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ポルノ・クイーンの誕生 第5章 (2) 

二人で、良くできたロマンティック映画を見た。たいていの男の人が女の子映画(参考)と呼ぶタイプの映画。とてもロマンティックで、とても悲しい映画だった。ヘレンと私はずっと手を握り合っていた。時々、彼女の手が降りてきて私の太ももを愛撫していたけれど。映画が終わるころには二人とも涙を流していた。私は、これまで映画を見て泣いたことはなかったけれど、よく考えてみたら、男の子だった時は、ロマンティック映画自体、見たことがなかったのだった。

映画の後、ヘレンを家に送った。彼女は、寝酒を少し飲んで行ったら、と私を誘ってくれた。お酒はグラス1杯のワインで、私がそれをひと啜りする間もなく、私たちはキスを始めていた。

二人、ソファに座って、長い間、キスをしたり愛撫をしたりしていたと思う。その後、ヘレンに連れられて寝室に入った。びっくりするほど女の子っぽい部屋で、たくさんのフリルのレース飾りと、たくさんのろうそくがあった。そのろうそくにヘレンは火をつけた。二人とも、服を着たまま、抱き合ってベッドに倒れ込んだ。

私は、服を着たままでいて、むしろ満足していた。コルセット、ブラジャー、ストッキング、そしてハイヒールというようにたくさん着ていたから。ヘレンは、サテンのブラジャーとパンティ、そしてガーターベルトとストッキングだった。彼女は、寝室に入った時に、ハイヒールを蹴るようにして脱いでいた。

私たちはベッドの上、並ぶようにして横になり、キスと愛撫を続けていた。この前、一緒になった時は、二人とも純粋に性欲を満足させるために、短時間でセックスをしたのだったけれど、今回は、心をこめて愛し合った。1時間以上、キスをしたり、体を触れ合ったりを続けた。それまで、どちらも相手の性器に手を出していなかった。

最初に、新しい動きに出たのはヘレンだった。手を伸ばし、私のクリトリスを握ってきた。私はすぐに勃起して、彼女の愛撫に応えた。ヘレンは、私が勃起したのを感じたようだった。

「これって、とてもエロティックだわ。今、私はとても可愛い女の子にキスをしているのに、手には、大きく勃起したペニスを握っている。私、今まで女の子としたことなかったから、今の私がどれだけ混乱しているか、想像してもらえると思うけど」

「ええ、言いたいこと、分かるわよ。トレーシーに、初めて女の子のように扱われて愛されたとき、私もものすごく混乱したんだけど、想像できるかしら。それに、マークとはじめてした時も。期待していたこととはまるで違った体験だった。そもそも説明することすらできない気がするけど、あの夜は、とても混乱したし、同時に本当に素敵な時を過ごしたの」

「マークとトレーシーって、あの映画を作ってるマークとトレーシーのこと? あなた、あの人たちとセックスしたの?」 ヘレンは驚いている様子だった。

「ええ、あのマークとトレーシーよ。私、あの二人の家のメイドをしているの。住み込みなので、二人の家に住んでいるわ」 私はヘレンに答えた。もっとも、こういうことを言ってよいのか分からなかったけれど。

ヘレンは、パンティの中から私のクリトリスを引っぱり出し、しごき始めた。

「マークとトレーシーは変わったカップルだと聞いていたけど、本当だとは思っていなかったわ。マリアとはどうなの? あなたたち二人もカップルなんじゃない? 少なくとも、とても親密な間柄だと思うけど、どう?」

どこまでヘレンに話すべき河原からなかったけれど、トレーシーが日曜日にヘレンを家に招待するようにと言っていたので、ある程度は構わないと思った。

「マリアも、マークの家に住み込んでいるわ。彼女は料理担当。それに、私とマリアも愛し合う間柄」

ヘレンは私のあそこをさすりながら、優しく私にキスをした。

「ステフィー? あなた、自分がポルノ映画の世界を地で生きているってこと分かってる?」

ヘレンがそう言ったとき、私はただ笑うだけだった。けれど、突然、彼女が私のクリトリスを口に咥えこんだので、その後は低いうめき声しか出せなくなった。

フェラチオが好きとヘレンが言ったとき、私は、彼女がこんなにこれが好きだとは分からなかった。ヘレンはフェラを始めてから20分以上、夢中になって私のクリトリスを舐め、吸い続け、私を噴射寸前まで数回追い詰めた。私が噴射寸前になったり、あるいは少なくとも、いきそうと告げると、その度にヘレンは私のクリトリスから口を離し、私が落ち着くまで、他のところにキスをした。

ようやく気が済むまでフェラをした後、ヘレンは両足を広げて私の腰にまたがった。

「ありがとう。私が望むだけアレをさせてくれたのは、あなたが初めてよ。他の人はいつも私の口に出したがったり、フェラをやめさせて、セックスに移行したりしたがったから。我慢して耐えてくれたお礼に、今度は私があなたにご褒美をしてあげる番ね」


[2008/04/06] 本家掲載済み作品 | トラックバック(-) | CM(0)