「弱みにつけ込む上司」 Husband's Boss Took Advantage by EroticWriter モニカが受話器を耳に当てているとき、チャーリーがベッドに這いあがり、彼女の脚の間に入ってきた。モニカは、「ダメ、ダメ」と言いたそうに怖がる顔をしたが、チャーリーは、指でしーっと黙る仕草をしながら、亀頭を彼女の陰部に押し当てた。 ……チャーリーは音を立てずに、あたしが夫と話をしている間、大きなアレをあたしの中に入れてくるつもりなのね…… 意図を察したモニカは、急に、電話の声の調子を変えた。「ねえ、ジェフ? 今ベッドで素っ裸でいるの。あなたにオマンコやられるのを待っているの」 こんな露骨な言葉を使った後、モニカは横でクスクス笑う声を聞き、顔をしかめつつ見上げた。そこにはベッドで行わていることをすべて見ている夫の上司がいた。 彼の名はリチャード。このようなことをもたらした張本人である。彼は、仰向けに横たわるモニカがチャーリーに両脚を広げながら、電話で夫と話をするのを見ている。そして、彼女のバギナにはチャーリーの巨大なペニスが今にも入ろうとしている。 モニカと夫のジェフが、妻と夫の関係になってから電話で会話するのは、これが初めてだった。そうであるから、この会話はテレフォン・セックスにつながるのは当然だった。もし彼女だけだったなら、おそらくモニカは「あたしのアソコ」と言ったはずである。だが、チャーリーとリチャードも一緒にいて、自分を見ている状況であるためか、彼女はオマンコという言葉を使った。もちろん、ジェフ相手にこんな言葉を使うのは初めてのことだった。 時は1950年代。当時は長距離電話をするには交換手を通さなければならなかったし、電話代も高かった。ガソリンが25セントで3リッター買えた時代、最初の3分間の通話が1ドルもしたのである。 電話は普及し始めたばかりであり、モニカは通話料のことはよく分からなかった。夫からの電話はコレクト・コールだったので、通話料はさらに高いかもしれない。 通話料のこともあり、ふたりは速く済ませる必要があった。後で困らないようにするためには、モニカは夫に素早く射精してもらいさえすればよい。自分がイクまで待つ時間はないだろう。それに、そもそも、結婚して3週間しかたっていないので、彼女は夫との行為でオーガズムを味わった経験はなかった。実際に体を合わせての行為ですら経験がないのであるから、ましてや電話でイクことはあり得ないだろう。 電話の向こう、興奮した声が聞こえた。「僕は固くなってるよ。すごく硬くなってる。今から入れるね、モニカ」 「今すぐやって、ジェフ。あたしは準備できてる。入れて!」 その言葉と同時に、チャーリーが挿入してきて、彼女は目を丸くした。 「うぅぅぅっ! ああ、いいっ! いいわっ、ジェフ! あなたが入ってくるのを感じる。すごく大きいし、硬いわ!」 すごいなあ、と彼女の夫は思った。とても本当っぽい声を出してる。「中に入ったの、感じる? 気持ちいい?」 「ええ、感じるわ、ジェフ。あたし、仰向けで、あなたの顔を見つめているの。そうしながら、入ってくるのを感じてるの。気持ちいいわ、すごく気持ちいい!」 もちろん、モニカはチャーリーの顔を見つめていた。彼は半分まで挿入したところで、動きを止めた。モニカは、チャーリーが完全に覆いかぶさってこないように、少し彼の胸を押し戻すような動きをした。そうしないと、電話での会話が難しくなるからだった。 「ジェフ、もっと深く入れてきて。全部を入れてきて。全部、感じたいの」 「いいよ、モニカ。根元まで入れるね」 「ああ、ジェフ。すごく広げられていくのを感じる。ああ、いいわぁ」 本当に気持ちいいとモニカは思った。だが、その行為を行っているのは夫以外の男なのである。 最初は心配していたモニカだったが、夫の上司に見られながら、逞しい男に抱かれつつ、何も知らない夫と話しをするのが、これほどエロティックだとは思いもよらなかったのだった。 モニカがチャーリーの胸板を押し上げ、あまり近づかないようにさせていたものの、チャーリーはキスできるところまでは顔を近づけていた。彼がさらに顔を寄せ唇を合わせると、モニカは嬉しそうにそれを迎え入れ、静かに舌を絡め、彼の口を吸った。 「あなた、強く突いて」 ジェフは、妻の顔は見えないものの、声の調子から彼女が微笑んでいるのが想像できた。実際のモニカは、自ら両脚を持ち上げ、チャーリーの腰を包み込むように絡めたのだった。すでにチャーリーは根元近くまで挿入しており、ゆっくりと出し入れを開始していた。 「ジェフ? 今あたし、両脚を上げて、あなたの体を締め付けてるところ。いつもより、あなたのアレが大きく感じるわ。すごく深いところまで入っているように感じる」 彼女の声はとても興奮している様に聞こえた。「モニカ、そうだよ、いつもより大きくなっているよ。石のように固くなってる。モニカの方はどうしてる? 手を使ってる?」 「うん、使ってる。もっと早くして」 リチャードは時々、顔を近づけ、モニカとチャーリーの間を覗き込むようにしていた。モニカは、そんなリチャードのことは無視して、微笑みながら、受話器をチャーリーの耳元にも寄せて、ふたりで一緒に電話の会話を聞くようにさせた。そして、時々、キスを繰り返す。 突然、何の前触れもなく、モニカは下半身から強烈な快感が沸き起こってくるのを感じた。「ああっ、イクかも……」 電話を持つ手を少し緩め、モニカは1度だけ、腰を突き上げた。自分がイキそうになってることをチャーリーに知らせるためだった。それを受けて、チャーリーは少しだけ抽迭の動きを速めた。 電話の向こう、夫は、受話器から聞こえてくる声に艶がこもってくるのを聞き、自らも興奮した声を出し始めた。 「ああモニカ、君のアソコ、すごく気持ちいいよ。とてもキツク僕のアレを包んでくれているよ。ますます固くなってきてるよ。僕もイキそうになってる。速くしなくちゃね。もう少しでイキそうだよ。ああっ、あぁぁぁぁ……!」 ジェフは射精していた。 「あたしも。一緒にイクわ!」 モニカは、演技のつもりだったのに、実際に自分もオーガズムに達してるのを感じ、驚いた。だが、もちろん、実際に彼女を絶頂に導いているのは、チャーリーの巨大なペニスなのである。 チャーリーにとっては抜き差しの動きを始めたばかりであった。だが、モニカにとっては、夫と電話で話をしつつ、逞しい別の男性に貫かれているという状況のせいか、新記録と言える短時間でオーガズムに達したのだった。さらに、夫の上司が、たった1週間前に彼女を誘惑した張本人の男が、この場にいて自分の行為を見ているという点も、ゾクゾクするような興奮に寄与していたといえる。 ジェフは妻が達した声を聞いた。そして10秒ほどし、彼自身の呼吸も落ち着いたころに、驚いた調子で愛妻に語り掛けた。「うわあ、モニカ。君があんなに悶えた声を出したり、イクときの声を聞いたのは初めてだよ」 彼は自慢気に語り続けた。「今の僕の姿を見せてあげたいな。腹の上がドロドロになってるよ。胸の先まで飛んだのもあるよ。君も、僕とやってこんなに感じたことって、あるかな?」 モニカはまだ息を荒げていた。チャーリーがゆっくりと出し入れを再開していたせいで、声を落ち着かせることができなかったのだった。チャーリーの顔を見上げ、嬉し困ったような笑顔を見せつつ、受話器に話し始めた。「ジェフ? イクって声に出すの、実際に会ってる時より、電話での方が気楽にできるのよ」 モニカはチャーリーを見上げ、受話器を手で覆い「あなたってひどい人!」と囁いた。そして、手を受話器から離した後、夫に言った。「でも、ジェフ? もうすぐ3分になるわ。もう、電話を切った方がいいんじゃない?」 「いや、大丈夫だよ。3分の縛りは、公衆電話でないときは当てはまらないんだ。交換手が割り込んできて、いきなり切られたりはしないよ」 「あら、そうだったの。忘れていたわ。でも、これ、コレクトコールでしょ? お金がかかるのは変わらないわ」 「それもそうだね。じゃあ切るよ。おやすみ、モニカ」 「おやすみなさい、ジェフ。ちゃんとドロドロをきれいにしてから寝るのよ」 ***** この1時間前: モニカが、ラジオを聞きながらひとりカウチに座っていた時、階段の方からきしむ音が聞こえてきた。リチャードに違いない! 浮気をする罪悪感があったものの、これから行うことへの少なからぬ興奮も感じていた。 もう、アソコのひりひりした痛みは消えていた。だから、リチャードが自分にどんなことをしようと考えていようと、それに対する体の準備は整っていた。 この1週間前、リチャードは彼女の夫をシカゴに出張に行かせていたのだった。盗まれた車を彼に届けさせるという仕事である。そして、ジェフが出張に出たすぐ後に、彼はジェフの家を突然訪問し、モニカを驚かせたのだった。彼はモニカにある用件を伝えに来たのである。ジェフが解雇されないようにするためには、彼女の協力が必要であること。その協力とは、彼女自身を差し出すことであること、という話だった。しかし、モニカが納得するのに、数分もかからなかった。 だが、この話はその夜が始まりではない。話はさらに、その2週間前にさかのぼる。
そして意識が戻る。左右の手首と左右の足首にザラザラした縄が巻かれているのに気がついた。冷たい首輪にも気がつく。これは気のせいでは? だが、目の前で展開している光景は、彼が想像したよりもひどいものだった。そこでは、彼の長年のあこがれである彼女が、四つん這いになり、怪物のようなペニスで突かれ、嬉しそうな顔でこちらを振り返っていたのだった。相手の男は残虐な印象があるハンサムな男。さらには、この光景を撮影している男もいて、おそらく、この男がジョンを殴ったのだろう。 「一体何なんだよ、ジャズ!」 ジョンは怒りに任せて叫んだ。とはいうものの、望まないのに勃起もしていた。 彼女を犯している男が言った。「あんたは彼女を満足させていなかったようだな。どう見ても。だから、彼女は満足させてもらえる男を探したってわけじゃねえのか?」 男はニヤリと笑った。「でもよお、あんたのソコをみると、そんなに怒ってもいないようだが?」 「ジャズ!」 傷ついたジョンが悲痛な叫び声をあげた。「なんでこんなことを!」 「あんた、あたしを責められるの? そんな赤ん坊みたいなちんぽで何ができたのよ? 快感って言えるようなこと何もしてくれなかったくせに」 彼女は喘ぎ声を漏らしそうになるのをこらえながら言った。長年にわたる恋人同士だった彼を裏切り、侮辱して、かえって快感を得ているように見えた。 「それに、これがあんたを興奮させているのも知ってるのよ。あんたが『ポルノハブ』で何を見て、その変態欲求を満足させているか、あたし、知ってるんだから」 ジョンはどう反応してよいか分からなかった。ものすごく怒り狂いたいと思っていたけれど、できなかった。もっと言えば、目の前で展開している美しい光景を喜び始めていたのだった。 体を縛られ床にひざまずいて、生涯をかけて愛してきた女性が他の男に犯されている。愛する女性が快感に喘ぎ悶える姿ほど美しいものはない。しかも、あの男の持ち物の硬さを見よ! ジョンは、自分では知らなかったのだろうが、たまたま都合よく足の間に挟まっていた枕を相手に腰を動かしていた。どうしてそんなことをしていたか分からなかったが、どうしても、そうしないではいられなかったのだった。 そんなジョンの必死の姿を見て、ジャズはくすくす笑った。ジョンも枕相手に腰を動かせば動かすほど、気持ちよくなってくるのを感じていた。 カメラを持っていた男が、カメラを置いた。ちょうどジャズの局部が突きまくられ、同時に弱い従属的なジョンが枕相手に必死に腰を動かす様子を収めることができる位置だった。そしてその直後、ジョンは、痩せているがそれなりに逞しい一物を持つカメラマンの男も、この行為に加わりたいと思っていたことを知ったのだった。ジャズのあそこの穴はすでに使われている。溜まりにたまったモノを出すにはジョンを使うしかない。 それに気づいたジョンだったが、時はすでに遅かった。カメラマンはジョンの鼻をつまみ、息苦しくなったジョンは無意識的に口を開いた。カメラマンはすぐにこの機会をとらえ、ジョンの口にペニスを突き入れ、同時に激しく出し入れを始めた。 口に入れられたその食感にジョンは気が狂いそうになる。当惑し、怒り、少なくとも吐き出したいと思うはずだった。だが、彼は興奮しか感じなかったのである。あまりに性的に高ぶっており、喉奥にペニスを突き立てられても、それを喜んでしまったのである。そして、ジャズも、自分の彼氏が、より優れた男に口を犯されているのを見て、いっそう興奮し、悩ましい叫び声をあげたのだった。 その間、ジャズには、自分に打ち込み続けている男が急速にクライマックスに近づいてるのを感じていた。低いうなり声と内部に挿入されてる男根がヒクヒク蠢いているのからすれば、それを察知しないほうがおかしいだろう。彼女を犯す男は、射精が近づくのを受けて、言った。「この寝取られ野郎に、彼女が本物の男の樹液を注ぎ込まれるところを見せてやろうぜ!」 痩せ型のカメラの男も、その男が言ったことを聞いて、ジョンの口からペニスを引き抜き、ジョンは、やっと止めてくれたかと安堵するとともに、少し名残惜しくも感じたものの、今度は、顔を、無理やりに男とジャズがつながっている方に向けさせられた。ちょうどその時、彼に比べて明らかに優等であるアルファ・メイル( 参考)が、征服した女にたっぷりと精液を注ぎ込んだのだった。それを見せつけられ、ジョンは圧倒的な敗北感を感じた。意思も心も打ち砕かれる。自分は、このふたりの男たちより劣った地位にいるのだと認めざるを得なくなる。 しかしなぜか興奮が高まり、それに伴う快感も募ってくる。そんな感情を否定しようとあらがうものの、抵抗は無駄だった。腹の奥から屈辱感と劣等感がふつふつと沸き上がってくるのにも関わらず、彼は、この一瞬一瞬を喜んでいたのだった。 自分は寝取られ男だ。ベータ( 参考)であり、ここにいる優等な男たちの下にいるべき男なのだ。もはや抵抗はできない。たった今、自分の彼女を征服し、その体内に精子を注ぎ込んだ男が、そのペニスを彼の口に押し込んできても、ジョンは、それをただ受け入れるばかりだった。このふたりのような、自分より優れた男たちには、精いっぱいのことをして尽くさなくてはいけないのだ。少しでも自分が彼らの役に立てることを示さなければいけないのだ、と。 終わり Source: Lover's Quarrel
