リチャードは、すぐさまモニカをマットレスの中央に仰向けにさせた。モニカは、煌々と光る明かりの中、自分の裸を確かめる余裕すらなかった。リチャードが彼女の脚の間に割り込み、大切な部分にペニスを押し付けてきたからである。
モニカは覆いかぶさるリチャードを見上げた。いどみかかってくる彼を、優しく受け止める女の顔になっていた。
「このカウチ、真ん中のところがちょっとへこんでるの。だから、枕をあたしの下に入れてくれる?」
「まだだ。お前の旦那は俺のより短いとなれば、お前が俺の長いのをちゃんと受け入れられるか確かめてみないとな。枕でお前の腰を持ち上げるのは、それからだよ。ちゃんと受け入れられると分かったら、枕を敷いてやろう」
リチャードは、亀頭を彼女の入り口に添えたまま、両手でモニカの肩を押さえつけ、見下ろした。「こうなることを、俺もお前も、ずっと待っていたんだよな。違うか?」
この問いにイエスと答えるのを、リチャードは聞きたがっている。モニカにはそれが分かっていた。ここで嘘をついても、何の意味もないことも分かっていた。
「……うん、その通りなの。ずっと前から待っていた。あなたの家のあの廊下での夜から、ずっと……」
「もう待つのは、これで終わりだ」
その言葉とともに、リチャードはゆっくりとモニカの中に侵入し始めた。同時にモニカの脚が開いていく。
……うう、この感触! 夢のようだ! 3週間近く、この瞬間を待っていたが、とうとう、こうしてつながろうとしてる! しかもナマで!……
「お願い、キスして……」
「ああ、もちろん。忘れるわけがない」 リチャードは顔を近寄せ、唇を重ねた。舌先を延ばし、2センチ以上、中に入れる。同時に下半身でも同じく2センチほど、さらに侵入した。
目を閉じ、うっとりとしながらキスを受け入れるモニカ。彼女は、挿入が始まってからすぐに、リチャードのペニスが自分の陰部をこれまでになく広げていくのを感じていた。
「ああっ……ううぅ……ああ、大きい…………」
この言葉ほどリチャードを有頂天にさせる言葉はなかっただろう。彼にとって、サイズは非常に重要なことだった。この若い美女が夫として選んだ男よりも、俺は大きい。その言葉を、その女の口から聞いて、彼は自信がみなぎってくるのを感じた。
「大きいか? 気持ちいいか、それとも痛いか?」
「気持ちいい。ほんとに。見た時よりも大きく感じるの!」
「それもそうだな。お前は、まだ処女同然のまんこをしてるんだから」
不思議なことに、「ま〇こ」という下品な言葉を使われて、モニカはかえって興奮していた。
脚が広げられていくのにあわせて、唇も大きく開けていく。モニカは、口腔の粘膜をもっとなぶられたいと言わんばかりに、激しいキスを自分から求めた。
リチャードは先を急ぐ予定ではなかった。できるだけ挿入をゆっくり行い、この記念すべき瞬間をじっくり味わいたいと思っていた。だが、彼はずっと待ち続けていたのである。ずっと淫らな思いをし続けていたのである。本意ではなかったが、それも、構わない。彼は小刻みに突きを送り、やがて、完全に挿入を果たした。
モニカの艶っぽい声が部屋にとどろいた。……本当にジェフとは全然感じが違う。こんなに深いところまで来ている! それに、リチャードは体の動かし方も、手の使い方も、そして特に舌の使い方が、何もかもジェフとは比べ物にならない。
……あそこの中を擦る感じが、ジェフのとはまるで違うけど、それより、こんなに長いストロークで出し入れしてくるのに、抜け出てしまいそうになる気配が全然ないなんて!
