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Freebie タダ券 (1) 

「Freebie タダ券」 Freebie by deirdre

私は、彼の瞳に浮かぶ困惑した表情を見た。そして、紙をもう一度読み直し、理解し、瞳が輝きだすのも。彼は、こんなこと信じられないと思っているはず。

そう言う私も、我がことながら、こんなこと信じられない。

その日は夫のビルの誕生日だった。私は何かワイルドなことをしようと決めていた。本当にワイルドなことを。そして、私は実行したのだ。

それは5枚の小さなチケット。パソコンで格好よくこしらえた。どのチケットにも、文章を一つ書いて、その下に私のサインを書いた。その文章とは、これ。

「このチケットをジーニイ・グリーンに渡せば、彼女は、どんな時でも、どんな場所でも、一切質問もせず、何も言わずにすぐにひざまずき、オーラルセックスの行為を行います」

彼の様子を観察した。彼は私のことをどう思うだろう? 彼はこれが好きなのは知っている。でも、こんなことを考えついた私のことを彼はどう思うだろう? でも、今回、彼を驚かせたのは確かーー最も並はずれた妄想でも、こんなことを思ったことないはず。

「これには、かなり驚いた」 と彼は言った。

ビルはちょっと独特の言い方をする。何かについてどう思っているか、人に知られないよう注意深く話す言い方をするのだ。だけど、私は知っている。たとえ彼が少しショックを受けたとしても、これを気に入っていたことを。それに、私自身が、まるっきり笑顔になっていたことも、私は知っていた。

どう思う? と聞こうと思った。彼に寄りかかり、私にキスさせようと思った。その時、私は自分の手元を見た。そして、彼がそれをしたのに気づいた。紙切れの一枚が私の手の中にある。私は何も考えずに、それを受け取っていたのだ。まして、その後どうなるかなど考慮することなどなく。

私は顔を上げ、もう一度、彼の顔を見直した。思慮深かそうな顔をしている。そして、待っているーー明らかに、私が何をするか確かめようとして…。どうする、するの? とてもイケナイ女になった気がした。その気持ちが顔に出てないか不安になった。彼はどう思うだろう? 今まさに、この瞬間、彼の品行方正で貞淑な妻のことを、彼はどう思っているんだろう?

彼の脚の前にひざまずき、チャックを開いた。いいわ、彼のおちんちん、ちょっと固くなっている。何も言葉は言わない。口を開いて、それを包んだ。でも、勘違いしないで、私たち、これは、しょっちゅうしているわけじゃないの。思うに、彼には、私はこれをあまり好きじゃないという印象を与えてきていたし、彼の方も、こういうことにはいつも思いやりを持ってくれていた。でも、私が幾分これに慣れてきた後でも、実際に彼が、このことを話題にすることはなかったし。それが、今は違う。彼がそれを求めている。それとも、彼は、この贈り物は、実際よりも、私にとって辛いことだと思っているのかも。

ええ、彼はどんどん固くなってきた。目をあげて、彼の瞳を見上げたーーこれをしながら彼の顔を見たいと思ったから。ええ、彼も私を見ていた。とても喜んでるーー私には分かる。いいえ、違うわ、これをするのは、私にとって、辛いことじゃないのよ。特に彼がこんなに喜んでくれている場合は。

終わった後、彼は私にキスをした。彼が喜んでくれたことを、はっきりと自覚できた。それに、耳元で「愛してるよ」と囁いてくれたときに、いっそうはっきりと。いいえ、私たち、愛のことはほとんど口にしないのよ。でも、彼は百万回に1回だけど、言ってくれたし、その夜、私たち、アレをしたし。彼は、本当に私に優しくしてくれた。


[2013/01/28] 本家掲載済み作品 | トラックバック(-) | CM(0)

ジャッキー 第13章 (3) 


1月の中旬になる頃には、僕はもはやこれ以上我慢ができなくなっていた。アンジーが再びイライラし始めたのを見て、まもなく彼女は僕に残業になると言うだろうと思った。今回は、アンジーを尾行することにした。何が起きてるのか、それを知るためだけに。

それは次の金曜日に起きた。昼過ぎ、アンジーは電話をよこし、残業をするので夜の9時か10時まで帰らないと言った。これは、僕にとっては、計画を実行に移せという相図でもある。

最初にしたことは、ジャッキーからジャックへの着替えである。ほとんどの部分は簡単に着替えができる。というのも偽乳房はブラジャーに収めてあるだけで、胸に接着剤でしっかりと固定はしていなかったから。とはいえ、指の爪からマニキュアを落とさなければならない。これにはちょっと時間がかかってしまった。

ジャックの姿になった後、僕は車に乗り、レンタカー会社に行き、そこでレンタカーを借りた。アンジーには僕のレクサスが後をつけるのを見られたくなかったからである。僕が借りた車は、ごく普通のシボレーの黒いミニバンで、窓が暗い遮光ガラスになっているものだった。バンに乗り換えた後、僕は会社のビルの向かい側に行き、そこに駐車し、待機した。

