないところに達し、ヘレンの中に噴射を始めた。その時のオルガスムは、それまでの経験では一番長く続いたオルガスムだったように思う。体の中のすべてが噴出して行ったように思えた。

よく分からないけれども、射精後、私は気を失っていたようだった。目を開けると、ヘレンは私の上に覆いかぶさっていた。彼女は私の意識が戻ったのを見て言った。

「気がついたようね。あなたは、もう今夜はずっと眠り続けてしまうんじゃないかって心配になっちゃった。大丈夫? 私、相手のオルガスムを先延ばしにすることができるんだけど、それをすると、いざオルガスムになると、ちょっと強烈すぎるものになってしまうことがあるらしいの。自分でも分かってるんだけど」

「すごかったわ。あんなに長くギリギリの状態にされられ続けたことなかったもの。どうやるとできるの?」

ヘレンはくすくす笑った。

「正直言って、私にも本当のところは分からないの。ただ、撮影での仕事の時に思いついたトリックを使うだけ。勃起させなければならない男優たちの中には、とっても難しい人もいて、そういう人たちには、いっぱいお世話をしてあげなければいけないのよ。私のあそこの筋肉がペニスを包むときの包み方に大きな関係があるのは分かってるけど、どういう風になってるのかは説明できないわ」

私はヘレンを抱きしめキスをした。 「まさに才能に恵まれているのね」

「ありがとう。あなたも素晴らしいわよ。男の中には、女が、ああいう風にオルガスムをコントロールするのを嫌う人もいるの。私が何か彼らの弱点を握ってるように脅威を感じるらしくて、コントロール権を手放したがらないの。マッチョ心理のようなものね」

「うふふ。その点なら私にはまったく問題がないのは確か。だから、いつでも気が向いたときに、アレをしてくれていいわ」

ヘレンの顔を見ると、顔が愛らしくピンク色に染まるのが見えた。彼女は、恥ずかしそうに言った。

「・・・私、月曜日にセックスの後にあなたがしてくれたこと、してくれないかなと思ってるんだけど・・・だめ?」

「あなたのあそこをきれいにしてあげることのこと? だったら、むしろ私の方がお願いしたいことよ。じゃあ、体の向きを変えて」

私は、ヘレンに、仰向けになるように言ったつもりだった。その方が、ヘレンは楽な姿勢になると思ったから。だけど、彼女は違った風に取ったようで、後ろ向きになって、私の顔の上にあそこを降ろしてきた。この姿勢は私も良かった。実際、こういう姿勢の方が好きだから。この姿勢だと彼女の中に入っている体液がすべて簡単に外に流れ出てくると思うから。

[2008/04/09] 本家掲載済み作品 | トラックバック(-) | CM(0)

報復 第6章 (4) 

いや、単に機会というより、もっと正確に言えば・・・機会と誘惑。

「こんばんは・・・」 

明るい声がスティーブに呼びかけた。「・・・私に会えて嬉しい?」

「あ、・・・ああ、もちろん・・・キンバリー・・・元気だった?」

スティーブは慌てた。彼にとって、この若い義理の妹は、今夜、玄関先に出迎えるとは予想していなかった人間の一人だった。

「ええ、もう、とっても!」 18歳の娘は嬉しそうに答えた。

多分、この答えが、彼女が自分の生活について感じていることを正確に表わしているのだろうと、スティーブは思った。彼女は、いつも、出会った人々や出来事について、熱っぽく喋り捲っていた。高校時代は、3年間、毎年、最も人懐っこい人物に投票で選ばれていたし、同じく毎年、全員一致でチアリーダーに選ばれていたのも、彼女だけだった。生徒たちも教員も、彼女と一緒にいることを楽しんでいたし、どこに行っても、彼女の周りには、開けっぴろげで明るい仲間たちがいつも付き添っていた。

スティーブは、キンバリーのことを、いつまでも輝きを失わないキラキラした個性を伴った、可愛いく、活発な娘だと思っていた。だが、最近は、それに加えて、どことなく、セクシーな若い女性へと変身したようにも感じていた。彼女の瞳の奥に、何か官能的にくすぶったものがあるように感じていた。

自分を見上げる彼女の仕草には、何かゾクゾクさせるものがある。そのような興奮は、これまで彼女との関連で感じたことなど一度もなかった。スティーブは、自分がこの義理の妹に反応しているのを知り、うろたえた。さらに悪いことは、自分がうろたえていることを彼女が分かっているらしいことだった。股間が熱くなるのを感じたが、自分がそれを感じたと同時に、彼女もそれに気づいたのは確かなように思えた。

「私を家に迎え入れてくれないつもり?」 キンバリーは、にっこり微笑みながらスティーブを見上げた。

スティーブは、またも、うろたえつつ、スクリーン・ドアを手で押さえ、キンバリーを家の中に迎え入れた。彼女はつかつかと玄関ロビーへと進んだ。歩きながら、レインコートを脱ぎ、それをスティーブに手渡す。スティーブは、無言のまま、後ろ向きになって、レインコートをコート掛けにかけた。女の子っぽい笑い声を後に残しながら、彼女は、一人でリビング・ルームに歩み進んで行った。


[2008/04/08] 本家掲載済み作品 | トラックバック(-) | CM(0)

誰とやったか知ってるぜ 第2章 (4) 