ジェフはセックスの間、ほとんど何もしゃべらなかった。いや、「感じる?」くらいは言っていたかもしれない。だが、セクシーなことは何も言わないし、いやらしいことも何も言わなかった。
だがリチャードはその逆である。彼は腰を動かしながら、盛んに下品でいやらしい言葉を掛け続けた。ジェフのことをおとしめる言葉というより、むしろ、モニカに、夫以外の男に抱かれていることを、夫よりも経験があり、セックスが上手な男に抱かれていることをはっきりと認識させる言葉が多かった。
「ほら、分かるか? 俺がお前を突いてるのが分かるよな。お前の狭くてちっちゃなまんこを突いている。ジェフよりずっと深いところまでえぐってるだろ? 気持ちいいよな? 聞かなくても分かってる。お前の腰が勝手に動いてるのを見れば、感じまくってるのは明らかなんだよ。だけどな、やっぱりお前の口から言ってほしいんだ。俺のピーターはお前の旦那のに比べて、どんだけ気持ちいいんだ?」
モニカは答えたくなかった。
「いいから、言えよ。ジェフに比べてどうなんだ? えぇ?」
「いいわ。分かってるくせに。そんなこと言わせないで、お願い。こんなことして、ずっと罪悪感を感じてるんだから」
「お前が罪悪感を感じてるのは分かってるよ」 リチャードは、長続きさせるため、ペースを落とした。じっくり感触を味わうように、ゆっくりした動きに変わった。「だが、これは、これからも何回もやるんだよな? 続けるんだ。口に出して言えよ。これからも、俺に抱かれ続けたいって」
リチャードの動き方にモニカは驚いていた。途中なのに、動きを緩めたばかりか、今は止まっている。これはジェフでは考えられないことだった。ジェフはいったん挿入すると、射精するまでずっと動きっぱなしだったから。
「どうしてそんなこと? あたしがひとりになるように仕組んで、あたしを犯すだけじゃ足りないって言うの?」
「ああ、足りないな。今はこうして俺に抱かれて楽しんでるかもしれないが、これが終わったら、お前は確実に罪悪感に襲われ、これはやめたいと思うだろう。だから、俺は今ここで、お前に了解させたいんだよ。終わった後ではなく、今、お前にハメている間にだ。これからもこれを続けるってな。ちゃんと口に出して言うんだ。俺とのセックスはいいだろ? 今後も続けたいよな? えぇ?」
リチャードは、ここに至るまでずっと待ち続けていた。次の時も、こんなに待たされるのは、たまったもんじゃないという気持ちだった。だが、モニカは簡単には返事しなかった。
「どうなんだ? 言えよ!」
この間も、リチャードはゆっくりと出し入れを続けていた。なかなかモニカが返事をしないのを見て、彼は、力を込めた動きに変えた。決して早い動きではない。ひと突き、ひと突きに力を込めた動きだった。
モニカにとっては、すでに、ジェフの持続時間をはるかに超える時間、リチャードと交わっており、未知の世界に入っていた。優しい動きから、突然、強い突きを送り込まれ、罪悪感が脇に弾き飛ばされるのを感じた。がくんがくんと突きで体を揺さぶられつつ、頭の中、どうなるかを想像していた。
……リチャードが上司で、いつでもジェフを出張に送り出せるって状況なら、リチャードとセックスしてても大丈夫かも……
「ええ、いいわ。ジェフを出張させるときなら。だったら彼にバレないから。ええ、いいわよ。これ、続けても……」
だが、そう言ったとたん、彼女は罪悪感がどっとのしかかってくるのを感じた。
「おお、嬉しいぜ。じゃあ、決まりだな。これからはチャンスがあったら、いつでもお前と会うからな。そうとなったら、本気でお前をイカせることにしてやろう」
……あたしをイカせる? ああっとモニカは思った。それを感じてみたいと思っていたのだ。実際のセックスでは一度もオーガズムに達していなかったのだった。もちろん、それをリチャードは知ってるわけではなかったのであるが。
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Equality 「平等」
「あら、似合ってるわよ」
「ほんと? ありがとう。まあね。でも、まだ全部に慣れてるってわけじゃないけど」
「ずいぶん慣れてるように見えるけど? 平等法が施行される前は、あたし、ハイヒールを履いて歩くなんてほとんどできなかったわ。まして、そんな高いヒールのなんて無理だった。でも、お兄さんは、もう何年も履き慣れてるように履いてるじゃない」
「実際、他に道がないもの。サマンサさんが会社のトップになってからは、一種、彼女のやり方でしか許されない感じで、しかもサマンサさんは、ハイヒールを履く男性社員がお気に入りだから」
「あたしも、そういう人がお気に入り」
「やめてよ。自分の妹からそういう言葉を聞くとは思ってなかったわ」