「口論」 Lover's Quarrel by The SilverPalace 4月の陰鬱とした日のことだった。ジョンは目を覚ます。ベッドの中、隣には、親友であり恋人でもあるジャズが寝ている。注意深く彼女から体を離し、背伸びをし、染みひとつない部屋を見まわした。自分は何て運がいいんだろう。信じられない。子供のころからのあこがれの人であり、長年にわたる友人でもある、この町一番の美人とされている彼女とデートをし、そして、一緒に暮らしているのだから。そんな自分と言えば、なんの取り柄もない平凡な男だ。頬骨は小さく、あごも細い顔つき。それで言ったら、男のアソコについても大した代物じゃない。それを全部合わせてみれば、彼は彼女と一緒になれたなんて、この世で一番運が良い男と感じても当然だった。だが、ひとつ、いつも際立って無視できない問題があった。それは、彼女の方は彼ほど一緒になれて幸せと感じていないこと。どんな類の行為であれ、彼と性行為をするのは、自分にはふさわしくないこととみなしていることだった。 ジョンは、半裸で横たわる彼女の寝姿を見て、朝立ちをしてる自分に唸った。この朝立ち、決して世話をしてもらえるわけがないと分かっていたから。ため息をつきながら、時計を見上げた。仕事に出る前に「お楽しみ」らしいことをする時間はないと知る。それは、とりもなおさず、今日一日ずっとムラムラした気持ちで過ごすことになるのを意味していた。あきらめてシャワーを浴びに行く。 手短にシャワーを浴び、やっと落ち着いたと思ったら、ジャズがシャツとパンティだけの格好でバスルームに入ってきて、結局、またムラムラ感が戻ってしまった。 彼女はちらっと彼のだらりと垂れたペニスを見てクスッと笑った。ジョンは、彼女がこれをするのを嫌っていると同時に、愛してもいる。バカにされ侮辱されたと感じるのだが、彼の体はいっそう反応してしまい、彼が内心は従属的なことを喜ぶ性格であることを暴露してしまうのである。ジャズは、そんな彼を気にせず、下着を脱ぎ始め、ジョンが遠慮してバスルームから出ていくように仕向ける。そして、心安らかにシャワーを浴び始めるわけだ。 ちょっと勃起をしまい込むのに苦労しつつも、ズボンを履き、身支度をした後、ジョンは職場へと出かけた。彼は市中の保険会社に勤めている。職場は家からたった20分の場所にある。そこに向かう途中、彼は最近のジャズの様子を振り返った。昨日、ふたりは口論をしたのだった。ふたりが親密な行為をしなくなって3か月になろうとしていることについての口論だった。ジョンにとって、その口論で一番ショックだったのは、彼女のある発言だった。それは… 「あたし、あんたのちっちゃなおちんちんなんか拒否するわ! やりたいと思ったら、他の人を探すわよ!」 この言葉は、他のどんな言葉よりも彼にはショックだった。だけど……だけど、そんなに腹立たしいなら、どうして、それを思い出しただけでズボンの中、アレが突っ張ってくるんだ? ああ、仕事の時間だ。これについては後で考えよう…… ________ 職場での、長いストレスいっぱいの一日が終わり、ジョンは、いつもに増して、息抜きがしたくてたまらなくなっていた。残念ながら、家に帰っても、息抜き方法は自分の手を使うことしかないのも分かっていた。 家に着くと、妙な声が寝室から聞こえてくる。ジャズの喘ぎ声だ! この声、彼女がオナニーするときしか聞いたことがなかったが、でも、今は、いつもよりずっと激しい感じがする。 何が起きてるんだ? それを思うと、いつものズシンと重い気持ちが腹のあたりにたまってくる。頭の中では、次々といろんな光景が浮かんできて、いっそう重苦しい気持ちになってくる。だけど、重苦しい気持ちになればなるほど、興奮も高まってくる。 ゆっくりと寝室に近づいた。頭の中で渦巻く想像だけでも、気が狂い叫びたい気持ちだった。 そして、彼は、寝室の前に来た瞬間、何かが後頭部を打つのを感じ、目の前が真っ暗になったのだった。
 A necessary change 「必要な変化」 かつては、ちゃんとした男になることについて悩んでいた。何時間も、自分の小さなペニスや、細い体や、男っぽいところがない点に苦悩していた。みんなが男とはかくあるべきだと言う型に自分が当てはまらないことを知っていた。そしてそのころ、あたしは、みんながあんなに必死にあたしに求めていた姿になんかなる必要はないのだと悟った。あたしはシシーでいても構わないのだと。それを悟って以来、あたしは、以前よりずっと、ずっと幸せになってきた。多分、それこそ、あなたたちも必要としてる変化なのかもしれないわね。 If you like this kind of stories, please visit Nikki Jenkins' Feminization Station https://thefeminizationstation.com/home/
 No more secrets 「もう隠し事はナシ」 トランクスだけの姿でベッドに横たわる彼を見た。そして、あたしは、彼のことが、これまでの人生であたしが愛してきた人たちと同じく、愛してると悟る。ケビンは、優しくて面白くて、少なくともあたしの目には、これまで会ったどんな男よりもハンサムだ。一度ならず、あたしは不思議に思ってきた。あたしのような人間が、どうして彼のような男とつながることができたのだろう? そして、その疑問は、彼があたしの秘密を知らなかったからだということを認めることにつながってしまうのも避けられない。 でも、それも今日まで、あたしは誓う、今日からはすべてが変わると。彼を失っても構わない。もしそうなっても構わないと心の準備ができている。もっと言えば、そうなるんじゃないかと思っている。だけど、このまま嘘をつきとおすことはできない。彼には本当のことを知って当然だから。だから、あたしは、タオル1枚で体を包んだ格好でベッドの脇に立って、彼に話しかけた。「する前に、あなたに言わなくちゃいけないことがあるの」と。 「何?」 と彼は笑顔で何も知らずに聞き返した。彼のこの笑顔、どれだけ速く消え去ってしまうだろうと思った。あたしの脚の間に何がぶら下がってるか彼が知ったら、あたしが彼が女性と思ってるのと違ってると知ったら、少なくとも、あたしが、最初から女性でないと知ったら、彼は……。 「このことをこれまで千回はあなたに言おうと思ってきたのを分かって欲しいの」と、あたしはタオルの端を握った。「ただ……何も変わって欲しくないと思っただけだったの。あたしは、あなたが望むような人間になりたかった。願うのはただ……あたしたちがこれからも……分かって……ただ、何も変わらないでと願ってるだけなの……」 「な、何なんだよ?」と彼は、この状況の深刻さにようやく気づいたようだった。体を起こして言った。「それが何であれ、僕たちは大丈夫だよ。乗り越えられるさ」 「今はそう言ってくれてるけど……でも……ええ、すぐに分かるわ」 そう言って、あたしは目を閉じた。長い間、目を閉じ続けた後、深呼吸し、ようやく目を開いて言った。「ケビン、これがあたしなの。あたしの本当の姿を知った後も、あたしを愛してくれたらと願ってる」 あたしはタオルを開き、こわばった笑顔を繕って、「ジャジャーン!」と声を上げた。 どんなふうになると思っていたのか、自分でも分からない。怒り? 確かに。驚き? それは確実。でも、あれはあたしが予想していたことじゃないのは確かだった。震えながら立つあたしを前に、彼はくすくす笑っていた。 そして片手を上げて、「ごめん。君にとって大変な瞬間だったのは分かるよ。別に軽くあしらうつもりはないんだよ。でも、君がどんな人だったか、もう何か月も前から知っていたんだ。君もそれを知ってたとばかり思っていたよ」 「え? なんて?」 タオルが床に落ちるのもそのままに聞き返した。「し、知ってたの?」 「休暇中に君のお母さんに会ったとき、お母さんは口を滑らせてバラしてしまったんだ。それが、僕たちがまだセックスしていない理由?」 あたしはうなづいた。「あたしを……あたしを嫌いになると思って」 彼は立ち上がって、両腕であたしの体を包んだ。きつく抱きしめながら、「愛してる」と言った。そして、あたしのふにゃふにゃのおちんちんを握って「これすらもね」と続けた。 それこそあたしが聞きたかった言葉。 If you like this kind of stories, please visit Nikki Jenkins' Feminization Station https://thefeminizationstation.com/home/
夫は疑ってる顔つきをした。「君が上になってヤッた後、今度はあいつが上になってヤッたんだよね? 君たちふたりの会話を聞いていたよ、僕は」 妻はうなづいた。「ええ、そうよ。多分、何て言うか……多分、あたしは、あたしが上になっていた時に、あの人をすっかり……いわば、出し切らせたと思ったの。だけど、彼はまたやりたがって。彼が上になった時には、あたしはすでに疲れきっていたわ。それに、あの人が乱暴になるかもと恐れていたし」 「じゃあ、君は、やったけど、全然感じなかったと、ただ感じたふりをしていただけだと言ってるんだね? でも、僕には君は楽しんでいたように聞こえたんだよ。寝室でのことは大半、こっちにも聞こえていたんだ。あいつが上になった時も、君は感じていたんじゃないか?」 妻は悲しそうな顔になり、頷いた。涙が目にあふれてくるのが見えた。「どうしようもなかったのよ。いったん中に入れられた後は、だんだん気持ちよくなってきたの。2回とも。あたしが、その気になるとどうなるか、あなたが一番知ってるはずよ。どうか怒らないで。あの人が乱暴せずに帰ってくれるために、あの人をいい気持ちにさせなくちゃいけなかったの。多分、演技の点でちょっとやりすぎたとは思うけど」 夫は怒ったフリをしていたが、実際は、彼は、妻と男とのセックスがどんなふうに行われたのか、詳細を漁っていたのだった。彼も悲しい顔つきになり妻を見つめた。この事態についての追及をこれでお終いにすることだけはできなかったのだった。なんだかんだ言っても、あの時、寝室から聞こえてきた音や声からすると、もっと詳しく聞き出さないことには気が収まらなかったのである。 「あいつのアレだけど……黒いペニスだが……いったんそれに慣れた後は、僕のよりも気持ちよかったのか?」 ああ、何てこと? と妻は思った。これに関してはうそをついた方がいいと思った。男性が抱く恐怖については良く知っていた。あの男のほうが大きかったか? 気持ちよかったか? それに加えて、黒人の男性器というのも加味されている。黒人男性についての、あの噂も…… 「いいえ、あなた。あなたのほど感じなかったわ。あれって、体に合わないっていうか、気持ちよかった時も、少し痛かったのよ。それに、奥深く突かれるたびに、怖かったの。激しく出し入れしてきて、あそこの中を傷つけられるんじゃないかって。でも、そうはならなかったので、その点は運が良かったけど」 夫は、「出し入れ」のところではうそをついてると思った。「奥深く突かれるたびに、激しく出し入れするんじゃないかと怖かったって言ったよね? 多分、あいつが上になっていた時のことを言ってるんだよね? 君が上になっていた時はどうだったのかな? 最後には感じまくってしまい動けなかったんじゃないのか? 君はイッたんだよね、その時は?」 妻は夫と目を合わすことができず、うつむいた。「ええ、イッたわ。抑えられなかったの。彼は知らない人で、彼のアレは……違っていたから。