「グラフ先生、ちゃんと指示に従ったようだな。これで、先生も、良い生徒になれると思うぜ。ともかく、先生が自分の生活を守りたいと思ってるらしので、俺は喜んでるぜ。加えて、先生は、ちゃんと自分で認めるべきだな。この前、俺のおかげで感じまくったことをな。で、今回は、どんな風にして、気持ちよくさせてもらえるか、興味があるんだろう? 今回は、次の通りだ。まず、ソング・パンティとストッキング、ガーターを身につけること。全部白だ。靴は白のスティレット・ハイヒール。つま先の指が見えるタイプのだ。ブラジャーはつけるな。それから、どんな服を着るかだ。何だと思う? ハラハラしてきてるんじゃねえか、グラフ先生? 服はウェディング・ドレスだよ。そう、その通り。ウェディング・ドレスだ。あんたの旦那と一緒に『誓います!』って教会で言った時に着ていた服だ。ただ、今回は、お楽しみのハネムーンは俺が授けてやる。あんたの旦那の時のようなつまんねえハネムーンじゃねえぞ。マジで燃え盛る、激しいハネムーンだ。9時になったら、リビングの明かりを消して、玄関のロックを外すこと。先生は寝室に行って、自分で目隠しをして、その上からウェディングのベールを被って、俺が来るのを待つこと。変なことがあったら、俺は早速、電話をかけまくるからな。それに、おかしなまねをして、俺が定刻通りに家に帰られなかったら、俺のパソコンが自動的に、先生の旦那や学校の管理部にメールを送り出すようにセットしておく。分かったか? じゃ、また、明日の夜に。グラフ先生」

俺は手紙をプリントアウトして、封筒に入れ、机の上に置いた。それからテレビのリモコンを取って、ビデオのボタンを押した。この前、先生を犯したときのビデオだ。特に、思う存分、犯しまくっていた時の、先生の顔の表情に注意して見た。やっぱりだ。先生の顔に、純粋に喜んでエクスタシーに悶え狂ってる表情が浮かんでいる。アクメに達するたびに、顔に引きつった笑みが浮かび、下唇を噛んでこらえていた。いくたびに手をぎゅっと握って、足の指を内側にきゅーっと反らせている。

先生とやるまで2日ほどあるので、俺はここで一発出しておくことにした。ズボンを脱いで、ちんぽをだし右手でシコシコし始める。先っちょからヌルヌルしたプレカムが出てきて、間もなく、射精ギリギリに近づくのを感じた。画面では、先生が立っていて、俺が先生のまんこを舐めているところだった。その時の先生の顔を見ながら、右手をさらに速く動かした。

先生は、下唇を噛みながら、笑顔になって感じている。足に目をやると、足指がきゅーっと内側に反っている。

それを見て俺は限界を超えた。素早くティッシュを取ったが、同時に、白濁の塊が宙に飛んでいた。その飛んだのを何とかティッシュで受け止め、その後、ちんぽに被せ、残りのスペルマを捕らえた。ちんぽがひくひく言ってる。

俺はビデオを止め、テレビを切った。素早くバスルームに行って体を流し、部屋に戻ってベッドにもぐった。朝になるのが待ち遠しいと思いつつ、いつの間にか眠っていた。

朝になり、早速、いつも通りのことを始めた。つまり、シャワーを浴び、朝食を食べ、自転車に乗って外に出ること。手紙を手に、郵便局へとペダルを漕いだ。中に入ると俺の前にずいぶん人が並んでいるのに驚いた。辛抱強く待ったが、永遠に掛かるかと思うほど時間が長く感じられた。待っている間、俺が思うことは、この土曜日の夜のことだけ。ようやく、俺の番が来て、局員に手紙を出した。あて先も俺の顔も見ずに、切手代わりのシールを張り、他の郵便物の山に放り込んでいた。

家に戻る途中、ブラッドの家に立ち寄った。ブラッドは、俺の知らない車に何か作業をしていた。

「どうだ、いいだろう!」 

俺が自転車から降り、車に近づくとブラッドが言った。

「親が、俺の卒業祝いに買ってくれたんだ」 満面の笑顔で言う。

俺は、車の周りを歩きながら、圧倒されていた。シボレー・カマロ(参考)の新型だった。黒のボディでタイヤとリムもカッコいい。ブラッドは車の中に身を乗り入れステレオをつけた。「試してみろよ」と言ってるように見えたが、音楽の音が大きくて聞き取れなかった。ブラッドはラジオの音を下げ、俺は中を覗いてみた。シートは皮とフラシ天(参考)でできていて、実に最高のインテリア。

「ボンネットのレバーを引いてくれ」

ブラッドに言われてレバーを引いた。ボンネットが跳ね上がるのが見えた。ブラッドはボンネットを持ち上げ、俺は中を覗きこんだ。驚愕だった。驚きながらブラッドを見た。

「お前の両親が、こんな怪物エンジンを持った車を買ってくれるなんて、信じらんねえよ」

「ああ、言いたいことは分かるぜ。すげえ、クールだろ」 ブラッドは答えながら、クククと笑い出していた。「よう、これで俺たち、ナンパ車を手に入れたってことだ」 そう言って、ボンネットをバタンと閉じた。

「お前と一緒に女を引っ掛けて、ダブルデートができるわけだ」 ブラッドは、そう言いながら、シート前のボックスを開けて見せた。中にはコンドームの箱が入っていた。「早速、今度の土曜に、女を引っ掛けに行こうぜ?」