「ちょっと、よく考えて。お兄さんはもっとひどい言葉を聞いてきたでしょ? それに忘れないでね。今はあたしがお兄さんの保護者になってるんだから。お兄さんは、あたしが言うことをしなくちゃいけないの。少なくとも、お兄さんのことをちゃんと見守ってくれる奥さんを見つけるまでは、あたしが保護者」
「どうして忘れられる? 今はエスコートする人なしでモールに行くことすら許されていないんだから」
「だからこそ、お兄さんはお世話をしてくれる女の人を見つけなくちゃいけないの。あたしだって、いつまでもここにいるつもりはないんだから。それに、どうなるか分からないけど、お兄さんだって、一生独り身でいたいとは思わないでしょ?」
「そのことは話題にしないでいてくれる? もう仕事に行かなくちゃいけないわ」
「あたしが話したいことは何であれ、お兄さんも話し合わなくちゃいけないってこと、もう一回、指摘しなくちゃいけない? ジェンダー関係省に自分の兄のことを報告しなくちゃいけなくなったらイヤだもの」
「アレックス、そんなこと、たとえジョークでも口にしないで!」
「アレクシス様か、女王様でしょ? 女神様と呼んでもいいんだけど、あたしも、さすがにそれはちょっとやりすぎだと思うけど」
「お願いだから、まじめに考えてくれる? もし、誰かに聞かれたら……」
「落ち着いて。誰もいないから。ただ、お兄さんは、お世話してくれる女性を探すつもりなら、もうちょっと一生懸命にならなくちゃダメと言ってるの。今のその服装、多分、それはそれでまあいいかなと思うわ。でも、女性の視線をとらえるには、かなり地味すぎるわよ」
「どういうこと?」
「今日の午後、ショッピングに連れて行ってあげると言ってるの。お兄さんの服装にもうちょっとスパイスを効かせてあげなくちゃ」
「また?」
「ええ、そうよ。さあ、もう文句はヤメテ。さもないと、お兄さんにお仕置きをしなくちゃいけなくなるから。お兄さんが、公の場でスパンキングされるのすごく嫌がってるのは知ってるわ」
「分かったわ。アレクシス様」
「それでこそお兄さん。さあ、出かけましょう。遅くなったらイヤでしょ?」
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Sacrifice 「犠牲」
「ああもう、パパったら」 と息子のチェイスが目を背けた。「お願いだから、僕がいるときは、そういうことしないでくれる?」
息子があたしを嫌ってるのは分かっているし、息子が嫌悪感たっぷりの顔であたしを見るたびに、それを思い知らされる。かつて、あたしは、息子のヒーローだった。でも今は? 息子はあたしのことを恥だと思ってる。最悪なのは、あたし自身、その通りだと思っていること。息子は全然間違っていない。というのも、冷静に物事を考えられるようなとき、あたし自身、息子と同じく、自分を恥だと思うから。冷静に考えられるときは、あまりないのだけれども。
でも、だからと言って、機会があったら、今とは違うふうになっていたかと言うと、そうは思えない。こうなる他なかったと思う。あたしはそう思っているし、息子も、心の奥ではそう思ってると思う。息子を長年にわたるイジメから救うには、こうなる他なかったし、自分が選択した行動を、あたしは後悔していない。たったの一度も。
息子の要求を無視して、あたしは体を拭き続けた。「あんた、今夜は家にいたくないんじゃない? ジャックが来るから」
「というか、あいつは毎晩うちに来てるだろ」
「映画を見に行くとかしたら? 声を聞きたくないでしょ?」
「3年間ずっと僕をイジメ続けた男に、自分の父親が抱かれているときの声だよね? ああ、もちろん、そんなの聞きたくないよ。でも僕がこうしてって頼んでも、それって意味があった時がある? パパがあいつと取引をした時も、僕が何を言っても意味がなかったし。パパが胸にそんなのを作った時も意味がなかった。それに、パパが女として生きたほうが楽だと思った時も、そうだったよね? だったら、僕が何を望んでも、全然、無意味ってことじゃないか」
「あんたのためにしたのよ」とあたしはつぶやいた。こういう話し合いは前にもしていた。息子もあたしが息子のために犠牲になったことを分かっているんだろうなと思う。あの日、あたしは、息子をイジメてることについてジャックとカタをつけようと彼に会いに行った。ジャックは支配的な雰囲気のある若者で、ある意味、簡単に形勢を逆転させてしまったのだった。
ああ、あの時のことを、まるで昨日のことのように思い出す。ジャックと対決すべく、対面していたら、彼は突然あたしを壁に押し付けたのだった。……あたしが男だったあの当時ですら、彼の方が強かった。……そして、あっという間に、彼は舌をあたしの喉奥にまで挿し込んでいたのだった。抵抗したかったとしても、できなかったし、そもそも、どういうわけか、あたしは抵抗しなかったのだった。そうされるのを望んでいたし、喜んでもいた。こういうタイプの男に支配されるのを望んでいたのかもしれない。そして、みるみるあたしは溶けていくのを感じた。