何もかも、あたしにはコントロールできなかったのよ」 彼女は正直に言うことに決め、この尋問から逃れるために、すべてを夫の前に並べ立てることにしたのだった。 「2回ともイッたわよ。あたしが上の時も、彼が上の時も。抑えきれなかった。むしろ、素直にオーガズムに達することで、あの人も早く射精して、家から出ていってもらえると思ったの。そして、そのことこそ、あたしがずっと考えていたことなのよ。彼をイカせて、ここから出てイカせること」 彼女は意図せずダジャレを言ったが、自分ではそれに気づかなかった。 夫はそのダジャレのことは言わないことにした。今は笑いを引き出すような時ではない。「じゃあ、気持ちよかった時でも、心の奥では、それを楽しんでいなかったと誓えるんだね?…… あの男が、君のお尻の下に枕を置く時の話しを聞いてるんだよ。中国に届くまで( 参考)奥に入れるとかの話し。そして、その話しの後に、君は長々とうめき声を漏らしたんだ。あれを聞いて、君は本当に気持ちよくなっているんだなと思ったよ」 奥に入れる? あの枕の時の話しをする夫の言葉を聞いて、妻は、面白い言葉の使い方だなと思った。「ええ、そうよ。その通り。彼は実際、本当に奥まで入れてきたわ。でも、思ったようには痛くなかったの」 「あいつがピストン運動をしてる時も音が聞こえていたんだ。多分、あの音は、あいつの睾丸が君のお尻を叩いていた音じゃないのか? 君は2回ともイッたって言ったよね? 君が上になっていた時と、あいつが上になっていた時。だけど、あの声からすると、実際、君は何度もイッたんじゃないのか?」 夫は正直な答えを求めて、妻を見つめた。 妻はだんだん嫌気を感じてきていた。自分はやるべきことをしただけだし、話すべきことを話した。なのに、夫は、自分があのセックスで感じまくった事実にいつまでもこだわるだろう。あのセックスの記憶は、大切に残しておきたいと思った。 「ええ、彼の上に乗った時に、1回イッたわ。それから彼が上になった時は、数回イッたのも本当。でも、どうしようもなかったのよ。いったん絶頂に達したら、ずっとイキ続けてしまって。あの人のアレ、あたしの中、今まで触れられていなかったところを突いていて…… ……すごく興奮したし、あたしも燃えてしまって、後戻りできなくなったの。あたしには、あなたにごめんなさいと、分かって欲しいのと言うことしかできないわ! 純粋にカラダのことだったわ。心は関係しなかった。それに、もう、このことについて話し合いたくないわ……少なくとも、今は」 夫は妻の声の調子に気づき、もう尋問は止めようと思った。 「分かったよ。さしあたり、そのことについては忘れることにしよう」 妻は安心した。夫は縛られていた手首をこすった後、両腕で彼女を抱きしめた。夫に抱きしめられながら、妻はこっそりと笑みを浮かべた。彼女は心の奥底でも、体の奥底でも、あの男とのセックスを楽しんだし、長年にわたる夫とのどの行為よりもはるかに素晴らしいセックスであったのは事実なのだった。 それでも、彼女はそのことを夫に言うことは決してないだろう。今夜の経験はすごい経験だったわ。テレビと食器を奪われても、それに充分見合う経験だったの。ええ、そうよ。本当に。 妻はうつむき夫が前を膨らましているのを見た。勃起してるわ! 今夜は、まだ、しなくちゃいけない仕事が残っているみたいね、と彼女は思った。 おわり
 Everybody's fooled 「みんなだまされている」 「「うあ、俺、お前が働いてるのを見るのが好きだよ」 「あなた、今日、あたしに来てくれと言ったとき、そんなこと思っていたわけじゃないわよね?」 「そのトップを外してくれって言ったらどうする? ていうか、全部、脱いでみてって言ったら? そうしたら、お前が望んでることに近づくんじゃないのかな?」 「そんなことするわけないでしょ、ダレン。ここのご近所さんのみんなに見られちゃうじゃないのよ!」 「見るって、何を?」 「マジで言ってるの? あたしに言わせたいの?」 「ああそうだよ。分かってるんだろ?」 「あたしが、白人の可愛いシシーだって、ご近所さんに思われちゃう。言ったわ。これでいい?」 「それで、お前が俺の車のボンネットに覆いかぶさってお尻を突き出すのを見たら、みんな、何て言うかな?」 「あたしが、白人の可愛いシシーで、黒チンポが大好きだって言うわ。言ったわよ。これで満足?」 「俺の車をきれいにし終わったら満足するぜ。その仕事が終わったら、お前を家の中に連れてって、お前が望んでいる通りのことをやってやるつもりだよ」 「そっちの方よね」 「だが、正直言って、どうしてお前の普段の生活で、誰もお前の正体に気づかないのか、俺にはさっぱり分からねえな。お前はおっぱいもできてるし、他の点もいっぱい女になってる。どうしてお前の彼女はそんなことも知らねえんだ?」 「彼女はあたしのスカートの中を1年近く見てないからよ。それに、あたしたち、そういうセックスっぽいことをしないの。しばらく前に、トライすることも止めてしまったわ。まあ、あたしの……分かるでしょ?……あたしの問題からだけど」 「お前の赤ちゃんちんぽのせいか?」 「そういう言い方するの大嫌い」 「そう言っても誰も同意しないと思うぜ。まあ、いいから、洗車はもうやめろ。お前が家に帰る前に、一発抜かせてもらうぜ」 If you like this kind of stories, please visit Nikki Jenkins' Feminization Station https://thefeminizationstation.com/home/
 Reinvention 「やり直し」 「誰もボクのことを女だって思わないよ。だって、おっぱいもないし」 「もう何度も言ってきたから、これを言うのは最後にするけど、別に人々にあなたが女の子だと思わせようとしてるわけじゃないの。いい、タイラー? あなたが男なのはみんな知ってるわよ。男女の性区別を超えたアンドロジニーになるというところがポイント。みんなに、自分が知ってることは、本当に、現実なのかと考えさせるところがポイントなの。そういうところがアーティスティックになるわけ」 「ああ、うん。分かってる。でも、ボクにあの歌を歌わせるんでしょ……」 「あの歌のどこが悪いの?」 「歌詞を知ってるよね? まるで、カーディ・B( 参考)が歌うような歌、というか、ラップ? というか、何でもいいけど、そんな感じの曲。事実上、デカいチンポをしたたくましい男の人にヤラれるのが待ち遠しいと言ってるような歌なんだよ」 「それが? そこが謎めいた魅力の一部になってるんだけど」 「まるで、ファンのみんながボクのことをゲイだと思ってほしいような口ぶりじゃないか」 「それって、そんなに悪いこと? 市場調査をすると……」 「シャーナ、市場調査なんかどうでもいいよ。ボクは毎晩ステージに立つたびお客さんを見てるよ。どんな人がいるか分かる? 女の子だよ。女の子がほんとにたくさん。みんな……」 「女の子が増えてるのは、男子バンドから見捨てられたばかりのアイドルに夢中になってるからよ」 「な、何だって? ボクはそんなのじゃ……」 「あなたが違うのは分かってる。でもね、理解しなきゃダメよ、タイラー。人気なんて、いつまでも続かないの。どんな歌手も、時々イメージチェンジをしなくちゃいけないものよ。あなたもティーン・アイドルとして一世を風靡したけど、そろそろ、それから脱却する時だわ」 「でも、だったら髭を生やすとか、運動して筋肉をつけるとかできないのかなあ……」 「あなたがそんなことしても、バカにしか見えないわよ。今回の衣装こそ、あなたが芸能界に留まっていける方法なの。それに合わせて行きなさい」 「分かったよ。でも、あのダンスの動きは……」 「完璧でしょ? 最初は、あたしもストリッパーのポールダンス( 参考)とかやりすぎと思ったわよ。でも、実際に見てみたら、これこそ、まさに正しいダンスだと納得したの。あなたも同意すると思うわ」 「まあ、……多分。多分、その通りなんだろうなあ」 If you like this kind of stories, please visit Nikki Jenkins' Feminization Station https://thefeminizationstation.com/home/
 No resistance 「抵抗不可能」 「ちゃんとおねだりしてほしいわね」とエリンは、股間に装着した巨大な黒ディルドの根元を握った。すでに潤滑剤でヌルヌルしていて、あたしは、いつ、それでアナルを満たされてもかまわないほど準備が整っていた。「さあ言いなさい。何が欲しいの?」 あたしはチアリーダーのスカートをめくりあげ、前につんのめり、ぷっくり膨らんだお尻を突き出した。ためらうことなく、後ろに手を伸ばし、マニキュアをつけた指を、そこの穴に滑り込ませる。「その大きなおちんちんが欲しいの。今すぐちょうだい、お願い」 「いいわよ、お姫様! あたしがお姫様のお求めにはノーと言えないのを知ってるのよね?」 彼女のその声に笑みがこもっているのが分かる。 そして彼女はあたしの手を脇にどけ、あっという間に、そのシリコンの太い男根をあたしのアヌスの奥へと突き入れた。あたしは、まぎれのないエクスタシーの悶え声をあげ、貫かれる快感を噛みしめ、恍惚となる。でも、そんな官能の裏には、口惜しさの感覚が埋まっていて、こんな姿になってしまった自分、エリンのためにいろんなことをしてあげてきた自分を罵っている。そして、突き入れられるたびに、その罵りの声は大きくなり、それと同時に聞こえないふりをすることも簡単になっていく。自分を罵る声がどんなに大きくなっても、この行為のもたらす快楽は大きな奔流となって心の底に流れ、恥辱や悔しさの叫びを掻き消してしまう。 そして、あたしは達してしまう。彼女があたしのアナルに激しく打ち込むのに合わせて混じり気のないエクスタシーに大きな叫び声をあげてしまう。体が打ち震え、両足のつま先が内側に反る。すべての思考が動物的な快楽に上書きされていく。この短い瞬間に留まったまま一生を過ごしていきたいと思う。圧倒的な快感が、否定的に思えそうなことすべてを少しずつ粉砕していき、最後にはエリンがあたしに求める姿しか残らない境地に達する。そんなふうに一生いられたらいいのに。でも、実際はそうはならない。ほんの数秒もすると、オーガズムによる快感の波は消え始め、そしてすぐに、空しい余韻だけが残ることになる。そして、快感が引いていくのに伴って、自分がどんな体になってしまったか、どんな服を着ているか、どんな人間になるよう求められているかの自覚が蘇ってくる。 エリンの昔の高校時代のチアリーダーのユニフォームを着ている自分に気づく。髪を長く伸ばし、体毛をすべて剃ったつるつるの肌。女性的に膨らんだお尻は何度も突き入れられ、すっかりそれに馴染んでいる。それら自分の姿のすべて、さらに、それ以外の多くのことが、男性としての自分の認識に襲い掛かってきて、こんな人間になってしまった自分を、かつての男性だった自分に鮮明に対比させてあたしに見せつけてくる。 エリンと知り合った高校3年生の時、あたしは、女子生徒のあこがれの的であり、州地区の大会でタイトルを取るフットボールチームのクォーターバックだった。ほぼ神といって言い存在だと思っていたし、それにふさわしい行動をしていた。でも、エリンとの交際が進み、高校を卒業し、大学1年になるにつれて、ゆっくりとだけど確実に、エリンはあたしの男らしさを少しずつ剥ぎ取っていったのだった。最初は、彼女のパンティを「1回だけ、それも遊びで」履いてみてという求めだった。でも、あたしが、その求めに折れて従うとすぐに、さらに多くの事柄を求められていった。花が開花するように一斉に。それから程なくして、あたしは化粧をするようになっていたし、ウイッグをかぶり、様々なランジェリーを身に着けるようになっていた。そしてあたし自身、それを楽しんでいた。あたしが「女性」になってするときほど、気持ちの良いセックスはできなくなっていた。 続く2年ほどの間、あたしは何度か抵抗しようとした。1度ならず、自分の脚でしっかり立って、意地を通そうとした。だけど、毎回、結局は、あたしが引き下がる結果になった。結局は、あたしのほうが要求に折れてしまう。それが続き、最後には抵抗しようとすること自体をやめてしまった。彼女が何を提案してきても、あたしはそれに従った。そして気づいた時には、あたしはダイエットをしていたし、彼女と一緒にエクササイズに励んでいたし、よく知らない妙なビタミン剤をいろいろと飲むようになっていた。そして、それに応じてあたしの体も変化していった。お尻が丸くなってきた李、胸が膨らみ始めたとき、危機感を抱くべきだったのだ。肌が柔らかくなり、ペニスが機能不全になってきたとき、やめるべきだったのだ。でも、あたしはやめなかった。ひたすらエリンの求めに従い続けた。そして、とうとう、今のようなエリンの完全に女性的なおもちゃになってしまったのだった。 あたしには分かる。近いうちに彼女は、このふたりの楽しみを寝室だけの話にしておくことに飽きてしまうだろうと。あたしにカミングアウトするように求めてくるだろう。あたしに公の場に一緒に出歩く本当のガールフレンドになるよう求めてきて、あたしは全世界に自分の本当の姿を見せなくてはならなくなるだろう。その心の準備ができているかというと自信がない。でも、これも分かっている。もし、そういう時が来たら、あたしは抵抗できないだろうということ。今は彼女とはそういう関係になっているのだし、それがあたしの本当の自分だから。それは変えようがないのだから。 If you like this kind of stories, please visit Nikki Jenkins' Feminization Station https://thefeminizationstation.com/home/