車の中、4時からずっとオフィスの前で待っていた。アンジーの車が駐車場にあったので、彼女はまだオフィスを出ていない。ちょうど5時になった時、アンジーが玄関から出てきた。まっすぐ車へと歩いて行く。

アンジーは車に乗り込み、僕の乗る車のすぐ横を運転していった。彼女は僕に気がつかなかった。まったくその様子はなかった。僕は、可能な時はいつも他の車が数台、間に挟まるようにしつつ、できるだけ彼女の車の近くにつけて尾行した。

やがてアンジーは、古い家々が並ぶ小さな地区へと進んで行った。どの家も70年代に建築されたような家々だった。古い地域ではあるものの、荒れているわけではなく、管理もできている。ともあれ、各家の玄関先に停まってる車はすべてピックアップ・トラックだった。それから察するに、この地域は労働者階級の人々が住む地域だと分かる。

そのまま尾行を続けていると、アンジーの車がとある家の玄関前へと入っていった。僕はそのまま走り続け、2軒ほど先の家の前に止め、素早くライトを消した。この季節、この時間では辺りは暗くなっており、この暗闇なら僕のバンも見えないだろう。

アンジーは見知らぬ家に入っていくところを人に見られるのを気にしていたかどうか。それは分からないが、いずれにせよ、彼女はそんなことを気にしている様子は見せなかった。まったく辺りを見回したりすることなく、まっすぐに家の玄関へと歩いて行った。中から玄関に出迎えがくるまで、ほんの数秒だった。玄関ドアが開くと、すぐに中から腕が出てきて、アンジーを掴み、家の中に引っぱりこまれたのである。

ここで、僕の話しの最初に戻る。

あの男の家の外、寝室の窓の外に僕は立ち、結婚して半年しか経っていない僕の妻が、汚い床に正座し、他の男のペニスを舐めしゃぶるのを見たのだった。僕は凍りついたように立ちつくし、23センチはあるペニスが彼女の口に出入りする光景から目を離すことができなかった。

アンジーがどういう気持ちをしているか、僕には理解できていた。大変な太さだから、まずは唇が慣れるのを待たなければならない。そして、あの太い肉棒を口に入れるには、あごも充分にリラックスさせなければならない。僕も、同じ経験があるので分かるのだ。フレンチメイドの制服を着て、アンジーの前に正座し、ストラップ・オンのディルドで何度も口を犯された。あの時の僕と、今の彼女はまったく同じ気持ちを経験している。

ただ、この男は、アンジーが僕にするときほど、アンジーに対して優しくはなかった。アンジーは両腕を脇に降ろしたまま、正座していた。一方、男は両手で彼女の頭を押さえ、まるでおもちゃを扱うように前後に動かし、彼女の口を犯していた。間もなく、男はペニスの根元まで彼女の口の中に押し込むまでになっていた。アンジーの表情を見れば、男のペニスで窒息しそうになっているのが分かる。目には涙が溢れ始めていた。

男はペニスを出し入れしながら、アンジーに何か言っているようだった。窓が閉まっているせいで、男が実際に何を言っているのかは聞こえなかったが、それでも言っている言葉は想像できた。多分、乱暴な言葉で、「お前はチンポしゃぶりが巧い女だ」とか、「俺のチンポで喉奥を突かれてるお前の顔、最高だぜ」とか、そういう言葉だろう。もちろん、実際には聞こえていないのだから、そんな言葉は僕自身の頭の中から作りだされた言葉なのは事実なのだが…。

アンジーがどれくらいの時間、男に口を犯されていたのか、僕には分からない。時間がまったく止まってしまったように感じられていたから。

ともかく、アンジーが男のペニスのあらゆる場所を舐め、そのすべてを口に入れたのは確かだ。何度となく、男は強引にアンジーの頭を股間に引き寄せた。ごわごわの陰毛に彼女の顔が押し付けられているのを、僕は何度となく見た。男はアンジーが来る前にシャワーを浴びていたらよいと願うが…。アンジーのためにも、是非そうであってほしい。


[2013/01/28] 本家掲載済み作品 | トラックバック(-) | CM(0)

裏切り 第6章 (8:終) 

ヨギ・ベラ(参考)が言うように、まるでデジャブの繰り返しのようだった。前にダイアナとモートンズ(参考)に行ったのだが、この日もアンジーの提案で、僕たちはワッカー・ドライブ(参考)に新しくできたモートンズに行ったのである。内輪でウケていたことがあって、それはMORTON’SのネオンのTが切れていたということ(訳注:「精神薄弱者」の意味のMORONになる)。夜になると、環状線を走る誰もが、ネオンを見て大笑いしていた。

それはともかく、店に入り、コブ・サラダ(参考)を注文したアンジーに、僕も同じものを注文したところ、彼女は不審そうに片眉を吊り上げた。

「いや、ちゃんと僕は食事をしているよ。ただ、正しい食事をしてきてなかったから。もっと食物繊維を取らなくちゃいけないんだ」

「ふーん、食物繊維?」 とアンジーは苦笑いした。「覚えておくことにするわ」

愛らしいラテン系美女からの「説得」はわずかなものだったけど、僕は有名シャンパンを1本注文した。特にこれ見よがしのシャンパンではない。ちょっと良いモエ・ブリュット(参考)だ。アンジーは、僕が食べるサラダの量が彼女の食べる量より少ないことに気づいていたかどうか。たとえ気づいていたにしても、彼女はそれに触れることはなかった。もちろん僕たちはシャンパンを無駄に残したりはしなかったわけで、当然、少なからず酔いが回ってしまった。僕は、職場に戻ってデスクについても、ぐったりしてしまうだろうと言った。