「ああ、ダメだよ」 俺は即座に断っていた。俺は、土曜の夜には、別のお楽しみがあるのだ。

「おい、何だよ? 土曜日の夜に、可愛い娘ちゃんたちを引っ掛けることより大事なことがあるわけねえじゃんか?」

「あ、いや、親父の手伝いをするため、どっかに行かなきゃならないんだ」

速攻でそう答えたが、ブラッドは不審そうな顔をしていた。

「お前の負けだな」

ブラッドは後ろにおいてあった冷蔵ボックスに手を伸ばし、俺にコーラを放り投げた。俺たちは、ブラッドの新車の中、ラジオを聴きながら、学校から解放されたことについて喋っていた。

話の話題に、例の警官のことが出てきた。ブラッドは少しおどおどした感じに変わった。そして、やにわに切り出した。

「お前、まさか、何もしてないよな?」

俺は、ブラッドに顔を向け、ヒステリックに笑い出した。

「ブラッド、お前、どうしてそんなこと考え出すんだ?」

「だってよ、お前がグラフ先生に熱を上げてるのは俺も知ってるからなあ。お前、衝動に負けて何かやったんじゃないかと思ってしまったんだよ」

(・・・こいつには本当のことを話したい・・・)とは思ったが、まだ、俺にはその心の準備ができているとは思えなかった。

「お前がそんなことを言い出すとは、俺の方が驚いたぜ」

二人で音楽を聴きながら、俺はブラッドにそう答えた。

[2008/04/07] 本家掲載済み作品 | トラックバック(-) | CM(0)

デス・バイ・ファッキング 第1章 (13:終) 



ほとんど、ディアドラの部屋に入ってすぐに、僕は彼女を壁に押し付け、キスをしていた。まさに初めてのキスだった。初キスだからこそ、僕は愛のこもった優しいキスをしようと思っていた。ディアドラに対する僕の気持ちの深さが伝わるようなキスを。

だが、実際は、そういうキスはできなかった。自分の意思とは裏腹に、僕の舌は彼女の喉に届きそうなほど突き進んでいた。僕の体は彼女の体を壁に押し付け、僕の両手は、彼女の体を這いまわっていた。まさに彼女の体を略奪する勢いだった。服を引き千切るような勢いで脱がし始めていたが、それでも、もっと早く脱がせられないものかと苛立っていた。

夢に描いたシナリオでは、ディアドラに対する行為は、紳士的で、愛が込められ、ロマンティックなものになるはずだった。彼女の愛らしい顔を両手で優しく包み、あの甘美な唇に、心を込めたキスをする、と。だが、現実は、そのシナリオのすべてを変えてしまった。

僕はディアドラを裸にした。とうとう、彼女の美しいヌードを見る時が来たのだ。だが、実際の僕は、彼女の裸など、ほとんど、関心がなかった。僕は、服を破らんばかりの勢いで脱ぎ捨てた。脱いだ後も、服の態をなしていたのは幸いと言えた。ともかく、どうしてもディアドラとつながらなければならないという一心だった。今すぐ、彼女とつながらなければ!

二人、裸になり、彼女を引っ張ってベッドに行った。そして彼女を仰向けに寝かせる。ディアドラは、僕を迎え入れるように両腕を広げてくれた。僕は彼女を抱きしめ、耳元に甘い言葉を囁きかけたいと思っていた。彼女の体のてっぺんからつま先まで、ゆっくりと念入りに、愛撫し、探りたいと思っていた。ディアドラにとって忘れられないような経験をさせてあげたいと思っていた。本当に、僕はそうしたいと願っていた。

だが、実際の僕が行ったのは、事実上、強姦だった。僕のペニスはディアドラの中心部をすぐに見つけ出し、乱暴に押し入っていた。僕は気が狂っていた。あの美しいディアドラを犯しまくっていた。僕はケダモノになっていた。引き抜いては、突き刺すを繰り返していた。それを繰り返すたび、僕はどんどん荒々しく、激しくなっていた。

ディアドラは、ただ横たわって、僕の行為を受け止めていた。僕の行為に彼女が呆れているのが見て取れた。僕は、もっとゆっくり、もっと優しくしたかった。そうしたかったのに、できなかった。何度も何度も、繰り返し、彼女に打ち込んでいた。ハンマーで叩きのめしている感じだった。何かに駆り立てられた、自分の欲を満足させるためだけの、思いやりがまったく欠けた、彼女の体を奪うだけの行為をしていた。

僕は、初めて、つがいの絆を発見した最初のアウストラロピテクスのオスのようなものだった。男根でメスを征服し、子種を注ぎ込んで、そのメスを自分の物としてマークする。それしか頭にないオスになっていた。この女は俺のものだ! 誰にも渡さん! と魂の底から叫び続けた。

僕は、彼女の無抵抗な局部にペニスを叩き込み、この魅惑的な女性を、無慈悲に痛め続けていた。ディアドラは、最初、抵抗しようとしていた。彼女が叫んでいたのを覚えている。

「イヤ! ちょっと待って! 痛い! 痛いのよ! ああ、ダメ! やめて! ああ、ひどい! ああ! ああ!!!」

だけど、すぐに彼女は抗議するのをやめ、それからは僕が打ち込むたびに、腹の底から出すような深い唸り声を出すようになっていたと思う。それから、確かには覚えていないが、時々、甲高い叫び声を出していたようにも思う。さらに、その後は、意味のある言葉は何も言わず、ただ、声を上げ続けるだけになっていた。喉の奥から出すような、ゴロゴロとした泣き声だけに。

この状態がどのくらい続いたのか僕には分からない。僕のペニスは熱い鉄棒のように硬いままだった。僕は、ひたすらディアドラを犯し続けていた。単純なピストン運動をひたすら続け、時と共に、どんどん激しさを増し続けていた。