 A bet 「賭け」 「これが終わったらどんなに嬉しいか、あなたには分からないだろうね。こういうのを取り外せるときが待ち遠しいわ」 「文句を言うのは止めな。あの賭けの掛け金になると言ったのはお前自身なんだぜ。勝利者が誰になるか、その選択でお前がへまをしたのは、俺のせいじゃない」 「別に文句は言ってないよ! それに、文句を言ってたにしても、自分でしでかしたことだし。というか、このインプラントをされる心づもりはできていたと思ってたんだけど、これ、死ぬほど重いんだよ。それに他のいろんなことも……」 「お前が、倍額かゼロかの賭けに出たからだろ? 俺のせいじゃない」 「ああ、でも……何て言うか……これってゲイっぽいだろ? ボクがオンナじゃないことは分かってるのに、これって……」 「ほんとに、お前、オンナじゃねえの? 俺をだまそうとしてるのか?」 「ああ、ロイ、お前……」 「そんな口の利き方をする許しを与えた記憶がないんだが? お前は、あと1日残ってるんだ。明日の深夜まで、お前は俺の奴隷なんだよ。それに、俺は別に大きな秘密を語ってるわけじゃねえぜ? 自分の体を見てみろよ。お前、男だった時よりずっといいオンナになってるじゃねえか。マジに言って、そのチンポというには小さすぎるモノを見てみろって。そりゃ、何なんだよ? 5センチあるか?」 「自分ではどうしようもないのは知ってるくせに!」 「そこだよ、俺が言いたいのは。そんな小さなちんぽを持った人間は、そもそもまともな男じゃねえってことだよ。それはお前も分かってるだろ。それは、ちんぽというより、クリトリスだ」 「あんた、そう言うよね……もう、何百回も聞かされた」 「オーケー。おしゃべりはもういいだろ。俺は、お前が戻る前に、あと何回か、そのお前の尻をヤルつもりだからな」 「マジで? まだ、ボクは……」 「ルールは知ってるよな」 「はい、ご主人様。何なりとお好きなことを……」 If you like this kind of stories, please visit Nikki Jenkins' Feminization Station https://thefeminizationstation.com/home/
 Skip to the good part 「他は飛ばして、イイことを」 「おい、おい、おい……これはこれは……」 「まったくよね、ゲイリー。ねえ、これ、すぐに片付けてしまえない? あたし、今日はあと4つはこういうことをしなくちゃいけないの。ジーナが、あたしに大変な一日を設定してくれちゃったのよ」 「え、何だって?」 「あんたが何を目論んでここに来たか全部知ってるわ。あたしにガミガミ文句言うんでしょ? 悪口言いまくるのよね? どうしてあたしを憎んでるか、何度も繰り返すんでしょ? あたしはあんたの奥さんと寝たと。そうでしょ? それとも、あんたを職場とかから追い出したとか? 自分でもあんたに何をしたか忘れちゃったわよ」 「お前は俺のフィアンセと寝たんだよ。しかも結婚式の前日に!」 「ああ。それね。ごめんなさいね。ともかく、いったん、それを胸の内から吐き出した後、あんたは、あたしがどんだけ変わったか言うつもりなんでしょ? あたしの妻がホルモンをあたしに飲ませたこととか、テレビでサブリミナルのメッセージを仕込んだこととか。なんでか知らないけど、知らぬ間に、あたしが今は頭の軽いエロ女みたいにしか見えなくなってることとか。安心して、全部知ってるから。だから、そこらあたりの話しはすっ飛ばしてくれていいの」 「お前は前は……」 「それもすっ飛ばして。すぐに、あんたがあたしに無理強いして、下品なセックスをさせる段階に進んでくれない? ただ、別にあたしは無理強いされるわけじゃないけど。ジーナがあたしの脳に何をしたか知らないけど、そのおかげで、あたしはこういう状況でセックスして喜ぶようになってるの。もちろん、あんたは理解しないだろうけど。あんたは、あたしがずっと前からシシーだかオカマだったとかって思うだけでしょ。そうじゃないんだけどね。心理学と科学の結果。そんだけの話しなんだけどね」 「お、お前、喜んでやってるのか? 俺はそんなふうには全然……」 「もちろん喜んでやってるわよ。あたしを前屈みにさせて、喘がせた瞬間、あんたにも分かるわよ。あたしの顔にぶっかけてもいいし、お尻の穴に中出ししてもいいし、どこでもいいわ。あたし、少なくとも2回はオーガズムを感じて、すっごく淫らな叫び声をあげると思う。そして、やり終えたら、あんたはあたしに、『俺は、お前がこういうエロ女だってことを、ずっと前から知ってたぜ』とか気の利いたこと言うんでしょ?」 「なんでそんなことを言うんだ?」 「こういう面倒くさいところをすっ飛ばして、早くやって欲しいことをやって欲しいから。だから、そういうことは飛ばしてよ。前置きなんかいらないから、あたしに突っ込んで、ガンガン揺さぶって。そうして、ふたりとも満足して終われるでしょ? で、あんたの返事は?」 「エロ女、ベッドに上がれ!」 「完璧ね! あんたにも、あたしにも、ベストの返事だわ」 If you like this kind of stories, please visit Nikki Jenkins' Feminization Station https://thefeminizationstation.com/home/
 In between 「ふたつのはざまで」 ちょっといい? ボクが実際にうそをついたわけじゃないよ。それはいいよね? みんなが写真を見て、ボクが女の子だと思っただけのこと。別に、実際に、そうだと言ったわけじゃないし。だから、みんなが勘違いしても、ボクのせいじゃないんだよ。いいね? 今の時代だと、女の子っぽく見える男の子はたくさんいる。ボクのことに関して言えば、男か女か分からなかったのは、勘違いしたみんなの責任だよ。 つか、少なくとも、そう自分に言い聞かせて、こういう写真をアップしている。こういうのをアップするとちょっと気持ちいいんだよ。 知ってるよ。こんなことやめるべきだって。ていうか、ばらすべきだって。てか、そんなこと。よく知らないけど。でも、ふたつのジェンダーの間にいて生きていくって健康的じゃないよね。ボクがどんな格好に見えようとも、ボクが本当のボクとは違うフリをするっていうのは正しくないよ。でも、もうこんなことやめようとか、これ全部捨て去るんだって自分に言い聞かせるといつも、このソワソワした不安な気持ちがお腹の底から湧き上がってくるんだ。こういうことを続けていないと生きていけないと自分でも分かってるみたいな、そんな感じ。 多分、この画像も、実際、そんなエロいやつじゃないんだろうと思うよ。分かってるだろう? ボクは、毎日、学校が終わった午後、姉さんよりも前に家に着くようにと、家にダッシュするんだ。そうして姉さんの服を掻き集めて、ボクの部屋に入り、ドアにカギをかけて着替える。そして、こういう写真を撮って、オンラインにアップする。ボクの画像を見て涎れを垂らしてる男たちの誰も、もちろん、ボクが女の子じゃないのを知らないし、ボクもそんなみんなに本当のことを言うつもりはない。 ボクが狂ったようにこれに夢中になっている理由は、まさに、ボクが女の子として通ると分かるこの感覚だと思う。みんながボクを男か女か判断できないと知るときのこの感覚だと思う。 好きな妄想があって、それは、ある日、男の人がボクの真相を知ってしまうんだけど、彼はそれを全然気にしないこと。その人はボクにものすごく惹かれていて、ボクの脚の間にぶら下がっている小さなアレを全然気にしない。そして、彼はその機会を得ると、ボクを、まさにボクが偽ってきた女の子のようにボクを奪う。ボクのオンラインのファンたちがボクの体を好き勝手に使いたいと夢見ているように、まさにそのように彼はボクの体を好き勝手に使う。そして、コトが済んで、ふたりともすっかり疲れ切って汗まみれになってて、ボクは彼が出したスペルマで全身ドロドロになってるんだけど、その男の人はベッドわきのスタンドに何枚かおカネを放り投げて、「ありがとよ、シシー」と言って出ていく。そんな夢だ。 でも、そんなことは絶対に起きないと思っている。現実がボクの夢の通りにならなかったらと思うと怖すぎて、絶対に実行に移せない。というか、ボク自身が自分が女の子みたいなのだと自覚するのを怖がっているだけなのかも。わからないけど。ともかく、ボクは今やってることをやめることはない。やめられないと思う。やらないと気が済まない。ボクはそんな人間なのだから。 If you like this kind of stories, please visit Nikki Jenkins' Feminization Station https://thefeminizationstation.com/home/
 Compliance 「コンプライアンス」 「あなた、順調に進んできたようね、カーリー」 とニコルは部下の机にもたれながら言った。「少なくとも体の点では。精神的な面はどうやってるの? 新しい法律が可決したとき、あなた、すごく落ち込んでいたようだったけど」 「だ、大丈夫です、ジョーンズさん」と秘書であるカーリーは答えた。ほかのことは怖くて何も言えなかった。ジェンダー平等局に報告されることだけは絶対に避けたい。だからこそ、こんな最も淫乱っぽく見えるドレスを着て、ストッキングを履き、ヒョウ柄プリントのハイヒールを履いているのだ。自分は今は法令遵守している。だけど、新しい上司との関係で一歩でも間違った道を進んだら、ジェンダー平等局の悪名高い再教育施設に送り込まれてしまうだろう。 ニコルは微笑んだ。彼の返事を額面通りに受け取ったようだ。カーリーはそれを見てほっと安心した。ニコルが彼に近づき、彼の腰を捉えた。「知ってるでしょ?……」と彼女は手を膨らんだお尻のほうへと這わせた。「可愛いドレスを着ること以外にも、コンプライアンスのためにはもっとたくさんやることがあるのよねえ?」 カーリーは固唾をのんだ。「はい、ジョーンズさん」 呼吸が乱れていた。彼はその事実を何よりはっきり知っている。新政権が権力をつかむ前は、彼はまさに筋肉の上に筋肉をつけたような強靭な体格をした男だった。しかし、政府が要求した治療を開始して以来、その筋肉はみるみる消えていき、その代わりに、とりわけ肉感的な女性の体の曲線としか言いようのない体に置き換わっていたのだった。腰もお尻も大きく拡大し、乳房は風船のように膨らみ、顔つきも、その肉体にふさわしいものに変わっていた。処置のすべてが終了したとき、今の彼が着ている服装が最も適切な服装といえるカラダになっていた。 ニコルは顔を近づけ囁いた。「あたしをヤリたい?」 「い、いえ……私はコンプライアンスを順守したいだけです。私にしてほしいことがあれば何でもします」 アハハとニコルは笑い、体を離した。「完璧な返事ね。昔の性差別主義的なバカから、ずいぶん成長したじゃない? あたしがあなたの秘書だった時、あなた、何回あたしをこの同じデスクに覆いかぶさるようにさせたかしら? 50回? もっと? それが今はこの格好。夢みたいだわ」 「あ、あの……その……す、ストラップオンを使いたいと思ったのでは? それで……」 「いいえ。それはまだよ。あたしはあなたと取引をしたいの」 「ど、どんな……」 「あなたのおっぱいを見せなさいよ」とニコルが命じた。カーリーは命令に従って、ドレスを腰まで引き下ろし、ブラの中から巨大な肉の塊を両方とも引っ張り出した。「それに、あの役立たずのちんぽも見せてくれる?」 カーリーはそれにも従った。「じゃあ、取引を言うわね。もしあなたが勃起できたら、あなたに昔のように振る舞わせてやってもいいわ。でも、もし勃起できなかったら、この会社の中では一糸まとわぬ姿で歩き回ること。今月末までずっと。身に着けるのはハイヒールだけ。そして、会社の女性すべて、ひとりずつに、少なくとも1日1回はあなたのそのでっぷりしたお尻を犯してくださいってお願いすること。いいわね?」 「わ、わたしは……どうしたらいいか……」 「何ですって? あなた、勃起できないかもって怖がってるの?」とニコルはドスの効いた声で言った。もちろん、彼の体内に流れているエストロゲンの量を考えれば、彼が勃起するのは事実上、不可能であることを彼女は充分、知っていた。カーリーもそれを知っていた。だからこそ躊躇ったのだった。「可愛い子ちゃん、しごきなさいよ。それとも、コンプライアンスに反したって報告しなきゃいけないかしら?」 カーリーは心臓が喉から飛び出しそうになった。選択の余地はなかった。ふにゃふにゃのペニスを握り、しごき始めた。必死にしごいた。ほぼ5分間、彼はソレを立たせようと頑張ったが、予想通り、ソレはふにゃふにゃのままだった。結局、彼はあきらめ「できません」と言った。 「知ってたわ。だって、あなたはもう男じゃないもの。あなたたちみんな、そう。認めることね。私は男ではありませんって言いなさい。私はふにゃちんのシシーですって言いなさい。そうしたら、少しは優しくしてあげるから」 「わ、私はふにゃちんのシシーです」とカーリーはささやき声に近い声で言った。 「まったくその通りだわね。さあ、その服を脱いでしまいましょう。あなた、今月は楽しい月になりそうよ」 If you like this kind of stories, please visit Nikki Jenkins' Feminization Station https://thefeminizationstation.com/home/続きを読む
