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無垢の人質 第9章 (4) 


レオンはベッドに腰を降ろし、イサベラの太ももの内側に優しく手を這わせ、さらに脚を広げさせた。鼻から息を吸い、彼女の女の香りを吸い込む。そして、彼はイサベラにゆっくりと身体を沈め、彼女の中を満たす時に彼の分身を締め付けてくる、あの感触を想像し、さらに硬直を増すのだった。

レオンは小さな唸り声を上げた。イサベラが自分との結婚に同意するまで、決して愛し合う喜びを彼女に与えないと自分で決めたものの、そのことは、むしろレオンから意思の力を奪うことにしかならなかった。この広がった脚の間に位置取り、迎え待つ熱い肉筒に深々と身体を沈めたい。それ以外なにもいらないと思うレオンだった。

レオンは、うめき声をくぐもらせながら、イサベラのシュミーズをさらに捲り上げ、細くくびれた腰を露わにした。その腰は、彼女の子宮で成長を続けている子の影響をまだ受けていない。さらに、腰の上、小ぶりの乳房を露わにした。その頂きには、ピンク色に染まる冠があり、その柔らかそうな突起が嬉しい。

この甘美な突起を、飢えで死にかかった男のように、口に咥え、吸い、甘噛みしたらと思い、レオンはさらに勃起が固さを増すのを感じた。衝動に逆らえなくなり、無意識に彼は舌を伸ばし、ピンク色の頂きをねぶった。喜ばしいほどに固くしこるまでねぶり続ける。だが、イサベラが小さな声で甘泣きし、無防備に寝がえりをうち、脚をさらに広げるのを感じ、レオンは身を強張らせて愛撫を止めた。

彼は、次に、片手を太ももの間に滑り込ませ、官能的なピンク色の唇を優しく広げた。指先で軽く擦って刺激を送り、焦らす。イサベラは眠り続けながらも甘泣きし、腰をくねらせた。

そのまま脚の間を優しくいじり続けているうちに、そこがますます湿り気を帯びてくるのにレオンは気づいた。指をさらに奥に忍ばせ、中を探り、擦りたてると、本能的に腰を浮き上がらせ、愛撫を求めてくる。

指を出し入れし始めた。抜きにかかるたびに指を覆う湿り気が増してくる。イサベラの身体のこの反応の良さは極上と言えた。熱のこもった抜き差しを徐々に早め、身体の求める刺激に応えていく。レオンは注意深く、もう一本、指を加えた。


[2011/01/18] 本家掲載済み作品 | トラックバック(-) | CM(0)