すると、突然、電気ショックのように僕の全身に電撃が走った。ペニスがぐっと膨らむのを感じ、次の瞬間、僕はディアドラのあそこの中に精液を噴射していた。ホースで水撒きするような勢いで、ドバッ、ドバッと、間隔を置いて何発も彼女の奥に噴射していた。射精の間、僕は大きな声で叫んでいた。ディアドラも叫んでいた。強烈な快感だったが、快感のうちでも、とても原初的、根源的な快感だった。

そして、とうとう、すべてが終わった。僕はゆっくりと意識が元に戻り始めた。僕はディアドラの上に体重を預け、覆いかぶさっていた。彼女は目を開けたまま、何も言わずに、部屋の隅のほうを見ていた。意識がぼんやりしているようだった。

突然、僕はすべてを台無しにしてしまったことを悟った。人生に一度あるかという大切な機会を与えられたのに、僕は生々しい欲情に身を委ねて、身勝手な行動をし、常識的な振る舞いを忘れてしまったのだ。

僕は非常にあわてた。彼女に何とか説明しようとした。

「ディアドラ。本当にすまない。ごめんなさい。あなたに、こんな風にするつもりは全然なかったんだ。あなたには、心を込めた、優しい愛し方をしようと夢に見ていたんだ。こんな、あなたを滅茶苦茶に犯すつもりなんか全然なかったんだよ。ごめんなさい、ディアドラ。ああ、あなたに危害を加えていないといいんだけど。大丈夫ですか? どこか痛いところとかないですか?」

ディアドラは、僕が話しかけていることに突然気がついたようだった。

「え、何? 私が大丈夫かって? もちろん、大丈夫よ。痛いところなんかないわ。そんなとこ、あるはずないじゃない?」

「ディアドラ。あんなに乱暴にしてしまってごめんなさい。あなたの気持ちを無視してしまった。今までは、僕は、ずっと、とても思いやりがあるセックスをしてきたんだけど、今夜は、何か別のものが僕に憑りついてしまったようなんだ。いつもの僕は、こんなんじゃないんだよ。ごめん。どう思っているか、話してくれないか?」

「そんな、無理よ、アンドリュー。何も思っていないわ。だって、頭の中、空っぽになってるんだもの」

ディアドラは、そう言って、笑った。

つづく


[2008/04/07] 本家掲載済み作品 | トラックバック(-) | CM(0)

無垢の人質 第1章 (5) 

娘は、体を隠すことを諦め、両手を降ろした。体の脇で、両手に固くこぶしを握りしめ、怒りに満ちた鋭い眼でレオンを睨みつける。

だが、レオンの指に、胸の頂上にある、バラ色に染まった突起をつねられ、彼女は悔しそうに顔をしかめ、目を固く閉じた。レオンの手は、さらに下方へと進み、腹部を這い降りる。娘は体を震わせ、それに耐える他なかった。

レオンの手が、太ももの頂上に茂る柔らかな羊毛の中へと忍び込んだ。娘は、ハッと息を飲み、反射的に後ずさりした。レオンは、その反応を見て、笑い、娘が後退するのに合わせて、前へにじり寄った。娘の背中に壁が当たる。もう、これ以上、引き下がることはできない。

娘は、下腹部を大きな手のひらで押さえつけられるのを感じた。その圧力に、体が壁に押し付けられ、動けなくなる。同時に、もう一方の手が、震える太ももの間へと侵入してくるのを感じた。恥ずかし気にそこに潜むピンク色の唇を、レオンの指が優しくなぞり始めた。

娘を見おろすレオン。娘の頬が熱を帯び、赤みがさすのに気づく。彼は、娘のその部分を愛撫しながら、その清純な顔に浮かんでは消えるあらゆる表情を観察していた。

娘は、抗おうとして、小さな両手にこぶしを握り、堅牢な壁の如きレオンの広い胸板を押し戻そうとはするが、それも実効はない。レオンは徐々に体を近づけ、それに押されて娘は背中の壁に強く押し付けられていた。その間にも、レオンの指は、娘の唇を左右に剥き開き、中のピンク色の肉を優しく擦り始めた。

レオンの指に、その部分をほぐし続けられ、娘は弱々しい泣き声を上げた。そして、その後、間もなく、娘は、腹部の下の方で、馴染みのない感覚が生まれ、帆が開くように広がりだすのを感じた。

レオンの頭が下に傾き、彼の口が娘の口を捕らえた。キスを受け入れることを強要するように、口を強く押し付けられ、娘の頭が後ろの壁に押し付けられた。

「・・・むんん・・・」

くぐもった声を出し、仕方なくキスを受け止める。娘は、レオンの指に、その無垢の肉体をもてあそばれながら、未知の感覚の海に沈みつつあった。彼の愛撫に、自分の腰がひとりでに反りはじめるのを防ぐことができない。

レオンは、娘のこの動きを合図と取り、逞しい腕で彼女の体を、いとも軽々と抱き上げた。彼女の体を抱きかかえたまま、大きなマホガニーの机へと歩いた。

片腕で、気短そうに机の表をひと払いし、乗っていた書類を床に撒き散らし、娘の体を木のぬくもりを保った机へと仰向けにして降ろした。娘の両脚が、机の端からぶらりと垂れた。レオンは、強い意志を思わせる手つきで、垂れた娘の両脚を持ち上げ、その足裏を机の表面に乗せた。娘の足の指は、キュッと丸まり、机の端にしがみつく格好になった。