あたしから力が抜けたのを感じたのか、ジャックはあたしから顔を離し、言った。「取引しようぜ。お前、俺のオンナになれ。そうしたら、お前の息子からは手を引いてやってもいいぜ」
その取引の意味をしっかり考えることすらせず、あたしは頷いていた。そして、それから何秒も経たないうちに、あたしの唇の間に彼のペニスが包まれていて、あたしは夢中になって頭を振っていた。その瞬間から、あたしはジャックのセックス玩具になった。でも、ジャックは単にあたしを犯すだけではなかった……もっと別のことを考えていたらしい。彼はあたしの体を変えるのを望んでいた。そして、彼がそれを望むなら、あたしも当然、それを望む。そういう関係だった。
それがほぼ2年前のこと。その後、何度も整形手術を受けた。何度犯されたか覚えていない。多分、元に戻ろうとしたら、できたかもしれない。胸のインプラントも外せたかもしれない。ホルモンを多量に取るのを止められたかもしれない。ある程度は男性らしさを取り戻せたかもしれない。
でも、実際は、そうしなかった。そうしたくなかったし、ジャックが必要だった。
「ごめんなさい」とつぶやいて、胸の周りにタオルを巻いた。
「僕はどうでもいいよ」とチェイスは玄関ドアへ向かった。でも、息子は家を出るときぽつりと言った。「あと2か月で高校を出て大学に進めるのは、すごく嬉しいよ。ここを出ていけるから」
そう言って息子は出て行った。ジャックを喜ばせることは、息子を失うことに匹敵する価値があるのだろうか? 心は、そんな価値はないと叫んでいたが、カラダは、その心の叫びを激しく否定していた。
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Best friends 「親友」
「ボクは、君のためなら、何でもするって分かってるよね?」
「もちろん分かってる。それに、俺もお前のためなら何でもするぜ。親友というのはそういうもんだもんな」
「うん。でも、ちょっと思うんだけど……これってちょっとゲイっぽくない? ていうか、いつも女の子っぽいポーズをとるってことは分かってるんだ。君は困っていたし、君の両親は、君がガールフレンドを連れて現れるのを期待していたのも知ってる。ボクは、事情を知らなかったら、危うく、シャーナが君を捨てたことを君の両親に言いかけるところだったよ。そんなことを言ったら、君の両親がどんなふうになってしまうかも知ってたしね。だけど、これって……」
「いや、お前は俺の親のことを本当には分かっていねえよ。母親に会うたび、いつ孫の顔を見せてくれるんだってしつこく聞いてくるんだ。それに父親はもっとひどい。父親は孫なんかどうでもいいと思ってる。ただ、父親としては、俺が女の子の肩に腕を回してないと、みんなが俺はどこか変なんじゃないのかって思うって、そんなことだけを心配してるんだ。それで、俺が言うことをきかないと、いきなり俺を切り捨てるんだぜ。前にも一回あったんだ、そういうこと。だから、彼女を連れて行かなかったら、うちの親は、全然ためらわずに、そういうことするに決まってるんだ」
「ああ、そうだね。分かるよ。了解した。だから、ボクはここにいるわけだよね。だから、ボクはシャーナが置いていった服を着てるわけだよね」
「それに、お前は、シャーナの服がよく似合うしな。誓ってもいいが、お前、シャーナなんかより、ずっと可愛いぜ」
「ありがとう。……でも……。ボクは別に批判的になるわけでもなければ、ホモ嫌いだとか、そういうことを言うつもりはないんだけど……でも、ひとつだけ釈然としないことがあって……。ていうか、今はここに誰もいないだろ? この部屋で何が起きてるか、君の両親が知るなんて、あり得ないわけだろ? だったら……何て言うか……本当にしなくちゃいけないのかあなって……つまり、その……ボクたち、エッチしなくちゃいけないの?」
「前にも言っただろ? 普段から本当にセックスしてないと、そういう関係だって、親たちにはすぐにバレてしまうもんなんだよ。セックスしてる間柄だと、行動が微妙に変わるんだ。誰でも知ってることだよ」
「うん。多分そうなんだろうな。でも、なんかちょっとゲイっぽい感じがするんだよ、君がその……アレをすると……」
「俺がお前をヤルと、だろ? そういうところは気にしなくていいんだ。ゲイなんかじゃねえよ。友達が友達を助けてあげてるって、それだけのことなんだからさ」
「うん……多分ね……」
「お前なら分かってくれると思ったよ。だから、な? 四つん這いになれよ。お前のお尻、すごくセクシーなんだぜ? さっきから、俺、一発やりたくてしょうがねえんだ」
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