「じゃあ、警察には電話しないということだね? 君はそれでいいということだよね? 僕も、誰にも知られたくないし……」 それこそ妻が聞きたい言葉だった。「それでいいわ。あの人、別に……別にあたしを傷つけたわけでもないし、あなたも無事だったし。その点は良かったといってもいいと思うの」 「あいつが君を傷つけなかった? あいつが始めたときの君の声を聞いたよ。まるで、君に暴力をふるっていそうな声だった。その後、君があいつを大きな人とか呼ぶのを聞いたけど……」 夫はそこまで言いかけて、途中でやめた。彼は男の一物が大きかったのを知っている。ズボンの外に垂れ下がる巨大な黒ペニスを見て、それは十分に知っていた。あの男のペニスは、なえている時ですら、完全に勃起している時の彼自身のペニスよりも長かった。それでも、夫は妻が本当のことを言うかどうか知りたいと思った。 「あいつは本当に大きかったのか? ……というか、あいつのアレは?」 妻は自分の体を犯したペニスを、夫が実際に見たことを知らなかった。そこで彼女はうそをつくことに決めた。彼女はあの男とのセックスを楽しんだし、それは男のペニス・サイズによることもあったが、理由はそれだけではなかった。興奮を掻き立てる行為だったのだ。確かに彼は黒人だったが、顔立ちは端正だったし、体もたくましかった。それに加えて、とても優しかったし、彼女の欲求もよく理解していた。まさに理想的なセックス相手だったといえる。 それでも、妻は夫が何を聞きたがってるのかわかっていた。夫もやはり普通の男で、身体的な点、つまりペニス・サイズだけを気にしている。彼女はゆっくりと頭を左右に振った。夫に、あの男のペニスがどんなに大きかったか、その男に抱かれてどれだけ自分が喜んだかを伝えて、夫をわざわざ傷つける必要がどこにあるだろうか、と。 そんなことはできない。夫は前から嫉妬深いほうだったし、これで本当のことを教えたら、どんなことになるか…… 「いいえ、あなた。よくわからないの。さっきも言ったけど、確かにあなたよりちょっと大きかったかもしれないわ。でも、あたし、感じなかったのよ。男には喜んでいるようなことを言ったけど、それはあの人に穏やかに家から出てもらうためだったの」 夫は、妻がうそをついたのを知り、じっと彼女を見つめた。「何を言ってるんだ? 君には本当のことを言ってほしかったよ。あの男はキッチンに入ってきた後、傷ついた僕をさらに傷つけたいと思って、僕にペニスを見せつけたんだ。それは勃起はしていなかったけれど、すごく大きいのは明らかだったよ…… ……それに、あいつが僕にどんなことを言ったか知りたいと思わないか? あいつは言っていたよ。君があの男の大きな黒ペニスを見るなり、自分が上になるようにさせてくれと言ったって。上になった君はすごく激しく動いて、汗まみれになって、その汗をあいつの上に振りかけたって。やった後は、君は恍惚として、ベッドの上、ぐったりとなって動けなくなっていたって!」 夫は責めるような目で妻を見つめ、返事を待った。 妻は自分が発した声を夫が耳にしてたのは知っていたが、今は、あの男が信頼を裏切ったことも知ったのだった。 彼女はため息をつき、説明し始めた。「その通りよ。彼は……とても大きかった。大きすぎると言っていいほど。あんな大きなのでされたら、体が壊れてしまうと怖くなった。だから……だから、自分が上になる形にしてと頼んだのよ。その形なら……何とか自分でコントロールできると思って…… ……最初は濡れていなかったの。もちろん、あの男を見て興奮していたわけじゃないから。だから……いきなり突っ込まれて傷つけられたくなかったの。あたしが上になったら、ゆっくりと優しくできるから。そうすれば、傷つかないと思って」
 Work problem 「仕事の問題」 「なんか問題でも?」 「いや、何も。ボクは大丈夫だよ」 「何よ? 言ってよ。結局は話すことになるんだから、今ここで吐き出してしまったほうがいいんじゃない? 時間の節約にもなるし」 「分かった。職場の男たちの中に、ボクの髪の毛をバカにする人たちがいたよね? なんでもすぐにカッとなるのはバカだけど、これってちょっと……」 「その人たちはただ、あなたの髪の毛が豊かなのでやきもちを焼いてるだけよ。職場の男たちの半分は、すでにずいぶん薄くなってるし」 「ああ、分かってる。でも、それだけじゃないんだ。どうやら、モニカが……あの、秘書のひとりだけど、知ってるよね?……そのモニカがボクの……ボクのピアスがシャツの上に浮き出てるのを見つけたんだよ。彼女に仕事の指示をしてる間ずっと、彼女はボクの胸を見つめていたんだ」 「じゃあ、女性が男たちに胸を見つめられるとどんな気持ちになるか分かったわけね」 「すごく不快だった」 「大丈夫よ。そういう時は、こっちから胸を突き出して、にっこり笑うの。見つめたかったら、見つめさせてやるのよ。それがおもてなしってこと」 「そ、そうかも。でも、その後、キャリングトンさんにオフィスに呼び出されたんだけど……」 「で?」 「何て言うか、キャリングトンさんはあからさまには何も言わなかったけど、多分、訴訟とかそういうことを怖がっているんじゃないかと思う。ボクの服装が適切じゃないというのは何度もほのめかしていたよ」 「あなたはスーツを着てたわよね。それのどこが不適切なの?」 「そのスーツが問題だって。紳士服のスーツじゃないって」 「あれはユニセックスよ。これは前にも話し合ったわよね?」 「ああ、でも……」 「それに自分に自信を持つことについても話し合ったわ。そうでしょ? あなたは、会社の他のマヌケたちより、ちょっと流行の先を行ってるの。それが、そんなに大変? みんなはあなたを褒めるべきであって、あなたを何か悪いことでもしてるみたいな気持ちにさせるべきじゃないわ。半分本気で言うけど、こんどあなたの会社に乗り込んで、そのキャリングストンってバカに、ちょっとガツンって言ってやろうかな」 「い、やめてくれ。お願いだよ……やめて。ぼ、ボクは大丈夫だから」 「本当に? 無理しなくてもいいのよ……」 「本当に大丈夫だよ。ボク自身でなんとかするよ」 「分かったわ。でも、もし、また、あの人たちがあなたに何か言いだしたら、あたしが乗り込んでいくつもり。あたしの彼氏にいちゃもんつけといて、なに食わぬ顔でいるなんて、あたし、絶対に許さないんだから」 If you like this kind of stories, please visit Nikki Jenkins' Feminization Station https://thefeminizationstation.com/home/
 Enough 「充分」 かつて,、彼はまっとうな男性だった。強靭でハンサムで男らしい彼は、どこを取っても、期待通りの男性そのものだった。だが、彼はひどく不幸だったのである。彼は自分を憎んだ。そして、それゆえに他の誰をもを憎んだ。それがすっかり変わったのは、彼が演技をやめ、ずっと前からそうなるべきだった人間へと真に変わろうと決めた時からだった。だが、それは簡単な道のりではなかった。そもそも簡単だった時があっただろうか? 試練、艱難辛苦、葛藤、友人の喪失。それらが最初からずっと彼を悩ませ続けてきた。しかし、彼は到達した。ようやく、達成しようと踏み出した境地へとたどり着いたのだ。それは、私が夫を失ったということを意味しているけれども、それでも、私は彼のことをうれしく思っている。 彼が経験してきたありとあらゆることを思い、驚嘆してしまうことが多い。成長期、彼は決して自分自身が何者であるかを見つけ出す機会を与えられなかった。いつも、「これがお前なのだ。そして、お前はこういう人間になるのだ」と、そう言われるだけだったのである。それについて疑問を抱く機会すらなかった。いや、むしろ、彼は、あえてその疑念を自分自身の心の中という安全な領域の外に持ち出すことはしなかったと言うべきか。 彼には言っていないが、私は密かに、彼が昔から何か他の存在になりたいと憧れていたのだと思っている。夜遅くベッドに横たわったまま目を開けていることがよくあったのだろう。暗闇を見つめながら、もし自分が姉のようにチアリーダーになることができたら、どんな人生を送っていただろうと想像していたのだろう。あるいは、愛らしいドレスを着たり、化粧品を買ったりとか、彼のような男性には禁じられている様々な女性的な物事をすることを夢見ていたのだろう。 さらに成長するにつれて、彼はそういう思いや夢を、心の暗闇の奥深くへと押しやっていった。自分自身の本当の性質を見て見ぬふりをしようと必死に頑張った。それでも、時々、その緊張の糸が途切れてしまうことがある。10代のころは、家にひとりだけになるのを待って、姉のパンティを履いてみることが何度もあった。そして、私と結婚した後は、今度は私の下着をよく盗んだ。オンラインではトランス・ガールが出てくる動画を見ていた。男性が「強制」されて女性に変えられる物語を読んでは、嫉妬心と興奮の入り混じった気持ちを感じていた。彼は、自分もそうなることを想像し、夢見ていたのだった。 だけど彼は決して行動には移さなかった。本当に全然。彼は恐れすぎていた。そして、うっ憤と恐怖でいっぱいいっぱいになった結果、彼は最悪のタイプの男性になってしまったのだった。みみっちくて、細かいことにうるさく、いつも腹を立てて、鬱屈してて、他者への憎悪の塊。彼は周りにいる人間にとって悪夢としか言えない人間だった。彼がカムアウトする前ですら、私たちは離婚寸前の状態にあった。 何が彼が変わるきっかけになったのか、それを知ることができたらと願う。自分が幸せならば、他の人の意見など、本質的には、どうでもよいのだと、誰が彼に説得したのだろうか? 誰が彼に壁を飛び越えるように後押ししたのだろうか? それとも、単に、長年にわたって蓄積し続けてきたものが限界を超えてしまい、とうとう彼自身が無視できないまでになったということなのだろうか? 私には分からない。それに、率直に言って、それはどうでもいいことかもしれない。私が知っていることは、彼がいま幸せでいるということだけ。それだけで充分なのだ。そして、これからもずっと、幸せでいるということだけで充分なのだ。 If you like this kind of stories, please visit Nikki Jenkins' Feminization Station https://thefeminizationstation.com/home/