レオンの両手が、固く閉じた娘の膝の間に滑り込み、左右に押し広げた。左右の膝が机につきそうになるほど広げられるのを感じ、娘は、レオンが何をしようとしているのか、確かには分からぬものの、小さな声で訴えた。

「やめて下さい・・・」


[2008/04/07] 本家掲載済み作品 | トラックバック(-) | CM(0)

ポルノ・クイーンの誕生 第5章 (2) 

二人で、良くできたロマンティック映画を見た。たいていの男の人が女の子映画(参考)と呼ぶタイプの映画。とてもロマンティックで、とても悲しい映画だった。ヘレンと私はずっと手を握り合っていた。時々、彼女の手が降りてきて私の太ももを愛撫していたけれど。映画が終わるころには二人とも涙を流していた。私は、これまで映画を見て泣いたことはなかったけれど、よく考えてみたら、男の子だった時は、ロマンティック映画自体、見たことがなかったのだった。

映画の後、ヘレンを家に送った。彼女は、寝酒を少し飲んで行ったら、と私を誘ってくれた。お酒はグラス1杯のワインで、私がそれをひと啜りする間もなく、私たちはキスを始めていた。

二人、ソファに座って、長い間、キスをしたり愛撫をしたりしていたと思う。その後、ヘレンに連れられて寝室に入った。びっくりするほど女の子っぽい部屋で、たくさんのフリルのレース飾りと、たくさんのろうそくがあった。そのろうそくにヘレンは火をつけた。二人とも、服を着たまま、抱き合ってベッドに倒れ込んだ。

私は、服を着たままでいて、むしろ満足していた。コルセット、ブラジャー、ストッキング、そしてハイヒールというようにたくさん着ていたから。ヘレンは、サテンのブラジャーとパンティ、そしてガーターベルトとストッキングだった。彼女は、寝室に入った時に、ハイヒールを蹴るようにして脱いでいた。

私たちはベッドの上、並ぶようにして横になり、キスと愛撫を続けていた。この前、一緒になった時は、二人とも純粋に性欲を満足させるために、短時間でセックスをしたのだったけれど、今回は、心をこめて愛し合った。1時間以上、キスをしたり、体を触れ合ったりを続けた。それまで、どちらも相手の性器に手を出していなかった。

最初に、新しい動きに出たのはヘレンだった。手を伸ばし、私のクリトリスを握ってきた。私はすぐに勃起して、彼女の愛撫に応えた。ヘレンは、私が勃起したのを感じたようだった。

「これって、とてもエロティックだわ。今、私はとても可愛い女の子にキスをしているのに、手には、大きく勃起したペニスを握っている。私、今まで女の子としたことなかったから、今の私がどれだけ混乱しているか、想像してもらえると思うけど」

「ええ、言いたいこと、分かるわよ。トレーシーに、初めて女の子のように扱われて愛されたとき、私もものすごく混乱したんだけど、想像できるかしら。それに、マークとはじめてした時も。期待していたこととはまるで違った体験だった。そもそも説明することすらできない気がするけど、あの夜は、とても混乱したし、同時に本当に素敵な時を過ごしたの」

「マークとトレーシーって、あの映画を作ってるマークとトレーシーのこと? あなた、あの人たちとセックスしたの?」 ヘレンは驚いている様子だった。

「ええ、あのマークとトレーシーよ。私、あの二人の家のメイドをしているの。住み込みなので、二人の家に住んでいるわ」 私はヘレンに答えた。もっとも、こういうことを言ってよいのか分からなかったけれど。

ヘレンは、パンティの中から私のクリトリスを引っぱり出し、しごき始めた。

「マークとトレーシーは変わったカップルだと聞いていたけど、本当だとは思っていなかったわ。マリアとはどうなの? あなたたち二人もカップルなんじゃない? 少なくとも、とても親密な間柄だと思うけど、どう?」

どこまでヘレンに話すべき河原からなかったけれど、トレーシーが日曜日にヘレンを家に招待するようにと言っていたので、ある程度は構わないと思った。

「マリアも、マークの家に住み込んでいるわ。彼女は料理担当。それに、私とマリアも愛し合う間柄」

ヘレンは私のあそこをさすりながら、優しく私にキスをした。

「ステフィー? あなた、自分がポルノ映画の世界を地で生きているってこと分かってる?」

ヘレンがそう言ったとき、私はただ笑うだけだった。けれど、突然、彼女が私のクリトリスを口に咥えこんだので、その後は低いうめき声しか出せなくなった。

フェラチオが好きとヘレンが言ったとき、私は、彼女がこんなにこれが好きだとは分からなかった。ヘレンはフェラを始めてから20分以上、夢中になって私のクリトリスを舐め、吸い続け、私を噴射寸前まで数回追い詰めた。私が噴射寸前になったり、あるいは少なくとも、いきそうと告げると、その度にヘレンは私のクリトリスから口を離し、私が落ち着くまで、他のところにキスをした。

ようやく気が済むまでフェラをした後、ヘレンは両足を広げて私の腰にまたがった。

「ありがとう。私が望むだけアレをさせてくれたのは、あなたが初めてよ。他の人はいつも私の口に出したがったり、フェラをやめさせて、セックスに移行したりしたがったから。我慢して耐えてくれたお礼に、今度は私があなたにご褒美をしてあげる番ね」


[2008/04/06] 本家掲載済み作品 | トラックバック(-) | CM(0)

バースデイ・プレゼント 第9章 (2) 