「心配いらないわよ」 とアンジーは請け合ってくれた。「実はね、上の階のシーラに伝言してきたの。今日の午後はあなたは『体調不良』になる予定だからって。私の仕事はデビーが担当してくれるわ。今日の午前の大活躍の後なんだから、誰も私たちを非難しないはず。これは私たちへのご褒美。ふたりで勝ち取ったようなもの」

「私たちって、どういう意味?」

「つまり、あなたは取引で活躍し、私は、勤労意欲とレクリエーション担当として、この1週間、あなたがその頭脳を仕事に向けさせ、心も集中するようにとしっかり管理してきたということ」

「ええ? そうなの?」 と僕は大きな声をあげた。「それはそれは、ご献身、大変ありがとうございました。で? どうやって君は、僕がいつもの僕であるように助けてくれたの?」

アンジーはただはにかんだ笑みを浮かべた。それから深呼吸した。大きな深呼吸。息を吸うのに合わせて、彼女の胸が驚くほど膨らんだ。二つの丸い大きな風船のよう。それが揺れつつどんどん膨らむ。今にも爆発しそうにすら見える。僕は、失礼とは思ったが、黙ったまま、うっとりとして彼女の胸を見つめた。

「例えば、これとか…」 と彼女は小さな声で答えた。

テーブルの下、アンジーが僕の太ももに手を乗せてきた。僕のあそこはすでに勃起していて、サテンのパンティから顔を出してしまっていた。そこをズボンの上から擦ってくる。パンティを履いているのがばれてしまってる…。ひょっとして、コルセットやガーターやストッキングがバレるのでは? その三つとも身につけているのがバレるのでは? 死ぬほど恐ろしい。

「こ、これは…か、可愛かったから…」 と僕は、いつの間にか、うわの空で呟いていた。「だから着てるんだ…君の衣服も全部…とても…いいよ…」

「本当にそう思うの?」 と彼女は呟いた。「ありがとう! 可愛い人! ここではあなたのことそう呼んでも気にしないわよね。私たち二人だけだもの。何と言うか、あなたってとても魅力的な男の人……。いや、それは正しくないわ。あなたはとても若々しくて、ほっそりとしてて、つるつるのお肌で、繊細な感じで… 何と言うか可愛い男の子みたいな…」

彼女の手が蛇のように僕の股間から腹部へと進んできていた。僕は彼女を止めようにも、何もできなかった。アンジーがパッと明るい笑顔になった。部屋全体が明るくなったように感じた。

「…可愛い女の子のように着飾るのが大好きな可愛い男の子みたいな…。『ドラッグ』(参考)のことについて、ちょっと昔は何て言てたかしら? あなたのような可愛い女の子は、必ず可愛い名前を持っているものよね。あなたの名前は?」

いきなり地面が割れて、そこに吸い込まれてしまいたいと思った。僕は目を閉じ、囁いた。

「リサ…」

「リサ!」 アンジーは大きな声で叫んだ。「あなたにすごくピッタリ! リサ、わたしあなたに会えてとても嬉しいわ。私も職場の他の女の子たちと仲良くやってるけど、でも、彼女たちみんなとっても…ありきたりなの。私の言っている意味、分かるでしょう? でも、あなたは違うわ。あなたこそ私が求めてるタイプの女友だち。いつも、あなたのこと、粋で、チャーミングで、自分が持っているものを怖がらずに自慢できて、適切な時期が来たら何をすべきかちゃんと知っている人だと思っていたの。職場にこんな服装をして来なくちゃいけないのって、死ぬほどいやなんじゃない? あなたが本当に求めていることは、自由に解き放たれて、本当に自分が感じているままの服装をしてくることじゃない? そうでしょう? その青い瞳に、透き通った白い肌。あなた、変身すると極上のブロンド美人なんじゃない? そう思うんだけど」

僕は無言のまま頷いた。どうしてアンジーはここまですべて知っているんだろう? どうしてそれが可能なんだろう。ありがたいことに、ランチ時の混雑はだいぶひいていた。こんな話しをしている時、テーブルの周りに人がいたらと思うと…

「アンジー、実は僕は付き合っている人がいるんだ」 と僕は呟いた。

アンジーの瞳が黒いダイヤのように輝いた。

「その通り! あなたは私と付き合ってるわ。そして、私、いま、ものすごくワクワクしてる。これ以上ワクワクすることなんか考えられない。ものすごくクールなことだわ。もう待てない。どうしてもこの効果を最後まで確かめなくちゃ気が済まなくなってきちゃった。ねえ、お勘定、お願い!」

つづく


[2013/01/28] 本家掲載済み作品 | トラックバック(-) | CM(0)