 Self-discovery 「自己発見」 「オーケー」とチェイスはビキニのボトムズを脱ぎながら言った。「君が正しかったよ。それでいいね?」 「え、何て?」と彼のガールフレンドのマンディは、片手を耳に添えて聞き耳を立てるような仕草をした。「もう一度言って。でも、ゆっくりとね。じっくり味わって聞きたいから」 「ハッハァー」とチェイスは了解したことを示す声を上げ、ビキニのトップの紐をほどいた。トップを外し、すでにある汚れた衣類の山に放り投げた。「面白い。実に面白いよ。でも、ああ、いいさ……認めるよ。ボクは楽しい時間を過ごした。こうなるとは思っていなかったけれど、でも……」 「あなた、2週間近くは、ふてくされたり、ぶつぶつ唸ったりしてたのよ」と彼女も同じように衣類を脱ぎながら言った。「それに加えて、おへそにピアスするときも、ずいぶん怒ったわよね」 チェイスはおへそのピアスをいじりながら言った。「分かってるよね、これは終わらせなくちゃ。そうだよね?」 「あなたがそうしたいなら」 と言い、マンディは彼に近づき両腕を彼の腰にまわした。そして彼のぷっくり膨らんだ左右の尻頬をぎゅっと握った。「でも、別に終わらせなくちゃいけないわけじゃないわよ」 チェイスは不満そうな声を出して、体を離した。「もちろん、終わりにしなくちゃいけないよ。って言うか、楽しかったよ。それは認める。でも、もうボクたちは現実の世界に戻らなくちゃいけないんだよ。ボクには友達がいるし、両親もいるし、仕事もある。家に戻ったら、普通の状態に戻らなくちゃいけないんだ」 「でも、この状態を、あたしたちにとっての新しい『普通の状態』にすることも考えられるわ。あたしもあなたも可愛いでしょ? 男たちにちやほやされたり、あの素敵なオモチャで一緒にプレーしたり……これからも、こんなふうに楽しく暮らしていけるのよ? 別に妄想を語ってるんじゃないの。あなたは、ここに来て初めて本当のあなた自身を見つけたみたいだし、それに……」 「ダメだよ」とチェイスは後ろを向いた。しかし、彼女の言っていることが正しいという意識が、彼の心の玄関をバンバンと叩いているような気がした。この1週間、彼は一度も自分が劣ってるとは感じなかった。確かに、落ち着かない気持ちだったけれど、誰も自分が女のフリをしてると気づいていないと知るや、すぐに、その落ち着かない気持ちも消えていき、代わりに、純粋に楽しい気持ちにあふれていたのだった。 しかし、彼は、女装にまつわる現実的なあれこれよりも、まさにこの点に最も不安を感じた。そして、不安と同時に興奮も感じたのだった。 「こういうのは、どうかしら? 家に帰ってからもこれをするっていうのは? あなたは外に出たりしなくてもいいわ。ふたりだけの小さな秘密にしてもいいんじゃない?」 秘密。その提案は良さそうに聞こえた。それにリスクもない。誰にも知られないんだよね? そう思い、彼はにっこりと微笑み、そして言った。「そ、それって、良さそうだね」 If you like this kind of stories, please visit Nikki Jenkins' Feminization Station https://thefeminizationstation.com/home/
 Bowing to the inevitable 「避けられないことへの屈伏」 「その調子よ!」 ガールフレンドのレイシーが猫なで声で言った。彼女は男の背後に立って、私を見ている。「良い女の子は、こういう大きなおちんちんを美味しくいただくものなの!」 私は、苦痛と快楽が混じったうめき声を漏らした。声が震えてる。この男のソレは、それまで私が経験したどんなものよりもはるかに大きかった。この男のソレに比べれば、私が試してきた玩具のペニスはすべて本当にただのおもちゃにすぎない。それに、私は、これが良いことなのかそうでないのか、全然、確信が持てないでいた。 私の中の男性の部分。それがこれまでの人生の大半を仕切ってきたのだけど、その男性の部分が、「こんなの良いことのはずがないじゃないか!」と叫んでいた。でも、新しく見いだされた私の中の女性の部分が声を挟む。この女性の部分はレイシーと出会った瞬間から徐々に占領地域を広げてきたのだけど、それが今、自信たっぷりに、「あなたのようなシシーが大きくて太いおちんちんをアナルに入れてもらうことは、完全に自然なことなのよ」と語っている。男がさらに奥に突き入れてきて、私のソコがさらに広げられた。その甘美な感覚に、私は否応なく後者の意見に賛成せざるを得なくなる。この快感……精神的快感と肉体的快感の両方……これは他の何にも譲れないという気持ちになっていく。 でも、そんな感情が高まった瞬間にですら、これまで辿ってきた道についての疑念が頭を離れない。確かに、私はレイシーが望んだとおりの女性的な淫乱になる道を突き進んできた。乳房を得たし、長い髪とお化粧をした可愛い顔。そして私がオンナであることにほとんど疑念を残さない、この肉体。誰でも私を見たら、私は女性だと思うだろう。でも、私の心は、外見の変化に完全に追いついているわけではなかった。そして、私はいまだに、失われた男らしさにしがみついているところがある。しがみつく意味が不確かになっているにも関わらず。 でも、そんなことを思っている間も、男はゆっくりと、しかし力強く、その圧倒的なペニスで突きを送りこみ続けている。そして、毎回、突き挿し込まれるのに合わせて、頭の中の疑念が少しずつ溶け流れていくのを感じる。長くは持たないと分かる。やがて、そう遠くない時期に、私はレイシーが望んだとおりの女になるだろうと。すぐに、男性としての思考や感情を捨てる時が来るだろうと。そして最後には、「あなたはずっと昔からそうだったのよ」とレイシーが言っていた存在、つまり、シシーであることを完全に受け入れることになるだろうと。 彼女が言っていた通り、そうなるのは避けられないことなのだ。そして私はそうなっていくのを、ただ、受け入れる他ないのだ。 If you like this kind of stories, please visit Nikki Jenkins' Feminization Station https://thefeminizationstation.com/home/
 The wrong reaction 「思わぬ反応」 「えーっと……うーん……少し説明しなくちゃいけないみたい。でしょ?」 あたしは満面に笑みを浮かべて、実家に戻ってきた兄のレインの方を向き、見下ろした。兄は予定より早く到着したのだった。そのため、レインはあたしが化粧をし、裸でいたところを見てしまったのである。1年前に密かにホルモンを摂取し始めてから、あたしの体がどれだけ変化したか、それを認識するのに充分な時間、彼は見ていた。 「お、お前、おっぱいが……」レインは口をあんぐり開けたまま言った。「まるで……女の胸みたいな」 あたしはうなずいた。「うん、その通り」胸を隠したい衝動を抑えながら返事した。いずれ兄が知ることになるのであれば、彼にはすべてを見てほしかった。あたしが彼が思ってきたあたしではないことを本当に理解してもらうためにも、そうしたかった。 かなり長い間そのままでいた後、ようやく、あたしは近くのテーブルに脱ぎ捨てておいたパンティを取り、恥じらいも見せず、それを履いた。次に同じところからTシャツ、そしてショートパンツを取り、着た。その間ずっと、レインは黙ったままあたしを見つめていた。「ちょっと説明しなくちゃいけないよね?」 「そんなの知りたくもない」と彼は頭を振った。「本当に……」 「でも、兄さんは知る資格があるよ。最初は、一度にみんなの前でカムアウトするつもりだったけれど、でも……」 「どうしてだ?」 とレインはあたしの言葉を遮った。「なぜ何もかも投げ捨ててしまおうとするのか、俺に話してくれ。お前は俺の弟のはずなんだから……わけの分からない変態なんかじゃないんだから」 「あたしは変態じゃないよ」 兄にたった今そう呼ばれた心の痛みを感じないようにと堪えていた。「あたしは女なの。ずっと前からそうだったの。そして……」 兄は再びあたしの言葉を遮った。「お前は女のフリをしている男だ。そうだろ? そう言ってるところなんだろ? お前はトランスジェンダーか何かなんだな? そして薬とか注射とか、そういうのを摂取することにした、と。その結果、今はおっぱいができて、化粧をしドレスを着たりする。それから、今度はみんなに明かして、これはそんな変なことじゃないって感じに受け入れてもらおうと思ってるんだな? だけど、俺は認めないよ、ブルース。……俺はそんなの認めない」 「そんなこと言わないで」 あたしの顔から、一瞬にして笑顔が消えた。あたしを受け入れてほしいと思っているすべての人の中で、兄こそが、そのリストの1番目にいる人だった。そして、兄の嫌悪に満ちた表情を見て、受容されるまでには、ずっとずっと長い時間がかかるのだろうと悟った。そもそも、受け入れてもらえるかどうかも難しい」 「どうしてもダメなんだ。男は男、女は女なんだよ。お前が自分の体をどう変えようが、俺は気にしないよ、ブルース。どんな体になっても、お前は俺にとっては男なんだ」 涙が目にあふれてくるのを感じた。「れ、レインのバカ。ほんとに……最低!」 思わず吐き捨てるように言っていた。 「ああ、お前こそな! このことが俺にどんな影響を与えるか、考えてみろよ。俺の友達はどう思う? この近所のみんなはどう思う? 近所の人たちに、スカートを履いてしゃなりしゃなりと歩きたがっている変態弟について、どう説明すべきなんだ? ああ、お前も、最低だ! お前なんか、どこかに行って戻ってこなければいいと思うぜ。パパもママも同じことを言うと思うぜ」 「ほ、本気で言っていないよね?」 あたしはすすり泣きしながら、兄の腕に縋りついた。兄は体をゆすって、あたしの手を振りほどいた。 「いや? ある意味、本気だぜ」 If you like this kind of stories, please visit Nikki Jenkins' Feminization Station https://thefeminizationstation.com/home/
 Waking up 「目覚め」 あたしは、なんて速く、なんて遠くまで落ちてしまったのだろう。それを改めて認識して、その思いが1トンものレンガのようにあたしにぶち当たってきた。彼に両脚を握られ、カラダを支えられながら、杭打機のようにアナルに打ち込まれている時ですら、その認識が全身に襲い掛かる。そして、カラダを震わせ、甲高い声で喘ぎつつも、この状況に対する恐怖の叫び声を何とか堪えることしか、あたしにはできない。 この数か月、あたしは彼のガールフレンドとして同棲してきた。だけど、その瞬間までは、生活は普通だった。自然だった。自分がいるべきところにいる、そんな感じがしていた。でも、あの瞬間があった後は、悪夢があたしの毎日になっていたことを無視することができなくなった。 視線を下に向けた。波打つ乳房の先に、かつてはあたしの自慢だった男根の残滓が見えた。彼のペニスがあたしを満たしている。こんなにも完璧にあそこの穴を塞がれている。その太さに、こんなにもあたしの体は順応している。あたしの体は、彼のセックス玩具になるためにできているようなもの。そしてこの数か月、あたしは、一切ためらうことなどなく、その玩具としての役割を果たしてきた。いや、それ以上。あたしは喜んで玩具になってきた。幸せで、満足して、そして、何も知らずに。 でも、自分が何者であったかの記憶がわっと頭の中に流れ込んでくるのに合わせて、あたしは、自分がどんな人間になってしまったかを知り、心の中で、その事実にひるんだ。あたしは、ごく普通の血気盛んな男性から、今のセックス狂いのニンフォマニアックなオンナへとゆっくりと変えられていったことを思い出す。それは拷問のようだった。 もちろん、彼がどうやってそんなことをしたのかは分からなかった。催眠術? そんなのウソじゃないの? 魔法? それも同じくらい馬鹿げてる。いくつも説明が浮かんでくるけど、どれもあり得なさそうに思えた。でも最後に、彼があたしの中に射精したのと同時に、あたしは、そんなことはすべて問題ではないと悟ったのだった。自分の正体に気付くことと、自分の本当の人格を主張する力を持つこととは、完全に別のこと。確かに、あたしの本体は頭の中にいる。だけど、それはただ見ていることしかできない。感じていることしかできない。行動することは一切できない。 彼はあたしの体を押して、中から抜け出た。そして、あたしはぐったりとベッドに横たわった。さんざんなぶられたアナルから彼のザーメンが垂れ流れている。そんなあたしを彼は見下ろした。彼はかつてあたしのルームメイトだったのだ。 「お前、戻ってきたんだな? いや、答えなくていい。お前の目を見れば分かる。だが、それはそれで構わない。お前は自分の状況について何もできないのを知ったところじゃないかな? もっと言えば、俺は、ある意味、お前が戻ってきたことを喜んでいる。頭が空っぽの淫乱女は、しばらくの間は楽しいが、自意識が少しはこもっているのを見るほうがいいからな。結局のところ、お前が罰を与えられていると知らないなら、お前に罰を与えて、何の意味があるんだってことになる。そうだろ? さあ、それじゃあ、また素直なオンナになって、俺のちんぽを舐め清めるんだ」 あたしは、自分で何をしてるのか気づかぬうちに、床にひざまずいて彼のペニスを口に含んでいた。あたしがそれを舐め、愛しそうに吸い続ける間、彼は語った。「お前は俺の彼女のデイミンと寝るべきじゃなかったのだ。そんなことをしてはだめだったのだよ」 If you like this kind of stories, please visit Nikki Jenkins' Feminization Station https://thefeminizationstation.com/home/