彼女の側から

シャワーを浴び、お化粧をし、服を着てから、ビクトリアがテレビを見ている小部屋に行った。ビックが、男物のジーンズとTシャツ姿でソファに座っているのを見て、ちょっと立ち止まってしまった。こんなことを思いつくべきではなかったのかもしれないけれど、ヴィクトリアに服を買って、それを遊びにすることを楽しみにしている自分がいる。お店に行って、彼をからかったり、時々、彼に恥ずかしい思いをさせたりすることによって、彼を一日中、興奮したままにさせられるかもしれない。

私は、彼が男物の服に変わってしまったのを見て、がっかりした気持ちを口に出し始めたけれど、すぐに、考え直し始めた。彼は、男女の入れ替わりによる一種のパニックになっているのかもしれない。私も、彼が男であることを固守するような状態にだけはさせたくなかった。私は、どっちのペルソナになっていても彼のことを愛している。とは言え、彼を女性化した方が、ずっと刺激的だとも感じていた。

「あなた? 今日はあなたはビックでいることに決めたようね。まだ私とショッピングに行く気がある?」 ビックが断らないようにと期待しながら、にっこり笑って訊いてみた。

「ああ、もちろん。一緒に行くよ。女の格好をして出かけることに、かなり変な感じをしていたところだし。つまり、家にいて、君と女性の格好でセックスをするのは、それはそれで興奮したけど、女装愛好家みたいに女性の格好をして街を歩くのは、僕には賢いこととは思えなくなっていたから。街中に、僕の顧客や友達がいるわけだし、その人たちを失うわけにはいかないよ。僕たちのゲームは、僕たちの中だけにしておこうよ。それでいいよね?」 彼は、出かけようと、立ち上がった。

「いいわ、ビック。ちょっと、あなたが、女性の格好でショッピングをしたら興奮するかも知れないと思っただけ。でも、そうでなくても楽しめるのは変わりないから」

私は、ピンク色の爪のままの彼の手を取って、玄関へ向かった。思い返すと、このところ、私は、いつも頭の中で何か小さな計画を立てているのに気づいた。今も、今日のための計画が頭の中で出来上がりつつあった。さてさて、どうなるかお楽しみ・・・車の助手席に乗り込みながら、私は密かに心の中で思った。

町はずれにできた新しいモールの入り口を入ると、ビックはすぐにスポーツ用品の店に目をつけた。私を引きずるようにしてその店に入り、早速、新しいハンドボールのグラブを買った。

スポーツ用品店を出ると、今度は私がビクトリアズ・シークレット(参考)の店を見かけ、ビックをウインドウへ引っ張った。ウインドウには、可愛いピーチ色のブラ、パンティ、ガーター、そしてストッキングを身につけたマネキンが飾られていた。ビックが、笑って受け流した後に気がついて、ハッともう一度見返すのを見た。

「この下着のセット、ゴージャスよね?」

ビックは頷きながら、このアンサンブルに目を泳がせていた。レースの飾りや、繊細で女性的なデザインに特に視線を向けている。単に注意を惹かれている以上の魅力を彼に与えているのは確かだった。ビックは、これを見ながら何を考えているのだろうと思いをめぐらす。彼は、かすかに顔を赤らめながら立ち去ろうとした。私は彼を止めた。

「ねえ、ちょっといいでしょう? 中に入って、いくらするのか確かめましょうよ。あなたも気に入ると思うから」

[2008/04/04] 本家掲載済み作品 | トラックバック(-) | CM(0)

報復 第6章 (3) 

怒りと沈鬱。それが今のスティーブの日常の一部となっていた。毎日、眠るために睡眠薬を飲み、目を覚ますために何杯もコーヒーを飲む。医者に抗うつ剤を処方されたが、それを飲むと神経質になる感じがしたので、飲むのを止めてしまった。

彼を悩ませていたのは、バーバラの不倫それ自体もあるが、他に主に2つあった。その一つは、バーバラの言い分だった。彼女は、家の中で疎外されていたことと、自分の犯した不実に直面しなければならないことにより心の痛みを感じているとし、その痛みは、スティーブの感じている彼女の裏切りから受けた深い怒りと同等だと言い続けていた。

もう一つは、スティーブが顔を見せるといつも、彼は過剰反応していると言う人が必ずいることだった。スティーブは自分の感情を理解できない人々に分かってもらおうとしたが、今や、説明するのを諦めてしまっていた。とはいえ、内心、苛立たしさを感じていることには変わりがなかった。

この週末は荒れた週末だった。兄のジョンが電話をよこし、誘われて、土曜日に一緒にスポーツ・バーにテキサス大チームのフットボールを見に行った。テキサス大のロングホーン・チームは、確かに勝ったものの、あまりにもずさんな勝ち方だったので、スティーブにとっては、何の満足感も得られなかった。

翌日曜日、ジョンの家でディナーを食べた。楽しい夕食だったが、ジョンと彼の妻サンディの間の愛情深さに目が行き、かえって心が痛んだ。サンディは、夕食後、ジョンの後ろに立って、長い時間、肩揉みをした。それを見てスティーブは涙が溢れた。そして、それを見られまいと、二人から目を逸らさなければならなかった。スティーブは、いとまを告げ、早々に引き上げざるを得なかった。

そして月曜日。その日の夜、彼は家で独りダラスのカウボーイズ・チームとシアトル・チームとのフットボール試合を見ていた。つまらない試合だった。カウボーイズは2点のリードにしがみついた試合をし、できるだけ早く試合を終わらせようとしているようにしか見えなかった。

スティーブは試合を見ていたものの、気はうつろだった。バーバラが感じていると言った『心の痛み』とは何なのか? 彼女は彼自身の心の痛みについて、本当に分かっているのか? 自分がそういう疑問に取り憑かれてしまっていることは分かっている。だが、どうしても頭から振り払うことができない。

この前のカウンセリングで、デビーのことについて話し、彼女がレイプ後、心痛を抱き、その心の空虚感に共感できると言った。だが、自分自身、共感しているとは言ったものの、誇張した言い方だったのは知っていた。実際は、自分は、逆の立場から、あの言葉を使っていたのだ。自分自身は、デビーの心の痛みをほんの少ししか分かっていない。だが、もしデビーが自分の立場なら、今の自分の心に巣食う空っぽの虚しさを理解してくれるのではないか。

だが、いずれにせよ、この酷い状態は好転しそうになかった。スティーブは、バーバラに、いま彼女が感じている、その『心の痛み』とやらが、いかに些細なものか、それを味わわせるにはどうしたらよいかを考えていた。今の自分の気持ちに比べたら、バーバラが感じている痛みなど取るに足らないものだということを、はっきり知らせてやりたかった。だが、どうやったらそれができるか思いつかない。それを考えて、夜中、突然、目が覚めてしまったり、日中、他のことをしていなければならない時に、ぼんやり中空を見つめていたりしてしまってる。

ダラス・チームが3つ目のファンブルをし、緑色のジャージを着たシアトル・チームに負けたとき、ある機会が玄関のドアをノックした。

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[2008/04/03] 本家掲載済み作品 | トラックバック(-) | CM(0)

誰とやったか知ってるぜ 第2章 (3) 

俺は、下のリビングに降りて、テレビを見た。親たちが帰ってくるのを待つ時間が、やたら長く感じる。ようやく母親の車がガレージに入ってくるのを聞いた。ピザを抱えてキッチンに入ってきた母親にハグをして出迎える。

「今夜の夕食は軽めにするわね。お母さんは着替えをしてくるわ。お父さんもすぐに帰ってくるだろうから、それから食べましょう」

母親が寝室に入ってすぐに、父親が帰ってきた。父親も寝室に着替えに入った。俺はピザの箱をテーブルに置き、紙皿やナプキンを並べ、冷蔵庫からコーラを3本出した。

両親が出てきて、3人で食べ始めた。おしゃべりもしたが、大半が親たちが仕事のことについて話していた。食べた後、俺は後片付けをし、親たちがコーラを飲んでるのを見ながら、自分の部屋に戻った。ベッドにごろんとなり、小さな音でステレオを流した。明日の夜、グラフ先生の家の様子を見に行くのが待ち遠しい。

朝になった。いつもの朝と変わらない朝。一つ、違っていることと言えば、遅くまで寝ていたこと。先生の家に確かめに行くのを待つのは、死にそうなくらいいらいらする。昼過ぎまで寝て過ごせば、夜の9時が来るのも早くなるんじゃないかと思ったから。

ベッドから出て、シャワーを浴び、メールをチェックするためパソコンを立ち上げた。ネットにつなぎオンラインになると、ブラッドもオンラインになっているのに気づいた。俺たちは早速インスタント・メッセージで、昨日の警官のことについて話し始めた。チャットをしながら、メールもチェックしていたが、何も変わったことはなかった。山のようなジャンク・メールだけ。

ずいぶんチャットをしていたと思う。気づくと、親たちが仕事から帰ってくる音が聞こえた。パソコンを切り、親たちを出迎える。両親は夕食に中華料理を持ってきた。俺は中華はあまり好きじゃない。なので黄色いライスだけ食べた。もちろん、この日も俺は良き息子を演じ、両親がリビングでくつろいでいる間、食器を洗った。その後、親たちと一緒にテレビ番組を見て、9時になるのを待った。

ようやく番組が終わる。もうすぐ9時だ。俺は靴を履いてガレージに出た。親たちには俺が出かけることを知られたくないので、小さいドアからこっそり自転車を出した。自転車に飛び乗り、ペダルを漕ぐ。グラフ先生の家の場所は知っている。

俺は、直接、先生の家の通りに行く代わりに、次の通りに向かった。ゆっくりと自転車を走らせながら、家々の間を見る。次に見えてくる家が先生の家だ。心臓がドキドキしていた。さらに速度を落として、家の間からグラフ先生の家を見た。9時ちょうど、先生の家の玄関のポーチ・ライトが点くのが見えた。俺は、それを見届けた後、狂ったようにペダルを漕ぎ、家に向かった。警察がいたらヤバイから。

家に着き、静かに自転車をガレージに入れ、家の中に戻った。そして、リビングの前を通り過ぎながら、何もなかったように親たちに、もう寝ることにするよと告げ、自分の部屋に入った。

部屋に入り、早速、パソコンを起動する。ワープロを立ち上げ、次の手紙の文面を考えた。心臓が狂ったように鼓動しているのを感じた。先生をどういう風に犯してやるかを考えるだけでも、興奮して背中がゾクゾクしてくる。この手紙を読んだら、先生も俺と同じく、ゾクゾクするに違いない。

[2008/04/03] 本家掲載済み作品 | トラックバック(-) | CM(0)

デス・バイ・ファッキング 第1章 (12) 

仕事の後、僕は家に立ち寄り、シャワーを浴び、着替えをした。その後、ディアドラが泊まっているホテルに向かう。途中、携帯で電話をしておいたので、僕がホテルに着いたときには、彼女はロビーで僕を待っていてくれた。ディアドラは、いつも素敵だと思っていたが、僕はビジネススーツ姿の彼女しか見たことがなかった。この夜、僕はビジネス服以外の服を着た彼女を初めて見たのだった。