 Devious「奸智」 「実に素晴らしい。彼は気がついたかな?」 「いいえ、ご主人様。お言いつけの通り、彼は以前の人生について何ひとつ覚えていません。現在は、朦朧状態ですが、もし、私にお許しいただけるのなら……」 「いや、まだだ。この状態を味わっていたいのでね」 「お望みの通り、ご主人様」 「彼がかつて私の上司だったことは知っているかな?」 「はい、ご主人様。存じ上げております」 「ならば、彼がどんなクズ人間だったかも知ってるだろう。彼は自分が私より、いや誰よりもずっと有能だと思っていた。彼は、みんなを針のムシロに包まれた状態にするのが大好きな男だった。私たちを虐待するのが好きな男だった」 「確かに」 「だが今の彼を見なさい。女体化されて、カラダしか取り柄がなさそうな頭の軽い人間になってる。しかも、そうするのに要したのは、ちょっとした催眠術だけ」 「それと整形手術が多数回必要でした、ご主人様」 「それもあったな。だが、少し分からなくなっていることがあるのだ。そもそも、彼が元の自分が誰だったかを思い出せないなら、こういうことをする意味があるのだろうか?」 「しようと思えば、彼の人格を少しだけ片隅に残しておくこともできます。自分が何を失ったかに気付く程度の量ですが。彼は変化に影響を与えることはできないでしょうが、自分がかつてどんな人間であったかは分かるだろうと思います」 「おお、それは奸計だな。実に賢くも邪悪な計らいだ」 「私はご奉仕するために生きています、ご主人様。そのようにいたしましょうか?」 「ああ、もちろんだ。ぜひそうしてくれ。そして、それが終わったら、彼は私の秘書として新しい仕事に就く。彼が社の淫乱として会社に奉仕するようになるのもすぐだろう」 「お望みの通りに」 If you like this kind of stories, please visit Nikki Jenkins' Feminization Station https://thefeminizationstation.com/home/
 Side effects 「副作用」 「オーケー、先生。正直に言ってくれ。実際、どのくらい悪いんだ?」 「悪い? いや、全然悪くないよ、ジム。もっと言えば、投薬は意図された通りの効果を発揮したのだよ」 「な、なんだって? お、俺を見てくれよ。こんな格好になるなんて、先生は言わなかったぜ?」 「確かに。若干、副作用が出たようですな。でも、お前さんは望んだとおり体重を大きく減らしたのですぞ。お前さんは、今までの生涯で、今ほど健康になったことはないのです。なんだかんだ言っても、それが目標だったわけで」 「副作用? 冗談はやめてくれって。俺の胸は家内のおっぱいより大きくなってるんだ! それに、この体、どう見ても……」 「さっきも言った通り、副作用じゃよ。長年にわたる貧しい食生活や運動不足、総じて不健康な生活習慣の影響を消したのだよ。こんな小さな代償が何だって言うのかな」 「小さな代償? 信じられねえ……どう見ても俺は女にしか見えねえじゃねえか!」 「それはそんなに悪いことかな?」 「あったりまえだろ。先生、俺はオンナじゃねえんだ! この副作用、いつになったら消えるか教えてくれ」 「まあ、これは消えんだろうな。注射した薬はお前さんのDNAを変えたのだよ。ご自身の体がよく知ってるのじゃないかな。この体形がお前さんにとって最適になってるのだよ」 「も、元に戻せるのか?」 「戻せないこともないが、たくさん手術せねばならんだろうな。それに、手術したとしても、お前さんが本当の男のような姿に戻るかは怪しいな。特に、その安産型の腰つきから察すると」 「ま、マジかよ? ああ、なんか悪夢を見てるみてえだ」 「わしのアドバイスが欲しいかね? その体で生きてくことだよ。壊れてないものを直そうとするなってことだよ」 If you like this kind of stories, please visit Nikki Jenkins' Feminization Station https://thefeminizationstation.com/home/
 New Style 「ニュー・スタイル」 「ティファニー、これ本気なの?」 「最新スタイルの格好になりたくて、あたしを雇ったんでしょ? それが、あたしの答えよ」 「うん、分かってる。だけど全国放送のテレビにドレスを着て出るって、まるで……」 「全然、普通」 「男にとっては普通じゃないよ」 「ねえ、あなたもちょっとは視野を広げるべきじゃない? 今のファッションはこうなっているの。ジェンダー間の境界はあいまいになっているのよ。男性だろうが女性だろうが、違いはない。重要なのは、見栄えが良いかどうかだけ。で、これを着たあなたは最高だわ。誓ってもいいわよ」 「でもボクは……」 「またテレビ通販の仕事に戻りたいの? それとも、キャリア・アップをし続けたいの?あなたが、よくいる元子役スターのひとりになってしまうのを防ぐ方法はこれなのよ。あなたあたしのところに来た時は、あなたはどんな状態だった? 誰もあなたを採用しようとしなかったじゃない。どんな役でもダメ。だけど、いったんあたしが手掛けたら、あなたの人生で最大の役に選ばれた。そして……」 「シシーの役だけど……」 「アカデミー賞のノミネート作品の主役だけど? それに、その言葉は使わないこと。それ差別用語だから」 「分かった。何でもするよ。でも、本当にドレスを着たり、ハイヒールを履いたりする必要があるのか、まあだ分からないんだけど……」 「あたしがあなたのスタイリストなのよ。そのあたしが、あなたはそういう服装になるべきだと思ってるわけ。さあ、もう、聞き分けをよくして、めそめそするのはやめて? 本番まであと5分くらいよ。インタビューの時に緊張してきたら、意識的に自分をこのキャラに切り替えればいいの。身のこなし方とか、いっぱい練習したでしょ? それを思い出して、そうすれば……」 「どうするか分かってるよ」 「よろしい。素晴らしいわ。というわけで、最後に言い忘れたことがひとつだけあったわ。脚を折ればいいのに( 参考)!」 If you like this kind of stories, please visit Nikki Jenkins' Feminization Station https://thefeminizationstation.com/home/
 The only way 「唯一の解釈」 彼は、いまだに、みんなをだましていると思っている。仕事の時も、友人と一緒の時も、知らない人たちと一緒の時ですら、彼は、望む姿に一生懸命に頑張って変身し、その努力の結果、あれほど心から求めている結果をもたらしているのだと思っている。でも、誰もがちゃんと見透かしているのである。彼が歩く時の腰つき、スラックスの上に浮かぶかすかなパンティ・ライン、お化粧のわずかな落とし残し、手の動き、友達の股間へのまなざし。あまりに明白にわかる。端的に言って、彼はシシーなのだ。彼がどれだけ頑張っても、それは隠せないということだ。 もちろん、それを彼に言うことはできない。みんな、言えないよね? 彼は私たちのレーダー網に引っかからないように飛行しているつもりになっているのだから。毎日、彼はスーツを着て職場に向かう。そして普通の男のようなふりをしようとする。演じなければと思い込んでる役を演じる。だが、その間ずっと、彼は、家に帰って、この醜い紳士服を脱ぎ捨て、可愛いランジェリーに身を包むことばかり考えているのである。あのかかとの高いハイヒールを履き、お化粧をして、お気に入りのウィッグを被ることを夢見ているのである。彼は、自分のアイデンティティのそういった必須部分がないと日々の生活を全うした気持ちになれないのである。 だが、彼をシシーたらしめているのは、服やお化粧や、その他のこまごましたことだけではない。彼をシシーたらしめているのは、例えば、あなたと彼がセックスをするとして、彼の方が四つん這いになり、背中を反らせて、お尻を高々と掲げ、切なそうにアナルをヒクヒクさせることであなたにウインクして見せるという、その事実にあるのである。あなたは、充分に潤滑クリームを塗ったストラップオンを股間にそびえ立たせ、彼の後ろに立つ。そして彼はというと、「可愛いエロ女をヤルようにあたしを犯して、お願い」とおねだりをするのである。 そして、あなたは、彼の求めに応じて、ストラップオンを挿入する。ようやく求めてるモノを与えられた彼は、口から声をだす。決して男性の声とは言えない声を。ひいひい泣く喘ぎ声。震えるため息。あなたのことをダディと呼ぶ叫び声。そのすべてが、ひとつの否定できない事実を示してる。すなわち、彼がシシーであるという事実。何をしても、それを変えられないという事実である。 それ以外に解釈がないんじゃない? そうでしょ? If you like this kind of stories, please visit Nikki Jenkins' Feminization Station https://thefeminizationstation.com/home/
 Epiphany 「開眼」 自分はどんな人生を送るんだろうと、いろいろ予想していたけど、この人生は、予想していた人生に入っていなかったのは本当だ。別に自分が不幸だと言ってるわけではない。実際は、全然、不幸じゃない。あたしは充実している。どういうふうに充実しているかは、うまく表現できないけれど。それに加えて、あなたは、運命によって、こうなるべきとされていた人間になれているような気持でいる。でも、そういう気持ちに反して、いまだに、自分が最終的になるべき人間にはなっていないような気持もしている。 多分、これは確認しておくべきだと思う。つまり、かつて、あたしは他の男性と同じく普通だったということ。というか、少なくとも自分自身はそう思っていたということ。確かに、あたしは特殊なフェチを持ってたし、伝統的な男らしさという言葉を聞いて、誰もが思い浮かべる概念に当てはまるような男ではなかったのも自明。だけど誰一人として、なかんずく、あたし自身、あたしが今のこういう存在になるとは予想できなかったはず。 もし、あの時の新入生いじめに屈するのを拒んでいたら、今の自分はどうなっていたんだろうと思うことがよくある。彼らがあたしに履かせようとしたパンティをひと目見て、即座に、自分は男子学生クラブに加入するためだけに自分自身を辱めるつもりはないと、きっぱり断っていたら、どうなっていただろう? その時はそれで済んでも、いつか別の時に、あたしは自分の本性を発見していたのでは? それとも、自分が本当になるべき姿に全然、気づかずに人生を歩んでいたのかも? 今となっては、そんな疑問は意味がない。というのも、もう起こってしまったことだから。あの時、あたしは渡されたパンティを履き、男子学生クラブに入り、結局は、クラブの会長のオモチャになったのだから。会長はあたしに体を変えるよう言い張り、あたしも、その要求に屈した。屈した理由はたった一つで、しかも単純な理由。彼があたしにしてくれることを切に求めていたから。 生まれて初めてペニスを口に入れたとき、啓示を受けた。その時のことで、あたしは、セックスがどんな行為になりえるか、どんな行為をすべきか、そのすべてに目を開く結果になった。口唇奉仕、そして、それに伴う足指が内側にきゅうっと反る( 参考)ようなオーガズムを繰り返し経験したあたしは、もはや、女体化にあらがうことすらしなかった。むしろ、自分自身それを望んだ。 ホルモン、整形手術、女性服、女性としての所作。全部、問題じゃなかった。女体化に至る一つひとつの段階を進むにつれ、あたしは真の開眼に近づいていった。 そして何年かすぎ、今のあたしがこれ。当時の自分の面影はどこにもない。でも、それは構わない。それというのも、好きなだけおちんちんを得られるから。それこそが意味のあることだから。 If you like this kind of stories, please visit Nikki Jenkins' Feminization Station https://thefeminizationstation.com/home/
 A new regime 「新体制」 「よく分からないけど、彼、なんか幸せそうな顔をしてるんじゃない?」 「そうね。あいつが昔はあんな女性差別主義のクズだったなんてね。信じられる人いるかしら? あいつがトイレの外であたしに壁ドンしてきたときのこと、覚えてる? 今でも、あいつのベタベタした手でお尻を触られたの、今でも思い出して虫唾が走るわ」 「それとか、あいつが、制作部のアシスタントに無理強いさせたときとか? 何だっけ、彼女の名前? ミランダ? マリア? 忘れたけど、あいつ、その娘にフェラさせようとしたのよね。しなかったらクビにするって。彼女の上司でもなかったのに」 「まあね。あの状況で唯一問題にされたのって、あいつが彼女の上司でなかったという点だったものね。フェラさせたところじゃなくって。しかも結局、彼女はクビになってしまったことで、あいつが約束を守ることができなかったということが問題にされたわけでしょ?」 「そんなイジワルな言い方しない方がいいんじゃない? あたしはここではあなたの味方よ」 「もはや、どっちの味方かなんて関係ないわよ。新しい法律ができてからは、もう」 「でも、これってちょっとキビシすぎると思わない? ていうか、確かに、あたしも、あいつのような男に罰を与えることには大賛成だけど、10年間、女としてすごさせるってのは? それに、彼の脳をいじって、彼にこの状態を気に入ってると思いこませるってのは? まだ頭の中には、彼の元の人格もいるって聞いたわ。その頭の中の人格は、何をどうしても自分がやってることを止めることができないんだって」 「あたしに言わせれば、それは当然の報いね。マイクは、そういう目にあうにふさわしい人間のクズだったということよ。それに、あいつは、ケイリーに変わった後は、この社会の役に立つメンバーになったのも事実でしょ? 正しい報いを与えられると同時に、社会にも役立つことができるって、ウイン・ウインの関係だわ」 「役に立つ? 彼、一日中、ヌード写真のモデルをするか、男たちに犯されてるかのどっちかよ? それのどこが役に立ってるって言うの?」 「エイミ、彼の存在が警告になってるのよ。あいつがしたようなことをするかもしれない、この世の中のあらゆるクズどもへの警告。女性に攻撃やハラスメントを繰り返す連中は、彼を見れば、自分たちの行動がどんな結果を招くかわかるわけ。それって、役に立ってるってことになるでしょ」 「どうなのかなあ……」 「あら? あなたのこと、不服従だって報告すべきなのかしら? ジェンダー平等委員会は、新法を支持しない女性がいるのを聞いたら喜ぶと思うわ。もっと軽い罪を犯したのに、国内テロリストってレッテルを張られた人、見たことあるもの」 「ああ、カレン、そんなのやめて……あたしはそんなこと言ってないわ……良いシステムだって言いたかったのよ。ただ、あたしたちがしてることって、あたしたち自身をあいつらと同じレベルに落としてしまうんじゃないかって心配してるだけなの」 「もちろん、あたしたちの方が優れてるわよ。だって、あたしたち、女性だもの」 「そ、そうよね。確かに。ど、同意するわ……。ええ、確かに、あなたの言う通りよ」 「でしょ? 分かってくれて嬉しいわ。じゃあ、ケイリーが男たちにかわるがわる犯されるところを一緒に見ない? 今夜、ネットTVで配信されてるって聞いてるの」 If you like this kind of stories, please visit Nikki Jenkins' Feminization Station https://thefeminizationstation.com/home/
 No choice 「選びようがなかった道」 やめられない。やめられたらいいのにと思うけど、昔の自分に戻ることに比べたら、息を止めるほうが楽だろうと思う。手術のことを忘れること? お洋服やお化粧や髪の毛のことを気にしなくなること? 失った友達のことを考えないこと? 自分は女性だと宣言したことで不可逆的に変わってしまった人間関係を考えないこと? いや、それらは本当のところは問題じゃない。そんなのいくらでも変えられる。でも、自分の心は変えられるの? 心を変える戦いは? その戦いには戦わずして負けている。 別の選択をできたかもしれない様々な局面。その時のことをすべて思い返す。今に至ることが、全部、一度に起きたわけではない。スイッチをカチッと入れ直して、ハイ、女になりましたというものでは決してない。いくつもの一連の決断が続いた結果が今の自分。そして、ひとつ一つの決断をするとき、一つ漏らさず、あたしは知る限り最大限に女性的になる道を選んできた。 でも、なぜ? これが始まる前は、あたしはただのごく普通の男だった。確かに、性癖はあった。女性化についてのストーリーを読むのが好きだったし。でも、他の点では、あたしは普通だった。それにストレートだったし、否定できないほど男おとこしてた。じゃあ、何が起きたのか? あの状態から今の状態に、なぜ進んできたのか? その理由は? ちんぽ。 それが答え。何が原因かは分からないけれど、2年ほど前のある日、あたしは急にソレが気になり始めた。通りを歩いてると、知らない男性の股間に目が吸い寄せられてしまう。ポルノを見るときは、トランス女優のポルノを見ることが多かったけれど、その女優やトランス女優とセックスするのはどんな感じなんだろうなとは思うことはなかった。いや、その逆。あたしはセックスされる側になりたいと夢見るようになっていった。そして、こういったことは、簡単に無視できるような単なる夢ではなかった。現実的な切望になっていた。しかも、とても強く手ごわい切望になっていた。他のことは、ほとんど何も考えられなかった。だから、この切望の実現のために自分が何か行動するのは時間の問題だと思った。 あたしの初めての体験は、 Grindr(ゲイ・バイ・トランスなどに特化した出会いサイト)を使っての出会いだった。安モーテルでの、手っ取り早い火遊びを求めていただけの胡散臭い男性との体験だった。あの時、頭の中で、こんなこと止めたほうがいいよと叫ぶ小さな声が聞こえていたけれど、あたしは、まさに、あたしがしてあげたいと思ったことを彼にしてあげた。そして、そのお返しとして、彼はあたしがしてほしいことをあたしにしてくれた。この体験で、堤防が決壊し、その日を境に、あたしは男性とセックスしない日は一日もない生活を始めたのだった。 しばらくたち、それだけでは満足できなくなった。ゲイになりたいわけではなかった。そうじゃなく、あたしは女性になりたかったのだ。そして、まさしく、その望み通りに自分自身を変えていった。一歩ずつ、自分を女性化していった。最初はホルモン摂取。次に、服装、お化粧、そして整形手術。あたしは、あたしが知ってるみんなに変身した姿を見せた。そして、より女性的になればなるほど、あたしがあれほど切望しているペニスを手に入れることが簡単になっていった。 そして、今のあたしがここにいる。かつてのあたしの面影はほとんどなくなっている。ヤリまん女と呼ばれた回数は数えきれない。そう呼ばれて、最初は傷ついたけれど、それを気にする時期は通り過ぎた。ヤリまん女と呼ばれることで、欲しいものがもっと得られるのなら、それはそれで構わない。あたしは、まさにそういう人間になるのだから。 If you like this kind of stories, please visit Nikki Jenkins' Feminization Station https://thefeminizationstation.com/home/
エピローグ: 急に家の中が静かになった。夫は、妻が何か言ってくるのではないかと聞き耳を立てた。だが、何も聞こえてこない。聞こえるのは、自分自身の呼吸音だけ。それが、やたら、大きく聞こえる。 ……ちきしょう。まだちんぽが立っている。あの男のせいで勃起してしまった。もし、俺が今から寝室に行って妻とヤッたら、まるで、俺が仕組んであの男にヤラせたみたいになってしまうじゃないか。 くそっ!」 夫は黙ったまま、何とか手の拘束を解こうと、もがいた。もがき続ける間に腕に血液が戻ってきて、それに応じて勃起していたペニスもようやく落ち着きを取り戻した。あの行為の間、彼は、妻の身に起きていることに腹を立て屈辱を味わっていたのだが、彼のペニスはそんな彼の感情を裏切り、寝室から聞こえてくる音に興奮し勃起していたのだった。 どういうことか彼自身にも分からなかったが、あれは非常にエロティックであった。そして、彼が頭に浮かべた想像上の光景は、現実に寝室で起きていた光景と等しいか、それ以上の扇情性を持った光景だったのである。 ベッドに横たわる愛する妻。黒人男にすっ裸にされ、最も大切な部分を晒されている。そんな光景だけでも十分にエロティックだ。だが、夫は、頭の中、その妻が男の肉体にしがみつき、自分から腰を突きあげ、男の黒い巨根をより深く取り込もうと必死に動いている姿をイメージしていたのだった。 彼が手の拘束に依然として手こずっている間に、彼の妻がようやくドア先に姿を現した。ローブを羽織ってはいたが、その歯だが汗でテカテカに光っているのがはっきりと見えた。彼女は、うつむいたままではあったが、夫の拘束を解くために彼のそばへと歩み寄った。その時の彼女の歩き方を、夫は見逃さなかった。ふらふらとよろめきながら歩いてくる。脚に力が入らないのだろう。それほど強烈なセックスをされたということなのだろう。 最初に口をきいたのは夫の方だった。嫉妬心が声に出ていた。 「あんなに声を上げる必要があったのか? まるで本気で楽しんでいたような声だったぞ」 妻自身、キッチンに入る前から、そのことを考えていて、どんな点についても認めないことにしようと決心していた。彼女は鼻をすすり、今にも泣き出しそうな顔をした。 「あの人に、あたしに会いに寝室に行けと言ったのは、あなただったでしょ? あなたがそう言うのが聞こえたわ。あの男がやって来て、彼が黒人なのを見て、本当に信じられない気持ちになったわ…… ……どうして、あなた、あんなことができたの? 黒人男をあたしがいる寝室に送り込むなんて? 最初、あなたが望んで彼を送り込んできたと思ったわ……彼にあたしを……あたしを犯させるために……。実際、あたしには何もできなかった。あの男にされるままになる他なかった……」 彼女はそこで少しの間、沈黙した。 「……あなたよりもちょっとだけ大きかったわ。でも彼はいつまでもし続けていて、一度終わっても、また……ヤリたいって……F…ファックしたいって。あたし、言うなりになって、喜んでいるフリをする他なかったわ。あたしやあなたに暴力を振るずに、おとなしく出て行ってもらうためには、そうする他なかったのよ」 彼女はFで始まる言葉を使った。彼女は、性行為を指すのにその言葉を使うことはめったにない。夫は妻がつい先ほど自分に起きた出来事を表すのに「ファック」という言葉を使い、男がもっとヤリやりたがったというのを聞き、奇妙なこととはいえ、ペニスが蠢きだすのを感じた。少し大きくなってくるのを感じる。 「き、君は……楽しんでたんじゃないのか? あの声はそれにしか聞こえなかったような……」 と夫が訊いた。声が震えていた。 彼女はキッチンの引き出しのところに行きナイフを取り出した。そして、夫の手を拘束しているロープを切りながら語り始めた。 「もちろん、楽しんだりしなかったわ。レイプされて喜ぶ女は存在しないって話、聞いたことないの? あたしは演技していただけ…… ……ほら、分かるでしょ? 気分を盛り上げるわけでもないし、感情もない。どうして、あたしが赤の他人を相手に楽しめると思うわけ? あたしが愛してるのはあなただけだって、あなたも知ってるのに」 夫は妻の言葉を信じたかった。だが、あの声は? 彼女の喘ぎ声は? 彼女の言っていた言葉は?…… どうしても妻の話しが信じ難い。 もし楽しんでいなかったとしたら、そもそも、あんな声を出す必要すらなかったじゃないか。男は、妻が楽しもうが楽しまないが、どのみち妻を犯して、同じように家を出ていけば、それで済んだはずだ。 手の拘束を外してもらった夫は、立ち上がって妻に訊いた。「警察に連絡すべきだと思う? いろいろ尋問されると思うけれど……」 妻は、夫が警察に電話するのを何とか引き延ばしたいと思った。警察にいろいろ訊かれるのは望まなかった。電話するのを延ばすための言い訳を求めて、彼女は、話題を逸らそうとした。 「いっぱい盗まれた?」 「いや、取っていったのは、キッチンにあった食器とテレビだけだよ」 夫は警察に電話しなくてもよいかもしれないと思いつつ、答えた。「取っていく様子を見ていたけど、あいつはビデオプレーヤーやDVDプレーヤーには目をくれもしなかったなあ……」 そういいながら彼はキッチンを出て、寝室へ向かった。 寝室には、彼のズボンが床に置かれたままだった。札入れを確かめると、お金が入ったままだった。それを見て驚きつつ、夫はキッチンに戻った。 「あの男、札入れから金を取ってもいかなかったよ。ベッドの……ベッドの真ん前の床に落ちていたのになあ」 そこまで言って、ふと、夫は口をつぐんだ。妻と男が夫婦のベッドにいる姿を想像したようだった。「多分、あの男は君をひと目見るなり、この家に泥棒に入ったことを忘れてしまったようだね」 「あら、だとしたら、あたし、その点でもこの家を救ったことになるんじゃない?」と妻はあいまいな笑みを浮かべた。 夫はそんな妻の返事に顔をしかめた。まるで、彼女が泥棒に気持ちよくセックスさせてあげたことを自慢しているように聞こえたからだった。
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