僕は、彼女の美しさに見蕩れ、我に返り、声を出せるようになるまで、ぽかんと口を開けたまま、突っ立っていたと思う。声がかすれていた。

「今夜のあなたは、とても素敵です」

ディアドラは、また例の笑顔をして見せた。あの瞳から光線を発するような笑み。彼女は、にっこりと笑いながら僕に近づき、僕の腕にすがりついた。

彼女の泊まっているホテルは市の中心地にあったので、僕たちは車は使わず、2ブロックほど歩いて、僕のお気に入りにしている店に行った。小さな日本料理店だが、極上の料理を出してくれる。しかも、雰囲気も、日本風ではあるが、過剰に日本風なために客が引いてしまうような雰囲気ではない。

ディアドラは寿司を食べ、とても美味しいと言って、僕を安心させてくれた。僕は、寿司系の男ではない。加熱した食べ物の方が好きだ。でもディアドラが寿司を気に入ってくれて嬉しかった。ともあれ、ウエイターも気配りができるが、わずらわしくなるほどでもなく、その店では二人とも楽しい時間を過ごした。日本酒を飲みながら、僕はオフィスの外で、このように静かにディアドラと一緒におしゃべりができる機会を持てたことに大きな喜びを感じていた。

それでも、二人の間に緊張状態があったことも事実だった。ディアドラは、ホテルで僕に会ったときに僕の腕にすがりついたのだが、あの瞬間、僕のペニスはバネのように息を吹き返し、その後、ずっとその状態が続いていた。そうなったのは、ディアドラのせい。でも、僕自身は、すでにそういう状態に慣れ始めていたように思う。

食事をしながらディアドラとおしゃべりをするのはとても楽しかったけれども、ウェイターがデザートには何をお持ちしましょうかと聞いてきた頃には、僕はすでにかなり限界に近づいていたと思う。ディアドラはデザートのメニューにざっと目を通した後、僕の瞳を覗き込み、それからウェイターに言った。

「デザートは、なしにするわ。私たち、今夜は、デザートに別のものを取る計画をしているの」

ウェイターは勘定書を持ってきたが、僕は、彼に、勘定書をテーブルに置くことすらさせなかった。彼が紙を置く前に、僕のポケットからお札が舞い出て、それとほぼ同時に、僕とディアドラは、テーブルの脇に舞い降りていた。二人、店の外に出たが、僕は、事実上、ディアドラを引きずるようにして、彼女のホテルに向かっていたと思う。ディアドラが欲しくて堪らない。僕の頭には、それしかなくなっていた。


[2008/04/02] 本家掲載済み作品 | トラックバック(-) | CM(0)

無垢の人質 第1章 (4) 

娘は驚き、息を止めた。驚愕の眼差しを男の目に向ける。

唖然として立ち尽くす娘に、レオンはゆっくりと近づき、二人の距離を縮めた。そして娘が着る修行僧衣の襟を掴み、ぐいっと引っ張り、胸元の生地を引き裂いた。霞のような薄地のシュミーズが露わにされる。それを通して娘の胸の頂きにある薔薇の蕾が透けて見えた。

さらに今度は両手を使い、厚地の衣を左右に開き、娘の肩から荒々しく押し下げた。裂けた重々しい衣が娘の足元にどさりと落ちた。

娘は、レオンの眼差しが、生々しい力を湛えながら、自分の薄地のシュミーズを這い回るのを見て、できる限り男から距離をとろうと、後ずさりした。

レオンの手が伸びて来て、その長い指が細い腰に巻きつき、乱暴に引き寄せられる。大きな胸板に抱きすくめられ、娘はハッと息を飲んだ。

「やめて!!」

娘は叫んだが、無駄だった。レオンの力強い手にうなじを掴まれ、口を口で塞がれたからだ。

娘が身を捩じらせ抵抗しても、レオンは意に介せず、娘の口の味を味わった。娘は、レオンの手が背中を這い、シュミーズの生地を握るのを感じた。その薄地の布地を力任せに強く引き下げられ、びりびりと破れるのに気づき、娘は口を塞がれたまま、うめき声を上げた。

力強い両腕で抱きすくめられながらも、娘は何とかしてレオンの口から口を引き離す。その長いまつげに、涙が小さな水玉となって光っていた。必死にシュミーズの薄布を握り締め、自分の胸元を隠そうとした。だが、レオンの方が力が勝っているのは言うまでもない。彼の手は、いとも容易く、彼女の細身の体から布を奪ってしまった。

不気味に穏やかな声色でレオンが訊いた。

「はて? どうしてお前は自分で服を脱げなかったのだ?」

レオンの茶色の瞳が、意図的にじわじわと娘の体を這いまわった。震えながら目の前に立つその娘は、まさに、無意識的に男を誘い、惹きつける妖精そのものと言えた。滑らかな絹肌は生乳のように白く、豊かな髪はさわさわと揺れ振るえながら、尻先まで垂れ延びている。その肌と髪のなす対照は、まさに完璧と言えた。ランプの炎は、揺らめく光を投げかけ、この甘美な若い娘の体に備わる谷間と丘陵を相手に、光と影の模様を描いて遊んでいた。今すぐにも、この谷と丘のすべてを辿り、秘密を探り回りたい。レオンの指は、まさに、そう言いたげに震えていた。


[2008/04/02] 本家掲載済み作品 | トラックバック(-) | CM(0)